36 【R18】海の上のひみつ【完全RP】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[そう言えばゴムを付けてないな、なんて
揺さぶられながら思う。
外に出してくれれば良いけど
きっと遠慮なく中に出すだろう。
けれど既に足を両方抱え上げられ
空中に浮かんだ雪菜は抗いようもない。
そして、別に出されても良いかと思っている。
薬はどうせあるし
何よりそういう気分だ。
名前も知らぬ男と、干渉せず
ただお互いに自分勝手に快楽を求め
結果的に気持ちよければそれは良い結果。
目の前で身体を抱く男は
その点、雪菜の欲を満たすのに足る男らしい。
都合が良い。
雪菜は舌を軽く出して
はしたなく荒い息を繰り返しながら
楽しそうに笑った。]
『〜〜〜〜ひ、ぁ゛、ぁっ……ぁ、ぇっ……』
[抱え上げられた足が
男の背中の方に抜けるように
真っ直ぐにピンと伸びる。
子種を注ぎ込まれ、身体をびく、びくと震わせる。
やはり遠慮なしに中に出された。
根元近くまで雄芯を咥え込み
子宮口近くで吐き出される精液。
孕ませる気か、と小さく笑ってしまうぐらい。
びくん、びくんと跳ねる肉棒が
ゆっくりとその射精を止めていけば
伸び切った足もゆっくり、と下がっていった。]*
ああ、……いい。
[嗤う、口元を歪めて嗤う。
楽しそうに、いい女に出会えたと嗤う。]
まだまだ……愉しもうか。
[まだこれからだと言わんばかりの宣言。
同時に再び動き出す。
グチュグチュと音を鳴らしながら抽送は再開される。
小さい女を抱いたことがないわけではないが、これほどの体格差には覚えがない。
それがまた具合の良さを増強しているのか。
それとも”薄暗い場所”ではないことがまた違った刺激となっているのか。]
お前も、愉しめ。
[名も知らない女。
ただ今年20になると知っているだけ。]*
『は、ぇぁ……?』
[絶頂と射精された事の余韻に浸っていたのに
出したばかりの男が再び動き始める。
うねうねと動く肉襞を
物ともせずに引き抜かれ、突き上げられる。
未だ身体が持ち上げられたままだと言うなら
私になす術もなく、抗う気もなく。
傘の張り出した部分が身体を内部から引っ掻く。
ぞりぞり、という感触と共に
ぶるぶると身体が震え、女の身体は悦んだ。]
『くふふ……早かったけど……
貴方、元気だね……』
[今の体勢のままでは
基本的に私が動くことは出来ない。
片手を男に
もう片方の手を、自分の胸に押し付けて
緩く胸を揉み始める。
けれど、自分が気持ち良くなる分には
まだ動きようがある。
未だ快楽を貪ろうとする姿は満足していないことが男に伝わるか。]*
[抵抗する女を蹂躙するのは嫌いじゃない。
だが、それは性の快楽とはまた別の愉しみ方だ。
穴に突っ込んでしまえばどうやったって快楽を貪ることはできるが、どちらが快感をより得られるかというとやはり女もまた快楽に貪欲であるほうだ。
女が自らの胸に手やった見て愉し気に嗤った。]
はは、は、……ああ、元気だ。
[嗤う、性交の最中に嗤うのは癖のようなもの。
愉しければ嗤い、そうでなければ苛立つ、そうやって感情を昂らせることを我慢しない男の性。
動きを止めると一度引き抜いて、女を降ろすと後ろを向かせる。]
……動きたいんだろ?
[そうして今度は入口に先端を押してたまま動かないで女の出方を待った。]*
『……上に乗らせてくれれば
もっと動けますけど?』
[くふくふ、と笑いながら言うけれど
手摺りを両手でしっかりと掴みながら
ぐっ、と後ろに腰を動かした。
ぐ、ぴゅ、っと汚らしい水音が響き
奥にまで一気に入り込んだ。]
『ふ、ふぅ……ふ……』
[前後に動くだけなら、きっと男が
後ろから突いた方がずっと早いし気持ちがいい。
だから奥に咥え込んだまま
腰の傾きを変えるように、小さな上下の動きも入れる。
少し引き抜いて、それでも充分お腹の中に
入ったまま、今度は円を描くようにして
竿の側面を滑らせるように刺激する。
時折、ごちゅ、っと奥にまで突き込み
限界までの引き抜きも繰り返す。]
『んふっ……はぁ……ひぁっ……』
[奥に入れたまま──この時には男の楔をほぼ呑み込んで──
腰を揺らし、自分から中を広げるように
楔で掻きまわさせる。
腰を反らし、雪菜は自分だけが気持ち良くなる。
男も気持ちいいだろうけど
それは最大では無かったかもしれない。]*
[そうして今度は入口に先端を押してたまま動かないで女の出方を待った。]*
なら”次”はそうするか。
[これでは終わらないと宣う。
手すりに手をかけて女の背を覆うように、できるだけ女の体を自由にしたまま腰を振り打ち付ける。
女が悦楽に浸るなら、同じように男もまた自分が快感を得るために動く。
お互いがお互いの肉を貪りあう。]
は、はは、ははは。
[肉がぶつかる音、接合部から漏れるぐちゅぐちゅという淫靡な響き、男の嗤い声と、女の嬌声。
純粋な肉欲だけのセックスがここにある。
繰り返す交わりに再び訪れる射精感、それは先ほどよりも幾分か遅かったか。
女の絶頂を待ったわけではなかったが、偶然、それは同時だったかもしれない。]*
……来い。
[肉棒を引き抜いてすぐ、女の手を取った。
向かったのは一番近くの客室の前、もちろん密航者である男の部屋ではない。
女の反応がどうであれ男は動じなかっただろう。
ただ、もしも逃げようとしてのなら男の本性、即ち暴力が振るわれることになるかもしれないが。]
『ふぁっ……おく、……きた……っ』
[男の動きも加われば、やはり強く貫かれる。
前後だけの動きなら男が動いた方が早いのだ。
それでも腰を掴まれたりしないのは
お前も動け
という話なのだろう。
男が腰を前に出すのに合わせて
後ろにお尻を突き出して、強く早く奥に届かせることも。]
『ひっ……ひぅっ……んぁ、っ……
もっと、ねぇ……もっとぉ……』
[ガンガンと腰をぶつけられても
雪菜は強請る声を何度も出す。
分かりやすい快感を求めるために
前後する動きをメインにして
その楔に肉壺の襞という襞が絡みつく。
とうに先程出された精液は掻き出され
足の間に白く小さな水たまりを作っていた。
もともと男性器の傘の部分はそうした用途だ。
[がくんと頭を揺らし
下を向いて、はぁ、はぁと息を乱す。
手だけが手摺りを掴み、頭はその下に。
腰だけが男に合わせて、高く掲げられている。
ポタポタ、と中から新しく注がれた
精液が少し溢れていた。]
『……はぁ、……潮風を感じるのはもう終わりですか?』
[手を引かれれば
それを特に拒むことはなく。
部屋の中に入れば、そのままベッドに行くだろうか。
なら私は男に寝そべって、というか。
男は『次は』と言ったはずだ。
ワンピースの下の裾を掴み
肌着と共に持ち上げるようにして服を脱ぐ。
白いブラ一つ身につけた裸になって
玉のような汗を浮かべながら男を見つめた。
大概、淑やかさとは無縁の自分。
こうして貪るように、積極的に求めるのはどう見えるのか。
気になる気もするが、今は置いておこう。]*
……さ、愉しもうか。
安心しろ、女を殺したことはない。
[さらりと言って、ネクタイを外しシャツを抜いだ。
さっきまでのセックスも、この部屋の主を殴りつけたときも、女を部屋に招き入れたときもその表情は変わらない。
どのどれもがこの男にとって特別なことではなかったから。]
そういえば、名前を聞いてなかったな。
[女の前まで近づくと今更ながら尋ねた。]*
『今まで女の名前を気にしたことがあるの?』
[男が服を脱ぐのに合わせて
私はワンピースを脱いだ。
破かれても困る。
どんな事をされるか分からない時は
とにかく相手の望むように。]
『ユキよ。』
[相手の上に乗って、という気も失せてしまったが
男が望めばそのようにするだろう。
煩わしいものを横に置けたと思ったのに
凄い爆弾が転がり込んできたものだ。]*
気に入った女の名前ぐらいはな。
[銃を机の上に置いてから下もすべて脱ぎ去る。
何も纏わない姿となってユキをベッドへと押し倒した。]
どうした?
”そんな気分”じゃなくなったか?
[別に女に危害を加えようというわけでもない。
さっきまでと何も変わらない。
少なくとも男には何の変化もなかった。]
それなら勝手に”使わせて”もらうぞ。
[ワンピースを脱いでしまえば背丈こそは小さいが女らしさに溢れたいい身体をしている。
その身体を見下ろして、女に唯一残ったブラを外してその頂きにしゃぶり付いた。]*
[銃。
そちらの方に視線をやらないが、その重たいものを
感じさせるゴトリ、とした音が耳に残った。]
『せめて、この部屋の主人に
礼を尽くすべきだったでしょう。』
[言っても無駄だろうが
雪菜は殴られた人間のことを心配した。]
『……ご自由に。』
[残った下着も剥ぎ取られれば
男の唇が胸の頂点を覆う。
悲しいのは、こんな状況であれ
成熟したユキの身体は反応してしまうという事。
はぁ……と
湿った息が漏れる自分に
久しぶりに呆れてしまう。
……大丈夫かな、と
意識を失って男の方に意識を向ける。
そうでなければ、また身体は熱を蓄え始めてしまうから。
言い訳のように使って、ごめんなさい。]*
[愛撫というよりは女の身体を堪能しているに近い。
胸を弄り、舌を這わせ、肌に触れ、その柔らかさを確かめる。
しかし、明らかに気の入っていないユキの様子にはすこし落胆の色を見せて。]
……興冷めだな。
まあ、いいさ。
もう一人の名前も教えろよ。
お前と一緒にいた女の名前を。
[足を開かせて自身の先端を女の入り口に埋め込む。
だが、この女が、ユキがほかの女たちと同じように気の抜けた人形となるなら、次を探すだけ。
目星はすでについている、船内で見かけたときにこの女と一緒にした同じ顔をした女。姉妹だろうか、であれば向こうの方が”面白い”かもしれない。]
……お前の”次”はあの女だ。
[その宣言と同時にふたたび男の肉棒が女の中を貫いた。]*
[ 大人びた様子の梨花が、子供のような仕草で
ハイヒールを放り投げるのが視覚の片隅で見えた
足の間にするすると上がる膝を抱えるようにひとつ撫で、
そのままワンピースを捲り上げるように己の手を差し入れて
滑らかな背中まで伸ばす。
頬に手を置かれて唇が触れれば、冷たい液体が流れて、
静かに飲み込む。
思わず吐息が漏れる程、身体中に染みた気がした。
二度目は貪るように彼女の後頭部を引き寄せて。
三度目は、ぬるりと舌だけが流れ混んで。
迷うことなく絡めて、背中に添えた手の力を強める。
口腔を弄る生暖かい感触にぞく、と迫り上がる熱。
ジンライムの香りを追うように歯列を這い、口蓋、
歯列の裏もなぞる。
互いの舌が触れ合えば逃がさぬように吸い取り、
彼女の反応を見る余裕もなく、必死にそれだけを求めて。
と、忘れていた呼吸を取り戻せば唾液が糸を引いて落ちる。
ワンピースが汚れるなぁ、と理性の片隅で頭を過れば、
そのまま脱がせてしまおうかと手をかけて]*
─ 見知らぬ男の部屋 ─
『…………』
[もう1人の名前、と言われて
少し虚だった瞳が、男の方を強く射抜いた。
いつ見られたかは関係なく、知られたことが最悪で。]
『、は……んぁ……ぅ……っ……』
[長い屹立は、どれほど気持ちが拒んでも
雪菜の女を貫き、悦ばせてしまう。
上気した頬を晒しながら、上に覆い被さる男を見つめる。]
『次、私が上だったでしょう。』
[手を伸ばし男の頬に触れて
体制を入れ替えて欲しいと願う。
一緒に居た女のことには全く触れず
だからこそ雪菜のその心情を
見抜かれてしまうかもしれないが。]*
[顔を上気させながらも睨み付けるように目を向けるユキに、男はやはり嗤った。]
……そうだったな。
[その表情にこの女の弱みがそこなのだと確信する。
だが、どんな理由であれユキがやる気を出すのならそれでいいと、頬に触れられた手を掴かみ、もう一方の手で体を支えると、組み敷いていたユキを引き起こして対面になる。]
満足させてくれるのか?
“お前が“
[直近でユキの顔を覗き込みながら、安い挑発。
お前でなければ別の女、あの女を相手にすると。
男は相変わらず下卑た嗤い顔のまま体を倒して女の下になった。]*
『足腰が立たなくなるのを
心配した方がいいですよ』
[男の胸板に手を付きながら
雪菜は
強がって
笑って返す。
根元まで咥え込んだ熱塊はよく身体に馴染んできた。
とは言っても大きな圧迫感はあるのだけど
男の方からしても、ぎゅうと締め付けられるキツさから
唸るような柔らかさも感じてきたかもしれない。
立ち膝になり、足の裏でベッドを掴む。
蹲み込んだ格好で、じゅる、ずるっと楔を引き抜き
ばちゅ、っと腰を打ち下ろした。
肉音がついに聞こえ始めたのは
腰とお尻がぶつかったからか。
喉奥から迫り上がってくるものを覚えたが我慢できた。
食事を少なめにとっておいて良かった。
たぱん、たぱんと腰をリズムよく動かす。
速さよりも、竿の根元から穂先近くまでを
全体的に扱くようなストロークの長い動き。
代わりとばかりに2回目に出された精液も
簡単に掻き出されていくだろう。
男のものが長いから、余計に。
[胸の横を腕で挟んで、相手の胸板に手をついているからか
上下運動に、豊かな胸が大きく揺れる事は無かったが
それでもゆさ、ゆさと押さえつけられながらも
小さな揺れを見せるのは雪菜の胸の大きさを表していたか]*
可愛いらしいところもあるじゃないか。
[笑い返すユキの顔に男は満足そうに嗤う。
男の上で男根を咥えながら、弱みは見せまいと強がる女の表情に嗜虐心がくすぐられる。
女の中が変化する。
リズミカルに大きな動き。
刺激が肉棒から腰、背中を通って脳天にまで走り抜ける。
男は自らは動かないまま女に任せる。]
もし、満足できたなら。
あの女には手を出さないと約束しよう。
[”満足”が何を指すのか曖昧なまま、そう男は持ちかけた。]
[目の前で揺れる乳房。
手を伸ばす。
無論、それは愛撫のためではなく、触れたいという男の欲求。
だけどそこになんの違いがあるのか。
小柄な体に豊かに実った胸に触れた手は、ユキの動きに合わせるようにリズムよく揉みしだいていく。]*
『ふっ、ふっ……ぁっ…ぅ、ぅ……
ほんとに……奥まで届きますね……っ』
[ごつ、ごつとした感覚は
穂先が雪菜の子宮口にかする感触か。
痛みを感じるところからは、ズレているのか
奥にまで貫かれているだけで、口を開き
喘ぎ声が漏れたいく。
『約束』なんて一ミリも信じていない。
確かなのは男と居る間は姉に危害が及ばない事。
枯れさせてしまえば、今日ぐらいは
大人しくなるだろうという希望的な思い。]
『ん、ぁ……胸、……
ふっ、ゅ……っ……ん……』
[胸に手を伸ばされれば
顔を横に晒し、新しく加わった刺激に身悶えする。
今の今まで触れたわけでもなく、ただ肉槍で身体を
串刺しにされていただけなのに
その胸のピンク色の頂きはピンと尖りを見せていたか。
水音を立てながら、じゅぶ、っと引き抜き
腰を軽く上げた状態で、身体を一度止める。
男の肉棒を半分ほど咥え込んだぐらいか。
[その位置で雪菜は腰を回すように腰を動かし
それから小刻みに腰を動かし
先端に対して重点的に、速く、何度も往復を繰り返した。]*
[引き抜かれ再び咥え込まれるも半分程度では、刺激が足りないと眉根を顰めたが、続く動きにそれが誤りだと知らされる。
その歳、その身体でどれほどの経験を積んだのか。
亀頭に柔肉が擦り付けられ強い刺激となる。]
いいぞ、これならまたすぐにでもイきそうだ。
[ユキのたわわな胸を弄りながら自身への快感は女に委ねていた。]
そうまでして守りたいのか?
ずいぶんと大事にしているんだな。
[自分から動かないせいか男の口は饒舌になる。
興味がわいてくる、奔放そうなユキが見せた射貫くような瞳。
暴力を目の当たりにしてもなお、そんな目を向けてくる。
そうさせる存在のことに興味が向けられる。]*
『他の女の話を、しないでください』
[男が掛けてくる声には
雪菜は一貫して言葉を多く紡がない。
興味を持たれてしまうと困るから。
──同時に寡黙に振る舞うのも吹雪に興味を向けられてしまう
そんなどうしようもない状況。]
『手を、少し貸してください……』
[胸に伸ばされる手に、雪菜はそう願う。
両手を伸ばしてもらえれば
それをこちらも掴む事で、尻餅をつくように
後ろに体重を掛けていく。
じゅぐ……り……。
男の陰毛のかさりとした感触を感じる。
ぴたり、と奥まで繋がることができた。
前屈みから
背筋を伸ばした状態で。
蹲み込んでいた足の姿勢を変えて
膝をベッドにつき正座のような格好に。
伸ばされた手を握ることで
バランスを取りながら、お尻を緩く上げて、落とす。
[先程とは違い今度は奥に繋がったまま
ベッドの柔らかな反動も使いながら
跳ねるようにして腰を動かす。
ぱつ、ぱちゅ、ぱちゅ、と水を含んだ音が鳴る。
解放された胸はその身を大きく揺らすだろう。
生憎と手を繋いでいれば、それを触る事は出来ないが。
内部に収めたまま
軽く引いて、直ぐに落とす。
ぎしぎし、という音も鳴らないのは
このベッドの品質の高さを裏付けるか。]
『ぁ…、ぁっ……ぁ、んっ……ぁっ、ぁ……』
[腰を振る速さは速く、速くなっていく。
雪菜は目を少し伏せた状態で凪いだ表情のように
見えるが、その唇が小さくつり上がる。
この男は最低だ。
犯罪者としか思えないし、事実そうなのだろう。
姉を狙おうとする、下衆な男。
だけどセックスは気持ちが良い。
男の長いものも癖になってきた。
[繋がったまま、腰を前後に揺らしたりもする。
くにゅ、くにゅとスライドさせるようにして
お腹の中を掻きまわさせる。]
『…………きもち……』
[怒りや、男への恨み。恐れもある。
同時にどうしようもなく疼く女が
この男から快楽を引き出そうと揺らめく。]*
[“あの女”のことを聞こうとすれば、ユキは頑なに話を逸らそうとする、何よりその都度セックスに意識を向けさせようとしてくる。
それこそがユキにとって重要な存在という証左。
だが、構わなかった。
未だ見ぬ女を犯すことよりも、今のこのユキとの交わりの快楽が勝る。
言われるがままに手を伸ばす。
変わる体勢、これ以上はないほどに飲み込まれた逸物。体格差のせいで狭くキツい隧道に快感は否が応でも昂まっていく。]
[冷淡な顔に漏れる喘ぎ声。
速まる動きに、その表情とは裏腹に女の情欲にも火が灯り始めているのがわかる。
澄まし顔を歪ませたい。
小賢しいユキのその顔を。
昏い欲望。
女の不意をついて腰をズンと突き上げる。
それまで動くことはなかった男が、ユキの前後のスライドに上下の動きを加えていく。]
……ふ、はは、……ははは
[セックスはいい。
理性を溶かし、欲に塗れて本能で交わる。
突き上げる動きは激しくユキを責め立てた。]*
『ひ、ゅっ……!?』
[男はまだ動かないと思っていた。
雪菜に動かせていれば快感は得られるし
もどかしさを感じさせるほど
自分は下手ではないと思ってる。
不意を突かれた雪菜は
目を見開いて、喉を開いて空気を漏らす。
ビリビリとした刺激に
身体が弓なりに反り返る。]
『、あっ、あっ……やっ……あん、っ……んっ』
[声がより大きく、雪菜は鳴かされる。
男性の力を使った突き上げは
奥底を強く穿っていく。
顎を上げて、天井を向いて
身体の中がきゅう、きゅうと締める。
へその辺りの筋肉が、凹み、痙攣する。
唐突に訪れ、女をイかせた腰使いは
より激しく、休憩などと言う言葉と無縁に
貪り続けていく。
[男が動く事で、雪菜が腰を浮かすと
殆ど楔が引き抜かれ
打ち下ろすと、ばちん!っと気持ちのいい音が鳴る。
本能のままに雪菜は男を味わう。
聞こえた笑い声に、くふ、と小さく笑った。
下を向いて、腰を振る男を見ると]
『……早く、ナカ、に……』
[その熱を強請る。]*
[男と女の笑い声が部屋に木霊する。
貪欲に悦楽を求める二人。
『ナカに』
その言葉に男はニヤリと嗤って、一層力強く突き上げると最奥に鈴口を押しつけて、精を解き放った。
ドクリドクリ。
狭い膣を肉棒がピッチリと塞ぎ行き場をなくした大量の精が向かう先は───]
[それからも二人の狂宴は続く。
男が女を求めたからか、それとも女が男を留めるためか。
それでも終わりの刻は来る。
男の精が尽き果てたとき、すでに太陽は水平線にその半分を沈めている。
その間、倒れた部屋の主人は身動き一つしなかった。]
ハァ……ハァ…………ふぅ
[息を整えて、ユキから離れベッドから降りた。
水差しに直接口をつけて喉に流し込む。
端から溢れた水が顎を首を、胸を伝っていく。
窓から差し込む橙色の光が男を照らしていた。]
確かに、良かったぞ。
[口の端を歪めたままユキへと声を掛ける。
随分と長い間、そして何度もユキと交わった。
女の中に幾度も吐き出し、精で満たし、それだけでなくユキの肌を汚した。]
……約束だ。
あの女には手を出さない。
[まるでそれが褒美だとでと言うかのように。
だけど、小さく「向こうが望間ない限りはな」と呟きは耳に届いたか。]
[そうだ、といま思い出したかのように。
精と汗にまみれたユキの側によって囁く。]
不思議なことなんだが。
なぜか俺と生でやった女は孕むんだよ。
あとからピルを飲んだとしてもな。
[それは、ただの偶然かもしれない。
薬の効用を考えれば男の側の何かしらで効かないなんてことはあり得ないが。
だが、結果として今まではそうだった。]
……元気な子だといいな。
[嗤う。
その事実に大抵の女は絶望をその目に宿す。
ユキはどうだったか。
その表情が変わる瞬間を見逃すまいと男はジッと見つめていた。]*
『望むわけないでしょ……』
[男の呟きにはこちらも小さく呟く。
軽口でしかないだろうから、それで終わりにして
私はゆっくりとベッドから身体を起こす。
ごぷっ、と花弁の間から白濁液が
ベッドに溢れて染みを作る。
べたべたなのは身体もだ。
遠慮なしに胸や顔を汚された。]
『?』
[疲れ切った身体で座っていると
男が囁いてくる。
私はそれを、けらけらと笑ってしまった。]
『驚いたんですけど。
貴方って中に出した女の人の
その後って気になるんですか?
ヤって捨ててそうな人だから、つい。』
[そうして、私は見つめてくる男に
にこり、と笑う。]
『そんなオカルトも
今日でおしまいですね。』
[元々生でやってる時点で
そんな危険は今までも通って来た。
それで絶望すると言うなら
あまりにも私は間抜けだろう。
──もしも、初めから無理やりに。
私自身も快楽を得ないままに、レイプされたら
また、話は違ったかもしれないが。]
・・・・
『気持ちよかったわ、お父さん。』
[ベッドから降りて、気絶している男の下に
よろよろと向かう。
冷たいタオルを当てて、腫れ上がった所にそっと当たる。]*
[“望ませる方法ならいくらでもある“
そうとは告げず。
ただ『お父さん』の呼び方には大いに笑った。]
面白い女だ。
これで終わりにするのは勿体ないぐらいにはな。
[それでも終わりは終わり。
本当にこの女も子を孕んだかどうかは次に捕まったときにわかることだろう。
愉快そうに笑ったまま一人部屋の浴室へと消える。
間も無くしてシャワーの音がユキの耳にも届くことだろう。]*
| ー近い未来でー
[ ただただ楽しむだけに呼ばれる8番、もとい詠斗。 そんな彼の姿は、実のところ見る回数が少ない。
大抵の客は彼に金を積む。 その対価に抱かれたいという人間たちばかりだから。 梨花のように、 チップを軽く用意してくれているだけで 十分なのに、金を積まれる。
そんな足繁く通う客たちの中で 唯一全く金が絡むことがない人物。 それが雪菜だった。あの看病の時以来、 やけに気に入られていた彼女は今、
このクルーズで働きたいと言い出した ]
んー…………ちょい待ち。 お疲れ様です、御子柴です。……物は相談。 今俺のお客さんがね、サンライズで働きたいって。 身長は低いが、太客は作れる。 何より、御子柴に金積まない可愛い子羊。
[ 彼は電話をかけながらくすくす笑い、 時たまちらりと彼女を見ながら、 良い返事が聞けたらしく、 携帯をポケットに入れれば、指で丸を作った ] (15) 2020/07/19(Sun) 18:08:59 |
| この航海が終わったら、そのまま説明していいか? 因みに、先に言えば おひねりは70%が自分に、30%は会社に。 ……小遣い稼ぎにはもってこい。 俺も最初は全然知らなかったけどな。
[ 勿論、申請した分だけだが。 申請しなければ100%自分のもの。 御子柴は量的な話で申請する。 彼女さえ問題なければ、 バックを一緒に歩くかもしれない。 勿論、2泊する間に使うクルーたちの寝室も 見せて、どういうことをするのか 説明するだろう ]*
(16) 2020/07/19(Sun) 18:09:09 |
| −近い未来−
[ 自分のことを狼と言った彼女。 実際問題、どうなのだろうかと考えはするが、 彼にとっては子羊でいい。
隣に呼ばれれば密着して座り、 腰に手を回して軽く唇を重ねていると、 チップみたいと聞こえた気がする ]
ま、間違ってない。 でも、ちゃんと表の仕事もやらないと 上司からやいやい言われるぜ。
[ 表の仕事もやりつつ、指名を貰いつつ、 多分というか確実に クルーズ船としては破綻している。 それでもこのクルーズが成り立つ理由は、 客が普通のサービスを求めていないから。 彼女がよしというなら手を取って 予定より早くバックを案内していく ]
そりゃぁなぁ。 ……でも、狭いのも悪いことじゃないのは分かるだろ?
[ 寝室が狭い、と素直に呟かれると肯くしかない。 そんな彼女の耳元で囁いていると 近くを通ったクルーが、ぎょっとしていたか。 御子柴は、なんでゲスト連れてきてるんだ、と 声をかけられると、説明を軽くしておく ] (18) 2020/07/19(Sun) 19:36:14 |
| 『御子柴に気に入られたら仕事しなくなるな』
人のことなんだと思ってんだお前。
『人誑しだろ』
いっぺん死んどくか?ん?
『あ、やべぇ。次プールの監視員だったわ』
……とま、こんな感じ。本当にやるか?
[ 逃げるように仕事を思い出したクルー。 その背中を見つめながら、問う。 OKはどこからか出たとは言え、 バックは相当に忙しい。 一応の部署が決まっていても普通に他に行かされる。 勿論、ヘルプ扱いなので難しいことはないけれど。
バックから表に戻る直前、 目線を合わせて彼女の答えを彼は求める ]*
(19) 2020/07/19(Sun) 19:39:40 |
| −近い未来−
[ 段々と本業がどちらかなのか 人によっては分からなくなっていく。 勿論、名目上ここは高級クルーズ船。 最低限の、最上級のおもてなしは当たり前。
そんなところをちくちくと指摘しながら、 彼女の手つきを腹部近くに感じると、 手慣れているのが分かるし、 この、異性を喜ばせる手段は役に立つ。 ]
もう、自分の呼ばれ方がメニューな時点で、 分かんないぜ?自分が商品かって思うわ。
[ 本業。今の御子柴ならクルーであることだけが 本業というくくりになる。内容はともかく。 ] (22) 2020/07/19(Sun) 20:12:06 |
| まぁ、個室ではあるから休む前のクルー同士とかも。
[ 何がある、とまでは言わなくても彼女なら 分かるだろうと思い、途中で話を切る。 何気なく、自分の宣伝をする彼女は、 何も臆することなく、という感じ。 このクルーズ船のクルーに求められるのは、 そういうものだと、彼はたまに思う。 ]
うわ、なんか先輩とか言われるの久しぶりだから なんかむず痒いわ…… みっちりしごいてやるから、ちゃんと働けよ。
[ そんな彼女の配属先は、勿論彼と同じ。 紹介者と同じ方が、何かとやり易いから。 上司もはじめは、癒しがきたって喜んでたような 感じはあったけれど、 後々、2人揃ってサボりすぎるななんて 言われたような言われなかったような ]* (23) 2020/07/19(Sun) 20:12:51 |
| −近い未来−
誰にでもは教えないな。 確実に次に来るって客、もしくは…その時叶わなかった客。 今回が最初で最後とか言ってる客には教えないし、 俺が気に入らない客にも教えない。 [ 雪菜の場合、そのとき逢瀬がなかったほう。 ルームサービスで確実に呼ぶ方法。 そんな方法をポンポンと教えるわけがない。 体の相性が微妙だった客にも、教えない。 顔が好みでも、そこは重要なところ。 ]
わぁ、お前俺が言わなかったところわざわざ言う?
[ クスクスと笑いながら、 みこしー先輩なんてわざとらしく呼ぶ彼女に 軽く額をツンとしようか。 勿論、彼女のことはひとまず美奈川と呼ぶものの、 いずれは雪菜、偶に雪菜ちゃんと呼ぶようになる。 ] (26) 2020/07/19(Sun) 20:45:11 |
| 『御子柴、ゆきちゃんは?』
はぁ?知るわけないでしょ。
『また、サボってるんじゃないだろうな』
俺らがいつサボったって言うんすか。 ……じゃ、ちょっとルームサービスあるんで。
[ 上司から、こういう連絡が来る頻度が高くなったのは、 多分彼女がこのクルーズ船のクルーとして 慣れた数ヶ月後の話だろう。 サボり魔が1人から2人になって、 上司の苦労は増えつつあるが、 サポートに回らないわけではないので、 たまには許されるだろう。
もちろん、彼女がプレゼントでリカバリをすると 機嫌が良くなるのも把握済みなので、 短い休憩の時に、 次のプレゼントの話をしたような しなかったような。 ]*
(27) 2020/07/19(Sun) 20:45:26 |
| −近い未来−
後悔?いいや、それはない。 寧ろ、こんなにただただ俺に会いたがる客だから 教えてよかったって思ったわ。
[ 金を積まれるより、性を求められたい。 いや、ただ御子柴詠斗を見てもらいたい。 その点では、雪菜は詠斗にとって最高の上客。
大袈裟な反応をする雪菜に笑うしかない彼。 仕事仲間になれば、簡単にこういうことがやれそう ]
………………チッ。
[ 舌打ちをして、気持ち半ばで、離れる。 8番メニュー指定がかかったから、 そちらを優先するのは仕事だから。 ]
また後でな、雪菜ちゃん。
[ 彼は彼女の身なりを整えながら、 部屋に後で行くと伝えて その場から先に立ち去って。 仕事が終わればまた続きをと クルーなのか恋人なのか、 不思議な不思議な関係が始まるのはまた少し先。 ] (30) 2020/07/19(Sun) 23:23:29 |
| [ 気に入った女の子のクルーからのサプライズなら、 それはそれは大層喜ぶのが、あの上司。 サプライズを起こしたときに、 彼女の提案といえばご機嫌とりは大成功。 そしてまた暫く彼らはサボりながら仕事をこなす。 楽しく忙しい仕事場になったことは 彼にとっても、結構いいことだったのかも ]*
(31) 2020/07/19(Sun) 23:23:36 |
| −近い未来とちょっと遠い未来と−
結構早い段階で次の時呼ばれた気がしたけど?
[ 追っかけというより、遊び仲間くらいの感覚。 でも、1番最初の誘いにのらなかったから、 彼女は多分彼に興味を持ったままだったはず。 あそこでのっていたら、 こういうことにもならなかっただろう ]
恋人なぁ……。雪菜が恋人とか、無理じゃね?
[ 誰かに聞かれれば、けらけらと彼は笑う。 ただ相性がいいだけ。何の、とは言わずとも。 雪菜が入って暫くは、 その話題でバックが持ちきりになる可能性もある。
顔だけはいいと地味に人気な御子柴の元上客だから、 色んなことを考えてしまう輩が多いから ] (34) 2020/07/20(Mon) 0:58:24 |
| なぁ、雪菜。そろそろ辞める? 歳食ったから色気増し増しだぜ。
[ 狭いベッドの上で、密着しながらのピロートーク。 年数を重ねると褒めてるのか貶しているのか、 微妙なラインで会話を成立させることに 成功しやすくなっていた。 勿論、今の場合は褒め言葉なのだが。
上司はあいも変わらずの状態で、 変わったことといえば歳があの頃から 10歳増えたことくらい。 後は、地味に後輩も増えた。 それと、プライベートの時間も共有してたっけ ]*
(35) 2020/07/20(Mon) 0:59:35 |
| −近い未来−
残念だったなぁ、俺が病人に興味がなくて。
[ 口移しでホットレモンを飲ませたのは、 今でも間違っていないと思っている。 病人に興味が湧かないのは、 一応クルーである以上風邪をうつされて 他の客やクルーにうつした場合に、 上司にしこたま怒られて マージンが全没収になりかねないから ]
雪菜が恋人じゃないなら、抱いてくれ? …………仕方ねぇなぁ。因みにの話にはなるが、 雪菜にそれでマウントとっても意味はねぇからな
[ 可愛い顔してしたたかな雪菜だから、 御子柴と関係を持ったことを鼻にかけて 売り上げのいい彼女をよく思わないクルーも。
雪菜に奢られた時は、そういうところのケアも 偶にしたような気がする。 本人が気にしていたかどうかは覚えていたいけど ] (49) 2020/07/20(Mon) 23:16:38 |
| −遠い未来− なんか、…………そういう話じゃねぇんだわ。 [ 彼女は責めるのも責められるのも好きな 楽しみを増やせる稀な人間。 長い髪がかかってくると、彼女の耳にかけながら 大人しく跨がられ、 20代とは違うツヤを見せ始めた雪菜を見つめる。 子供ができたら辞める そう言われて、ふと思い出した ] そういや、こないだ気付いてなかったから つけなかった気がするわぁ。…今みたいに。 [ 基本的には、ちゃんとつけていた。 ただ、1回だけ雪菜が気にしていなかったのか、 気付いていたけれど知らないフリをしたのか、 分からないけれど付けずにやったときがあった ] (50) 2020/07/20(Mon) 23:28:53 |
| 誰の子でも?…じゃぁ俺のにしとけよ
[ 別に恋人でもなんでもない。 故に彼女には拒否する権利がある。 彼女の動きは、 そんなことがないような気がするけれど。 彼女が彼の上で乱れる時間。 それは、見慣れたはずなのに飽きることを知らない。 お互いが欲するなら、そのままに。 ]
可愛いよ、雪菜ちゃん。*
(51) 2020/07/20(Mon) 23:29:09 |
| −近い未来−
確かに、聞かないな。 ……クルー同士で恋人とかあの船の中じゃ 動きにくくなるだけで邪魔だろ?
どうにも、男に大層可愛がられる女は 同性に仲良くしてもらえないんだろうな?
[ 上司も男。御子柴も男。 可愛がられる人間の中に、同性が1人でもいたなら また話は変わっただろうが。 残念ながら、そういうことにはならなかった。 彼女と食事をしながら、あーだこーだと話す時間は とても早く過ぎて、女子クルーの情報を 得るのには十分すぎる時間だった ] (54) 2020/07/20(Mon) 23:50:07 |
| −遠い未来−
お前は十分稼いだって話。 [ 髪を後ろにかきあげる彼女は、 出会った頃の何倍も色っぽくなっている。 別に、どきっとするわけでもなく、 妹の成長をマジマジと感じているだけ、 という方があっているような気さえする ]
まぁ、……わかんねぇぜ?
[ 彼女は気付いていて見逃していたらしい。 確かに、中には出していないけれど 中に先走りが出なかったわけではない。
くすくすと笑っていると、首元に口付けられる ]
お前はいつでも可愛いやつだよ。 ……はっ、とりあえず他の男はやめとけよ?
[ それぞれが達し彼女がなだれこむと、 彼の体の上で何かと言われる。 それに対しては同意をするわけでもなく、 いい子なら聞いとけ、程度に耳元で囁く。
勿論、子供が出来たなら彼も一緒に会社を辞める つまりだということは彼女につたえずに ]* (55) 2020/07/20(Mon) 23:58:34 |
| −遠い未来−
そんときは上司にたかれば金くれるぜ。
[ 上司をなんだと思っているのか。 雪菜を可愛がっているから 御子柴的にはありえそうな感じ。
雪菜がクルーになって暫くの間は、 色気を頑張って作っていた気がする。 どきっとしなかったかと言われれば、 プライベートでたまにあった。 でも、ベッドの上での話ではなく 何か普通に話したりしていた時の話 ]
いい子だよ、お前は。……ホント、離したくない体温。
[ 微睡む彼女を抱きしめて、彼も眠りにつく。 何度目なのか、覚えていないほど。
子供が出来たと言われれば、 良かったと言いつつ、自分も辞めると言おうか。 2人揃って辞めると言い出せば、 上司は顔面蒼白だろうが未練がないので仕方ない。]* (58) 2020/07/21(Tue) 0:25:06 |
| −遠い未来−
それはやめとけ。 あの人お前を楽しませる体力残っちゃいねぇ。
[ 金には困らないだろう上司だが、雪菜が溜まる。 それはそれで、この可愛い女性が耐えられないだろう。
この2人の間にときめきなんて、 多分これから先もない。 落ち着いた、ただただ淡々とした生活。 でも、笑いがないわけでもないし、 楽しいことがないわけでもない。 ときめきを楽しむ普通の恋人たちとは違うだけ ] (61) 2020/07/21(Tue) 1:01:09 |
| 『え、ゆきちゃんまでやめんの?御子柴やめてもいいけど』
このクソ上司なんなんだ。一生乗ってやがれ。
『上司に対して言うことじゃないな?ん?』
[ そんな話をしながら、退職金をもらって 適当に2人で辞めたっけか。 求める相手がお互い1人に纏まっただけ。
彼らが普通の職に就くのに苦労はしない。 クルージングのネームバリューのおかげで。
雪菜の子供を育てるなら、 御子柴は当たり前に一緒に暮らす。 子供が生まれるなら、 籍を入れた方が何かと都合がいい。
しかし結婚式はありえない。 ]
俺らが結婚式なんてやったら笑うわもう。 でも……吹雪ちゃんに連絡入れとけよ?
[ 勿論この10年で、 彼女の姉があの204で介抱した女性なのも知った。 だから、姉妹揃って似てると思わされた。 御子柴自身は、別に伝える相手もいない。 両親に、…いや、そんな相手はやっぱりいない ]* (62) 2020/07/21(Tue) 1:03:57 |
| −遠い未来−
吹雪ちゃんのことなんて言ってんの、本当は。
[ 吹雪の話をする時、だいたい彼女は言い直す。 大人ぶっているのか、 ただただまだ彼を信用していないか。 どちらにせよ、気になったから聞くしかない。 シスコンは治ることなく、健在。 まぁ、姉妹が仲がいいのはいいこと。 吹雪の方に誰かいい奴ができたとかどうとか。 ]
ん…………暫く俺が作っていいけど……
[ 3人で暮らすために、少し広めの部屋を借りた。 セキュリティもしっかりしてるから、 問題はない、と思う。 あんまり母体に無理はさせてはいけないと 思っていると、不意打ちに呼ばれた名前。 ] (72) 2020/07/21(Tue) 22:16:52 |
| [ 御子柴さん、御子柴くん、先輩、 彼女が呼んできたのは名字だけ。 でも今、彼女もそれを共有しているとなれば、 名前を呼ばれても、おかしいことではない ]
なんでお前そんな笑ってんのまじ。 ほら、……体冷やさないうちに早く入りな、雪菜。 あの裏メニューは、上司が考えてんの。 本当はお前にも当てようかと思ってたけど、 無理させたくない!とか言ってつかなかったんだぜ。
[ くすくすと笑いながら、 彼は彼女を部屋の中に入れるだろう。 好きでダジャレを言ってたわけでもない。 覚えやすくて、なおかつ隠せる。 そんなことん考えるのは上司の頭だけ。
定住するのは多分、子供が小学校に入る頃か。 場所は、都会か田舎か。 全く分からないけれど、 多分楽しい生活が待っているはず ]* (73) 2020/07/21(Tue) 22:22:41 |
[それから過ごした夜の時間は……
ごめんなさい、上手く言葉に出来なくて。
ふわふわとしてて……暖かくて
でも、熱くて……嬉しくて……。
好き、の気持ちが何度も口から溢れて
天野さんの顔が近くにあって。
わたし、そんな幸せなこと
これまで無かったんじゃないかってぐらい。
…………これ以上は、言いません。
言えません。]
| −遠い未来−
ちょっと可愛い顔してんな。
[ 黙った彼女の表情。 なんとも言えず、むにむにっと。 初めて触った時から変わらず柔らかい。
家族ぐるみの付き合いというのは、 雪菜のことを改めて知るいい機会に。 御子柴のことを彼女は知ってくれていっただろうか ]
フルーツ多めにこれからしとくか。 どうせなら可愛い女の子がいい。
[ フルーツをたくさん食べたところで、 性別が女子に傾くなんていう論文はない。 ただ、なんとなく風の噂で聞いただけ。 ]
偶に会ってやらないと、あの人気が狂いそうだしな。 今度連絡とっておくわ。
[ 彼女がこけないようにと歩幅を合わせていると、 彼女が立ち止まって、いつもの合図を。
なかなかに屈むの大変なんだぜ、とは言わず。 彼女の求めに応じるように屈めば、 重なる柔らかい唇。求めすぎないように、 何度か重ねて、少し顔を離す ] (80) 2020/07/21(Tue) 23:25:27 |
| [ 呼び方がひとつだと誰が決めた?
子供が生まれたら、 多分お互いをパパ、ママなんて呼ぶだろう。 2人だけの時なら、違う呼び方に。 勿論、お互いの家族がいる時なら、更に違う。
だから、どっちも呼ぶなら呼んでほしい。 意外と彼は、欲しがりだから。 ]** (81) 2020/07/21(Tue) 23:29:34 |
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