人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


市川 夢助! 今日がお前の命日だ!

/* わかっちゃいたけどいい加減死んでくれ鏡沼創

/* はい、霊界の皆さんこんにちは
  面白おかしい木霊窓と言う名のダンス会場へようこそ
  ゆっくりして逝ってね!

/* 投票わざとです察して

メモを貼った。

/* 吊りが2に増えた程度じゃ死ねないんですよウケる
  これは妖精勝利ですかね

/* 生存者です6日は余裕
  向こうでも宣言しますかね

メモを貼った。

「?」

「ちょっと月面逃避して来るわ!!!」

今日も自転車を漕いだ。息が白い。表情は、希望に溢れている。

朝方少しだけ早く、しかし普段通りに、
学校から歩いてすぐ近くで灰色の高級車が停まった。
「じゃあ、また夕方に迎え来て。今日もありがと、御爺」


前日と同じ車から降りた白髪の青年は、
もう一人降りるのを待ってからドアを閉めて、
走り去っていく車を軽く見送る。

ピンポンパンポーン

『おはようございます 朝の放送です
 昨日は機材ミスにより、無音の放送だったみたいで
 不安にさせてしまった方は申し訳ありません

 それはさておき、今日はいくらか静かな朝になりました
 休みがちな生徒も増えてきているようです
 風邪や流行り病などに、十分に気を付けるよう
 耳にタコだと思いますが、……無理をしないように
 体育祭当日を盛り上げていきましょう

 それでは朝のHRに遅刻しないように
 今日も一日頑張りましょう』

ピンポンパンポーン

「いくないくな オイ。
 まあ説明すると。まず俺は初日の時点で『ああいうしがらみ』に捕まってました。関係に組み込まれたわけじゃなく、『応援する役割』として……どこぞの男女に、ね。

 だからまあ、昨日からこうなることは分かってたし、
 もっと言うと、俺はそういうくだんない日常とか青春に当てられて、こっちの役目が疎かになってたり。

 もう、それを気にする事も無くなったんだけど」

 僅かに憔悴した表情で、そこに。


「こうすることの理由、最後まで見つからないし、多分───もっと『しょうもないこと』な気がするんだけど。
 今は、行けるとこまで行くって決めたんで。運命共同体として付き合ってやろうじゃないの」

カイロを貼っている。

/* ここに来てロシアンルーレット発動wwwwwwww


「ん。広い家の、活用……」
ちょっと誇らしげにしている。

「練習始まるまで、ちょっと一人で散歩、する。
 また、後で連絡、してもいい?」
次いで、首を傾げて貴方の方を見た。

/* 吐くほど笑ってる

いつものようにふわふわと廊下を歩いている。

/* 生徒会役員全滅しません!
  いや、占い職が残ってたらワンチャンある
  でも今日で死んでそうなんですよね

  

「…………」

今日も人目を避けて登校しようとした。
……なぜか周囲の人が少ない気がして、普通に登校する。

少し、落ち着かない。

メモを貼った。

/* でも鏡沼ほ狼じゃないんですよ
  最悪です、最悪

メモをはがした。

握り返した。

メモを貼った。

/* すげー悩んでくれてるとこ申し訳ないけど
  鏡沼投票で死なないのごめん感

メモをはがした。

メモを貼った。

/* ロシアンが自分に当たる可能性ってあるのかな
  教えてエロい人

「ハァ〜風になりてぇならんけど」
平常だ。今日も平常昨日も平常大体ずっと平常だ

「はぁ応援?される側じゃなく?する側?はぁ〜…。そりゃまた二足の草鞋。なるほどね〜」
平常だから気にしない。気にする役でもなし

「ま!騒動なり体育祭が?終わるまで?よろしくお願いしま〜すってカンジ?まなんかあったらご協力。手ぐらい貸すよぉ初日にも言った気はするし借りっぱは俺だけどネッ
まぁ返す気は?ないぜ!」
平常運転でお送り

朝方の車送迎からほんの少しだけ経ち。
登校する人が増えてくる頃、
廊下でぼんやりしている青年に、誰かが話しかけている。

「    ? 
……うん、楽しかった」
「うん、そう。    ……これ、何? 栄養ドリンク?」
無記名のラベルが貼られた小瓶を手渡され、不思議そうに首を傾げた。
中にあるのは無色透明の液体のようにも見える。

「応援? 嬉しい。友達に分けてもいい? ……ん、わかった」
嬉しそうに受け取りつつ、
練習行く、と相手に声をかけてどこかへと歩いていく。
誰かに分けるかもしれないし、そのまま持っているかもしれないが。
"それ"を飲んで部活に向かうまでそう時間はかからない。

/* ソロール時々置いてるから、霊界お嬢様は遡って見てらしてね
  喫煙RPありましてよ
  ゼビウスはやっておりませんけれども

――ぱしゃん、こぽ、こぽ、
プールへ着いて水着を纏えば、白く細いシルエットが水中へと沈む。
壁を蹴ると普段よりももっと長く、速く身体が動き、
その不可思議さに無言で首を傾げた。

ちらほらと泳いでいる他人の影を眺めながら、
僅かな息苦しさに呼吸をしようと口を開く。
がぽり、溜め込んでいた吐息だけが吐き出される。

『あれ」
息が吸えない。声が出ている。 
水中なのに。

「え、」
当たり前の事が出来ない。脚から細かな泡が出始める。 
胸が苦しい。

「くる、し、」

呼吸をしようと口を開けど、只々何かが出るだけで一向に肺へ入らない。

本能で身体が勝手に動いて、
知識のない頭は青年の頭部を水面から飛び出させた。
大きく咳き込み深呼吸を繰り返す異様さ、
明らかに溺れたような様子
に周囲の視線が向く。

「ッげほ、は、 ……なん、で……」
未だ水に入ったままの両足からは小さな泡が出続け、
漸くの呼吸に胸が大きく動き続ける。

身体が消えたりはしないけれど、泡になったりはしないけれども。

絵本の最後、それが人魚としては在れなかったように。

人魚姫が水中に居られない、ただの人間に成ったことは、
もしかすると一つの噂程度にはなるのかもしれない。

/* 鏡沼創、焼きモンブランとイモから見ても怪しさの塊

メモを貼った。


生徒会は副会長以外散っていった。体育祭は間近。
今日の薬の犠牲者は七人。つまりそれだけ根回しの数も──

    「死ぬ」


 過労死:
普川尚久

 過労死:
柏倉陸玖


[犠牲者リスト]
 普川尚久
 柏倉陸玖


「お疲れ様です」

なんだかんだ一番自由にやってんのはコイツじゃなかろうか。

口元が、緩んでいる。

いつになく上機嫌だ。

それは、何処にでも居る男のうちの一人が聞いた噂。
「人魚姫がただの人間になった」という話。
その知識は、即座に『本物』の彼へとフィードバックされる。

男は、多くの騒ぎに関わっていた。
恐らく、一連の件で最も疑惑を集めているだろう。

けれども、実の所。
男は、誰よりも薬を拒んでいるだけに過ぎなかった。

唯でさえ垂れ流し状態の、制御出来てない、自己の定義さえ
曖昧になるような危険な異能が、更に変質して堪るものかと。

別に、騒ぎの主犯を摘発しようとしていた訳でもない。
ただただ、自己の身に降り掛からないでもらいたいと。
自信もあった。
逃げる事・隠れる事に関しては、最強に近い異能だったから。

鏡沼創には、確固たる自己が無い。
“鏡沼創”の認識を何と定義するかで、何にでもなれるから。
他人の定義によって、容易く揺らぐ存在だから。

けれども、鏡沼は今確かに“怒り”を感じていた。

紫煙を燻らせるだけでは、落ち着かない程度には。

「がんば!」

ウェイをしている

監視の目の一つが手がかりをつかんだ。かれこれ数日続けていた調査がやっと実を結ぶ達成感、後輩の身を案じる気持ち。募る疲労、貧血。万全とはいいがたい状況だった。そんな状況で、かかった罠を確認しに行けば──。

 罠にかかるのは己の方だ。


背後から抑え込まれ、強引に薬を押し込まれる。意識は深い闇におちてゆく。


「ありがとうございます……まあ……仕事ですので……」

◾ポケットモンスター
 過労死ブラック[風紀委員] 普川尚久過労死ホワイト[副会長] 柏倉陸玖
 
明日発売!!


 …………なんて浮かんだあたり、疲れているのかもしれない。

まだ朝のHRがはじまる前だろうか。

意識は引き戻される。頭の中をかきまわされるような感覚によって。記憶が、光景が、走馬灯のように巡って行く。昨日のことのように思い返される。頭が痛い。けれど、それ以上に、目が痛い。

瞼が重い。開かない、暗い。ここはどこ──。
立ち上がることもままならないほどの混迷の中。手探りで様子を探ってみれば、音を立てて金属製の何かが落ちる音。下手に動かないほうがよさそうだ。

そうしてただ静かに光が戻るのを待つ。NowLoading……。

Connection Succeeded

瞳を開けばそこは薄暗い、使われてない倉庫のようだ。女子をこんなところに閉じ込める所業には憤慨を覚えたが。直ぐにそれどころではないことに気が付いた。

視界が歪む。窓が、扉が、
穴と認識できる、視界内の全てが
 ありとあらゆる場所とLinkする。先週行ったショッピングモール、今年の夏の海、子供のころに行った遊園地、幼少期を過ごした小学校。縁日のあった神社。

ポータルを生成する。

まずい、目を覆えない、閉じられない……。人通りこそ少なかったが、異様な光景に興味を示す生徒がいない保証はない。

保健室で再度の眠りについた。/昨日

「やめて!! 戻ってこられなくなる!!」

そう叫んで、倉庫の中に逃げ込もうとして、扉を開ければそこは数年前に立ち寄ったケーキ屋さん。

どこにも行かないように、どこにもいかせないように、走り出した。

/* はい4敗

「おー、なんか大変そうだねぇ」

朝の放送を終えて校舎内を歩けば、憂鬱そうな同学年。

「猫の手も借りたいってんなら何かしら手伝うよ」

適当に。誰かしらに向けて。

登校してすぐに、友達から栄養ドリンクのお裾分けを貰った。

“それ”が何なのか、まだ気づいていない。気づくのはもう少し後のことだ。

 鏡沼

息継ぎを一度も経験していない青年は、この状態ではまともに泳げない。
驚きはしたものの、大人しくプールサイドの隅に腰掛け、
他人の邪魔にならなさそうな場所で足だけ水に入れたりしつつ、
ぼうと空を眺めている。

/* リスポーン楽しい

男子の方のプールサイドが騒がしいことに首をかしげた。

「……どうしたんだろ」

そこかしこが静かで、喧しい。

「絵莉……?」

ふと、窓を見る。
繋がるはずのない居場所に歪曲するように繋がる場所を見る。
それがあり得ない光景で、どこからか繋いできたようなものだから……見知った人の顔が浮かんだ。

/* ちなみにリスポーン鏡沼の理屈ですが、
  こちら側から異空間内の状況を認識できない以上
  入った瞬間、『“扉に入ったと認識された鏡沼”を観測し続けられる脳』が無くなるので消えます
  外には見てる人が居るので、その認識を使って復活します

/* ゲームキャラみたいな挙動すな
  存在がバグッとる

 鏡沼
「……ん? うん、平気。
 しゅわしゅわ、炭酸に漬けてるみたい、擽ったい」

特に問題はなさそう。
見た目の変化も水中で小さな泡が出る程度で、
大きく何かが変わったかといえば、水中で呼吸ができない辺りか。
人間としては当然ではあるのだが。


「今日は、泳げなさそう。
 他の人みたいに、息継ぎする方法、知らないから」
「授業始まるまで、やること、なくなった……」
降って湧いた空き時間に、困り顔になった。しょも……

発熱で欠席ということになっている。自分で学校へそう連絡した。

「…………」

今日も僕は早朝から登校していた。
教室で本を読みながら、朝の放送を聞くと窓の外を見る。

「……」

気のせいか、騒がしい。
3日連続、身の回りで騒動があったんだから流石に何となく想像もつく。
嘆息した僕は、日常って儚いな……なんて柄にもないことを思っていた。

 鏡沼
「……? うん、わかった」

プールを見て少し物足りなさそうにするものの、
泳げない以上長居はできないと思ったのか、素直に更衣室へ向かった。

いつものように、クラスメイトを見ている。

そして"彼の持つ、火の異能"をそっくりそのまま、真似てみせた。

市川夢助は、笑っている。

メモを貼った。

メモを貼った。

メモを貼った。

/* 誰殺すかわからんから、全てに牙剥くしかないんや

校舎の隅で蹲り、騒ぎが収まるのを待つ。

/* 占い職ーーーーもし生きてたら、鏡沼を呪殺してくれーーーーー
  白入くんとかに当たっちゃったら村の空気最悪になっちゃう!
  それ以前に焼きモンブランとイモが発狂しますが

 鏡沼
「んー、ん……」

……それらには気付く様子もなく、大人しく乾かされている。
触ってみたとしても、それは今までと全く変わりない。溺れた割には言動も落ち着いていて、特段困惑したりもしていない。

「感謝……乾かす、自力は苦手……」

/* 透くん落ちたタイミングでロシアン発動は、もう闇堕ちするしかないからさ
  仕方ない。全部システムのせい。今回、何から何までシステムのせい
  全部Whoが悪い。透くんごり押ししてきたのも、透くん吊れたのも、
  その直後にロシアン発動も、全部Whoのせい

  それはそれとして、鏡沼創は駄目。酷い男すぎる

 鏡沼

「んん……」「上手い……」
ちょっと尊敬の眼差しを向けている。

「終わったら、あなた、はどこか行く?
 勉強、始まるまでなら、同行できる。多分……」
「空き時間……やること、思いつかない」

 鏡沼
「……んー。うん、する。
 一人で学校以外、全然行ったこと、ない。コンビニだけ」

興味本位、というよりは完全に好奇心でその提案に頷く。
あとは貴方の後ろをついてまわろうとすることだろう。

 鏡沼
「放課後」
言われて、考える。俯いて無言のまま……
幾つか思いついたものから更に熟考を重ねる。

「……あと、で。連絡、送る。
 したいこと、ちょっと、ある」

/* 鏡沼が、墓下にしか優しくできない生き物になってしまったのに
  墓上で鏡沼クラスにギシアンやれそうなの柏倉先輩か普川先輩くらいで
  他があまりにも善属性じゃない?
  御旗くんはアレ、鬱屈してるだけで最終的に善なやつ

  ついついお客様黙殺センターさんに頼ってしまいますね!
  黙殺されてないから優しい……一生電話します(やめろ)

/* 5敗目を喫しそうになったけど、40秒以内に気付いたからセーフ
  つまり引き分け 4敗1分

今だけは何も感じていない。

/* 例えば「鏡沼ボコボコにしてぇ」って思った人間が居たら
  『ボコボコになってる(またはボコボコに出来る)イマジナリー鏡沼』が発生するし
  それ実際ボコられたらフィードバック来ちゃう
  まあ、そのレベルなら鏡沼もバカじゃないので即消しするし
  認識に介入して「ボコボコにしてぇ」の方を書き換えるか、そいつの認識から消えます

/* あと、性格に対して鏡沼の体格若干小柄なのは
  酒とか煙草とかえっちぃ事とかその他諸々やり始めんのが早そうだな、っていうのが理由です
  身長の伸び悪くなりそうな事、いっぱいしてそう

/* 寝る寝る詐欺しちゃった。寝ます

/* 鏡沼創、自分の認識を外見年齢30代くらいに弄って、酒・煙草その他諸々普通に買う
  ちなみに、酒は泥酔して異能暴走したら大変な事になる自覚がある為、嗜む程度

  思い付いた設定垂れ流してないで寝ろ。ハイ。
  木霊窓は落書き帳じゃねぇんですよ

神谷 恵太は、一般人だ。
異能抑制剤がなければ『傍迷惑な』一般人だが、今はそうではない。なんの異能も使えないがまともに話せるし考えもできる。普通の人間。

下手をすればつかの間の、上手くやればこの先も続く、平穏な時間を噛み締めながら。
この日も勉強の合間に人探しを──

とか考えていたのに。
なんだか今日もどこかでトラブルが起こっているらしい。
誰かが溺れた?だの。
人が消えた?だの。
空間に穴が開いた?だの。
例の薬のせいだろうか。噂にはすぐに尾ひれがつくし、正しいところは解らないけど、まだ騒動は続いているようだ。

ま、ぼくには関係ないけどね。
どうせできることなどないだろうし。

「………………ええ…………」

ぼくには関係ないけどね。そう思ってた。
目の前になんかようわからん穴が開いているのを見つけてしまうまでは。


いやなんか……
良くゲームとかでワープゲートがこんな感じのエフェクトで表示されてるけど、リアルで見ると……
こんなもんに余裕で体突っ込むやつらの気がしれない
って思うな……。怖いでしょ。どう見たって。

…………でもなあ。
ぼくの異能、変化したあとは転移能力がついてたんだよな。てことはコレと近かったりするのか……?
一度入ってみれば何かコツが掴めるかな。でも怖いな。
ゲートの前でうろうろ。一人チキンレース。

自分が嫌いで 世界が嫌いだった。

実の所、周りの評価がどうなろうと、今の自分は好きでいられそうだ。

熱のせいで妙な夢を見た。2足歩行の天馬が大勢でタップダンスをしている。

異能が無軌道に変質している。アパートの下の住民が同じ夢を見た……。

談話室。

だーれもいやしない。
別に用があったわけではないのだが、
これはこれで寂しいものがある。

ふぅむ。こめかみを軽く掻き、室内を占拠する。
今日もまた、影が薄いのは後遺症だろうか。

/* 流石に、本体は突っ込まねぇと思います。幾ら鏡沼でも。
  墓下新入りさんに説明すると、肩書きが付いてるのはイマジナリー鏡沼です。
  
焼きモンブランとイモがミスってなければ。

  『本物』にしか出来ない事と、イマジナリー鏡沼にしか出来ない事があったりします
  流石に、本物はリスポーン出来ません。ちゃんと飛ばされます

  

談話室でお昼寝。ガーゼがあるので肉は書けない。

/* 木霊窓の事、飼い主窓って呼べる気がして来た

 守屋

談話室の前を通りかかると、見覚えある姿があった。
近寄るけど、反応はない。
眠っているらしい。

「……風邪引きますよ」

カーディガンを脱いで、その背に掛けておいた。

空き教室だった。人目に付く場所でやるのは憚られたからだ。
いつも人寂しくても談話室にいるのは、何か頼られることがあれば、と。
求められる側であるならと、そこにいた。けれども今は違う。

話は朝に戻る。
手の中にあるものを握りしめる。溢れた血を確かめる、けれど、痛みはなかった。
今までのように痛みを覚えるでもなく、その前に傷は吸い込まれるように消えた。
たしかに其れは、異能の進化した姿なのだろう。
だから、きっと。願って、希望を叶えようとしたのに。
そうは、ならなかった。

/* 狸アピめっちゃしときましたので
  皆さま、ロシアンルーレットのご覚悟お決めあそばせ!

尾関春歌は、お昼休みに鞄を開けた。

ただ学食に行くためにお財布を取ろうと思っただけだったけれど、ふと今朝貰ったドリンクが目について。

食後に飲むのに丁度いいかも、なんて
お財布と一緒に抜き取った。

談話室。

「────…………んが……?
 ……ん〜…………?」

目が覚めると、見覚えのないカーディガン。 
誰のだろう?
案外タブに名前でも書いてないだろうか?
……流石に高校生ともなればなかった。

「…………一体誰が……」

心当たりを思い浮かべる。
……人の良いやつが多くて絞れんなぁ。
すんすんと、鼻を鳴らして匂いを確認する。
なーんもわからん!

寝惚けた頭じゃあ、なんもわからん。
諦めて、大きく伸びをする。あーよく寝た。
目を擦りながら、周りを見る。

……自分と会った後、それを飲んだ友達がどうなったか。

噂話に関心があれば、とっくに耳に入っていてもおかしくはなかったのに。
それでも尾関春歌は知らなかった。

「(今日は朝から会えてラッキーだったなぁ……)」

空になった食器をまとめて、栄養ドリンクの封を切る。
知らない、とは時に罪だ。

昼休み明けの授業中に、倒れて保健室に運ばれた。

今日もふわふわ。熱に浮かされている。

/* 鏡沼創、マジで犯人どうでもいいと思っております
  此処まで一貫して、対応はしまくったけど原因究明はしてません
  何故なら、こいつは妖精陣営なんで……自分が死ななきゃ原則それでいいんです
  透くんの件には腹立ってるけど、犯人ぶちのめしたいとかは別にない
  もう、何を望まなくとも降り掛かる火の粉なら、全力で返す気になっただけ
  役職が無差別テロだからね……。

/* 木霊窓あまりにうるさいよね。ソロ窓なのにね
  狼窓追いにくそうで、ごめんなさいの気持ち

 守屋

「……ああ、起きたんですか。先輩」

談話室の窓から外を見上げていた僕の姿が目に入るだろう。
カーディガン惜しさに起きるのを待っていた訳じゃない。
飽きるまでは、と言ったから。ただそれだけだ。

「寝るならベッドにした方がいいですよ。
 また保健室の世話になりたいんですかね」

真っ先に小言を言った。
冗談でも何でもない、ただの皮肉だ。

 朝日
「────なんだ朝日か」

げぇぇと、苦々しい顔。
人がいると思わなかった。
蛮行の一部始終を見られていたかもしれない。
また、先輩の尊厳ポイントが減っていそうだ……。

「……急患でもないもんが、
 ベッドを独占するわけにはいかんだろう
 それか、寮に戻れと暗に言ってる?
 その時は、下校の放送はお前に任せるよ?」

これはあなたのかと、カーディガンを指し示す。
そうであるなら、小さく畳んで献上しよう。

 鏡沼

「うわびっくりした。
 あっ、鏡沼先輩。丁度良かった、探してたんです。
 この間は迷惑かけてすみませんでした」

お前本当にこないだの神谷と同一人物か?

ってくらい流暢に話す。いや実際には普通レベルなのだけど。

「何かを解決するとかそんな烏滸がましいことは
 考えていないんですけど。
 目の前にいきなりコレがあったもんで……。
 入ってみるべきかどうか迷ったっていうか」

 守屋

「僕ですけど。何か問題でも?」

カーディガンも僕のです。
畳まれたものも気にせず、僕はさっさと袖を通そうとして。

「下校の放送を任されたくないから、そうならないように寝る場所は選べと言ってるんです。
 あと先輩は僕じゃないんですから、匂い嗅いだところで何も分からないと思いますよ」

袖を通すのをやめた。
先輩のお陰で僕が変態みたいじゃないか。

 朝日
「やっぱ見てんじゃん」


現実は非常である。
机の上に手を組んで項垂れよう。
ただのポーズだけど。

ふぅ。

「……そういえば朝日は
 クラスの方で競技に出たりとかするんだっけ?」

することもなければ、名前の通り談話することにしようか。
今日は静かだ。

 守屋

「……」

そりゃ見ましたけど。
どうしてくれるんですか、このカーディガン。
先輩に責めるような目を向ける僕だけど、明らかに前髪が邪魔だった。

「はあ、体育祭の話ですか。
 残念ながら。教室の隅で本を読んでるようなやつを競技に推薦する奴はいませんよ」

というか、それを望んで隅にいた。
残り物に福があるならと、精々推薦されて借り物競争くらいだ。

「サボろうかな、体育祭……」

異能がバレた今となっては、どうなるか分かったものじゃない。

そう言うならね、と言ってほんの僅かに笑った。

今日一日だけは、ちょっとだけ、満たされている。

 鏡沼

「いえ、あの後柏倉先輩に、異能絡みで……
 カウンセラー? 医者? の方を紹介してもらって。
 普段喋りが下手なの、異能に頭取られてるからってのも
 影響してるってんで色々してもらったんです。
 それで今は割と喋れてる感じで」

つらつらっと言い放つ。
大丈夫。このストーリーだけは何度もさらった。
演技の経験なんてありはしないが、そこそこ自然に聞こえるだろう。何せ以前の喋りがアレだし、それに比べれば。

「……ぼくの異能、空間に作用する部分もあるらしく。
 コレも空間に作用してるじゃないですか。
 通ったらなんか……感覚的にピンとくるかな、って。
 ちょっと思ったってだけですよ。
 実際入ってないでしょ」

/* 急にバタバタして、反応鈍ってしまいましたの謝罪。
  しかし、謎空間に躊躇なく踏み込んでリスポーンする人間にだけは 
  「正気じゃねぇ」とか言われたくないと思います(真顔)
  正気じゃねぇのはどう見たって鏡沼創の方。

 朝日
「……」

視線を感じたような気がする。
気付かないふり……。
…………苦笑い、を浮かべた。

「それは困るなぁ……
 競技だって楽しんでほしい
 高校二年生としての体育祭は、一度きりなのだから
 カッコいいところ見せてくれたら実況してやるからよ
 ……いや、一番は放送部としての仕事をだね?」

 守屋

僕は嘆息して、先輩の苦笑いを見た。
いや、そもそも貸した僕も後先を考えていなかった。
嗅覚がいいのも考えものだ。

「嫌ですよ。目立ちたくないんです、僕。
 それに今更、カッコイイも何もないでしょう。
 僕ですよ?」

精々先輩に振り回される程度がお似合いだ。
何故か誇らしげな勢喜の顔も浮かんだ。本当に嫌。


「放送部の方は、まあ。
 先輩の言う通りですけど」

とはいえ準備や片付けの方が僕はやる事が多そうだ。
当日僕が働くとすれば何かハプニングでも起きた時と思う。
ない方がいいのは違いない。

 朝日
「今さら、なんて言葉はないぞぉ
 いつだって、変われるのは自分次第
 ……
なれよ! カッコいい自分!


囃し立てるように盛り立てる。
とはいえ賑やかし程度なので、無理に強制することもなく。
……出来ることなら、みんなが輝くところが見たいがね。
私にとっては、一緒に参加できる最後の体育祭だ。

「……ふふ、楽しみだねぇ」

立ち上がり、窓の方へと足を運ぶ。
隣に並び立ち、校庭を眺める。
疎らではあるものの、運動する生徒たち。
どれも、当日のための準備。……実るのが楽しみだ。

ふわふわな夢を見る。

 守屋

「……無茶言わないでください」

隣に並んだ姿を見て、短く息を吐く。
まあ、元気そうで何よりだ。
早いところ、頭のガーゼも取れてくれれば尚いいんだけど。

もう一度、窓の外を見る。
グラウンドに、数日前の自分を幻視した。
それそのものをもうどうにか思うことはない。
良い気もしなければ、悪い気もしなくなった程度には昇華したつもりだ。

「それじゃ、僕は行きますよ。
 次は目を覚ました時、僕以外の人がいるといいですね」

なんだ、なんて言うくらいだし。
先輩の返事も聞かず、窓際から離れた僕は談話室を出る。

体育祭を楽しみにする、その呟きには触れなかった。
台無しにするような言葉しか、僕は吐けそうになかったから。

/* 諦め悪く、鏡沼創が死ねる可能性を探っているアカウントがこちらでございます

/* 今日は珍しく静かなお嬢様でございますわ!
  毎日昼辺りまでお話ししておりましたから、皆さま限界かと思っておりましたのに
  どこかに元気なお嬢様がいらっしゃるんですのね!?

ビート板を使いつつ、プールで息継ぎの練習をしている。

世良健人と世良風磨は、入学したときから一部では話題になっていた。
といっても、特別に彼らが目をかけられていたとか、有能だったわけではない。
新しい環境で生活していくにあたって、双子のサッカー部員というのはやや話題性があったのだ。
それは例えば全校生徒から、だとかいう大したものではない。
そのほとんどは同じサッカー部員や同じ一年のミーハーな女子によるもので、
つまり二人は、おおむねセットで扱われることが多かったのだ。

運動神経抜群で、空を飛ぶ異能を駆使してルールの範囲内でのトリッキーなプレイをする弟。
チーム全体のメンターとして働き、マネージャーとして治療の異能を使う兄。
サッカー部の中で二人の存在は必要なものになっていった。
一つのプレイにかける思いとしても、次の世代へ移り変わるにしても。
ヒーローめいた活躍をしてみせる弟も、縁の下の力持ちの兄も、
どちらもあるからにこその稲生学園サッカー部だと、そう思われるようになっていった。

二年の秋、ちょうど今から一年前。
異能格闘のメンバーに選ばれた風磨は、サッカー部としての練習に加え、
自らの異能を使った効果的なプレイを身につけるために日々研究に励んでいた。
当然体に無理を強いるような練習を続ける健人はそれを止めようとしたが、
「一世一代の大舞台かもしれないじゃん」と、風磨は隠れて練習を続けていた。

大会に向けて追い込みも兼ねた、練習試合の最中だった。
全力を出せるように打ち込んだ風磨は、後半あと少しでポイントを稼げるというところで、
"発作"を起こして倒れてしまった。

風磨は先天性の心臓病を患っていた。
健人も、サッカー部のチームメイトも、顧問も、もちろんわかっていた。
だからサッカー部の練習や試合では彼に無理をさせないように気を遣っていた。
兄に監督させ、練習の息抜きはしっかりと行わせ、体への負担を少なくさせた。
それを加速させたのは、異能格闘に選抜されたという期待だった。
きっと、嬉しかったのだと思う。選ばれたということ。認められたということ。
そして、一世一代の大舞台に、自分の全てを賭けられるかも知れないという、願い。
光り輝くような栄光への道に、体は耐えてくれなかった。

世良健人が医学部を目指すことを担任の教師へと宣言したのは、その頃だった。
年頃の男子らしい遊びに興じたり、こっそりゲームセンターへ抜け出したり、
女子となんとなく交友に勤しんでみたりする、そうした十代の若者らしさは抜け落ちた。
目標が出来てしまった。それが良いことかどうかは、他人にはわからない。

世良風磨は寮生活を止め、自宅での療養に専念した。
今は保健室登校の形になり、調子のいい時は教室での勉強も許された。
細かな手術のある前後は、入院のために登校さえ難しくなり、部活動は辞めたらしかった。
もともと双子で使っていた寮の部屋は、ひとりきりの部屋になってしまった。
不自然に空いた同室募集があったのは、そうした理由があったからだった。

ともかく、二年の秋、体育祭の前。一年前の風雪が。
二人の兄弟の行路を変えてしまったのは、かつてあった、小さな動きだった。
誰もが知ることじゃない。けれど、隠されたわけでもない。
よくある話だった。

異能を以て弟の病気を治すことは出来ないだろうかというのは、何度も試みたことだった。
小さな頃から、学園という場で異能の可能性を見てから、一年前のあの時から。
試みが実を結ぶことはなかった。複雑な病理の前では、異能の力は無力だった。
医者が言っていた言葉が何度も思い出される。
残念ながら、既存の方法を以て一定の回復を見ていくのがせいぜいでしょう。
特別に効果的な方法が開発されるそれまでは、今の彼の望みを可能な限りで優先させましょう。
可能な限りというのはつまり、過度な負担をかけたり、危険の大きい方法は避けるということです……

地道な治療を続ける横で、地道な勉強を続けるのが償いであり、望みになった。
出来事は双子の人生を変えた。自分の力で歩み続けることが、希望への道だと知った。

けれどももしそれが覆せるものがあるのならば。
ちょうど感傷的になりかけた秋の頃、耳に入った噂は少しの誘惑として兄を揺さぶった。
もしも、自分の力に新しい芽吹きを得て、今まで出来なかったことが出来るようになったなら。
怪我や火傷ばかりではなく、病気さえも治せるようになったのなら。
そんなことはない、ないのかもしれない。そんなリスクに自分が賭けちゃ、意味がない。
わかっていても、健人の背中を後押ししたのはごく優しいひと押しだったから。
少しだけ信じてみようと、思ってしまったのだ。

薬を飲んで、一日、二日。
ゆっくりと花開くように、効果は表れたのだ。

朝起きて、カッターの替刃を折ったもので手のひらを傷つける。
握りしめれば傷が出来る。それはいつもどおり。なぞれば、傷は消える。それもいつもどおり。
それを繰り返して、繰り返して。日に何度も、一時間のうちに何度も確かめて。
今か今かと、効力が出るのを待った。何かの変化があることを待ち続けた。
握りしめた手のひらの中から痛みさえも消えた時、急いで自転車を漕ぎ出したのだ。

家に入り、まだ起き出してもいない家の中に駆け入って、弟の傍に駆け寄った。
叩き起こして手をかざし、何度も質問を重ねた。
違和感は消えたか。痛みはないか。いつもと変わったことはないか。
苦しくはないか、楽になったりしてないか、いつもと変わったことはないか。
無理を強いて説得をして、説明をして、病院にまで連れていかせた。
親にも、弟にも、保健室の先生にも拝み倒して、その日の予定を変えさせて。
困り果てた医者の返答としては、病状に変化はないと。
事情も話せないまま、けれども必死な形相の健人を見て、医者は優しく言ったのだ。
不用意な行動を叱りつけたりもせず、残念だけれど、と。

時刻は夕方に戻る。
午後からひとり登校して、なんでも無いようすの学校を見上げる。
正確にはもう少しばかり騒動に見舞われていたけれど、対処できない問題ではないようだった。
誰かの何かが変わって、手を差し伸べて、変化を抱きしめて明日へと歩んでいく。
そういう優しいものが、あったのだろう。
自分は、何も変わりはしなかった。
異能が進化を遂げても尚、痛みさえ治し切るほどになっても、無力なままだった。

からすの声がかあかあと降り注ぐ。
秋空が暗んでいくのは早くて、練習や外作業の生徒がばたばたと戻るのが聞こえる。
それでもなお、まだ何も変わらないのだ。自分に出来ることはなかったのだ。
暮れていく空が色を失っていくのが、夕焼けが熟れて黒くなっていくのが、
無性に苦しく、寂しい思いを胸に呼び起こした。

最初は腰掛けた机を蹴ったくらいだった。足先は痛みもなかった。
蹴り倒して、跳ねた足が自分の脚を掠めても、傷もなく痛みは感じなかった。
教室のスペースを空けるために組んで積まれている机を蹴ったら、崩れてしまって。
決して軽々ではない重みが顔を掠めても、傷はなかった。シャツが破れたのに。
机を両手で持ち上げて、思い切り叩きつけた。大きな音を立てて、パーツは外れた。
幸いネジ留めの部分が折れたくらいで、修復は可能そうだった。
けれども吹き飛んだ上側のパーツは壁を少し凹ませて、その勢いでジャケットとシャツを薙いだ。
普通だったら少しくらい切り傷のようになってもおかしくないのに、それもなかった。
思い切り叩きつけたにも関わらず手の痺れもなく、関節も柔らかく動いた。

なんにも手ごたえがない。なんにもならない。
何をしたって痛みも疲れも感じないし、何も変わりはしない。
それが無性に苦しいような、空しいような、どうしようもない心地を呼び寄せて。
三年生用の階、空き教室の静けさ。生徒たちの騒々しさのせいで、お互いに何も届かない。
空っぽで、息苦しくて。
だから、空き教室の窓ガラスを、思い切り叩き割ったのだ。

素手でガラスを割ったのに、怪我一つ無かった。

/* 置き手紙やってみてぇな〜〜〜〜〜って思いつつも、実質この窓が
  『墓落ちしたら見られる時限式置き手紙』の役割を果たしてくれてるので
  特にそんな使うべき場面が思い付かない……。
  今日のラストに首吊狸ロール入れるかどうかってくらい

/* 木霊窓の私物化良くない。猛省します
  でも人間、誰かが聞いてくれてると思ったら呟いちゃう生き物なんだ
  だからTwitterに常駐しちゃったりするんだ
  流石に、役職予想関連とかは独り言でやっておりますがね

/* 柏倉先輩のスタンス凄く好き
  えっ、最後のロシアン、この人に当てちゃう可能性があるんです?
  そんな事になったら、焼きモンブランとイモが焼けるどころか消滅しますが?

  と言うか、鏡沼創に関わってくれた人皆大好き
  こんな概念みたいな男に付き合ってくれて本当にありがとうの気持ち

午後の授業には出られそうだ、目隠しして、ジャージ姿で

/* 本当は全員に絡みたかったけど、恋窓勢が(あと多分狼窓勢も)割と潜航気味でタイミング掴めず
  あと焼きモンブランとイモがザコイモなので、全には絡めませんでした! キャパの死
  Who秘話は透くんしか出ないもの……。

自分の道を見つけている。だからこれは少しの誘惑で、而れども少しは辛いのだ。

/* 鏡沼創は割と本当に概念みたいな男なので、人によって結構見えてる面違うと思います
  一応、焼きモンブランとイモ的には、絡みあった墓下勢で言うと

  勢喜くん:(役職的にも)信頼度だけカンストしてる鏡沼創
  朝日くん:同士であり友人である鏡沼創
  守屋先輩:救えそうなくらいの弱さがあって、最終的に救える鏡沼創
  神谷くん:言動がヤベェし怖い先輩な鏡沼創
  透くん:欲しかった理想の友達としての鏡沼創 → 手に入る鏡沼創
  
こんな感じ。
シオンくゃんや市川くんと話したのが、“凡そ一般的な生徒が抱く鏡沼創のイメージ”に近い鏡沼創です
少なくとも、焼きモンブランとイモはそのつもりでやってました
墓上勢に対しても此処に書き散らかしていいかは悩むんで独り言にします

 鑑沼

「同行……、いや、止めときます」

判断は早かった。
歪んだ空間から離れ、息をひとつ吐く。

「ひとりなら兎も角。
 先輩まで巻き込んで何かあったら、
 ぼくが他の先輩方に殺されますよ。
 先輩の異能がどんなもんか知りませんけど、
 空間系の異能じゃないなら、下手したら
 戻ってこれなくなるかもしれませんし」

そして先輩にこの話をした以上、自分が帰ってこなかったら先輩は何かしらアクションを起こすだろう。
二次被害を増やす訳にもいかない。
となれば必然、選択はこうなる。

「むしろ先輩こそ、意外ですけど。
 ここは止める場面じゃないのかなって」

/* レス来ると思ってなくて長文独り言書いてた愚か

はしゃいだところで、一番にはなれないのだ。結局、状況は変わらない。

/* 噛みですがこれどうしましょうか 御旗くんが吊られる事ですし、俺か若井くんが噛み入れておかないとですよね。どうしましょう?もう時間もギリギリだし任意でいいでしょうか?

※墓下も合わせてこれが見える1人はGMさんがいると想定して

/* 鏡沼創、態と一番にならないようにしてるくらいの最悪の天才だったから
  市川くんもっと絡みに行ってもよかっ……いや、明らかに地獄を増やしてしまう事を考えると
  これでよかったんですかね?

/* 助かります〜!!! GMなのですが(覇王)、白入くん、楢崎くん、牛丸ちゃんからそろっと選んで噛んでいただければよいかと

/* GMさんだ!了解です。もう襲撃連絡も必要なしでいいでしょうか?(エピローグ入りでしょうし)それならもう俺と若井くんでその三人から好きな子選んでランダムに任せてもいいかも知れないですね

/* ですね。エピローグ後に襲撃関連のロールやったりとかもアリです。よろしくお願いします〜〜

/*
念のための居ます!のご報告をば。
こちら特に指定御座いません、この後中身が席を外すかもなのでお伝えを…(既ににコミット済)

/* アクションやら白窓やらに匹敵しかねないくらい呟いてるソロ窓って気持ち悪いな…と思いつつ
  ロシアン発動があるんで落ち着かないんです助けてください
  正直見てみたいとか言ってすみませんでした
  発動しないもんだと思って舐め腐ってたんです許してくださいザコイモです

  あと、ソロール置くような状況でもないんだよな鏡沼創が
  今、鏡沼創が何したいのかわからん
  いや、設定上そもそも「何したい」がほぼ無い男なんだけど
  ロシアンのせいで、どんなロールすりゃいいかももうわからんくて終着点はどこ

/* コミットは確か実は更新後に……しないといけないはず……!(なので21時にはコミット入れる数分の時間は取れるようにしておく方がいい…)ただ襲撃は別に本当にランダムになるだけなので若井くんも3人からセットしていてくれたらいいかと〜!

/* 御旗くんは殺さなくても死んでくれるはずなので
  それ以外の6人全員、それぞれ殺ってしまった場合を考えようとしたのですけれども
  白入先輩入ってる時点でオエッてなりませんこと? なりますわよね?

 鏡沼

「何一つ話は早くないですけど。まあいいや。
 鏡沼先輩はニンジャ。理解しました」

理解したのか?

「…………?
 ぼくの思考を読み取って反応してる……
 ってことです?
 それって、テレ……」

問いかけたとき、頭の後ろのほうがずきり痛んだ。
……思考を読み取る、と言う言葉からなにかが繋がりかけたのか。なんにしてもこれは止めておこう、と首を横に振る。

/*
あれそうだったんですか!それは失礼しました…!急ぎの用事ではないので多分時間取れると思います。
此方からも誰かに一つ入れておく、成程了解です。お手数おかけしました…!

/* ぐちゃぐちゃ考えてたら5敗目を喫しました

 鏡沼

「いや分かるわけなくない?」


敬語がどこかに飛んだ。

「え? 分かるんですか?
 分身的存在全部で見たり聞いたり? 考えたり?
 なに? チートか?

 ぼくだってそもそも誰に見られてるとか
 どう見えてるかとか分かるならもう少しこう……
 
悪いことも考えますけど。

 そうじゃないから困ってたわけで」

 鏡沼

「……増殖、バグ……?」

あれは小説だったか、漫画だったか。
たぶん最近のやつじゃない、SFものだったと思う。
何人もの自分に分かれた後、『自分たち』の間でいさかいが起こり、殺し合いにまで発展する話。

そうだ、あの話でいさかいが起こった理由は──

「あの、鏡沼先輩。
 先輩は、『どれが本物か』って分かるんですか?
 記憶とか経験は、どうなって……?」

そもそも。
目の前にいる鏡沼先輩は、本当に鏡沼先輩なのだろうか。
自分は今、誰としゃべっている……?

一歩、後ろに下がる。

人は理解できないものを見ると、思ってしまうのだ。
『気持ち悪い』と。
それは神谷とて例外ではない。

/* どうも、アオハル村のホラー担当です

/* しかし、秘話返信見落とししてそうでドキドキする
  してたら後で土下座しますごめんなさい
  鏡沼創は驚異の処理能力を持ってますが、PLはザコイモのため……。
  この人数でさえPLは潰れそうなのに、どうなってるんだ鏡沼創

/* 柏倉先輩撃ち抜いたら千切れるよ

/* 勝手な予想だけど、許さんだと思ったため……。
  ザコイモはホラー担当

/* 柏倉先輩の気遣いを無にしそう

/* 違ってたら笑ってください

ピンポンパンポーン

『もうすぐ下校時間になります
 校内に残っている生徒は作業を中止し、
 速やかに下校の準備を始めてください』

『繰り返します』

『もうすぐ下校時間になります
 校内に残っている生徒は作業を中止し、
 速やかに下校の準備を始めてください』

ピンポンパンポーン

 鏡沼

「そう、なんですか……」

異能なんてそもそもが訳のわからないものであるが。
自分のそれも他人に言わせれば気持ち悪いもので、自分だってそう思ったりするが。
それにしたって、眼前の人間は。

「……や、すみません。
 なんか込み入ったことを聞いちゃって」

更に一歩、下がる。
生理的嫌悪に近い何か。神谷の中にあるのはそういうもの。
踏み込んではいけない気がする。
頭の奥の蓋がかたかた揺れている。


無意識にポケットの中身をまさぐった。
まだ薬はある。まだ、……何錠かは。

 




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生存者 (5)

若井匠海
1回 残 たくさん

永遠の命題だ

鏡沼 創
7回 残 たくさん

此処に居たい

白入 熊
2回 残 たくさん

秘話〇もふもふ

柏倉陸玖
14回 残 たくさん

手の掛かる奴。

普川 尚久
10回 残 たくさん

戻りました秘○

犠牲者 (10)

椿屋凜子(2d)
0回 残 たくさん

 

竹村茜(3d)
2回 残 たくさん

 

朝日元親(4d)
1回 残 たくさん

秘話〇

シオン・グレイヴズ(6d)
2回 残 たくさん

 

市川 夢助(6d)
0回 残 たくさん

全が、遅

笹原絵莉(6d)
0回 残 たくさん

諸々○入眠

世良健人(6d)
0回 残 たくさん

未来は手の中に

尾関春歌(6d)
0回 残 たくさん

えへへ…/秘話○

織田真宙(6d)
0回 残 たくさん

 

楢崎大地(7d)
2回 残 たくさん

 

処刑者 (6)

勢喜光樹(3d)
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余裕少

神谷 恵太(4d)
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守屋陽菜(5d)
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最後の体育祭だよ

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