37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】
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| [これは、少しだけ未来の話。
瑛が退職のために帰っていった翌日に、俺もホテル『アムシェル・モーゼス』をチェックアウトして。 短いようで長い、夏の療養休暇を終えた。
そして。]
──…ただいまー。 姉ちゃん、宅急便で送ったお土産は届いた?
[アパートに帰る前、寄るのは姉の家。 そこは、俺にとって実家のような場所。] (525) 2020/08/05(Wed) 0:35:58 |
| もう大丈夫だって。 食欲もあるし、ほら。顔色もよくなっただろ。 だからスマホとノーパソ返せってば。
それともう無茶しないように…… 彼女と一緒に住むことにしたから。
[彼女いたのか聞かれたら、できた、とだけ。 さすがに出会って数日とかはまあ、今は黙っておこう。]
どんなこって……んー、二つ年下で見てて飽きないやつ。 無鉄砲で、何しでかすかわかんなくて、 ……ちょっと昔の俺に似てる、かな。 今度、うちに来た時紹介するよ。
[返ってきたスマホやノーパソと。 代わりに受け取っておいてもらった退職書類や郵便物を鞄にしまえば、帰ろうとして。 玄関で一度だけ振り返り。]
(526) 2020/08/05(Wed) 0:36:32 |
|
……姉ちゃん、今しあわせ?
[その答えを聞いて。 俺は笑顔でうなずいて姉の家を後にした。]
(527) 2020/08/05(Wed) 0:37:51 |
| [そうして、アパートに帰れば。 まずは、しばらく放置してた部屋の掃除と片づけをして待ち。 程無く、表札に成瀬の名前が追加された。 >>356そんなこんなでスタートをした同居生活、数日目。 お互い家事はやろうと思えばできるから、当番制にして。 食事は家にいる時はできるだけ二人で取ろうと提案したり。生活費用の財布を作ったり。 生活習慣の違いはあるものの、滑り出しはまあ順調だ。] (528) 2020/08/05(Wed) 0:51:26 |
| [そして今、瑛は新しいスマホと格闘している。 >>359なんかさっきから唸ってるけど、そんな難しい設定でもしてるんだろうか。 求人情報誌をぱらぱら捲りながら。 一時間以上の大仕事を終えたらしいのを見計らい手を伸ばせば、彼女の服の裾を引っ張った。] 俺にも瑛の、教えろよ。 [まだ俺の方登録してないんだけど。 >>358次は俺を構えよ、とばかりにせっついて画面を覗くふりをしてみたら。 >>*2さて瑛はどんな顔をするだろう。*] (529) 2020/08/05(Wed) 0:51:38 |
| [それからまた少しだけ時間は進み。 俺の就職先は早々に決まった。 いかにも怪しい求人 >>-463にひっかかったわけではなく。 姉の妊娠が発覚し。これまで姉がやってた仕事を代わりにやってもらえないかと、持ちかけられたのだ。 ちなみに、義兄の建築事務所の庶務業務である。 勿論、将来的には就職するつもりだけど。 姉の産休育休の期間、俺のリハビリと社会勉強を兼ねて、といったところ。 身内なので、ひとまず姉に余計な心配をかけずに済むし。 繁忙期以外なら休暇とか融通が利くのは、ありがたい。] (530) 2020/08/05(Wed) 0:52:20 |
| [一方、同居人は。 >>360] おかえり。 おい、靴は揃えろって……どうした? [玄関をあがってすぐのキッチンで夕飯を作る手を止め。 走って帰ってきたらしい瑛の剣幕に目を丸くして。] え、まじで? よかったな、おめでとう。 [相変わらずの癖っ毛頭をわしゃわしゃ撫でて。 一緒に喜んだのも束の間。] (531) 2020/08/05(Wed) 0:52:31 |
| …………。 [微妙に不審なセールスポイント。 だって上手い話には裏があるのが世間の常識だろ。] …………で。 何の仕事なんだ? [見せろ、瑛の手にしてる紙を覗きこんで。 >>363思い切り目が据わった。] (532) 2020/08/05(Wed) 0:55:35 |
|
これ、やめとけよ。 明らかに怪し……じゃない、危ないだろ。
[悪の組織?正義の味方?? 正義筆頭だろうどこぞのアンパンを見てみろ。 あいつ、愛と勇気だけしか友達いなくて、時間もお構いなしに呼ばれて飛んでくんだぞ。 めちゃくちゃブラックだろ。
というのは勿論だけど。]
(533) 2020/08/05(Wed) 0:55:48 |
|
……色々と反対する理由はあるけど。 何より、俺が心配なんだよ。 お前が丈夫で悪運強いのは知ってるけど。
[ほんと、何をしでかすかわかったもんじゃない。 まあそれが楽しくもあるんだけど。 もう一度手を伸ばして、今度は宥めるように瑛の頭を撫でた。
そんな、超ホワイトな就職先に巡り合うちょっと前の話。*]
(534) 2020/08/05(Wed) 0:56:23 |
| [──それは俺が、阻止したはずだったし。 瑛も不承不承それに了承したはずだった。のに。] なんでまだその仕事やってんの。 [バイトヒーローを終えて帰宅した瑛を迎えたのは、仁王立ちの俺だった。 >>472なんでバレたかって? 洗濯するのにポケット確認してたら、指令書もとい、バイトヒーローのシフト表がでてきたせいだ。 どうりでこの頃、生傷が多いわけだ。] (535) 2020/08/05(Wed) 0:58:41 |
| [俺は怒ってる。けど。] ……で。弁明あるなら聞くけど。 [瑛の主張を待つ。 >>473だからどうしてそう一人で突っ走るのかと呆れるけど。 これがこいつの悪い所であり、いい所でもあるし。 感謝されることにやりがいを感じてしまう、社畜根性はわからなくもないから。 >>243いつものように、小さく息をついて。] ……ヤバそうって思ったら、すぐに辞めること。 このご時世、副業だって珍しくないしな。 やれるとこまでやってみれば。 [結局、俺が折れるのである。] (536) 2020/08/05(Wed) 0:58:51 |
| [ただし。] 瑛。 [にっこりと笑いながら。 瑛を引き寄せて 拘束 もとい、抱き締めたなら細い首筋に唇を押しつけて。 強く吸い上げた。] ……はい。黙ってた罰と、虫除け。 [そして腕を離せば、べっと舌を出してみせる。 ちょっと襟ぐりのあいた服を着たら、見える位置。 だって最近、古書店で瑛目当ての客もいるらしいしね。 >>492**] (537) 2020/08/05(Wed) 1:00:48 |
「 知り合ったのは、アムシェル・モーゼスかな。
夏に詩桜ちゃんと会ったところ。
こ、告白は………… ! 」
『美しい景色を見ると、
あなたにも、この景色を見せたいと思います。』
[今の私の感じている。
心からの愛の言葉を綴ったら、羽井さんの住所を書いて、フロントにあるポストに投函した。*]
[それが届くのはいつだろう。
貴女の元に絵葉書が、差出人の名前はないけれど。
『星が降りてきたみたいだな。』
と、だけ。
同じ葉書、同じ言葉、字の形だけ違う二つの絵葉書。
まさか、そんなことになるなんて思っていなかったけれど、そんな偶然も貴女は笑ってくれるだろうか。]
― トークルーム:ユエ ―
[ 時は遡り、ワインナリーから変えてきた直後のこと。
部屋に戻って、携帯開き、さきほど増えたアプリを見て
嬉しそうに笑っていた。
ポンとタップしてアプリを開けば、
もう一度、今度はユエの名前をタップする。]
『こんばんは、薄氷です。
さきほどは、ありがとうございました。
ユエさんのおかげで念願のSNSデビューができました。
少し恥ずかしい所をお見せしてしまった気がするんですが
どうか、忘れ下さいね……それから、
これからも、宜しくお願いします。』
[ 堅苦しめな言葉の後に、
先ほど、一緒に買って貰ったスタンプを二つ。
『ありがとうございました』
『また遊びましょうね』
と、可愛らしい敬語なくまさんを添えて*]
| ごちそうさま。 [膨れた瑛に、楽しげに笑いながら。 >>521甘酸っぱい飴は、子どもの頃の記憶よりずっとおいしくて。 こんなおいしいもんだったっけ、なんて。 口端についた飴をぺろりと舐めとった。 でかい口を開ける瑛の横で、俺もかき氷をシャクシャクとスプーンで軽く崩し。 シロップがたっぷりかかった、部分をひとすくい。 口に運ぼうとした、その瞬間。] (576) 2020/08/05(Wed) 21:28:49 |
| あ゙っ。 [奪われた。 >>523] ……やりやがったな。くそー。 [絶対今の、甘くておいしいとこだろ。 かき氷は下の方に行くほど味が薄くなるんだぞ。 隣から聞こえる涼しげな音と、生意気な横顔をじとり。 何か期待する視線には、ふん、と鼻を慣らせば。 同じスプーンのまま、かき氷をぱくりと一口。 舌の上でとけた氷が、乾いた喉にひんやり染みておいしい。] (577) 2020/08/05(Wed) 21:29:04 |
| [のを、ゆっくり味わう暇もなく。]
ん、んんっ、ちょ、こら。 瑛、何すんだよっ。
[今度は頭をわしゃられた。 やり返してやりたくても、綺麗にまとめられた髪をここで崩すようなことできないし。 こういうとき、男は断然不利だ。
かき氷を零さないように片手で持って。 もう片方の手で、防戦一方になりながら。 どんどんかわいい表情になっていく瑛に、俺はむっとして。] (578) 2020/08/05(Wed) 21:29:11 |
| お前さー…… レンタルされてるときも、こういうことしたの? [あんな風に、嬉しそうな顔で笑って? >>519手をつないでたいって、ねだったりして? >>520こうやってじゃれたりして?] 想像したら、ちょっと。 ──いや、かなり嫌かも。 [前言撤回。 >>277傷つきはしないけど、腹の底がもやもやする。 このどうにもならない感情の名前を、俺は知ってる。 ] (579) 2020/08/05(Wed) 21:29:24 |
| ─ ホテル・フロント ─ [花火大会の翌日。 帰り支度を済ませた俺は、ラウンジで珈琲を飲んだあと、フロントへ。 チェックアウトを済ませつつ。 高橋、の名札をつけてるホテルマンへ伝言を。] 901号室の市村さんへ、言伝お願いします。 またね、って言っちゃったけど 今日帰ることになったんで、携番残します。 スマホは数日後には使えるようになるはずだから よければ連絡してね。 それと、もし羽井さんに会うことあれば、 俺が『勝負しよう』って言ってたって伝えてほしいな。 『もう一度会えたら、俺の勝ち』 よろしくね。 (586) 2020/08/05(Wed) 21:57:11 |
| [ずるいお兄さんとの二度目の勝負は、完全に運任せ。 でも俺日頃の行いいいから、勝てる気がするんだよね。 あと後輩にももし会えたら、連絡先渡しておきたかったけど。 さて、どうだったろう。 思い出が笑顔で彩られたかどうか、伝えられるのはいつになるだろう。 >>555連絡がつけば、割と早いかもしれないけど。 なかったとしても数年後、真由美さんがまだ仕事を続けていれば。勤務先に俺の姪っ子が通うようになるかもしれないね。**] (587) 2020/08/05(Wed) 21:57:22 |
─ トークルーム:市村真由美 ─
『こんにちは、真由美さん。
お久しぶりです。
あたし、お姉さんに急いで報告しなきゃいけないことが。
あのあとから、三上さんとお付き合いしてます。
多分、今度、結婚します。
取り急ぎでごめんなさい!では、また!』
[こんなバタバタな報告にするつもり、なかったんだけどなあ…]**
── トークルーム:真珠ちゃん ──
『真珠ちゃん連絡ありがとう。
元気そうで安心しました。
ご結婚おめでとうございます。
きっと幸せになるよ。
とてもお似合いの2人だと思うから。
どうか心からの祝福を贈らせてね。
おめでとう♡』
[メッセージを送った後、頬が痛いくらいニコニコしてた。*]
| (a19) 2020/08/05(Wed) 22:29:28 |
[増えた連絡先の中から『清平 一華』を選ぶと、メッセージをおくる。]
『あの...近くで美味しそうなカフェを見つけた
んですが、よかったら行きませんか?
せっかくだし、あなたと行きたいです。』
[初めてのお誘いがこんなものでいいのだろうかと送る1時間近く悩んだのは内緒だ。]**
[再びラボ籠もりとなっても、休日が全く無いわけでもなく]
『 あなたと行きたいから行く。
せっかくだから美味しいココアも飲む。 』
[と、名目と目的をひっくり返して返信。
きっと、今後もこういうやり取りが定番になるだろうか。]
| ─ 少し先のあったかもしれない話 ─ ……ああもう。 そんな顔してるんじゃ、罰にならないじゃん。 [俺、怒ってたはずなんだけどな。 >>546瑛は俺がやさしくて甘えてるらしいけど。 俺だって、そんな瑛に甘えてる。 かわいい上目遣いに、ぅ、と口端を曲げて。] ……ごはんの前に、攫っていい? [もう一度華奢な体引き寄せて。 今度はその唇へ、唇を寄せた。] (599) 2020/08/05(Wed) 23:40:47 |
| [──という甘酸っぱい関係になれてるかどうかは、俺次第な気もするけど。 まさか、この期に及んで付き合ってるか否かで悩まれてるなんて。 >>547俺は知るはずもない。 姉の関係者に言うときは、細かい説明が面倒だから彼女って言ってるけど。 そういえば、あの後ちゃんと告白したっけ。 してない気がするな。なんか今更だし。] (600) 2020/08/05(Wed) 23:42:00 |
| [この関係に、ちゃんと「恋人」という名前が追加されるのはいつになるだろう。 誰かに指摘されなければ、たぶん俺は気づかないまま。 瑛の古書店での仕事が落ち着いてきた頃に、ひとつ相談事を持ちかけるだろう。 >>549] 瑛、そろそろ引っ越そうか。 二人で暮らせる、もうちょい広いとこに。 [つまり、同居の無期延長。 順序が色々間違ってるって? 今更だろ。**] (601) 2020/08/05(Wed) 23:42:39 |
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