98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】
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議論を眺めながらおやつ。目玉ゼリーvilをもらいに。
緑がかった青の目玉はないのかと裏方におねだりしている。 貰った。
「そう、似合いすぎる皇狼だよ。墓下のみんな、みてる〜?」
「それもそうだな。……トム、セファーもトムに入れていいか? 率直に言うと死にたくない」
処刑で死ぬか生き残るかしかないんだけど……その……
そこのハイエナにわくわくしながら見られる予感しかしなくて……
「構わない。死なないし。」
死なないという事実がこのあまりにも強気な男を生み出しているのだ。
「イクリールはねえ、面白かったね。あとで録画を見せてあげようね。すごく嫌そうなイクリールってなかなか見られない貴重さがあったし、血は美味しくなかったけどかなり殺し甲斐があった!看守冥利に尽きる!最高だ!ああでなくては!…………言われた悪口はよくわからなかったが」
何だったんだろう。
「俺は誰が処刑でも、処刑は参加するけどォ」
目玉ゼリーもぐもぐしながら。
「……………
アマノ処刑はちょっとヤダ
」
眉間に皺を寄せた。ちょっとヤダ程度だし、投票権はないし、確定したら処刑は嬉々として行うんだけども。
「ありがとう。なら入れよう。死なないし」
死なないからといって気軽過ぎやしないか?という疑問があるかもしれないが、この狼は憎むに憎み切れない腹立たしさみたいなものがある。そのため半分私怨に近いそれで入れてしまおうという魂胆だ。
「……トムの殺し方次第では遠慮させてもらうぞ。何故好き好んで拷問を見なければならない。嫌そうなイクリールは確かに少々見ごたえがあるかもしれないがね」
悪口に関しては色々素知らぬ振りをしているのでスルー。
墓下のほうにゆるゆると手を振る凶狼だ。どうも。生きています。
「え?いや電源入れない剣でこうしただけ」
こう(上から下に振る仕草)。世界の発明、人道的な処刑法。ギロチン刑の再現である。
赤熱した剣、電源式らしい。
「あとは死んだ後の演出。あそこまでやるつもりは……最初は無かったんだけどね。食材扱いはイヤみたいだから、いっそ徹底的にやろうと思ったのだよ。他人にばかり押し付けてはいけない」
まじめくさった顔を作っている。
「ああなるほど。それならまあ見てもいい。演出は……」
にこ。なかなか皮肉が効いているなと思っている顔。
「よかったな、イクリール」
うわ!最低!
「顔じゃねーとこ殴ったらいーンじゃね?」
これは最悪の横槍。
「腹とか」
本当に最悪。
墓下のみんな!元気で結構!
イクリール!中指しまいなさい
「頭を叩き割ったら血は沢山出るだろうがそれではすぐ死ぬ!
体の末端からやれ!
というか投票関係なく今からやってもいいんじゃないか?じっくりことことやろうと思うなら時間かかるだろうし……ほら……!」
墓下アドバイザーのイクリール。
「…………。あの女、本当に遠慮がなくなってきたな……」
こっそり要注意人物ランキング更新した。多分現状イクリール女史がトップです。
「大量出血の派手さを狙うなら額じゃね?首より死にづらいし何より映えるじゃン?顔の美しさも損なわンし」
「腹部も余程うまく刺さン限りは即死はしねーだろし……全体としてのインパクトはあるよなァ」
目玉ゼリーおかわりしつつ、もぐもぐしつつ処刑談義(?)に混ざっている。
「おい、私の役職察して露骨に場外狙ってきたぞあの女」
ウケてる。
「なんだあいつ」
ミズガネ
「マゾちゃうよ!?
ミン、そんなふうに見えてたん……?」
ちょっとショックである。模範囚と行かないまでも、そこそこ真面目にやってきたつもりなのに。傍目から見るとただの被虐嗜好者に見えるのか。
「やって、いくら無礼講いうても、自分が酷いことした人らのことを思ったら楽しもうって気分になれへんもん。
……けど、たぶんミンが敏感すぎるというか、おかしく見えるんやろな。色んな人に無理してへんかって言われるし……。
ともかく、分かってくれたんやったら良かったわぁ。……別に、痛いのが好きなわけやないからね?」
念押しした。
「なるほど、しかし奴は傷をすぐ治すぞ。
額からいい量を出す練習をするべきでは?
メサ君とかが」
もう言うことがめちゃくちゃ。
「イクリール、半端なくやる気がすごいな……。
あえて俗な表現をしようか。
ウケる
」
こっちもウケてる。中指立てられても知ったこっちゃない、高みの見物。
「あれを見ると私という囚人はまだ大分話が通じるほうだと思わないか?」
「マジであいつがルヴァの役職じゃなくてよかった。
本当に、心底、そう思う。」
処刑対象によっては昨日よろしく張り付きと拳銃の用意が必要になる。
叛逆者は、そう考えていた。
「そういえばどこが骨噛みだったんだろう。骨噛んだのかな?結局……気になるな……」
ミン
「マジか……何か悪い……。
てめえの処刑シーン見てたけど、なんか薄ら笑んでた様にすら見えたからてっきり……そういう趣味かと……」
割と本気で思っていたらしい。何ということだ。
「……死と殺戮を無礼講として楽しめるって思われてる地点で、十分まともにひと扱いされてねえと思うけどなあ。
実際てめえが奇妙に映るってのは僕もそう。従順な奴とか真面目に罪を償おうとしてるってのはちょいちょい居るけど……それにしたって、ってな。まあ僕があんまこの扱いに納得いってねえってのも有るだろうけど」
ルヴァ
「……あっ」
あっ。
「毒薬発動見てねえからすっかり忘れてたわ。確かに……毒入ってた所で気にせず食うだろうしな……」
「骨噛みが骨噛まずだったら悲しいしできれば噛んでいてほしい気持ちもあるが……骨噛まずになっていたら本当に済まない……」
骨噛まず。
「それは悲しいな……どうなったんだろう……墓下のみんなー!噛んだことある?」
聞いてもしょうがないだろ!もう!
「残りの配役から考えると、」
私とアマノは知っての通り。
アンタレス→魔女
ルヴァ→恋未練
想定通りが想定通りだったとしたら、
残りは共鳴・賢者・狩人・無思慮・骨噛み……
「これは確かに……ちょっとわからないねえ。表面上わからないやつが多すぎる。うまいこと噛めたことを祈るしかないかも」
「ふむ……誰が何の役職なのか想像もつかないな……知っている範囲以外」
知っている範囲って人外と魔女と恋未練と決闘者と叫喚者しかいなくないですか?と思って挙げたら意外といっぱいいた。ありがとう。
「骨噛み……骨噛まず……」
まだ思いを馳せている。日付更新が近くて落ち着かないので。
あ、ちゃんとメサにセットしてあります。安心してほしい。
「いや加工しろよ。メレフじゃねえんだから生じゃ食えねえわボケ。」
これはメレフに対する風評被害が段々加速している叛逆者。
気を取り直して今日のおやつ。スパイダーチョコレートvil。
「売られた喧嘩を買っただけでアレ自体は美味くもなんともないぞ。」
経験者はそう語りながらキャンディーを頂く。
「よっしゃまとも」
もぐもぐ。ここで鮮血とか出てたら目も当てられないからね。
メレフ
「喧嘩の売り方が斬新すぎるだろ」
生は……無理……
「かぼちゃには
アロホャ
を詰めて
テヮ
すると美味い」
試してみてね。
俺は輸血パックが欲しいとこっそり貰いにいった。タフィーvilを貰った。
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