104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】
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/* 昨日は普通に授業サボったけどね。
……待って?
昨日サボって、今日は朝から三限終了まで消えててからの保健室でしょ?
コイツ、いつもこんななの? 出席日数大丈夫?
学校側は多分、GPSの座標で出欠確認取ってるよ?
普川たちに運ばれて、保健室へと。思ってたより大変だったかもしれない。
「────……ぅ、…………ん……」
見慣れない天井。
まだ怠い頭で、そんなふざけたことを思いつく。
どうやら、良くなってはきてるらしい。
上体を起こし、辺りを確認……しようとしてずきりと軋む。
頭を押さえるとガーゼ。
切れた額を、処置してくれたらしい。
「……あぁ〜…………」
視線だけで、部屋を確認する。
場所は、わかる。保健室だろう。
誰が居る?
/* 本体の状況が状況だったんで、イマジナリー鏡沼全然出てないね今日
でも、今の状況で出したら4敗目が見えてる……。
まず考えたのは例の二人。
それぞれベッドに横になっていて、休んでいる?
あ、鏡沼クンは起きてるみたいだ。
それから、もう一人。
僅かな時間ではあったが、誰かがいたような気がする。
……とても確認できるような状態ではなかったが。
多分、男子生徒。
/* 青窓ばっかと話してない? 大丈夫?
そりゃ地獄にもなるよ……。
鏡沼
「…………あぁ……今、ね」
声を掛けられた方を、しっかりと向き、返す。
多少の鈍さはあるものの、それは体調からだろうか。
少なくとも、あなたは視えるし聴こえるのは確かだ。
鏡沼
「気分、かい……?
……よろしくないね、最悪と言っていい」
わざとらしく、大きく溜息。
薬なんて使うもんじゃないなと。
ごろりと、寝返りを打つ。
横ではあるものの、あなたを真正面に捉えて。
「…………鏡、か……
うん、だらしない女の顔でも見てやろう
……こうなるのだと、無様な姿を焼き付けてやろうか
ついでに、写真でも撮っておくかい?」
あなたの手元にあったスマホを見つけて。
鏡沼
「薬は、まぁ……
異能の強化とか、そういうつもりじゃなかったんだ
……ただの最後の踏ん切りだよ
どこかで、セーブをかけてしまうかもと思ってね」
事実、あそこまでの孤独な世界は初めてだった。
その点で言えば、狙い通りの効果を得たということだろう。
言い訳のようなものを並べたてるが、幾分かは殊勝な態度。
屋上での一時と比べれば、とてもしおらしい。
咎めるような言葉に困ったように眉を寄せて、
控えめに笑う。
「身嗜みを整えたら意味がないだろう?
かの家康公と、同じことだよ
……見苦しいものを撮らせるなというなら、
少しばかりは整えるが……」
焼け石に水くらいにしかならんよと。
あなたが気を遣ったというのに、
恥じらいなどという乙女なものは持ち合わせてなかった。
鏡沼普川
「ひっどい顔」
けらけらとスマホに送られてきた写真を見て笑う。
自分のことだからこそ、遠慮はない。
……ん、他にも通知があるな?
メッセージを確認して、苦笑。
さらに、扉からの声。
「────ぶふっ……!」
噴き出した。そのままくつくつと、喉で笑う。
風紀委員様に対して、生意気な態度だ。
「ひぃ〜…………後で、また話してやるよ
……いやいや、そこまで酷くはなかっただろ?」
精々、吐いて、流血して……うん、大丈夫だろ!
扉や機材を壊すより幾分かましだ。
鏡沼普川
「……はいはい、また後でなぁ」
凄む風紀委員に、目をぱちくりとしながらも。
去っていく姿に手を振ろう。
割と、考えたつもりだったんだけどなぁ。
「さぁて、しばらくはこの画像を背景にしておきますか
こう、自責の念を込めてね
……そういえば君たち二人がここに運んだのかい?」
重くなかった?
そんな様子で、鏡沼創と、朝日元親を交互に見る。
/* これね、今日イマジナリー鏡沼ほとんど出してないんです
もう、ほぼ全部本体なんですよ
寮で見掛けられてるのくらいじゃないですかね? イマジナリー鏡沼なのは。
時系列は後で纏めて書きます。
鏡沼
「へぇ〜……ふ〜ん、はぁ〜…………」
既に去って行ったであろう扉を見やる。
また缶コーヒーでも押しつけてやろうか。
「私が言うのもなんだがねぇ、あんまり無理しちゃいかんよ
誰かに害が及ぶものでもなかったんだ
どこに居るのかも明示したしね
……いや、音が入ってなかったとは思わなかったけど」
つい先ほど知った事実。
そりゃ不安にもなるわな! 私だって心配する!
笑い事ではないので、口には出さないが。
「…………よくもまぁ、見つけてくれたもんだ
……大した後輩だよ」
君と、寝ているのだろうか朝日と。
「……君は、今度は自分から探しにきてくれたんだろう?
何かお礼をしなくてはな」
私が出来るものなら、一つ、なんでもしてあげよう。
/* 一つ弁明させてもらうなら、地獄に進んで関わっている訳ではなく
鏡沼の関わる先が片っ端から地獄と化しているだけなんです
透くんとの関係も、別に吊られるってなったから急に生やした訳ではないんです
実は、初日の持ち物検査から繋がってますホントダヨ
/* ちゃんと纏めたら、初っ端はイマジナリー鏡沼でしたね
本日の本体時系列です
授業出てないけど、
君何しに学校来てんの?
守屋先輩との繋がりを追う
(結果として、イマジナリー鏡沼が放送室に発生する)
→放送室へ。イマジナリー鏡沼とタッチ交代
→異能解放。守屋ちゃんにのみ認識出来る状態に。
(イマジナリー鏡沼が全員消える)
→守屋ちゃん・朝日くん両名と共に、白へ飲み込まれる
→朝日くんにも認識出来る様になったり、朝日くんにしか認識出来なくなったり
→三限終了と同時に、白から脱出。(ここまで放送室)
(イマジナリー鏡沼復活。同時に、朝日くんに鏡沼が認識されなくなる)
→保健室へ。あちこちとメッセージやり取り
→守屋ちゃんや普川くんとのやり取り(ここまで保健室)
→普川くんに呼び出されて事情聴取
→透くんと車に乗る
鏡沼
「…………ま、そうだねぇ」
目を閉じ、焼き付いた白い世界を思い出す。
ぞわっと、肩が震える。
重くのしかかる空気を振り払うように、深く息を吐く。
「……無茶、か
いや、そうだな……結果的にはそうなってしまった
……やはり、異能なんてものは手に負えるものではない
少なくとも、……私はそうだったみたい」
ふっと、小さく笑う。
寂しそうに、小さく小さく。
鏡沼
「まぁね」
軽く肯定を。
こちらだってずっと感じてきたものだ。
「……少しくらい、抗ってみたかった
ただそれだけだよ
……はぁ〜、ほんと……よくわからんもんだねぇ」
君たちも、私自身も。
「…………とりあえず、今日はもう出席出来そうにないな
大人しく、ここで待っているさ
……そういえば、鏡沼クンは大丈夫かい?
わざわざ私が目覚めるのを、
待っていたわけじゃあないだろう?」
鏡沼
「…………まぁ、いいかぁ
色々あって、誰かの為に異能を使えると証明したかった
最後くらい、ね
全部自分の意地の為、だよ」
それで、他人を巻き込んでりゃ世話がないなと。
苦々しく思う。
「へぇへぇ……それは悪う……
…………私、以外にも薬を口にした?」
言い様に、何かが引っ掛かった。
生殺与奪の権を他人に握らせるな。
なんて、近頃良く聞く言葉を思い出しながら『薬』を飲む。
頭の奥がずしりと重くなる感覚も、ずっと重いままなら慣れるもので。それよりもまともに考えが追い付くこと、喋れることの恩恵と比べればあまりにも軽いデメリットで。
「ぼくの生き死には柏倉先輩次第……か」
楽を知らぬまま不便の中を踠いて生きている状態と、一度楽を知ってしまった後で不便に戻るのとでは話が大きく違う。
自分は強い人間じゃない。今から前の状態に戻ればきっと『踏み外す』。物理的にか倫理的にかはその時にならないと分からないが。
なんにせよ、二者択一の選択肢から外れるためには、とるべき行動はひとつしかない。
異能を制御する。
今まではできないと思っていたし、実際できなかった。
けど薬で異能が封じられると言うことは、少なくとも特定条件を揃えられれば異能を止められる、ということでもある。
とはいえ独力では取っ掛かりすら掴めないのも事実。
柏倉先輩の親を頼るか、同類異能らしい鏡沼先輩を頼るか、とりあえず同じクラスの面々にツテを聞いてみるか。
……いいや、該当者の中で最初に見つけた相手に聞いてみよう。なんて肝心なところを雑に決めながら、神谷は廊下を歩いていく。
鏡沼
誰に、とは言わない。
わかっている。
それよりも、だ。
「────本当かい?」
疑うような鋭い視線。(当社比)
自分が馬鹿を見て、それで終わりだと片付けた事件。
……被害者じゃなくて、加害者なのだとしたら?
犯人からの取調べが行われそうになる。
「…………私が、意識を失った後、
何があったのか、聞いてもいいかな?」
瞳が揺れる。
鏡沼
「じゃあ、今ビンタされるのと
後でビンタされるのとどっちがいいかな?」
もっと大きな理不尽で返してきた。
何でもないのであれば、敢えて外すようなこともするまい。
乾いた笑いに対して、瞳は湿っていく。
「────お願いだ
鏡沼クン、教えておくれ
……それとも、言えないようなことがあったのかい?
そうじゃないのなら、私を安心させて……?」
/* 後で、この辺のログ見たら、自分で「頭おかしい」って言いそうな予感がある
鏡沼の顔がいっぱい並んでて笑っちゃう(徹夜ハイ)
「俺は異能駆使して、先にこっそり学校中に隠して、改めて外から荷物検査受けてますからね」
身体強化は、強い。
「守屋センパイのほうはお疲れ様でした……
完全に伝聞でしかないんですけれども。
薬ももう少し節度を持って効能出てほしいんですけども」
/* 特に問題なさそうなので、襲撃ダイスは振っちゃってもかまわなさそうです。
「俺は抜け道を…通るぜ!裏から入って協力者諸氏に預けちゃったりネッ!
諸症状は人による。あははたいへーん!次は大事にならんといいっすねぇ〜」
/*今日何方でしょう。若井で良い感じです?OKだったら3回振っちゃいますね。月兎さんが女性?というの以外誰か分かってない為
/*とりあえず振っちゃう
「さ〜てぇ、今日の犠牲者さんは?ドゥルルル…デン!」
<<織田真宙>>who<<御旗栄悠>>who<<市川 夢助>>who「の内の誰か!」
「俺が選ぶと御旗が入る」
/*どうして
「まそれはそれとして?市川が無難?っぽくね?」
「俺のこと好きなん?」
冗談。
「……いいんじゃない。
あーでも多分。市川を襲うと……多分流れて引っ張られるのが出てくるんじゃないかな。俺たちが損するわけでもないけど」
「じゃあ出すか〜恋文。イタリック斜体で送るぜ!」
送らんぜ!
「マ?引っ張られ。…じゃそいつ用の薬も用意しておくか、経過観察的に問題ありそうなら織田パイセン?
…なんかあの人こうなんか"オーラ"がありそうだケド…。」
「ま〜〜〜〜〜〜そんなに大人数ではないだろ〜〜多分!」
/* 特に何もなければ6時には市川さんに襲撃予告行ってきます
/* この窓見えてる皆さんには、こいつが首吊狸である事が確定的に明らかなので言ってしまいますが
(首吊狸が死んでる可能性が、現状ゼロの為)
全員鏡沼投票によるロシアンルーレットの死、正直見てみたいと焼きモンブランとイモは思ってます
| (a85) 2021/11/04(Thu) 18:37:31 |
ピンポンパンポーン
『もうすぐ下校時間になります
校内に残っている生徒は作業を中止し、
速やかに下校の準備を始めてください』
『繰り返します』
『もうすぐ下校時間になります
校内に残っている生徒は作業を中止し、
速やかに下校の準備を始めてください』
ピンポンパンポーン
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