【人】 二年生 田邊 夕鶴[……わけわかんなくたって。いや、 わけわかんないからこそ、言いたい事があるんですけど? じゃーな、と向けられた背に。 それなら私は、 花火の音でかき消されないくらいの大声を、 思いっきり君に投げつける。 ] (152) 2021/07/25(Sun) 22:46:21 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[――その声で、君の背中を引き留められたかな。 歩みが止まらないなら、駆けて行って、 今度は私がその手を掴んでやる。 離さないから。 離さないでよ。 自分から追いかけて、掴まえておいて、 すぐに離すなんて、あんまりじゃない? ……せめて最後まで聞いてくれないと、 私は逃がすつもりない。 君を睨みつけて、私は口を開いた。] (154) 2021/07/25(Sun) 22:49:25 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴……っ、 ふつーーにしていられないんなら、 そんなの、もう、 意識してるのと同じじゃない! 意味ないでしょ!! [この言葉全部、自分に返って来ているなって、 さすがに理解してる。] 何でも言えばいい。 困らないよ。 そんな、 そんな理由で、 避けられる方が傷つくに決まってる。嫌だよ…… [言いながら、最初の勢いはどんどん萎んでいったけれど。 俯きかけた私の視界に、ひらりとリボンが飛び込んだ。] (155) 2021/07/25(Sun) 22:50:36 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[色々、自業自得だったのも、わかっているんだ。 我儘を言って、甘えて、八つ当たりして。 いつも君に、手を引いてもらってばかりで。 ごめんなさい。 だから今度は、私から言うね。 君の背後に咲いた、大輪の花火が消えるまでの一呼吸。 それで、覚悟を決めて。] (157) 2021/07/25(Sun) 22:52:51 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a40) 2021/07/25(Sun) 23:00:37 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a56) 2021/07/26(Mon) 7:33:01 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴― 花火の前:花巻庵の屋台 ― 「ゆづちゃん、でしょ?」 >>58[そう呼ばれて、私も同じ事を考えた。>>53 その声の響きが懐かしくて、 私も、うん、って頷いてから] 楓ちゃん。 [と、意味もなくまた名前を呼んだ。 ごめんね、ずっと気付けなくて。 ]きっと、その機会はたくさんあったはずなのに。>>56 あの頃の事も。 男の子だって思われる事、慣れてしまっていて 私は楓ちゃんの反応に違和感を抱けなかったから。 誤解について訂正しなかったせいで、 こんな近くにいたのにすれ違ってしまった。 ……でも、こうしてお互い気付けた今は、 いつかそれも、笑い話になるんじゃないかと思うんだ。 (242) 2021/07/26(Mon) 19:20:37 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[楓ちゃんの笑顔の中心で輝く、 その眼差しが、一瞬潤んだように見え。>>58 私も胸が詰まって。だから、胸いっぱいに詰めた思いを、 私もちゃんと伝えようと、口を開いた。 ……楓ちゃんの言葉を聞いて、嬉しくて、 少しだけ、鼻の奥がツンとしているから。 紡いだ言葉の端が、少し揺れてしまったのは見逃してほしい。] 私も、ずっと覚えてた。 私も、すぐに言えなくてごめんね。 その髪型も素敵だよ。 それに今日の浴衣、楓ちゃんにすごく似合ってる。 すっごく可愛いよ。 特に、楓ちゃんの笑顔は。 ずっと前から、私、大好き。 [その言葉に、目いっぱいの笑顔を添えて。] (243) 2021/07/26(Mon) 19:22:15 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[……あの時、楓ちゃんに何があったのか、私は知らない。 知ろうとする前に、逃げてしまった。 だから、今更それに触れる資格なんて、 私には無いのかもしれないけれど。 今日の楓ちゃんの恰好。浴衣の絵柄や帯の色、>>1:161 誰をイメージしたものか、すぐにわかる一揃いで。 他の誰のためでもない、あなただけの浴衣。 それと同じように、私の「大好き」も、 楓ちゃんを輝かせる想いの、一つになったらいいなと思う。 ……眼帯姿が、少しだけ勿体ないって? でも、そういうの大好きな人もいるから油断しちゃ駄目(?) 私は会話の合間に、昨日気にかかった事を尋ねてみて。>>0:54 傷の程度がひどくないと知れたなら、 安心して、よかった。と呟いただろう。] (244) 2021/07/26(Mon) 19:23:47 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[そして、私からのお願いもう一つ、 「お勧め」の注文も叶えて貰い。>>68 私はお勧めの通りに、 粒あんのたい焼きを一つ、楓ちゃんから受け取って。 お会計の方は、食券でお願いしたのだけれど。 渡された包みに、添えられた飴。 ……それに触れない楓ちゃんの顔を見て。 いいのかなと思う気持ちと、 野暮な事は言いたくない気持ちで、揺れる事しばし。] ……ね、楓ちゃんも、あとで休憩するよね? もうすぐ花火も始まるし。 実は食券が余っているんだけど、 もし良かったら、楓ちゃんもこれで、好きなの食べて。 私からの奢り。なんて。 [そう言って、私の食券をもう一枚差し出した。 勿論、楓ちゃんにも自分の食券があったかもしれない。 けれど、それとこれとはまた、別という事で。 貰うばかりじゃなくて、 楓ちゃんにもお祭り楽しいんで欲しいから。 さて、受け取って貰えたなら、 先輩として面目躍如、にっこりと笑い。 遠慮されるようなら、食券は引っ込めて、 私は屋台を後にしよう。]* (246) 2021/07/26(Mon) 19:27:41 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a64) 2021/07/26(Mon) 19:35:54 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴うん。 ううん、迷惑じゃない。 すごく嬉しい。 私も好きだから。 私も、朱鷺也が好き。 好きって気持ちが……今すごく嬉しい。 [私はそう言って、] (281) 2021/07/26(Mon) 22:07:59 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[……ちょっとね、悪戯心が湧いて。 そう、少し思う事。 君はまた、冗談と言ったけど……>>178 ヒーローの仮面を被ったくせに、>>1:104 私を攫って行った君。 それじゃ、悪の組織でも追いかけてくるのかな? なんて冗談には、ピンと来ていなかったみたいだし。>>1:235 そういえば、何でうちの住所わかったの。 って聞いたら、ねえ、なんて答えたんだっけ。>>0:207 友達に悪い笑みを向けてみたりとか。 楽しそうに、悪い事考えているような顔。 横目で何回も見たし、私も仲間に入れて欲しかった。 いつも悪ぶるんだから。 できるものなら、やってみれば?なんてお返しを。 私だって、一度くらいは言ってもいいでしょ? ――だから君の耳元に、唇を寄せ] (283) 2021/07/26(Mon) 22:11:32 |
【人】 二年生 田邊 夕鶴[…………我ながら、大胆な台詞を吐いて。 何様かな?どちら様かな??と少し冷静になると。 私は急に恥ずかしくなり、急いで君の耳元から離れて。 よし、私も言い逃げしちゃおうかな! と思考放棄。絶対、顔は真っ赤だし。 でも今度は君の事、置いて行ったりしないから。 とりあえず顔の熱を冷まそうと、 背を向ける事が許されたなら 「二人で花火、見よう!」 と言って、君の手を引っ張るつもり。]* (284) 2021/07/26(Mon) 22:14:21 |
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。 (a71) 2021/07/26(Mon) 22:24:43 |
(a73) 2021/07/26(Mon) 22:25:28 |
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