【人】 二年生 田邊 夕鶴― 当日 ― わあ。可愛いね。 うんうん、昨日よりもお姉さんに見えるよ。 とても似合ってる。 [お祭り会場にて。 昨日社務所で出会った女の子と行き合えば、 くるりと回るその姿>>3に微笑んで、そう言った。 ちなみに私の方の服装は、至って普通の、ただの私服。 篠田屋さんで購入した白いTシャツに、下はショートパンツ。 浴衣の皆さんが結構な暑さの中にいるとはつゆ知らず、>>47 こちらは涼しさに全振りした感じの服装である。] 小雪ちゃんも、よき一日を。 [背伸びをした挨拶にはそう返し。 隣にいた小雪ちゃんの母親にも会釈をして、 二人と別れ、お祭りの喧騒の中へ。] (189) 2021/07/23(Fri) 23:54:36 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴…… はなひらきますように 、かぁ。[小雪ちゃんの言葉で思い浮かんだのは、 昨日の帰り、私がお参りした時の願い事。それは、 思春期真っ盛りで色々と複雑な弟が、 私に冷たくするのを、早くやめてくれますように! ……である。はなひらくのかな、これは。 どこかで聞いたような話?似た者姉弟? ]これには深ーい事情があるので、 そんな事はないと思うのだけれど。 仲直りのお願い事の最中に、 ちらりと別の顔が脳裏をよぎったのは、まあ、確かにそう。 (190) 2021/07/23(Fri) 23:57:46 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 青果店の屋台 ― [一人ぶらぶらと、あちこちの屋台を覗きながら。 辿り着いたのは、青果店の屋台前。 その時、堂本先輩は顔を出していただろうか? ……混雑しているようなら、また後で。と出直そうか。 高校で先輩と再会したあの時。 気付くかな、という少しの悪戯心と、 気付かないかも、という少しの不安の中。 名乗りもしなかった私にくれた先輩の笑顔を見て、>>94 はにかむように、私も笑った。 それからは、また青果店の前を通れば挨拶をして。 おばさんの姿がもう見られないのを、悲しく思って。 おじさんとの勝負の話だって聞いていたはず。 私は勿論、先輩の売り上げに貢献しようと思うわけで。 もし持ち帰り可能なのだったら、 キュウリは四本、家族の分まで買って行くつもりだけれど。 ……その代わり、トウモロコシも一本買うのを許してほしい。 持ち帰り不可なら、キュウリを一本だけ買って食べながら、 私はお祭り会場をまた、ぶらぶら歩くつもり。]* (191) 2021/07/24(Sat) 0:00:27 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a38) 2021/07/24(Sat) 0:07:23 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a39) 2021/07/24(Sat) 0:17:05 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[私が、殊更に無視をしたのはね。>>89 あの時のお祭りが特別だったから。嫌でも思い起こされて。 あの日、差し伸べられた掌に>>104 自分のそれを重ねて、ぎゅっと握りしめた。 「ヒーローが人攫いしちゃうの?」って 君の仮面を見て笑いながら、追手(仮) (悪の組織かな?) から逃げるように、走って境内に行ったよね。 繋いだ手は、互いにまだまだ子供のもので、 大きさだってそう変わらなかったと思うけれど。 引っ張られるに任せて、笑い声をあげながら、 私は君に攫われた。 あの日。 色とりどりの花火に照らされた、君の横顔は丸みを帯びて。 私から目を逸らす今の横顔とは、輪郭が重ならない。 高くなる身長と反比例するように、 今の君の声は、昔よりもずっと低くなり。 私達はまだ子供で、でも、大人になってしまった。] (206) 2021/07/24(Sat) 7:40:16 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[私がそっけなくしても、 蓮見くんは何でもないように見えた。それどころか、 「蓮見くん。プリント。」 「蓮見くん、ノート提出忘れてない?」 「蓮見くん。」 「蓮見くん。」 ……気まずくたって、同じクラスで 話す用事はいくらかあって。 そんな時も、私達の視線はどこか食い違っていたような。 私はその度に、むっすりとした顔を向けたのだけれど。] (208) 2021/07/24(Sat) 7:45:53 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[……だけど、ずっと同じクラスにいて、 一度も目が合わないなんて事、ある?>>111 例えば。 席替えで、隣の席になった時。 夏の、プールの授業のあとに、私は眠気を堪えきれなくて。 運が良いのか悪いのか、板書の多い、社会科の先生の授業中。 いつもなら真面目にノートを取っているはずの私が、 頬杖をついて、うつらうつらと舟を漕ぎ。 一瞬、記憶が抜け落ちた後に、 ズルっ!ガタっ!……と頬杖が外れたあの時とか。 びっくりして飛び起きた私は、 一体どこをぶつけたんだったか覚えていないのだけれど。 あの時ちょっと大きな音が出て、だから、 さすがの君も驚いて、 とっさに君を見た私の視線から、 逃げられなかったんじゃないかな。 そんな事だって、あったでしょう?] (209) 2021/07/24(Sat) 7:47:36 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a45) 2021/07/24(Sat) 7:51:29 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 屋台列:青果店>>198 ― [堂本先輩が売り上げを喜んでくれて、 しみじみと言われた台詞には、 嬉しいやら気恥ずかしいやら、先輩の反応が楽しいやら。 そんな気持ちの滲んだ声で、良かったです、と笑い。 まとめ買いしたので、ここでは食券を使わずにお会計。 野菜を袋詰めする手元を見守っていたら、 先輩が親切な提案をしてくれて、私は顔を上げた。] え、いいの? ……あっ。 [つい、素の言葉が出たのに気付いて。 しまった、という顔で言い直す。] ……いいんですか? お邪魔にならなければ、お願いできたら、嬉しい、です。 [恥ずかしさのせいで、言葉の最後が途切れ途切れ。] (265) 2021/07/24(Sat) 14:15:51 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[だって、あの頃は。 一つ上のお姉さんの事「明菜ちゃん」って呼んでいたし。 打ち解けてきたら、敬語だって自然と取り払われた。 でも高校に上がったら、先輩後輩だから。 そういう所、ちゃんとしようと思っていたのだけれど。 時々気が緩んで、特に校外では、 こうして昔の口調が出てしまう事があって。 先輩は気にしないかもしれないけれど。 澄まし顔の私が、自分でやり始めた事なので。 毎度、ばつが悪い。] で、では。そちらの品は、 また後程取りに伺いますので! 失礼しますっ。 [恥ずかしさを誤魔化しきれなかった私は、 敬語の戻し加減(?)がやや過剰になりつつも、 その場を足早に立ち去ったのだった。]* (266) 2021/07/24(Sat) 14:18:01 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a56) 2021/07/24(Sat) 15:06:06 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 花巻庵の屋台付近 ― [私が青果店にいた時間はそう長くもなかったと思うから、 花巻庵の方に辿り着いた時は、 見知った顔がまだ揃っていた頃合いで。>>242 この辺かな 私は思わず、近くの木の陰に隠れた。 あのですね 私の思う、可愛いを集めた女の子と>>69 私の方に、目もくれなくなった男の子が>>241 お祭りらしく浴衣と甚平姿で並んで楽しく仲良さそうに(あ、名前も呼んだ?)お喋りしているのを見てしまったのですが、 それは。 もう一人、浴衣姿の男の子もちゃんと目に入ってるのだけれど さっき見かけた不良っぽい人、蓮見くんご本人だったとか 篠田さん何で一緒にいるのかな、浴衣すごく可愛いなとか ついそっちに気を取られて、ごめんね稲出くん。 ] (297) 2021/07/24(Sat) 18:22:13 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a64) 2021/07/24(Sat) 18:31:06 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 花巻庵の屋台付近 ― ………… ………… なんか [チャラいです。 (感想提出>>316) こちら、木の陰に潜む私です。 今現在、私視点、蓮見くんは 最高に可愛い後輩の女の子とお祭りデート中にも関わらず 屋台の店員の女の子にもチャラチャラ声を掛けて>>318 チャラチャラチャラチャラと え?いつもそんな事してるんですか??? という感じで その甚平すごく似合ってるね。いろんな意味で。 本当に楽しそうで何より。>>319 そんな事を考えながら、睨むようにその背中を見送っていると え……? 嘘…… 三人目…………?? と、その声が聞こえたならそう思ったのだけれど>>322 とりあえず篠田さんと稲出くんが二人になったのはわかって、 私はちょっと何がなんだかわからなくなってきて、 あれ…………??? ……とりあえず、本来の目的を果たそうと思った。(買い物)] (327) 2021/07/24(Sat) 20:30:08 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 篠田さんと私と大丈夫じゃない話 ― [楽しんでいると言う篠田さんは、 私の挙動不審を訝しんでいる様子。>>353 そうだよね、私も何がなんだかわからないよ と思いながら視線を彷徨わせていれば、 篠田さんが服装の話を振ってくれたので、 ありがたく乗らせて貰った。] そっか、浴衣って暑いんだ。 ……うーん、でも。 やっぱり、いいな。浴衣。 私も頑張って着てみれば良かったかな、なんて、 ちょっと思っていたところ。 [そう。さっき、篠田さんを見てそう思った。 もっと可愛かったら良かったのかなって。 ……でもそんな思考、今は振り切って] あ、このシャツもすごく良いけどね! うん、涼しくて。 サイズ感も丁度いいし、気に入ってるんだ。 [と笑っていたのだけれど。] (365) 2021/07/24(Sat) 23:07:17 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴え。 ばったり? …………そう。 [それを聞いて。しばし固まって。 ……私は耐えた。何とか耐えた。 と言っても気力だけでコントロールできるものではないので、 どうしても止められなかった羞恥の分、 うっすら顔に血が上ったけれど。まだうっすらの範囲。] あ、大丈夫。 私、たい焼き、まだ食べてないから。 これから行ってくるね。うん。 篠田さんも、稲出くん待たせているんじゃない? そろそろ、行かなくて大丈夫? [どうにかまともな事を言えば、 篠田さんは納得してくれたかな。 まだ何かあれば、なんとか、返事をしたと思うけれど。] (366) 2021/07/24(Sat) 23:09:56 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[大丈夫だと信じて貰えたなら、 見送る時には、声掛けてくれてありがとうね、と ちゃんと先輩らしく振る舞って、お見送り。 お見送りできた?できたかな?? それなら早速人のいない方向にに顔を向け] だいじょうぶじゃないです…… [今度こそ羞恥に耐えかねて、私は両手で顔を覆った。 ばったりって。 じゃあ、私の奇行は一体……。 ただの奇行!! その後大丈夫になるまで、 しばらくその場で深呼吸した……。]* (369) 2021/07/24(Sat) 23:14:04 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 花巻庵の屋台 ― [そんなこんなで、色々あったけれど。 篠田さんと話した後、 落ち着きを取り戻した(はずの)私は、 本来の目的だった、花巻庵の屋台に来ていた。] (374) 2021/07/24(Sat) 23:51:39 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[私が初めて買った、水羊羹。>>162 教えて貰った通り、竹の容器を綺麗に洗って、 きらきら輝くビー玉を入れる宝箱にした。 悩んで選んだ、水まんじゅう。>>163 ぷるぷる震える姿が子供心をズキュンと射抜き、 散々悩み抜いた結果、あの日は水まんじゅうを買って。 食べる際に皿に出し、ずーっとふるふる揺らしていたら、 祖母にいい加減にしなさいと怒られた。 ぷるぷる食感ももっちり餡子も美味しかった。 やっぱりこっちも気になって、次の機会に買った柚子寒天。 実は、固め食感の良さ、最初の時はわからなかったのだけれど。 中学生になって、祖父母宅から足の遠のいた私に、 季節の便りとして送られて来たのがこれだった。 その時、この寒天の喉ごしの楽しさに目覚めて。 ふわりと香る柚子は、高校生になった今も私のお気に入り。 そうやって、私の日々の中に、 花巻庵さんのお菓子はいつも存在していて。 だからあなたの面影も、 頭の中のどこかに、いつも残していたはずなのに。] (376) 2021/07/24(Sat) 23:55:15 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[本当に、どうして気付かなかったんだろう? ヘアクリップが無くたって、 「いらっしゃいませ」の笑顔だけで、 気付いてもよかったのに。 お家の和菓子が大好きな女の子。 いつもニコニコ笑って、お勧めを一生懸命説明してくれた、 そういうところ、変わっていないんだなって。 それから。 どんな格好をするのかなって>>76 確かめられなかったあの日の答えが、目の前に。 その浴衣は、今の彼女によく似合っていて。 でも私は、それを着た彼女に笑顔の花が咲く事が、 何よりも一番嬉しいのだった。 よかった。本当に――] (だからそれについては、感謝しておこう。 そもそも、花巻庵さんの娘さんなら 蓮見くんの、幼馴染だったわけで…… チャラチャラチャラチャラとか思ってごめん。 チャラチャラチャラ に減らしておくね>>340 あ、篠田さんの事も誤解だったら チャラチャラだね うん、普通に戻ったね……) (379) 2021/07/24(Sat) 23:56:50 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新