82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】
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私の妹
自分を慕ってくれている妹との久方振りの再会にもダビーの表情は変わらないが、声音と目元が僅かに和らいだことにあなたは気付くだろうか。
気付こうと気付くまいと、手の届く距離まで近づいた彼は両手を差し出す。
「その姿にも訳があるのでしょう、理由あってのことであれば咎める理由もありません。
…ですが困りましたね、あなたへの卒業祝いが用意できていません。更に、下船してしまえば社に入るまでにまた会える保証もない。」
いじらしい妹の反応を見て温まるだけの心は持ち合わせていたらしい。ふっと鼻で笑いながら言葉を続けた。
「アン。ほしいものがあれば言いなさい。できる範囲で手配しますから。」
/*
そう、早め早めに聞いておこうと思って忘れてました。
襲撃ロールしたい方が居れば譲りますし、
今手一杯だからやってほしい〜という感じであれば引き受けます。
いつかロール的に襲撃行きたい人が出たら譲ってって言うかも。
スロウス側の方針としては多分全体通してそんな感じかな。
副船長も特に襲撃ロールやりたい人居なければ
こちらで軽くロールで言及しておきます。
今は完全にノープラン。
/*わたくしはスロウスPLさんと似たような方針ですわ。
襲撃ロールしたい方がいらっしゃるならその方優先で譲りますわよ!
あとエンヴィーはこだわり無いので基本ランダムで襲撃決めますが、ロールの流れによっては襲撃担当したい〜!と挙手するかもしれませんの。
(でも、メタ的に見ると他二人の希望を優先的に叶えてあげたいですわね……寿命的に。ロール次第ではPC視点からも優先的に叶えてあげたい可能性もありますが)
ちなみに連絡ですが明日明後日、木曜日と金曜日はPLのリアルが不定期ドタバタお嬢様なので反応頻度が逝去なさいますの。ごめんなさいね。
その為副船長に襲撃ロールに関しては、もし可能ならスロウスとグラトニーにお任せしたく思います。かしこ。
ちい兄様
差し出された両手に応えて再会のハグをした。
こうするのも何年ぶりだろうかと感慨深く。
しかし人目を気にして手短に。
「これはお父様が来れないからどうしてもと仰って……。」
男装のことだ。
虫が寄らないようにと、その親心はわからないでも無いし、家族に愛されている自覚はあるが、過保護過ぎはしないかと少し呆れる。
自分だってもう成人だ。
「でも、ダビー兄様が来てらっしゃるのなら、その必要も無いですよね。
とは言ってもドレスの用意がある訳でも無いのですが。」
/*
エンヴィー側の方針と連絡了解です。
スロウスとしても現状あまり襲撃先に拘りはないので、
(というかこの顔ぶれから一人選ぶのはかなり難易度が高い
正直5人くらい纏めて落としたい)
ロール的な理由とかお二人がこの人襲撃したい!とか無ければ
[[/who]]振って出た人を客からの要望という事にして
襲撃するのも一興でありますことね。
寿命に関しては極論全員明日をも知れぬ命でしてよ。
PC的なものはともかくPL的にはご遠慮なさらないでね。
副船長襲撃はグラトニーが忙しそうならスロウスが担当します〜
/*
おはようございますわ!
そういえばこの中の人間で早速副船長を畳むんでしたわね……システムに甘えていましたわ……
もしよろしければ私が華々しいスタートを切って副船長で派手な花火をブチ上げたいところですわ。
めちゃくちゃ緊張する。本当に自分でやる気? グラトニーやります。初仕事承ります。
どんな目にあってほしいかリクエストあったらおしえてくださいね……
私もせっかくなら3人(4人?)でいい塩梅にターゲッティングを回していきたいですわね。
とはいえ今の所こう! という流れもないので、基本は私もランダムに賛成ですの。
死なば諸共一蓮托生、仲良く共食に勤しみたいところですわ。
| 「はい、それでは、また。良いクルーズを」
そこにいる誰かと別れの挨拶を交わし、その場から離れていく。 相手から見えなくなったあたりで止まると、 どこかぼんやりとした表情をして気の向くままに歩き出した。 (137) 2021/07/01(Thu) 9:46:45 |
/*
ヌンキ副船長を送り出すのに相応しい良い朝ですわね。
では今夜の襲撃ロールはグラトニーにお任せ致しますわ。
え?グラトニーが襲撃ロールするんだ……ワクワクしてきた…
正直キツいやつでもエッチなやつでも胡乱なやつでも楽しそう
スロウスの襲撃はすごく無味乾燥な対応になると思うので、
お二人にはもう少し熱の籠もった襲撃をしてあげてほしいなと。
ともあれ気負わず愉しくやって頂けたら感無量でしてよ。
ではこの先襲いたい人ができたらその時は
皆で仲良く上手く回していきましょう。
同じ船の人を食う仲ですからね、我々
| 周囲には話し込んでいる人が多く見える。 今のうちに腹ごしらえでもしておくべきだろう。
そう考えたキエは、歩きながら案内板に書かれたレストランっぽい場所に足を進める。
「何を食べましょうか。 ボルシチfoodなどがあれば、食べてみたいものですが」 (138) 2021/07/01(Thu) 10:00:39 |
| 「あぁ、体が温まりますね」
無事に注文できた赤いスープを口に含み、一息つく。 レストランに向かう道中、冷房が効きすぎて体が冷えていたのだろう、 わずかに見える腕には鳥肌が立っている。
「これの上位版はボルハチ、ボルキュウと続いて、 ボルジュウが一番美味しいらしいですね。 いつか食べてみたいものです」 (140) 2021/07/01(Thu) 10:09:44 |
/*ごきげんよう素敵な朝ですわね。絶好の副船長墓下出航日和ですわ。
それではグラトニーどうかよろしくお願い致しますわね。いやですわ大変興奮してきちゃいましたわどうしましょう。
匿名箱でも襲撃の仕方に関してお悩みのようでしたけれど、例えば仮面のモブ従業員を引き連れて多勢に無勢でどこかに呼び出した副船長を取り囲んで拉致していく……なんてシチュエーションとかどうかしら。先輩らしさやVIP感マシマシですわ。あくまで具体例の一つですけれど。
わたくしはエログロ胡乱全て美味しく嗜むお嬢様ですので、どんなジャンルの襲撃方法でも愛しますわよ。ですからグラトニーのやりたい事をやって楽しんでほしいですわね。
お二人ともノリが良くて大変素敵ですわ。仲良く愉しくみんなを食べていきましょうね。
| 「ちなみにこの船にはボルなにから置かれているんでしょうか」
スタッフに尋ねてみたところ、ボル(7)1d10かららしかった。 (142) 2021/07/01(Thu) 10:43:24 |
| (a56) 2021/07/01(Thu) 10:53:45 |
| >>147 ニア 「いえいえ、お呼び止めして申し訳ありません。 貴方様と、少し商談ができないかと思いまして。 当方、カウンセラーをやっておりまして、 貴方様の不安定な精神の、改善のお手伝いができたらな〜と、ですね」 かなりの暴言を吐いているが、キエに自覚はないようだ。 時折ちらちらとお世話係?のほうを見ているのは、 彼らのうち誰かがより上の方に相談してくれるかもしれないという期待を込めてだ。 (148) 2021/07/01(Thu) 11:05:31 |
| >>150「そうですか、それは非常に残念です……」 とっても残念そう。 「不安なときや、落ち着かないとき、 また元気や勇気がほしいときがあれば、 遠慮なくお声がけください。いつでもお力になります」 長く引き止めてるのも気が引けたため、 すんなりとレストランに戻っていった。 (151) 2021/07/01(Thu) 11:16:47 |
/*
いいですわね! やりたいことまでの導線も引けてかなり助かりのある案ですわ。秘匿はまだ解禁してないからとりあえず連行ロールまでで今回はおしまいになりそうな形ですわね。
そう、お前はこれからこのように連れていかれるぞという宣言のリハーサルができないから難しいハアハア目が泳ぎますわよ。
一呼吸おいてからまた連行直前結集ロールを置こうと思いますわ。結集しなくてもいいよ。
| 「顧客の獲得は難しいですね。 キモいと言われるのは慣れっこですが……」
しょんぼりルドルフしながらバナナsweetを食べている。 (153) 2021/07/01(Thu) 11:21:38 |
/*頑張ってくださいませグラトニーPLお姉様…!私応援していますわ!大丈夫いけるいける自信持って連行ロールなさって!襲撃ロールなんてやった事ある人の方が少ないでしょうから、どうか胸張ってお姉様だけの連行ロールを描くんですのよ!
結集ロールについても了解しましたわ。めちゃくちゃ乗りたいですが更新時間より手前から深夜までほぼ村に来れないので、乗れなかったらエンヴィーが大人しく近くにいたとか確定ロールでいたことにしてくださいまし。
私の妹
締め付けない程度に緩くハグを仕返しすぐ身を放す。親族であることを隠すつもりはないが人気のない場所で若い男女が抱き合っていたという下世話な噂を流されてもたまらない。
「…ああやはり、父様はアンタレスについてのみ正しい判断をなさる。しかし私にも招待状を渡しておいてあなたには私の乗船を伝えない、その意図が読めないな…。」
父の意向に賛成する素振りはあれどそれ以上の言及はしなかった。男装の要不要については自分が決めることではないし、父にとって愛娘であるあなたには
それだけの環境を求めているのだろうと察せられたため。
「ドレスなら買えばいい。ヒールも髪飾りもアクセサリーもあなたに似合いのものを持ってこさせましょう。もちろんその姿でも美しさの本質は変わりませんがね。」
/*
ではお見送りはスロウスが。
仲間の出陣を見送らない理由はありませんのよ。
こうして先陣切ってくれるなら尚の事ですわ。
ともあれこうして狼陣営に生まれたからには
色んな襲撃・連行・前準備ロールが見たく思いますわね。
その後には研修ロールもあると思うとブチ上がりますのよ
ちょっとくらいガバっても事後対応で幾らでも巻き返せますわ。
手を取り合って色々挑戦していきましょうね。
| >>154「ま、まぁまぁ。落ち着いてください。 お気を害するつもりはなかったのです。 私めのことなど一度忘れて、 またその楽しみというのを探してみては……ねっ。ねっ」 あせあせ。後ろの人達にも助けて〜って目で見てる。 (12)3D6 (159) 2021/07/01(Thu) 12:05:12 |
……時は少しばかり経った頃。『グラトニー』は観賞室に座していた。
ここを借り切るにあたって話を通して、ついでに我が儘も言って。赤い薔薇の咲き誇る痛烈な人間劇か無音で流れている。
レストランにいた時よりもいささか豪奢な装いで、ヴェネチアンマスクで唇を隠した。
待ち合わせて入ってきた者があれば、その微笑みの前に晒されることだろう。
「来たのだね。ちょうど彼を迎えにいくところだよ。
それとも、君達も彼の姿を拝みに行きたいかな?」
長い脚をするりと組み合わせてから皮張りの椅子から立ち上がった。妖しい輝きを照り返す白狐のコートが惜しげもなく床に端をつく。
首元にかけられたルビーのネックレスはまるで血がこぼれるように簾を作っていた。首を切って、赤が弾けるよう。
点々と赤が白い素肌を彩っている。派手すぎぬよう、けれど真珠色の煌きに翳るつもりもないように。
狐のコートの下はそれ以外一糸たりとも纏っていなかった。同じように赤いエナメルのヒールが、かつりと音を立てる。
「それでは行こうか、『エンヴィー』、『スロウス」?」
照り返す赤が、あなたを彩る装身具の一つのように
けれどそれらに負けじとぎらりと煌めいた。
「ご一緒しましょう、『グラトニー』
なぜならこれが、『僕達の』初めての仕事なのだから。」
今夜、フィクションよりも鮮烈な舞台を綴るとしよう。
それによって互いの技倆を確かめるとしよう。
白を基調としたスリーピースのスーツに身を包んで、
哀れな獲物の血を被った狩人のように付き従う。
この夜ばかりは、狩られるのは羊達だ。
靴底が床を叩く音がして、斯くして狼達の侵攻は幕を開ける。
かすかな靴音が鑑賞室の空気を裂いていく。
「折角の初仕事なのだから、目に焼き付けておこうと思って」
その姿は演者を支える黒子か、或いは全てに寄り添う影か。
シャツも、燕尾服も、革靴も、四肢を覆う全てを宵闇を溶かし込んだような純黒で揃えたその人物は、ペストマスクを模したこれまた黒い仮面を外して嫋やかに微笑う。
「ああ、行こう。
『グラトニー』。お手並み拝見といこうじゃないか」
その腹に其々業を隠した者達の、秘めやかな劇のはじまりはじまり。
ちい兄様
思わぬ再会に浮かれてしまっていたが、指摘されれば確かに謎である。
頬を抑えて思案してみる。
「確かに、何故でしょうか?
サプライズというにも、お父様らしくない大雑把さな気がしますし……。
何かお考えがあっての事なのでしょうか?」
考えても答えは出てこない。
謎は残るにしても卒業祝いとして来たのは事実だ。
気持ちを切り替えて、折角の兄妹水入らずを楽しんでも良いのかもと思った。
「でしたらちい兄様、アンのドレスを見繕ってくれないでしょうか?
暫くはこのままでも、最終日くらいはちゃんと着飾って楽しみたいんです。」
卒業祝いのドレスを、きっと船を降りたあとも社交パーティ等の機会で袖を通すことがあるだろう。
| キエは暇なのでどこかに行ってみようと思った。 ホールroomっぽいところ、ないかな。 (174) 2021/07/01(Thu) 15:43:31 |
| ホール──この船の場合、それはどこかのラウンジになるか、 はたまた劇場のホールになるか。
「劇場……はディナーの後しかやってないですか。 ラウンジのほうで人間観察でもしていましょうか」
そんなことをつぶやきつつ、 ふらふらと歩いてラウンジっぽいところに向かっていく。 (175) 2021/07/01(Thu) 15:52:56 |
私の妹
「父様のご意思が読めないのはいつものことですが、それにしても真意は何処にあるのやら…虫除けを望まれるのであればそもそもこの船にアンタレスを乗せるべきではないでしょうに。」
仮面の従業員の噂は自分も聞き覚えがある。常連である父がいつぞやの社交の場で機嫌よくかつ含みを持った言い回しで語っていたのを覚えている。父のほうで真偽がついていたのかは分からないが少なくとも自分は聞き及んでいない。
「私があなたのドレスを、ですか?もちろんです、私の最善を尽くしましょう。だからあなたも一族の華として…咲き誇る姿を存分に見せつけて差し上げなさい。」
思惑渦巻く我が一族の中で最も愛されているであろう華[あなた]を。
メヰク、ゴティック、ロマンティック。
のような色を身に纏い。
チェス盤のような対比の王を付き従えて、並び立つクイーンが歩く。
裾を合わせることもなく、柔らかな女体が毛皮のうちから覗く。
誰もすれ違わない。まるで船そのものが道を開けているかのようだ。
既に客達の気に留まることすらないうちに、ルートは人払いされていた。それは狼達の行軍が歓迎されていることを示していた。
『グラトニー』は天使の如き肉体をしていた。神がかった美しさだというわけではない。
品のいい乳房の下に柔らかな曲線の腹部を、それと女性器との間に、袋のない陽芯だけの男性器が下がっていた。
はだかの王は血の流れるようなアクセサリーを鳴らし、ついに羊の部屋の前までやってきた。
「こんばんは、副船長。われら、お迎えに上がりました。
さあ、お越しください。舞台は上がって。貴方を待ち望む方々が、いらっしゃるのですよ……」
| >>176 ダビー 「やぁ、こんにちは。昨日ぶりですね」 元より暇なだけだったキエは、 唯一見知った顔のダビーの元に向かっただろう。 ずれてもらったソファに腰をかけ、 気の良さそうな微笑みを浮かべながら挨拶を交わす。 「もう地図は覚えましたか? 僕は諦めました。だって広すぎるんですもん」 (177) 2021/07/01(Thu) 16:22:42 |
| 「あぁ、よかったです。お仲間がいました」
ポンと両手を合わせて、安心したように笑う。 不名誉な仲間扱いだ!
「クルーズは始まったばかりですし、 きっとそのうち覚えると、僕は"キエ"を信じています。 きっと船を降りる頃には、ここで働けるくらいにはなっていることでしょうね。
えぇ、きっと貴方もそうなるでしょう、ダビー」
にこやかに、貴方に笑いかける。 (180) 2021/07/01(Thu) 16:55:21 |
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