【人】 灰原 詩桜─夜、ロビーにて─ すいません、お待たせしましたか? [もう既に彼の姿がそこにあったから>>599 笑顔と共に彼のそばまで駆け寄っていく。 走る度にスカートの裾がふわふわと揺れて まるで私の浮き立つ心を表しているようだった。 朝の格好はラフなシャツとジーンズだったから 確かに雰囲気は変わったかもしれない。 あの時は可愛らしさよりものんびりを選んでいたから。] ありがとうございます。 ……その、智詞さんのシャツも 夏らしい風情があって良いですね。 [泳ぐ金魚は夏祭りの一幕を思い起こさせる。 それを素直に口にしたけれど、 似合う、に続いて、可愛い、と。 独り言のように漏れた言葉にかあっと顔が赤くなった。 嬉しい。嬉しくて、口元がニヤニヤしそうで それを拳を口元にあてがうことで隠した。 …隠し切れてない? かも、知れないけど。] (609) 2020/07/28(Tue) 19:06:21 |
【人】 灰原 詩桜………………はい。 [彼の視線が泳いでしまっている。>>601 それだけ、照れてくれているのかな。 こう言うことに慣れていないのかな。 ……それだけ、私を、そういう風に見てくれてるのかな。 そんな思いが込み上げてくる。 だから私も恥ずかしくなって、 答えられたのはそれだけだった。 差し伸べられた手に手を伸ばす。 隣に立って、ぎゅ、と普通に繋いでから 一度手を離してするりとそのつなぎ方を変えた。 指と指を一本一本組み合わせて もう一度、ぎゅ、と繋ぐ。 チラ、と彼を見て、ふふ、と笑って。 でも視線を前にすぐに向けてしまったのは照れ隠し。 誘った口実 …それにこのままだと目的の場所に行けなくなっちゃう。] (610) 2020/07/28(Tue) 19:06:55 |
【人】 灰原 詩桜それじゃ、行きましょう? [視線はあまり合わせられなかったけれど 口元はどうしても、笑みの形になったから。 こうできることが嬉しいって、 隠せているはずもなかった。] (611) 2020/07/28(Tue) 19:07:16 |
【人】 灰原 詩桜─夜、→蛍の沢─ そろそろ、ですかね……? [辿り着くまで、なんとなく言葉少なになってしまう。 それは、何を離したら良いだろうって悩ましいのと 純粋にドキドキしてしまっていたから。 彼はその間、何か話してくれていたかな? 辺りには人は疎ら。 カップルなのか二人で腕を組み 歩く人たちの細やかな笑い声や 家族連れなのがいるのか、遠くにはしゃぐような声。 私はそんな中、きゅ、とまた彼の手を繋ぐ指先に ほんの少し力を込める。] (612) 2020/07/28(Tue) 19:07:46 |
灰原 詩桜は、メモを貼った。 (a155) 2020/07/28(Tue) 19:39:34 |
【人】 灰原 詩桜─夜、→蛍の沢─ そう言えば、五代目って。 長く続いてるお店なんですね。 お店にも行ってみたいです。 [いわゆる古本だけではないのだろう。 五代も続くそうした店ならば、 希少な本や旧い地図などもあるのだろうか。 普段はそうした店には立ち寄らないけれど だからこそ、どんなものが並んでいるのか気になった。 多摩の方に取引に行ったりもするなんて>>628 ちょっと、私の想像の域を超える。 なんというか古本屋のご主人は お店で本を読みながら構えてるイメージがあったから。 どんなものがあるんだろうな、と想像を巡らせては その中にいる智詞さんを想像したりもする。] (638) 2020/07/28(Tue) 20:31:10 |
【人】 灰原 詩桜…そうですね。 私も実はあまり見たことなくて。 でも、短い寿命の事を思えるなんて それはそれで風情があると思います。 一夏に生きて散りゆく命。 人の夢は儚いと言うけれど 蛍の光とどちらが儚いかしら…なんて? [サラサラ、水の流れる音。 風が吹いて木々が揺れる音はどこか小波にもにていた。 海の底のような暗い道にぽつりぽつりとある照明は遠く 少しばかり心許ない。 そんな中だった。 人工的なそれよりも頼りない、けれど ふわふわと確かに淡く光を放つそれを見つけたのは。 一つ、二つ、三つ。 その灯りは少しずつ増えていく。] (639) 2020/07/28(Tue) 20:31:29 |
【人】 灰原 詩桜わあ、綺麗ですね! こんなにふわふわ、雪が舞っているみたい。 それとも空のお星様ですかね、 とっても、…………綺麗。 [その光景を目に焼き付けたくて 前髪をそっと払って自分の耳にかけていた。 そうして自分の視界を開かせたからか。 彼の瞳に美しく光が写っているのが見えて 思わずそちらをジッと見つめてしまう。 私の周りにもちらほら明滅する光。 けれど、私の黒い髪よりも 彼の色素の薄い髪の周りに散る光が なんだか星を散らしたみたいで。] (640) 2020/07/28(Tue) 20:31:48 |
【人】 灰原 詩桜……蛍って、こんなに綺麗なんですね。 智詞さんと一緒に観に来れてよかった。 [穏やかな天色は夜にはどんな色だったろう。 その瞳を見つめて、 彼の腕に自分の腕を絡めてからまた蛍に視線を移した。 どき、どき、と。 心臓の音が伝わってもおかしくない。 夜の闇が頬の赤みを隠してくれるのがありがたいけれど どう言葉にしたものか、悩んで。] (641) 2020/07/28(Tue) 20:32:08 |
【人】 灰原 詩桜………いろんな色が見たいって、言ったけど。 智詞さんの色の中でも、 幸せな色を沢山見たいな………? [それは、朝のことをちゃんと覚えているという事。 その上で、 あの言葉に嘘偽りはなかったのだと。 自分なりに。遠回しに。伝えて。 ……改めて彼の瞳を見た。 真っ直ぐに、お酒抜きで、 なんだか泣きそうな心持ちで。]* (642) 2020/07/28(Tue) 20:32:25 |
【人】 灰原 詩桜─夜、蛍の沢─ ……また、そう言う。 [褒められ慣れてない。そんな瞳の色を美しく喩えられて 剰えその顔が近づいてきたものだから 更に頬の熱が上がっていくのがわかった。 でも泣きそうな心持ちなのは。 眉尻がどうしても下がってしまうのは。 私が彼ほど、余裕がないからだ。 絶対的に彼は自分よりも大人の男性。社会人。 そして私は成人したばかりの小娘。まだ学生。 晴れやかな青空のような微笑みを浮かべる人。 その、時折薄花色に煌く瞳を見つめていた。 此方の東雲色も、蛍に誘われて桜色が時折揺れる。] (675) 2020/07/28(Tue) 21:28:07 |
【人】 灰原 詩桜……あれから。 酔いが醒めて、なんて恥ずかしい事を してしまった、言ってしまったと思いました。 でも、私。 やっぱり智詞さんに会いたくて、 ……こんな、初めて会ったのに、でも、 [じわ、とそれでも涙が滲んできてしまう。 羞恥と緊張はどちらが勝っていただろう。 少しだけ声が震えた。 また会って、より貴方に惹かれているのがわかる。 もっと知りたいと願う気持ちが強くなる。 それに焦る。 きっと彼が触れた頬はとても熱くて。] ……私が、智詞さんに、恋に落ちたと言ったら。 受け止めて貰えますか? (676) 2020/07/28(Tue) 21:28:35 |
【人】 灰原 詩桜……恋人に、して。貰えますか? [名前をつけない関係は苦手だ。 名前をつけないと勘違いしてしまいそうになる。 だから、受け入れてもらえるのか。 それともまだまだ保留なのか。 …それとも、さすがにその対象ではないのか。 うるむ瞳で見つめて、問いかける。 早急なのはわかっているけど、止められなかった。]* (677) 2020/07/28(Tue) 21:28:54 |
【人】 灰原 詩桜……はい。 [そうして、聞かされる貴方のこと。>>691 自分一人だけ、その事は私も覚えがある。 兄弟はいないけれど私の目の色のことで 両親が一悶着あったらしい事は聞いていたから。 太陽の光に弱い色。 この色にあまり良い記憶はない。 諍いの種になる色。 他のみんなと合わせろと言われる色。 それに、良心のものと違う色だからと 揶揄いの種にもされたそれ。 それを思うと、彼が自分の色を好きに慣れないのはわかる。 綺麗な色と言われて照れ臭い反面、 本当に? という疑念が今まで付き纏っていた。 だけれど。] …きっと、その色だけじゃないですけどね。 でも確かに、智詞さんのその色に深く惹かれました。 私も、智詞さんが綺麗と言ってくれたから。 やっとこの色が、好きに慣れそうで……えっ? (705) 2020/07/28(Tue) 22:35:02 |
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