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人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
 ── 昇降口 ──


[ウインクが嫌味なく似合ってしまう
 表情豊かで愛くるしい彼女が
 違うクラスになっても
 親友のままだと言ってくれる。>>0:337

 すごくすごーく、うれしい。


 でも、

 担任が、が、が…!っていう
 眩いばかりに燦然と輝いている奇跡の前では
 どうしたって霞んでしまっていた。]
 
(1) 2020/05/18(Mon) 10:48:36

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 


   あ……、うん 行く…!



[頭の中を、先生の方のワタナベで
 いっぱいにしながら
 親友を追いかけて、階段を上がる。>>0:340

 チャイムが鳴ったら
 想い人がお出でまします教室へ
 一歩、また一歩と近づいて、心臓が跳ねた。]*
 
(2) 2020/05/18(Mon) 10:49:13

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
 
── 2ー6教室 ──


[イリヤは不満を漏らしてたけど>>0:336
 アタシの方は
 望みの遥か上を叶えてもらってしまった。

 だって、お願いしてたのは

   『とにもかくにも、
    渡辺先生が異動になりませんように…!』

 なのだ。

 全校集会とか
 移動教室とかで
 ちらっと見かけられるだけでも、イイ。

 もう一度、授業を受け持ってもらえたら
 それ以上の幸せはない、けど
 期待してダメだったらショックが大きいから
 ハードルをめちゃくちゃ下げた。

 先生の名前にちなんで
 百円玉を8つと、十円玉を6つと
 それからご縁がありますように…で

 なけなしの大盤振る舞い
 865円をお賽銭箱に投げ入れたんだけど。]
 
(3) 2020/05/18(Mon) 11:03:16

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[ご利益、ありすぎです!!!!!


 だって、席が、席がぁぁぁぁ‥‥‥

 年度初めは
 出席番号順なせいで
 ”あ”から始まる名字のアタシは>>0:374

 
最・前・列。


 教卓がめっちゃくちゃ
 
近い、近い、近い、近い、近ぁーーーーい!!

 
(4) 2020/05/18(Mon) 11:05:37

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[座高が高いのと、
 メガネに憧れてるのに
 ゲームしまくっても視力が一向に落ちないのとで、

 先生のことを好きになってからは
 ずーーーっと
 最後列あたりをウロウロしてた。


 前年度とは違いすぎる、この距離感。]



   ─────……っ



[これが……、しばらく続くとか
 
 アタシは運の使いすぎで
 やっぱり、今日
 
死ぬ
んじゃないだろうか…?!]
 
(5) 2020/05/18(Mon) 11:08:06

【人】 女子高生 雨宮 千夏

  
[これまでも、廊下ですれ違う時とか
 緊張のしすぎて
 無愛想な顔がさらに固まって
 不機嫌そうになってしまっていた気がするんだけど、も…。

 放送での始業式の間>>0:373
 まともに
 顔を上げることもできなくて
 上目遣いで、ちらりちらり盗み見ては

 
   ( 
ひゃ
ーーーーーー…っ )


 視線を伏せるのを繰り返していた。]**
 
(6) 2020/05/18(Mon) 11:10:45


  『你好!』

 




          ( この話を書くにもなあ。 )



 



 [ ─── 例えば 喉元に 牙が食い込む瞬間、
      足元を掴む、踏みつけた相手の 呪う聲、

  大した血族でもないくせに、
  その日、その日、確かに一度、
  誰かを奪った 代わりのよに、死んでいく夢を見る。

  時折人の手が締め上げてくるから無節操だ。私が!
  毎夜死に続けるとか 、ほんとうに、 ]


 


[ ──人の味を知った獣は、そればかりを食すというが
  毎夜 例えば 見知らぬ誰かの喉元に牙を立て、
  味も知らないというのに“美味い”と想うのならば

  最早獣に近しいと言っても、過言では無い。

  大体、誰とも知らない被害者の瞳は胡桃色で、
  光の無い眼に映る顔を見ている。]
 



     ──今日も、 僕ではなかった。

 



[ いつか、“見知った”顔を夢幻に観たとき、
  きっと映るものは薔薇色の瞳を見開いた 獣なのだろう。]

 



      ( 枕元の日記には、
          濃いインクで一行。 )

 



   [ 喰い殺した獣か、
    絞め殺した誰かが見るのは、
    何時だって 陰る碧の おんなひとりだ。 ]


 



 ( あなたたちを踏みつぶした時、
    きっと私は 獸同然の顔をしていたのでしょう。


   それと おんなじ。
   いっそ全部"おかしく"なってしまえば、
   楽 だったのか、さあ どうだか、知らない。 )


 

 
 
  はじめまして!
 
  このノートを手に取った、そこのあなた。
  私と交換日記しませんか。
 
  私は、この中学の3年生です。
  日記といっても、たまにしか図書室に来ないので
  月1ぐらいで出来たら嬉しいです。
 
  名前とか隠したままで、
  悩みとか色んな話ができたらいいなって思います。
 
  P.S.
  どうか、このノートが先生には見つかりませんように。
 
 

[ノートには、僕が最初に書いた一ページ目。
誰か(ルークだ)が書き足した二ページ目に加えて。
この日、三ページ目が書き足されていた。

書き始めは、一ページ目と同じように。
"日記は本日の日付から始める"という
そんなルールだけは何故か僕の中にあった。]

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[渡辺先生の字は
 カッチリしてて綺麗だ。>>0:373

 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、の真逆。
 好きだと思ったら
 それまで「読みやすいな」くらいにしか感じてなかった
 文字にまで
見惚れる
ようになった。

 しかも、今日は
 数式じゃなくて先生の名前だ…!


   (写真に撮って保存したい‥‥っ)


 画面の中の先生とだって
 目を合わせられる気がしないから
 
後ろ姿
文字
を切り取って、
宝物
にしたい。

 ピロリ〜ン♪

 派手な音を立ててしまったら
 アタシの気持ちまで
 皆にバレてしまいそうだから無理だけど。]
 
(129) 2020/05/19(Tue) 1:48:54

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[水を打ったように静かな教室に
 響く先生の声。>>0:373


   (あああ‥‥
    よろしくお願いされちゃった。)


 じーんと噛み締めていたら
 厳かなトーンで
 まさかのアタシの名前が!…呼ばれ、た!!!>>0:374

 
雨宮さん、
雨宮さん、
雨宮さん、
雨宮さん…


 鼓膜の内側で木霊する。]



   ぅ……、……………

          は、 …はい…っ!



[たっぷり数秒、惚けてから
 ガタンと椅子を鳴らして立ち上がった。]
 
(130) 2020/05/19(Tue) 1:49:00

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 


   あ、…… あまみや ちか、です。

   ………す、



[定番の、すきなモノでも?と思ったけど
 先生が見てると思ったら
 
すき
って言葉自体、恥ずかしくてダメだった。]



   い…、一年間 よろしくお願いする、ま
す、




[固まった後、なんとか続けた
 ありきたりな言葉すら噛んでしまって
 散々だった。

 あああ………穴を掘って埋まりたい。
、穴。]
 
(131) 2020/05/19(Tue) 1:49:05

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[大事故ではなかったけど
 
プチ事故紹介
の後は
 みんなの言葉は右から左へと抜けてった。

 放心状態のままHRは進み、
 最前列の特権で
 先生から直に受け取ったノート。>>0:375



   ───────‥‥!!!?



[自学だけじゃなくてもイイ、って?
 なにか書いたら
 せ、せ、せ、先生が、おへんじをくれる?

 それって、それって
 
交換日記
みたいなモノなのでは…ッ!?

 やばい、やばい、やっっばい。

 死ねない。お返事、見るまでは。死ねない。

 
生きるーーーーーーーーーーーー!!!!!!!

 
(132) 2020/05/19(Tue) 1:49:10

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[先生とアタシを繋いでくれる魔法のようなノートは

 ゲームの推しキャラが
 じゃらりと付いたカレッジバッグには入れずに
 大事に大事に、胸に抱えて持ち帰った。

 頬ずりしたいのを、必死にガマンしつつ‥‥]*
 
(133) 2020/05/19(Tue) 1:49:16
〇月△日
  日記をつけるのは、今日で二回目だ。
  間が少し空いてしまったのが悔やまれるが、
  日々の仕事や訓練もあるから、仕方ない。
  あれ以降、妙な夢は見続けているから。
  日付が空いたとしても、できるだけ、
  ここに書き残していきたいと思う。
  
  夢はいつも、ぼんやりとしていて、
  はっきり見える場所とそうでない場所がある。
  思い返してみれば今回も、近い場所や一部分だけが
  妙にはっきりと見えるようだった。
  
  最初、そこは、真っ暗な場所のように見えた。
  けれど、目が慣れてくると、
  上の方に開いた、窓のような場所から
  光が差し込んでいることに気が付いた。
  最初に真っ暗だったのは、夢という空間に
  僕がまだ慣れていなかったということだろう。
  
  僕は窓から差し込む光の眩しさに、
  思わず、目元に手を翳した。

  段々と、目が慣れてくる。
  
  色とりどりのガラスでできた、
  ペンギン…?の、ようなものが飛んでいるような、
  そんな絵がそこにはあった。
  
  ガラスで絵を描くなんて、僕は聞いたこともない。
  今まで、どこかで見たことだって、なかった。
  
  誰かに聞こうと思って辺りを見渡したけど
  そこには誰も居ない。……そうだ、これは夢だった。
  近くにある、細長い机や椅子が、
  風化して崩れてしまっている様子も、
  ガラスの真下にある、軍の講義にでも使いそうな
  机のあたりで、誰かが倒れているのも、
  全部、僕の妄想が生み出した、意味のない物だ。

[日記の終わりに、間を空けて。
数行、付け加えてある。]

僕にメッセージを残してくれた誰かへ。

 これがあなたの父親の遺品であるならば
 僕は、あなたにこのタブレットを譲りたいと思います。
 本当は、僕が、誰かに話したくても話しにくいことを
 書き連ねるために始めた日記ですが、
 それは、それです。
 
 もし、譲らせて貰えるのなら
 どうぞ。このタブレットをお持ちください。

 でも……もし。
 もし、いらない、というのであれば。
 できればこのまま、たまに僕の日記を見てくれませんか。
 日々の娯楽の一つとしてで、構いません。

 僕も、今思いついたことで、
 本当に、何故そう思ったのかはわからないのですが。
 僕はただ……誰かに、
 僕のことを知ってほしいんだと思います。
 誰に話す勇気もない、僕の抱えているものを。
 
 前のお返事は、全部読みました。
 謝罪と素敵な曲をくれたあなたになら
 色々、お話しする勇気が出そうだと、思っています。

 追伸。輝く草花を星に見立てて繋いでみましたが
 僕にはセンスが無いようです。

[日記の横に、写真のデータが増えていた。
それを開くと、『夜』の外の風景の写真が映し出される。
ところどころに輝く草花をどう繋いでみたかが
黄色い線で、描かれていた。

それは何か、物を形どろうとしたというよりは
自由に繋いでみただけというようではあったが。

星と星をつないでみる、ということを
十分に楽しんだということは、よくわかっただろう。]**

【人】 女子高生 雨宮 千夏

  
 
── 自室 ──


[帰ってすぐに
 勉強机へ向かおうとするアタシに
 3つ下の妹が大仰に驚いてる。

 手洗い、うがい、何はさておき、まずゲームの
 日常を見てきてるから…の反応だが
 今ばかりは鬱陶しい。]



   集中したいから、あっち行ってて。
   しっ、しっ。



[ラブレターを書く訳じゃないし
 まだ白紙のままだけど
 覗き込まれたら、妙に気恥ずかしい。

 こういう時、ひとり部屋だと
 鍵かけて閉じこもれるからイイよね。

 アタシには二卵性双生児の妹と弟が居て
 弟はひとり部屋、
 妹とアタシは、ふたりで一部屋なのだ。うぅ。]
 
(134) 2020/05/19(Tue) 10:41:15

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[いつも袋買いしている
 ポップキャンディを2本差し出して
 部屋から退散いただくと
 気持ちを新たに、ノートへ向き直った。

 面と向かって喋れないから
 言いたいこと
 訊いてみたいこと
 ほんとに、ほんとに、山程ある。

 全部書いたら
 一体どのくらいになるだろう?
 軽く1冊、埋まってしまいそうな気もするけど。]



   ああーーーー…っ

   どうしよ、なに書こ。 はあぁぁーン!?



[小一時間、無い頭を捻りまくったけど
 なかなか決め切れなくて
 戻ってきた妹に呆れられた。

 覗かない約束と引き換えに
 もう3本、賄賂が必要になった。]*
 
(135) 2020/05/19(Tue) 10:42:27


  [ 問うたこと。
   ほんとうに"そう"だったとしても、
   なんと声をあげるべきかも知らない。

   ……だれにたいする はなし なのやら。 ]


 

いま、このタブレットを使ってくれている、あなたへ


 メッセージを読んでくれて、ありがとうございます。
 そして、タブレットを譲ると言ってくれて。
 けれど、どうかこれは、あなたが持っていてください。

 父は、そうだなあ、
 生前はそれはとても困ったひとでした。
 興味の赴くままに世界中を飛び回り、遺失技術を調査して、
 母に苦労を掛けてばかりで。
 わたしが星のはなしを知っていたのは、父が発掘した本を
 母が読み聞かせてくれたからです。
 けれど、きっともし父なら、
 迷いなく、あなたに使ってもらいたいと笑ったと思います。

 勝手に日記を読んでしまったのに、
 あなたは、わたしのことを気遣ってくれました。
 そして、大事な話を聞かせてくれると。

 わたしは、あなたが誰かはわからないけれど、
 きっと、とても大事な話なのだと思います。

 あなたが何処から来た誰だったとしても、
 きっと、優しいひとなのだと。

 
 夢は記憶を整理するものだと、聞いたことがあります。
 実際に見た光景かもしれないし、
 誰かから聞いた話や、伝えられたもの、
 あるいは本で読んだ情報が、
 再構成されたものかもしれない。

 けれど、きっとそれは、
 夢を見た誰かの心を、映し出すもの。
 妄想が生み出した、意味がないものじゃないのだと、
 わたしは、そう思います。
 
 硝子で描かれた絵も、風化した建物の構造も、
 差し込む光も、倒れている誰かのはなしも。
 “ほし”の話のように、
 何か思い当たることがないかと思い出そうとしても、
 わたしには、わからなかったのだけれど。

 そういう光景の中に一人でいることを想像するのは、
 不思議で、とても寂しい。
 夢の中の話に、このようなことを言うのは
 少しおかしいかもしれないけれど、
 わたしもせめて、そこで話す相手にでもなれたらと、
 そう思ったから。

 だから、せめて、こうして話を聞かせてもらえるなら。
 わたしは、嬉しいと感じるのだと思います。
 ありがとう。

 
追伸:
 今回の夢でひとつだけ思い当たること。
 総司令の色眼鏡は、度の入った偏向のミラーグラスですが、
 遺失技術の応用。
 硝子を加工する技術や絵を描くという発想は、
 わたしたちにはなくても、もしかしたら。


もうひとつ、追伸:
 写真をありがとうございます、
 楽しんでもらえたみたいで、よかった。
 わたしもやってみます、でもきっと、
 センスの点では負けていないことになってしまいそう。

[ 増えていたファイルの写真には、
『夜』の中に輝く草花を繋いだ線が、描かれていて。
 そのひとが、星を繋ぐことを楽しんでいてくれたのだと、
 伝わり来るようだった。

 もうじき見張りが帰ってきてしまう、
 あまりたくさんのことを書いてはいられない。
 だから、急いで外の、明るくなりかけた空を撮って。
 目を凝らせば見える、草花の明かりの名残を、線で結んだ。
 そうして写真を隣に一枚増やしておいた。

 浮かび上がってくる線は、実に不器用で
 絵心がないのがよくわかるものだったろうけれど、
 形はなんとか伝わるだろう。
 一羽の、ぺんぎん。

 タブレットを戻し、
 ぺんぎんと共に見張り台を去りながら思う。
 あの記録の主の夢が、父から聞かされた話と
 何処か呼応するものがあるというなら、
 何か役に立てる話は、出来ないだろうか。
 今日は時間がなかったけれど、わたしの知っていること、
 もしかしたら、聞くだけでも良いのかもしれないけれど。]



 『…いいこで、待っててくれよ?』

 



       [ 数歩後ろに付く君に。]

 




      [ きっと はじめて、彩られていた。 ]


 



  『私はとても良い子です
   まだ椅子に座って音を聞いています

   ここはたくさんの音があって
   楽しいところと思います


   でも、穂村がいないのは
   ちょっと寂しいくて怖いですので
   なるべく早く帰ってきてください』

 



  はじめまして名無しさん
  僕も同じ学年です

  僕でよければ。
  お話聞かせてください

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
 
── 回想:去年の秋 ──


[失くしたことに気が付いて
 珍しく青褪めながら
 歩いた道筋を遡っている時だった。

 掛けられた声に
 床ばかり見つめていた視線を上げると
 広い手のひらの上に
 探し求めていた推しの姿があった。>>148



   あっ、 アタシのです…!



[見つからなかったら泣くところだった。
 イリヤとお出かけした時に
 UFOキャッチャーのケースの中に見つけて
 めちゃくちゃ頑張って取った子なのだ。

 2等身にデフォルメされてて
 摘ままれたような格好でぶら下がっている
 とてもとても可愛らしい一品。]
 
(254) 2020/05/20(Wed) 8:40:52

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[愛しのキャラを
 そっと手の中に戻されて
 気持ちも表情も、ふわりと緩む。>>149



   ありがとうございます。 ……っ、



[お礼を述べる時に
 ようやく、キーホルダーから目を離し
 拾ってくださった救世主を確認したんだけど
 
 ────思わず息を飲んだ。

 数学を教わっている先生だ。
 うん。渡辺先生。
 そうに違いないんだけど
 ただ‥‥すごく優しい顔をしてたから。]
 
(255) 2020/05/20(Wed) 8:41:42

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[アタシの心が
 身構えていなくって
 柔らかくなってたせいもあるかもしれない。

 その後の先生の言葉も>>150
 気持ちいいくらいに真っ直ぐ刺さった。
 響いて、共鳴して
 くらくらして、ふつふつする。]



   そうなんです…っ!

   グラフィックも音楽も秀逸だけど
   ストーリーが半端なく良くて
   最後なんかもう、ぼろぼろ泣いてしまいました。



[一見、女子向けに見えるゲームだから
 同年代の男子なんか
 じゃらじゃら付けたこの子たちに
 馬鹿にしたような視線を送ってくるけども、

 そう、違うのだ!

 本当に本当に素晴らしい出来で。
 だからこそ、ここまで気持ちを掴んでくる。]
 
(256) 2020/05/20(Wed) 8:43:33

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[渡辺先生は
 ゲームのゲの字もしなさそうな風貌なのに、
 その良さに気づいてくれて
 のめり込んで
 徹夜までしてくれたっていう。>>150

 ものすごーーーーく親近感が湧いた。


 あんまり勉強が好きじゃなくて
 ゲームが最優先で
 なんとか宿題だけをこなしてるような状態だから
 先生っていうのは、遥か彼方
 遠いところに居る存在だったんだけど。


   (なんか…… なんだか……)


 その日を境に変わってしまった。

 イリヤと渡辺先生だけが
 ぴょんと高い壁を飛び越えて、こっち側に居る。
 そんな感じ。]
 
(257) 2020/05/20(Wed) 8:45:51

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[気になって
 視線が吸い寄せられるようになって
 見つめていたら
 どんどん気持ちも惹き寄せられた。

 落ち着いた声、
 綺麗に整った文字、
 アタシと一緒でそんなに顔には出ないけど
 ふっと優しくなる瞬間とか、
 お茶目なとこもあったりして。

 淡い気持ちが、
を変えるのは早かった。]
 
(258) 2020/05/20(Wed) 8:48:13

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[気づいてしまったら、あとは加速する一方で。

 別のゲームでちょっとだけ気に入っていた
 インテリヤクザのキャラが
 最推しへと昇り詰めたりもした。

 髪の色とか眼鏡が、先生と似てる。
 ただ、それだけなんだけど。

 そのキャラをリアルに描いてくれた
 絵師さまのイラストを
 コンビニでA3にカラー印刷してきて
 後生大事に、机の引き出しの中にしまっておいて。]



   
うぅ‥‥  すき‥‥‥‥




[たまに覗いては呻いたりしている。

 もちろん、拾ってもらったキーホルダーは>>148
 超がいっぱい付くほどの宝物になった。

 絶対に外れなさそうな
 強固なチェーンに取り替えて
 あれからも、ずっと鞄にぶら下がって
 アタシの密やかな
片想い
を見守ってくれている。]*
(259) 2020/05/20(Wed) 8:54:15


   むかしむかし、とってもえらい男がおりました。
   男は世界一うつくしいと言われる薔薇園と、
   世界一うつくしい妻と、 
   世界一うつくしい娘を持っていました。
   彼はとても幸せでした。
   世界一うつくしい日々を送っていたのです。


    ────……

 



   ある日、彼の妻が重い病気にかかってしまいました。
   お医者様を3人呼びましたが、3人とも、
   彼の妻を助けることはできませんでした。
   彼は悲嘆に暮れました。
   毎日、薔薇園の真ん中で泣いてばかりです。

   流れる涙はやがてちぃさな池になりました。
   ちぃさな池には蝶々が集まって、
   彼の悲しみを聞いておりました。

   「ひとつだけ、おくさまを助ける方法があります。」

   そう話しかけたのは、
   ぼろぼろの羽をした、
   今にも堕ちてしまいそうな蝶々でした。


    ────……
   
 



 『いいこなのは何より
  ユージンが楽しそうでよかった
  連れて来た甲斐があったよ

  そろそろ、そっちに戻るな』

 



 『一番手前の部屋でチェロ弾いてるのが
  さっき話してたウチのクラスのヤンさん

  フルネームは「楊文里」っていって
  「提督」と「ミラクル」が仇名だけど

  絶対にフルネームをいっちゃやばい
  絶対にフルネームをいったらやばい

  それだけは、忘れないように』

 



   「 私の羽を どうぞ使ってくださいな。 」

   「 月明かりに三日三晩照らし、薔薇の花弁と混ぜ、
      おくさまの亡骸に飲ませてあげてください。 」

 



   蝶々は ひとと語れたものですから、
   きっと お伽噺に聞く妖精でもあったのでしょうか。
   羽を喪い、堕ちた蝶々はもう語れませんから、
   今となっては、知るすべもありませんが。

   彼は、妻がいっとう大切でしたから、
   蝶々の言うとおりにしました。
   祈るように、縋るように、
   妻の亡骸の前で待っていました。

 




           [ 首を傾げた。 ]


 




             だれ?



 




    [ "どっち"に対してかも無い、
          雑な こどもじみた落書き。 ]    


**

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
 
── 新学期 2日目 ──


[ノートを薄く開いて
 他の誰からも見られないようにしつつ
 何度目か分からない、確認をする。


   (文字、よーし!

    内容は‥‥初日だし
    こ、こここ、こんなもんだよね?)


 去年から引き続き
 自学は数学の問題を1頁と半分くらい問いた。

 残りの半分には────…]
 
(286) 2020/05/20(Wed) 15:49:44
 
 
──────────────────────────


   今日の自己紹介では 色々とありがとうございました。
   すごく緊張して テンパってしまっていたので
   とても助かりました。

   去年、キーホルダーを落として
   困っていた時のことも思い出して
   渡辺先生はいつも頼りになるなぁと思っています。

   そんな先生のクラスになれて嬉しいです。
   1年間、どうかよろしくお願いする、ます…!

 
──────────────────────────

 

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[ぱっと見は、デキる子のノートみたいだ。


 先生の字に憧れて
 飴玉みたいな丸っこい文字だったのを
 必死に直して、約5ヶ月。

 わりと、見れる形になってきたと思うし
 今日は特に気合が入っているから、
 整って見える。

 2学期後半から
 ヤル気を爆発させた数学を除いて
 あとの成績は、あいも変わらず低空飛行なんだけどね。]
 
(287) 2020/05/20(Wed) 15:50:24

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[それにしても内容が
 イマイチ、イマ2、イマ3で
 読み返すほどに書き直したくなってくる。

 けど、時間もないから、えーい!
 思い切って
 他の子のノートの上に重ねて提出した。


   (みんなは、どんなこと書いたんだろ…?)


 気にならなくはないけども
 読んでもらえて、お返事まで貰えるらしい。
 今のアタシは
 それだけで胸がいっぱいだった。]**
 
(288) 2020/05/20(Wed) 15:50:46


  ──才能があるんじゃないかい?

 

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
 
── お昼休み ──


[アタシが迎えに行くのが先だったか
 親友が訪ねてくれるのが先だったか
 去年と同じく、ふたりでランチ。>>219

 サンドイッチの袋を開け、
 500mlのパックにストローを挿し込むと
 ひとくち啜った。]



    あ、これ、イケるかも。
    なんかイイ香り。



[新商品のアールグレイの紅茶ラテは
 わりと好みの感じだった。

 イリヤは今日もお弁当だ。
 自分で作ってるなんて、ほんと偉すぎる。>>219

 アタシん家は
 基本、母が作ってくれるんだけど
 寝坊したり、面倒くさい時はワンコイン渡される感じ。
 安く済ませれば、その分
 お小遣いにプラスされるから大歓迎だったりする。]
 
(340) 2020/05/20(Wed) 22:57:25

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[浮かせた分は、
 月額が必要なゲームの資金になっている。]



   今日は帰ってから
   あに森、いっしょに遊べるー?

   よかったら、
   うちの島においで、おいで。



[彼女も始めたって聞いてたから、お誘い。>>221
 
 一緒にプレイしたら
 楽しいだろうなって思ってたのは
 もちろんのことだけど、
 今回は、ちょっと思惑があったりもする。]
 
(341) 2020/05/20(Wed) 22:57:34

【人】 女子高生 雨宮 千夏

 
[渡辺先生への気持ちを
 話せる人が欲しいし、相談もしたいんだけど
 キッカケがないと無理だから。

 アタシがこだわりまくって作った
 キャラクターとか
 部屋なんかを見てもらったら
 流石に伝わるんじゃないかなって思って。

 伝わらなくとも
 自分を追い込む意味も込めて、だ。



   (だって、島の名前からすでに‥‥)



 
【しゅんかしゅう島】

 先生の春と、自分の夏を、並べて島った。
 いや、しまった。

 めちゃくちゃ恥ずかしいけど
 これが今の自分だから
 イリヤにも知ってもらいたいなって思って。]*
 
(342) 2020/05/20(Wed) 22:57:59


 [ おんならしく整えた茶髪に、
  歩きづらいヒールを纏って、
  腰を締め上げるよなドレスで身を守る、

  危ない銀は、遊ばないように、隠されて。
  貧民街も知らず、薔薇以外の赤色も知らず、
  
  餓鬼を分別するためにつけられたような名ですら無い、
  そういう わたし であるならば、 ]


 



 [ 羨望じゃあ ない。もしかしての話だ。
  地位だけならまだしもその生活はやめてほしい。

  それに、そこまで考えて、思うのは、
  " だったら此処には居ないのだろう "だけ。

  今だって"運悪く"転がり落ちていなければ、
  ひとつのパンをずぅっと
  食いつないでいたような生き様だったのだし。 ]


 



    ( ……何で此処にいるんだっけ、 )

  [ 己の価値も 好き嫌いも 言うまでも無い。
   月のまあるい 夜、己の赤に塗れた姿から
   そんなこと どうせ、察せよう。 ]


 

[またノートには、五ページ目が追加されていた。
律儀に、日付から始まるあたりで。
今回も、タブレットの所有者の日記から
記述は始まるのだと予想できただろう。
 兎は、自分がこの日記を書いているとばれないよう
 細心の注意を払っていたつもりではあった。
 でも、確定的ではないにせよ―――少しずつ。
 書き手に迫る手掛かりが、零れている。

〇月□日
  誰かが後で見るのだと思うと
  少し気恥ずかしい気もするが、
  僕の残した記録を誰かが見てくれるのなら
  僕は、とても嬉しい。
  
  また、昨日、不思議な夢を見た。
  そこは、真っ白な大地だった。
  白い何かが天から降ってくる。
  伸ばした右手の上に落ちたそれに目を近づける。
  粒は小さく、一見わかりにくいが
  よく見たら、それは六角形の精巧な結晶だった。
  左手で触ったら、熱に弱いのか消えてしまった。

  僕は、どこかへ向かって歩いていた。
  真っ白に見える大地は、白い物が積もっているようで
  ふかぶかと足跡をつけながら、進んでいるようだった。

  やがて、前に何かが見えてくる。
  白いものに半分以上埋もれていたもの。
  見たこともない材質の、不思議な、建築物だった。
  窓だったらしい個所は割れ、
  中まで、白い物で満たされていた。
  
  覗いてみれば、夢特有の靄が晴れて、
  中が良く見えるようになっていく。
  中にある家具らしいものは、
  見たこともない物も多かったけれど
  本や、机など。僕の知る物も多かった。
  見たこともないものの、ほとんどは
  僕が想像もしたことのない、
  遺失技術ぐらい精巧な、機械類だった。
  
  僕は、建築物の中にある白い物から
  人の腕らしきものが突き出たまま
  動かなくなっているのを確認した後。
  腰に下げていた機械に映る数値を見て、
  持っていた"何か"を口元に当て。
  「地点B243、―――汚染は僅か。
   以前の記録よりも極寒。生物の生存不可能。」
  誰かへ、報告をしたみたいだった。

[日記の後に、間を空けて。
前と同じように、日記に比べ丁寧な文章が綴られている。]

僕の日記を読んでくれている誰かへ。

 お返事、ありがとうございます。
 ご両親の話も、色々想像しながら読みました。
 お母上に苦労を掛けてばかりだったそうですが
 あなたがこのタブレットを開いてくれて
 僕の話を読んでもらうことができたのは、
 あなたのお父上のおかげです。
 
 僕が本当に優しい人かは、僕にはわかりません。
 僕は、僕に、遺失技術のことやこの端末のことなど
 色々と教えてくれて、これからも使っていいと
 言ってくれるあなたの方が、優しいと思います。
 
 こんな場所を保管場所にしておいて
 何か言える立場ではないかもしれませんが
 せめて大事に、使っていきたいです。
 
 ずっと、変な夢を見続けているもので。
 今回も変な日記になってしまい、すみません。
 誰かから聞いた話、伝えられた話、と言われても
 お恥ずかしながら、僕は自分から
 遺失技術を学ぼうと思ったことはなく
 夢の心当たりは、どこにもないのです。

 でも、"夢を見た人の心を映し出すもの"、ですか。
 その言葉は、よく覚えておきます。
 何かの手掛かりに、なる気がするので。
 
 そういえば、今まで見た夢はどれも
 夢の舞台には、僕一人しかいませんでした。
 居たとしても、もう動かなくなってしまっていたり。
 遠くの誰かと通信をしていたり、です。
 もし、現実に、夢で見た場所がどこかにあったとしたら
 そこに行く機会が、これから先あるとしたら。
 僕も、一人では行きたくはない。
 僕は、一人残されるのが怖い、臆病者だから。
 あなたが居れば、きっと、先に進む勇気も出るでしょう。
 ……夢の中の、僕が見ている人物は。
 よく、あの光景を一人で居られると、思います。
 
 できれば、あなたのお話ももっと聞いてみたいです。
 あなた自身のお話でなくとも、
 意見……というか、僕の夢について気づいたことや、
 質問などあれば、なんでも聞きたくは、ありますが。
 これは僕の我儘なので、無視してくれて構いません。
 
 ……そもそも僕の話が、現実味の無い夢の話。
 だからといって、僕自身の話をしようとしても
 これは隠し事が多いという意味ではなく、
 話せることなどなにもないもので。
 もし何かあなた自身のお話を頂いたとしても、
 それに釣り合う話はできそうにないのですから。**

 




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