人狼物語 三日月国


28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】

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【人】 調香師見習 ノア

[店内の奥からこちらに向けて
挨拶をするマチさんの声が聞こえる。>>118
続いて、彼女の近くに居るのだろう
スタンレーさんに紅茶を勧められて、>>122
私は霞んで見えない中の彼らに、
ゆるりと首を振って見せた。]

ごめんなさい……
せっかくスタンレーさんに連れてきて貰ったのに。
私、家にひとを待たせてて、
帰らなきゃいけなくて。


[開店時間までには戻るとナミさんに言っていた。>>49
アルジャーノンさんが家に来たのは今日の朝で、
だからすぐに行けば会えると思っていた。]


…私の用事は急ぎでもないから、
出直します。


[アルジャーノンさんが居るのなら、
みんなの用事が終わるのを待っていたかもしれない。
けれど、いつ帰ってくるかもわからないのなら、
留まってはいられない。*]
(131) 2020/05/14(Thu) 1:33:56

【人】 調香師見習 ノア

─ 仕立工房 ダニエル・ゴードン ─


…失礼します。


[金貨と金平糖ギフトを胸に店内のみんなに一礼して、
そっと店先から離れようとした時、
奥からこちらへと歩いてくるマチさんの気配に>>136
私は振り返った。]


伝言……


[彼女の申し出に持っていた金平糖と金貨をぎゅっとする。


『ノアさんは第一に、ひとに頼るということを
覚えて頂きたいですね。』


師匠の声が脳裏に響く。
いつも言われていること、更には上記ではぬるいと
寧ろ人を利用するくらいの心構えでいて下さいと
肩を掴んで力説する師匠は行き過ぎな気がするけれど。]
(149) 2020/05/14(Thu) 12:01:45

【人】 調香師見習 ノア


───…ぁ、ではその、
お願いしても…いい、ですか…?



[優しい声音のマチさんに遠慮がちながらも、
金平糖と金貨───更にいつも鞄に入れている
日々草flower柄の香袋を添えて
アルジャーノンさんへ渡してほしいと伝言を依頼した。*]
(150) 2020/05/14(Thu) 12:01:47

【人】 調香師見習 ノア

✰⋆ 。:゚・*☽:゚・⋆ 。✰⋆ 。:゚・*☽


アルジャーノンさんへ



ドレス、届けてくれてありがとう。
星空のようなとても素敵なものだって、
きっと、師匠も気に入ってくれると思います。

だから、お詫びの必要はなくて
だから、この金貨は受け取れません。


           ノア  

✰⋆ 。:゚・*☽:゚・⋆ 。✰⋆ 。:゚・*☽
(151) 2020/05/14(Thu) 12:01:50

【人】 調香師見習 ノア


…はい、またの機会に。

大丈夫です、説得力ないかもですが、
こう見えても昨日も2度、こちらと家を往復してるんです。

ひとりで。


[帰路を心配してくれるスタンレーさんには>>138
そう応えて微笑んだ。

彼は正午から約束の相手がマチさんであることは
漏れ聞こえてきていた話声からわかっていたし、>109
そうではなかったとしても、
師匠の溜息が聞こえてくるけれど、

流石にこれ以上は甘えられない。]

じゃあ、もう行きますね。
奥のひとにも宜しくお伝えください。

[窺うような視線に顔を向けて。>>126

今日はありがとうございました、スタンレーさん。
良いタナバタ祭りを。*
(152) 2020/05/14(Thu) 12:24:41
ノアは、>>152 誤 彼は正午から約束の相手が 正 彼の正午からの約束の相手が
(a78) 2020/05/14(Thu) 12:27:31

【人】 調香師見習 ノア

─ お昼:調香店『ディアス』 ─ 


……食い入るような視線を感じます。


[あれからせっかく、開店時間前に戻れたにも関わらず、
ディアスの開店はお昼過ぎになってしまった。

というのも、起きてきた師匠がナミさんと一緒に
ドレスに着替えるようしつこく迫ってきたからで、
試着だけの筈が、ドレスに合う髪型が、化粧がと
見えない鏡台の前に座らされてあれやこれや、
気付けば正午を超えていたのだった。]


…あ、あの、もういいですか?いいでしょう?
こんな格好で店に出てたら変ですから……!


[私にはどんな格好かわからないのだけれど、
でも、なんだろう、なんだか落ち着かない。]
(158) 2020/05/14(Thu) 13:14:43

【人】 調香師見習 ノア


汚してしまうかもしれないし……


[自室へ着替えに戻ろうとするとガシッと肩を掴まれる。]


師匠〜〜〜〜〜!


[人知れず師匠と弟子の攻防が繰り広げられていた。*]
(159) 2020/05/14(Thu) 13:14:46

【人】 調香師見習 ノア

─ 回想:『ゆきのや』 ─ 


……うん、元気してた。


[駄菓子屋さんには私以外にもお客さんが居て、
邪魔にならないよう離れて、
話しかけるタイミングを測っていたのだけれど、
ユキくんが気付いて声をかけてくれた。>>134
いつものように。]


ユキくん、師匠みたいなこと言ってる。
師匠、今年は特に意気込んでて大変なんだから。


[茶化すユキくんに笑いながら応える。>>135
師匠のことは、よくディアスまでお菓子を届けに
来てくれる彼は知っているだろう。
師匠も駄菓子が好きで、専用の籠にはいつも
この『ゆきのや』さんのお菓子が切らされることなく
常備されている。]
(165) 2020/05/14(Thu) 14:23:55

【人】 調香師見習 ノア


…運命の相手って、
出逢ったらわかるものなのかな──…


[金平糖を手際よくラッピングする様子を眺めながら
ぽそりと零して、綺麗に包まれたそれを受け取れば、
ありがとう、と微笑みを返した。

ユキくんは時折、お薦めのお菓子を分けてくれる。
掌に握らせてくれるそれは、いつもどれも美味しくて、
初めて師匠に話した時は

『餌付けされているのですか?!』

なんて言って詰め寄られたりしたっけ。]


…お店は大丈夫?


[送ってくれると言う彼に確認して、問題なさそうなら
申し出を受ける。
ユキくんに送って貰うのはこれが初めてではなく、
今までも何度かあったから、変に緊張することなく素直に
厚意に応えることが出来ていた。*]
(166) 2020/05/14(Thu) 14:23:58
調香師見習 ノアは、メモを貼った。
(a103) 2020/05/15(Fri) 0:14:31

[それから数年、彼との関係は誰にも気づかれなかった。
しかし、この頃から兄の様子が変わってきたように
感じていた。というのも、
あと数年で輿入れ予定のフィオーレ嬢への、
兄の執着が、ひどくなっていたのだ。
それを、彼にだけは伝えていた。
検閲官に気づかれないように、
賢い彼だからこそわかるような、問題の書き方で]

そして、色々があり……今がある。

[神殿で禊のように働いている兄にも、
偶に会いにいくようにしている。
シュテルンポレール殿下との婚姻の件を告げた時、
彼は全く動揺しなかった]

どうして、驚かないの?

"隣国で相手のいない王子は
シュテルンポレールしかいなかったからな"


でも、私が彼との婚姻を受け入れないとは?

"特には思わなかった。偶に彼と会う時の、お前の顔は…"


[
穏やかだった

そう言われて、不覚だったと感じた。
兄は、今の環境に感謝をしているとまで言い出した。
いつか、儀式を取り仕切る立場になれたら。

そんなことさえ、言っていたような。]

【人】 調香師見習 ノア

─ 調香店『ディアス』 ─

[結局、着替えさせてもらえないまま。
だって師匠、今日はずっと───といっても
まだ2.3時間だけど。私にとっては8時間くらいの体感…
店に居たのだもの。
機嫌よさげにお客様の前でも平気で頭を撫でてくるし。
私の知らない外での師匠の、気難しくて近寄りがたい雰囲気、
どこに置いて来てるのだろうっていつも思う。
師匠にとって私は弟子というよりは、きっと猫。]


──お祭り用に作ったポプリ、手にとって貰えてよかった…


[残り数個になった籠を手に私は顔を綻ばせる。
ソラの木を乾燥させて薄い花びらにしたサシェは
お客様に提供するものとして、私が初めて師匠に頼らず
開発から携わったもの。]


…え?もうお店閉めるのです?


[すぐ傍で、降ってきた師匠の声に私は瞬く。
店内に差し込む西陽に、夜が近いことはわかるが、
閉店時間にはまだ早い。
理由を聞けば、せっかく綺麗にしているのだから、
店に居ては勿体ないと言う。]
(228) 2020/05/15(Fri) 0:49:38

【人】 調香師見習 ノア

 
 ───…また、運命の相手に出逢わないとって
言うつもり、ですか……?


[師匠のこの熱意はなんだろう。
私のことを考えて、なのだろうけれど、
わかってるけれど、あんまり言われると
なんだか寂しくなってくる。]


そんなに師匠は私に、出て行って欲しいの……?



[そうじゃない、そうじゃない。
どんなに師匠に大切にして貰っているか、
私が一番わかってる。
わかってるのに。]
(229) 2020/05/15(Fri) 0:49:42

【人】 調香師見習 ノア


…っ、ごめんなさい私…
頭、冷やしてきます……!


[動けないでいる師匠の傍を擦り抜けて、
私は店を飛び出した。*]
(230) 2020/05/15(Fri) 0:49:45
"ユウェル、はじまるよ"


[心配そうに、ポレールが顔を覗いた。
それを見て、リーベアムール王子が
"過保護すぎだろ"と苦笑している。

"兄さんも相当だよ?"


血を分けた兄弟とは、こういうものを言うのかも。]

"皆様、お静かに"


[神官のこの一言で、
その場にいるどんな王族でも黙ってしまうだろう。
この儀式の重要性は、
各国の王室誰もが知っているから。
父と母をみて、国王と王妃がやるべきことを、
ポレールとふたりで覚えていこう。

儀式が終わったら、国民に顔を出すことになるだろう。
それまでに、体力が戻れば良いな、なんて
ちょっと弱気なことを考えてしまっているが]

[時は過ぎて、昼。

客人の3人+1はここで一旦席を外すことになる。
ここからは、ブーヨプスキュリテ王国王族のみの、祈りの時間。
というわけで、客人の3人の会話でも]

おわったぁ……

"朝からもう……え、昼?"


"めっちゃ腹減った!!!"


"僕らは、お昼食べていいみたいだね"


"マジっすか。食おうぜ、フィオーレ……フィオーレ?"


いいなぁ……

[フィオーレ嬢は、廊下からふと見えた街中に視線を奪われていた。
兄と婚約者は、すぐに理解した。
"外へいきたい"ということを。フィオーレの具現化魔法-ビアンカ-は
フィオーレに同意した。]

"私がいるし、大丈夫じゃない?"

"軽い!ひどく軽いけど!フィオーレに町娘の服着せて!"


"かっる?!"

【人】 調香師見習 ノア

─ 通り ─


[よく見えない眼で走るなんてこと、
今までしたことなかった。
通りの賑わいも朝と比べて遥かに増していて、
店の外に出た後一瞬足を止めて、
広場とは逆方向、いつも行っている丘へと足を早める。]


大丈夫です…ごめんなさいごめんなさい…


[通りを抜けるまでは何人か声をかけてくれるひとも
居たけれど、私は俯いたまま謝罪を繰り返して、
ひたすら先を急いだ。


少しずつ少しずつ、道行くひとの声も気配も減っていく。
丘への一本道へと続く通りの終わり、
ふと硝子細工のお店の前で足を止めれば、
夕暮れのショーウィンドウに、
夜空のような藍色に滲む自分の影が映っていた。]
(243) 2020/05/15(Fri) 2:20:04

【人】 調香師見習 ノア

─ 丘の上 ─

[いつもの場所。
レインツリーの下へと歩いていけば、
芝生に寝転んでいるひとに足が触れて驚いた。>>237


っ!ご、ごめんなさい…!


[反射的に謝って、おそるおそる気配を探る。
こんな時間にひとが居るなんて、
ひとのこと言えないけれど、大丈夫だろうか。

というか、もしかして、倒れてる?]


大丈夫ですか……?


[呼吸の音がする方に顔を向けて
心配気に声をかけた。*]
(244) 2020/05/15(Fri) 2:20:10

【人】 調香師見習 ノア

─ 回想:『ゆきのや』 ─


ツイストドーナツ……?


[ユキくんの最近の流行を聞いて、瞬く。>>198
ドーナツでも前にブームだったミニドーナツとは
違うのかなと、いつものように押し付けられた
ひとつを手に考えた。]


…笑い事じゃないから。
大体師匠だって独身なのに。


[師匠のガーネットの瞳が赤い内に?私にはどうしても
幸せになって貰わないとって、きっと年々酷くなっていく
のだろうなって思う。
ユキくんの餌付け事件の時も、どんなひとなのかって
矢継ぎ早に色々聞かれて大変だった。
今ではただの『ゆきのや』さんの駄菓子の大ファン。]
(245) 2020/05/15(Fri) 3:13:55

【人】 調香師見習 ノア


もう、出逢ってる……



[ユキくんの冗談を真面目に受け取る。>>199
そうなら、いつわかるのだろう。
どうしたら、わかるのだろう。
わからないままな事もあるのかな?]



う、うん、ありがとう。



[ラッピングされた金平糖を受け取り、
ふたりで『ゆきのや』さんを後にする。
送って貰うのは私なのに、いつもユキくんは
師匠への手土産を用意してくれていて、うん。
餌付けされているのは、私よりも師匠のほう
なのじゃないかなって、思った。*]
(246) 2020/05/15(Fri) 3:13:59
調香師見習 ノアは、メモを貼った。
(a109) 2020/05/15(Fri) 3:29:08

【人】 調香師見習 ノア


!?

[前と後ろ、男性の声>>250と女性の声>>253が重なる。
二重音声に頭の処理が追いつかないまま、
先に不意打ちの男性を振り返った。]

…え、あ、いえ、私は今来たところで
こちらの方に気付かずに足を触れてしまって
様子を窺っていたところで

[仕立屋さんに居たことを口にしているということは、
あの時、奥でこちら窺っていたひとかなと後で
思い至るだろうけれど、今はこれが精いっぱいの対応で。
その顔については夜でなくでも、
私には見ることは叶わないことだった。]
(259) 2020/05/15(Fri) 12:40:08

【人】 調香師見習 ノア


それなら良かったです…
私は大丈夫…


[男性に応えれば、女性に向きなおり口を開く。
落ち着いた所作で隣を進める女性は、
後ろの男性を友人だと思ったようで、]

い、いいえ……


[続けて尋ねられたことに困ったように
誤解を訂正しつつ、眉根を下げた。*]
(260) 2020/05/15(Fri) 12:40:11
[街に出ると決まったらしい客人たちは、
当たり前ではあるが、急いで装いを変えることとなった。
町娘風の装いになったフィオーレ。
商人のような服装に着替えたムーティジェンティーレ。
そして、よくわからない服装になってるシュラーフェン。]

“なんの衣装?”

”これはね、騎士団の軽装”


”ダメでしょ?!


”知る人ぞ知る、騎士団の軽装だし大丈夫でしょ”


お兄ちゃんってば……

[妹に呆れられても、あまり気にしてはいないよう。
本当は、違うものだから。気づかれることはない。
しかし、懸念が一つ。

“フィオーレに町娘感皆無”


声をかけられては、厄介だ。
と兄は思うものの、婚約者が睨みを効かせるか。
なんて楽天的に考えて、3人は外に出ることにした]

【人】 調香師見習 ノア


いえ、そんな……私のほうが後から来て
失礼を働いてしまったのですから


[女性にゆるりと首を振る。>>261
星を見に来たという彼女に、
忘れていたわけではなかったけれど
師匠との色々で思考の隅に
追いやられていたことを思い出した。]


……星、綺麗なのでしょうね。


[そっと静かに口を動かせば、
見ることの叶わない景色に目を細める。

この場所で、ハニエルさんは星に触れることが出来ると
言っていたけれど。
“知る”ことで、
それが出来ると言っていたけれど。>>0:87
私はまだ、何も、なにひとつ知らない。
星のことも、師匠のことも


自分自身のことも。
(271) 2020/05/15(Fri) 16:05:07

【人】 調香師見習 ノア


…私の香りが、ですか?


[女性の言葉に細い睫毛を揺らせば、
結い上げられた髪に付けられていた
水晶の飾りが微かな音を奏でた。]


───…まだ見習いですが…


[調香師との問いに先刻の師匠の顔が浮かんで、
震えるように目を伏せる。
私の纏う香りを落ち着くと、
そう言って貰えて嬉しいのに
今はそれと同じくらい、胸が締め付けられる。]


…あ、あの、その前にお名前…
伺ってもよろしいでしょうか。
私はノア、 ノア・クラインと言います。


[女性の名前を聞いたら、控えめながらも
その隣に腰を下ろすだろう。*]
(272) 2020/05/15(Fri) 16:05:10

【人】 調香師見習 ノア


いいえ……

[驚かせたという男性にも、そっと首を振れば、>>263
彼が口にする朝の話に、あの時、仕立屋さんの奥で
こちらを窺っていたひとだと気付いた。]


…私です、
あの時はせっかくの紅茶を頂くことも出来ず
失礼してしまって……


[申し訳なさそうにして、女性と天体観測の途中だった
という誤解は訂正はしないでおこうと出かけた言葉を
心に仕舞う。]
(273) 2020/05/15(Fri) 16:11:23

【人】 調香師見習 ノア


手に取れそうですか……?


[男性に合わせるように、
私には霞がかった闇だけの空を見上げる。]


…『道化師』…さん?


[何を思ったのか、
静かにしているから居させて欲しいと、
私達から距離を取って座る男性。
彼のその振舞いに、一緒に居ても構わないのに、
気にしないのに、邪魔だと言って様子を窺っていた
昨日のジゼルさんの姿>>0:123が重なって見えた。*]
(274) 2020/05/15(Fri) 16:11:26

【人】 調香師見習 ノア


レッタさん……ですね。


[愛称で呼んで欲しいという彼女に
柔らかく応えて、そっとハンカチを敷けば、
その隣に座る。彼女からは凛としながらも
淑女を思わせる空気を感じていた。>>275
花に例えるなら、白いアルストロメアが
似合いそうな雰囲気。

彼女はこの時期、どのような景色が空に
広がるかを丁寧に教えてくれた。]


────…大三角に、星の河…
今、それらは見えますか…?


[見えない夜空を見上げながら、
今、実際にレッタさんが見ている
星空を問いかける。

静寂の丘に、広場で流れている音楽が遠く
微かに聞こえていた。*]
(284) 2020/05/15(Fri) 18:14:45

【人】 調香師見習 ノア

[ジゼルさんが、犬耳姿の私と師匠を
想像しているとは知らないことだけど、>>279
もし今、彼女が家でひとりなのだということを
知っていたら>>276、師匠の下に戻れない私は
最初に彼女を頼ったかもしれない。


こんな時、私が向かう場所なんてここしかないことは、
師匠にも分かり切っていることも知らず、
私は丘で一晩過ごすことも考えながら
訪れる夜を見上げていた。**]
(289) 2020/05/15(Fri) 18:37:38
[城下町。
さまざまな匂いや音がする場所に、
3人は来てしまった。来てしまったが、何気なく…]

“意外と馴染めたね”


”そうっすねぇ……はいはい、お嬢さん”


こ、これ!!

[ホッとしたのもつかの間、フィオーレが何かを見つけた。
名前を言うことは憚られるため、なんとなくで呼ぶと、
フィオーレは気にもせず、並べられている本を指差す。]

これは!シュネーヴェの本です!

”えー?………………ちょーっと店主”


[フィオーレの一言に、何を言ってるんだと思った兄も、
タイトルを見て顔が凍る。
本を扱っている店主に、声をかけて、
欲しいだけのお金あげるからこの本を買い取る、と
彼は言った。流石に、一瞬の出来事に店主も
シュラーフェンを訝しげに見ている。]

”いいかい?これがここにあるということは、
店主、貴方を…………うちで裁くことになる”


”それって、どういう……”

 




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