202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
アスル、ただいま。
[湖の上。愛する人の腕の中。
ふわりと現れた人影は風に乗り、唯一の居場所へ帰ってきた。*]
| [願っていた雅空はというと、しばらく待っていたら湖に集まっていた光が空で形を作るように集っていて、空を見上げていれば唐突に現れた――いや、戻ってきた >>3:69珠月の姿] 珠月…!おかえり! [ただあちらの世界で、珠月が空から落ちてきた。なんてことを雅空は知らなかったわけで] え、ぁ…落ちてくるんか! [思わず驚きに声をあげながら、両手を広げる幼馴染を自分も腕を広げて迎え入れて、一度反動を逸らすようにしてくるりと一回転しながらも、珠月をぎゅうっと抱き止めて] ……やっと会えたな珠月…たった数日だったのに、凄く長く感じたぞ。 [抱きしめるようにしたまま、喜びと照れもあって頬が赤く、幼馴染の距離感にない近さのままで存在を確かめるように、珠月の足が桟橋についても抱きしめたままでいた*] (0) 2023/03/10(Fri) 22:14:55 |
[ミツキが去った後も、空を見上げていた。
予感は少ししたらだった。花の香りを運ぶ風が吹いた。
浮かび上がった真珠の光は役目を終えるように輝きを失い元の真珠の耳飾りとなって戻り手の中に戻り]
おかえり、ペルラ…
[風に運ばれてくる俺のペルラを抱きしめる。強く熱意をこめて]
……随分…待たせたな。もう離さないぞ…
[気取ったこともいわずに、彼女の存在をかみしめるように囁くのであった*]
[そうして必死に駆けた先で、古びた小屋を目に留める。
およそ人が住む場所とは思えないが、それでも彼には直感があった。こここそが探し求めた場所に違いないと。
辺りに草が生すのを見て足取りを緩め、慎重に様子を窺いながら少しずつ歩く間、ふと視界に飛び込んできたものがあった。
泥と埃に塗れたそれは、白かった物に見えて]
椿!
[反射的に名を呼びながら駆け寄って、抱き締めようと両腕を伸ばした。汚れることも厭わずに]**
要さん、入りますよ?
[どうせなら、と、水に濡れているだろう要を撮りたい。
昼間だから外から入る光も明るくて。そして独特な照明の色もあいまって、赤くそまる彼の肌がいつもより健康そうに見える。
彼の肌を転がる水滴が、キラキラと水晶のように輝いて、濡れた彼の髪もいつもより黒くて。
ほう、とファインダーを覗くのも忘れてため息をついた。
夜に見る彼の姿とまた違って、こちらもいい]
要さん、撮りますよー。
[先ほど思いが溢れすぎて問答無用で撮影を開始してしまったら怯えさせてしまったので、わざとらしいかもしれないが一声かけてから写真を撮り始める。
完全なヌードの撮影。これが本当の濡れ場……と脳内でぼけてしまった。
思いやりを大事にしないと要に嫌われてしまうかもしれない。それを考えると本能を押さえてカメラマンに徹しようと、ぐっと腹に力を入れる。
完全なヌードだから、個人使用するつもりだけれど、どうせなら芸術的なものを、と思うと無駄に写真の枚数が増える。もっともモデルがいいのだけれど。
一息ついてから、持ってきたボンテージスーツを身に着けさせようかとカメラを置いた。
初見だし一人で着るのは難しいものだろう。
もっともこれを誰がいるかわからない外で着させるのはどうなんだろうか。
何かの撮影と思われそうだけれど、ちょっと抵抗があるかもしれない]
外でするなら着エロかなって思ってますけどね。
[無意識にエロを入れてしまったが、いまさらだろう。
興が乗って服を脱ぎだしてもそれはそれ。
彼のサイズでオーダーしているのでちゃんとぴったりだ。
セクシーな中でも品よく肌に映えて見えるのがいい。
最後の仕上げとばかりに、彼の左手首にかしゃん、と手錠をはめた。無骨なデザインなのに彼が嵌めるとまるでアクセサリーのように見えるのが不思議だ*]
| ああ、寂しかった。 会えなくなるかもって思うと、凍えるような心地だった。 珠月は? [隠したところでばれる関係だ。だから隠さずにいって、珠月は?と短く問いを向けながら、自分がいったんだから言えよ。というように視線を向けつつ、珠月 >>32が離そうとしても離さなかった。 離さなかったのは色々とあるが――] また、離れて消えたら困るからな。 [手を離したことでむしろこちらが自由に抱き寄せやすくなった。 背中に手をあてたまま軽く屈むように片膝立ちをして、水色のワンピースを着てる珠月の太もも裏に手をあてて持ち上げて] そうだな…俺も話したいこといっぱいあるし、一旦戻ろうか。 [幸いキャンプの日はまだ残っている…残っている間に解決してくれてよかったと想いながら、横抱きにした珠月をコテージへと運んでいこうとするのであった*] (34) 2023/03/11(Sat) 20:05:50 |
……んあ?
いらっしゃい。
[よう来たな。とシャワーに濡れた身体で迎えた彼は手にカメラを持っていた。髪を軽く絞るようにあげて、ため息をつく彼に微笑みを浮かべて、振り返るその顏に先ほどまで彼に見せられない、それこそ恋する乙女のような表情はないはずだ。此方を見つめる彼の目が輝いて見えた気がして、喉の奥が鳴った。
ほんま、ええ男やん。
カメラを構える姿は学生とは思えないほど様になる。自分よりもずっと上手くなった彼の腕前を知っているからこそ、足を開いて写真を撮るという言葉に振り向くような姿勢で映ろう。
彼が写真を撮るのが上手くなったように
自分も彼に撮られるの上手くなったやろうと笑みを湛え。
独特な照明の下で赤く染まる肌を晒して]
…はーい、綺麗に頼むで?
[先ほどの事を覚えているらしく
声をかけてくれる彼が愛おしい。彼を嫌う理由など何処にあるのか。背中を映せるようにと意識するのは、ヌード写真であることもあって、大事な処が写ってしまうのは別に叶わないのだが。白い背中は自慢の一つだから、照明に当たり何時もとは異なる色の肩甲骨を意識するように浴槽の縁に座り。
顔を下げ気味に、彼を流し目で見つめた。
1つ二つと切るシャッター音が増すごとに息が上がっていく
彼が本能を抑えるのと同様に自分もまた抑えていて]
……着エロ?
そうなん?ついつい寿と一緒やと服脱いでしまうけど
…今度のデートとか寿が選んだ服でいこうかな。
いい子の僕は、好きな子の好みで居たいんよな。
[ボンテージスーツを着せてもらいながら
頬の黒子の横、唇に笑みを湛えてのたわいのないやり取り。自分の考える着エロの範囲ってどんなもん。て首を傾げれば、ぽたりと水滴が肩に落ちて、鎖骨に溜まった水を意識させる。紐状の其れは中々に性的だがさて、似合うやろうか。と鏡をちらり。
大きな其処に映る体にサイズぴったりな事に気づけば、流し目で、えっち。と軽い揶揄いを口にし]
やー捕まってもうたな。
ふふ、右側は何処にはめんでええん?
[嵌った手錠の鎖を摘み。
輪の部分から彼を覗き見れば、撮ってほしげ笑いかけ。それから彼が望むポーズをとるだろう。もっとも其処にエロスを混ぜてしまうのはもはやお約束。ぴったりとしたボンテージスーツの紐を指でなぞり、彼を意識するように視線を投げて]
お姫様ちゅうより、女王様やろか。
[鞭とか似合いそうやん。と
悪戯っ子のような含み笑いを*]
手錠のこちらは、はめないでいいんですよ
[彼が手錠の輪からこちらを覗いているので、迷わずシャッターを押す。
要はこういうシャッターチャンスを作るセンスが最高だと思う。いっそモデルにでもなればいいのにと思うのだけれど、自分以外の人に撮られる彼を想像するだけで嫉妬してしまいそうになる]
じゃあ、その手錠の先に口づけて?
[自分が言うまでもなく、自分の魅力を熟知している要は自分で様々にポーズをつけてくれるのだけれど。指先1つで様々な表情も色も変えていく。
ボンテージスーツの紐をなぞり、そこの下にあるものまで想像力を膨らませるような演技力。何かを思い浮かべていそうな気配。
もっともその思い浮かべている『何か』は自分と同じ行為だったらいいと思う]
女王様、か……それも悪くないですね。
[姫を守る騎士でも、女王を守護する兵士でも、自分の役割はどちらもかわらない。
彼が言う女王様が意味が違うのをわかっているけれど、二人の思い出からだとそう解釈する方が自然だから。
それにしてもボンテージスーツが似合うと思っていたけれど、ここまで似合うなんて。
要の流し目や煽りを見てたら、むくむくととあるシチュエーションがわいてきた。
この色温度ならいけるか、と照明の照度を確認してから、要に囁いた]
要さん…………嫌ならいいんですけど……。
一生のお願い、聞いてもらっていいですか。
[安い一生のお願いと笑われるだろうか。しかし、こんなチャンス二度と来ないかもしれないし。
いうだけならタダ、おねだりするだけなら……最悪殴られるくらいで終わるだけだ]
そっちの手錠を右手に嵌めてから――――フェラしてる写真、撮らせてください。
[つまり自分にご奉仕してもらっている図を写真に撮りたい。
単なる拘束写真でないし、彼の美しさを残したい目的でもない……完全なヌキ目的写真だ。
さんざん今まで、あんな写真撮っておいて今さら何を言うかと思われるかもしれないが。
女王様然とした恰好なのに抵抗できないような状況を作ってのご奉仕の図は絵になるだろうしそそるだろう。
元々自分は緊縛ものにフェチズムを感じる人間なのだ。
そうとはいっても要に恐怖や屈辱を感じるような表情をさせたいわけではないので、無理強いをするつもりはないのだけれど*]
| また……一緒に過ごせるようになってよかった。 [寂しかったとぶっきらぼうに応えてくれる >>39珠月。 次にいう物言いにはふふっと笑いを零しながら] そりゃー駄目だな。噴火したら手がつけらねーし、ここはしっかり寝て美味しいもの食べてもらないないとな。 [手が付けられないなんて失礼なことを軽々といいながら、口調と同じように軽々持ち上げる……ってできたらよかったが] でも、昔はしてもらいたがっただろ? [それこそ『大きくなったらお嫁さんにしてくれる?』とかいってたぐらいの頃だ。なお、挑戦したが、流石にそんな筋力はないので失敗に終わった記憶である。] (45) 2023/03/11(Sat) 23:00:11 |
| ところで、バランスとるために、手を首のほうに回してもらったほうがいいんだが? [違う意味で噴火させてしまいながらピタっと止まった珠月 >>40に対して姿勢をよくしてもらうよう頼む。 その前に降ろせよってなるかもしれないが、それはそれ、これはこれ。といわんばかりの態度である。実際このままちゃんと抵抗されたら二人して湖だったりはしたことだろうけど。] …なぁ、珠月。頼られるとな。しっかりしなきゃって思うってのは大変だけど、自分はどういう立場なのかとか、意地を張るとこなんだな。とかわかる時もあるんだ。 だから…たまにはこういう風に頼られてみても、いいだろ? [学校にいったりして離れていた時とは違う、なんの連絡もとれない状態で離れていた幼馴染へと自分でも困ったように囁いて、ゆっくりと歩いていく。 鼻をすする様子は触れることはせずに、そのままコテージ前まで着いたところで、そっと屈むようにして彼女の足を降ろすのであった*] (46) 2023/03/11(Sat) 23:00:36 |
[そうなん。と彼のこだわりに従おう。
シャッターを押す音ともに自分が彼のカメラに収まる。こんな姿を晒すのは彼の前でだけ、だから必然的に写真を撮るのは彼だけだ。そして、自分より彼の方がどうすれば綺麗に映るかを知っている。レンズ越しの魅力を知る彼の言う通り。
彼の言葉の通り手錠に口づけ。
じっと上目で見て、触れた唇で軽く手錠の先を噛んでみた。綺麗に撮る方法を知っている彼ならきっと上手く自分を撮ってくれる。微笑みを浮かべて、口に手錠を咥えたまま、片手はボンテージスーツの紐をなぞった。『何』を意識しているかなんて、きっと彼は分かっている。やってそのレンズ越しの目が物語っているやん。灯りの色とは異なる色が肌に少し灯る。
女王様みたいと口から手錠の先を離し。
揶揄う悪戯っ子を覗かせて]
…やぁ、悪くないん?
ふふふっ、どっちでも守ってくれるもんな。
[寿なら、僕を守ってくれるやろ。と
違う意味を浮かべる彼に乗って、自らが噛んだ手錠をなぞった。捕まったお姫様、とらえられた女王様。どちらにしろ、傍にいるのは決まっている。ただ一人。目の前の存在だけ。ボンテージに身を包み、彼のレンズ越しの視線を受け居ていたが、ふと彼が証明の方に視線をずらしたのを見て、何か思いついたんかな。と少し好奇心を覗かせ気味に伺っていれば]
…んー?何?
[一生のお願いって。
何やら大ごとのようだが、その願いが不純なものなのは何となく想像がついていたから浮かべる笑みは深いものになっていた。囁きの続き、その言葉を聞いて、一瞬きょとんとすれば]
……すけべぇ
[やらしい子。と笑う舌をだし。
上目で見上げ、手首に嵌る手錠をなぞった。それが一生のお願いやなんて可愛いやん。きゅんきゅんするとばかり眼差しを柔らかくして、そのまま彼に近づけばカメラをどけ。
ちゅっと唇にキスをした]
僕がフェラしている写真なんて
何に使うん?
ふふっ、……ええよ。
[大事にしてな。と自らの右手を彼の目の前に見せ。
そのまま手首にパチリと嵌めれば、自分の手は自由が利かなくなった。鎖の長さを確かめるように、彼に見せるように両腕の不自由さを見せつけ。それから、彼の前、膝をつこう。]
は…… ぁ… ん
[彼の緊縛フェチを知っているから。
手錠が見えやすいように手を見せて、それから逸物の形を確認するようにズボン越しにそこを舐めた。べろっと肉厚な舌腹が布の繊維に触れる。零れる吐息は熱く、見上げる目は艶を見せて瞬き。舌腹は彼の刀身を意識するように形を辿り]
[アスルの腕の中におさまる。
自分を導いてくれていた風がふわりと舞った。
抱きしめる手の強さ。あたたかさ。
数日離れていただけで数年にも感じた。
アスルはまだおじいさんになってなかった、と涙の浮かぶ目尻を下げて笑むと、愛おしげに頬擦りをした。
滑らかな肌に涙が触れて、あっ、とした顔。]
もう、離れないから、離さないで。
[そして、再び誓うように、そっと頬に口付けて。]
ここに来てくれたのね。
アスルを信じてたの……ありがとう。
[彼にとっても自分にとっても様々な記憶の残る場所だった。
痛みを残してしまったはずのアスルの瞳を覗き込み、巫女のようにではなく、ただのペルラは明るく笑みを咲かせる。
消えた日から季節が過ぎて。
湖の周りにはたくさんの花が風に揺れていた。*]
…お願い …騎士様
はしたない姫に
お恵みをください。
[此処、開けて。とチャックを歯で噛み。
彼に懇願をしただろう。縋るような声音と瞳で、囁き。そのまま舌腹でチャックの部分を舐めた。此処を開けてと懇願の指が動き、ボンテージに包まれた肉体がもぞっと動く。
口で開けて、取り出しスルのではなく
彼の慈悲に縋るように。
唇を震わせて、彼を呼ぶように布越しの逸物にキスをした*]
[誓うように頬に口づけるペルラへと応えるように、自分も流す涙を拭うように頬に口づけを返す]
そんなの当然だろう…何度も…何度もここに着てたんだからな。
[頬に触れた唇をそのままゆっくりと耳元へと運ぶ。]
お前のアスルだからな。
[信じてたという言葉に自信満々に応え、瞳を覗き込むペルラを見つめて笑みを浮かべるペルラ。消えたと思ってから、二度とみることのないと想っていた姿をしっかりと一つ一つ確認するように、背中を髪をなでて、額にもそっと口付けをする。
月色の美しい髪、空からみた湖のような清廉とした青。愛した人の姿だ。]
それにな…ほら…
[飛行機のハンドル隣、ペルラのお気に入りの場所へと座らせる。
もっと触れていたい気持ちもあるが、全身をしっかりみたい気持ちもあったのだ。
それに受け取ったものを元に戻すために……手の中におさまっていた今や力を使い光を宿さなくなった真珠の耳飾り]
美女のそばじゃないと真珠も輝かないんだぞ。
[空いている耳のほうに指を這わせっと、もう一つの真珠を着けて]
それに…もうずっと俺の傍にいるんだしな。
ペルラが幸せをくれるなら、渡しておく必要はないよな?
[悪戯気に囁いた*]
| [あの頃は、かぁ。と沈痛な想いになる。実際大変な時に傍にいれなかったのだ。 とはいえ結果的には一緒にいっていたら戻ることができなかっただろう。 だからこそ、珠月 >>51との離れがたさも加わってだが] ぁあ…今は特別にな。 [素直に手を首に回してくれて、今までにないほどの近い距離ではあったが、大事に珠月をコテージ前まで運ぶ。 降ろした後も、来た時のように袖を掴んでいう言葉に、来たときとは違い鬱陶しそうにはせずに、と受け止めるように振り返り頷いた。 それに自分が消えないか不安というのには、それもありえるのかと得心する部分もある。] (57) 2023/03/12(Sun) 0:45:13 |
| 俺も話したいことたっぷりあるし…珠月が大丈夫なら少しぐらい夜更かしするか。
[鍵を開けて扉を開く。 自分も色々と疲れてはいたが、珠月の顔をみてると喜びと戻ってきてもらえた興奮とで眠気がきそうにない。そっちはどう?とでもいうように振り返りみつつ、袖をつかむ珠月を軽く腕を引くように引き寄せてそっと握ってコテージの中に引き寄せて]
おかえり、珠月。
[改めておかえり。という。 先ほどのような慌ただしいものではない。いつも通りに日常を取り戻すように――でもない。 そう自覚するほど自分でもあっさりとしたものではない、優しい声であった*] (58) 2023/03/12(Sun) 0:45:24 |
| なら決まりだな。……テラスは今日はやめておくか。 [先ほどの今日で、外にというのは少し不安が残る。そのためテラスは明日からというようにいいつつも、夜更かししながら残りの日数で珠月と一緒に満喫しよう >>59と自分でも頷いて] そういえば、珠月。預かってたもの。 [ハンカチに包んでいたままの、銀装飾に青い石のついた耳飾りを見せる。 これ、お気に入りだったんだな。 [大切に保管していた耳飾りを珠月へと差し出して渡した] (60) 2023/03/12(Sun) 1:55:13 |
| [そして耳飾りを渡す代わりに、そっと指を伸ばして零れた涙をぬぐう。 ペルラさんにできなかったことを珠月にはできることだ。驚かれても、何かおかしいか?とでもいうようにしていようか その後飲み物は何がいい?と聞いて、その間も傍に引っ付いていたら、これ持ちながらな。と、普段とは違い二人で台所にたつのは珍しいが嫌な気持ちはなく。飲み物を用意するとこたつへと座り]
まずはだが、珠月がいなくなった後、入れ替わりでペルラさんがやってきた。 それで色々と協力して珠月を連れ戻してペルラさんも帰っていったって感じだな。
[その色々は後でという感じで軽い説明をした後、そちらの詳細よりもおそらく気になっていることを次にいう] (61) 2023/03/12(Sun) 1:57:20 |
| それでこのことだが親には伝えていない。 神隠しにあった、といっても信じてくれるだろうけれども、対処できるかは別だしな。
警察にいっても無駄だろうし、どうしようかなっておもったらペルラさんが力で珠月を戻せるっていってたから、それに賭けて誰にも知らせずにいた。 珠月が無事に戻ってきたとき、神隠しからの帰還者だとかなんだとか騒がれるのも嫌だろうしな。
[まずは現実的なところから話す。どうなるか不安だったが結果的にはよかっただろう。 後は、こっちでは〇日たっているけどそっちでは?と日数のずれがないかも確認したりして]
んで、こっちではだが…ペルラさんが力を使い果たしていたっていうから、休んで力を回復してもらうために過ごしていたな。 初めてのシャワーの説明したあとドライヤーで髪を乾かしたり、後は食事作ってお菓子作って…興味あることとかそういうのを教えたりとか、スキンケアなんかも少し教えたな。
[しかしこうして口にしてみると、ただただお世話していただけだったな。などと思うのであった*] (62) 2023/03/12(Sun) 1:57:56 |
[彼なら恋人のおねだりに応えてくれるとは思っていた。
しかし女王様の彼が自分の懇願に応えてくれるとは限らない。
上目遣いで舌を出す彼は、仕方がないなあとばかりに目が笑っている。
そうしてキスしてくれた。
それはきっと了承の証]
そんなの、使用目的は1つしかないですよ。
[まるで見せつけるようにもう一つの輪っかを右手に嵌める要は跪いて、布越しに愛撫を重ねてくる。
エロい。まだ力ないはずだったその箇所に血が通い、一気に自己主張を始めたのがわかる。
射精管理されているなぁ、と自分で自分を笑ってしまう。
ボンテージ服のその破壊力たるやすごい。それを着こなしている要もすごい。
しかも、こんな顔で哀願するまでして。
性欲だけでなく自分の性癖までコントロールされている気がする。いや、実際既にされているのだけれど。
震える指でズボンのチャックを下ろし、中から形を変えだした逸物を取り出すと彼の口元に差し出す]
はい、これ。
これが欲しかったんでしょう?
[これなら写真ではなくてビデオカメラかせめてスマホを持ってくればよかったと思う。
要は一刻一刻色合いが変わって魅力が移り変わるから、一コマしか写せない写真では存分に魅力をあらわしきれない。
それにビデオだと声や音も出るわけだし。わかっていたのに忘れていた。
元々純粋に写真を撮るだけのつもりだったから。
彼の唇に先端から銀色の糸を引くものを押しつけて。
それから強引に口の中に割り入れて。
あえて奥に突っ込むのでなくて、唇を犯す、そんな風に頬のふくらみなどの曲線の美を目で楽しんで。
彼の舌の感触、中のなめらかさ、透明感ある肌を独特の風合いを持つ光が影を作っていて、黒い艶のある服が淫靡さを増す。
どこか幻想的な光景だ。
ようやくカメラを持ち直してファインダーを覗きこみ、接写モードにして彼のアップを撮っていく。
自然と息が上がっていく。
それは、彼の口腔から与えられる刺激だけではなく、彼という存在に煽られている、から。
存在だけで罪な人だ*]
[草の中に倒れ込んで、そのまま暫く動けずにいた。そのうち、“声”すらも嗄れ始めて、微睡に襲われかけたとき、空気の震えを感じた。誰かが、呼ぶ声がする。
眠りに落ちようとする瞼を強いて開いてみたが、急に差し込んだ光の重さに耐えきれず、思わずぎゅっと目を閉じた。再びゆっくりと、ほんの少しだけ目を開ける。辺りは光に掠れてよく見えない。ただ、慣れたような、懐かしいような匂いがした。同時に、あたたかく、心地よい圧迫感。]
…………。
[微かな息はまだ、喉を震わせることはできなかった。だから代わりに、そっと囁く。]
[抱き締めたものは間違いなく彼女だった。
木漏れ日が差す森の中は、楓にとっては薄暗く思えたけれど、彼女にとってはこれでも眩しすぎるほどのようだ。それだけで彼女がどんな時間を過ごしてきたか目に浮かぶようで、胸を苛まれた。
けれど彼女の囁きで安堵した。
信じて待ってくれていたのだと思えたから。
それと同時に思い返したのは、あの湖のほとり。あのとき彼女から聴いた言葉は、今とほとんど同じだった。
もっと早くたどり着けていれば。
そう思ったのは事実だけれど、彼女の有様を思えば、言葉が交わせることだけでも喜ぶべきなのかもしれない。そう思ったら、悲しいながらに微笑が浮かんだ]
オレも、忘れた日なんか無かったよ。
[人の言葉で静かな声をかけながら、彼女をゆっくりと抱き上げ、扉が開いたままの小屋の中へと踏み入る。
日陰になれば彼女も目を開けられるだろうし、草むらの中では落ち着いて話などできはしないから]
[そうして彼女をそっと床に下ろして]
水飲めるか? 椿。
[彼女の頬を軽く撫で、腰に下げていた水筒を手に取った。ここまでの旅路でずっと使ってきたもので、中身は村で足したばかり。充分な量が入っている。
彼女が飲めるというなら水筒を渡すし、手助けがいるなら、それがどんな内容でも迷うことはないだろう]**
[一つしか。と彼の回答に続けて問いかける声は分かっていて問変えている。もっと教えてや。なんて唇は甘い息を吐いて、彼の下肢に傅いた。自ら嵌めた枷を見せつけながらの懇願は、彼に届いたようだ。笑う顏が射精管理をされていると感じていると知ったのなら、それこそプレゼントでコックリングを用意しよか。
なんて悪い提案をしただろう。
彼の手がチャックを開く。
震える指が取り出す其れを間近で見つめ。
蠱惑の息を溢れさせた。すでに形の変わった其れを凝視し、見上げる目と甘い瞬きの目は彼の問いかけに悦と色を浮かべ。
ゆっくりと刀身の先に唇で触れ]
…、欲しかった。
ふふ……
ありがとうございます。
…ぁう。
騎士様…… ん
[恭しくもその肉棒をいただきます。とばかり
装いを身に着けて、開いた口にと押し付けらたものが突っ込まれれば、んぐっと悲鳴にもにた音が漏れた。喉に触れるというわけではなく、咥内。唇を犯す其れを味わいながら見上げて、瞬いた。唾液が彼の肉棒を伝い、落ちる。頬肉を苛まれればびくっと震え、鼻から息を零すだろう。自由の利かない手で彼の足を掴み、膝を少し開いた。ボンテージが締め付けるのを感じる。
何処とは言わないが、拘束されて
感じている箇所がある。
彼の味に、香りに意識して
此方を見る彼を煽るように卑猥な音を鳴らした。
彼がビデオカメラか、スマホを持ってくればと後悔しているとまでは気づかないものの、カメラを持ち直したことに気づけば、咥内から一度、雄を抜いて、息を肉棒へとかけながら]
…はぁ …ん
なあ、つぎの一生のお願いで、
ビデオカメラ…用意したない?
[映像でこの姿を残したくない。と
首を傾げるように舌腹で肉身を舐めて問いかけた。別に露出狂や痴女の趣味はないのだが、彼を煽りたい気持ちと映像であっても彼なら自分を綺麗に撮ってくれるという信頼があって、甘い提案を口にすれば、また口内へと彼の熱を戻そう。
浴室内ということで卑猥な音が響き。
身体の火照りが、照明によって露わになる中、頬肉で、舌腹で彼の棒を擦り、形を覚えてよい処を刺激して、ゆっくりと彼の刀身の先端を喉に導こう。動くたびに黒いボンテージが己を締め付け、興奮を合わせて少しずつ少しずつ、咥内を蹂躙させ、欲を高めるように意識して、カメラ越しの彼を煽るように。]
……んっ。
[瞬き、喉仏を上下させ
舌腹で招き。頬を窄めて口内全体で彼を味わいながら
写真にその瞬間を意識させた*]
[懐古。
――― 古く、古く。
出会ったのはもう、いつになるだろうか。]
[生まれた時は普通の人間だった俺は、
ある漁村に生まれ漁師としての道を順当に歩んだ。
深い入り江のある村だ、
フカエという俺の名前はそこからとられた。
あの時代にしてはかなり背はデカい方で、
ちょっと怖がられたり、頼られたりした。
なんだかんだと嫁を貰ったのは24の時。
かなり遅い方で、周りからは早くと望まれていたのでほっとした。
村独特のしきたりにのっとり祝言を行い、
子宝にも恵まれそのままのんびり生きていくと思っていたのだが、
残念ながらそうはならなかったのだ。]
[出会ったのは海に住む化け物で、
そいつの名前を俺は知らない。
酷く醜い姿をしたその化け物とは、
夜に家へと戻る途中の海岸だった。
家からは俺を迎えに幼い子を抱えた妻が丁度出てきて、
劈くような悲鳴が今でも耳に甦る。
俺が盾になれば逃がすぐらいはできる、
逃げろと言い捨て、
向かって行った一瞬の事はよく覚えていないが、
左腕をそいつの口に突っ込んで、
その意識を自分に向けようとしたはずだ。
一瞬意識が飛び、
戻ったのはきっとすぐだったのだろう。]
[半身を喰われながら生きている己が身、
喰わせたはずの左腕が何故かあり、
今度は右肩に喰らいつかれ、息が出来なくなり、
――― また意識を失って、
再度意識が戻った時には、今度は右肩があった。
おかしい、おかしい、おかしい、
解っている、
だがそれどころではないし、
絶え間ない激痛にまともに思考なども動かない。
声をあげているかも解らない。
どこが動くかももう解らない。
ただ腰に携帯している牡蠣用の固い刃を、
無我夢中でそいつの首にぶっさした。]
[自分の呼吸の音しか、今は聞こえない。
気付いた時に目の前にあったのは、
首から血を流して倒れているそいつと、
ボロボロになった衣服を身にまとった無傷の自分と、
身体に残る確かな激痛と、夥しい量の血の痕だった。
妻がこちらを見ている。
子は泣いていた。
身をひるがえし家に戻る姿に、
それを追う事は出来なかった。]
[激痛と目まぐるしすぎて真っ白になった思考故
意識が遠くなりかけた瞬間、
何かを押し付けられハッとする。
俺の着替えや、
少しの蓄えを袋に詰めて押し付けられ、
そこでようやく妻の考えを理解した。
妻は泣いていた。]
「死んだことにします」
…、ありがとう。
「私の台詞です、ありがとう、ごめんなさい」
[辺りが静かになったからか、
漸く周囲の家からざわめきが聞こえ始めた。
鬼が出たから家に閉じこもっていたのだろう。
でもこれは仕方がない。
海にばけものが出るのは当たり前だし、
誰だって死にたくはないのだ。
ばけものの死体が残ってるのは良かった。
俺が流した生きてはないだろう血の跡も。
たぶんこれで妻も子も悪い事にはならんだろう。
俺はその村から姿を消した。]
[――― どうしてこんな事になったんだろうか。
少し前から、傷の治りが早いとは思っていた。
病は気から、幸せだからか?とか阿呆な事を思っていた。
だが、それじゃあ説明がつかない。
さすがに死んだはずだ。
それなのに俺は無傷でこうして歩いている。
全身の痛みもようやく取れて来た。
まともに息ができるようになって、深呼吸をした。
そうだ、死んだはずだ。
なのに死んでいない。
つまりは、
俺は多分、不老不死になったのだ、と思い当たった。]
[俺の住んでいた村での、結婚式の独特なしきたり。
それは無病息災、長寿を祈り、夫となる男が人魚の肉を食べる事、だ。
勿論本物の人魚なんかではない。
自分で獲った魚の中で、一番人の顔に近く見える人面魚だ。
ああ、だが、きっと俺のとったそれは、きっと、
―――― きっと、本物だったんだろう。]
[どうしてこんな事に。
考えても埒があかない。
妻も察していたのだろう。賢い嫁だ。
俺が不老不死だと知られてしまったら、
きっと余計ないさかい事がおこってしまう。
村の風習としてあるとはいっても、
実際にそんなものになってしまえば化け物扱いだ。
こどもだってまず、そうかどうかを確かめられるだろう。
赤子だ、違えば死んでしまう。
そもそも生まれてから成長しているのだから、
違うのはもう明白であったが周りは聞き入れなかったろう。
彼女の英断を誇りに思うと同時に、
俺はこれからどうすればいいだろうと慣れ親しんだ海から離れ、山へ、山へと入って行った。]
[村を出て数年間、
まず試したのは本当に死ねないかだ。
ころっと死ねるならそれでいいと思ったが、
色々と試した結果苦痛はあるが死ねないと言う事だけが解った。
次にやった事は化け物退治だ。
自分じゃできない死に方を齎してくれるそいつらは、
もしかしたら俺を殺してくれるかもしれないし、
そうでなければ俺が勝ち、他の人間を救うことができる。
得しかなかった。
謝礼金で生活は出来たし、まあ飢えても死にはしないから
なんとでもなった。山のもんに含まれる毒でも死ねなかった。
途中で得物も手に入れた。
出来るだけ見栄えのある、強そうなものを選んだ。
大太刀は自分にとてもあっていたように思う。]
[けれどいくら誰かに感謝されても、
ここに居てほしいと強く望まれても、
そうする事はできやしない。
それでも化け物の噂を聞き行くと、困った人間がいて、
交流し、感謝され、そして別れ、 …… それが、少し。
更に十数年経ち、その生活になじんだ頃だ、
―――― その狐に、出会ったのは。]
[人を喰い荒らす狐の化生。
本来は俺はこいつを殺すために、こいつに会いに行ったのに。
縁とは、不思議なもんだ。
殺し合いの最中、中断を呼びかけられ、
耳を傾ければ「生餌に為れ(要約)」だ。
一蹴しようかとも思っていたが、
俺がこいつの生餌になったなら他への被害はなくなるし、
その頃の俺は人との交流もほぼ断っており、
なんというか、
そう、
寂しかったのだ。
だから、何人もの人間を殺してきただろうこいつの、
そんな甘ったるい毒のような取引を飲む事にし、
結果今では、その判断は正しかった、とまでは言えないものの、間違ってはなかったのだと思う。]
[――― 一度だけ、
妻と子に会いに村に戻った事がある。
村を出て、40年くらいが経って居たろうか。
妻はすでに亡く子も大人になっており、
姿だけで言えば俺よりも年上のようだった。
きちんと家族もいて、子も独立したらしい。
一晩泊めて貰い話を聞いて、
次の日に妻の墓参りをした。
あの時に一緒に居てくれたのも、天美だ。
あの時、一度「フカエ」は死んだ。
不死のくせに一度、きちんと死ねたのだ。
それを齎してくれたのは妻であり子であり、
そして。]
[生き返っても俺はそのままでいれた。
人間のままだ。
いくら死んでも死ねずとも、
心は人間のまま居れると解ったから。
自覚をしている。
俺はもうずっと、あの時から。]
[今はこうして物見遊山、
清貧な生活を送っている、つもりだ。
スマホももっているが。
他にも便利なものをちょいちょいちょいとか、
狐の化かし力にちょっと頼っている所は、まあ。
あるが。
そもそも戸籍というものが
いつのまにか必要になってたのが一番きつかった。
身分証の偽装で何とかなっているが、
色々と気を付けねばならない事は確かだ。
因みにお互い名字なんてものはない。
珍しいものにしたらルーツを調べられると困る為どこにでもあるような名字という事で鈴木と田中にしただけだ。佐藤も候補だったが雰囲気で選んでいる。
名前の漢字も作る時に漸く作ったようなものだ。
天美の名は俺がつけた。
天色の眼、その毛並みも天の羽衣のように美しかったからだ。狐は良いぞ。
ずっとそれを名乗っている所から見ても満更でもないらしい。]
[夢、これが夢ならば。
良いか?どうだろう。
良いか悪いか等、
きっとそんな言葉でははかれない。]
| そうだな。二人だけの秘密だ。 [悪戯猫 >>110のように、ではなく穏やかな笑みを浮かべる珠月にドキリとする自分もいる。 それを押し隠しながら、こちらであったこと、ペルラさんのこと等を話していき] ああ、活躍はできたかな。料理は元々得意だがそれ以外のことは鍛えられたからな。 [その辺りの活躍というのは幼馴染 >>111が一番わかってくれているだろう。想像通りというやつである。そうして次は珠月のほうはどうだったかの話 >>112を聞いて] そんなそっくりだったんだな。 いや、まぁ珠月とペルラさんも相当似ていたしおかしいことじゃないか。 [そのおかげもあって信じやすかったというのは言わなくてもなんとなく通じるものである] (121) 2023/03/12(Sun) 17:43:34 |
| ペルラさんが言った通り、すぐに行動してくれてたんだな。 [飛行機というのは、ざっとしたあちらの世界については聞いていたためであるが、大地が浮遊し、空を駆けねば都市間での移動ができないというのは、想像に難しいもの。 そんな同じ価値観の珠月からの感想は自分にも受け入れやすいもの] 元々はと言うと大変な目にはあったけれども、純粋な旅行っていうだけならばいい体験だったな。 [大きな滝の上に住む人々という水上都市。空の旅。アニメの中のような世界に、そこは素直にいいなぁ。と口に登らせつつ、怖かったというのもまた美しいだけではない残酷さがリアリティとしてあったのだろう。とも思う。 そんな体験をしたから少し大人びたのだろうか?などと考えていたが、直後の食い意地の張った発言 >>112にはぷっと噴き出して] そこは…仕方がないな。食べ物に関してはこっちで食事したペルラさんも驚いていたしな。 [そういえば一緒にカスタード入りミニカステラをペルラさんと作ったんだから明日食べようか。などともいいつつカフェオレを口に含んで、ふっと一息をつく。] (122) 2023/03/12(Sun) 17:43:44 |
| じゃあ明日は朝食は和食にしようか。 [などと、美味しいご飯を作ろうか。というように >>-112 >>-113なメニューを頭で軽く考えたり、あとはちょっとした事柄であった。 海というものがない世界だったからか興味津々で海の動画をよく見ていたこと。湖を調査する目的で一緒に潜ったこと。 そんな風に過ごしていたことをこちらからは口にしつつ] …ところで珠月からみたら、髭と眼鏡。どちらもないほうがいい感じだったか? [ふとしたこと、ファッションの相談に乗ってもらうように聞いてみて――珠月はどう答えたか。] そろそろ寝る準備でもするか。余りねむくなってからいくと天窓からの光景楽しめないしな。 珠月が飛んでた空からみたら月や星も近かったんだろうなぁ。 [天窓からの光景も満喫しよう。といっていたから眠くなる前にいこうかと誘って、寝る準備をしてから二階へとのぼるのであった*] (123) 2023/03/12(Sun) 17:44:06 |
[忘れた日なんか、という言葉には小さく首を傾げる。あの後すこし眠って、そこで世界が小さく折り畳まれるような感覚を得た。夢と夢との境目、もしくは目覚めの前兆だ。赤薔薇の国でも同じように感じて、気がつけば見知らぬ場所にいた。握っていたはずの薔薇の紋章は、いつの間にかなくなっていた。
この夢は、ここで終わり。
そう思うと、少し寂しい。
彼は探しに行くと言った。
だからきっと、また会える。
声が聴こえたのは、そんなことを思いながら目覚めた直後だった。]
[問いかけにはゆるく首を横に振る。まだ身体中が錆びついたように動かなかった。
一体いつからここにいたのだろう、随分長いこと眠っていたような気もする。どこからどこまでが夢なのかも、もうわからない。もしかしたら、何もかもが夢の中の出来事だったのかもしれない。そういえば、踊るカラフルな動物に囲まれる夢も見た。
自分の手をちらりと見やる。まるで枯れ枝のようだ。全身が乾いてひび割れているような気さえする。気がついてしまうと、急に渇きに襲われた。咳き込もうにも体は動かない。乾ききった唇が、陸に上げられた魚のように力無く動いた。]**
[彼女は首を傾げたように見えた。
それが意味するところが気にはなったが、声を出すのも辛そうな彼女に余計なことを問いかけたくはなかった。
だから楓は気付きはしない。彼女が目覚めた直後だということに──それだけの時間のずれがあったということに。
首が横に振られるのを見て、水も飲みようがないほどの衰弱と感じるとやはり胸は痛んだ。彼女の手は肉が削げ落ち、肌にも瑞々しさは残っていなかった。応える囁きが無ければ、あるいは彼女が見慣れた白いマントを纏っていなければ、彼女だと気付くことさえ無かったかもしれないほどだ]
[痛ましく思いながら彼女を見つめていたとき、唇の動きに気付いた。
それが水を求めてのものに思えて、水筒の蓋を開ける。自分の口に少しだけ水を含み、彼女に唇を寄せ、くちづけを交わしてそっと水を彼女の口中に移した。ほかに少しずつ飲ませる方法が思い浮かばなかったのだ。
もし一度で足りないなら、彼女が望む限り応じるだろう。
乾ききった唇を感じるのは辛かった。
そうなるまで彼女が独りきりでいたという事実に苛まれた。
今から少しでも長く傍にいたいと願いながら、隣に腰を下ろして彼女に身を寄せる。ソファで一緒に眠ったときのように]**
[アスルの唇が頬に触れ、滴を掬ってくれる。
自分が泣いているときにしてくれる涙を受け止める仕草はいつも優しくて、大雑把さが嘘のような繊細さがあった。
胸にこみ上げる熱。嬉しくてくすぐったくて。
触れる手のひらにふんわり微笑んで、自然と首元に回していた手にぎゅっと力を込めて身体を寄せ合う。
銀色の髪からはさわやかな風と彼の香りがする。
覗き込んだなら、今は夜の空のように光を煌めかせる青い瞳がじっと見つめてきて、こんなに長く付き合ってきていたとしてもじんわり頬に熱が上るのは止められなかった。]
この場所も、私の特等席ね。
[アスルの飛行機限定、ハンドルの隣の場所。
下ろしてもらうとたおやかな仕草でワンピースの裾を整え、その割にはしゃぐように足を揺らしてみせる。
振り向くように仰いだら、ちゃんとアスルがいる。
この場所から眺める、操縦しながら前を見据えるアスルの横顔がなによりも好きだった。
どんな景色より、どんな雲の形や空の色より、自分の心に仕舞われた絵には、彼の横顔ばかりが詰まっている。]
もう、そんなことを言って。
でも大切に持っていてくれてありがとう。
[アスルが耳につけやすいよう顔を傾ける。
揃った真珠の耳飾りは力をなくしているはずなのに、心を表すかのように月の明かりをやどして光をまとった。]
……うん。
[眉を下げながら、幸せそうに目が細まり唇が綻ぶ。
自分もまた彼の手のひらにあのコインを乗せた。
彼がずっと大切に持ち続けてきた飛行機乗りの証のひとつ。]
私も、もうアスルを探さなくていいものね。
[昔から街でよく迷子になる見習いだったけれど。
悪戯っぽくこちらも笑んで、視線が交わるままに――彼の手をほんの少し引いたなら、そっと瞼を下ろした。*]
| 流石にそれはいかないぞ。気軽に観光にいける距離なら別だがそうじゃないしな。 [ビシッと指を差され >>128て言われてみて、ありえないとはいえない状況だが、いかない。と今ははっきりと応える。今回はたまたまどうにかなったが次も不幸中の幸いになるなんて保障はない] その辺りの不況はペルラさんにはある程度しといたから大丈夫だ。 [多分。もう数日あればもっと色々できただろうなーとは思うが、彼女も旅行に来ているわけじゃないのだ。明日は落ち着いた…でも美味しいものを作ろうと、料理の腕を褒めてくれる珠月に心をしっかり決めるのである] (137) 2023/03/12(Sun) 21:56:26 |
| [そうして自分が向けた質問には、しっかりと考えてくれていた。 そこまで考えてくれなくても、という気持ちはない。まぁ、自分でも散々いわれてきたがお洒落な眼鏡ではないだろうという気持ちはおもってはいた。 ちなみに寝起きドッキリのときでも眼鏡オフ以外は寝癖ぐらいはあるぐらいのものだっただろう。悩みながら >>129 >>130珠月なりの意見を聞く、迷うことなく髭はないほうがいいらしいのに内心苦笑しつつ] そうだな、ずっとこのままでいたし珠月からみても…安心するか。 [それには自分が思っていたこともあり、少し満足もあり悩ましいこともあるように珠月からの感想を聞き終える。] (138) 2023/03/12(Sun) 21:56:35 |
| [それから順調に寝る準備を進めていたのだが]
今頭洗ってるぞ。
[お風呂越しの問いに答える。まさかお風呂まで一緒にとは思いつつ、どこにでもついてくるのは懐かしくあるが、流石にお互いにもう幼いものではない。懐かしさという穏やかさ以外の気恥ずかしさもあるわけだが、心情もわかるのでそのままでいた。 しっかりと指示された通り100まで浸かって体をしっかり温めた後に、もう出るぞー。とカステラを食べ終えたであろう珠月へといって脱衣所の隣に移動してもらったのだろう。
そして珠月が入っているときも傍にといわれて、待つ側って結構ドキドキするんだな。とあったので、話ながらも余計なことを考えず無心でスキンケアにいそしみながらまつ雅空であった] (139) 2023/03/12(Sun) 21:56:45 |
| [お風呂上りは昔を思い出すように珠月の髪をドライヤーで乾かした。 ちなみにネイビーのルームウェアに先に着替え済みだ。 そうして着た時と同様に二階へと登って最後には手を借りて] ああ、思った以上にいいな。このまま寝たらいい夢みれそうだ。 [三日月が見える夜の空。優しい月色の明かりは雅空の髪の色に近い輝きであっただろう。そのおかげか静けさを引き立たせているように思える。] いいや、寝ていないな。 ペルラさんにはここで寝てもらって主にこたつで寝てたし、でも同じタイミングで楽しめたからちょうどよかったかな。 [だから実は俺も初めて、というように珠月へと、問いの意味を深く考えずに雅空 >>132はこたえる。] (140) 2023/03/12(Sun) 21:56:59 |
| ここに最初に来た時にな、いいムードだな。っていいかけたんだよな [最初に来た時 >>0:185というのはたかだか数日なのに、濃い出来事のおかげで既に懐かしさすらある。] まぁ、いいムードとかを言っても、困るだけだろうからいわなかったんだけどな。 [珠月にとっても自分にとっても、自分には少し自嘲がこもる] さっき、眼鏡や髭のこと聞いたんだが、少し思ったことがあってな。 元々コンタクトじゃなくてこっちにしだしたのは、穏やかだとか冴えないとか、そう見えたほうがいいなぁ。って思ったからだからな。そのほうが…珠月が安心するだろうしな。 アドバイスしてくれてたとしてもきかなかったのは…まぁ、そういうこと。 [人当たりの良さとか、安心感。求めたのはそっちであった。自信過剰といわれたらその通りかもしれないが、小さい頃から客に成長したら父に似ていい男になるよ。とかいわれたら、ある程度自覚するというもの。父に似てというので父を見て思ったというのもある。] (142) 2023/03/12(Sun) 21:57:20 |
| でも、外すのもありかな。って…思い始めてた。思ったのは今回のことがあったからじゃなくて結構前からだけどな。
[天窓に向けて仰向けになっていた姿勢から、珠月のほうをみるために横向きに転がって]
安心するって珠月はさっきいってたけど、珠月は今まで通り安心したままがいいって思うか?
それとも、…俺が…安心させないようにしたいっていったら嫌か?
[自分がさせたい。といって、どうだ?というように首を傾げた*] (144) 2023/03/12(Sun) 21:57:54 |
[大切にしてたというのには当然だろというように見せて]
俺以上に正直者なんていないぞ。なんていうと笑われるのはどうしてだろうな。
[ふふっと冗談めかした笑みを浮かべる、そんな一瞬すら戻ってきた日常を思い返して愛おしい。
特等席に座り、ペルラの月色の髪をより引き立てる耳飾りがあるべき場所に戻ったことに満足して、自分の掌に戻ってきたコイン。親父にもらったお土産で空に興味をもちはじめた切欠のコインが返ってくる。]
そうだな。幸せになることを考えたら自然とそこにいるわけだしな。
[俺の、ペルラの、互いの幸せをそう評するようにいいながら、強請るように手を引く奥ゆかしい人へと、そっと顔を近づけて重ね合わせる。激しさはなくゆっくりと噛みしめるように触れあう唇に、あの時悼めなかったものが、喜びのものとなって一筋の涙がこぼれる]
……そういえば、これいえなかったことあったな…
一生愛し続ける。だから結婚しよう。俺のペルラ……
[巫女と守り人であったならば言えなかった言葉も、もう二人には関係ない。
彼女が戻ってきたからこそ言える言葉を伝えて――湖上の上で月明かりに映る影を重ね合わせるのであった*]
| [どういう意味?と >>152戯けるならば、珠月にとってまだその時じゃないのか、嫌だと判断して自分もまた冗談だぞ。とでもいって流すようにしただろう。そうはならなかった。 視線を交し合う。喧嘩のように、とは言わないが、お互いにどうしたらいいか探り合うために、じっと紫水晶の瞳 >>153を見つめる。 ドキドキさせたいということ。という言葉にも目も逸らさないことで応えて、次の言葉、その後、慌てだす珠月をみて] いや、大丈夫だから、慌てなくていい。 [批判するような態度でその後慌てるのをみて、落ち着くようにと笑みかける。 似合うといっていたし実際似合っているが、珠月が髪を染めたときと同じだ。珠月が強がるときは不安があったり自分を守るためであることが多いのだ。 ただ、次の言葉にはドキリとする。弱気で自分が何をいっているのかわかっていないのかもしれない。] (155) 2023/03/13(Mon) 0:40:01 |
| [結局視線を逸らした、というよりは隠したのは珠月からであった。 自分の漏れ出た感情や色々なものを隠すように両手で覆う珠月を見ながら自分は起き上がりベッドに転がるのをやめてベッドの縁に腰掛けるようにする。 近かった距離が更に近づいて、伸ばせば容易く届く距離で、わかりやすくない素直な一言を聞いた。]
……今までこのままでいいとも思っていた。幼馴染でいるのは俺からしても心地よかったし、戻れなくなったらそれも嫌だなって、勇気もなかった。
でもな、今回のことで思ったんだ。 珠月は…俺が帰ってくるのを待ってると信じてくれた。俺も珠月が戻ってきてくれると信じてた。 出来たのはそれだけだったけれどそれが支えだったし、ペルラさん曰く…儀式にはそういう想いの力が重要だったらしいしな。
だから…変わってしまうのは怖いよりも、変わっても悪いことにはならない。そう思えたな。
[自分の考えを一つ一つ確かめるように口にして、最後には間違っているか?とそんなニュアンスを込めていう。 それにそれぐらい信頼しあえないと、珠月は怖がりで踏み出せないだろ。とは言わない。そういうことをいうと珠月は強がってしまうからだ。] (156) 2023/03/13(Mon) 0:41:07 |
| だから俺も嫌じゃないぞ…珠月に…そう想われることも。 [幼馴染以外の、あるいは以上の目で見られるのも、と。先程漏れ出た言葉 >>153を拾い上げて] 雅空。と呼ばれるのも嫌じゃなかったしな。 [届いていた声 >>3:D41のことも同時に教えるようにいう。顔を隠してる今いってあげたほうがいいだろうと思ったのもあった*] (157) 2023/03/13(Mon) 0:41:18 |
[わずかな言葉が頭の中をぐるぐると巡るばかりで、他には何も考えることはできなかった。
その感触はよく知っているはずなのに、記憶はどこか遠く曖昧で靄がかったようにも感じられる。それでも、冷えた身体に伝わる熱にやすらぎを覚えた。
水が身体に染み渡る、気がした。
固まっていた身体が少しずつ動かせるようになってくる。
自分が“生きている”と感じたのは生まれて初めてだったかもしれない。
痩せた指は大きな手を求めて彷徨う。触れたならばそっと指先を絡める。]
[ほとんど吐息のように、彼女はつぶやいた。]**
[水を与えた後、僅かながらに彼女の体が動いた気がした。
彼女の左隣から身を寄せ、肩を抱いて見守るうち、すっかり細くなった指が彷徨うのを見つけてそっと左手を寄せる。絡まってくる指を感じながらぴたりと掌を合わせ、絡め返した指で一本一本を愛おしむように撫でた。
弱い吐息に乗せられた声は確かに耳に届き、微笑みが浮かぶ]
椿、また会って話ができてよかった。
[室内に響かせた声は穏やかに安らいでいた。彼女にとっては聞き慣れないだろうが、夢の中での別れ際に聴いたばかりの声でもあるだろう。
もう一度言葉が交わせることが心から嬉しかった。
彼女の命はもう長く続けられないかもしれないけれど、少しでも長く共に在ることができるようにと祈った]**
[語りかける声は優しく、穏やかで。彼にそのような安らぎが訪れたことを嬉しく思う。
この場所にきてもうどれだけたったのだろう。
はじめは、二人だった。やがて、ひとりになった。
ひとりでいることはさみしくて、かといっていなくなってしまうこともできなくて、そのうちにどこにも行けなくなってしまった。
ここでたくさんの夢を見た。
こわい夢も、わるい夢も、とてもたくさん。けれど、最後の最後に、あたたかい夢を見ることができた。そして今、夢から覚めても、まだあたたかい。
あとどれだけ自分は生きていられるだろう。少しでも長くいられるといいと思う。そのために、できることはなんだろう。]
あのね、
[首をすこし傾けて、声が彼の耳に届くように顔を向ける。]
おなかがすいたの。
たまごがたべたい。
[“食べるということは、生きることと同義です“
夢の中の自分がそう言った。
きっとそうなのだ。どうあれ、食べることは生きることに繋がっている。
だから、まずはここから、はじめよう。]**
| [信じるに決まってる。 >>163と言われなくてもわかっていた…なんていうけれど、傍にいるならば珠月の口からききたい。そのほうが何倍も嬉しいし、実感し向き合ってみるとふわふわしたような憶測のない感覚に戸惑いすら覚える] ああ、珠月が大事なのは変わらないし幼馴染だったこともなくならない。 [言い聞かせるようにですらない。確実にそうだと言い切るようにはっきりと珠月 >>164へといって] それなら、そういうことにしておこうかな。 [慌ててどちらにしろという気はない、嫌じゃないことだけ伝えられば、珠月が落ち着いたとき自分で選ぶだろう。 それに実際面と向かって雅空といわれたらまだ照れるだろうしな] (205) 2023/03/13(Mon) 19:26:30 |
| んー……そうだな。
[珠月の声が震えている。でも怖がっているわけではなさそうだし、自分も少し喉が詰まりそうだ]
幼馴染でいながら、恋人関係……が俺はいいな。
[曖昧なものではなく恋人。としっかりといって呼び名を含めてすべてを決める必要はないけれども、こうしたいな。という気持ちだけは伝えておく。] (206) 2023/03/13(Mon) 19:27:02 |
| [ようやく顔を見えたときは、目元は赤くなっていて瞳も揺れていた。 けれどもしっかりと自分を見てくれる。そして改まったような言葉にちょっとだけ噴き出してしまう。だって今更だ]
ふふっ、言われてみればそうだな。 未だにピーマンは苦手だし、炭になるまで肉も野菜も焼くし、いつまでも子供染みたことばかりして寝起きに突然やってきたり、部屋で勝手に寝てたりするし、俺が行く先だからついでとかじゃなくてバイクに乗せて連れてけー。っていうし。
[こちらはこちらでその全てにおいて優しく優しくなんてしてたわけではなく、時には雑な態度で、時には意地悪な風に、時に頑固な意志でと色々してきたが]
そんな臆病で強がり。しっかりもののようで甘えん坊の寂しがり屋な珠月を……大事にしてきた実績ならあると思うんだけどな。
[もちろんそれはお互い様だというのはいうまでもなく思ってることだけど、布団で丸まっている珠月をみて、手を伸ばし布団越しにちょいちょいと軽く叩いてみて] (207) 2023/03/13(Mon) 19:28:27 |
| 珠月…こっちきて、一緒に寝ない?
ぁー…えっとだな。今の話の続きでいうとややこしく聞こえるかもしれないが、正直いうと目が覚めて夢だった…なんてなるのが怖いからな。
[想いを向けて、ゆっくりとだけれども応えてもらって、そんなのも含めてだが、怖さの大半は消えてしまっていた昨日までの時間が関係する。]
目を閉じても傍にいて、目が覚めたときも傍にいたら、流石に落ち着けるんじゃないかって思うんだけど…駄目か?
[首をかしげて聞いた。 珠月にもそうだが、自分にだって欠点はある。珠月を甘えん坊で寂しがり屋を克服させれないような心配性なところだろうか*] (208) 2023/03/13(Mon) 19:28:57 |
[彼女が食事を乞う。その言葉がとても嬉しかった。
声はまだ弱々しいけれど]
卵か……、鶏飼ってたりしねェよな?
買ってこようか。
[小屋がこの有様では、ろくに食料が保存されていると思えなかった。
村まで行って食料を買う生活が続けば、森の中に住んでいる人がいると知れる可能性は気にかかったが……。
食べないわけにはいかない。特に今の彼女は。
二人とも“狼”として食べたいものが別途あるとはいえ、ヒトとしての食事もまた生きるために必要なのだから。
こうして、この地での彼女との二人暮らしが始まった。
これは彼女が旅に出られるほど回復するまでの一時的なもの。楓はそう思ってはいたけれど、それが結構な長期間になりそうなことは予想できていた]
[共に暮らし始めて間もない頃、彼女が無理なく会話できるようになった頃合いに、楓がふと脈絡無く紡いだ言葉があった]
なあ、椿……
“いらないもの”なら後に残るはずねェよな?
後に残るのって、それだけ重要なもの……、
存在の核とか、柱や基盤とか……
そういうものなんじゃねェのか……?
[それは確信というより、そうであってほしいという祈りだけれど。
あの夢から覚めた後、彼女に思いを馳せる間に考えついたことだった。
たましいを善と悪のふたつに分けて、悪を滅する。それが彼女が生み出された過程で、彼女は滅せられる側──不要物と扱われた側だった。
それなら、どうして先にもう片方が消えたのか? どうして滅せられる側だったはずの彼女が後に残ったのか?
真に滅せられるべきは向こうだったのか、それともどちらかを滅するという考え自体が誤っていたのか……そこまでは楓に理解の及ばないことだが。
楓にとって、彼女は間違いなく『存在していてほしいひと』だ。それを補強する理屈がどうしても欲しかったのだ]*
[初めのうちは楓が食事を作ろうとしただろうけれど、そのうちに彼女が作ってくれるようになったのだろうか。
彼女が歩けるようになったなら、短い時間でも共に散歩しようと誘っただろう。
楓は彼女と一緒にできることが増えるたびに喜び、彼女が望むことを果たす助けであろうとした。寄り添い、支え、尽くし、触れ合った。連理の如く]**
[やわらかな温度が、いつもの温度が。
待ち望んでいたぬくもりが触れてまた涙が零れていく。
瞼を伏せていて気づけなかったけれど、それはきっと、アスルが零した想いとともに風に攫われ湖へ落ちるのだ。]
なぁに、アスル。
[言えなかったこと。
不思議そうにも、予感しているかのようにも微笑む。
そうして彼の言葉にふわりと瞳に光が灯る。
たくさん見つめ、映し続けてきた群青色と空の色に近づいた瞳。
銀白色に憧れた月のような色の髪が彼の風をはらんで揺れる。
腕を伸ばして包むように抱きしめて。
まつげが触れ合うほど近くで見つめ、幸せを笑みにした。]
私は、ペルラ・ルーチェは、あなたを愛し続けます。
ずっと一緒ね。私のアスル。
[結婚し家族になって、寄り添いながら年を重ねていこう。
今、月明かりに照らされる姿も、ともに。]
[そうして抱きしめ合って。
ふと、目を瞬かせる。]
アスル、やっぱり、随分待たせてしまったのね?
[前髪が伸びてる、と指先で額にかかる髪にそっと触れる。
彼に出会ってからなんとなく感じていたことだが、あの狭間の世界とこちらは時間の流れが異なっていたのだろう。
話したいことがたくさんある。
今の巫女はどうなっているのか、今の島の状況、お互いの家族の話、何より彼のこと――将来の話だって、したい。
でも、今は思うままに。]
アスル、今夜はゆっくりしていても、いい?
話したいこともたくさんあるし、あそこの小屋で。
…………儀式のお役目の後みたいにも、ね?
[耳元で囁く声に、彼しか知らない色。
これからもアスルにしか聞かせない声を紡ぐと、]
――愛してる。
アスルは私だけの風で、自由な鳥で、ずっと大好きな人。
[それは永遠に。**]
一生が何度もあるってすごいじゃないですか……
ん……上手。
タマの方も舐めて?
[まるで心が読まれていたかのように、ビデオカメラのことを言われて苦笑してしまう。
でもそれだからこそ一瞬を切り取ろうとムキになってしまう。
鎖でわずかばかりに余裕があるとはいえ、いつもよりも自由がきかない両手。
彼は唇、口腔、舌、吐息だけを上手く使って、彼の雄を制御する。
そんな彼の髪を優しく撫でて乱し、もっとして? と指先だけでねだろう。
自分に奉仕しているだけでも感じているのか、きついのだろうか、彼の腰が揺れているのが分かる。
彼の喉仏が嚥下するかのように動く。
真空をつくられ、硬くそそり立った箇所が彼の上顎裏のざらついた箇所をこすって。
軽いタッチでシャッターが切れるはずなのに、それがひどく重い。
はぁ、はぁ、と上がる息の中、目の前が白く飛びそうなのを必死にこらえながら、シャッターを切り続けて]
んぅぅっ!!
[立ったままだから、思わず身体をそらして、彼の方に腰を突き出してしまった。
我慢しきれず、放つそれ。
思わず彼の口から引き抜いてしまって、その美しい顔にどろり、とかかった白。それは彼の口元のほくろを隠す。まるで化粧をしているかのように。
見慣れているほくろが、それが消えているのが自分が放った欲の多さを表しているかのようで。
彼を縛るボンテージのエナメルの艶にも白がかかり、光が反射している箇所すら自分の慾が飛んだように見える。
穢されてなお美しい人。
奉仕のせいでこすれて唇が紅くなっているのが、艶やかでますます色っぽい。
ああ、抱きたい。
このままめちゃくちゃに犯したい。
しかし、それは我慢だ]
…………最高の一枚が撮れたと思います。
[そんな風に言って、自分の中の欲を押し殺して隠してごまかして。
しかし、今撮ったこの写真を見るだけで、何度でもきっと自分は一人寝の夜に困ることはないだろう。
そして己ばかり欲を満たしたが]
要さんは、お預け、ですからね。
[片目をつぶって、ボンテージスーツの中の熱を持て余しているだろう恋人にそう言い放つ。
それは意地悪なつもりでもなく……いや、実際少しそういう気持ちがあったのは否めないが……彼が“欲しい”という飢餓感があった方がいい写真が撮れそうだから。
終わったら、いっぱい甘やかしてあげるから我慢して?
心の中で、ごめんね、と謝った*]
ああ、三か月ほどな。
っていうことはペルラはそうでもなかったのか?
[そう聞くと時間の流れが異なっているという風なことを聞くが、プロポーズを受け入れてもらった熱い気持ちと再会できた喜びに、多少待っていた面での辛さなど気にも留めなかった。]
そうだな…俺も話したいこともあるしな。
[彼女が去ったあとどう過ごしていたかとか、二人のこれからこととか。
それに…会えなかった時間と体温を埋め合わせる時間も必要だ。もう慌てなくていいなどといっても、急いた気持ちになるのは熱情故。]
愛してる…ペルラ・ルーチェ…
[彼女だけを永遠に*]
[それから、彼女、元巫女であるペルラが帰ってきたことを伝えにいった。
力を使い果たしたら消えるといういわれる巫女が帰ってきたことへの反響などを考えてこっそりと、村のまとめ役の長老へと伝えにいったわけだが]
「おぉ、新婚旅行から帰ってきたか?」
[第一声はそれであった。は?となったわけだ。
そこから色々と色々と話し合ったが、どうも色々と相違があったらしい。
一番の要因である、巫女が消える。ということに関しては―――だいたいが嫁入りしていく。ということらしい。]
[そこからは長い話が繰り広げられたが大雑把にいうと。相当前の巫女が役目を終えたときのこと、その巫女にちょうどいい年齢の結婚相手がいないということが判明した。
元々浮遊都市という閉じた世界。結婚適齢期から考えても過ぎており、そしてその時代、ちょうど奇数で余ってしまったのだ。
その頃の巫女はここまで特別扱いするという形ではなく、同年代の人と接触が多かったのも悪かったらしい、なんでも夫婦生活を自慢されたりしていたようだ。
そんな役目を終えた巫女の不満のため、婿探しに奔走したという大変な過去があったようだ。
そりゃまぁ巫女になって、自分の意志でならばともかく結婚願望や青春したい!と不満たらたらで人生を終えるなど悪いし、そんなことが広まっては醜聞になるので隠す必要があったようだ。次代巫女居なくなっても困るし、後の婿取りにも響くしな。ということらしい。
ちなみに先代巫女が消えたという件についても、行商人の人と結婚予定だったらしいが、力を使い果たした直後、旅立つ直前だったらしく、このままだと数か月は会えなくなるのが嫌になって飛び出していった、ということらしい。
ペルラとアスルもそれだと思っていて帰ってきたという認識でいたらしい]
じゃあ…消えるってこう、泡になって消えるとか、死んでしまうみたいものじゃなくてってことなのか?
「そんなおかしなこと起きるわけないじゃろ。」
[まさかの全否定であった。
だがまぁ、要するにペルラは戻っても特に問題なかったらしい。なんだったら自分もペルラの両親もこっそり知ってるとのことだ。
ちなみに守り人というのもそれっぽい理由をつけて巫女の退職後の付き合い先とかを用意していたという裏話も聞かされるが、非常に疲れた心地であった。
だが、あの現象って結局なんだったのか。という謎は抱えたものの、まさか現代側のほうが異世界と通じる原因になっていたなど二人には知る由もないのであった。]
[そして]
準備できたか?ペルラ…
[アスルはやり残したことを遂げるために戻ってきた。そして今、それを叶える日だ。
彼は別れていた間、色んな島を巡り、そして他の島にある産物を持ち帰った。――それはゴムとそれを得るための苗木であった。]
…いくぞ。
[蒼色に銀のラインが引かれたそれ鳥のような形に上部と下部に翼が広げられた、現代で言うところの複葉機に近い形のもの。操縦席の隣にペルラを乗せ、ベルトがまかれているのをチェックする。
エンジン音が響き、前部のプロペラがゆっくりと周り、異常の動きがないのを確認すると、発着所の面々へと親指をたてて合図を送り、固定されていた翼の支えが外される。
そして発着所からゆっくり走り空へと浮き上がっていく]
…やっと…やっとできるようになったな。
[今回目指すのはペルラの故郷。高度が足りないからとすぐにはいけないといっていたあの山である。
時間さえかければ前からいくことはできたが、中心部から直でいけるようになりたい。とそう考えてしまっていた。
あれから月日が流れ形がつくられていったが、そして一番の問題となっていたのは着地の点。それを解決するのがゴムなのであった。]
[風を受け揺れる隣の月色の髪は美しく、高度をあげていった飛行機はハンドルを引くことで角度を変えて身体が真後ろに倒れるような圧を受けながら、中天まで伸びやか登り詰めていく。
この高さならば中央部から真っ直ぐにペルラの故郷へと迎えるだろう。]
はぁ…無事いけそうだが、これからペルラの両親への挨拶のほうが緊張しそうだな。
[そんな軽口を叩くような余裕はあった。それは隣に彼女がいるという精神的な余裕でもあっただろう。まだ着地が残っているけれど、自分ならやり遂げられる。
翼が雲を引くように少し機体の制動を確かめるためのテスト飛行をいくつかこなし――というのも建前にして、彼女と空を楽しみながら、ペルラの里帰りへと向かうのであった**]
……どうかしら。
元々の“わたし”は、知っていたのかもしれないけれど。
[彼女も全てを知っているわけではない。自分のことのはずなのに、まるで知らない他人のような気がするのだ。]
たぶん、いなくなろうとしたのね。“わたし”は。
——本当に、お馬鹿さん。
[伝わりそうにはない、曖昧な言葉で語る。
はじめにいた“彼女”が何をどう考えたのかは椿にはわからない。
ただ、“彼女”は“自分”を消して正しく生まれ変わろうとしたのだと思う。それに従って、片割れは正しくあろうとした。
しかし、人間の存在なんて、そう簡単に根本から変えられるものではないのだ。だから、失敗した。もう少し考えるべきだったのだ。古い書物にすでに“それは禁術とされている”と記されていた意味を。]
でも、いいの。
いまの私は、ちゃんとここにいるから。
貴方が、ここにいていいと言ってくれるから。
[そう言って、椿は楓の頬に両手を伸ばす。今では随分、おねだりが上手になった。]**
[彼女の答えを聞きながら、考えた。
元々の“彼女”──その人が男か女かさえ知らないのだけれど]
自分が……嫌いだったのかな。
[『たましいから不要なものを取り除きたい』
その欲求はつまり、自己否定から生じるものだろう。誰か受け入れてくれる人がいたら、そんな考えは抱かなかったのではないか。
もっとも、その結果やっと椿が生まれたのだから、その行動を否定できはしないが。
自分の存在を許さないような自己否定は、かつて夢の中で彼女が思い悩みながら伝えてくれた言葉の内容に通じるものがあった]
[だから今の彼女を見ているだけで楓は幸福だった。
頬に両手が伸びてくると、彼女の腰に腕を回して抱き寄せた]
うん。
……傍にいてくれ、椿。
[甘える彼女に甘え返して、くちづける。
愛など、もうわかりはしないと思っていた。
全て食欲に塗り替えられてしまったと。
けれど“食べたい”という衝動にはいくつか種類があって、彼女に抱くのは特別なものだった。
もしかしたらこの先、他にも見つけることがあるのかもしれない。失くしたと思っていた人間らしい感情を。
見つけたところで人間に戻っていいと思える日は来ないだろうが、長らく感じていた絶望は少しずつ和らいでいくだろう。大切な人たちに抱く思いを噛み砕くにつれて]**
| [言われてみて、そうじゃなかったらしい。というわりに言葉 >>210が弱いのがなんともらしい。自分には愛らしく見えてしまうのは惚気なのだろう] まぁな、だから珠月が自分自身で変わろうとおもうならともかく、偽ったり気を遣ってまで、なんてしなくて済むぞ。 [こういうところ照れや恥ずかしさ、あるいは自信のなさで言葉が胸に詰まる珠月 >>211と違い、いうところはきっぱりいう雅空。 そして胸に詰まった言葉が出てくるまで気長にまつことが苦ではない。 だから布団をくるまっていたりした後に、言いたいことがある >>212というので、その返事なのだろうと首を傾げて遮らずに促す。] (216) 2023/03/13(Mon) 23:15:02 |
| [告白は、彼女 >>213らしくしっとりとしたものではなく挑戦的な宣言めいたものであった。恥ずかしさに真っ赤になって一生懸命の真っ直ぐな告白だ。] わかった。 今夜はそれが理由なのは俺も同じだし、珠月もそのつもりなら…俺もそう意識する。 [ドキドキとした胸の高鳴りを隠すように、少しだけ早口になりながらいう。 今日は安心させるようにという気持ちでもあったが、それ以外にもちょっと関係が変わる時間を実感する一つなのだと思うと、胸が落ち着かない。] 俺も落ち着けないとは思うけどな…でも一緒がいい。 [珠月に応えるように自分もいったところで、急に起き上がりさっさと移動して自分のベッドの布団に潜り込む珠月をみて微かに口元を釣り上げて笑う] (217) 2023/03/13(Mon) 23:15:53 |
| 初めてしったな。 恋人になると…こんなに照れ屋だったんだな。って
[悪戯猫のようにいう珠月へと、赤くなってるのが隠れていないぞ。というように口にして、ポンポンと叩かれた位置よりも更に珠月のほうに近い位置に、珠月のほうを向くように横向きに転がって]
……凄いな。今まで何度か一緒に寝てきたと思うが、新しいものってまだまだあるんだな。
[例えば、怖い映画や番組を見ただとかそういう時に珠月が着たり、どちらかが風邪を引いたときに看病して、交代で風邪を引いて、あの時は互いの親に苦笑されたな。とか。そんな色々な思い出のどれとも違う。 手を伸ばした、悪戯な子の頬をむにっとするのではなく、髪に触れてそっと撫でる。手入れのされた彼女の髪は今日も美しく、そうして驚いた好きに、くるまった布団を引き寄せて一緒にくるまれば、より近く密着したように近づいた後、珠月の手を探しその手をそっと握った*] (218) 2023/03/13(Mon) 23:17:15 |
[お得やろ。と彼へ返す上目は告げて。
彼に褒められ、唇は小さな息を吐いた。そうして言われたとおり、双玉を舐めれば、甘噛みをして柔らかく射精欲を育っていこう。あまり自由の利かぬ手が彼のズボンを掴む。髪を撫でて乱す手に気をよくして、奉仕の大胆さは増していった。咥内いっぱいに広がる味は彼の存在を確かなものにしてくれる。硬くそり立つそれが、上顎を擦るのが心地よく、興奮が身体を貫いた。
窮屈な周りが、性を訴える。
見上げればシャッター音が聞こえ
自分の奉仕が彼のカメラに収まることを意識して、喉から嬌声が漏れた。彼の息づかいがすぐそばで聞こえる。自分の唇で、喉で、咥内で興奮してくれているのだと嬉しく、吐息を重ね。
その雄を育て、口で扱いた]
……んっ ぁ …ぁ
[びくっと身体が震えたのは
腰を突き出され、一瞬喉の奥に彼の雄が入ったから、生理的なものと深い場所を愛される事への感激に涙が溢れ、引き抜かれた其れにより、肌は濡れた。白がかかったのだと理解したのは、香りと熱さから。どろっとした白を被った顔が鏡に見える。
黒子を隠す化粧のようなそれに
最初、目をぱちくりさせ]
はぁ …ん
いっぱい出たなあ。
[可愛いわ。と微笑み。
そのまま唇に乗った白をぺろりと舐めた。
苦みが広がる中、被った白がボンテージにもついていると気づけば、指で其処をなぞり。奉仕の笑みを赤く浮かべて見上げて、彼の褒めを待っていれば、欲を押し殺した声が聞こえ。
すごく――興奮した。
暴きたいとぎらつく視線が言う。
それなのに、それを律する彼が愛おしくて、たまらずいよいよ窮屈さは増して腰周りがきつくなった。吐く息が熱い。そして、薫る雄にくらくらとする。濡れたままの顔で彼を見つめながら]
最高の一枚か。
ええなあ、やけど
ふふ……、お預けか。
[いじわる。と笑う声は言う。
抱いてほしいと彼にいう身体が火照るのを感じながら、言い放つ彼をじっと見上げて、手は浴室の床を撫でた。腰を下ろし、見上げた姿勢で白濁に濡れた姿は彼を煽るのを意識してのこと。『欲しい』という飢餓は、何も自分だけではないだろう。
一度精を吐きだしたとしても
まだ足りへんやろ。と彼に信頼を向け。]
あのな?
我慢するから後でいっぱい
抱いてな?
[僕のこと、愛してや。と
オネダリをした。其れはこころの中で謝る彼に応えるよう。沢山甘やかしてと身体を起こせば、そのまま栗の香りのする唇で彼の口にキスをして、濡れた箇所を拭うようにオネダリしただろう。手錠に阻まれてうまくできへんねん。やなんていって。
彼が拭ってくれるのなら、その手を舐めて。
もう一つ、オネダリを]
……
ほんで、いっぱい好きって言ってや。達也
[僕は自分の好意があれば
我慢できるんやから。と囁き、耳に息を吹きかけた。
その顏は少しばかり赤かっただろう*]
| これでもな背伸びしてるんだよ。 それに…いつもと同じ距離だと違う意味で勘違いするだろ? [近いと抗議するように足先で蹴る珠月 >>219だいたいいつも自分から文句をいうまで引っ付く珠月に対して自分はされるがままというかやりたいようにさせていたが、今回からは違う。触れあうように足先を揺らして巻き込むようにくっつけれたらそのまま少しだけ押さえつけるようにしてしまう。 照れる >>220のは、そうだな。と自分も頷く。 ただ照れはするがそれだけではない、そんな珠月が傍に戻ってきたこと、気持ちが通じたこと、大半はその喜びに満ちている。 美しく触っているこっちも心地よい滑らかな髪は珠月のだからというのも手伝っていつまでも触れていたいと思えるし、それに珠月が大事にしている髪を自分は撫でていいんだな。というのも気持ち――というか心臓が跳ねし、珠月の柔らかい手は汗ばんでおり、時折繋いでいたの時ともまた別のもののようだ。] (223) 2023/03/14(Tue) 1:51:01 |
| そもそもシングルベッドなわけだしな。 [狭い、あつい。等という言葉 >>221に、くっつくようにしているという事実を無視するようにいいつつ、イヤリングについて教えてくれるのに、傍にという言葉ではわからぬまま、その後の言葉 >>222で次の言葉にようやく気づく。] あの時は驚いたけど…そうか。 そうだな。その頃ぐらいから会う時間も減ってたしな。 [そんな健気なことを思っていたのかという驚きである。あの時は自分が空けるというのに必死でそっちの記憶が根深かったのだから仕方ないといえるが] …にしても珠月が高校の頃からか。俺が珠月のこと好きだと意識しだした頃と一緒じゃねえか。 [照れて目を瞑る珠月を、髪から背中に回した手であやすように撫でて] じゃあ…珠月が何かしてきたら、抱きしめようかな。 [自分で口にしてみて、いや、違うな、と呟く] 何もしなくても抱きしめるかもな。 [やっと自分たちの日常に戻れた、朝を迎えれたのだという気持ちをこめてしまいそうだな。なんて照れ混じりの穏やかな笑みを浮かべるのであった*] (224) 2023/03/14(Tue) 1:51:17 |
| [その日の目覚めは昨日夜更かししたせいもあって天窓から浴びる日に眩しさすら覚えるようになってからであった。 互いに眠りについたときの姿勢とさほど変わりなく目覚めた雅空は、まだ眠っている珠月をみて、ほっとすると共に少しだけ一緒にいることへの実感を込めて見守った。
いつもなら珠月を一旦置いて起き上がって朝食を作りにいくのだが、今日はそれをせずに珠月をまつことにしたのだが、その前に少しだけ試しておこうと思う気持ちも芽生える。] (225) 2023/03/14(Tue) 2:03:11 |
| [そして]
おはよう、珠月。 蹴ったりしなかったし、珠月の寝相も悪くはなかったと思うぞ。
[ただ起きたときお互いもっと近くにいた気はするが、それはどちらから引っ付いたのか、あるいは両方だったのかまではわからないが、子供のころからお互い成長したなー。などと当たり前のことを口にして]
じゃあ、飯にするか。
[挨拶を終えて珠月が目覚めれば健康的なものでお腹は空く。 食事をとろうか。昨日のリクエスト通り和食だな。等とありつつも、観察するように見ていたが、珠月は――寝起きドッキリのときとは違い、コンタクトにした自分を見て、どうだっただろうか。] (226) 2023/03/14(Tue) 2:03:30 |
| [さて、朝食だ。朝の顔を洗ったり歯磨き等々を終えるとエプロンを身に着けて朝食の準備に取り掛かる。珠月はやはり見える範囲ぐらいにはお互いいただろう。準備まで少しもたついたかもしれない。
だから手際よく美味しく作りたい。
と、米を研ぎ小鍋に水をいれ昆布を浸しておく。
その間にこちらの下拵え。鯛の鱗や内臓を取り除き、塩を満遍なくふって、グリルで焼いていく。表面に焼き色がつくぐらいまで焼いた後、先程の小鍋に醤油や酒、みりんという万能の組み合わせを入れて火をかけ、沸騰する前に昆布を取り出しておく。
そして研いでおいた米と先程の出汁をあわせて土鍋にいれ、その上に鯛を乗せる。
後は、蓋をして中火で、沸騰すれば弱火にし、最後には火を止めて鍋のなかで蒸らしていく土鍋で米が炊き上がる。] (227) 2023/03/14(Tue) 2:04:10 |
| [そんな時間の横では出汁巻卵、ワカメとネギだけというシンプルな味噌汁に、ほうれん草の胡麻和えを用意していき、皿にのせてはテーブルカウンターに乗せて、珠月に運んでもらう。その辺りの分担作業は恋人になる前とそう変わらないだろう。
鍋敷きをこたつの真ん中に敷いて、土鍋をもっていきその上において鍋の蓋をあければ、湯気とともに鯛飯の香ばしい匂いが食欲中枢を刺激する。
最後に、タイの骨を丁寧に取り除き、タイの身をほぐしながらごはんと混ぜ合わせれば、おこげとともにお茶碗に盛れば完成だ]
向こうじゃ食事は大変だったんだろうかがんばったぞ
[残ったならおにぎりにして明日帰る時の朝食にすればいいだろう。食べきったならそれはそれ、とありつつ、待ち遠しい珠月にそれを説明するのも酷だから]
いただきます。
[幼馴染になっても恋人になっても、雅空と珠月であればよくある日常の一つを過ごすように朝食を迎えるのであった*] (228) 2023/03/14(Tue) 2:12:19 |
[生まれはただの狐だった。
のどけき春に生まれて兄弟と共に育ち、稜線が赤黄に染まる頃には巣を立った。山を駆けて鳥や虫を食らい、凍える冬を越した次の春にはひとつ上の雌と番った。生まれた内の二匹は死に、残った三匹が秋には巣立ち、役目を果たした番いとも自然と別れた。
そうしたことを幾度か繰り返して、季節を何巡も重ね、生きるために食らい続けた。その日々には、鷹に襲われたか啄まれて体中に穴を開けたかつての番い、狼に喉元を食い破られだらりと足を揺らす幼い我が子、老いて弱り虫に集られた臭いを放ついつかの我が子の骸があった。
彼らを数多く見送り続けて、己が“ただの狐”を逸していた事実に気づいてしまった。本来とうに死を迎えている筈の体は、生まれて数年の頃と殆ど相違なく衰えを知らない。生気を奪う術を得てからは更に頑健な体を手に入れ、縄張りとした山で恐るるもの無い主となった]
[唯一危ぶんだのは山に踏み入る人間だ。
爪も牙もろくに持たぬくせに、獣を狩る術を持つ彼らは異質で、何をしでかすか読めない。
かかずらうこともないと放っておく方が多かったが、怯えるのも癪なもんで、山を汚すような奴らは襲って喰らった。無謀にも己を殺さんとする馬鹿も同じ。飯を奉じる奴らが出てきた時には目こぼしをしてやることもあったし、虫の居所が悪ければ殺しもした。
飯の中で最も腹にたまり力を増せるのは人だったし、奴らの持つ“もの”は面白い。姿を真似、言葉を真似、知識を吸うのは存外悪くない趣味になった]
[だが、そんな得手勝手に生きて喰らう日々が突如終わりを告げる。
深江との出会いが、人喰らいの化生の生活を一変させた。
これまでも命は何度となく狙われてきた。その尽くを負かし逆に喰らって糧にしてきたが、煩わしいことこの上なかった。怪我も生気を得れば多くが癒えても痛むことに変わりなく、続けて何人も送り込まれれば万一もある。
そんな折に現れた男はあろうことに、いくら傷を負おうが立ち上がった。それどころか裂けて抉れた肉すら埋まり、ひとりでに皮膚で塞ぐ有様で、どう見たって異常だった。
一体何事かという疑問と関心が先に立つのも当たり前だ。そして異常の答えが不老不死だと知るや、気付けば取引を持ちかけていた。人に狙われる日々からも、都合よく狩れる人の減った生活からも解き放たれる絶好の機会なのだ]
[この時、少し悩むような表情の男から首肯を得られた瞬間が、今後すべての分水嶺であったのだと思う]
[深江と始めた新たな生活は、今までの数百をあっという間に上書いた。
人との関わりを持つ化生なりに、人の生活をいくらか知ったつもりでいたが、いざ本物の人間と暮らしてみれば出るわ出るわ未知の話。
里山に降りることも殆ど無い山暮らしであるのに、相手がいるというのは大きな変化であり、想像以上に愉快なものだった。
飯も種類が増えた、習慣も変わった、遊びも増えた、何より日々に会話があった。洞穴に溜め込んでいた訳の分からぬ道具やら本も意味を持った。これらを蓄えた過程に物思うこともあったかもしれないが、それでも深江は隣にいた。
世を変える戦乱も天地揺らがす災いも、幾度も頭上を通り過ぎていく。一変する大事と深く関わりのないまま数百を過ごして今現在、すっかり人の社会に紛れて生きている]
[ただ面倒なものはいくらかある。その筆頭が戸籍だ。
当然そんなのと縁もゆかりもない狐にとって、まず何のために存在するんだというレベルの話だったが、深江に言わせてみれば彼が生きてた時代から似たようなもんはあったらしい。
当時は人の数を把握するもんじゃなく、年貢やら公事を取り立てる為に郷や村単位で管理してたと聞く。かったるそうだ。
ともかく“最近”は身分をきちんと証明できないと出来ない手続きが多かった。その都度必要な書類を化かす羽目になる。まあ、化生でも不老不死でもない人間だって偽造してるんだから別にやったって構わないだろう。
本当に面倒なシステムだが、それでも写真の横に記される自分の名を見る時間は好きだ。
暮らしていた山の名から「アマミの狐」と呼ばれていたのを、深江があてた漢字だ。名付けの理由を聞けばいっそこそばゆい程の賛辞だったが、事実には変わりないので、誇らしげにふわふわの胸毛を張るようにしてそれで良かろと認めてやった]
[それに、山はもう役目を果たしたのだから。
広い海が映えて望める「海見」の山。
あそこは、「深江」を見出すには絶好の勝景であった]
ええ、ええ。ずっと——
[言い終わらないうちに、唇を塞がれてしまった。やわらかな唇も、絡めた舌も、なぞる歯列も全てがいとおしい。少し手を伸ばして、耳朶に触れる。少しずつ熱を帯びてゆくのがわかって、時折悪戯めいて引っ張ってみる。触れたところから、身体中全部が溶けてしまいそうに感じる。それは以前のようなかたちのない不安ではなくて、たましいが溶け合って包み込まれるような、あたたかさに満ちたやすらぎ。たった一人で、さみしくて蹲っていたあの頃からはとても信じられないくらいに、そう、夢のような、しあわせ。]
[夏が終わろうとしている。
季節は変わっても、実のところ、私は何ひとつ変わっていない。
誰かにそばにいてもらわなければ自分の足で立っていることさえできなくて、何もかもを支えてもらって、ようやくここに立っている。
何ひとつ正しくなくて、何もかも間違えたまま、それでも手にしたとくべつなものを離したくはなくて。ここのところはすっかり慣れてしまって、少しばかり欲張りになりすぎたかもしれない。]
ずっと、そばにいたかったな。
[隣で安らかな寝息を立てる貴方の頬をそっと撫ぜる。さすがにそれは過ぎた望みだとわかってはいるけれど、願わずにはいられない。
この先の貴方の旅路が、良きものでありますように。そしてできれば、せめて貴方が目を覚ますまで、私があたたかくありますように。]**
[悪戯を窘めるように耳朶を擽り返し、なめらかさを取り戻した唇に舌を滑らせる。汗に濡れた肌を重ね合わせ、彼女の内に熱を注ぐ。たましいまで溶け合ってひとつになるような至福の時。
そんなふうに彼女を“食べる”何度目かの時間で漸く気付いた。翌朝、飢餓感が薄らぐことに。
どちらも本能に根差した衝動だからだろうか。あるいはそれは、たましいの傷を和らげる方法のひとつだったのかもしれない。
彼女と共に在れば、誰の命も犠牲にせずに済むのかもしれなかった。彼女のほうはどうかわからないけれど]
[いつの間にか、季節が終わりかけていた。
重ねていく日々はどれも至宝だった。
彼女を支え、
彼女に支えられて、
寄り添いながら過ごす毎日。
これからも変わらない幸福が在り続けることを祈って、その夜も眠りに就いた。彼女のあたたかい体を抱き締めて]
[ある町、夜遅く。外套に身を包んだ男が宿の受付を訪れた]
一人。一泊。急で悪い……、霧で迷っちまって。
その茶もらえるか? シナモン・シュガーを入れて。
[彼は宿帳に名を書き込んだ後、宿の主人が飲んでいたカップを指差す。そこには煙草のような芳香を漂わせる茶が入っていた。
主人は当初不審がっていたが、それなりに会話する気のある客と見れば、少しずつ警戒心も和らぐようだ。前払いが決め手となって、茶の入ったカップとともに鍵を差し出してくれた。
宿帳に書き込んだ名は“楓”──本名ではないけれど、この長い旅路でずっと使っている名だった]
[部屋に入って外套を脱ぐたび、その色が目に留まる。
白。
彼女が愛用していたマントの色。
そしてその裏地は、琥珀色。彼の瞳の色。
共に暮らした日々の終わりが思い浮かぶ。
あの地を去る最後の日、小屋を炎で包んだ。
何も残ってほしくなかった。
あそこでの暮らしを知るのは二人だけにしたかった。
帰る場所などいらない。
そうして彼は独り、旅に出た]
[彼女のマントはあの後、仕立屋に持ち込んだ。
自分が着られるように直してほしいと無理を承知で頼んだところ、表と同じ布が使われていた裏地を使ってサイズを合わせたらしい。新たに琥珀色の裏地が張られていた。
仕立屋が何を思ってその裏地を選んだのかはわからない。だが、それ以来、彼女を思い浮かべる機会が増えた。鏡を見るたび、瞳の色を通じて。
彼女はいつも傍にいる。
声も聴けず、
触れることもできず、
姿を見ることもできないけれど]
……これ、本当に美味いと思うか?
[カップの中身を味わって、思わず問いかけの言葉を呟いた。確かに風味は随分変わるのだが、どうにも彼の好みからは離れている。
体を共有したつもりでいても、こういうとき、別個の存在なのを実感せずにいられなかった。
それがきっかけで普段は気にしない孤独感が増し、ベッドの中に外套を引きずり込む]
傍にいてくれ──椿。
[もう、彼女の匂いはしない。使い込んでいけばいくほど、彼女のものだった痕跡は薄れていく。それでもこれは、彼女との思い出を繋ぎ止めるもののひとつ]
[変わらないことを望んで縋り続けた生活を捨て、新たな道に踏み出した。かつては一度も考えなかった選択肢の先に、今、立っている。
かつて歩んだ道と違い、信じられるものは何もない。
だからこそ、歩み続けてみるしかなかった。
旅路の先で何か見つけても、何も見つからなくても、今はただ、思いのままに。
どこにも抜け道のない袋小路だと思っていた場所さえ、こうして抜け出してこられたのだ。
正しくても間違っていても、心のまま歩めばいい。そうすればいつか行き詰まったとしても、きっとまた、道は拓ける。
これから先の旅路も、彼女と一緒に。
誰にも見えない『二人旅』を、共に終えるときまで]**
[天美と共にある時間が楽しければ楽しいほど
その気持ちは募る。
共に死にたい。置いて行かれたくなどない。
そう、口にすることはないけれど。
共に死ねるのが、一番良い。
俺一人だけが死ねずに天美を看取って、
その後をどうすればいいか解らない。
でもあの頃より死ぬ方法は増えたから。
そのどれかが引っかかってくれるといい。]
[自分たちには時間がある。
物はないけど思い出は残る。
それは憂いではなく、楽しい事なのだと。
繋いだ手から何か注ぎ込まれでもされているのだろうか。
そうかもしれない。
自分にとって生きるために必要な食事は、
きっと天美の存在だ。]
| [日常が戻ってきて、大きく変わったかといえばそうともいえないし、そうだともいえる。 二人の親にはお付き合いしていることは告げたがたいして驚かれなかった。実際どんな人柄かわかっている相手のほうが親からしても心配ないだろうと思うことにした。 そして今日も今日とて家の洋食店でコックコートを着て親子ともども仕事をしていたのだが]
「それにしてもよくがんばったな。」
[感心したようにいわれる。 それは春のメニュー作り。もう一品作れないか。ということで挑戦したものだ。 仕入れやメニューに平行して作れるものという条件もあったうえに急遽だったために感心するように父にいわれたが]
まぁ、珠月に強請られたからな。
[幼馴染、とも、恋人、とも言わない。 幼馴染で恋人、どちらの思い出もあり、どちらも満たしてるのは珠月だけだ。と思うといいとこどりのように思えるのは、自分でも変わった要素だろう。変わらずにいた頃とえらい違いだ。] (273) 2023/03/14(Tue) 21:11:53 |
| [そう思いながらお店でだす料理を作っていく。珠月も馴染みのある自家製チャツネが決め手のカレーをフライパンにいれ、チョコレートと味噌をまぜて風味とコクを増やす。 そこにゆであがったパスタを絡めた後に皿に盛りつけて春野菜を乗せる。 こうして出来上がったのはキャンプ場について直後 >>0:467に、春野菜のパスタが食べたいといっていた注文通りのもの。 幼い時からの行儀よくまっていた定位置 >>-135で待っているであろう。そういうところも変わらないけれど] お待たせいたしました。 [配膳に向かいながら、珠月を見たときに気持ちが跳ねるのは明かな変化なのだろう*] (275) 2023/03/14(Tue) 21:12:03 |
[彼を前にすると恋する顏が出てしまう。
ふとした瞬間に溢れる感情は止めどない。エッチな事を口にしたり、実行したりするよりもずっとずっと恥ずかしい。彼を誘惑するほうが恥ずかしくないだなんて、恋心は厄介だ。その上、彼の理想でありたい自分としては、そんな醜態をさらすことで幻滅されないか。と心配と恐怖があった。けど。
彼の胸にすり寄る自分を彼は痛いほど抱きしめてくれた。
惚れぬいて子どもっぽくなる自分をも、愛していると告げるように。優しい手が、緩まりその代わりにと髪に口づけを落としてくれる。撫でられながら、見上げ]
……僕も、好きやで。
めちゃくちゃ好きや。
[彼が思うよりもずっと愛している。
彼が自分ばかりと好きだといつもどこかで思っていると知ったらそれこそ、僕の方が僕ばかりが好きやって思っているで。と教えただろう。彼の性癖が歪んでいるとは思わなかった。本当に自分が嫌がることを彼はしないし、何時だって大切にしてくれたから。
愛されているのだと分かっている。
けど、それ以上に僕は彼を愛しているのだと。
とてつもなく重いのを自覚して]
楽しみにしときや。
[写真部の部室。
誰からも見えない角度で彼の耳裏にキスをして。
赤い舌を出し、ご奉仕したるで。なんて。
誘いをかける。
恋心に真っ赤になって弱ってしまうのも自分なら。
こうして、彼を煽るのもまた自分だから。
笑う顏は、艶めいていた*]
[アスルとともに故郷に帰ってすぐは目まぐるしかった。
懐かしい顔ぶれとの再会に喜び、長老から明かされる衝撃の真実に愕然とし、両親も説明を受けた上で自分を送り出していたことにはなんとも言えない顔になり、最後には苦笑してしまった。
結構思い詰めたのは事実なのだ。
過去も理由も仕方なく理解できる面はあれど、自らの後を継いだ巫女も似たように思い悩み、辛い思いもするかもしれないと思えば、簡単に納得して自由を謳歌できないのも自分である。
もっと他に方法はないのか考え、ガクたちの世界でいうお見合い相談所企画を作り上げるのは少し先の未来のお話。
もう巫女としての力はない。
当然、恋占いも遠見もまじないも出来ない。
でもアスルと過ごしてきて、これからも暮らしていくこの島のためにできることをしたかった。
この島が、みんなが、大切だから。]
そういえばね、アスル。
[くすくすと笑って。]
巫女の力がなくなってきた頃から、急に私の髪と瞳の色が変化してきていたでしょう?
あれは前例があることではなくて実は理由は不明だったの。
[時期が時期だったので皆そういう見方をしていたが、文献にも残っておらず、実は首を捻られていたのだ。]
だから、自分で理由を考えてみたわ。
私は水に親和性のある力だった。
水は……例えば湖面は姿を映すでしょう。
私も水と同じように、……大好きな人の、大好きな色ばかり映して、想って焦がれて、ついに自分を変えてしまった。
なんて、どうかしら。
[完全に同じにはならなかった淡い青に、月のような銀。
両親からもらった元の色も好きだったが、このアスルと混ざり合ったような色合いはお気に入りだった。]
[そして]
ええ、いつでも大丈夫!
[アスルへ溌剌とした返事をする。
長い髪をひとつに結んでなびかせ、膝上までの衣装にズボンと革のブーツを着た姿は巫女時代と違う活動的なもの。
今は飛行機乗りと、その相方だから。]
……、
[美しいアスルの色をまとった飛行機。私たちの鳥。
身体の奥まで響くエンジン音、大きなプロペラの回る音。
いつになっても逸る心臓は、空へ飛び立つ前の彼の横顔を見た瞬間に一際跳ねて、熱い想いがあふれ出す。
ついに地上に縫い止められた鎖が外れて。
悠々と大きな羽根を風に乗せ、青い空へと飛び立った。]
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