40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
── 椿の間 ──
[まるで獲物を見つけた獣のように
喜色に染まった目に、背筋がぞわっとして。
仔猫じゃなくて仔虎だったかなと思い直しても遅い]
っ、 だから待てって……ふ ンく、
[湿った表面をなでていく息の、
ひやりとした感触に僅かに背中を丸め。
熱くざらっとした舌が這えば、さっきよりぞくぞくして
吸いつかれれば、鎖骨に咲いた赤が小さく跳ねた]
ッ は…… いや、それ
めっちゃくちゃ心配しかないんだけどなー…
癖になったらどうすんだよ
[はぁ、と浅く息を吐く。
変な気分を増幅させる絡めた指の動きを
きゅ、と握って防ぎながら。
ご機嫌なその顔は、憎らしい程可愛いのだけど]
[こっちだって、負けてられない]
だってもう、ぬるぬるじゃん
……なぁ、もっと触って欲しくない?
[さっき剥ぎ損ねたままの下着越しでも、わかるほど。
引けた腰を追いかけ、濡れた秘部に膝頭をすりつけながら
これまた可愛らしい悪態に笑っていたら]
んッ! ……くそ、どっちがだよ
[再び胸元をいじる指に、思わず声が漏れ。
気恥ずかしさに似た気まずさを覚えて
空いた片手で顔を覆った。
完全に弱味を握られた気分なんだけど、これ]
[近付いて来る気配に、覆う掌を退け
触れる寸前の距離で止まった彼女を見つめ返し。
ふ、と小さく吹き出した
]
…だと思った
[笑気を含んだ囁きを、繋がった彼女の咥内へ響かせ。
勝気に攻め込んできた彼女の舌裏を、舌先でくすぐり
緩慢な動きで絡め返しながら。
身体を上にずらしてくれた分だけ、
こちらも手の届く範囲が広くなる]
……ぅ、 ン
[角度を変えて口付けたまま
下へ伸びていく彼女の手の動きに気づけば
そろそろ窮屈になってきた熱を
触れて、とばかりに掌へ押し当てようか
対してこちらは背中側から手を回し、
背骨をなぞって尾骨をくすぐり。
下着の中、丸くなめらかな双丘の合間を指で探る。
背後から押し上げるように花弁を捲れば
蜜の滴る場所へ、ぐちゅ、と指先を浅く差し込んだ*]
──桜の間──
んっ……
──お客様は、悪戯好きですね……?
[初めはアクセントのようなものだったけど
段々とその頻度は増していき
下からの突き上げもやや力を増していく。]
ん、…ん、ん……ぁ……
ぁ、…あ……ぅ、…ほんとに……
黎哉は上手いね……
沢山、なかせてきたんじゃない……?
[言葉を紡ぐ間も腰使いを止めないけれど
なかなか饒舌に喋るとはいかず。
彼の足が上がってくれば、私は膝立ちに戻り
更に前のめりになって、彼の顔に近づくと
舌を軽く伸ばして、じゃれ合い程度に口づけをする。
身体を跳ねさせるようにして
腰を上下させていると、先ほどとは違う角度を抉られて
お腹の辺りがひくひく、と疼く。]
きもち……
……いいよ……すっごく……
私の気持ちの良いところ……
もう分かってるのね……?
[奥にまで貫いてから、腰を左右に揺らし
単調になり過ぎないようにする。
時折、腰を浮かせて穂先を重点的に苛めたりをして
上に乗りながらも、彼に奉仕するような交わりを続ける。]*
[泣かせてきた?鳴かせてきた?
どちらもきっと当たっている。
普通の恋も、嘘の恋も、遊びも、たくさんしてきたから。]
玲だって……うまい…よ
[伸ばされた舌をこちらも舌を伸ばして迎える。
先端をつつき合い絡めて口付ける。]
ああ、玲の……いいところ、いっぱい……見つけた。
それに……おれも、気持ちいい……から
[でもそれは玲もきっと同じで、どうしたらこっちが気持ち良くなるか、もうわかっている様で。
根元まで呑み込んだかと思えば、穂先を締めつけたり、決して飽きさせない。]
[純粋にセックスを楽しんでいる。
玲を気持ちよくさせて、玲に気持ちよくしてもらって。
呷った日本酒もいい具合に回っていて。
ただ、ひたすらに気持ちよくなりたかった。]
れい……イカせてくれる、か?
[ゴムのせいでそれは叶わないとはいえ、下半身の意思は明確で、玲の中で果てたいとずっと脳へと信号を送ってくる。
それは思考を塗りつぶしそうなほどの快楽の波だった。*]
[ 彼が耐えられない、とばかりに
声を上げると嬉しくなる。
恨み言のように落とされる言葉には、
また至極うれしそうに微笑みかけ
愛撫をやめずにその体に淡い熱を
灯していたのに。
その膝が秘部をなぞって悪戯を
しかけてくるから、咎めるように
悪態をついた。
それでも、また再開しようと動けば、
顔が覆われて。
その可愛らしい様にぞく、と
嗜虐心に似たものが走る。]
[ 差し込んだ舌が、絡められる。
その動きにもまた、下腹部に熱が溜まり
腰がゆるく揺れる。
胸の飾りに置いていた手を下げていけば、
彼の方から熱を触れさせてくれるから、
指はその形を確かめるように滑らせて。
同時に彼の指が体を這う。
双丘の合間を探られ、擽られれば、
重ねた唇の隙間から声が漏れた。]
ン……っふ、ぁっ
あぅ、…んッ!っ、はぁ、
[ 薄く開いたまぶた。]
[ そっと見下ろす。
下着越しに優しく撫でていた手を
少しばかりはやめて、先端をいじる。
すでに一度抱かれて快感を体が
簡単に思い出せる状態の己は、
きっと彼よりも不利だ。]
んぁ、ッ……は、
なあ、口で、しよか…?
[ と、提案を落とす。
少しの口づけと、浅く入り口を
いじられただけで体が熱を持ち、
簡単に紅潮するのだ。
「だめ?」とかわいくおねだりの
ひとつでも落として、体を離そうと。]*
──桜の間──
……いいよ。
沢山、気持ちよくなって……
イッちゃうといい……
[その口づけを最後に、身体を起こし
姿勢良く彼の上に身体を立てれば
軽く私の腿に手を置いて、それから跳ねるようにして
彼の上で身体を何度も上下させる。]
ふっ、ぁっ……んっ、ん……
いい……いっ……ぁっ……ほんと……
おかしく、なりそ……っ……
[髪を揺らしながら、男の上で跳ねる度
ずり、りと内壁を擦られ、奥を叩かれる。
男が腰を合わせてくれるだろうけど
あくまで私が動きたい。動いて、彼にイって貰いたい。
たぱん、たぱんと肉音を響かせながら
彼の上で腰を動かす。
瞳を閉じながら、体の中に収まった熱をしっかりと感じ
顔を赤らめながらも、その腰使いはどんどんと早まる。
限界まで速くすれば、後は何度もその動きを繰り返し
擦り、吸い付き、男の射精を促すのみ。]
はぁ、はぁっ……ぁっ、はぁっ……
ぁ、ぁっ、んっ……れいや……ぁ、ぁっ……
[ぽたり、と落ちた汗が彼のお腹のあたりに当たる。
それでも必死に腰を振り続ければ
私の身体が絶頂を迎えてしまうか
彼が射精するのが先か。
あるいは同時に。
その交わりの終わりに向かい
何度も腰を打ち下ろそう。]*
[口づけの合間に薄目を開けて
近すぎてぼやける視界の中、震える睫毛を見つめていたなら
一瞬だけ、交わる視線
情欲が灯った瞳は、すぐに伏せられて。
今度は確実に弱い部分をいじりだす指に、
じわりと熱の集まる先端が湿るのを感じながら。
ぐちぐち、と彼女の熱い蜜壺の入口で指を行き来させれば、
零れる嬌声が咥内に反響し、直接脳に響き。
もっと乱そうとした、その時]
[落とされた提案に、手を止める
可愛らしいおねだりに、ほんの少し考えて]
……じゃあ、してもらおうかな
[いともあっさりと離れる身体を許し。
埋めていた指も抜き、繋いでいた手も解放する。
そうして上体を起こせば、
大分寛いでしまった帯と浴衣を脱ぎ落し。
こちらも下着一枚に。
晒した股間は、形を変えて下着を持ち上げていて。
彼女が再び近づいてくるのを、期待した目で待ちながら]
[近付いて来るタイミングで身体を横に倒し。
彼女の片脚を持ち上げたなら、下着ごと中心を口に含んで
じゅぅっと強く吸い上げようか]
……俺もしないとは言ってないし?
[一度口を離して、ぺろりと唇を舐め。
横向きに寝転がったまま、濡れぼそった下着に手をかけ
するりと引き抜いてしまおう。
そうしても一度片脚を持ち上げれば
纏うものの無くなった秘部へ、再び顔を寄せ]
……早く手と口動かさないと、
勝てないんじゃないか?
動かせないってなら、仕方ないけど
[舌全体を使って、溢れてくる蜜を丁寧に舐めとり
笑う吐息で、濡れた内腿をくすぐった**]
−向日葵
[ 初めては、蜜の味。
しかしそれは、初めてを貰う側の話。
初めてを捧げる側にとっては、
目隠しをさせられて迷路を巡るようなもの。
下着を外せば、匂う彼女の女の香り。
普通の男ならば、がっついている気がする。
普通、とは言っても
処女に手を出したがらないようなやつ。
直に舐められ、彼女の声なき声は
持っていた枕の中へと
押し込まれて行っている。 」
侑紗?……感じてること、
なんでも言ってって言ったろ。
今、どう思ってる?
[ 彼女が自ら片脚をあげて開けば、
少し違和感を覚えた。
成長しているとみるならば、
それはそれで良いのだが。
彼は少しだけ体を起こし、
舐めていた秘裂を指で優しくなぞりながら、
枕とお友達になっている彼女に問うだろう ]
このまま、指入れてくよ。
そうだな……最大3本入れると思う。
心配なら、ちゃんと言うんだよ。
[ 心配を軽減する方法は、
多分今の彼には持ち合わせていない。
ただ、彼女が何かを望むのなら、
その要望に応えていこう。
気持ちを紛らわせるためか、
彼は唇を重ねて何度も啄みながら、
秘裂を指でなぞり、未開拓な蜜壺の中に
指先を入れては抜き、を繰り返していく。 ]*
[ このままではきっと、いとも簡単に
負けてしまいそうだったから。
落としたおねだりは、存外素直に聞かれるから
少しばかり拍子抜けしてしまった。
簡単に離れていく体。
その熱が抜かれて、冷めていくのに
ほんの少しの寂しさを覚えて。
目の前で寛げられる浴衣を見ていれば
晒されたその場所は、先程の
刺激で形を変えて、先端にじんわりと
小さな染みを作っていた。
ぺろ、と舌先で唇を濡らす。
見上げるように視線を動かして、
四つ這いになるように
ゆっくりとそちらへ体を近づけた瞬間、
彼の体が横向きに倒れた。]
ぇ、ッ
[ 予想外の動きに一瞬止まる。
だから伸びてきた手にも、対応できなくて。
ぐい、と片足が開かれれば嫌な予感こそ
するもののそれに身構える暇もなく。]
ぁあうッ!?っ…やァ!
[ 彼の唇が強くそこを吸い上げれば、
簡単に嬌声が口からこぼれ落ちて、
びくびくッと大きく背が跳ねる。]
[ 咄嗟にキッとそちらを睨むと、
あっけらかんとした言葉が返ってくる。
たしかに言ってない。
言ってはないけれど。]
急に、は、ずるいッやん…かぁ……っ
[ 突然の刺激にいまだ震える体。
容赦なく下着を引き抜かれれば、
その吐息と外気に冷える濡れた場所が
余計にひくついてしまって。
熱く息を吐いた。
はやく、と言われて眉を寄せる。
だが、悪態を吐き返そうにも
体が喜んでうまく出てこないから、
ただ黙ってそこに唇を寄せた。]
[ 下着をずらして、顔を出す彼自身に
ふ、と息を吹きかけてから、
出した舌に溜めた唾液をつう、と
先端に落として、ゆっくりと数度
手のひらで扱く。根元の方を
食むように含み、舐めて、竿全体を
一度可愛がって濡らせば、今度は
その先端を舌で舐めて、
口内へ誘い込んでいく。
手は袋に寄せて、柔く揉み、喉奥まで
熱をぐぐ、と入れていく。
彼が蜜壺を遊ぶたびに体は跳ねて、
くぐもった声が漏れる。
手が止まるのがわかる。
だがそれどころじゃなくて。
含んでいたら歯を立ててしまいそうで、
喉奥からは引き抜いてしまった。]
んんッふ、ぁぅ、
ゃぁ…!ッンぁ、ぃや、
[ びく、びく、っと腹が痙攣する。
快感を拾う体が、絶頂を求めて
熱を溜めていくのがわかる。]
[ 手の中にある彼のものを
握って、口づけを。
わかってる。こんなんじゃ勝てない。
勝負を放棄することはしたくないけれど
いっそ負けてしまった方が楽なのでは
なんて思考がよぎってしまう。
視界がにじむ。
溢れる涙が彼の肌に落ちた。]
なぁッぅ、まっ、て、
そ、な、ンされたらっ、
でき、へん、んんぅっ!
[ 懇願するように落とす。
彼のことも気持ちよくしたい。
勝負に勝ちたい。だけど身を任せて
しまったほうがきっと気持ちいい。
そんなぐらぐら揺れる思考と
濡れた瞳で、彼の方を見ようと。]*
…っ……ぁあ……れい……っん…
……おかしく……な…ちゃえ、よ……
[玲の動きに合わせて腰を揺するが、それ以上の動きはしないまま玲に身を任せる。
そのかわり、目の前で淫らに揺れる二つの果実に手を伸ばす。掌を這わせ、ピンと張った頂きを指で摘んで捏ねて捻る。]
れい、っ……もう……っ
[主導権を握られているせいで耐えることも難しく、襲ってきた絶頂艦にあっという間に飲み込まれてしまう。]
……れ、い……イクっ……っっ!
[豊かなその胸をぎゅっと握りながら、最後は意地と半ば本能で玲の奥を強く突き上げて果てた。
吐き出された精液がゴムの中に溜まっていく。]
はぁ……は……はっ……
[荒く息を吐きながら、快楽に昇り詰める玲を下から見上げて、綺麗だなってそう思った。*]
ー 向日葵 ー
[自分の手で、恥ずかしい部分を
晒すだけじゃ足りないですか?
意地悪への批難を視線に込めたつもりでしたが
潤む瞳では、伝わらなかったでしょうか。]
どう、思う……って、言ったってぇ……
[どう、表現すればいいのやら。
しかも、本当に消えたいくらいに恥ずかしいのに。
枕にキスをしたまま、もごもごと口篭って
途中で放り出された熱の溜まった腰を
シーツの上でくねらせて。
でも、言わねば先に進めない、と
瑛史さんの様子から察した私は
この感覚を言葉にすべく
口を開くのでした。]
も、…さっきから、そこたべられる、の
こわくって……な、んか……粉々に、
からだ、全部くだかれてる、みたい……
なのに、もっと、もっと、ほし…の…。
…お、なか、ずぅんって、変なきもちで……
……も、だめ、ホント……おかし、……っ!
[羞恥心から、また頬を雫が伝って
枕の中へと消えていくでしょう。
それでも、彼のために開いた脚を
閉じることは無く。]
[指を入れていく、と言われて
私はこくこくと頷いてみせました。
散々濡らされた其処は、
潜り込もうとする指を前に
欲深く口を開いたでしょう。
ずるずると奥へ潜る異物に
小さく震えながら、私は彼の指が
私のナカを暴くのを、黙って受け入れました。]
あっ……ん……!
[舌よりもっと固くて、長いそれが
閉じた肉の間を拓いていく。
強い異物感に眉根を寄せていると、
宥めるような口付けが降ってきて
私は口を開いて彼の舌を招き入れるでしょう。]
[浅く抜き差しする感覚に慣れれば
なかを穿つ指は増えるのでしょうか。
その頃になれば、
内臓を内から押し広げる感覚にも慣れて
瑛史さんの指をきゅうきゅうと
締め付けていたことと思います。
繰り返し繰り返し、媚肉を嬲られておりますと
足元からぞわぞわと、得体の知れない快感が
せり上がってきて、私は堪らず
瑛史さんの背にしがみついて
泣いて懇願するのです。]
な、んか、…くるッ……あっん……やだ……
こわ、こわい……っ!んん、ん……
た、すけて……たすけて……!
[たすける、というのの具体性など知りません。
ただただ私は、未知の感覚に怯えて
裸の背中に、爪を立てるのでした。]*
──桜の間──
……ん、っ、……!
[私の身体は幾ら果てようとも
その快楽を貪欲に拾い、何度でも果ててしまう。
腰使いだけでなく、胸の頂にまで手を出されると
尖りは固く彼の指先に確かな弾力を感じさせる。
ぎゅっ、と強く握られたときには
下腹から登ってくる痺れに加えて
胸の先から伝わる疼きによって
きゅぅ、きゅぅと男の楔を締め付けながら
私はその身体をびくん、と痙攣させる。
彼の胸板に手をついて、髪を下ろし
はぁ、はぁと息を吐く。]
……本当に、きもちいいわ……
貴方とするの……
[呼吸をある程度整えたら
身体を軽く起こして、乱れた髪を整えるように
後ろに少し引き上げると、空気を含ませるように
ふわりと、流す。]
……ありがと。
[ちう、と首の辺りに軽い口づけをして
身体を離せば、ぬらりと光る竿が現れる。
最後まで吸い付くようにして、ちゅぽ、と名残惜しげに
楔が引き抜かれれば
そのスキンを丁寧に外し、スキンの口を結んでしまう。]
……気持ちよかったみたいね?
[その中に溜まった精をつん、とつついて
それからティッシュに包んで捨ててしまうだろう。]*
−向日葵−
[ 意地悪をしている、と認識されていることに
気づいたのなら、彼は否定を口にするだろう。
意地悪をしたかったわけではなく、
ただ彼は、彼女の短期的な成長に驚いただけ。 ]
……いい子だ。
大丈夫、僕は止めない。
お腹の奥のほうが、変な感じなんだね?
[ 涙をこぼしながら、彼女は羞恥心に駆られている。
恥ずかしがりながらも脚を広げたままの彼女の髪を
そっと撫でながら、時折深めに1本の指を
抜き差ししていくだろう。
彼女の中はまだ少しキツさがある。
深めに何度か締め付けてくる肉壁をかき分けて
中で彼女が特に反応するところを探すだろう。 ]
[ 軽く唇を重ねていると、彼女の口が少し開く。
その隙を見て、彼はゆるゆると中へ侵入し、
彼女と舌を絡めていった。
慣れて行くのがわかれば、
舌を絡めながらだろう、2本目の指をぬぷ、と
淫靡な音を立てて挿入する。 ]
大丈夫。気持ちよくなってるだけ。
自分の体に、全部を任せてみて。
[ 2本の指を抜き差しして暫く。
彼女との口づけも中断して、
彼女の様子を確かめていると、
何かくる、と彼女がいう。
恐らく、絶頂を迎えようとしているのだろう。
彼は動く指を止めることなく、
背中に爪を立てる彼女の耳元で
優しく、呼吸を整えるように促す。
彼女が、そのまま絶頂を迎えるなら、
彼もそろそろ、と準備を始めるだろう。 ]*
──桜の間──
ん………っ
[達しても緩まることのない玲の蜜壺。
まるで名残を惜しみ抵抗するかの様に傘が入り口に引っかかるようにしながらも、ついには引き抜かれる。]
ああ、………よかった。
[単純に気持ちいいセックスがしたいならその道のプロを使えばいいと思っていたが、もしかすると純粋な快感だけなら今まで一番だったかもしれない。]
[ふと、腕を引いて身体を寄せると強引に唇を奪う。
強引にする必要はなかったのかもしれないけど、今は少しばかり。]
ん、っ……ぁむ……は……っ
[口の周りを唾液で汚しながら、荒々しく深く、そしてイヤらしいキスを交わす。
舌を絡めたり玲の口内を抜き差ししながら、まるでセックスのようなキス。]
………玲、めちゃくちゃ良かった。
これっきりというのが惜しいぐらいだ。
[キスもセックスも。
一晩中でも抱きたいと思ったりもしたが、さすがに文字通り精も根も尽き果てそうだった。*]
[ろくに動けないくらい快感に震える身体のまま
濡れた目で睨むのはむしろ逆効果だ]
だから、勝負って言っただろ
[物欲しげにひくつく花弁へ、
見せつけるように口づけを落とし。
わざと脚の付け根から蜜壺の周りにかけて、
焦らすように口付けを落とし、舌を這わせ。
白い内腿を吸い上げ、鮮やかな赤を散らした]
[ここまできても、彼女の負けず嫌いは健在で]
く、………ぅ ッ
[窮屈さから解放された直後吹きかけられる息に、
腰がぴくりと震え。
ゆっくりと、けれど的確に男の弱い場所を知る奉仕に
正直な陰茎はどくりと硬さを増す。
熱い咥内に包まれる気持ちよさに、小さく息を飲みながら。
こちらも溢れて止まらない蜜壺に二本の指を添え
ぐちゅんと根元まで押し込んだ。
上の口以上に熱く蠢く彼女の内壁に、
突き入れたくなる衝動を堪え。
尖り存在感を増す花芯に唇を寄せれば
じゅるじゅると強く吸い上げ、舌で転がそう]
[震える下腹と、甘く啼く彼女の声。
次第に止まる手と、唇の動きに少しだけ愛撫を緩めれば
聞こえてきた懇願と、向けられた視線に目を細め]
じゃあ、ハンデをあげようか
俺のにそこのゴムつけて、挿れるまで我慢できたら
あんたの勝ち、でどう?
[そこ、と指したのは枕元に備えられたパッケージ。
装着までの間も勿論、愛撫を止めるつもりはなく。
埋めた指をゆっくり引けば、ぐちゅぐちゅと浅い位置で
彼女のイイ場所を探し出し、攻め立てながら。
舌と唇は充血してきた芯ばかりを念入りに刺激し続け
絶頂を求め痙攣しはじめる身体を、更に追い上げた*]
[ 腿にかすかにぴり、とした痛みが走り、
ああそこに花が咲いたのだと言うことは
わかるのだけれど。
口内で彼のものを可愛がっていれば、
それの質量と硬さが増すから、
嬉しくなってしまう。
と、同時に蜜壺に奥まで差し込まれた二本の
指が中を擦れば快感にびくびくと震えた。]
んアぁぅッ!!
[ びり、と痺れて何かが足先から
迫りくるのがわかる。]
[ ハンデをあげよう、なんて言いながらも
止まることのない手の上では、
なにひとつうまくできそうになくて。
一旦こと襲い来る波をどうにか凪に
落ち着かせることができれば、
勝率もあがるというのに。
ぶんぶんと首を振ってはみるものの、
手はなんとか、その箱に伸ばして。
そのうちの一つを指で掴む。
震える膝をなんとか立て、
歯で噛んでびり、とやぶった。
口に加えて舌先でスキンの先端を
抑え、そのまま飲み込むように装着する。
るろ、と舐めあげて、なんとか
つけ終われば。体を震わせて、
また、彼の方を見た。]
つけッた、ッ
つけ、たからぁっ!
あっゃ、も、だめ、あかッん、
ま、って止まって、だめだめ、だめ、
おねが、お願いやからぁ、ッ
[ 腹が折れるように跳ねる。
絶頂が上背にまで登ってくる。
ああ、もう、だめ、と
喉を反り、目をきゅっと瞑って。]*
ー 向日葵 ー
[止めない、という宣告は
救いでしょうか、それとも。
正直に救いを求めて、腿をさらに引き寄せると
彼の指が殊更にゆっくりと中へと押し入って
肉壁を探り始めました。
1本潜っただけだというのに
ぐっと内臓を押し上げる圧迫感に
きつく眉根が寄ってしまう。
その指が、膣壁を探るように蠢くのが嫌で
私はまたきつく瑛史さんの背中にしがみついて
合わせた唇の間でふうふう、と息を吐きました。]
……んん、う……ッふ、う……
[一本から、二本へ指が増やされて
更に秘部への蹂躙が激しくなった頃……]
……あッ!!
[ぐり、と腹側を抉られて
思わず大きな声が出てしまいました。
びりびり、爪先から震えるような
なんか、すごいのが……体を走り抜けていって。
これが、「気持ちがいい」?
こんなものに、身を任せていいんでしょうか?
問いかける言葉も形にならずに
あ、あ、と母音だけがみっともなく漏れていく。
とめてほしい。
一旦、正気に戻らせて欲しい。
瑛史さんの肩を掴んで、声なく強請っても
膣を押し開く指は相変わらず
ずんずんと攻め立てるのをやめてくれなくて。]
うっ、うっ、ぐっ!んん…んんッ……!!
[くる。ほら、すぐ、そこに。]
あっ、あっ、あっ、まっ…て……まって……!
[目も開けられない。身体が突っ張って、
食い締めた指を、ぎゅうっ、と引き絞って]
…………〜〜ッッ!!!!
[すっごいのが、頭から爪先までを
ぴしゃん、と雷みたいに駆け抜けて、
身体に勝手に力が入って……
その一瞬、私の視界は白く染って
もう何も考えられないまま
私は腕の中の恋人を、
ただただ強く掻き抱いたのです。]
[恐ろしい波に飲まれてしばらくは
私は何も動けず……息すら忘れていたでしょうか。
あれは、こわい。
自分に何が起きたのかもわからず
私は瑛史さんの胸元に顔を埋めて
荒く息をついたまま、
はらはらと涙を零しておりました。
だけれど、もし─────
瑛史さんが体を離してしまうなら
つい、自由の効かぬ体に代わって
視線だけでもと追い掛けるでしょう。]
[そして─────勉強はしたのですが
私、本物の男性のおちんちんというものを
この目で見たことはありません。
初めてそれを目の当たりにしてしまったら
─────それが、今から己の身体を貫く
凶器なのだと知ったなら…………?]*
──桜の間──
─ーぁっ……!?
[腕を引かれて強引に唇を奪われる。
不意打ちのようなもので、初めは困惑していたけれど
彼が舌の抜き差しを繰り返していれば
私は差し込まれた時は柔らかく受け入れ
引き抜かれる時には頬を窄めて、じゅ、っと深く吸い
逃げていく彼を捕まえる。
そんな戯れを繰り返し、銀糸を引きながら唇を離した。]
ふふ。同じ思いですが
ここは一期一会の宿です。
……またここで会うことはあるかもしれませんけどね?
[額に軽くキスを落とすと
浴衣をゆるゆると着直していく。
お風呂にも入らないといけないな、と思いながら。]
[言葉を囁いて
それから身体を離す。]
良い夜を。
ううん、良い夜でした。
[そうして別れを告げようとしただろう。]*
……無理なら、イってもいいんだぞ
[ちらと彼女を見れば
大きく開かせた脚の向こう、首を振る姿があって
小さく笑いを零してしまう。
手を止めてあげたいところだけども、そしたら途端に
主導権を持ってかれるのだってあり得る。
膝を立てる彼女を下から支えながら、
指も舌も蜜壺に構い続けるのをやめず。
再び彼女の口に飲みこまれれば
先端に喉奥の震えが伝わり。
じわじわと募る射精感を下腹に力を込めて堪え凌いで]
……りょーかい
[ちゅぽ、と音を立てて唇を離した
悶え跳ねる彼女の脚を下ろして、身体を起こす。
意地悪く入口の襞をひっかけつつふやけた指を抜けば
つよく瞑った目尻に甘やかすように口付けて。
寸前で放り出された彼女を見下ろし、
ほんの僅か、呼吸を整えた]
よくできました
自分で挿れられる?
[一応訊くけど
さすがにそこまで意地悪するつもりはないし。
彼女が動けるようになるまで待てるほど、余裕はない。]
[力が入らない彼女の肩を押して、仰向けに寝かせ。
再び足の間に陣取り大きく開かせたなら
十分に育った剛直の先端を宛がおうか。
期待するようひくつく入口に
キスするみたいに数度擦り付けてから。
ずちゅんっと腰に響く震動をと共に、彼女の中へ埋め込んだ*]
──休憩室──
[胸にあてられた掌、その手首を掴んで畳に押し倒す。
首筋に吸い付いて小さく啄む。
少しずつ場所をずらしながら何度も。
浴衣の合わせを開いて足を露出させる。
もちろんその付け根まで暴いて、そこに下着があるならその上から、無いならば直に指を触れさせた。
蜜壺の入口、女である証。]
……っ…っ………
[執拗なまでに首筋を舐り、舌を這わせながら、指が千秋の入口をノックし摩る。]
どうしてほしい?
[首筋から顔を離し、間近で瞳を覗きながら尋ねた。
答えたから聞き届けるとは限らないが。*]
──桜の間──
[離れる体の名残。
その長い髪をひと房手に取ってそっと口付けた。]
また、……いつか。
[その日はきっと来ないと、そう思うからこそ言葉を紡いだ。*]
[ 主導権を奪うつもりだった。
苦しげに眉をひそめて、
懇願する彼の表情のひとつでも
余裕綽綽といわんばかりの顔をして
見下ろすつもりだったのに。
ぜんぜん、うまくいかない。
情けない姿だと思う。
だが、それでも快感には抗えなくて。
懇願するように声をあげれば、
小さく了解が聞こえ、同時に
中から指が引き抜かれていく。
最後に入り口をひっかけられれば ]
あぅッ! ……ん、っぁ、は…
[ びく、と跳ねるが、達することはなく、
ただ火照ってやまない体を持て余し、
荒く呼吸を繰り返しながらなんとか
ひくひくと痙攣する体を宥めた。]
[ 目尻に落ちた唇に、ゆっくりと目を開き、
切なげに眉を寄せて見遣った。
こく、とうなずいて、体を
動かそうとするのだけれど。
それよりも早く、彼の肩が
ぐい、と押して背中が布団に沈む。
戸惑うように揺れる視線を向ければ、
足がぐい、と開かれた。
ああ、やっともらえると言わんばかりに
ふ、と眉尻を下げ。指先を甘く噛む。
くちゅ、ちゅ、と穂先が
膣口にキスを繰り返すのなら
口元に置いたのと逆の手は
シーツを強く握って。
瞳を揺らしたあと、ゆっくりと離し
腕を広げて。]
[ 瞬間、強く中をえぐられれば、
腰が浮く。喉が反る。]
ぁ゛ッ───ぅ、!ひ、は
[ 息が、詰まって、またじわり、
視界がにじむ。
ぼろ、と滴が目尻から溢れた。]*
───……ッ ク、
[指とは比べ物にならない質量を根元まで沈め、
膣壁全体を擦り上げるように抉ったなら。
衝撃に喘ぐ彼女の反動を食らい、息を詰め。
広げられた腕の中に身体を預け、唇を塞いだ]
はっ……は、
[舌を絡めれば、少ししょっぱい味がする。
背中に腕を回して素肌同士をくっつけ、
息もままならないくらい、深く唇をあわせたまま。
受け入れた蜜壺の具合を確かめ、馴染ませるよう
ゆるく小刻みに揺さぶって。
ゆっくりと腰を引けば、一気に奥まで打ちつけた]
[衝撃で離れた唇を追いかける]
……いま、
あんたを抱いてる男の名前…… きこえた?
[もう一度、噛みつくように塞ぎながら
彼女の腹の奥に幾度となくぶつかる震動を響かせれば
ぐちゅぐちゅと結合部がみだらな音をたて]
ふ…… は、
すげぇ熱くてうねってて 気持ちいい
なぁ……あんたのいいとこも、もっと教えて
[ちゅ、と音を立てて唇を離せば
身体の間で揺れる乳房に片手を沈ませ、
つんと立った頂をくりくりと指で捏ねてみようか*]
[ 肌を合わせると、温度が同じだけ、
上がっていくと、それだけで
ひとつに溶け合う気がした。
唇が重なり、深くなる。
体が揺さぶられるたびに小さな声が
揺れる体から漏れていく。
引かれていく腰に、ゾワゾワとした
ものが背筋に走って。]
アっ───ッぅンンッ!!
[ 嬌声が彼の口の中に吸い込まれていった。]
[ 尋ねられたことに、今にも溢れそうなほど、
いっぱいに涙を溜めた下瞼を
やわく撓ませて、頷く。
ぼろ、とまたこぼれてシーツを濡らした。
水音が響く。
もうそれがどこから聞こえているのか、
わからないくらい頭がぼうっとする。
一度絶頂の淵に立たされた体は、
簡単に熱くなっていくから。
離れた唇を追うように見つめ。
くりくりと指で捏ねられるそこも
また、温度があがる。]
そこ、ッぁぅ、好き、ッんん、
[ そう伝えて。
広げていた足を折って、その背筋に
足先でつつ、と這わせ、
ぐ、と引き寄せる。]
おく、もッすき、
[ 自分で軽く腰を動かして、
いいところにその傘の窪みが
当たるようにして。]
ここッも、すき
[ そう示してみる。
だが本当はその上の方が、
より一層弱い、なんてこと、
彼はもしかしたら知っているかも
しれないけれど。]*
─休憩所─
きゃっ!?
[押し倒されて小さく悲鳴を上げる。
そこまで早急に此方を求める相手と思わなかったのだ。
けれどただ驚いただけ。
そこに拒絶の意思はもちろんない。
それどころかそれだけでじわ、と蜜が滲んで
これから行われる事に期待する身体になってしまっている。
首筋に何度も落とされる口付けに身を捩らせ
唇からは甘い吐息。
手首がまだ彼に畳へと縫い付けられたままなら
どうしようにもなかったけれども
開放されていたなら、彼の腕に縋り付いていたか。
どちらにしろ白い首筋、特に
首輪のあった箇所に唇が、舌先が触れるたび。]
んん……っ、ア、ふ………っ!
[どうしようもなく身悶えては、顔を逸らす。
しかし浴衣を割られれば現す
つるりと無防備な丘にぎくんと膝頭を跳ねさせた。
下着はない。無意味だと思えたし、替えは尽きた。
だから直に入り口に指がいく。
清めてはいたから白はこぼれない。
けれど、一度乾き閉じたはずのそこが
くに、と入り口に触れられ、ノックされ、
ぬる、と新たな蜜を産み彼の指に纏わり付く。]
ん、んん………っ、
えっ……と………。
[どうして欲しい? そう改めて問われると。
一瞬答えに惑い、そうしてから瞳を伏せる。
抱いて欲しい…は。この状態からはそのままだ。
好きにして良い…? それは確かにそうだけれど
彼の場合、此方に問うている訳で。
頬を染め彼の瞳を見つめ返し、
わずかなささやきを返そうか。]**
──休憩所──
[首筋へのキスと、秘部に軽く触れただけで指に纏わりつくほどの蜜が溢れてきた。
思った通り、いやそれ以上に慣れているのか。]
ずいぶん感じ易いんだな。
[それなら遠慮はいらないとばかりに指先は蜜を湛えるそこへと侵入を果たす。すでに受け容れる準備を始めているそこは指ぐらいなら簡単に飲み込むだろうか。]
[微かに見える痕。
それをなぞるように唇と舌を這わせていく。
何の痕だろうか、位置的にはチョーカーか何か、まさかそれが首輪だとは思わず。]
声、遠慮しなくていいんだぞ?
[漏れる甘い声は押し殺したように。
喉仏のあたり、男と違ってハッキリと隆起してい?わけではないそこへ強く吸い付く。
同時に深く中へと入り込んだ指がクイと動き始める。*]
─休憩所─
アッ! ん、そう、です、か?
……そう、かも……あ、んん……っ。
[この宿にいる間は、そうなのかもしれない。
感じやすく、女であると分からせてもらえて。
自分の劣等感を薄めて忘れさせてくれるから。
再び蜜で潤い始めた蜜孔は
彼の指を締め付けながらも容易くそれを呑み込んだ。
ぐ、と指先を曲げられ内壁を押されれば
微かな痼りを帯びたそこを押されて、
ひ、と小さげ悲鳴があがる。
チリ、と喉元に感じた微かな痛みも相まって
畳に爪先を立たせながら、微かに腰を浮かしてしまう。]
んっ、 ………いっ、ふぁ、あ……!
そ、そこ、そこ、は……ぁ……っ!
[むずがる赤子の動きで首を横に振ってしまうのは
心地よいのだけど、そうではなくて。
気持ち良いのだけれど、尿意が頭をもたげるような。
その感覚に慣れなくて戸惑いを示しながらも
拒絶というにはあまりにも弱い。
ひゅ、と鋭く息を吸い込んで、
ぴくぴくと体を震わせまぶたを下ろしていた。]**
−向日葵
[ 1本目でまだ彼女の様子を見ている頃。
中の動きは、どちらかというと拒否。
異物は許さないというような感じがした。
口づけの合間に漏れる彼女の吐息。
離さないと言いたげな抱きしめよう。
異物を許されたのは、それから暫くして。
2本目を入れ、唇を離した頃。 ]
ここか……
[ 彼女が声を上げたところを
何度か集中的に指を当てていく。
腹側。彼女は指の動きに合わせて
声を漏らしていく。
本当に熱持ったものを受け入れたら、
どうなってしまうのだろうか。 ]
[ そんな少し後の話を考えていると、
そのときは来てしまったようだ。
中の締め付けが一段と強くなり、
彼女の体が強張る。
エクスタシーの波に、彼女がのまれた。
ずっと密着していた2人の体は、
さらに密着して離れない。 ]
初めての経験だった?
……何回か経験したら、気持ちいいって思うのかもね。
[ 中の指を抜けば、
胸の下で荒く呼吸をあげる彼女の前で、
指に絡んだ蜜液を舐めるだろう。
その行動は、彼女に見られていないだろうが。
彼は、動くかどうか悩んで
彼女が落ち着くまで待つことにした。
溢れる涙を見てしまえば、
顔全体に口づけを落として、
気持ちが落ち着くだろうか、と
思うことだろう ]
[ それから、一瞬だけ彼女から離れる。
彼も最後の1枚を脱いでしまうと、
そばに脱いでいたニットベストのポケットから
避妊具をとりだして、
『離れないで』と視線で訴える彼女の上へ
戻ることだろう。
ふふ、と笑い彼は軽く唇を重ねていく。
己の熱持った欲を受け入れる準備が、
彼女の体は出来ている。
しかし、心はどうだろうか。
避妊具を袋から取り出せば、
彼は慣れた手つきでつけることだろう。 ]
侑紗、……ちゃんと、呼吸をするんだよ?
[ 呼吸が浅くなりがちな彼女だから、
挿入する前にはこう言っておかないと。 ]*
[余裕が剥がれ落ちた彼女の顔は、存外幼く
感情が全部表情に出るものだから。
静かにその大きな瞳から雫を溢れさせる姿は、
声もださずに泣く子供みたいに見えて。
離した唇で、幾度も目元に口づけた]
ん……かわいい声
ほかには、 ッ……ふ
[不意打ちで背筋をくすぐられ、びくっとなり。
誤魔化す間もなく、脚が絡んだ分だけ深く飲みこまれ
呼吸が跳ねた。
ぽたりと汗が白い肌に落ちる]
ふぅん、ここか……
そのまま、つかまってろよ
[彼女の首裏と背中へ両腕を回し、
抱きすくめる形で腰を浮かせたまま、大きく揺さぶれば
暴れる穂先が、教えてくれたところより上に逸れ。
そこに一際彼女の反応がいい部分を見つけたなら
微かに口端を上げ、弱い場所をぐりぐりと押し上げ]
は…… 熱すぎて溶けそ……
[繋がって、抱き合って。
刹那互いの境界がだんだん曖昧になっていくそれは
酩酊感に似た心地よさがあって。
荒い息遣いを彼女の耳元で繰り返しながら
幾度となく彼女の奥を穿ち、
我慢させ続けた絶頂を促そうと*]
──休憩所──
[反応がいい。
指の腹でそこばかりをなぞるが、決して刺激を強めたりはしない。もどかしげな様子の千秋を楽しむように。]
本当に感じやすいんだな。
[女であることをそんなにも意識しているのに、そんな必要がないほどそこは十分すぎるほど女として役割を全うしている。]
こういうのは?
[責める箇所をずらす。
千秋の反応探りながら、やはり微かな刺激を繰り返し繰り返し、千秋の反応が高まればまた別の場所へ。]
[イカせない。
最後の一押しはせずに緩やかな波を断続的に送り続ける。]
どうしようもなく女だな。
[指を締め付ける膣も、艶かしい声も、快楽に震える身体も。どんなコンプレックスがあるのか知らないが、こんなにも女なのに。
だから、官能ばかりを募らせて、だけど決してイカせない。昂るところで指はその動きを止めてしまう。]
どうして欲しい?
[改めて尋ねたその答えはさっきと同じか、それとも違ったものか。*]
ー 向日葵 ー
[何度か経験したって、こんなすごいの
慣れるとは思えませんでした。
指が抜かれてなお身体がびくつくのが
どうしても、止まらなくって。]
は…は……っ、初めて、って
言ってる、じゃないですか……。
[荒い息のまま、問い掛けに答えて
私は瑛史さんからの口付けの雨に
濡れた睫毛を伏せました。
その口が、先程まで私の恥部を愛して、
たった今蜜を舐めとったものだ……とか
そんなの、どうでも良くなるくらいの忘我の淵で
私は少しずつ、息を収めていったでしょう。]
[そうして、束の間瑛史さんの体温が遠のいて
すぐにまた私の上へと戻ってきてくださいました。
暗がりでよく見えませんでしたが、
腿の辺りに当たる、熱の塊の正体に
またお腹が、きゅう、となるのです。
アレが、私の中に入る。
中に入るだけじゃなくて、さっきみたいに
気持ちいいところを擦りたててしまう。
何度も、何度も、何度も。
想像しただけで、また蜜がじゅん、と溢れて
私は唾を飲み込みました。]
瑛史、さん…………
[蜜壷への入口に先端を食ませたまま
私は、私の初めての人の名を呼びました。]
ちゃんと息もします、し
ちゃんと、気持ちもつたえます、から……
[怖くないと言ったら、嘘になります。
本当は、逃げ出したいような、
でも、もっと知りたいような気持ちが
入り乱れていて……どうにも表しきれません。
私は震える脚で、柔く瑛史さんの腰を抱いて
ぐっと近くへ引き寄せました。]
きて、ください……
[熱を帯びた視線で、そう強請って。]*
[ 目元に落ちる唇が熱い。
柔らかくて、心地いい。
好きな場所を彼につたえれば、
玉の汗が滴って落ちた。
中で質量を増し、硬くなるそれに、
また体は喜びに打ち震える。
つかまっていろ、と言われて
腕の力をその通りに強めた。
強く打ち付けられる腰に、
また声が溢れる。
だがそれが、より一層弱い場所を
かすめれば、詰まった。
ふ、と息が耳元にかかる。
笑ったような気がした。]
ま、ッて、そこ、ゃ、だ
だ、っめぇ──…ッ!!!
[ ぞく、として。嫌な予感に変わり、
だがそれでとどこかで期待して。
静止をかけるも止まってくれることはなく、
狙ったようにごりごりと責め立てられれば、
目をぎゅっと瞑って。
押し寄せる快楽の波に抗えなくて。]
ぁ゛ッや、だめ、そこ、ッ
おかし、なる、変なる、ぅッ!
きもちぃ、 ッきもちぃ、い
ああぅ、っは、はぁッぁ、は、ぁっ
[ がくがくと体が震える。
喉がひゅ、と鳴って息ができない。
足先からビリビリと迫るものに、
抗おうとその背に力を込めれば、
思わず爪が食い込んでしまう。
けれど、それに気づくこともなく。]
アッぅ、っ───んんッ!!!
[ そのままびくんッと大きく体が
弓形にしなって、布団に落ちた。
肩で息を繰り返す。
腕の力をすこし緩め、彼の瞳を見つめる。
できるなら体をすこし持ち上げて、
触れるだけの口づけを。]*
──柳の間──
[部屋の前、オートロックを解除する前に侑紗を扉に押しつけてキスをした。
すこし強引なキス。
唇を強く押しつけて侑紗の唇を開かせて舌を挿し入れる。唇を舐めて、歯列をなぞって、だけどそこから先には進まず侑紗の舌を待つ。
キスの仕方を教えるような、それでいて抗うことを許さないように。
まだ部屋に入る前の、だれが通るかもわからない廊下で。*]
そっちも駅で見た時より
いい顔してる
[彼女の脇に腕をつき
鼻先が触れそうな距離で、顔を覗き込みながら。
浴衣の合わせを拡げて、直接胸に触れる。
現れた乳房に残る跡をに指を添わせて揉みあげる手つきは
あくまで優しく、焦らすように]
ここでリフレッシュしたから?
ああでも、今すぐシたいんだっけ
[彼女の疼く場所を探して、胸からゆっくり手を下ろしていき
浴衣の帯をほどいてしまおう。
身体を覆うただの布になった合わせを更に広げて
臍を爪先でくすぐり下腹を撫ぜた*]
ー 柳の間の前 ー
[部屋の前について、黎哉さんの手が
カードリーダーへと通る前─────
急に、壁へと押し付けられて
いきなり唇を重ねられてしまいました。
抵抗するまもなく、唇の間から舌を差し込まれて
咄嗟に肩を押し返そうとしましたが
ねろりと歯列をなぞられて、
舌先を吸い上げられれば、いつしか
押し返す手の強さは弱まっていき
却って浴衣の襟にしがみつかねば
立っていられなくなるでしょう。
なのに、もっと、と強請るように
黎哉さんの二の腕に指を這わせた矢先、
じんと震えるような快楽はぱたりと止んで
代わりに視線の先、意地悪な瞳があるでしょうか。]
……ん、ぅん……、
[こんな、人がいつ起きてくるかも
分からない場所で、なんて。
ご無体なことを為さる非道に
けれどほんの少し、被虐心をくすぐられて。]
[私は合わせたままの唇から
舌を差し込み返しました。
濡れてざらつく舌の感触を味わうように
ねっとりと舌の平で愛して、
流し込まれた唾液を逃がさぬように
目を細めてその甘露を喉へ流し入れて。
ですが、焦るあまりか、彼がしてくれたみたいに
じんと腰の辺りをしびれさせるような、
……呼気と舌とで犯されるような、
あの快楽には程遠いのではないでしょうか。
私は焦れて、すんすんと鼻を鳴らしながら
唇を離すと、黎哉さんの腰へ縋って]
……あまり、意地悪しないで。
[そう、お願いしたでしょう。
私には知らないことだらけ。
だから「先生」にお頼りしておりますのに。]
−向日葵
ごめんごめん。
全部初めてだったね。
[ 荒い息はしばらく収まることがなかった。
彼女の弱々しい発言に
彼はくすっと笑いながら、
汗で顔にひっついてる彼女の前髪を
指でそっと整えるだろう。
暫くして落ち着く彼女の息遣い。
よかった、と思って彼は次のステップの準備を。 ]
[ 彼女とひとつになるまであと一歩。
そんな最中に名前を呼ばれると、
どうした?なんて言葉を返すだろう。 ]
………………ふっ。
[ 彼女の脚が腰の方に絡まって、
彼女との距離感は更に縮まることだろう。
彼女の言葉に、彼は笑みを見せることしか
できなかった。
健気な、いい子。
先端を、先程の指のようにまずは
何度か挿れては抜く。
一気に押し込んでは、彼女はもう
耐えられないだろうから、
その距離を詰めるのもゆっくりと。 ]*
男にもなり切れなくて、
女にもなり切れなくて。
でも、女性の喜ばせ方を知っている。
女性の喜びも、知っている。
……そんな私が、私であると
いつか胸を張っていきたいと思うのに
私にはまだ、それができない。
[吐息の交わる距離で語って笑んで、
ちゅ、と音を立てて彼女の唇をまた啄んだ。
空いた手は逃さないように腰に回されたまま
あくまで口付けは軽いまま
源泉を探り、湿り気を得たならそこを執拗に擦る。
掌全体で丘を包み、手首に近い場所の骨で
花芯をグッと抑え込みながら。]
こうして、和宮さんに触れるのも。
気持ち良くなって貰うのも、嫌いじゃない。
それも一つの私の形。
……私の形、わかる?
[彼女の耳元に囁きかける。
そのまま耳元に口つけて首筋を辿りながら
かぷ、と肩に甘く噛み付いた。
彼女の夢を の形を探るよう。]**
[口付けひとつが、
これだけ気持ちがいいことなのだと
昨日までの私は知りませんでした。
でも、今もこうして少しずつ
子どもだった身体に教えこまれて……
今やこうして黎哉さんの胸元に顔を埋めて
どうにか戦慄く脚で立っています。]
…………ね、
[このまま、この場所で正しいキスを教わるのなら
不肖の教え子は、立ってすらいられないのだ、と。]*
─休憩所─
[刺激は弱くはならず、強くもならず。
甘い甘い刺激を続けられてその甘さが悩ましかった。
けれどそれでももう少し、と
高められた性感が研ぎ澄まされ弾けようとする瞬間、
ふっとその場所から遠のいてまた別の場所を責められる。]
あ、ゥ、や、ぁ……っ、やぁ……ッ
あぁっ、お、なか、奥、痺れ……ッ!
[チュッ……クチュッ……と
弄られるたびに蜜孔から奏でられる音。
吸い付く花弁一枚一枚の震え。
しとどに溢れる蜜の濃厚さ。
それらが全て、私の身体の状態を切に訴えているだろうに
それでもまだ彼は問いかける。
どうして欲しい?と。]
い、ぃ、じわる……ひゃうっ!!!
[耐え切れずにあがる甘い声。
涙を瞳の淵に溜めながら、訴える声すらも甘く。
ただ。私が求めたのは。]
……忘れ、させ、て、
[ポツリと、魚が水を求めて喘ぐように。
かすれた声で、懇願する。]
あきらめ、させ、て……。
[涙に濡れた目で彼をまっすぐ見つめながら。
体を疼く熱に震わせながら。]**
── 椿の間 ──
[再び切羽詰ってきた彼女の声に
腰の動きを加速させる。
パンパンと肌がぶつかる音に、嬌声が重なり。
次第に震えはじめる身体を更に苛むよう、
ゴツゴツと奥を抉って]
………ッ つ
[背中に走った痛みに、小さく眉を寄せ、顔が歪む]
[絶頂の痙攣がダイレクトに伝わって、息が止まる。
大きくしなった身体を強く抱きしめて腕をほどけば
布団に落ちた彼女を見下ろして。
深呼吸をひとつ。
涙で濡れた彼女と目が合えば、こちらからも身を屈め
かわいらしい口づけを交わす]
………ン、
[そして唇が離れた瞬間。
ぐちゅん、と再び律動を再開した]
悪いな……もうちょっとだけ、付き合って
[一緒に達するのを我慢したのは、
直後の彼女を味わいたかったからだけど。
終わるのがもったいない気持ちも少しだけ]
[上体を起こして細腰を掴み、
布団に落ちてくたくたになってる身体を強引に揺さぶれば
未だ痙攣している膣壁を入口から奥まで丹念に嬲り。
結合部の上、赤く腫れた芯を指腹でコリコリと弄って
更なる快感の波へと彼女を追い立てていき]
────…… ッ
[迫る絶頂の予感に、眉根を寄せ。
腰を深く穿った彼女の奥で、
薄膜越しに爆ぜる飛沫を叩きつけた*]
ふふ、たまに、シないと。
女の自信が皆無になってしまうんです。
…単純に上司のパワハラにやられてもいましたが。
[鼻先が触れ合い、笑い合い。
浴衣の上側を剥がされ割られ、
その瞬間ぎくりと体を強張らせたのは一瞬のこと。
ヒリ、と胸の痕に触れられて傷んだけれども
その手つき自体は優しいから。
ふ、ふ……と、堪えるような吐息が漏れた。]
リフレッシュ……ええ、
女性としての自信は。
でも、前でして、後ろでして、
…今は前が、疼いて……っふ……!
[臍を弄られれば擽ったさに頬が緩んだ。
けれど、下腹に降りていけばまた息を詰める。
そのまま下に指が滑れば、
何も生えてないつるりとした丘に触れるだろう。
よくよく見れば、剃り跡くらいはあっただろうが。]
貴方は、リフレッシュできてます、か?
……私、少しは、お役に、たてる?
[は、ふ、と息を荒げながら。
手を伸ばして彼の頬に触れて、微笑んで。
そろりと耳の外側をなぞり、
その手でそのままよしよしと
頭を撫でたけれど、嫌がられなかったろうか。]**
[鼻で笑うような音に、もしかして
また失敬なことを言ってしまったのか、なんて
心の奥がぎゅう、と締め付けられる想いがしました。
ここに来て、棄てられてしまったら
きっともう私は生きていけない。
─────そう口にしそうになってから
私は慌ててそれを飲み込むのです。
先輩が好きで、大好きで、ここまで来たのに
多分、繰り返し与えられた口付けと
髪を整えてくださる指に、
心臓が痛くて、苦しくて、堪らなくなるの。]
[けれど、私の不安を裏切るように
少しずつ瑛史さんの熱が、
私の中へと潜っていく。]
あ、……思ったより、痛くな……?
あっ、嘘、うそうそ、まっ、て……!
[最初は入口を拡げられて
先端を潜らせただけ。
引き抜いてまた潜り込んできたそれは、
さっきよりも閉じた肉を抉ってきました。
入れては、引き抜いて。
その度少しずつ中を犯す質量が、増えていくの。]
まっ、てぇ……!っ、あ……ん……ッ!!
[奥への侵入を阻む膜に、こつん、と
先端が当たった瞬間、少し顔を歪ませて
瑛史さんの肩に爪を立てて。
だけれど、また潜り込んでくるそれが
ぶつり、と膜を押し破って
更に奥へとずるずる押し入ってくる。]
あっ、あっ、はいっ、た……?
……ん、ぁ、まだ……?ぅ、あ……
[膜を破ったそれが、まだ奥に入り込もうと
愛液のぬめりを借りて隘路をこじ開けてくるのに
私は怯えてまた涙を零しました。]
も、むり…ぃ……!な、で……?
ぜんぶ、来てっ、て……言ってぅ、のに……!
[いっそ一気に貫いてくださればいい。
びくびくと脈を打つ大きなものが、
膜を破って、更に奥へ……
何処までも、入り込んでくるそれが
一体どこで止まるのやら。]
──千秋さんと──
ん、、……ぅ……
[浴衣の裾を開かれて、手を入れられると
そこに下着は履いていなかった。
湯によって温められた肌と、ほんのりと湿り気のある下生えが
彼女の手に触れる。
その手つきを見れば
私はその腕を取り、自分の秘部にまで誘導させる。
無言のまま、触って、と雄弁に語り。]*
やぁ、だ……っ!抜いちゃ……っあ!!
も、来てよ……ぉ!ぜんぶ来てよ……!!
[怯えて泣き喚く私の声に
瑛史さんが穿つ早さを
変えてくださるかは分かりません。
私はただ気も狂わんばかりになって
少しでもこの恐ろしい渦から逃げようと
力無くシーツの波を蹴ったでしょう。
そうして、猛る茎の全てが
私の中に収まったなら、
もうどうにもならない熱をやり込めるために
脚で、腕で、一夜の恋人に縋るのでした。]*
───椿
[ 重すぎる快感の波に、
完全にさらわれてしまう前に、
なんとか止まったかのように、
痙攣する体を肩で息を繰り返して
なんとか宥めていた。
触れるだけの口づけを交わす。
だが、腹の中で熱が爆ぜた感じはしなくて。
眉尻を下げて、不安げにそちらを
そっと見遣った、瞬間]
ぁ゛ッゔぅ!!!ひ、 は、
[ 息が吸えない。明滅する。
ちかちか、きれいにひかった目の前と
ぐらり、脳が揺さぶられる感覚。]
ま、って、イ、ッた、
ばっかり、っやの、にぃッ!
あっぅ、だめ、だめだめ、ッ
止まって、おねが、ぃ、は、
[ その上陰核をぐりぐりと
いじられてしまえば、余計に
体はまた絶頂へと導かれて。
熱が離れていく。]
[ 濡れそぼった目を彼に向けて、
腰を掴む腕をとり、なぞった。
ゆっくり上体を起こし、
背に腕を回して、首元に顔を埋める。
そこまでしてしまえば、
あとは身を任せるだけ。
高められていく感覚に
抗おうと声を上げることはしない。]
ァッあ、っぅ、ぁッ
あ、もぉ、ッふ ァ───…ンッ!
[ びくびく、と彼の体に
半ば縋るように抱きついたまま、
達して仕舞えば、くた、と
体をそちらにあずけ。]
ん、ぅ……はぁ、
[ 痙攣する体をなんとか動かそう。
伏せた目で、腕を背から離し。]*
─和宮さんと─
可愛い……か。
それは、嬉しいな。
[それはお世辞か、本音か私には分かりかねてしまう。
けれど与えられた言葉に微笑みながら唇を寄せた。
下着を履いていなくとも驚きはしない。
こういう場所だもの。
こういう場所だから。
私だってはいていないどころか、
下生えすら剃ってしまっている。
全てを晒して無防備に。
彼女に手を取られ、導かれた。
それならと。
彼女を抱き寄せたまま、くるりと位置を変える。
彼女を体全体で壁に押し付けながら
彼女の蜜孔の入口へと指先をくゆらせる。
ひとなで、ふたなで。
そうして蜜を誘ったなら、今度はひたひたと。
確かにここから蜜が湧き出ているのだと教えるように
わざと音を立て、その蜜を増やしていく。
その蜜を指の腹に塗して、
ずぬ、と指先を彼女の奥まで突き入れた。]
濡れてる……ね。
すごく熱くなってる。
私の指、冷たくない……?
[彼女に一つ一つ確認しながら、
先ほどまで腰を抱いていた手も前側に回す。
蜜孔から蜜をまぶして谷を行き来させ
その全体を密に濡らしてから
花弁の上部にある雌芯に押し当てた。
ぬりゅ、ぬりゅ、と彼女自身の蜜で濡れた指を
雌芯の上で行き来させれば
やがてその細やかな突起も勃ちあがるだろうか。
そうしている間も泥濘に沈み込ませた指は
彼女の感じる箇所を探るよう、
襞をなぞり肉壁を押しやり、
良さそうな場所を見つければそこを繰り返しこすって。]
気持ち良いのが、好き?
痛いのは、きらい?
そう言うのも、刺激的だよ……?
[首輪をつけられてもわからないなんて言う彼女だから。
そんな事をそっとささやいては、
少し強めに雌芯をピンッと弾いて見せた。]*
−向日葵
[ あまりの可愛さに漏れた笑い。
彼女が変な心配をしていることに気づいていたら、
ちゃんと訂正を加えるだろう。
彼女が好きという先輩が、こうやって
彼女を可愛がってくれればいい。
そう、ふと思い浮かべる。
今の彼女は、彼の恋人のようなものに。 ]
ごめん、待てない。
今、待ったら、……進めない。
[ 思ったより痛くないと言ったそばから、
彼女から聞こえる待ったの声。
流石に、今のタイミングはダメ。
ゆっくりではあるけれど、
確実に中へと侵攻する質量を
増やしていく。
中の締め付けは勿論指の時よりも
ひどくきつい。 ]
次で、全部入るから、そのまま…爪立てていいよ。
[ 体を近づけて耳元でそっと囁く。
彼女の腰をしっかりと掴めば、最後。
先端は肉壁を掻い潜って、
最奥へとたどり着く。
そこから少しの間、彼は動かずに
彼女に唇を重ねる。
全体で彼にしがみつく彼女。
脚も、腕も、中も、全てが絡みついている。
それから、彼女が少し落ち着いたなら、
ゆっくりと奥を押し上げるように
腰を動かしていくことになるだろう ]*
──柳の間──
[こちらからのキスが終わり、今度は侑紗の番。
まだぎこちない、だけど一生懸命なキスに微笑むような笑みが浮かぶ。]
意地悪……?
侑紗の好きな男もこうするかもしれないよ?
[頬を優しく撫でて、それから顎を指でクイと上に向けさせると、今度は舌を使わない唇だけの甘いキス。
最中、袖からキーを取り出してロックを解除してドアを開けて、そのまま侑紗を部屋の中へ押し込んでしまう。]
[部屋に入れば今度は侑紗の身体を抱きしめた。
腰に回した手はギュッ強く抱いて身体を密着させると、背中に回した手はゆっくりと撫でていく。]
初体験を済ませた次はリハーサルだな。
[処女を“捨てた”のがその男に気に入られるためなら、次はその男とするセックスのための練習。]
[だから、ここからは好きな男に抱かれるときのための予行練習。
だけど、また唇は触れる直前で止まる。
鼻の横側を微かにすり合わせ、睫毛さえも触れ合いそうな距離でまた止まる。]
ほら、どうする?
[囁く言葉のその呼吸が侑紗の唇を撫でていく。*]
──休憩所──
[何を、とは聞かない。
ここに来る人は大なり小なり何かを抱えていたり、何かを捨てようとしているのかもしれない。
それを一夜の快楽で、あるいは自分を傷つけることで、少なくとも千秋はそうなのだと思った。]
ああ、忘れさせてやる。
[目元に浮かぶ涙を唇で吸い取ると、取り出した逸物を千秋の中に埋め込んでいく。
一気に貫くようなことはせず、徐々に奥へ奥へと進みながら。]
[熱を全て埋め込んでしまえば千秋の体を抱き起こして、胡座の上に乗せる。
千秋自身の重さが一層熱を奥へと運ぶか。]
諦めさせてやる。
[腰を掴んで軽く揺する。
胡座のままでは突き上げるには少々動きにくいが、そのかわり前後へと揺すると、中で熱の先端がグリグリと肉襞を強く擦る。
たっぷりと蜜で潤った中はそれだけで十分すぎる快感を与えてきた。*]
──千秋さんと──
本当に可愛いと、思ったのよ?
[私は念押しのように言った。
それは彼女の微笑みを見れて、嬉しかったからかも。]
ん。
……あら。千秋さんに
壁に押しやられるなんて。
[彼女によって私は壁際に。
身長差もある彼女に体を使って押しやられると
彼女の胸が少し上から当たって、押しつぶされる。
意外と、胸が大きいな、と思うのは
露天風呂でも思ったこと。]
ぁ、ふ……
……ぁ……ん、んっ……入っ……
[彼女の指使いは丁寧で
何度もなぞられれば、その指の腹の感触が
ゆっくりと分かるようになっていく。
ちゅ、ぱ……と小さな水音が聞こえてくるあたりで
細い指が、ずぬ、と入り込んでくる。
反射的に足が軽く閉じて、その指をきゅぅ、と
締め付けてしまう。]
大丈夫……
冷たくは、ないと、思う……
お風呂に、入ったから、かな……
[身体が熱い理由をそのように言う。
けれど身体が昂ぶりを覚え始めたのもあるだろう。
既に何人かとの情事を終えた後でなら
尚更、身体に熱が灯るのは早い。]
……ゃ……
も、もぅ……やっぱり上手い、なぁ……
ぁ……ふぅ、……んっ……
[鼻から抜けるような声が出てしまう。
彼女が弄る手が、一つから二つに。
中と外からと同時に責められてしまうと
私は彼女の肩に軽く手を置きながら
ふる、ふると体を震わせてしまう。]
ぁっ……そ、そこ……千秋さ…
ゃっ…!
[中を指で擦られたり、押し付けられたりすれば
一際、良いところを見つけられてしまう。
入り口の浅間のところ、腹側の肉を
押すように擦り付けられれば
ぴく、ぴく、と分かりやすい反応を返してしまうか。]
んんっ、ん!?
[苛められ、じっくりと育て上げられた秘芽は
ぴん、と立ち上がり。
そしてそれを弾かれてしまうと、身体を反らしてしまう。
それでもしっかりとした壁が背中にあり
私は快感を逃す術もなく。]
い、痛いのが嫌いなわけでは、ないけど……
[はぁ、はぁと息を吐きながらも
上にいる彼女を見上げて。]
千秋さん、そういうの、好き、だっけ……
[と、私は小さく声を出して]*
─休憩所─
ん…….ふ、ああああ………っ!
[ゆっくり、ゆっくり、熱く長大なものが
わたしの中に差し込まれていくのがわかる。
穿たれる代わりに押し出された空気が
喉を震わせ媚びた声を漏らさせた。
散々焦らされていた身体は美味しそうに肉茎に吸い付き
小刻みに震えて悦を示す。
繋がったまま起き上がらせられて
繋がった角度が変わることにびく、と肌を震わせながら
私は彼に、しがみ付いた。
忘れさせてやる。
諦めさせてやる。
その言葉が耳に届いても、わたしは
はらはらと涙をこぼすばかりだったけれど。]
あ………はっ、はう……んっ、ン……!
[くり、グリ、と自重で最奥まで穿たれたそこは
自分の指では届かないような最奥を擦ってくる。
前後に揺すられれば花芯が彼の下生えに擦れて
それもまた心地よかったけれど。
私は、彼の両肩に手を置いた。
そしてぬろぉ……っ、と
いやらしい感覚と共に腰を震わせながら
彼の肉杭をその先端ぎりぎりまで引き抜いてから
一気に、葡萄を叩き潰すような湿った音とともに
ずにゅう、と腰を落として打ち付ける。]
は、あああ………っ!!!
[太くて熱くて硬いもの。
それで焦れ切った中を満たされて腕から力が抜ける。
けれど、彼の首筋に縋り付きながら、
腰だけは今の動きを続けていた。
先端まで引き抜いて、一気に根元まで飲み込んで。
引き抜くときはきゅうと力を込めて扱き上げ、
飲み込むときはぐちゅんと沈めて吸い付いた。
そんな風に乱れて激しい動きをしていたなら
浴衣は崩れ、胸元も開いて。
コトン、と、首輪が傍に落ちていっても気づかぬまま。]
あ、ァ、あ………!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!
[それが何往復続いたか。
腰が甘く痺れた拍子に力が抜けて、
自重そのままで彼を飲み込んでしまったとき。
声にならぬ声をあげながら、
彼に全身でしがみ付いてしまっていた。]*
── 桔梗の間 ──
[今も逃げずに頑張っているらしい彼女に
笑って頷き、秘密を有する共犯者になろう]
ふーん……
俺ならあんたがきっちりスーツ着てたりするのも
結構燃えるけどね
パワハラはあれ態とされんのも面倒だけど、
自覚ないやつが一番厄介だよなぁ
[まるで日常のような世間話をしつつ
非日常的な行為に耽る背徳感を楽しみながら。
強張る彼女へ大丈夫だと教えるように
掌を肌に馴染ませていくように
身体を少しずつ暴いていく]
[下腹を撫ぜれば彼女の様子が変わる。
どうかした、と問う前に。
触れる手を更に下げればなめらかすぎる感触に気づき、
軽く身体を浮かせて視線でも確認を]
へぇ……これ、自分でやったの?
ていうかいつも下着つけてなかったりすんの
[恥丘の膨らみをつつき、撫でながら
伸びてきた手に視線を彼女へ戻せば、目を細め。
頭を撫でる細い指に、気持ちよさそうに小さく喉を震わせた]
大丈夫、役に立ってるし
ちゃんと興奮してんの、わかるだろ
[彼女の両脚の間に片膝を割りこませれば
浴衣越しに勃ちかかった熱を伝え]
俺は敦久、 あんたは?
[恥丘を掌で覆えば余った指先を彼女の秘所へ。
疼くという自己申告は、さてどの程度なのか*]
─和宮さんと─
痛いのが大好き……、ではないけど。
破滅願望に近いのかな。
どうにでもして欲しい、と思う事もあるし
誰かのものになりたい、とも。
…虐めて、壊れるくらいに。
ううん、壊して、なんて思う時もあるから
我ながら危険思想だな、なんてね。
[彼女の反応は可愛らしいから
本当に感覚が鈍いとは信じにくくなるほど。
驚いたように壁に背を押し付ける姿に
私は宥めるようなキスを贈りながら
こんどは蜜で濡れた指で今弾いたばかりの花芯を捉えた。
熟れ始めたろうそこの薄皮をぷりゅ、と剥いて
指の腹で器用に蜜を塗りたくっていく。
ぬるぬるとすっかり滑りの良くなった部分を
指で強く押し、揉み込み、小刻みに震わせると同時に
蜜孔に埋めた指先でぐりぐりと
彼女の良い場所を強く強くこすりながら。]
それに、ここでの夢を忘れないように。
普段からも思い出せるように。
こことか、胸の先とか、印を付けておいたりね。
痛いのが平気なら。ピアスとか。
少し、刺激的かな……なんて思ったのよ。
[そして、それが刺激的であり身体に残れば残る程。
彼女の場合は夢を見る回数を減らせるのでは、なんて。
年齢も考え始めた自分だからこそ
それによる終わりを考え始めたからこそ
そんな発想を、彼女にも。
彼女が終わりを見据えているかだなんて
知りもしないくせに。]
……付けてあげようか?
それとも、ただ、イきたい?
[首輪よりも更に刺激の強そうなもの。
そう囁いて、私は彼女の瞳の中を覗き込んだ。]**
── 椿の間 ──
[ひとつめの懇願は無情に却下したけど
ふたつめのそれには、微かに目を細めて
彼女を再び腕の中に迎え入れて。
今度は二人で同時に達し、果てた]
………はっ、 は……ぁ
[ぼすん、と彼女ごと布団に落ち
まだ落ち着かない呼吸と快感の余韻を抱えたまま
くたりとした身体へ両腕を回す]
……今離れんの、さみしいだろ
もうちょっとこうしてて
[嫌がるようなら離すけど。
そうでなければ、やわらかく抱きしめたまま
片手でぽんぽんと彼女の後頭部を撫で
蟀谷に、耳元に、唇を押し当てようか]
そういや、勝負してたんだっけ
あー……ほんと、あんた負けず嫌いすぎ
[少しずつ落ち着いてくれば
くすくすと、楽しかった思い出し笑いを]
ー 向日葵 ー
[あれだけおねだりをたくさん聞いてくれてたのに
瑛史さんはこの一番危うい状況で
Noを示してくるのでした。
私はいやいやと汗と涙を撒き散らしながら
もっと早く、と急かしたでしょうが
結局、膣の一番奥、固く口を閉ざした子宮口に
瑛史さんの切っ先が届くまで
優しく肉を割り開く早さは
変わらなかったでしょう。]
んん、んんん……ッ!!
[腰を掴まれ、ぐっと最後まで押し入れられて
私は瑛史さんの身体に、
一部の隙もなくしがみつきました。
汗ばむ肌と肌、絡み合った骨組みも、
中に深く食い込んだ肉杭を食い締めようと
だらだらと血と涎の混じったものを垂らして
濡れそぼった肉襞の一枚一枚までも
全部、ぴったりくっついて。
そうして唇まで重ねてしまえば
本当に“ひとつに”なってしまったみたいで。]
俺の負け
どうしようか、何かしてほしいこととかある?
[何か賭けてたわけではない。
これは、気持ちよくて楽しかった時間のお礼*]
は、は、……っ、も、おわり……?
[じっと身動きしない瑛史さんを見上げ
私はぐすぐすと鼻を鳴らして尋ねました。
びくびくと震えて雄を食んでいる肉襞が
いつまでも動かない異物に蠢いて
何となく、落ち着かなかったので。
けれど、いざそれが中で動いた時]
……ッ……あッ!!!
[ぐ、と背中を反らしてしまうような、衝撃。
先程破瓜を迎えたばかりだと言うのに
びくびくと脈打つ雄を食い締めて。]
[まだ中は痛い、けれど
ずっしりとした質量の熱が
私の中に入っているのがたまらない。
もっと中でこの熱が動いたなら……
どうなってしまうのでしょう。
彼の背中に掃いた緋色の痕を
そっと指の腹で撫でながら、
私は期待を滲ませた瞳で、
瑛史さんを見上げました。]*
─桔梗の間─
なまじ、頭でっかち集団と言いますか、
司法関係なのでもう……。
お偉い方々も普段は普通のおじさんおばさんなので
緊張しいしい、と言うのもありますね……。
[テレビに出ているような議員ならまだしも
市町村の役員議員なんて覚え切れるものか。
それでも関係する辺りは覚えているのだが
ころころ変わったり、子供が生まれたりと
そこまで覚えるのは至難の技閑話休題。
そう、仕事の話題はこれで終わり。
そのつもりではあったのだけど。]
い、ぇ、それは、先ほどまでの方が。
…首輪もその方が。
せっかくの御縁ですし、良いかしらと。
……優しい方でしたよ?
[頭を撫でながら、その短い髪の感覚を楽しみながら。
それでも恥ずかしげに頬が染まるのは
丸見えの無防備なそこを確認されたから。
自分が変態である事を確認されたからであり。]
ノーパン裁判官………。
ノーパン裁判。
そんなタイトル、ありそうですよね。
いえ、普段はちゃんと履いてますけど。
[何に。と言われても困るのだが
ついしみじみと口にしてしまっていた。
ノーパン裁判官へのお仕置き裁判とか
出廷者全員ノーパン裁判!とか
本当にありそうだ。知らないけれども。]
………んっ……。
[疼いている、と言うのは本当で。
脚に彼の熱を感じながら、
指を迎え入れた蜜壺は既に潤いきっていた。
彼の指の感覚にざわりとまた肌が泡立つ。
ちゅく、と濃厚なキスを交わした時のような音を立てて
花弁が彼の指に吸い付いて震えた。
わたしはわずかに身悶えながら吐息をこぼし。]
ちあき。
……薬飲んでるから、
中に出して大丈夫ですよ。敦久さん。
[そう言えば先ほどはそんな説明もしなかったけれど。
そんな事をつけたしながら微笑んで
そっと、彼の熱へと手を伸ばした。
彼が逃げなければやんわりとさすって
その熱を育てられるように。]**
──休憩所──
[女が達するまで動いたのはほんの少し。
突き上げることも弱い部分をせめることもなくただ前後に揺すっていただけ。
だから、これは千秋が勝手にイッただけのこと。]
こらこら、勝手に人を“使う”なよ。
───悪いお犬様だ。
[傍らに落ちた首輪。
それは決してチョーカーのようなアクセサリではなく、明らかに戒めを与えるためのもの。
首筋の痕と繋がる。]
[しがみついてくるその体を剥がして横たえる。
乱れた浴衣を首の襟元からかばっと開くと、帯も解かずにずり下げれば、二の腕のあたりで引っ掛かって止まる。
中途半端な脱ぎかけが妙に扇情的に写る。]
さ、始めるぞ。
[ゆさっと腰を揺らす。
ストロークは大きくだけどゆっくりに。
強すぎない刺激を千秋に与えていく。]
今度は、勝手にいくなよ?
[指先で探ったおかげで千秋の感じやすい部分はだいぶ把握していた。だから、その一つをゴリっと先端を抉るように擦り付けた。*]
ー 柳の間 ー
先輩はそんな意地悪、しないもん……。
[ぷく、とまた膨れてみせて
私はそっぽを向こうとしました。
だけれど、すぐにまた顎を持ち上げられ
甘く口付けられてしまえば、もう、
苦情の言葉なんか消えてしまう。
狡い。大人って。
部屋に招き入れられて
きつく抱き締められれば、尚更。
浴衣の下、ブラジャーに戒められない乳房が
黎哉さんとの身体の間で、
ふにゅり、と形を変えたでしょう。]
りはーさる。
[その発想はありませんでした。
思わずまたオウム返しに呟いて。]
[キスするみたいに近付いてくる唇は
また、温度も伝わるような距離で止まる。]
……むう……またそうやっていじめる……。
[笑った形の唇を、舌の平でべろりと舐めてから
私はそのまま黎哉さんの唇を割り開くでしょう。
まずは舌先同士を擦り合わせて、
招き入れた舌の先をちゅぱちゅぱと吸って。
その間にも、空いた手で黎哉さんの外腿の辺りを
そっと優しく撫でていく。
叶うならそのままベッドの辺りまで
縺れるように足を運んで、
やっと私は唇を離すでしょう。]
……こんな感じで、どうでしょう!
[ムード、という点においては
解決すべき重要な課題がまだあるとして。
私は若干得意げな顔して
黎哉さんを見上げました。]
というかやっぱり、
自分からキスするくらいの積極的な子の方が、
男の方は好きなんでしょうか……?
[ふと、私は気になって黎哉さんに
尋ねてみました。
慎み深い子であれ、と
中高と両親には教わりましたが。
もし、肯定されれば頑張らねばなりませんし、
そうでないなら、「そうなんですね」と
幼い顔に笑みを浮かべて見せたでしょう。]*
──柳の間──
[侑紗のキスに合わせて擦り合わせ、吸われれば少しだけ逃げたり、また挿し入れたりしながら粘膜の接触を楽しむ。
手だって同じように浴衣の上から侑紗の足を摩り、お尻との境目あたりを指でなぞる。]
さあ?
でも……キスの上手い子は好きだな。
[頭の後ろに手を添えて唇を塞ぐと、ベッドに腰を掛けさせるように体を下ろしていき、ぽすんとお尻が着地したならそのままシーツに押し倒した。]
[キスをしたまま侑紗に体重を掛ける。
身動きをさせないまま、深く長い口付け。
少し迷っていた。
その先輩とやらのためにこの子に色々なことを仕込むべきか。
それとも快楽を刻み込んで先輩好みの“処女臭くない女“に仕立てるべきか。]
………決めた。
[耳朶を舐って囁って囁く。
その選択は雄としてのもの。
───誰が、知らない男のためなんかに。*]
−向日葵
待ってあげられなくてごめん……
[ 止まってあげられないことに、
腰を動かしながら小さな声で呟く。
彼女の待ってと、早く、は
聞きいれることができなかった。
これに関しては、彼のわがまま。
後から、彼女から怒られても仕方ない。
最後まで突き進めば、
ある意味で包み込まれるような感覚。
心地いいといえば、そうなる。
彼女はこの状態をどう思うだろうか。 ]
ん?……まぁだ。
[ 彼女から、もう終わり?と聞こえれば、
髪を撫でてから、優しい声でささやき、
奥をゆっくり、一突き。
その動きで漏れる彼女の可愛い声。 ]
慣れたみたいだから、もっと動くよ。
……おかしくなっちゃうかも、ね。
[ 彼女にとって初めての経験になる。
頭で理解なんかできるはずもない。
動く、と宣言してから
期待の目で彼を見る彼女の両膝を
抱えると、律動をゆるりと
はじめていくのだった。 ]*
─休憩所─
ふぇ……?
あっ、ア、ま………ッ!?
[人を使うな、と嗜められ。
悪いお犬とからかわれて。
私はギクリと心が強張るのを感じるのと共に
引き剥がされて再び畳に縫い付けられた感覚に
戸惑いながら翻弄されていた。
鎖骨と肩とが露わになる。
開かれた浴衣は胸の上側とわずかな谷間が
除く程度にだけ開かれていたか。
嗚呼そうか。勝手に動いてしまって
悪い犬だとこれから躾されてしまうのか。
だから勝手に行くなと、
我慢の足りなさを叱られたのかと。
だから彼の言葉にこくりと頷いて
それに従おうと心に決めたけれども。]
ふ………ンンッ、ア!!!
[勝手にとは言え達したばかりのそこ。
敏感になっているのに更に弱い箇所を抉られて
耐え切るのは難しいのでは無いかと思えた。
うごきはゆっくりだけれど、
その分的確に弱い箇所を抉られて
私ははく、はく、と陸に打ち上げられた魚のように
唇を震わせてその甘さに、耐えて、]
ひ………ぁ…………!
ん、んんぅ………!
[ぐぐ、と下腹に力を込める。
眉根を寄せて耐えながら、その癖
甘く吸い付く襞は一度達してしまった名残のまま
喜んで彼を迎え入れる。
女の快楽は果てないとは言うけれど、
その快楽を彼も味わえるように。
呼吸を合わせて彼を締め付けて、
より奥まで私を使えるように、
腰を揺らめかせて彼を最奥までいざなって。]
ふぁ……ンンッ、ァ、
[ぞく、ぞくぞくっ。
それでも沸き起こってくる悦楽に流されないよう、
わたしは頭の中で素数を数え始めていた。]**
──千秋さんと──
自分を壊して欲しいのね。
今の、自分を。
それで生まれ変われれば……
……なんて私なら考えるかな。
[私は彼女の言葉を反芻し私なりに解釈をする。
自殺願望とは違う気がする。
危険なのは変わりがないかもしれないけど。]
ふっ……ぅっ……ぅ……
も、も……上手い、なぁ……ほんと、に……
[彼女の指が神経の塊みたいな秘芽を弄る。
丁寧な皮むきに始まり蜜を塗ることで滑りを良くする。
集中的な触り方。強い刺激に加え
バイブのように揺れる指先。
彼女の過去を聞いた今では
その器用さは悲しささえ伴うかもしれないけれど
だからと言って、そんな感情は
快楽の前に容易く押し流されてしまう。]
……千秋さ……
意外と、積極的……
[彼女の言葉を聞いて
やはり驚かされてしまう。
彼女なりに言うと、破滅的だろうか。
私はそのようなものを身体に刻んだことはない。
理由があったわけではないけれど
そこに痛みが伴わない分
自分でやろうとは思わなかったから。
けれど、彼女がしてくれる、と言うなら……。]
うん、付けて。
[そうして、私は自分の左胸を自分で軽く下から持ち上げて。]
……でも、出来れば。
一緒につけたい。
……千秋さんにも、同じように。
[互いの左胸に、などと言ってみよう。]*
───椿
[ 彼と共に落ちた布団は、
少しだけ肌に冷たかった。
荒く乱れた息をいっしょに整えて、
腕を解こうと動かすのに。
吐息の間に囁かれた言葉で、やめた。
小さくうなずいて、より一層
体を寄せて。
甘く落とされる唇の感触と音を、
ぼんやりと感じて、目を閉じた。]
[ 徐々に落ち着いてくる息遣い、心音。
そっと体を離して、見つめると、
呆れたように笑う彼の顔があって。
こちらもまた同じように破顔して、
笑ってしまう。
負けず嫌いは昔からだったのだ。]
ふふ、もう絶対負けると思うたけど。
[ そうくしゃ、と笑いかけて。
続いた言葉に目を丸くする。
一瞬、考えて、唇を開いて、一瞬躊躇する。]
[ 唇を閉じて、まぶたをふせて、上げた。
眉尻を下げて、口を開く。]
キスして?
[ そんなお願いをひとつ。
そっとまぶたを閉じて、待ってみる。
叶えられたならば、満足げに微笑んで。]
まあ、そやかて、ハンデも
もろたことやし……
うちもなんかひとつきくわ。
なにかして欲しいこと、あります?
あ、そや、うち、京都の旅館の娘やさかい、
その割引券とかでもええですよ?
[ とちゃっかり宣伝も挟みつつ。]*
──休憩所──
駄目だ、我慢するな。
[大きな動きの中で僅かな変化で次々に千秋の感じやすい部分を責めていく。
一つ一つは決して責めきらず。
だけど確実に内側に熱を溜め込んでいく。]
でも、勝手にイクなよ?
[ニヤリと笑って抽送を続ける。
ぐちゃりぐちゅりと蜜をたたえた接合部が卑猥な音を立てるたびにグリっと中を抉る。]
[胸元、谷間の覗く合わせを左右に開く。
露わになった胸に手を伸ばして掴む。]
こんなに立派なものがあるのに。
まだ女としては足りない?
[爆乳とは言わずとも十分すぎるほどに実った果実。
柔らかな感触に固く張った尖り。
掌で転がしながら、腰を動かすリズムと共に揉み上げていく。*]
ー 柳の間 ー
[キスの上手い子は好き、と言われて
パァ、と表情を明るくさせてしまうのは
正直、自分でも何故だか分かりませんでした。
黎哉さんは先輩じゃない。
でも、好き、と言われて嬉しくなるのは
一体何故だったでしょう。
けれど、その喜びもつかの間、
シーツの上に押し倒され
身動きも取れないくらい、深く口付けられる。]
う、ぅんん……っ!
[胸元を押し返しても、全然、
びくともしない、大きな身体。
私のより長くて、深くて、容赦の無い口付けに
組み敷かれた身体がじぃんと疼く。
下着を履かなかったせいで
零れた蜜はそのまま、
下生えに染みていって、
それでもなお溢れた分は、尻のあわいを伝って
浴衣の生地へと吸い込まれていきました。]
[身動きも出来ないまま
耳朶をねぶられて、私は黎哉さんの身体の下
もじもじと腿を擦りました。]
ね、待っ……あ、ん……!
ちょ、っと!ね、こわい……!
[もしかして、キスが下手だったでしょうか?
それとも、私はまた変なことを
言ってしまいましたでしょうか?
突然の黎哉さんの豹変が、怖くて
……でも、そのくせ組み敷かれた身体は
じんわりと期待に震えてしまって。
私は黎哉さんの胸元にしがみついて
雄の目をした瞳に、懇願する視線を向けました。]*
──柳の間──
[怖いとパニックになる侑紗が微笑ましくて笑顔になる。しっかりと気持ちよさを感じているのに、まだその快感の受け止め方もわからないほどの初心。
白いキャンパスを好きに塗り替えていくような高揚感がある。]
……怖がるな。
俺が怖いか?
大丈夫だから、俺を受け容れろ。
[気持ちいいのも、理解できない快感も、与えるのは俺だからと、耳元に囁いて、それから見上げてくるその目のすぐ上にキスを落とした。]
[くちゅり。
不意にそこに触れればすでに溢れ出ている蜜の感触。
───キスだけで?]
フフ、イヤらしい身体だな。
初めてを済ませたばかりなのに。
[掬い取って指先を濡らすと侑紗の下唇をなぞるようにして濡らすと、その上からまた唇を重ねた。
何度だってキスをしよう。
直接的な性交渉よりも、もしかすると今はこっちの方が感じられるのかもしれないと、キスだけでイク女もいるわけだし。]
[だから、様々なキスをする。
浅く深く、長く短く、唇だけの触れ合いもあれば、イヤらしく舌を絡めるキスもする。
唇の端だけを合わせたり、本当に触れ合うかどうかの微かなキスも、呼吸までも奪うような濃密なキスも。
優しいキスも激しいキスも教え込むように。]
………どのキスが気に入った?
[頬を掌で優しく撫でる。
その手が少しずつ下がって首筋を撫でた。
キスの次は何をしようか。*]
ー 向日葵 ー
まだ……っ?!
もホント、おかしくなっちゃ、う……!
[優しく髪を撫でられても
これがまだ続くと言われて
不安が断ち切れるわけでなし。
ゆっくり腿を持ち上げられて
もっと、深く杭が食いこんで……
不安と期待が、同時に
胸の中で膨れ上がっていく。]
あっ、……こわ、ほんと、待って……!
[「おかしくなっちゃうかもね」なんて
とどめの死刑宣告。
ぬるりと膣を滑った茎が引き抜かれて、
ずん、とまた奥を抉る。]
っあ!
[ぎゅ、と体を強ばらせて
私は身に走った衝撃に耐えようとしました。
なのに、続けて、二撃、三撃。
みっともない、無意味な母音が止まらない。
息をしろ、と言われたのに、どうしたって
呼吸がつっかえ、止まってしまう。
固い雄が、どんな形をしているのか
茎に走った血管さえ探るように
ぐにぐにと肉襞が蠕動して、
それを掻き分け、一番奥を突かれると
脳みそが弾け飛ぶくらい、もうすっごいの。]
あーっ!あーっ!や、ぁだ……っ!!
あっ、ん!も、むり……おっき……!
[わんわん子どもみたいに泣きながら
私は瑛史さんの下で脚をばたつかせました。
突かれる度に、こころもとなげに
ふるふると乳房が上下していて
結合部のすぐ上には、散々口で愛された
花芯がつんと充血したまま
天を向いていたでしょうか。
だけれど、もう私は手一杯で……
だって、さっき指で見つけられた
気持ちいいところを、ぐっと張り出した
傘の部分で、優しく責め立てられると
もう本当に泣くしかないくらい、
気持ちが良くって。
─────どうしよう。
また、あの怖いのが来てしまう。]*
─和宮さんと─
生まれ変わる……よりは。
三途の川で待ちたいかな。
[ポツリと漏らした言葉は、自殺願望めいていて。
それでいてまだ死ぬつもりはないから困ったものだ。
それでいて死んでも良いと思っているから尚困ってる。
しかし、女として扱われたいと思ってはいても
こうして感じてくれるなら、どこか嬉しいのだ。
無理やりに代役をさせられているわけではないからだろう。
役を演じず、仮面を被らず。
自分の形を模索する中で誰かに触れていけるのは
ここだけの特権で、
それは私にとって大切なことに思えていたから。]
……良いんです?
[自分で提案したのも何だけれど
つけてと言う言葉に目を瞬かせた。
次いで、一緒にと言われれば少しだけ迷う。
彼女の豊かな胸はまろび出ていたのか、
彼女が下側から持ち上げるなら
返事の代わりに吸い付いた。
赤い舌を伸ばしてれろ、と下側から弾いて
乳輪ごと口の中に含めるようにしてぢう、と強く吸う。
そうしている間も指先は彼女の泥濘を混ぜて、突いて、
そうしている間に一度カリッと彼女の乳首に甘噛みする。
軽く引っ張り、また吸い付いて。
ちゅぽんっ、と少し間抜けな音を出しながら
やっと口から離した。]
良いですよ。でも、チェックアウト前にしましょう。
まだこの夜を楽しみたい…、違いますか。
場所が場所ですから、
孔を開けた後は落ち着かせないと。
[少なくとも自分はこの後もまだ
もう少し楽しみたいと思っていたから。
けれど、ニ、と口の端を上げて。]
……痛いのを楽しみたいなら
先にしますけど?
[なんて、誘いをかけながら。
胸元にチュ、チュ、と吸い付いては
紅の華を散らしていく。
そのまま唇は胸の谷間を通り過ぎ
臍を上から下へくちゅりと舐めて
そのまま跪いて彼女の花園を両手で掻き分けたなら
じゅっ、とはしたない音を立てて雌芯を吸う。
そして蜜孔に埋めていた指先を二本、三本と増やして
彼女の中を抉りはじめた。
それはそう、指先を男根に見立てて
彼女を蹂躙しようとでも言うような。]**
─休憩所─
そんっ、なっ、む、り……っ!!
[我慢はするな。でも、勝手に行くな。
そんなこと言われても善いものは善くて、
肉杭で抉られる度に熱が高められていく。
熱くて、あつくて。ただ震えるしかない。]
ン、うぅぅ……っ!
[結合部から響く淫らな水音。
穿たれる度に中はひくついて、
早く早くと彼からの褒美を心待ちにしていた。]
あ、くぅ……ん、ひゃ、あう!!
[また達しそうになって、けれど彼は
それを察して遠ざけてしまうのか。
望む望まないとに拘らず、淫らな熱が身体を支配して
飲み込まれた方が楽なのに、それが許されない。
苦しい、と涙が零れる。
単純な苦痛ではなく、単純な随喜でもない。
只管に続く淫熱の懊悩がこの身を焦がす。
そんな時に胸を掴まれ、新たな刺激に身を竦ませた。
媚肉で彼を締め付けてしまいながら、
ひく、と喉を震わせた。]
……あ、は………ンッ、ん、
だって。ここで、しか………アッ!
[ここで乱れる時でしか、
もしくは自分をさげすむばあいにしか
女として扱われない日常があった。
自分の立ち振る舞いも悪いのだろう。
勇気を出さぬのも悪いのだろう。
だから、女性として、女の形として。
それを思い出すためにここに来ていたけれど。]
……おんな、らしく、……
すれば、よいの、かな………。
[喘ぎながら、揺さぶられながら。
そんな呟きが、漏れた。]*
ー 柳の間 ー
[じゅん、と蜜を垂らした秘裂を撫でられ
その栗の花香る蜜を唇の上で拭われて
私はかぁ、と顔を赤らめました。
普通の女の子は、初めてはもっと怖がったり
嫌がったり、痛がったりするのでしょうか?
でも、組み敷かれたまま与えられる
途方もない快楽を知ってしまって……
こうして逞しい身体の下にいるだけで
期待してしまうのは、おかしいことでしょうか?
そして、続け様に与えられるキスに
私は翻弄されてしまう……。
手を変え、品を変え、与えられるキスは
優しいかと思いきや突然激しくなったり、
啄むだけだと思ったら、もう、息も奪われたり。
その度私はシーツと黎哉さんの身体の間で
もじもじと腰を動かしていたでしょう。]
どれが、って……。
[酸素が足りなくてぼーっとする頭で
問い掛けられた内容に答えようとするのですが
もう、全然脳みそが働かなくって。
あー、とか、うー、とか散々呻いて
私は黎哉さんの胸元に抱き着いて
それから、優しく、重ねるだけの
キスを贈りましょう。]
[回答は、蚊の鳴くような声で。
頬を撫でる手が、するりと浴衣の上を滑ると
またぎくり、と体をこわばらせるでしょう。
キスだけで乱れてしまったのですから
彼の教えてくださるものが
不安で、少し怖くって……
でも、またお腹の辺りがぎゅっとなって
蜜壷が貪欲に涎を垂らしてしまう。]*
──休憩所──
[その嬌態にほくそ笑む。
淫らに乱れるその姿に確かに興奮を覚えていく。]
まだだ、まだ先がある。
もっとだ千秋。
[もっと耐えろ、もっと高まれと。
身を焦がすだけでは足りない、女であることの悦びでその身を焼き尽くすほどに、もっと快楽に呑まれてしまえと。
イカせはしない、だけど鎮めもしない。
全身を享楽に染める、染めきったとき本当の快感に沈めてしまおう。]
[その呟きにぐっと腰を押し込む。
もう一段奥へと、新たな刺激、新たな官能で思考を奪う。]
まだ、余裕がありそうだな。
[大きなストロークは早く細かく、はだけさせた胸が揺れるほどに激しくなっていく。
そして激しいながらも責め方は一切変わらない。
突いて、外して、イくことを許さない。]
千秋は、千秋のままで十分に女だよ。
[まるで取るに足らないと、千秋のコンプレックスを笑い飛ばす。]
イキたいか?
もう耐えられないか?
[そして意地悪く笑う。*]
── 桔梗の間 ──
[気持ちいい彼女の手に頭を預けたまま
]
ふ……お堅いのに、結構はっちゃけてるんだ
いやお堅いからこそ、なのかね
でも首輪はさすがに跡つくんじゃないかな
仕事中隠せんの?
[彼女の性癖がどうであれ、
こちらとしては閨でも淑女でいられるより乱れてくれた方が
全然嬉しいので、構わない。
むしろ大胆に誘ってくる割には
恥丘を見られただけで頬を染める可愛げもある上に]
ぶはは、ちょっと笑わせるなってば
なにそれAV? タイトルひどすぎ
[なかなかユーモアもある。
ひどすぎる冗談だけど、そういや試験とか言ってたし。
お堅い仕事じゃ、そりゃあ鬱憤も性欲も溜まるだろう]
[恥丘をやさしく掌で撫でながら
蜜壺は抗うことなく指を飲みこみ。
1本じゃ物足りなさそうなくらい濡れて吸い付く花弁に
本数を増やしながら。
事務的な説明に、ちょっとだけ口を尖らせた。
別に俺は中出しに拘りないし
直接した後の厄介事が嫌なだけなのだが]
……どうせならそこは
「中に出してほしい」って
誘ってくれたほうが嬉しいなぁ
[そう告げれば、にっこりと笑って]
触んのも触って欲しいとかも遠慮しなくていいよ
痛いことは嫌だけど
気持ちいいことなら割と何でも好きだし
あとはそうだな……俺は今もちゃんと履いてる
[余計な冗談を添えて
伸びてくる手に、半勃ちになった熱を委ね。
さする指先に、もっととねだるように擦り付けようか]
[彼女が育ててくれてる間。
ちゅくちゅくと揃えた指で蜜壺をかき混ぜ、
隙間から溢れた滴で内腿とシーツを汚していく。
そして反応のいい部分を指先が見つければ、
内側からひっかくように断続的な刺激を与えながら]
気持ちいい?
……こっちも美味しそうだ
[吐息を零す度に揺れる乳房へ、口づけを。
浅く上下する先端を唇で挟みこみ
指の動きに合わせて吸い上げた*]
── 椿の間 ──
[笑っていた瞳から、光が一瞬消える。
閉じた唇が、睫毛が、僅かに震えて見えて
黙って彼女の言葉に頷いた]
……おやすい御用
[ただ触れるだけのキス。
満足気に笑う彼女に、今度はこちらが眉尻を下げたけど
それ以上は何も聞かない。
穏やかな時間は、微かなさみしさを連れてくる]
[少し長めのキスをして唇を離せば、
大分身体も落ち着いていて。
腕をほどき、彼女の中から引き抜いたなら
用途を終えたゴムも外して、ゴミ箱へ。
そんな最中、彼女からの提案に
今度はこちらが考える番だった]
んー
何かしてほしいこと、なぁ
[旅館の娘と聞き、立ち振る舞いに納得しつつ。
にっこりと笑えば]
じゃあ、名前教えて?
[だって、まだ教えてもらってない*]
──柳の間──
[その答えに優しく微笑んでみせた。
覆いかぶさっていた身体を起こすと、侑紗の身体も起き上がらせて左隣に座った。]
こうか?
[右手で肩を抱くと、左手で顎を掴んでそっと唇を合わせるだけのキスを交わす。チュッチュと啄むようなキスをしながら肩をぐっと抱いて身体を寄せた。]
侑紗は可愛いな。
[前髪をさらっと払ってやって、また唇を重ねる。
優しい軽いキス。
抱いた肩、それから二の腕を摩りながら。]
[二の腕、それから腰のあたりから背中。
それと顎を掴んでいた手はいつのまにか侑紗の太腿に乗せて、さらりさらりとソフトに摩る。
弄るようなことはせず。
ボディタッチもキスも決してそれ以上はしない。
侑紗が自分で望むまで。
それもすぐのことと思いながら。*]
──千秋さんと──
……だ、めよ?
三途の川、は行き過ぎ……
[私はそこまで思ってたとは知らなくて
もしかして死ぬつもりなのか、と慌てた。
けれど、そうではないと聞けば安心したような
何というか。
彼女に根付いた問題の深さの一端を感じたような気がする。]
……驚くのね?
[相手が驚いたので、少し笑ってしまう。
そこまで本気では無かったんだろうなって。
私も、怖いもの見たさがあるのは否定しない。]
んっ、ぁっ……
女の子に、おっぱい吸われるのは……
不思議……ね……。ぁ、ふ……。
[浴衣は着ていたけれど
少し寛いだのを良いことに、左胸だけを露出させる。
まるで授乳か何かのよう。
彼女が胸の尖りに吸い付く。
女性らしさがある、端正な顔立ちの彼女。
そんな彼女が唇の中に乳首を含ませているのは頭でバグが起こりそうな状況。
[存分に堪能され、リップ音を立てて唇が離れれば
秘芽と同じようにぷくりと立ち上がった胸の尖り。]
……ん、それはそうね……
[彼女の申し出は至極当然だったかも
痛みよりも、私の場合は
痛みに気付かず引っ張ったり、膿んだりの方が
きっと危ないし。]
……貴方と一緒にしたいわ?
だから、チェックアウトの前に…
桜の間、でする?
[私の部屋を告げておきながらそう言う。
それとも相手の部屋の方が良いだろうか。]
あ、もう……キスマーク、なんて……
ん、んっ……
[彼女の通り道には、唇の形をした
鮮やかな花が咲いていく。
するすると彼女が下に降りていく。
その間に、浴衣の前ははだけて
緩く止めていた帯は地面にパサリと落ちるだろう。
下着を付けずにいた裸体が、前面だけ露わになる。]
ふぅ、ゅっ!?
……ん、ぁっ、はっ……
もう、そこ、だめ……ひ、ぅんっ……
[指で丁寧に育て上げられた雌芯を
唇の新しい感触でじゅる、と吸い上げられる。
もう限界というまで陰核を責められて
膝の力が抜けないか精一杯。]
ぁ、ふ、……
たく、さん……ひ、ぁ、
千秋、……さ、ん……っ
[身体の中に3本の指が入り込む。
男根と比べれば、その大きさを単純に比べられないが
根元まで入り込めば、かなり太くなるだろう。
彼女の指先で作られた男根が
中程から浅いところまでを指でくつくつ、と押していく。]*
─休憩所─
まだ……って、ぅ、んあ!!
[まだなの? まだ何かあると言うの?
もう耐えられない、そう思えば押し留められて
波がひいたと思えばまた大きく揺さぶられて。
ざざん、ざざんと潮がどんどん満ちていく。
胸の先が、指先が、足先が、肌が、
唇が、頬が、爪の先が、髪の先すら呑み込まれて。]
ンンッア!!!
[まただ。今度は細かに揺さぶられて弾けそうになる快感を
また外されて、また満たされて、その繰り返し。
指先が、痺れてきた。
浴衣越しに肌が畳に擦れて、それにすら懊悩を覚える。
涙を溢しながら、けれど彼に笑い飛ばされた劣等感に。
……もう苦しまなくてよいのかと。
そう、思えた。そんな気が、した。]
……は、ぁ、……ん、ンンッ、
イ、かせ、て……ッ
[とろぉ……と、理性のとろけ切った顔で
私は彼に懇願する。
今は体のどこもかしこも甘く痺れて、
これでいけないのが不思議なくらいだった。]*
ー 柳の間 ー
[抱き起こされて、
優しく触れるようなキスが
何度も何度も降ってくる。
ふわふわとした多幸感に包まれて
心にぽっかり空いた隙間を
全部優しく埋めてもらえるような感覚。
これは全部、私が望んだことなのに
実際、それだけ与えられると
もどかしくてしかたなくて。
さっきみたいにのしかかられて
指一本自分じゃ動かせないまんま
乱暴に口付けられて、唾液を流し込まれて
それで、もっと、えっちなことしたい。
奥の奥まで痺れるようなの、もっと。
望んだものを与えられながら
結局、それじゃ足りなくて
私は刷毛で掃くみたいに優しく身体を
撫でさすられながら、
きゅんきゅんと疼く身体に震えていました。]
やっぱ、これじゃやだ……!
[結局黎哉さんに縋ったのは(3)1d10分後くらいのこと。]
もっと、触って欲しいです……
ずっとこれじゃ、おかしくなる……っ!
[半ば泣きが混じった声で
二の腕を摩る黎哉さんの手を
浴衣越しに、乳房の膨らみへと導いて。
別に、乳房だけじゃなくてもいい。
もっと激しく責め立てられたら
この腹部に溜まった鬱積は晴れるでしょうか。
啄むような優しいキスを与えてくれる唇に
ぺろぺろと舌で舐めて甘えて
私は黎哉さんの身体にしなだれかかるのでした。]*
─桔梗の間─
首輪はお試し期間、ですからね。
それに流石に仕事中は外すか、
貞操帯とかの見えない系を希望しますか…。
[もし縛られることになるなら、
日常の生活を維持した中でとなる。
貞操帯も見られたら事だが、流石にそこは見ないだろう。
そもそもその契約が成り立つか。
それは双方の問題でもあるし
これは今のところ、と軽く肩を竦めた。]
ああ言う系のタイトルは往々にしてひどいですよ。
個人的には剃れイけパイぱんマンが
一番ひどいや…と思いましたね。
個人的に、幼児向けのタイトルは
弄っちゃいけないと思います。
[しかしユーモアだろうか。
こちらの顔は非常に真面目なので
ある種の職業病気なのかもしれない。
全てを判断するには
全ての証拠に目を通さないとならないのだ。]
…スキンを付けてない時点で、
中に出しても外に出しても同じような。
……あー、こういう言い方をするから
女らしくないとか可愛げがないとか
言われてしまうのですかね。
[中出し、して欲しいという方が女らしいのか。
ここに来るからにはみんな、自衛はしてるだろうが
それを推しても一種の誘い文句なのだろう。
しかし、子供を欲しがってもないのに
中に出して、は、ありだろうか。
…誘われる側としてはありなのだろうと理解しながらも
こちらこそ少し眉を寄せる。
納得はしていません。ハイ。]
あ………は、ぁ……んっ………!
[けれど、そんな言葉のやり取りでは
色気のカケラも無かったとしてもだ。
肌を重ね合わせてしまえば理性は溶ける。
蜜壺が震え、内股が引き締まると共にキュッと締め付けた。
彼の熱は丁寧に丁寧に、
根元から先端へと裏筋を扱くようにして擦り上げては
掌で先端の丸みを優しく撫でて。]
んゆ……っ、ど、どぅぞ…?
ミルクは出ないですけど…………あ。
[ひくく、と白い喉をそらしながら
はたと思いつき彼の体を軽く押した。
彼がそのまま止まってくれないなら仕方がないが、
止めて離れてくれたのなら二つの提案。
私でお酒を飲まないか?
または、胸でその熱を育てたい。
直ぐにでも熱を収めて欲しい反面で、
日常混じりの会話をしたからこそ。
色に蕩けきらず、そんな好奇心な提案を。]*
──柳の間──
知ってる。
[だから「優しくしてる」って言っただろ、と。
導かれた手が侑紗の膨らみに触れる。
浴衣の上から撫で回すように。]
ん、結構あるよな。
[それから犬のようにペロペロと舐めてくる舌を唇で挟んで吸って、それから舌を絡めた。]
[そうしてるうちに、太腿を摩っていた手が内股に伸びて、侑紗の左足を持ち上げて自分の太腿の上に乗せてしまう。
もう半分後ろから抱きかかえるようにして、胸を撫でていた手が浴衣の合間から中に入り込んで直に触れる。
ふにふにと柔らかな胸の形を変えて、捏ねるように弄っていく。]
……柔らかい。
[耳元で囁く。]
[キスと胸と。
それから、指先が下着をつけていない秘部に触れた。
蜜を湛える割れ目をゆっくりとなぞっていく。]
ほら、こんなにいやらしくなって。
侑紗が感じてくれて俺は嬉しい。
[くちゅと水音を鳴らして指を密に塗れさせると、なぞる動きのまま指先がクリトリスへ触れた。
優しく、そっと、だけど何度も触れるか触れないかの柔らかなタッチで撫でた。*]
─和宮さんと─
うん。だから、朝ごはんの後にでも
そっちの部屋で。
[驚いたのは彼女の付けるという宣言より
自分と一緒に、の言葉だった。
お揃いで誰かと何かを持ったことはない。
それがましてやニプルピアスになるなんて、と。
まあ良いか、と受け入れてしまえる分
自分は壊れているのかもしれないけれど
それを快諾しては、彼女を愛でるのを再開する。
キスマークだって、思い出の一つだ。
他の人にそれを弄られるのもここならでは。
それを単純に怒るような人間はここにはいないと思う。
弄って、次のプレイのネタにして仕舞えば良いと。]
……イっても、良いですからね?
[相手の股座に顔を埋めたままそう告げる。
カリ、と雌芯に甘く歯を当てては舌先で慰めて、
彼女の内側のふっくらした痼りをぐりぐりと
指で擦って達してしまえと促した。
潮を浴びても、それ以外を浴びても構わない。
指先三本でぐるりと内壁を擦って回転させ、
より執拗に彼女を果てにたどり着かせようと。]*
−向日葵
[ 彼女の様子を見ながら、彼は動く。
呼吸が浅くなれば、少し動きを止める。
途中で、本気の待ってが入った気がして、
一旦止まるだろう ]
侑紗、僕を見て。
[ 嫌だ、と彼女は言うかもしれない。
だって、彼女自身がどんな顔をしているのか、
把握をしていないだろうから。
彼の下で律動に合わせて漏れる声は、
彼の動きを促進させてしまう。
それはつまり、彼女が待ってと、
呼吸が浅くなってと、なる予兆。
何度かゆっくり動けば、
先ほど見つけた彼女が1番跳ねる場所を
また見つけることだろう。
気付いてしまえば、彼女が怖いと思っている
あの現象が彼女に近づき、
彼はその現象を起こさせようと、
腰の動きを止めると言うことはしないだろう。 ]*
──休憩所──
[チラリと天井を見て。
それから女に視線を戻した。]
じゃあ………イっていいよ。
[それからは女が感じやすいところのひとつを重点的に責めた。
今までとは打って変わって、そこばかりを膣を穿つ肉棒の尖端がゴリゴリと削るように。
わかりやすい快感、強い刺激。
それは女が待ち望んでいたものだっただろう。*]
──千秋さんと──
分かったわ。
鍵は開けておくから、朝、ね。
[お揃いのものに、と臨んだのは
ただの痛みでは私の心に響くものでは無かったから。
それは思い出と共にあってこそ
私の心に響き渡るもの、そんなことを思う。
その意味でキスマークは私好みの跡。
だってそれは、他人の存在が無いと
傷として成立し得ないものだから。]
わ、かっ……、ひぅ、ぅっ!
ぅぅっ……ひっ……ぅ……
[彼女になんとか応えたけれど
その言葉の途中で身体が小刻みに震え
そして、大きな波が身体に訪れる。
とろり、とした蜜が溢れ、けれど。]
──!?
だ、だめ、千秋さっ…!!
[私は彼女の顔を手で押し退けようとした。
何故なら下腹に感じたその違和感は
絶頂だけのものではなく……
催しそうに、なって。
だから彼女の顔にかけてしまわないように
軽く手を押して押し退けようとしたけれど
絶頂の余韻でほとんど力は無かっただろう。
びゅ、っとその小水が溢れた後に
ぺたん、と下に倒れ込むと
じわ、と浴衣の辺りが濡れてしまうだろう。]*
── 桔梗の間 ──
[ひどすぎるタイトル真顔で言うから尚更おかしくて、
笑いの発作が収まるまで一時中断まで申し入れながら
]
そこは気分の問題だろ?
そう言って男に誘われたこともあるし
単に俺が、求めてもらえると嬉しいって話だよ
役に立ちたいあんたと、同じようなもの
[難しい顔で考え込む彼女に、あっさり笑えば
皺の寄った眉間に、ちゅ、と口づけを落とし]
それに可愛げなら、十分あると思うけど?
[女らしさの基準というものは、
男にはわからないけども、可愛げならわかる。
今もちょっとした言葉で
真剣に悩む彼女を面白くて可愛いと思うわけで]
[単なる友人のような色気のない会話して、笑って。
それでも性感を高める場所に触れれば
甘い声が容易く響き。
それを聞いて、扱く掌の中で陰茎が質量を増すのだから
人間の身体は実に欲望に正直にできている。
先端を撫でられれば小さく息を詰め、
彼女の手を透明な雫で濡らしながら]
んあ……どうかした?
[ちゅぱ、と音を立てて乳首をはなして
制止の声に身体を浮かせた。
そして、出された提案に瞬き。
にやりと笑った]
へぇ……どっちも楽しそうだけど
その二つだと、俺は酒の方が気になるな
ちあきちゃんは?
[彼女の色欲に蕩けかけた視線に目を細め
問い返す間も、締め付けてくる蜜壺を弄る指は止めず。
やりたいことが決まったなら、
くちゅんと濡れた音を立てて、指を引き抜こうか*]
ー 柳の間 ー
[甘えれば甘えただけ、黎哉さんは与えてくださる。
木綿の浴衣の上から優しく乳房を撫でられると
震えた喉が、きゅうん、と鳴った。
合わせた襟元から滑り込んだ熱い掌で
形が変わるほどにふくらみをもみしだかれて
更には、拡がった足の間、
蜜を零す秘裂へと指を這わされて
私はようやく、甘く鳴く事が出来ました。]
あっ、ん……!
[はしたなく開いた腿の間から
くちゅ、と水音が鳴ると
恥ずかしくて死にたくなるのに
もっと、そこへ刺激が欲しくなる。]
[優しい人は、多分こんな風に
何度も焦らしたりしないんじゃないでしょうか。
繰り返し花芯を掠めていく指先に
だらだらとだらしなく蜜ばかりが溢れて
黎哉さんの指を濡らしましたでしょう。]
んん、んんん……っね、
も…なんでそういういじわるするの……!
[さっきよりはマシになったものの
結局、確信的なものが得られなくて……
私の瞳からまた涙が一粒こぼれでる。]
やさしくないっ!やぁだ!
知ってる、くせに……っ!!
[首をねじって、強請るように
軽い口付けをしながら、乞いましょう。
「もっと、激しくしていいから」
「もっと、ちゃんと、気持ちよくして」と。]*
─休憩所─
[その後、強く穿たれて。
激しく体を痙攣させて達することになる。
高い嬌声をあげて、頭が真っ白になるほどの。
はあ、はあ、と肩で激しく呼吸をしながら
ぐったりと四肢から力が抜けてしまったろう。
んく、と喉を鳴らしてぼんやりと彼を見て
問を投げかけていたのだ。]
……わたし、なにか、わるいこと……?
[なにか、間違えてしまったのだろうか、と。]*
─和宮さんと─
ン、………?
[止められたけれど止めなかった。
彼女の意図が通じずに責め続けた結果、
彼女の股座から吹き出したものが顔にかかる。
独特の匂いがするそれをぺろりと舐めて、
成る程と彼女が急に狼狽た訳をようやく知った。]
大丈夫。
[ぺたんと座り込んでしまっている彼女。
人前で粗相してしまうのは流石に恥ずかしいだろうか。
けれどそれだけ感じてくれたのかな、と自惚れながら
彼女の脇へと腕を差し入れ、
濡れてしまった床から少しずらそうとする。
汚れてしまった床はホテルの誰かが掃除するだろうし
浴衣も言えば変えてくれるはずだ。そして。]
……ん。
[彼女の脚を強引に開かせて、
股座に顔を寄せれば舌先を伸ばした。
じゅる、とそこ全体の水気を啜って、
伸ばした舌先で丁寧に一枚一枚の花弁を拭って
最後の滴まで、清めて。
…新たな蜜が沸いたとしても
そこは仕方がないところで。]
……ぷは。
ひとまず、これで良いとして。
…綺麗にしてくる?
[これ以上は着替えたり濯いだりが必要だろう。
立てる?と彼女に手を差し出した。]*
ー 向日葵 ー
[僕を見て、と言われて
私は涙で濡れた睫毛を上げて
瑛史さんの目を見つめました。
睫毛も絡む距離。
じっと私を見つめるその目は
やはり優しいままだけれど
そのくせ抜き差しする腰の動きは
ゆっくり、ねっとり、
私の弱い部分を責めていく。]
ね、ほんと、あっ、なんか、
来ちゃう……来ちゃう……っ!
あっ、こわ、怖い……っ
[何度もそう言って、
時には瑛史さんの腰を脚で挟んで
動きを止めようとさえしたでしょう。
それでも、熱の塊が、私の弱い所を
何度も擦って、捏ね回すから
私はシーツの海の上で逃げ道を探すように
敷布団へと爪をたてるでしょう。]
[足元から上ってくる恐ろしい感覚が、
一番奥の行き止まりの壁を
切っ先で押し上げられる度、
ぞわぞわと脚を伝ってくる。]
あ、あ、あ、あ、あッ、あ!あ!……!
[来る、頭の上から引っ張られて
どこかに連れていかれそうな
でも、それを齎したのは多分
目の前にいる彼に他ならなくて……
私は無我夢中でシーツにしがみつくと]
……………………ッッ!!ッ!!
[雄を深く咥えこんだまま、
初めて男の人に体を預けた夜に、
雄の齎す刺激だけで、それを迎えました。
もう声にすらならない絶叫をあげて
破れそうなくらい布団を握りしめて。]*
─桔梗の間─
[そう言って、男に誘われた…?]
成る程。
男の人が男の人を誘う時にも言うんですか。
そのお誘いに、敦久さんは?
[そうか、男性同士でもそれは誘い文句になり得るのか。
そして、相手に求められていることが嬉しいのだと
その意見は確かにわかるところである。
単純に欲しいと思われたら嬉しいし
まあ悩んでいるうちに眉間の皺にキスされたのか。
なかなかの"慣れているW感覚に、
勉強になる…なんて、一人真面目に思ったのだ。]
[まあそれは夜の営みについての勉強なのだが!]
あっ、あ………ン、そう、ですねぇ…?
お酒が、気になるなら、そちらに……ふあっ!
[蜜壺をいじっていた指が引き抜かれ、
くぱりと開いた赤が微かに外気に晒される。
とろりと蜜を引いたそこではあったが、
手を伸ばして先程買ったばかりの酒に手を伸ばした。
お供え用は、また後で買うとしよう。
パキュ、とスクリュー式の蓋を回して開くと
正座の状態から少し膝を上げ、腰を落として座る。
太腿をなるべくギュッと閉じて、
足の付け根にできた小さなお猪口に酒を注いだ。
ウ、とわずかに眉を寄せたものの。]
……ワカメ、無いですけど。
どうぞ、召し上がれ?
[と、彼に向けたのは
少しばかりこわばった、笑顔だった。]**
──柳の間──
[駄々を捏ねるような侑紗の姿につい笑ってしまう。
子供っぽいというよりまるっきり子供。
でも、求めているものは子供のそれではなくて。]
仕方ないなぁ。
[でも、さっきまで感じることを怖がっている姿はもうそこにはなくて、性感を貪欲に欲している。]
こういうのとか?
[キュと乳首を摘む。
それからクリクリと指の間で捏ねて、指先で引っ掻いたりと、敏感なそこを責め始めた。
クリトリスを掠めていた手も胸へと伸びて、両胸を掴み揉みしだき、頂きの蕾を可愛がる。]
[そして侑紗の軽い口付けを迎い撃てば、唇が離れようとしても逃さない。下唇を挟んだり、上唇を挟んだり、舌を絡めて唾液を交換する。]
本当はこういうキスが好きだよな。
知ってるよ。
[じっと侑紗の目を見て、何かを言おうとするのならまた口を塞ぐ。
侑紗の好きなキスの仕方で黙らせてしまおう。*]
──千秋さんと──
ぅ、ぅぅ……ごめんなさい……
かけて、しまうなんて……
[
私は顔を手で覆うようにしている。
それだけ恥ずかしかった。
こんな歳になって粗相をしてしまうのは……。
彼女に身体を退けてもらうけど
それでもまた力が入り切らなくて。]
!??!?
ダメ!!だめ!だめ……だ、だ、め……
[その行動に私は大きな声を出してしまった。
だって、先ほどお漏らしをしてしまったのは
彼女も分かってるだろうに。
そこを強引に口を付けられれば、当然……
拒もうと足を閉じようとしても力が足りずおれ
手で押し除けるのも叶わず。
しかも、彼女に吸われるのが
気持ち良くて……結局最後まで、綺麗に。]
ひとまず、じゃ無いわ……
……うん。
[彼女に少し恨みがましい目を向けたけど
でも、手を差し伸べられたら
素直に手を取ろう。
確かにこのままは、濡れたり、独特の匂いがしたりと
少し良く無いと思うから。]*
──休憩所──
[女が達したのを確かめれば、その身体から楔を引き抜いて下生えの辺りに子種を撒いた。
息を整えながらぐったりとする女を目を細めて眺めてみれび、その姿は女どころか十分すぎるほどに雌だった。]
いいや。
俺もまだまだってだけ。
[近くのテッシュを手にとって自分のソレを綺麗に拭き取れば無造作にゴミ箱に投げ捨てれば、外れて床に落ちた。]
…………
[上手くいかない時は、こんなことすら上手くいかないものだと思えば、薄く笑った。]
……楽しかったよ。
[結果はどうあれ、楽しめたことは確かだ。
何かを隠したことに気づかなければ?
首輪の痕に気づかなければ?
もっと純粋にセックスを楽しんでいただろうか。
意味のない仮定を首を振って打ち消すと、女に向けて笑顔で手を振って休憩所から出ていった。*]
−向日葵
[ 意外にも、彼女はこちらを見てくれた。
眼差しは険しいものにはならなかったよう。
上半身と下半身の動きは簡単に変えられる。
故に、彼女から甘く溶けるような声は
途切れることはなかった。 ]
ダメだよ、そんなことしちゃ、…………
[ 彼女は、彼の動きを止めたいのだろう。
腰に脚を絡めてきていた。
来ちゃう、怖い、と呟くなら、
彼のことを離さなくてはいけなかったろう。
彼は、シーツを掴んで離さない彼女を
見下ろしながら、腰を動かさないはずがない。
中の締め付けの具合は熟れを示している。
ならば、と彼の腰の動きは速くなっていくだろう ]
っ、…………
[ 彼女がシーツをしっかり握り、
体を捩らせて達してしまうのなら、
彼は動くことを止めるだろう。
その代わりに、シーツを握る彼女の体を
ぎゅうっと抱きしめる。
体勢を変えたいわけでもなく、
よく頑張った、と伝えるために。 ]
少し落ち着いたら、後1回、かな……
[ ぽんぽんと頭を撫でれば、
彼女の締め付けにより、
更に欲を溜め込んでいる熱を
緩く動かしていくことになろう ]*
ー 柳の間 ー
[やだやだ、と子どもみたいにねだったら
ちゃんと、両胸の頂へ手が伸びてきて
私はその感覚を甘受するでしょう。
ぴん、と立ち上がった乳嘴を指の腹で育てられて
時折つん、と引っ張られたり、
爪の先でかりかりと引っ掻かれたり。
その度に腰からまたむずむずした感覚が
背筋を駆け上がってきて、
私は黎哉さんに口付けたまま
甘えるように腰を揺らしました。]
く、ふ……ん、んふ、んん……っ
[本当は、刺激が無くなってしまった
花芯も、彼の手で弄って欲しかった。
きっと容赦無く、私がちゃんとねだるまで
ツンと尖った花芯の先を、
乳首にしてるみたいに、かりかり、
爪の先で引っ掻いてはくれないし
少し強い男性の力を込めて、指の腹で
くりくりと転がしてはくれないでしょう。
……想像するだけで、無意識に腰が動いて
木綿の生地に花芯を擦り付けてしまうのでした。]
[私の好きなキスは違う、って言ってるのに、
強引で、呼気まで犯すみたいなキスに
私は腰を振るのをやめられません。
じっと私を見つめる目には
こんなはしたない姿は丸わかりでしょうけど]
ん、ん、ん、ん、ん…………っ
[淫らに腰を振って、自ら木綿に花芯を擦り付けて
一人で絶頂しようとする私を
黎哉さんはお許しになるでしょうか?
でも、だって、黎哉さんのキスが
どうしても離れなくって
言おうにも言えなかったのですから……
なんて、言い訳すら考えて。]*
──柳の間──
[たゆんたゆんと胸を躍らせながら尖端を摘み上げる。
そうやって刺激を与えれば与えるほど侑紗はもどかしそうに腰を動かす。]
我慢できない?
[胸から手が離れそっと皮を剥いて、乳首にそうしていたように指の腹でクニクニと捏ねて転がして弄ぶ。
今までよりもずっと強い刺激。
でも、きっと侑紗はもうそれを怖がったりはしないだろう。]
ここが好き?
[聞くまでもない。
でもあえて言わせる。
また意地悪と言われるだろうか。]
[胸から離れたもう片方の手は侑紗の顔をこちらに向けさせる。
逃げられないようにして、また唇を塞いで、呼吸を止めてしまおう。舌を出し入れすれば、まるでクンニのように唇と口内を愛撫する。]
いいよ、イって。
怖かったら俺にしがみついていいから。
[クリッと肉芽を指で摘み上げる。
肩を抱いて、触れ合うほど近くでジッとその顔を見つめながら。*]
───椿
[ 触れた唇に、目を閉じて、
離れていく感覚に、開いた。
離れるのが、惜しいと思った。
この温もりから離れることが。
また触れた唇。
今度は、少し長めに。
そうして、ゆっくりと熱が引き抜かれ、
腕が解かれて。
外気に触れて熱と夢は覚めていく。
浴衣を肩にかけて腕を通す。
そうして合わせを正しながら提案を。]
───え、名前?
[ 彼のWお願いWに思わず聞き返す。
ふ、と破顔して「いうてなかったなあ」と
こぼしてから、ざっと髪を一つに結び。
そっと足を折って正座を。]
うちは、───美雲居、言います。
実家の旅館も同じ名前やから、
機会があったら寄してくださいね。
[ と営業スマイルよろしく微笑んで
ぺこりと頭を下げた。]
ー 向日葵 ー
[もし本当に中を責める雄茎が抜けてしまったら
途中でぷっつり切れた快楽の糸が悲しくて
結局、また瑛史さんに続きを強請ったでしょう。
でもそんなことは起きなくて
身を引き絞るような絶頂を迎えている間も
瑛史さんは私を腕の中に招き入れて
きつく抱き締めて下さっていましたし、
いまだに固いそれは私を貫いていました。]
は、ぁ…っ、あと、いっかい……?
[まだ続きがあるのですか。
もしかしたら、果てなんかなくて
何処までも気持ちいいだけが
続いているのでしょうか。
そんなの、こわい。]
[そうして、優しい手つきと裏腹に
質量を増した男根が、再び奥を突きはじめて
どうして怯えずにいられましょう。]
あっ、あっ、ん、ん、ん!んぁっ!
やぁ、ん……きて、る……ずっときてる……っ
[恐ろしいほどの快楽の波が引いた後の
まだ余韻の残る体をゆるゆると責められて
私は本能的に、ずるり、と
シーツをずり上がろうとしたでしょう。
ぐっと茎を咥えこんだ蜜壷からは
私の意に反して、だらだらと蜜が零れて。
熱く滾った雄が、一番奥を突き上げて
精を放つまで逃がすまい、と
きつく食い絞めておりましたが。]*
─和宮さんと─
…でも気持ちよかった?
[クスクスと意地悪く笑ってしまうのは
恨みがましい目を向けられてしまったから。
気持ち良くて耐えられなくて粗相なら
可愛らしいものじゃないかとも思う。
同時に、した方からしたら恥ずかしいとも思うから
笑いながら彼女を個室の風呂へと誘導する。
先に入ってて、と告げて
わたしは従業員に掃除と替えの浴衣とタオルを依頼して
二人分それを手にしてから合流するのだ。
その時彼女は先に身を清めていたか。
それともその時も一緒にいたか。
汚れた浴衣などはそのまま置いて良いとされたので
一先ずは粗相の残滓を洗い流してしまおう。
浴衣を脱いで、首輪をつけたまま二人で身を清めに行けば
私の丘がつるりと処理されたのも丸見えだ。
シャワーを浴びて口の中も濯げば
ほんの少しの肌がざわめいて。
けど、特に何もなければ。
私はそのまま、身を清めてその場を後にしただろう。]**
── 桔梗の間 ──
[気になるのそこかよ]
ナイショ
[答えは意味深に笑うだけ。
ちなみに尻を狙われたこともあったけどそっちは死守した。
痛そうだし。
女ってそういう話題に興味持つのなんでだろうな。
男が、女の子同士でどうヤるのか気になるのと
同じようなものなんだろうか]
[まあそれはさておき]
わかめがないのは、
あわび酒って言うんだっけ?
[震える太腿を撫でながら膝頭に口づけて
ちらと彼女の顔を見れば、
こわばった笑顔に吹き出しそうになるのを堪える。]
[どこまで我慢できるか試してみたくもなったけど
粘膜摂取で、酔い潰れられても困るから]
じゃあ、いただきます
[まずは付け根から遠い、太腿の合わせ目に舌を這わせ
軽く啜れば、少し変わった風味に首を傾げ。
ぺろりと唇を舐めて]
ん……なんだろうなこれ
ちあきちゃんの味?
[すぐに飲み切るのは勿体なくて。
少しずつ啜っては、口の中で転がすように味わって
こくりと嚥下する]
[さほど多くない量だ、付け根の窪みに行きつくまで
そう時間はかからず。
沁みるのだろう恥丘に浮き出た微かな朱に目を細めて
つつつ、と指先でなぞってみる]
痛い? その割に随分気持ちよさそうだけど
ああ、あまり動くと零れるぞ
[彼女が身体を震わせる度に、
浅瀬にひたひたと見え隠れする花芯。
鼻先を突っ込むように顔を埋めれば、べろりと舌で舐め。
ちゅぅっと酒ごと啜りあげた*]
−向日葵
[ ゆっくりと攻めていたからだろう。
彼も、そろそろ果たそうだった。
彼女の中は、落ち着きを取り戻したとはいえ、
まだ収縮を激しく繰り返している。 ]
そ、……僕が、侑紗の中で熱いの出すまで……
[ シーツの上で、快楽から腰を逃がそうとする
彼女の動きを止めるように、
彼は彼女の腰と片脚を掴んで
奥を目指し突き上げていく。
中で果てたなら、薄い膜を外したのち、
彼女に初めてのフェラでも教えられれば、
などと思いながら腰を動かしていく。
彼女がまた、波に飲まれてしまうかもと
少し思いながら。 ]*
─桔梗の間─
そうなんですか…ん、ふ、
[溢さないように姿勢を保っているところに
刺激を無闇に加えられるとあまり良くない。
そんな呼び方もあるのだと感心しながら
早く、と小さな声で勧めてしまうのは
その体制が辛いからもあった。]
ふ、ン…………アッ、うそ、
もしかして滲んでます……?
[蜜が滲んで味が変化しているのか。
それとも元々の味なのか、
人肌で温められて味が変化したのか。
私にはわからないけれど。
太腿や下腹に短い髪がサワサワ触れて擽ったい。
地味にこの体制もキツイ。
少しプルプルと震えながら、わたしは
事務仕事ばかりで落ちた筋力を呪った。
呪った、し、]
ヒンッ!?
[指先で酒精で紅くなったろうそこをなぞられ
悲鳴と共に白い喉をそらす。
体全体が跳ねれば残ったわずかなお酒がちゃぷんと揺れて
こぼれてしまうかと慌てて膝を締め直した。
けれどその体制を維持しながら
花芯を舐められ啜られたものだから
ブルブルと太腿が震えて下腹が凹んで
きう、と布団をつかんで握りしめて
耐えなくてはならなかった。
ヒリヒリ痛い。痛いけれど、心地良くて。
じんじんと熱を帯びたそこが、熱い。
熱くてたまらない。]
ふあ、ア………。
[お酒を飲み干した気配を感じて、
やっとの思いで私はすとんと腰を落とした。
なるほど、これは色々考えた方が良さそうだ。
剃毛後は痛いし、お酒をこぼしかねないし。
嗚呼でも、と
少しお酒が回ったようなふわふわした頭で
蕩けた思考のわたしはそのまま膝を曲げて両足を開く。
内腿に紅く小さな傷が二箇所。
消えかけていたそれが酒精でその色を濃くしていた。]
敦久さん、…お注射、して?
[指先で鮑を広げて見せたら、そこから蜜が落ちるでしょう。
顔を赤く染めて逸らしながらでは、
いまいち決まらないかもしれないけれど。]
敦久さんの注射で、
私の中を消毒……して?
私の中のムズムズをやっつけて…?
[こんな風に言えば良いのかな。
と言う頭がかなりあったのは否定しないし
その結果が惨敗であったとしても仕方がない。
ただ目の前には、
自らまな板の上に乗る私と言う魚がいただけ。]**
──千秋さんと──
……気持ちよかったけど……
[意地悪く笑われてしまえば
私は唇を尖らせてぷくり、と頬を膨らませる。
でもその後の対応は優しいもので
てきぱきと動き、対処をしてくれるのは
とても手慣れていて、なんだか私の方がビギナーみたい。
先に身体を洗い流していた私は
扉が開く音を聞いて、そちらを見て少し驚く。
それは彼女の下半身がつるり、と無毛だったこと。
海外だとあるらしいけれど、少し意外だったのは確か。
首輪を外さないんだな、と思いながら
多少のやりとりをして、身を清め終えて
風呂場から上がろうと言う時に
私は彼女を後ろから抱きしめる。]
……似てるって言ってくれた貴女。
……どうか幸せにね。
[そうして身体を離すと
私も彼女とは別れるだろう。]*
ー 柳の間 ー
[こっそり腰を揺らしているのがバレてしまって
着物の裾を割って入った手が、
木綿へ擦り付けられていた花芯へと伸びて
指の腹で転がし始めました。]
あッ、ご、めなさ……!あ"っ、ん……!
がまん、できなかっ……んんん……!
[皮に守られた弱いところを
粘液を纏った指で虐められると
背筋がゾワゾワと粟立って……
でも、欲しいものが手に入ったような
奇妙な満足感もあって。]
ま、たそうやって、いじめる……!
[さっきから黎哉さんは
しつこく恥ずかしい事を言わせたがるので
私は半泣きになって彼に縋りました。]
す、き……だいすき、です……
もっと、して……して……!
[悔しい。
結局、降伏するしかないのが。
欲しくてたまらなかった花芯への刺激が満たされ
息を奪うような激しい口付けまで与えられて。
誰も弄ってくれなくなった乳首へと
自ら手を伸ばして、ぐに、と引っ張ると
ほら、あの感覚が、ぐっと近くなる。]
…………っう、ぅぅぅん……っ!!
[ぐ、と背を反らせ、
腿の間に挟んだ黎哉さんの手を
キツく締め付けながら
私は絶頂を迎えるでしょう。
気持ちの良い波が引けば、後に残るのは
いやらしく自分の胸を弄りながら
快楽をむさぼってしまった羞恥心と
指一本動かせないような、倦怠感。]*
ー 向日葵 ー
[瑛史さんが私の中で、熱いの出すまで。
逃げたくても、腰を掴まれて引き寄せられて
脚まで掴まれてしまったら、もう。
私は瑛史さんの言う「終わり」が欲しくて
もう我武者羅になって強請ってしまうのです。]
じゃ、あ…出して……あッ、あ!はやく…
おく、私のナカ……一番あつい、の……
はやく来て……っきて……!!
[もう、おかしくなる前に。]
── 桔梗の間 ──
[少しずつ身体が熱くなってくるのは
喉を焼く酒精のせいだろうけど。
触れられていない場所に熱が溜まるのは
震えながら耐える、彼女の健気さのせいに違いない]
ふ……かわい
[刺激を与えれば、時折上がる悲鳴は
思いの外甘く響き
口端を上げて、ちゅうちゅうと花芯を吸い上げる。
下腹に力を入れたら、意識して余計に感じるだろうに。
震え続ける太腿を宥めるように撫ぜれば
窪みに舌を突っ込み、最後の一滴まで綺麗に舐めとり
顔を上げた]
ん ごちそうさま
おかわり……はその様子じゃ無理そうだな
[腰を落としぐったりしてる彼女に笑いながら
自ら脚と秘部を露わにする姿を、じっと見つめ。
ほんのり火照った肌を、とろりとあふれた蜜が伝い落ちた。
酔ってるのか羞恥を堪えてるのか
逸らされる顔に、やさしく顎を掴めばこちらを向かせ]
ぶふっ……さっきよりいいけど、40点てとこかな
むしろ台詞が棒読みすぎて、減点
[遠慮なく辛い点数をつけながら]
なぁ 恥ずかしい格好して
恥ずかしいこと言うの、気持ちいい?
あんたのその顔かわいくて
もっと見たくなる
[ちゅ、と軽く触れるだけのキスを。
そしてくぱりと口を開けて待つ赤く熟れた蜜壺へ
先端を宛がい。
ちゅくと吸い付く花弁に蜜同士を混ぜるよう擦り付けて。
昂る剛直を一息に押しこんだ]
っ───…… は、
[張り出た傘や血管で熟れた膣壁を容赦なく擦り上げれば
具合を確かめるように数度打ちこみ、揺さぶって。
彼女の反応を見ながら、顎と離した手で腰を掴み。
徐に仰向けに倒れれば、体位が変わり。視界が逆転する。
腰を支え寝転がったまま、馬乗りになった彼女を見上げ]
中の、どの辺がムズムズすんの?
もっと見せて、教えてよ
[まな板の上の魚がどう跳ねるか期待を込め
にやりと笑った*]
[散々動いて、いいところを
傘でぐりぐりいじめられて……
ぴくぴくと絶頂を繰り返す私の体の中で
張り詰めた茎が震えて、
奥へとぐっと押し付けられたなら、
私はまた声もない絶頂を迎えるのでした。
声なんか出ないくらい、
もう、全身で目の前の人が
大好きで仕方なくなるくらいの、
なんかもう、今までで一番、すっごいの。
二度、三度、私の中で震える茎を
ぎゅっと食い締めながら
私はやがて、ぐったりと力を抜くでしょう。]*
ー 向日葵の間 ・ 少し後? ー
[そして、もしおちんちんを口に入れる話が
瑛史さんから持ち掛けられたなら]
……それって、口に入れるものなんですか。
[なんて、今まで散々可愛がっていただいたものに
グロテスクな虫でも見るような視線を
向けてしまうかもしれません。
悪気は全く、無いのですが。
挿入る時には見えなかったそれは
何かのクリーチャーのようで。
……いや、勉強した時には
これを口で舐めている女の人、いた気もしますが。
え、これよく口に入れようと思いましたね。]
[瑛史さんには布団の上に座っていただいて
勇気をだして、それの前に
顔を近付けてみましょう。
ちょっと、青いような分泌物のにおいがして
その先端は放ったばかりの精液で
てらてらと光っていたでしょうか。
……しかし、これがさっきまで私の中で
散々暴れて、気持ち良いところを擦ってくれて……
そう考えると、引き抜かれたばかりの蜜壷に
またじゅん、と蜜が溢れるよう。]
うーん……?
どうやるんですか、これぇ……
[とりあえず、クリーチャーの下で
ふっくらと膨らんでいた袋へ
優しくキスを落としましょうか。]*
−向日葵
いい子、いい子……
[ 彼女が呟く言葉が色を増している。
普通の女性が言えば、いやらしい。
でも、彼女が言えば初々しい。
徐々に速くなる動きに、
彼の息も上がってくることだろう。
パン、クチュ、ずちゅり。
お互いの肌が弾けるように触れ合い、
結合部の水音が、動くたびに響く。
彼女の好きな場所をまた
探ってしまっていただろうか。
彼女の中もいい反応をしている。 ]
ゆ、さ…………っ、ぁ……!!
[ 彼女がまた、波にさらわれてしまえば、
彼ももう堪えることができなかった。
中の収縮が一段ときつくなり、
1番奥を貫いて、彼女の中で果てる。
ふーっ、と荒い息をあげながら、
中に膜越しに吐き出されていく彼の欲。
どく、どくっと確実に存在が知れ渡っていく。
勿論、彼女はもうぐったり。
彼も熱が落ち着けば、
楔を彼女の中から抜き取って、
放心状態の彼女にそっと口づけを落とすだろう ]
−向日葵・それから少しして
[ 侑紗が放心状態から、意識を戻すまでの間に、
彼はゴムの処理や、彼女の体に浴衣を
着せたことだろう。下着?……さぁ。 ]
下の口に入ってたろ?
[ 小さく呟いた彼女の言葉に、
彼はくすくすと笑って言葉を返すだろう。
彼が布団の上に腰を下ろすと、
脚の間に彼女が入ってきて、
物珍しそうに、少し怪訝そうに
粘液で照っている楔に触れていく。 ]
ん……1番上のところだけ、口に入れてみる?
[ 無理強いはよくないから、
鈴口の部分を指で示して、
彼女が挑戦するなら、もう少し教えるだろう ]*
─桔梗の間─
40点……んぐぐ、厳しい……。
[誘い文句なんて知らないのだ。
一応準えてみたつもりだったのにこの点数。
やはりこう言うことには向いていないのかも知れない。
棒読みのつもりはなかったのだけれども
感情をしっかり込めたかと言われればそれも怪しかった。
思わず浮かんだ苦い笑み。
ここに来て抱かれるまでほど強張ってもいない、
けれど色に狂い染まりきってるわけでもない今は
比較的そのままの自分がいたに違いない。けど。]
…その方が、求められるかと思いまして。
本当は恥ずかしいけれど、
それでも拒絶されるより恥ずかしさを選びます。
痛いのも我慢すれば気持ち良いように
恥ずかしいのも我慢すればドキドキして、
甘く甘く……溶けてしまうから。
[痛めつけられても焦らされても。
求められないより求められた方が嬉しい。
男扱いされて男として触れられるより
きちんと女として扱ってくれたほうが
嬉しいのと同じだった、私にとっては。
最終的に痛みも羞恥も無くなりはしないけれど。]
あ、ン、ふぁ……あぁぁ……っ!
[熱く疼いてヒクつく媚肉を硬いもので割り広げられ
私は陶然と瞳を潤ませた。
そのまま揺さぶられれば胸もそのままゆさりと揺れ
甘く上擦った声を室内に響かせてしまう。
焦れ切った柔肉は甘えるように肉杭に絡みつき、
キュッ、きゅん。きゅ、と
収斂しながら奥に引き込もうとしていた。
けれど、急に視界が変わり目を瞬かせる。
ぐるりと回転した後、彼が己の真下にいて
ア、ぁ、と声を震わせてまた頬が熱くなった。]
………………っ、は、い………。
[彼の胸元に両手を突くようにして
瞳を伏せながら腰を持ち上げる。
根元までぴっちりと埋め込まれてきたもので
媚肉の中を擦られるのを感じながら肩を震わせ、
ぬるる……と這い出たそれの上にまたゆっくり腰を下ろした。]
あ、ぅ………。
[ゆっくり、ゆっくり。形を確かめるように。
動ける範囲を確認してから、
蜜孔の中程に彼の切っ先を当てて体を揺すった。
コリッ…クリュッ…と、ほんの僅か凝る部分。
その部分の肉杭の先端、一番太い部分を押し当てて
擦り付ける様に淫らに腰を振る。
そこは既にいく度目かの交わりや
他の部分ばかり愛でられたことによって飢えていて
与えられた悦を貪欲に感じ取っていた。]
あ、ひぃぃぃ……っ!!
[あられもない声が私の口から迸る。
ただそれだけで軽く達した私の体は
強く彼を締め付けながら震え、ぐんと背筋を逸らして
幾度か痙攣した後、へた、と膝と腰とが砕けてしまった。
ぬぷんっ、と勢いよく彼のものが奥まで突き刺さって
びびく、とまた枷のはまった喉をそらす。]
ひぅっ! ひ、はぁっ……ン、は……っ!
[何とか息を整えようとする。
彼にしがみついて、すり、とその頬に頬すり寄せた。
どうにも私は感じやすいと
薄々気付いてはいたけども。]
ふぇ………、ン、んんっ、ア……!
[何とか腕を突っぱねて、体勢を治して。
達した体に鞭打って、リズミカルに体を上下させる。
じゅぷっ、じゅぷっ、と乱暴に泥濘をかき混ぜる音。
それに肌と肌が打ち合う音が響く。
半ばまで引き抜いて、腰を落として。
それを繰り返すたび、ゆさゆさと胸も揺れる。
でも、すぐに、それも。]
ンッ……! ぁ、だめ……ぇ…。
[感じすぎて、へにゃ、とスローダウンしてしまったのは
笑うところなのかなんなのか。
涙目で難しい、と彼を見つめてふるふる首を横に振った。
もう腰に力が入りません。]**
ー 向日葵の間 ー
[瑛史さんが一番奥を貫いて果てた後
私は泥のようになって、
瑛史さんが後片付けをして下さるのを
床に伏したまま見上げることしか出来なくて。
……私の蜜と彼の唾液で濡れたパンツだけは
処理していただくのがいたたまれなくて
「結構です大丈夫です自分でやります」と
手に握りしめて死守したでしょうか。
そして、これが最後と後片付け、とばかりに
ずい、と押し出されたもの。
本当に、これどうしたらいいんですか。]
……うりゃっ。
[くすくす笑いながら下品なことを仰る方には
手元の枕を投げつけておきましょう。]
[ともかく、私は言われた通り、
おずおずと先端部分に舌を伸ばして
おしっこの出る穴の辺りを舐めてみました。]
……うえ、しょっぱい。
[反射的に顔を顰めはしましたが
人の肌の味と、舌越しに感じる脈動は、
別に、嫌ではなくて。
ビデオで見たお姉さんみたいに
全部口に収めようと思ったのですが
まずは先っぽから。
ちろちろと舌を出して、
おしっこの穴から、傘の部分までを
丁寧に舐めとっていきましょう。
青臭い臭いが、彼の精液だと気が付いたなら
まだ茎の中に残る最後の一滴までを
優しく吸い取って、飲み込んで。
精の臭いの残る先端が清められれば
次は長い幹の裏筋を、下から上へと舐め上げて。]*
──柳の間──
[侑紗が絶頂を迎えて背を逸らし手をきつく太腿で挟まれた。ちゃんとイクことも習得済みらしい。]
ちゃんとイケたな。
[ぐったりしたように身動きができない侑紗の体をギュッと抱きしめてあげる。
頬に優しいキスをして、それから耳を食むようにして。]
[───だから。]
ご褒美をあげないとな。
[そっと耳元で囁いて、太腿に挟まれた手が戒めを解かれると、蜜を垂らす割れ目の中へとぬぷぷと沈み込む。]
イったご褒美に、イカせてあげるよ。
[入り口の辺りから螺旋状にゆっくりと侑紗の中を擦っていく。少しずつ奥へ進みながら、まるで触診のように、具合を確かめながら。
指が根元まで埋まり込めば、また円を描きながら引き抜いていく。]
侑紗が可愛くなるところ。
見つけた。
[クニっと指が中で折れるとある一点をクッと押し込んだ。それからそこをノックするように小刻みに触れたり、上下前後左右に撫でてみたり。]
ここ、気持ちいいだろ?
[指の動きは強く早く激しくなっていく。
イったらご褒美にイカせるということは、つまり。*]
── 桔梗の間 ──
[時折挟む茶々で、彼女の理性を繋ぎとめたまま
けれど身体はすでに甘く溶けだしているようで。
奥に引き込もうと収斂する媚肉は気持ちよく
彼女を貫く肉杭が質量を増す]
……だめ、顔伏せないで
ほら、女の部分で繋がってるだろ
ちあきちゃんが俺のを、こんなに飲みこんでる
[頬を染める彼女が瞳を伏せるのをやんわり止めて
視界をも犯すよう、その視線を結合部に促しながら。
自ら懸命に腰を動かす痴態に、目を細めた]
[最初は緩慢だった動きが
次第に、意思を持ちはじめる。
懸命に快感を得るため耽る表情を
ゆさゆさと揺れる胸を特等席で眺めながら。
ずっと擦り付け続けている場所が、気持ちいいのだろう。
言葉の形を成さなくなってく喘ぎに合わせ
親指の腹でクリクリと花芯を弄れば、ほどなく]
──…ッ つぅ
[悲鳴を上げて彼女の身体が弛緩する。
重力に従って根元まで飲みこまれた衝撃を、
下腹に力を込めてやりすごし]
……もう、おしまい?
ここからが気持ちいいのに
[しがみつき可愛らしい仕草を見せる、赤い耳朶へ口づけ。
悦び痙攣する蜜壺を突き上げたくなるのを堪えながら
更なる快感へと彼女を促したなら。
再び腰を揺らめかせる気丈さを褒めるように
蜜でびしょびしょな花芯を更に捏ね回す。
もう当たる場所を考える余裕もない荒い腰遣い。
それじゃあ長くは続かないだろうと眺めていれば、案の定]
はは……バテちゃったか
酒が回ってきたのもあるかもな
[涙目で動けなくなった彼女に、攻守交代]
[尻臀を掴み、柔らかな肉に指を沈ませたなら
膝を曲げ、浮かせた腰を離すのに合わせ下から突き上げる。
ずちゅんっと音を立てて奥を抉り
断続的に肌の打ち合う音が再び室内に響かせた。
けれどそれも、再び達しようかという寸前でぴたりと止め]
んーこれ眺めはいいけど
やっぱ動きにくいんだよな……
ちょっとしがみ付いてて
[彼女を胸元へ引き寄せ、体勢を横向きへ変える。
力の入らない身体を布団の上に降ろせば、
上側の脚を肩に担ぐように持ち上げ大きく開かせて
律動を再開する]
ン ……なぁ、 どこがイイ?
[動きやすくなった分、大きなストロークで貫きながら
さっきと違う角度から彼女のおかしくなる場所を
グリグリと念入りに擦り上げた*]
ー 柳の間 ー
[実は「イク」という言葉の意味を
まだ教わっていないのですが、
多分この「ぞわぞわ上がってくる怖いの」を
「イク」というのでしょう。
よしよし、子供にするみたい
優しく抱かれてキスされると
身体の火照りが少し収まって、
ふわふわ幸せな気持ちになれる。
囁かれた言葉にも、汗の滲む顔で
無邪気な笑みを見せていたでしょうが……]
ごほうび……?
[ふわふわ。思考のまとまらない私は
彼の手が、また太腿を割り開くのを
ぼんやりと見つめておりました。]
……ッッ!や、っだぁ……っ!!
[ひくひくと痙攣の収まらない肉襞を掻き分けて
ぐりぐり押し広げられる感覚に
私は悲鳴を上げて黎哉さんの手にしがみつきました。]
も、やぁだ……怖いの、きたばっか、
…なのに……っアッ!や、あ!あッ!
[もう自分で乳首を弄る余裕もなく。
ただとんでもない理不尽を前に泣く子供みたいに
わんわん泣いては足をばたつかせました。]
[過ぎた快楽は苦痛ですらある。
雄を咥えることを覚えたばかりの膣を
荒い手つきで拓かれて……
一番奥、ひっそりと口を閉じた子宮口まで
指先でくすぐられて……
狼藉に驚いた媚肉が異物を排出しようと
きつく黎哉さんの指に食いついていたでしょうが
それすら、無意味。]
そ、こもやだぁッ!やだやだっ!
あ、あ、あ、あ、あッ、あ"!やめ、っ!
かわいくない、かわいく、ないからっ!!
[一番感じるところ……中に招き入れた雄の
快楽を貪るための器官を、何度も、何度も
壊れるくらいに虐められて。
ぐしゃぐしゃに泣いて髪を振り乱した状態の
何処が可愛いのか、なんて
抗議する声も全部、悲鳴に書き換えられていく。]
[怖い、強烈な「ぞわぞわ」は
去る前にまたご褒美として与えられて……
正気が、溶かされてしまう。
何度も指をキツく締め付けながら
黎哉さんの腕の中から逃げようと
身を捩って暴れていたのですが……]
……ひぅ、ううぅぅ、んんん……っ!!
[ぷしゃぁ、と私の股の間から
綺麗な放物線を描いて放たれた液体に
私はぎくりと身を強ばらせました。
潮吹き、というものを鯨か貝くらいでしか
知らないものですから。]
も……っ、
[この歳になって。
黎哉さんの腕の中の私は、
青くなったり、赤くなったり。]*
[それはきっと新雪に足跡をつける感覚に似ている。
ぐっしょりと濡れた自分の手。
まさか潮を吹くとは思わなかった。]
すごいな。
侑紗の身体はすごく素敵だよ。
[強ばる侑紗の身体をきゅっと抱きしめて、頬と頬を合わせる。まるで子供あやすかのよう。
それはスポーツや芸能のスカウトが原石を見つけたときの喜びと似ているのではないかと思った。]
侑紗がそうなってしまうのは、
男にとってはとても嬉しいことなんだよ。
[女を悦ばせているというのは征服感にもにた雄の実感。]
[だから、それは容赦なく侑紗を襲う。
秘部に収めたままの指が再び動き始める。
イったばかりの膣の中、きつくきつく締め付けるのを強引に割り開いていく。
まるで秘境に挑む冒険家のように、宝の在り処、侑紗の“怖い”ところを探っていく。]
ここも、だろ?
[さっきとはまた違う場所。
見つけては指先が引っ掻いて、摩り、弄り回す。
容赦なんかしない、“全て“教え込むまで。]
[今は怖さの勝る侑紗が、本当にそれを受け容れるまで何度でも味合わせるつもりで。
すでに身体は快楽を呼び起こされ、あとは気持ちがそれを認めるだけ。
それもすぐのことと思う。
一度自覚してしまえば後には戻れないのだから。*]
─桔梗の間─
[視線を下ろせば、無毛の丘の真下で
ずっぷりと彼の太いものを加えた光景が見えた。
明るい中ではっきりと映し出されて見せられるそこ。
そんなのを見せられて、矢張り恥ずかしさに目が眩む。
自分の有様をむざむざと見せつけられるのは
どうにも何故だか弱いのだ。
私は、どうしようもなく女なのだと知らしめられて
嬉しいような泣きそうな、そんな感覚に襲われる。
それでも何とか腰を動かして。
けれど先に果てて、それでも尚。
だけどどうしてもへばってしまったなら
べそ、と少し泣きそうになりながら彼にすがった。]
すいません……、体力、なくて。
ここからって時に、先に……ふ、えっ、んああっ!?
[ずちゅんっ!と、尻を掴まれ奥側を強く穿たれる。
淫襞が最奥まで余す事なく擦り上げられ、
激しく、ちからづよく揺さぶられてしまう。
奥処を尖端で押し捏ねられる度に
私の口から嬌声があがる。]
ひあっ!! う、んあぁぁっ!
やぁ、ンッ……んうっ……???
[けれど高められて、またもう少し。
そうなった時に止められたものだから
ひくく、と肉襞が彼に吸い付いて律動した。
また勝手にいきそうになっていた私は
体を震わせながら言われるがまま
彼にしがみついて。]
あ………、ヤ、あ………ッ!?
[己も見えている中、彼の肩に脚が担がれて
それは私からも彼が見えて。
彼から全てが見られてしまう状態。
むざむざと自分の痴態を見せつけられながら
ほぼ逆さまになって貫かれている、
目一杯脚を開かされ晒された恥ずかしい体位のまま
私は真っ赤な顔を両手で隠した。
けれど、自由を得た彼が大きな動きで此方を責めるから
身悶えることも止められない。]
ひっ、あ、………ひッ!
や、や、ア、……ッあ、ン、う……ンン!!
[びくっ、びくっ、と四肢が
浜辺に打ち上げられた白魚のように跳ねる。
どこがいいかなんて尋ねながらも
もうわかり切った動きで、彼は私を責める。
そこを幾度もえぐられて、
私の下腹部から爪先にまで甘美な痺れが走って。]
い、いじ、わる、しな、いでぇ……ッ、
イ、いっちゃ、また、い………ッ!!!
[身をよじらせて敷布をつかんだ。
手繰り寄せた敷布に顔を伏せながら、
涙ながらに訴えたけれど。]
ア、ぁ、アぁぁぁあ……………ッ!!!
[堪え性のない私はきっと
また果ててしまうんだろう。
その時までに彼が満足していたのか。
それは今の私には分からない。]*
[真っ赤に染まる顔を隠そうとする彼女に
下腹が波打つほど激しく穿ち。
ぽたぽたと汗が白肌の上に散る]
……だめ、顔隠さない
自分がどうなってるか、ちゃんと見ないと
イかせてやんないよ?
[更に甘く甘く溶けさせるように、
碌に返事もできず身悶える彼女に更なる羞恥を強いた。
四肢を跳ねさせ、嬌声を上げながら
乱れる姿は煽情的で、男を煽り。
奥へ奥へと誘いこむ淫襞に応えて割り拓いた切っ先が
彼女の最奥へ到達する]
なぁ……イきたいんだろ
[意地悪く囁く声は、彼女に届くだろうか。
身を捩らせ泣きじゃくる顔が、
敷布から上げられるまで待つように
決定的な部分を避けて抉り続け。
じりじりと迫る絶頂に、先に根を上げるのはさてどちらか]
[一際強い痙攣と締め付けに、息を詰まる。]
────……ック、 ぅ
[眉根を寄せながら腰を乱暴に動かして
下生えが無下の丘にくっつくほど深く穿ち。
溜めこんだ熱を叩きつけるように弾けさせた。
阻むもののない迸りが、出口を探して胎奥で暴れる。
それらを傘で押し返しながら、
びゅくびゅくと残滓を出し切るまで彼女の中に居座って。
はー、と大きく肩で息をついた*]
ー 柳の間 ー
[怒りを表明する、という経験は
私の人生において、あまり、なくって。
そもそも、人様を悪く言うような
言葉は決して使ってはいけないと
お父様お母様に教わってまいりました。
ですが、今日のこれについては
怒ってもいいのではないでしょうか……?
嫌だとあれ程申し上げたのに、
こんな、お粗相をする羽目になり
ぐっしょりと床を濡らしてしまって。
私はもう恥ずかしくて死にたくなりました。
今更、ぎゅっと後ろから身体を抱いて
頬を寄せてきた黎哉に、ふつふつと
沸き上がる感情のまま─────
キッと眦に怒りを滲ませ、
持ちうる語彙で最も酷い言葉を
彼にぶつけましょうか。]
この、変態さん……っ!!
[怒りの滲む眦に、涙の玉が浮かんで、落ちる。
羞恥も怒りも、「ぞわぞわ」も
とっくにキャパシティを越えてしまって
感情が溢れる先は、涙腺しかありませんでした。
他人のお粗相に喜ぶのは一般的な男性ではなく
特殊な性癖をお持ちの方だけでしょう。
一刻も早く逃げなければ、と
身を捩ろうとしたら……黎哉さんの手が
また裾を割って、秘裂へ延びるのが、
見えてしまって。]
……やだ。やだやだやだやだぁ!
[ぬぷ、と絶頂を迎えたばかりの肉襞の中に
太くて大きな指が入っていく……]
ほんと、何か気に障ることを
したなら謝ります……っほんと、もう、っ!!
[キツいナカを指で押し広げて、また
動こうとしてる……それが嫌で、必死に
中から追い出そうと息んでいる、のに]
あ"あ"あ"っ!!!
[またさっきのとは別な場所を指で抉られて
私は濁った悲鳴をあげました。
未開発な女陰を性急に責め立てられて
もう「いや」とも「怖い」とも言えなくて。
膣の天井のぷつぷつしたところを撫でられたり
強い刺激に、ぐっと下がってきて
精を求める子宮口をくすぐられたり……
自分の知らないところを教えられるのは
本当に、今すぐ砕けて死にそうなくらい、怖い。]
あ!あ!あ、っンン、んっ!んっ!ん!!
や、んっ!やめ…っ、んんんっ!!
[ここか?という問いかけには
首を横に振り続けるのが精一杯。
全部、気持ちよくない。
怖い。もう、しんじゃう。
これだけ絶叫すれば誰か来てくれようものを
助けに来てくれる人はだァれもいない。
私は、黎哉さんが手を止めてくださるように
あれこれ、必死に考えて……
震える指先を黎哉さんの頬に添えると
そっとひとつ、口付けをして、強請りました。]
あっ…も、ほんと、やだ……っぐす、っ
……も、むりだから……黎哉さんの
おちんちん、なかにいれてください……っ
[そっちの方が、終わりがありますから。]*
[変態と言われてしまえば苦笑いを浮かべるほか無くて、たしかに感じ方もわからないような子をひたすら責め続けて喜んでるなんて変態と言われても仕方ないことかもしれないけど。
それも構わず侑紗への責めを再開すれば、物凄い勢いで嫌がられるわ、叫ばれるわで半分笑ってしまった。
身体はちゃんと反応しているのに。
気持ちが拒んでいるのだろうか。
好きな人じゃないから?
わからないけど。
どうしようかと思案しようとして。]
[その言葉に指の動きが止まる。
程なくしてそれは引き抜かれて、女の蜜と潮に塗れた手を少し見つめてからベッドの脇に置かれていたタオルで拭いた。]
……やめておこうか。
[ポンと女の頭に手を乗せてニコリと笑った。]
[頬に添えられた手。
震えている。
そして口付けのあとの懇願。
───駄目だな。
そう思った。
少し性急に過ぎただろうか。
身体ばかりを開いても気持ちがまるでついてきていないのは、きっとそうなのだろう。]
[確かに女の中に自分のそれを突っ込んで適当に腰を振っていれば気持ちはいい。
でも、それは女のそれを“使ってる”に過ぎない。
わざわざ素人、それもセックスの何も知らない女の子を相手にすることじゃない。女の気持ちがついてきていないのにそんなの何も楽しくはない。
喋るオナホールが欲しくてここにきたわけではないのだから。
それならプロに金を払った方が幾分もマシだ。]
もう少し、楽しめるようになったらにしようか。
[笑顔のままそう伝える。
きっとその時にはもう会うことはないだろうけど。*]
─桔梗の間─
いぁっ、や、だってえ……っ!!!
[息も絶え絶えに彼に言い募ろうとしても、
私は耳まで赤くして恨みがましく見るばかり。
無毛の丘は結合部を少しも隠してはくれず、
彼が腰を引けば紅い襞が捲れて引き摺り出されて。
そんな卑猥な光景が自分の体そのものだから
直視すれば周知の極みなのに。
見なければいかせない、なんて言われて
私の両手は顔から外されて、その代わりに
敷布を強く握りしめて皺を深く刻んでいた。]
────……!!!!!!
[私の最奥の地で熱が爆ぜた。
それは溢れることなく私の中を満たして
染めていってしまうような白。
諤々、体を震わせながら背筋を逸らし
その最後の一雫までも搾り取るかのように彼を締め付けて。]
………ンッ………、
[ひく、ひく、とどこもかしこも震わせながら。
自分の下腹へと手を伸ばす。
彼のものが入ったあたりをそっと撫でて。
彼の色で満たされた場所にそっと触れて。]
………….あつ、い……………。
[呼吸を整えながらポツリと呟いて。
そこに注がれた子種の行方をぼんやりと考えていた。]*
はは、俺もあちぃわ……
[息を整えて、彼女の中からずるりと抜けば
栓を失った白濁が紅い襞から溢れ出てくる。
この子種は、本来の意味を為さない。
でもほんの少しの間くらいは彼女を隙間を満たして
一緒に気持ちよくなることはできただろうか]
[肩に担いだ脚もやさしく降ろしながら、
汗と涙で濡れた頬に掌を添えて
唇へちゅっとまた啄ばむだけのキスをする]
気持ちよかったよ
そんで調子に乗って、泣かせちゃうくらい
かわいかった
[そのまま並ぶよう彼女の横に寝転がれば、
労るように頬を撫ぜたまま
もう少しだけ熱の余韻に浸っていようか]
[楽しげにくすくすと笑いながら]
イイ声もよく響くのはあれかな
普段から声張ってんの?
寝ぼけた時も威勢良かったし
[いつかの失態を引き合いに出して
余計な一言を*]
───睡蓮
[ 彼の手が身体を這う。
口付けの合間、盗み見るように見つめては
また閉じて、柔らかな感触に酔った。
小さくささやかれれば、く、と
細腰がひかれるからされるがまま、
じっとその瞳を見つめて。]
[ するり、と帯を解く。
下に落として、肩から浴衣を落とせば、
足元に広がる布の波。
彼の手をとって、あらわになった
膨らみへと誘導して、上から
手のひらを重ねる。]
───こう、やろ?
[ と問いかけ、くるりと身体を
動かして彼と位置を変えてしまえば、
そのまま後ろにあるベッドに
座って、彼の襟元を掴み、
一緒に沈もうか。]*
─桔梗の間─
ンンっ、ぁ………っ!
[抜け出る感覚はいつだって寂しい。
身体から溢れていく白に指先を伸ばして蓋をする。
まるで、溢れてくれるなというように。
それでも指の隙間から、こぷ、こぷりと漏れてはしまうが。]
……可愛いって、普段から言われるように。
そう、ありたいものですけどね……。
でも、とても、気持ち良かったです…。
[布団に脚を下ろして二人で並んで、キスを受け入れて。
ギュッと脚を閉じれたなら蓋をしていた指を口元に運び
そこに溢れた白をなめた。
ちゅ、ぺろ、と
己の指先を清めてから彼の手を取った。
自分のことを愛でていた側の指を舐めて清める。
指の付け根から指の先、指の股。
チロチロと舐めながらちらと上目遣い。]
うっ。……まあ、判決を読み上げたりしますし。
声はよく使うところですけどね。
……敦久さんは、結構意地悪ですね。
[こんなところで日常を持ち出さなくで良いのに。
少しだけ気まずそうに唇を尖らせて、
だけど彼に少しすり寄った。]*
−向日葵
[ 下の下着は、彼女が死守した。
体が動かないのに、そこだけは頑張って。
気にしないけれど、笑っていたら
枕を投げられて、少し驚いた。 ]
っと……
綺麗にしてくれるだけで大丈夫だから。
[ 枕を受け入れて、後ろに置けば
彼女がしょっぱい、などと口にするのを
彼は笑ってみているだろう。
少しずつではあるが、丁寧に舐めてくれる彼女。
初めてなのに臆せずやるとは、
驚くことばかり。
徐々に傘の部分から裏筋、根元へと
彼女の口が動いていけば、
そっと彼女の髪を撫でるだろう。 ]*
普段から可愛かったらそれはそれで
仕事でなめられたりするしなー……
そういうとこ、女は大変だよな
[気持ちよかったの言葉が彼女の口から聞ければ
嬉しそうに目を細めて。
ぺろぺろと白く汚れた手を舐めとる様子を眺めながら
頬を撫でてた手で、顔に張りついた短い毛先を避けてやり。
その舌が自分の指まで伸びてくれば
くすぐったそうに首を竦めた]
はは、今頃気づいた
でも可愛げのある子にしか、しないよ?
[悪びれずに軽口を続け。
すり寄ってくる彼女の冷めかけた肌が心地よくて
ほんの少しの間、目を伏せた]
サービスで中のやつ掻き出すなら、
風呂まで運んでやろうか?
[ゆっくり目を開けて、彼女を見ながら]
そういや……
頭、撫でんのすきなの?
[最中何度か撫でられた記憶を辿り、首を傾げた*]
――睡蓮
[ するり、脱げ落ちる浴衣の音まで目に映るかのようだった。
色白な裸身に目を奪われる暇もなく、
月子の手に手を取られて。
ふっくらとした柔らかさに意識が向く間に
体の位置を入れ替える彼女。]
―― もう、ほんまに。
[ 続ける言葉は出ることを得ず、
掴み引かれた襟元に麗央の身体もベッドへ沈む。
横に転がっては帯を解く間もなく、
愛しみ撫でる手つきで
指と掌とを彼女の肌に滑らせていった。]
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