情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 綴り手 柏倉陸玖稲生学園は、今日も変わらず慌ただしい。 とはいえ、ここに一つの『噂』は終息する。 今回は、ここまでのようだ。 「──はい、という事で。 ちゃんと反省文書いて提出してくださいね。 今回の件に関わった人はもれなく全員です。 元を正せば学園側が悪い?まあそれはそうなんですが。 それはそれ、これはこれです。」 それぞれの此度の薬の件の関係者の元。 ドン!と無慈悲にも眼前に置かれる原稿用紙。 結局の所、上手く手を抜くなら。 或いは、バレないようにサボるなら。 結局の所、この副会長は目を瞑る方の人種だ。 「形だけでも反省してそうに見せ掛けておいてくださいね。 結局こんなの外面の為のものなんです。 反省してますよというアピールですよ、アピール。」 であるからして。 関係者各位は、好きなように対応するとよろしい。 (15) 2021/11/06(Sat) 23:06:42 |
柏倉陸玖は、無慈悲な対応。「ちゃんと自分の言葉で書いてくださいね。」 (a16) 2021/11/06(Sat) 23:16:38 |
柏倉陸玖は、自由だなぁと思った。色々と。 (a20) 2021/11/06(Sat) 23:37:56 |
柏倉陸玖は、既に反省文を書き終えている。後は見守る、もとい監視するだけ。 (a21) 2021/11/06(Sat) 23:38:34 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>17 鏡沼 「ああ、鏡沼君。 君は…まあ、関与していなかった、とは言いませんが。 件の事については、少なくとも。 君は加害者として、或いは被害者としては。 "問題に関与した事にはなっていません"からね。」 少なくとも、当事者を除いた周囲からの認識は。 『鏡沼創』は、加害者でも、被害者でもないだろう。 生徒会や風紀委員、或いはただの鏡沼創として。 それらに対処していた方、ですらあるはずで。 「バレていないなら問題無し、です。 上手に白を切り通してくださいね。」 いつも通り、穏やかな笑みで全てを覆い隠して。 全ては他言無用、とばかりに口元に人差し指を当てた。 (18) 2021/11/07(Sun) 0:14:50 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>27 牛丸 「はは、とはいえ下手に断ると 却って面倒な事になる場合もありますから。 今回はこうして、決して自分一人の判断で解決しようとはせず 然るべき場所へ届け出て頂いた分で無罪放免、という事で。」 事の次第を一通り聞き終えた後。 生徒会副会長は、いつも通りの調子でボトルを受け取った。 出処などは追及しても無意味とよくよく知っている。 であるからして、深くは詮索しなかっただろう。 実際の所は、風紀委員も生徒会も。 掛かる負荷はそう変わらないのだけど。 とはいえ業務量としてはこちらがややマシか。 まあ、それはそれ、これはこれ。 「書きたければ書いて頂いても構いませんよ、反省文。 原稿用紙要ります? 」スッ…… と原稿用紙が出てきた。書いて気が楽になるならまあ、当然書いた方がよいため。 (28) 2021/11/07(Sun) 19:25:25 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>29 牛丸 「 ああ…… うん、まあ、そうか。鏡沼君ならそうなりますよね…」 伝えられた名前には何か察する所があった様子。 それこそ念の為、ではあったけれど。 一先ず懸念は取り越し苦労に終わってくれたらしい。 「ええ、どうぞ。 個人的でも反省文は反省文ですし。 どんな形であったとしても、声や文章にする事で 今自分が漠然と思っている事に形を与えるのは良い事です。」 生徒会副会長はどうにも褒めて伸ばすタイプのようだ。 ともあれお求めとあらば原稿用紙を手渡した。 提出しても、提出しなくとも、何処へ提出するとしても。 何れにせよ、きっと書く事に意味があるだろう。 (30) 2021/11/08(Mon) 0:53:38 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>32 敬具 普川尚久殿 「 俺が悪かったって…… 」一方の柏倉は、正座していた。 だってそれはなんか、しょうがないじゃん。 あの頃は精神的にも参ってただろお互いに。 信じたくても信じられない事って、あるじゃん。 日頃よく回る口は見る影も無く。 そんな言い訳じみた、というより言い訳そのものは 言わなかったというか言えなかったというか。 物凄い圧を抜きにしても、明確に論理立てて言語化された手前 全面的に自分に非がある事は認めざるを得ないわけで。 幾ら柏倉陸玖という人間のプライドが呆れ返る程高いとしても。 自らの非を認めないよりは、認めて改善していく事を選ぶ方が よっぽど建設的だと理解してはいる。できない時は開き直るが。 であるからして、言われた事は改善していく、つもりはある。 隣を離れないと宣言した人間の言う事であれば尚の事。 「それも含めてこれからに期待して頂けませんかね…」 方や仁王立ち、方や正座の最高学年が二人。 なんとも言えない光景が、屋上にある。 (33) 2021/11/08(Mon) 22:49:31 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>35 普川 「 え…… まあ、うんとりあえず全部決め付けて掛かって一人で自己完結する前に お前に相談すればいいんだろ…… 多分 」多分とさえ言わなければ恐らくまだ格好が付いたものを。 そして問題はそれだけではない気がするが、まあそれはそれ。 何事もできる事から片付けて行くしか無いだろう。 追及されればそんな現実的なんだか言い逃れなんだか なんとも言えない返答を一つ。 よくよく考えてもみれば以前はお互いしか頼れなかったわけで。 それがある時期を境に独り立ちしてしまった、となれば ある意味ではしてたのかもしれない。浮気。 浮気というよりこちらが勝手に離れて行っただけだが。 もっと悪い。 「とりあえず今はわかった、つもりで居るし。 お前がわかってないと思ったらその時は指摘して欲しい。 そういう約束だったろ、あの時も…」 だから今この場はそろそろ勘弁して欲しい。 これ以上は足がヤバいかもしれない。そう目で訴え掛けた。 「普川〜……」 ダメ押し。 (36) 2021/11/09(Tue) 7:39:21 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>38 普川 「多分って言わなくても警戒するよ正直」 人間不信? というのは冗談としても。 言うなれば、万が一の時を考慮しているだけ、ではある。 常に万が一を考慮する時点でかなり悲観的なのは、そう。 これが柏倉じゃなければというのも、まあそう。 そうして足を触られれば、少し嫌そうな顔をした。 正座中、逃げ場が無いため。とはいえ騒ぎ立てるわけでもなし。 実際痺れてるのか痺れてないのかは悟らせてくれない男。 「う、マジで足キッツい…… 6日も? それ大丈夫なのか?色々と…」そうは言っても書面を見れば流石に困惑した。 生徒会も風紀委員も全体的に忙殺されていたわけだし、 暫くは大半の職務を学園側がカバーする程度の義理はある筈で。 流石に学園側にもそれくらいの温情はあったのか。 ともあれ手を借りて立ち上がる事はできたので、良し。 何やらぶつくさ言ってはいるけども。 「まあいいや。反省文も…まあ、後から考えるとして。 どっかってお前、何処行きたいの。 そっちで決めていいよ、折角もぎ取って来た休みなんだし」 (39) 2021/11/09(Tue) 22:21:38 |
柏倉陸玖は、反省文の文面を考えるのは一旦後回し。 (a35) 2021/11/09(Tue) 22:22:26 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>40 普川 「なんかもうこの学園の運営側に期待できなくて……」 やっぱり人間不信なのかもしれない。 冗談はさておき、ここは腐っても天下の稲生学園。 これ以上ボロを出すような事はせず、"上手くやる"のだろう。 そんな確信じみた思いも、確かにあるわけで。 「 多い多い多い。 そこまで行くともうリストアップして欲しい。 とりあえず買い物が先だろうけど、日程も後で教えて…」 あと箸で食べるのは別におかしくも何とも無いだろ。 そんな抗議をしながらもう少し先の休暇に想いを馳せる。 暫しの暇を二人で過ごす事は、暗黙の了解じみていて。 であればやはり、置いて行かれるなど杞憂だったのだろうけど。 その事を実感をもって理解するのは、恐らくはまだ先の事。 反省文を認めるのも、もう少しだけ後の事になりそうだ。 先ずは目前に迫った体育祭に注力しなければ。 自分達がこれだけあれこれ手を尽くし、奔走したのだから。 今年の体育祭も、きっと上手く行くだろう。 (41) 2021/11/10(Wed) 2:05:48 |
柏倉陸玖は、そんな淡い期待を持つくらいは、きっと。 (a36) 2021/11/10(Wed) 2:06:51 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>44 >>45 普川 そうして二人、足を運んだ先。 物寂しくて辛気臭い、見渡す限りが鈍色の海。 吹き付ける潮風は重く冷たく湿っていて、 "海"が想わせる爽やかさなんかちっとも感じさせてはくれない。 寄せては返す波に、ただ晒される事しかできない。 そんな消波ブロックを遠目に見て、みじめなものだとさえ思う。 結局、それが自分達には似合いだと。 いっそこれくらいの方が、現実らしくて笑えてくる。 いつもそんな景色の中に居場所を見出していた。 「こんな所でする話かよ、なんて今更か。 そういうお前はどうなんだよ、って言いたい所だけど 置いて行かないなら、お前も同じ所来てくれるんだろ?」 俺の志望校の偏差値は高いぞ、なんて笑って。 いつだって、努力は大して報われない。 いつだって、納得の行く道を示してくれる人は居ない。 いつだって、自分達は途方に暮れるばかり。 いつだって、それでもただ、意地を張っていたいだけ。 (47) 2021/11/10(Wed) 14:35:42 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>44 >>45 普川 それでもたまには自棄を気取ってもいいだろう。 一度は離そうとした似た者同士の手を自ら引いて。 何処までも残酷に冷たい海に向けて、一歩踏み出した。 何も別に、深い所まで行こうとしている訳ではない。 ただ子供じみた戯れのように、 意味も無しにざあざあとさんざめく海に足を踏み入れて。 染み入る海水の冷たさに、ただバカバカしいと笑うだけ。 きっとあの時もそうだった。 「あーあ。 体育祭も、あんな騒ぎの後じゃろくに出る奴減るだろうし 俺達どうせ、数合わせに呼ばれるんだろうなあ。」 軽口半分、本当に有り得ない、なんて吐き捨てて。 何らかの役員というものは、往々にして そういった皺寄せが巡り巡って来やすいもので。 「どうせ最後なら、異能の事隠す必要も無いしさあ。 それに、数合わせって思われるのも気に入らないし。 いっそこっちから出てやって、 好き勝手していくのも悪くないかもなぁ。」 勿論、悪名にならない程度に。 そう言って性悪な笑みを浮かべるのは。 結局の所、何処までも抜け目ない男らしい。 (48) 2021/11/10(Wed) 14:36:31 |
柏倉陸玖は、不慣れな期待を込めて、手を引いて行く。期待に応える為に。 (a42) 2021/11/10(Wed) 14:36:52 |
柏倉陸玖は、踏み出す先は、今は何処だって良い。 (a43) 2021/11/10(Wed) 14:37:02 |
柏倉陸玖は、結果や理由なんて、後からついて来るものだと考えている。 (a44) 2021/11/10(Wed) 14:37:25 |
柏倉陸玖は、育毛剤からは逃れられなかったらしい。 (a47) 2021/11/10(Wed) 17:55:26 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>49 >>50 >>51 普川 「ははは。ほんと、何やってんだかなあ」 すぐ傍から聞こえた悲鳴にあっけらかんと笑う。 容赦なく体温を奪っていく海水の冷たさも。 肌を刺すような、底冷えするほど冷たい潮風も。 今も昔も、何もかもをバカらしくさせるのには十分だった。 それを許してくれる場所が、この鈍色の海だった。 「誰にも軽々しく触れられやしないこの異能でも。 まあ、少しくらいは良い思いしたっていいよなあ」 この異能は、 "直接触れたものの傷口を操作する"。 今でこそ傷を塞ぐ事もできるけれど、 本来の性質はその逆、傷を悪化させるばかりの異能だった。 とはいえ決して制御ができないわけではない。 寧ろ逆、今では殆ど完全に掌握しているとすら言って良い筈だ。 だからこそ、こうして研鑽を積み、本来の性質とは異なる方向へ この異能を作用させる事ができているのだから。 それでも、暴発の懸念を、他者の猜疑心を拭う事は難しい。 何事も、直すよりも、壊す方がずっと容易い。 この異能は、たった一つの綻びから 全てを台無しにする事だってできてしまう。 それを知っている人間からは、当然。 度々直接触れる事を拒まれるのも、道理というわけで。 (53) 2021/11/10(Wed) 19:32:23 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>49 >>50 >>51 普川 だから柏倉は、いつだって人と距離を取っていた。 一度人と触れ合う事に慣れてしまえば。 いつかその温度を失った時、苦しむのは自分の方なのだから。 だから柏倉は、自分の異能を半ば封印する事にしていた。 使うとしても、ただ傷を塞ぐ為だけに。 本来の性質が必要になる事など、無い方が良いと思っていた。 「ああいいよ、やるなら徹底的に見返してやろう。 どんなに物騒な異能でも、卑怯なやり方でも 結局は勝った奴が正義だって事を教えてやろうじゃあないか」 物騒な異能、卑怯なやり方。 自分が競技に出た後に、専ら受けていた"評価"。 それが実に不本意なものであったのは当然の事で。 それでも、どんなに努力を重ねても。 生まれ持ったものの差は、決して覆す事はできなくて。 結局最後までその評価から抜け出す事はできなかった。 だから柏倉は、それが自身の限界と認めざるを得なかった。 それも"二人"でなら、どうにか開き直れそうだ。 (54) 2021/11/10(Wed) 19:33:11 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>49 >>50 >>51 普川 こんな異能でも必要とする者は居て、 そして、それでも触れたがる酔狂な人間も居たものだ。 現実というものは、本当に自分の仮定を裏切るのが上手い。 そんな事を思って、呆れ混じりにまた笑う。 「俺達のして来た事は、何も"傷の舐め合い"だけじゃない。 そう証明するなら、今以上の好機もそう無いだろうしさ」 別に、期待だとか命だとか、何かを捨てに来たわけでもない。 現実に打ち拉がれはすれど、大人しく折れてやるのも癪なのだ。 だから暫しの間、言葉を交わし、冷たい波を踏みしだいて。 それで気が済めば、何をするでもなく帰って行くのだろう。 今はもう、握り返された手を離してやるつもりも無い。 だから今は手袋越しでも、それでも確かに手を引いて。 (55) 2021/11/10(Wed) 19:33:47 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新