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【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン−街中− [次の日。団長の奥さんに、朝イチで、謝りに行かせた。 案の定、まぁ…………当たり前だった。 何故、彼はいつも連絡を忘れるのか。 何度、何度一緒に謝ればいいのか。] 奥様……本当に、何と言ったらいいのか…… [奥さんは、すぐに否定をした。 寧ろ、部下だからと女性の屋敷に逃げ込む団長に かなり苦言を呈している。 慣れたことだけど、 まぁ確かにいい加減違うやつのところにも行け。 なんて思ったこともある。近いのがうちだから、 仕方がないというだけ。] 今から、駄菓子屋まで行ってきますので、 ご子息たちの分を含めて、何か買わせます。 ですので、もう少々、お待ちいただいても? [それを聞いた奥さんは、 ゆっくりと首を縦に振った。 彼女は生まれも育ちも貴族。 故に、珍しいものは好き。 そうと決まれば、 団長を引っ張ってゆきのやまでいこうか。*] (9) 2020/05/19(Tue) 1:21:42 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン−ゆきのや・団長と− あ、言っておきますけど、 奥様に駄菓子だけで許してもらえるとか、 考えてませんよね? [ゆきのやに着いて、何を買ってもらうかと 物色しながら、団長に話を振る。 多分、今の団長見てたら こういう男はごめんだ、と 心の中に書き込むような気がする。] いい加減、奥様と話し合って、 やるべきことやってください。 報告と連絡と相談。最低限のことですよ。 ……金平糖と、あと………… やっぱり、金平糖だけで。 [店番をしている、顔見知りの彼の祖母にお願いをして、 金平糖を一袋確保。 団長もあれやこれやと買っていくらしい。 残念ながら、ユキは店番をしていないらしく、 また来ますね、と久し振りに会った彼女に 声をかけて、また店を出ようか。 そう思ったら、シルバーバレットの登場だ。] 禊ついでに、 うちの隊員たちに甘いもの奢ってくださいよ。* (13) 2020/05/19(Tue) 2:06:24 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン−戻った日常 のはずだった −……なんで、君たちはいつもついてくる? [巡回に行くと隊長が言えば、ついてくる部下。 悪いことではないが、何せ、邪魔。 1人や2人ならまだしも、最近は5人ほどついてくる。 “隊長の懐かしい話聞きたい!” “最近隊長更に美人になったから護衛です!” 訳が、わからない。 頭を抱えながら、自分よりも背の高い男たちを 携える彼女は、ふと立ち止まる。 いい香りがした。 ノアと会った時に感じた心地よさ。 振り返れば、すれ違ったのは 銀色 の髪をした男の子。] (64) 2020/05/20(Wed) 0:45:13 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン………… [声をかけようかと、悩んだ。 1人なら、迷わず声をかけただろう。 しかし、今はしない方が得策。 出そうになった一歩をそっと戻して その場に立ちすくむ。 “隊長?” “怪しいやつでもいました?” 部下たちのこれが、思いとどまった理由。] 君たちが怪しいやつすぎて、私の身が危ないね。 [やれやれ、と肩をすくめて巡回を再開する。 部下たちは勝手に、 指名手配犯がいたのではないか、 などと話し始めたようだった。 いつか、声をかけるから。 仕事中なんて関係ない。 その時まで、待ってて。 多分、私の 心 の中に1番居座る人]** (65) 2020/05/20(Wed) 0:46:19 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン−If: 違う歯車が噛み合ったとき− [星の宴から半年。 城の中も随分と賑やかになった。 勿論、騎士団への入団希望が増えたことも一因。 でも、最大の理由は違うところにある] さて、話を始めよう。 今回は…… [会議の指揮を執りながら、参加者を確認しよう。 政務官、騎士団各隊隊長、副団長、団長、 まだまだいるが、 最後に重要機関、 星読み その末席にいる若い少年。 少年というには大人すぎるか。 一瞬目が合えば、ふっと笑みを見せるだろう。 “アルジャン、次回から学生を連れてきていいかな?” と少し前にいった星読学舎で教鞭を取る友人。 会議を邪魔をしなければ、と条件を言えば彼は笑う。 その学生は、熱心が故に黙っているほうらしい。 確かに、会議中は彼の声が全くしない。 それだけ、熱心に勉強しているようだ。] (87) 2020/05/20(Wed) 20:48:57 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャンそれでは、国王陛下には以上のようになったことを、 殿下には、今度ご一緒してもらうようになったことを、 それぞれ伝えるようお願いしたい。 以上。各位解散。 [物事いつも手短かに、がモットーの彼女が 会議の進行をやり始めてからなんとなく、 会議の時間が減ったらしい。 その後は、各位話したいところと話す。 スカーレットに関しては、 片付けに追われるためそんな時間はない。 落ち着いたところで、 ふぅ、と深呼吸していると、 友人に声をかけられる。] お疲れ、いつも感謝しているよ。 軍議は、慣れた? [友人に軽く笑みを見せて、 資料づくりに関しての感謝を述べれば、 少し後ろに控えている学生に声をかけるだろう] 秀才とは言ったものだ。 いつか君を越すんじゃない? [くすくすと笑って友人をからかい、 謙遜する彼の横を通り肩をぽんと叩く] (88) 2020/05/20(Wed) 20:51:32 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン[あれ以来、気にかけてたおかげで 距離が近くなった。 物理的にも、心理的にも。 “アルジャン、今夜飯行こう” なんて誘ってくれる人間も少なくないが、 大抵断りを入れる] 悪いね、もう予定が入ってるんだ。 もうすこし早めに、予定を入れるんだね [待ち合わせは、いつもの場所。 ふたりが初めて一緒に食事をした場所で。**] (89) 2020/05/20(Wed) 20:57:10 |
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