52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
全て表示
[ 男の言葉に内心舌打ちをしつつも
この場を切り抜けるには致し方ない事。
押し付けられる靴先。
今すぐにでも男の首の骨を圧し折りたい。
そんな事を思いつつも、相手は魔術師だ。
下手に手を出したら
更なる災難に見舞わされるかもしれない。
今は堪えろ、堪えるんだと
胸の裡で何度も繰り返し唱え
溢れ出そうになる激情を押し留めていた]
[ 迫って来ていたオークたちは
男の魔術…なのだろうか。
突然現れた巨大な、何か生き物の口のような
深い暗闇の中に呑み込まれた。
地下室に再び静寂が訪れる。
醜い怪物たちが姿を消した事により
束の間の平穏、肩の力が抜けて
手術台の上に上半身を凭れさせた]
[ そうして身体を休めていれば
仕事の話が男の口から告げられて
顔を持ち上げては視線を向けよう]
魔王なら何でも簡単に
手に入ると思ったのだがな。
……以外にそうでもないのか。
それに取り返す、と言う事は
その悪魔にむざむざと奪われてしまったと?
[ 取り返すだけだと、簡単な話に見えて
色々引っ掛かる事があった。
少し皮肉気に問いを投げ返してみたが
彼はどんな反応をしただろう]
[ 説明された直後に伸びてきた蔦には
思わず昨夜の出来事を思い出し
上半身をびくっと震わせては硬直してしまう。
また何かされてしまうのかと身構えていれば
蔦は怪我した脚に絡みつき、
表面を舐めるように這っていく。
訝し気にその様子を眺めていれば
何度もそれは這っていくにつれて
脚の痛みが次第に薄れていくのを感じた。
( まさか……治癒魔法? )
胸の傷が消えたのが蔦のお陰と知らなかった俺は
思わず目を瞠り、唖然としてしまった。
尚、悪趣味な回復方法だと思った事は
胸の奥に仕舞っておく
]
願いをなんでも、な……。
[ 正直願いを叶えてやると言われても
相手は魔王。そう易々と信じられる筈もなく。
しかしながら例えとして出されたそれに
片眉がぴくりと反応した。
当然出来るなら男に戻して欲しいし
解放されて自由の身になりたいのが
己の心情というもの。
元に戻して貰った後で
奴の息の根を止めるのが一番だろうか。
そんな事を思っていれば、
首を引っ張られ無理矢理上を向かされる]
[ 何でもいう事を聞く。
先程自分自身口にした言葉。
一体どんな命令をしてくるのかと
身構えて睨みつけるような視線を向ければ
意外な内容を告げてくるのであった。
( 俺の事を知ってどうするというのだろう。
元々殺そうとしていた癖に。
奴隷の事を理解しようとする主など
普通はいない……何が狙いだ? )
どんな心変わりがあったのやら。
正直に答えてやる義理などなく。
とはいえ、下手に答えて
散々な目に遭わされるのもごめんだ]
[ 俯き、顎に手を当て思案を巡らす。
暫しの間が空いた後、口を開き]
元々貧しい生まれだからな。
人の物を奪う事でしか生きる事が出来なかった。
出来なければ死ぬだけだ。
他の生き方なんぞ知らん。
貴様みたいに家があって金もあって
力のある者には理解出来ようもない。
[ まるでお説教をするかのような言い方に
きっぱりと些か強い口調で答えた。
声色には少し苛立ちが
滲んでいるのが分かるだろう]
[ 聞きたい事があればの話には
お前に聞きたい事など何もない、と言おうとして
ハッとしてはそれを喉奥に押し留めてから]
……お前みたいに、
どうすれば"力"を持てるか、だな。
魔族じゃないとやはり難しいのか。
[ 魔王と呼ばれるからには魔族だと
こちらは何の疑いもなくそう思っている。
実際そうかそうではないかは知らないが
これから先の事を考えて、より強くなりたい。
そう思っての問い掛けであった。
尤も、素直に答えてくれるとは
全くもって思ってもいないのだが]
[ 無理矢理爪先で頬を持ち上げられ
片目を眇めて不機嫌な顔。
質問の内容に眉根が寄った。
馬鹿にしてるのかと思いつつ
此処は正直に答えよう]
あるに決まってるだろ。
[ ぶっきら棒な言い方で言葉を返す。
金で買う事もあれば、
仲間内(仲間だとは思ってもいないが)
の女を抱く事もあった。
とはいえ、すぐに飽きるし
恋人のような存在がいた事はなかった]*
[ 父親はアル中で殴る蹴るの暴力を振るう。
母親は男の尻を追い掛けて、
子供たちはほったらかし。
食事は僅かな残飯だけ。
そんな家庭に育った男には
異性と恋をして、子供を作り家庭を作る。
そんな考えなど生まれる筈もなく。
愛を知らない心は歪むばかりであった]*
|
( 冷たい戦乱が心さえ凍らせていたかのように、 凝り固まった情緒は言葉として表すことが出来ない。 揺れる暖炉の炎にもう一つ薪を加えて、 再び机に向かおうとした時だった。 )
[ ────使い鳥の嘴とするには大きい、 硬質的な音色が部屋に反響した。 >>99 天候が雹に変わった様子でもない。 敵襲など有り得ない立地と高さだ。 加えて周囲は砦に収容し切れない人員が 軍幕を張っているものだから。 思い当たる前にナイトガウンの裾を翻し、 窓辺へ駆け寄った。 見れば薄闇の中に濡羽色の魚鱗めいたものが光っている。 思わず框に手をかけて、一息に頂点まで押し上げた。 ] (105) 2020/12/03(Thu) 22:07:18 |
| [ すると破れた布切れと不規則な黒鱗に覆われた脚が、 それに続いてヒトの輪郭を保った顔が視界に現れる。 血溜まりの如く濁った 瞳 であっても、 一度目の当たりにした其の姿を忘れる筈もなく。 吹き込む風に混じる死の匂いは、 彼女が長い長い闘争に身を置いていた事を悟らせた。 ] リヴァイ、お前…… 今晩はまだ三日月の筈──── [ 言い切る前に其れは窓の下枠に脚を掛け、 濡れそぼつ身のまま飛び込んで来た。 寛いだ衣装では一人分の質量以外に抗うものはなく、 衝突した威力に押されるままに後ろ向きに倒れ込んだ。 古びた絨毯から鈍い音が鳴る。 ] (106) 2020/12/03(Thu) 22:08:08 |
| [ 振動と共に全身へ打ち広がる様な鈍痛。 痛みには慣れてきたが、頭の中が揺れたまま治まらない。 深い瞬きを繰り返して定まらない視界を確かめるが、 一向に効果は出ない。 言うべき事も、迎える言葉も、募る話も、 沢山あった筈なのに。 瞼の裏に文字通り星が散る有り様では、 “ああ”と短く肯定を返すのが精一杯だった。 ] [ その実、狭義的な“無事”とは言い難く。 命を酷使したお陰で身体は重い上に、 受けた矢傷は今も包帯の内側で疼いている。
取引の『刻限』が迫る身体は、 不可逆で緩やかな衰弱の途中に在る。 ]
[ 分厚い生地に冷たい雫が染み渡る。 背へ控えめに回る腕があれば体温は尚更混ざり合い、 腕を広げて迎え入れようとした中途半端な格好のまま 疲労困憊への追い打ちとなった眩暈と戦っていた。 ]* (108) 2020/12/03(Thu) 22:09:53 |
[
長く伸びた赤みがかった黒髪に
均整の取れた細身の躰。
愛想も化粧っ気も無いが、
その分素の睫毛の長さやら
瞳の大きさがよく判る。
黙って笑ってりゃ
落ちねぇ男はいないだろうってなもんなのに
いやー、今にも素っ首掻っ切られそうな
すげぇ眼差しで見てくるんだもんなぁ。
ったく、こえーこえー。
たまんねぇなぁ、おい
]
言うねぇ。
ま、そういうワケだ。
元々俺様が造ったダンジョンで、
俺様が召喚したその迷宮の主だった筈なんだがなー。
[言いながら、片目を隠す前髪をかき上げた]
[瞼の奥。
眼球があるべき部分に広がるのは
光すら飲み込むような暗黒の虚空で。
痛くも痒くもねぇんだが、
当然こっちの方じゃなんも見えやしねぇ]
口達者なやつでさ。
ついうっかり盛り上がって、
あいつが言った
"ダンジョン全部を見渡す事ができると良いんですが"
って、呟きに
"おー?良いぞー?"
って返事しちまったんだよなぁ。
そしたらあの野郎、本性あらわしやがってよ。
水晶玉の一つでもくれてやるつもりだったんだが、
俺様の目玉そのものを持っていきやがった。
[お手製ダンジョン内を観察できる
特別な魔力回路を組み込んだ自分の眼。
アレが無けりゃ、こちとら商売上がったりだ]
つうか無謀な冒険者ちゃん達の
断末魔をじっくり間近で見たいからこそ
ダンジョンマスターやってる所もあるからなー。
あー……
すっげぇ辛いけどしょうがない。
目の前の奴隷ちゃんが苦しむ姿で
我慢するしか無いかー、という現状だな!
[最後はひっひっひと意地悪く。
蔦に絡まれ回復中のアシュレイちゃんに
残った片目でウインクを送るのだった]
[そんな訳で、色んな意味でデバフ中の今。
頼りになる相棒ちゃんを
絶賛生産中だったんだが────
まさか自分からやって来てくれるとはなぁ……
これも俺様の日頃の行いって奴か]
へぇ、貧しい生まれん中、
腕一本でのし上がって来たって訳か。
道理で歳に似合わず
修羅場慣れしてると思えば。
[ひゅぅ、と軽く口笛を吹き。
続く言葉にはぱたぱたと軽く片手を振った]
まー、確かに俺様には
家も金も力もあるけどさ。
その俺様の所有物な奴隷ちゃんも
この家を自分ちだと思ってくれて構わないし。
[オークとか徘徊してるし、
そこら辺中事故物件だが]
おちんぎんだって欲しけりゃあげようか?
[使える所に行けるかは別として]
そんで"力"を手に入れるにゃ、
やっぱ経験とマジックアイテムっしょ。
だからこそ魔術師は開発に心血を注ぐし、
冒険者の皆様方は、奪い取ろうと躍起になるし。
ちな、俺様も人間だぜぇ?
うっかり悪魔に騙されて、
眼玉を取られちまうレベルには善良な。
[俺様が魔族だと思ってたのか、と
カラカラと破顔して。
まぁ、モンスターを使役してっからなぁ。
要はちょいと才能のある召喚師なんだが
魔術系統に詳しくなけりゃ
魔族と思っても仕方がないだろう。
いやしかしこいつ、素直なやつだな……]
だから俺様の言う事を聞いて
がんばって経験を積みゃあ
お前さんだってこの程度にゃなれるってこった。
[首輪から伸びる魔力の鎖を、
チャリチャリと指先で揺らし遊びながら。
少しばかりセクハラな質問を
アシュレイちゃんに一つ。
……いやだってだな。
すげぇ真面目な顔で会話してっけど、
格好、すごいからな!?
服というよりもはやボロ布ってな有り様だし、
そのせいもあって、動くたんびに
手の平で握れるくらいのたわわな何かが
ふるふるしてやがるしさぁ。
これが元男の無防備さってやつか……
アシュレイちゃん、恐るべし……]
ま、色々知識があるのは助かる。
恋人ちゃんがいたんなら悪いがな。
お前さんはもう、俺様のだから。
[魔王様は独占欲が強いのである]
そんじゃさっそくご主人さまからご命令だ。
……俺様を誘って、性奴隷として満足させてみろよ。
別に貞操観念なんざ、持ち合わせちゃいないんだろう?
上手くできたら、
美味しいご飯と新しい武器防具をくれてやるよ。
別にその格好のままダンジョンに突撃したいんなら
俺様はそれでもかまわないしなー。
[下手な真似をするようなら、魔力の首輪を締めるも良し。
さっきみたいに宝石越しに身体をいじってやるも良し。
鞭と飴をチラつかせてみれば、果たして──…*]
|
『他の国家の如何なる法もこの地では無効。 敵意を持たない対象への攻撃は許可しない』
[ いつか戦争が始まる前に敷いた則。 其れは実質的には彼女を保護する為の決まり事で。 獅子の御旗は定めた獲物以外には靡かない。
────たとえ国際的な指名手配であったとしても。 ]
[ どれ程冷たく過酷な闘争であったとしても、 生命の証明は、体温と鼓動は変わりなく其処にある。 本来なら死に至る運命を幾度となく捻じ曲げ、 “違和感の無い程度”に書き換えられた筋書きは 何もかもが悪魔の筋書き通りであるが、 同時に約束を確実に守る動因となった。 床に落ちた黒髪を受けたばかりの雨粒が伝う。 揺れる度に張り付いては触れたものを しっとりと濡らして行くのが擽ったい。 >>109 ] (114) 2020/12/04(Fri) 2:14:03 |
| [ 碌に身動きの取れないまま放り出されれば、 自ずと暖炉の火に近づく事になる。 >>110 気付けば窓はいつの間に閉められていて、 寝室は暖かな空気と橙色の光に満たされつつあった。 ] 四年闘って無傷で済む戦士が居ると思うのか……? だとしたら其奴の度胸を疑った方が良かろうに。 [ 結局、再会して初めてのまともな返答は いつかの日にも似た憎まれ口になってしまう。 回り始めた思考は傷の手当だとか、祝杯だとか、 先程浴びた湯を従者に沸かし直させる事だとか、
────考えたその全ては再び何処かへ葬られた。 ] [ 漸く平常に戻りつつある視野が最初に捉えたのは 揺れる火に照らされ浮かび上がる女の肢体。 末梢や頬、背と尾を除いてヒトの形を既に取り戻し、 この身を覆い隠す形で寝台に膝を乗り上げていた。 ] (115) 2020/12/04(Fri) 2:14:44 |
| [ 艷めく鱗と同じ色合いをした髪が首筋に描く線が、 宗教画じみた非現実的さを孕んでいたものだから。 ] ────おい、 ………… [ その行動に異を唱えようとしていた唇を閉ざした。 壊れ物を扱うかの様に触れた掌は恐ろしいほど冷たく、 同時に零された言葉は最早意味を成してはいない。 >>111 安堵の意味を思考し、 手繰り寄せた結論は酷く苦しいものだった。 ] ( 温かな家庭で得られる幸福の選択肢を蹴り、 同胞も、名誉も、故国も、居場所でさえも投げ捨てた。 お前が自ら望んで獣に身を窶す程に、 この 約束 は重かったのか。 ) [ 中和されるかのように肌は冷えて行くと言うのに、 長き戦に凍り付いていた情緒は溶け出し始める。 ] (116) 2020/12/04(Fri) 2:16:09 |
|
( 立場が異なるからこそ、 同情は叶っても共感は出来ぬ。
だが、憐れみに混じる喜びに似たこの感情は何だ? ……奴は血に染まるのが喜ばしい、 これまでの復讐相手とはまるで違う筈なのに。 )
[ ────不理解。空白感。 掴み所のない感情の出処を知らないのは 彼が精神的充足と共にある『恋』を 経た過去がまるでないからだった。 ] (117) 2020/12/04(Fri) 2:20:56 |
| (118) 2020/12/04(Fri) 2:21:45 |
| 守るべき平民 [ 唯の田舎娘にそこまでさせる程の呪いを投げ掛けた。 互いに律し、戒め合ったこの運命は 漸く終局に差し掛かろうとしている。 戦を終えれば、心を奮い立たせる理由も 慈悲や情けを殺して埋める必要もなく。 奇運に振り回され続けた少女のこれまでを思えば、 ] ( せめて安らぎを、と思わずには居られまい。 ) [ いつかの様に凭れ掛かる身体を受け止めて、 “今度は”紛れも無く自らの意志で華奢な背に腕を回した。 体長の半分はあろうかという尾が 応えるように巻き付けば、体温は更に奪われる。 >>112 ] (119) 2020/12/04(Fri) 2:21:55 |
|
[ 微かな震えが起こるのも厭わずに、 唯々凍え切った身を温めようときつく抱き締めた。
濡れて張り付いた衣服の残骸など投げ捨てて、 人と獣の合間に在り、倒錯的ですらある肉体の 薄い肩をさすっては、髪を梳いて退かしてやる。 ]
……幾ら祝賀とは言え、女など頼んでおらんわ。 ( お前はもう“物”から脱却したのだから ) [ ずっと前に教わった抱き締め合う事の喜びを実践し、 やはりと言うべきか、突っ慳貪に吐き捨てたのは 彼なりの“逢いたかった”の感情表現だった。 ] (120) 2020/12/04(Fri) 2:22:19 |
|
[ 縛り付けられて来た心が、愛されなかった子供が、 本当は心の中で何を求めていたのか。
其れを表現する術を持たない儘触れ合って、 名前も知らない“与え与えられる喜び”に溺れていく。
枷の外れた心は二十余年未知だった領域に踏み入っても もう、どんな恐怖を覚えることもなかった。
……総ては雨の降り頻る、長い夜の秘め事の中に。 ]* (121) 2020/12/04(Fri) 2:23:48 |
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る