104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】
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「どうやらうまくいったようで。
自分がやるより人がやる方がなんだかドキドキするよ」
部活も体育祭の準備も秘密結社の顔出しもやらないといけない。やってみるとかなり忙しいもんだ。
| 悲鳴が聞こえた。僕はまた舌打ちをする。 だからここは学校だって言ってるだろ。 檻の中で飼い殺される動物のくせに。 もう数歩、近付いたところで異変に気付いた。 獅子や麒麟や河馬やその他たくさんの動物たちの中に 勢喜の匂いがする。クラスメイトの匂いがする。ただ それだけだそれを察知しただけだそれだけなのに何だ か変な感じがする勢喜が何かしたのかこれだからあい つと関わりたくなんてないんだ誰が同室になんてなっ 内部判定:64 (18) 2021/10/29(Fri) 22:23:05 |
「ウェーイ!(万国共通の挨拶)ま〜ざっとこんなもんよぉ」
言いつつ肩を回す。首も回す。腕を伸ばしもする。やたらと柔軟体操類の行動が多い。
「いやなんか関節めっちゃギシギシ言うわ。俺一日で五十歳ぐらい老けたかもしれん…」
見た目は全く変わっていない、平常そのものであった。適当な所に座り込んだりはしたが。
| 「 ……クソが 」 毒づくと、頭を振った。巫山戯るな。 苛立ちを隠さないまま、僕は叫ぶ。 「近づかなければ害はない! でも近づいたらどうなっても知らないからな!」 僕だって、これ以上近づく訳にはいかなくなった。 警告は聞けよ、野次馬共。 (19) 2021/10/29(Fri) 22:27:52 |
| 朝日元親は、せめて 麒麟animalくらいにしろマジで。キレてる。 (a19) 2021/10/29(Fri) 22:39:49 |
| (a20) 2021/10/29(Fri) 22:39:59 |
| 朝日元親は、取り締まるのは僕の仕事じゃない。警告くらいはするけど。だから取り締まれる人が来たら去るつもりだ。 (a27) 2021/10/29(Fri) 22:44:02 |
| 「知らない」
僕はイラついていた。
「なんか悲鳴は聞こえたから、誰か怪我したかも。 でも、近寄らなければ動物たちは何もしてこないはず」
「あとは任せましたよ、風紀委員と生徒会の人達」
その後の事は僕は知らない。 今日は登校する気も起きなくなった。 寮の方へと踵を返そうとする。 (31) 2021/10/29(Fri) 22:56:34 |
| >>35 普川 「そのどれでもないですよ。 でも原因には心当たりがあります。クラスメイト」 「アイツが多分どうにかするから、誰も近づけないことに力を入れるのが懸命ですよ」 それだけ言って、先輩が騒ぎにてんやわんやとしている隙に今度こそ帰った。 「………」 見逃してくれてどうも、なんてそんな軽口も出やせずに、僕は人混みを掻き分け立ち去った。 (37) 2021/10/29(Fri) 23:11:24 |
| 朝日元親は、騒ぎの中心近くから外に出た。周囲の人目も目にくれず、前髪の奥に顔を隠して寮へと帰っていく。 (a36) 2021/10/29(Fri) 23:12:15 |
「これ完全に竹村後輩の異能じゃないですよね?
俺ら以外の雑な薬でも投与とかしてる輩?」
異能暴走で動物園の学園からの中継だ。
「暴走なのか強化なのかわかんねぇですよこれじゃ。
竹村後輩の方は逆に何も聞かないけどうまくいきました?」
「はっ、………」
「おはよう? みんな」
ガバっと起きあがり、口元に広がる味に顔をしかめる。
具合が悪いのを隠さずにふらりと立ち上がれば、動物たちが一斉に勢喜を見た。
「え、
なぁにこれ。
俺のために来てくれたって? わざわざアフリカから?
違う動物園から。待ってくれよそれは流石に怒られる。
誰か記憶を消す異能とか持ってきてくれ、頼むから。
賠償金払いたくねぇよ〜〜、ウンウン。おとなしく帰ってくれるか?
そうだよな。
お前は、俺の言うこと聞ける、いい子だもんな」
麒麟を手名付けながら、追いかけられてる面々や怪我をした彼らを見やる。
やっちまったか? と思うと同時に、妙な違和感に首を傾げ、不快な口の中をどうするかだけを考えた。
動物たちをたちまち"黙らせた"。そして、帰りたい奴らは帰して野生の奴らは放牧した。
具合が悪い。まだ学園には野良動物たちがはびこっている。
/* 勢喜くんが初手で居なくなってしまわれて
木霊窓の使い道を見失ってる
鏡沼創はなんかいっぱい居ますが、
所謂『本体』には肩書が付いてないので
今どこに居るのかは、肩書の有無で判断出来ます
焼きモンブランとイモがミスってなければ(※既に一敗)
「……で? 君たち」
動物たちを見る。
「
さっきの俺のそばに寄ったニンゲンは誰?
」
彼らと独り言のように喋ればツカツカと足音を鳴らして、人探しをし始めた。
| 朝日元親は、帰り道で見かけた 麒麟animalを盛大に無視した。 (a38) 2021/10/29(Fri) 23:33:43 |
| (a39) 2021/10/29(Fri) 23:33:54 |
「うるさい……」
保健室に通じる廊下を歩く。
動物騒ぎもほどなく落ち着き、生徒の混乱も落ち着く頃合い。
片手に持つトマトスムージーが美味しくない。
べこべことカップを潰すと、手と床を赤色が汚す。手の甲についたそれを軽く舌で舐め上げた。
「
喉が渇いた
」
楢崎
「……、楢崎か。
助けて、くれようとしてたんだって?
アイツらから聞いた、なぁ、お前さぁ。
なんともなってない? 声が聞こえなかったか」
ふと見上げた勢喜の瞳はなぜか妙に冷ややかで、あなたの表情を疑っていた。
「あー、……そんなことより感謝が先だよな。
さんきゅーさんきゅー、異能暴走してみんなが助けに来ちまった。
来てくれて助かったわー」
あっ!電話中継。画面越しにウェーイした。
「普川先輩ちぃーっす!やったはやりました!詳細は後で報告しま〜〜〜す!」
/* 襲撃RP中…
普川
「……」
一瞬見せたのはいつもの不躾な態度とはまた違う威圧的な視線。
不良が喧嘩するときに見せるあれ。
「ぁー……すみません口の中気持ち悪くて。
先輩ぐらい目つき悪いです、今。直しますね。
異能がなんかおかしくなっちまって。
げろまずくで気絶した俺を心配して、動物さんたち出張しに来てくれたんすよ〜かわいいでしょ」
「それだけだよ
」
「その影響でけが人出ちゃいました〜?
俺退学はやだなー、俺はなんもしてないし意識失って寝てただけなんすよ。どうにかなりませんかね」
楢崎
「………、なんともなってない? それなら、いいんだ。
あー保険委員そんな、そんな役割もいたよな……。
心配されることなんてないからびっくりしたー…」
気まずそうに取り繕って、あなたから離れようとする。
そのまま今日は帰ると声をかければふらふらと教室がある方とは逆の道へと向かっていった。
「俺より他所を
心配してくれ。
怪我してんなら、間接的に俺のせいだからさ」
/* つまり、竹村ちゃんにも見えてるのかぁココ
霊界の民+月兎さん向けのソロダンス会場かぁ
何に使おう
ソロダンス会場なんだよなぁ……。
鏡沼創は、風紀委員である。
鏡沼創は、生徒会会計である。
鏡沼創は、保健委員である。
鏡沼創は、仲良しのお友達である。
鏡沼創は、鯱である。
あなたがそう思うなら、それが鏡沼創なのだ。
「今後の予定の話でもしましょうか。
幾らか情報が手に入って、この人は仕掛けてもあまり旨味がなさそうとか、そもそも薬を飲んでもらえなさそうとかちょっと掴んだので、ちょっとした選択肢の取捨選択はできます」
/* システム的にもロール的にも、妖精陣営とだいたい分かってる相手を襲う理由はあんまりないのでそこが出たら話して避けてもいいかもしれないですね。一案としてお伝えしておきます */
「あちこちで色んな思想を持って動いてるひとがびっくりです。俺なんかもう既に二人ほどに関与してるのがバレてて、隠密行動に自信が持てなくなってきちゃいました……」
「バレてる二人はあれはねぇ……片方は納得だし、
もう片方はしてやられたというか……俺は無理だったけど、
後輩お二人は“彼女”を『
納得
』させられました?」
いずれにしても今の所、何かばらされ回るなら別だがその予定もなさそうだし放っておいて良さそう、という顔をしている。
「いやあれにバレないのなんて無理ですよ。
しかも単独じゃなくて3人ごとバレてるのなら、余程の隠密のプロでも難しかったでしょうし」
「さておき、次は御旗後輩行きます?
勿論俺でもいいですけど、お任せしますよ」
「納得してくれたかは分かりませんが……
ひとまずは引き下がってくれたというか。
ある程度理解は示してくれましたよ」
あまり触れないようにしたいというのも同感。
もう一人の方は、それこそ時間の問題というわけで。
「お互い縁とかもありますし、先に誰に薬を持ち掛けるかを決めてから、どっちいくか詰める感じで行きましょうかね……だらららら、だん。<<普川 尚久>>whoさんとかどうでしょう」
お約束やってんじゃないんだよ。
気を取り直して……<<朝日元親>>who
「朝日……といえばD組の前髪長いあいつか。
体育会系と相性が悪いらしくて縁がなかったけどこれを機に話しかけてみるのもいいか。
先輩は?なんか譲れない因縁とかあったりします?」
「何ですぐ命取り合おうとしだすんですか?
いや別に飲んでもいいけどね?」
お約束ですね。
「特別譲れない因縁的なものはないですね。
今朝の勢喜後輩の動物騒動で妙に不機嫌そうにしてたなくらい。
朝日後輩の異能、実の所調査しても謎なんですよね」
2年が多いなと思いつつも、
3人中2人が2年なので丁度いいのかもしれない。
「まあそんな訳で御旗後輩のやる気で行って貰っても、
俺に投げて貰ってもどっちでもいけますよ」
この流れ、俺が若井を引けば一番いいのでは?
少し明日が楽しみになった…………
先輩が楽しそうにしてる……(嬉しい)
「残り物には福が、ですっけ。
この辺りでも屈指のフワフワ異能……白入先輩除く。
あーそうだなあ。いったん任せちゃおうかな。
勢喜事変関連でよく思ってなさそうだったなら、
何か曲がりなりにも怪我負った俺が行くと“交渉”のテーブルについてもらえづらそうで。話しかけるのはまた個人的に行くことにします」
「ハイハイ。まあ厄介そうな相手ですし、後輩に任せきりもあれですから行ってくるとしますかね。万が一手におえないレベルなら素直に救援の連絡しますよ。失敗するのが一番嫌でしょうし」
朝、一度サボるのを見逃した事もある。
そのあとの事情聴取辺りで何とかいけないか、練っている。
「さて異能も性格的にも一筋縄でいかなさそう、か。
まあ最悪、筋肉で何とかしますかね。では少し出てきます」
「だる…………」
一頻り休んでから顔を出したのはプールだった。しっかり泳ぐでもなく水面に背を向けて浮かぶように進む。
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