77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】
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抱いていたソフィアを降ろした後。
己の隣に居る彼女の方を向くと
自然とその口元に己の手が伸びる。
何故かと問われればラサルハグにも分からない。
ただ己の心身が彼女に触れることを望んでいる。
触れることは叶うだろうか。
叶えば触れた手は頬から耳へと流れていくだろう。
幼き日とは異なる肌の柔らかさは、
経つ時の流れを鮮明に物語るものだ。
| [純粋で無垢だった心についた染みは、和紙に落とした墨汁のごとく、黒々として、広がってゆく。 『あの村は潰してかまわんか』 >>86問われた言葉に、それは無邪気に笑ってみせた。] いいよ! [今まで気づかなかった、否、目を背けてきたあらゆる『悪意』に気がつけば、それはもう、青年にとっては文字通り騒音に他ならない。 それに…… 語る天狗さまの言葉 >>87を聞く内、背中の小さな翼がぱたぱたとはためく。 それは恐らく、『ごきげん』のしるし。 ヒトでなくなることに、躊躇は無かった。 だって、嫁にしてくれる。 ずっと、側を許してくれる。 他ならぬ、あんたが。 そして、最後の最後、思い出したように問われた内容に、声をあげて笑った。] (103) 2021/06/24(Thu) 20:06:57 |
| 茅、と申します。 不束者ですが…… 末永くよろしくお願いいたします。
[なんて、わざと三つ指ついてみたりなど。 天狗さまの婚姻は、きっとヒトのそれとは違うだろう。 けれど、“ヒトだった”青年が、本当にヒトを捨てる前に、最後に行う“ヒトの真似事”だった。
そして、“ひとでなくなった”青年が、本当にヒトを捨てて最初に行うのはきっと……]
ねぇ、天狗さま。 眷属にしてもらったら、俺でもできるかな?
[あの村を、潰してしまうことが、って。**] (104) 2021/06/24(Thu) 20:07:16 |
そうだな、早速今夜
暑くもない、寒くもない
試すにはよいときだからな
[ ちらり、冥桜の様子を見やれば
なんとなく裏のありそうな笑みが見える
妙な予感を感じつつ
楽しそうならそれでよいと結論づけ ]
補い合い、時には共に謳う
そうだな、補い合うだけより
その方が新たなものがつくれる
[ 確かに、と、こくり頷いて* ]
はしたない婿は、ダメか?
[彼の手にしごいていたものを奪われてしまって。それと同時に腰を揺らされては喘ぐしかなくて。
唇に口づけされて、それが心地よくて嬉しくて、それに自分からも口づけを返す、気持ちいいのお返し]
全部、全部好きだけど……っ
[中が気持ちいい。
彼と一つになれている感覚と、そして気持ちいいところを押しつぶされている感覚。だから]
かんぅどのぉ……ぎゅうして……ぇっ
[手が足りないなら、いっそ、抱きしめられながら、押しつぶされるようにされながら押し込まれるのがいい。
それだと、全ての箇所に彼を感じるから。
盛り上がるかんぅの肩の筋肉がすごいなぁと感心しながらも、
愛しておる、の言葉にすら感じて、きゅんきゅんと締めてしまう]
かんぅどの……っ
あいしてる、からぁ……っ
[バカの一つ覚えのように、これしか言えなくなってくる。
気持ちよすぎてどうすればいいかわからない。
大きな波のようなものが、後から後からやってきて、それに自分が小舟のように立ち行かなくなっていく]
あああああっ!
[何度ともなく感じた絶頂だけれど、この波が一番大きくて、躰を大きく跳ねさせ、寝台をぐぁん、と揺らしながら身悶える。
絶頂と絶叫が同時に起きて、彼の肉体に潰された雄が、震えて精を漏らした。
そのまま、彼の名を呼びたかったけれど、かすれた声は、もう音を作ることはできずに、ひりつく喉に無理をさせることを諦めた*]
[はしたない婿はダメかと問われ
ダメではない。という言葉は聞こえたかどうか。婿殿からの口づけに心が沸き立つのを感じた。触れる箇所が熱い。何処までも婿殿は此方を落とす。中が一番いいと告げるのは天性か。婿殿は抱かれ上手だ。よくよくかんぅの事を分かっている。彼の快感を更に引き出そうとして、押しつぶされるのを、
ぎゅっとされるのを望む言葉に
頷きて]
あい、分かった。
[覚悟されよ。
そう告げて獰猛な笑みを浮かべ、抱き込む力を強めた。
二人の距離が縮まる。二人の間がなくなっていく。肌に触れる面積が増えるにつれて、美髯が彼の肉体を喘がせ、盛り上がった筋肉で彼を締め付けた。華奢な彼の身体は上から見れば、かんぅの肉体で隠れ、見えぬであろう。
筋肉で彼を閉じ込めて]
……っ、婿殿っ
[愛している。
その言葉に
振る腰が増す、ぱんぱんっと雄で貫く音は響き。彼の中を蹂躙する。喘ぐ声に追いすがるように何度も婿殿、と彼を呼んだ。愛おしい花婿を、何度も呼んで。
唇の中――小さく ヤオディ。と転がした。
其れは身もだえる彼により波にのまれ]
くっ!!!!!
[絶頂と絶叫により、熱を締められ。
彼が達した後、少し遅れて此方の精が溢れ出、彼の中を侵していった。どくどくっと脈打つ熱は先ほど果てたばかりだというのに加減を知らず腹を焼く。掠れた声ととも、体の下で悶える彼を抱きよせて、そのまま額の髪をわければ
口づけを落とし]
だいじないか?
[頬を撫でる。
白い肌に武人の手が触れるたびに
壊しそうだと思った。淀みは出来ていないだろうか。最初の頃の会話を思い出せば体調を案じるのは素直。だが、未だ居心地よく彼の体内には雄が嵌ったままで]
大事ないか?
[気持ちよかったか。
そう尋ねよう。幾つも聞きたいことがあった。祝言を本格的にあげるとしてどのような服がよいか。それからこれからの新婚生活についての具体的な案も考えねばならぬ。
だが、それらは置いて
愛している。と
その意味を重ね合わせようとし
緩やかに抜こうとして]
………
[ぬ、抜けない!!!!
なんと、青龍偃月刀がすっぽり入って抜けなくなってしまった*]
もう少しすれば夜も暑くなる。
そうすれば試すには不向きとなるからな。
予もそれには同意だ。
では共に風呂に入り、共に眠るとしよう。
人の理では眠りは大切な儀式だからな。
ちなみに大切な儀式はあと三つある。
一つは食事で、後一つは大きくなったら教えてやろう。
[よし、よしと頭を撫でてやりながらまずは食事の後に夜を想う曲と、永く眠る者へ手向ける詩を教えていくとしよう]
お主と予の物語は今日始まったばかりなのだ。
目を閉じていても予の音が聞こえる。
頭の中では予の詩が綴られる。
そうすればお主は完全に予の虜よ。
[くつくつと楽しそうに笑いながら、さて、縁側にたどり着けば陽が沈みそうな黄昏時であったろうか*]
| [分かりやすい形式的な婚姻を踏まなくたって、嫁入りはつつがなく完遂される >>111名前を褒められればまた、嬉しそうに翼が揺れた。 名前だけは、何もかもを忘れて路傍に転がっていた茅が、唯一記憶の向こうから持ち越せたものだったから。 唯一それだけが、本当の意味で己自身のものと、自身を持って言えたから。 ] んふ、 [茅本人が村を潰すのがよかろうと、天狗さまも言う。 >>112青年自身もそのように思っていた。 かつて村へと抱いていた愛の清算に。 憎しみではない。 これも、愛故である。 “ヒト”は、そうは思わないかもしれないが。] (118) 2021/06/25(Fri) 0:14:24 |
| ……ハイ、 [名を呼ばれ、青年の表情が、すぅと静かなものに変わる。 ヒトならざるモノへと変貌したとて、青年のあまりよろしくない頭が劇的に良くなるわけではない。 だから単純化された儀式は正直ありがたかった。 >>113指先にできた 赤 い玉に、視線が吸い寄せられる。 甘 い、香りに誘われるようにして、青年は差し出された手をそうと両手で捧げるように添えた。 その指先に、そ、と唇を寄せる。 ちろりと舌先を見せると、与えられた血の雫を、つ、と掬った。**] (119) 2021/06/25(Fri) 0:14:50 |
[あ、と開けた口で、指先を咥える。
ちゅうと吸い上げては、傷口を舌先で刺激する。
痛いかな?とか考える余裕もなく。
もう少し、もうちょっと、
甘露
が欲しくて強請るように、吸う。]
ちゅ……ちゅぷ、
[ざわざわと、翼の先が震える。
こめかみが、熱っぽく脈打つような気がする。
はふ、と吐息を零した。
漸く満足したころ、咥えていた指を返すが、その表情はどこかとろんとしていた。
ふるふるっと全身を震わせると、一度開いた翼がするすると背中に収まって、肌表面の刺青のような描画に収まる。
それからまたひとつ身震いすると、するすると黒い糸がどこからともなく肌の上を滑り、墨色の着物となって青年の身を包んだ。]
あは……どう?
[おそろい、なんて、馴染んだばかりの妖力で編んだ着物を自慢げに見せ**]
[ 眠りは儀式
その言葉に、ふむりと頷く
聞けば、他に大切な儀式は後三つとのこと
眠りと足せば全部で四つということか
一つは食事、もう一つは──と瞳で問えば
それは大きくなってかららしく ]
冥桜よ、それだと二つしかないぞ
眠りと、食事と、大きくなってから
──では、最後の一つはなんだ?
[ まさか言い間違えか?と
首を傾げ唇を尖らし問いかける
縁側へのさほど長くない道
子供のようにあやされながら歩んでいき ]
我とお前の物語は今日から
それは認めるが、な
その言い方では虜というか
我が傀儡のようではないか
そも、虜になるのはお前では?
[ 楽しそうな笑いに胡散臭げな視線を注ぐ
そうこうするうち、縁側につけば
冷えた空気に巣へ向かう烏の声が混じる頃
ひやりと冷たい縁側に、そのままぺたりと腰下ろし ]
ながくここにはいるが
縁側で食べるのは、初だ
[ 干し鰻を米に乗せ一口
お味見と変わらぬ味に口元を綻ばせ* ]
[ちゅぷ、と音を立てて指先に吸い付く姿を愛おしく眺める
飢えた赤子が糧を求めるようで、欲しいだけくれてやろうと決めてしまえば
指先の痛みも心地よく、吐き出す域に熱が宿った]
いいぞ、茅
啜った分だけ力も強くなるからの
[先とは違い、望んで得た物ならば暴走もすることはない
妖力を操れる証のように、揺れる翼が背に消えて
蕩けるような表情のまま、また一つ力を使って天狗を驚かせ、喜ばせた]
ほぉ、見事なもんじゃ、よく似合っとる
こうもすぐに力を使いこなすとは、さすがワシの茅じゃの
それにその表情……とてもいい顔じゃ、のう、茅
[くつくつと笑いながら、天狗は茅の間近へと顔を寄せ耳元で囁く]
最後の仕上げじゃ、
ワシの力をお前の中に注いでやろう
今度は、お前さんももっと善くしてやるからの
[吐息を吹き込むように、茅の頭に染み込ませるように囁いて
耳の付け根をぺろりと舐めて
そろりと滑らせた手で茅の腰回りをねっとりと撫でる
その仕草で何をするのかはわかるだろうか
腰を撫でていた手で茅の手を取り、すでに熱をもっている天狗自身へと導き触れさせて]
これが欲しいじゃろ?
[もう一度囁いて、耳元に舌を滑らせて茅の返事を待っている**]
[額に口づけられるのも、名前も呼ばれるのも、ただただ嬉しくて]
ああ、だいじょうぶ……
[しわがれ声で囁くようにしか返事ができないのが情けない。
とりあえず休もうとするが、かんぅが目の前で変な顔をしている]
どうされた?
………ふぁっ
[体の中で大きく芯を持つものが、蠢くものだから、覚えたばかりの敏感な箇所に当たってしまう]
あ……あ、かんぅどの……っ
も、いぃからぁ……♡
[これ以上されたら、余は死んでしまう。こんな気持ちいいことばかりされて、どろどろになってしまったら……]
余をかんぅ殿のことしか、考えられなくさせる気か?
[この野蛮人め、と頬を染めた涙目で嫁を睨む。
まさか彼の青龍偃月刀が抜けなくなっているとは気づかず勘違いをし、自分から抜こうと試み始めたが。
すっぽり入って抜けなくなっている一因は、かんぅのナニがまだ固さと大きさを保っているのもそうだが、ヤオディがかんぅをまだ離したくないと咥えこんでいるのでお相子である]
あ、あんっ ♡
お、おおきすぎ……っ
[彼の前で力の入らない足を開き、腰を左右上下に動かす。
かんぅの前で力を失った屹立がぷらぷらと、動きに合わせて揺れていく。
本人は抜こうと必死だが、傍目にはそれはまるで、青龍偃月刀を使って自慰をしているようにも見えたか**]
── 幕間 ──
千、そういえばこれは……?
持病があるのか、何故言ってくれなかった
[ 部屋の中、荷を再確認し花が無いか探す最中。
示したのは薬らしき小さなもの。
置き去った日も疑問に思ったが、問えるような状況ではなかった。 ]
ああ、これは腹の中を綺麗にする薬
こっちは潤滑剤だなァ
入って早々布団に連れて行かれた時は、
一瞬使うことになるかと思ったけど
紅鉄様にはそんな趣味無さそうだったから
未だ開けてもいねぇ
[厚い紙に包まれたものと小瓶を順番に見せ、軽い調子で説明する。
語らなかったこちら側の勘違い、思い出し懐かしく目を細める。]
ま、手を出したくなったら言ってくれよ
きちんと準備しないと、あんたのほうまで痛くなるらしいからな
その為の教育は受けてるから心配するな
な……
[ あまりの内容を、他愛も無いとばかりに軽く語られ絶句する。
教育、とは。 ]
千、まさかお前は村で……?
誰だ。あの時にいた内の一人か?
[ 自分が選んだせいで、なのか。今まで思いもしなかった。
両肩を掴む鬼の表情には余裕がない。
ただでさえ迫害されていた花嫁がそんな目に合っていたらと思うと
気が気でなかった。 ]
ひひッ、あの村に俺に興奮する人間がいると思うかい?
花嫁になる為に口頭で教えられただけだよォ
女達も同じじゃねぇかな
随分長く続いた制度なんだろう
人間側も色々考えていて、当然さ
[気に入られる為に、少しでも長く生きるように。
想像出来る理由については鬼の心を想い、口にせず。]
紅鉄様は驚く時だけは顔に出るなァ
なあ、嫌だったのかい?
俺が奴等に手を付けられてたらと思うと、居ても立っても居られない?
[喉を鳴らして笑うばかり。
愉快そうに振る舞いながら、密やかに問われた鬼の様子を見ていた。]
…………そう、か
[ 掴む手の力が、安堵により抜ける。
それでも、何てことを教えたのかとため息が落ちるが
自分たちのせいで生まれた伝統は、咎められない。 ]
当たり前だ
お前が傷つけられるのは、嫌だとも
[ 躊躇い無く返す答え、鬼の想いに嘘はない。
背けた顔の理由は別の部分にある。
そうして再び探し物に戻ったのなら、
その落ち着かない心地も、収まってゆく。 ]**
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