210 【身内】control2【R18】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[ その後、「ご主人様」なんて
煽る呼び方をされた俺は
その興奮のまま再度行為に及ぼうと……しようとして
すんでのところで、ひとまず理性が勝ち上がり
疲れている光希を抱いて、
二人抱き合って少しだけ眠りについた。
起きた頃にはもう日も暮れ始めていて、
夕飯時といった頃合いで。
光希と二人、今度こそ改めてジャグジーに入ったりしながら
ゆっくりとホテルを楽しんでその場を後にしただろう。
望み通り思う存分イチャイチャした事で
俺の中で燻っていた劣情は、すっかり落ち着いて
心は穏やかになっていた。 ]
─ 同日:深夜 ─
[ そうして、二人で家に帰り
いつも通りの和やかな夕食を終え
就寝の時間となりベッドに入った後の事だった。
特に夜の予定もなかったし、
日中に事に及んだ分、セックスもすることはなく
早目の時間に眠りについて、数時間。
少し空が白んできたくらいの時間に俺は目を覚ますと、
手探りで光希の体を抱き寄せた。
まだ意識のない光希の唇にキスをすると、
そのままそうっと起こさないように
光希の上衣の裾に手を差し入れる。]
[ 柔らかく、まだ芯のない乳頭を指で探り当てると
ふにふにと軽い刺激を与えながら
少しずつそこが固く芯を持つようにと弄り続けた。 ]
(……、寝顔かわい……)
[ 流石に舌を入れることはできないから、
何度も軽いキスだけを繰り返し
光希の乳首がピンと可愛らしく勃ちあがったなら
手を引き抜いてサイドテーブルへと伸ばした。 ]
[ 音も立てずに取り出したのは、
昨日店で買った”塗るタイプの媚薬”。
少しを手に取ると、もう一度光希の服に手を入れると
乳首にじんわりと薄く塗り拡げていった。
続いてズボンにも手を入れたなら、
柔らかな性器を握り
同じく薬を塗り拡げるようにゆっくりと光希の竿を扱き。
敏感な先端にも、触れる刺激が大きくなりすぎないよう
やんわりと塗り込めて。
掌の熱が大きくなってきたタイミングで
ズボンから手を引き抜くと媚薬を仕舞い、
手をティッシュで拭ってから再び光希の隣で目を閉じる。
元々、寝ている光希の体にこうして悪戯をすることは
珍しくはなく。
彼の知らない所で、日々性感開発に
勤しんでいたりするのだけど。
昨日この薬を店頭で見てしまった時、
絶対に夜に使ってみよう…と心に決めていたのだ。 ]
(可愛く俺を煽った光希が悪い……ってコトで。)
[ 光希が目を覚ますか、それとも目を覚まさずに
そのまま夢を見始めてしまうのかは定かではないけれど。
飲み薬と違って塗り薬なぶん、効果時間は短いながらに高く、
衣擦れにも敏感になるようだから。 ]
(………早く効いてこないかな…。)
[ 薄目を開けて光希の顔を見ながら、
わくわくと隣で狸寝入りを決め込んでいた。** ]
[その後は、元親と抱き合って少し眠りにつき。
広い風呂を堪能した後でホテルを後にした。
家に帰った後は
アダルトショップって意外と女性もいるんだ、とか
ホテルにも色んな部屋があるんだね、とか
今日の感想を話しながら食事を摂り
のんびりと夜は更けていった。]
― 深夜 ―
んん………
[情事の後なのもありぐっすり寝込んだ光希は
元親の悪戯にもすぐに目を覚ますことはなく
すややかに寝息を立てていたのだけれど。
暫くして体に変化が出始めてくる。
どうにも寝苦しそうに身じろぎをし、
そのたびにぷっくりと張った乳首がTシャツに擦れて
切なげに眉を寄せた。]
ん……はぁ……… んんん………
[何度も何度も寝返りを打ちながら
眠ったままもじもじと太腿を擦り合わせる。
熱を塗り込まれるだけ塗り込まれて
放置された股間はすっかり張りつめ、
じんわりと先走りを垂らし始めていた。]
……ぅ、 ぁ……?
[ふ、と意識が浮上する。
ぼんやりと熱に浮かされた頭は
現実を認識するまで少しの間を要し。
瞬きをしてあたりに視線を走らせ、
ようやくここが深夜の自室だと理解した。]
(………あ、つい………)
[まだ春の初めだと言うのに
まるで熱帯夜のような妙な寝苦しさ。
はっきりと熱の集まった下肢は朝の生理現象とも違う。
先程欲を散らしたばかりにも関わらず
理由なく火照る体に困惑を覚える。]
(はぁ………んんん………
なんで………こんな……… はぁ……っ♡)
[気のせいだと寝直そうとするも、当然寝付けず。
暫く落ち着かなさそうに寝返りを繰り返し。]
ふぁあん……♡
[ぷっくり勃った乳首が
服に擦れるたび切なくて堪らず
無意識にそわそわと太腿を撫でまわしていた。**]
[ 穏やかに眠っていた光希に施した淫らな悪戯。
塗り薬タイプの媚薬を恋人に塗り込んで目を閉じていれば、
薬が効き始めるのにそれほど時間はかからなかっただろう。
やがて、隣りにいる光希が
どこか寝苦しそうに身じろぎをし始める。
眉を寄せ、苦しげな……けれどどこか色づいた声を出し
もどかしそうに足を捩る光希に、
内心ぶわ……っと喜びが広がった。
俺にとっては途轍もなくありがたいことに、
どうやら光希はそれなりに
薬が効きやすい体をしてくれているらしい。]
(…うわ……
表情エロ……。)
[ もぞもぞと体をくねらせる光希の顔が
先程よりも血色が良くなったようにも見え
ドキドキと見つめていたのだが、
光希の意識が覚醒した気配にすっと再び目を閉じた。 ]
[ 寝ぼけているのだろか。
周りを伺っているような気配がして、
しかし起きるには時間も早いせいか
再び寝直そうとするようにベッドに沈む仕草が察せられた。
その間も俺は、ただすやすやと眠っているように
狸寝入りを決め込んだまま。
しかし、急激に高まる感度と性欲に、
光希が戸惑い耐えているのだろうと考えると
どうしても股間だけは元気になってしまう。
小さく聞こえてきた悩ましげな声に、
ぴくん、と小さく体を揺らした。 ]
──……。
[ 眠ったふりをしたまま、
寝ぼけた仕草で光希の体に腕を巻き付ける。
そのまますっぽりと腕の中に光希を納めると、
もぞもぞと動く光希の足に自分の足を絡めた。 ]
(……光希の、あっつい…)
[ 股間の位置が同じになれば、
俺の勃起した性器に光希の性器が固く押し当たる。
寝てる間に勃起するのは別に珍しいことではない現象だ。
そのまま身じろぐふりをして、ほんの少し竿で竿を擦り
ズボン越しの兜合わせのような形にしたまま
光希のことを抱きしめて動きを止めた。
腕の力はさほど強くないから、
どかそうと思えばどかせる程度に留め。 ]
(寝ぼけたふりで悪戯したら、どこまでバレないかな…)
[ そんな不埒な思考に頭を支配されたまま、
そろりと光希の腰を掌で撫でる。 ]
…………光希…。
[ むにゃ…。と寝ぼけたように小さく呟き。
腰を撫でた手をそのまま胸に滑らせ、
ぷっくりと立ち上がった乳頭をキュ、と軽く摘む。
んん……と小さく唸ってはそのままクリ、と軽く捏ねて
ぱったりと落ちるように手を離し。
そしてすぐにまた深い眠りに入ったように、
手の動きを止めてすやすやと寝息を立て始めた。
……寝ぼけてるだけだって。** ]
[眠れないなりに無理やり寝付こうとしていると
ふいに元親がぐいと抱きしめてくる。]
(あ……っ♡)
[ぎゅう、と抱きしめられていると
元親のちょうど自身の股間が当たる。
どうやら寝ぼけているようだけれど――。]
(……うっ、……元親のが、あ、当たって……っ)
[別に生理現象として眠っている間に勃ってしまうことも
元親がこうして足を絡めてくることも珍しくない。
けれど、身体を包む元親の匂いと、
下肢からじんじんと痛いほどに伝わってくる熱が
今の自分には欲を煽るものでしかなく。]
……はぁ、 ……はぁ、 ……ぅぅ……
[息が荒くなってしまいそうなのを懸命に堪えていたから
そろそろと元親の手が動いたことにも気づかず。]
ひゃんっ……!♡
[きゅうっ♡と乳首を摘ままれ、
咄嗟に甘い声が出てしまう。
気づかれただろうかと一瞬息を潜めたが
元親の手はすぐにぱたりと力なく落ちて、
そのまますやすやと寝息を立て始めた。
ほ……と一度は安堵の息を吐いたものの。]
(う、ぅぅ………っ、も、もっと、
もっとコリコリしてほしい…っ♡
けど……元親起こすわけにも、いかないし……
……こ、こんなの、生殺しだよぉ……)
[半端に刺激を与えられた乳首が
もっともっとと主張するようにじんじんと疼いて堪らない。
耐えかねて胸の頂に片手を伸ばし――]
んっ……!ぁぁん……!
[きゅうっ、と服の上からそこを抓れば
甘美な痺れが腰を突き上げる。
一度触ってしまえばたまらなくなって
こりこりと指腹で捏ね、ぴんと弾き、
元親が普段している仕草を真似て
衝動に任せて乳首を捏ね繰り回す。]
ふぅ……んんっ、 はぁぁ……♡
(だ……め…… むらむら、して……
我慢、できない……っ♡)
[腰がずりずりと無意識に上下に動き
元親の股間に自身のそれを擦りつけて快楽を求める。]
[こんなことしてるなんてバレたらどうしよう。
どこかでそう思う理性はあるのに、
もう少し、あと少し、そう言い訳して
手を止めることが出来ず。]
(……はあぁ、……んん も、もっとぉ……♡
はぁぁ ……きもち、ぃぃ、よぉぉ……♡)
[元親の胸に顔を埋めて必死に声を殺しながら
うっとりと頬を赤く染め。
自慰の背徳感と快楽に浸っていた。**]
[ 悪戯に胸に触れれば、
光希の口から跳ねるように甘い声が響く。
必死になって気づかれないように堪えているその姿が
余計に可愛く見えてしまう。 ]
(あー……やっぱ思いっきり触りたい……
もっと遠慮なく声出させて……)
[ 自分でこんな悪戯を仕掛けたにも関わらず、
理性を試される結果となっている気がした。
やっぱり気づいて起きたふりをして、
今からでも光希の事を可愛がりたい……
と、そんな風に考えていた時だった。
腕の中で光希がごそごそと何かをする気配がして
小さく漏れる声が耳に入れば、思わず目を見開いた。 ]
[ 目線は光希よりも上だから、
既に目を開いている事には気づかれないだろう。
彼の仕草から、自分で胸を弄り始めたのであろう事が
伝わってくる。
俺の腕の中で光希が胸で自慰をしているという事に
ばくばくと心臓が高鳴ってしまって
頼むからバレないでくれと祈ることしかできなくなった。 ]
(……薬のせいなのはわかってるけど……
我慢できなくなってる光希、めっちゃくちゃエロ……)
[ 悪戯をしかけ始めた時には実際に寝ぼけ眼だったのに、
今は興奮で眠気が完全に吹き飛んでいる。
やがて、胸だけでは足りなくなったのか
宛てがわれていた性器同士が、ズボン越しに擦られ始める。
もぞもぞを腰を上下して自慰に耽る光希に、
どちらが焦らされているのか
もはやわからなくなっていった。 ]
(はー………)
[ 途方もなく魅力的な光景に、
心の中でさえため息しか出ない。
俺の胸に顔を埋めて声を押し殺す光希に触れたくて、
観念したように手を彼のズボンの中へと侵入させた。 ]
……光希。
[ そうっと名前を呼ぶ。
下着の中まで片手を差し入れ、
固く勃ち上がった性器を掌で握り。
もう片方の手を、胸を弄る光希の手に重ねて。 ]
何してるのか…
教えてくれる?
[ 性器の先端を握れば、先走りを軽く指で掬い
光希の手指の隙間から、ピンと尖った乳首を撫でて。
楽しそうに、光希の頭に頬を擦り寄せた。** ]
ふ……ぁ……っ はぁ……! んっ…!
[くらくらするような快感に、
最初は慮っていた腰の動きが
次第に大胆になっていく。
元親の腕の中で
ふうふうと荒い息を殺しながら
夢中になって快楽を貪っていた、のだけれど]
ッッ!?!?!
[ふいにズボンの中に手が入ってきて、
硬く張りつめた下肢を握られ、
びくん、と肩を跳ねさせ息を呑んだ。
]
ふぇ
[降ってきた声に間の抜けた声が出た。
恐る恐る上を見れば、
楽しそうにこちらを見ている元親がいて。
―――気づかれた。
そう認識した瞬間、
ぼっ、と顔が真っ赤に染まる。]
え、……あ、 あぁぁ……
これは、……その……、違……!
[ぱくぱくと口を開閉させて言葉に詰まる。
いつから起きていたんだろう。
まさか最初から、なんて思いもせず
混乱しきった状態で目をぐるぐるさせて。]
ご、め…… っ その、
……お、起こす、つもりじゃなくて……っ
つ、つい………
[酷く恥ずかしくて、
いっそこの場から逃げ出してしまいたいのに、
抱きすくめられているせいでそれは叶わず。
そしてこんな状況でも
たらたらと雫を垂らす下肢は依然として萎えず
掌の中で脈打っていた。
小さな声でもごもごと言い訳を重ねながら
真っ赤な声でごめん、と繰り返し目を逸らす。**]
[ 夢中になって自慰に耽る光希の体に触れ、
そっと名前を呼ぶ。
びくりと体が跳ね、恐る恐ると言った様子で
光希の顔が此方を向き。
俺を目があった瞬間、光希の顔が一瞬で真っ赤に染まった。
露骨にうろたえ始める姿が可愛くて、
ニマニマとにやける顔が抑えられない。 ]
ふぅん。何が違うの?
[ ひとまずは言い訳を聞こうと、胸や性器に触れる手は止め
必死に言葉を探そうとしている光希の顔をじっと見る。 ]
(…あーー……
クソ可愛い……)
[ こっそりと俺の体を使って自慰をしていたというのは、
それこそ昨日経験したどの出来事よりも
光希の羞恥を煽ったのかもしれない。
謝罪ばかり繰り返す光希に、つい
クスクスと笑みを零してしまい。 ]
…謝らなくていいよ。
……それより、ねぇ
「何を」してたのか、俺は聞いてるんだけど。
[ 脈打つ性器をゆっくりと上下に扱き初め、
胸はコリコリと芯を揉むように弄り ]
乳首こんなに硬くして……
すごいね、指にひっかかって…
触ってって言ってるみたい。
下も…ほら、汁がどんどん溢れてくる。
[ 光希の下着の中から、ニチュニチュと鈍い水音がし始める。
ローションほどの滑りはないにしろ、
竿全体を扱くには十分な粘性があって。 ]
こんなにえっちな姿になるまで何をしてて、
どうなりたいのか、どうしたいのか
俺にちゃんと教えてくれる…?
[ そうして、動かしていた手をぴたりと止める。
焦らすように、ほんの軽くふれたまま。
時折呼吸で上下する胸や性器が、
わずかに指先に触れては離れる程度の接触に留め。
光希の顔を覗き込むようにしながら、
ニコニコと上機嫌そうに微笑んだ。** ]
[何をしてたか、なんてきっと一目瞭然なのに。
ニマニマしながらこちらを見下ろしてくる元親は
完全に意地悪モードに入っていて。
顔を真っ赤にしたまま
あ、とか うう、とか言葉にならない言葉を零しながら
うろうろと所在なく視線をさ迷わせる。]
それ、は…… っ はぁん……っ♡
[こちらを追求しながら、
元親の掌が脈打つ竿をゆっくり扱き
胸粒を柔らかくこね回す。
それだけで堪らなく気持ちが良くて、
口にしかけた言い訳もどこかに消えて行ってしまう。]
(んぁぁ……それぇぇ……
もっと、もっとしてほしい……♡♡)
[ただただこの快楽に浸っていたい。
欲しかった彼の体温にぽーっと表情を蕩けさせ、
きもちよさそうに熱く息を吐き――]
ぁ……っ
[そんな途中で元親が手を止めて、
切なく声を震わせた。
刺激を追うようにもじもじと腰を揺らすも
求めたものは与えて貰えず。]
……うぅ、 もと、ちかぁ……
[眉を下げ、恨めしそうに名を呼んで。
熱で潤んだ瞳で楽し気な元親を見つめる。
早く楽になりたい。この体の熱を鎮めてほしい。
元親の手でどろどろにしてほしい―――
ただただその衝動に突き動かされて口を開く]
だ、からっ、……む、むらむら、して、その、
一人で…
お、
オナニー
……してた、の……!
い、今も、…その、収まら、なくて……っ
もとちか……
……え、……えっち、したい……………
[はあはあと荒い息の合間、
熱い顔を摺り寄せて掠れた声でねだる。**]
[ 掌に触れる光希の体を
性感を煽り熱を高めるように、弄ぶ。
言い訳は甘い喘ぎに溶け、
手を止めれば焦れるように腰が揺れる。
もっと触って欲しいのをわかっていて、
あえてそれ以上は与えない。
これ以上は、彼の口から望む言葉が聞けたらだと
楽しそうにその先を待ち。 ]
…なぁに
[ すっかり高まった熱で瞳を潤ませながら俺を呼ぶ光希に、
ゆったりと首を傾げた。 ]
[ やがて、顔を真っ赤に染めた光希が
詰まった言葉を吐き出すように
つっかえながらも自らの行為を口にする。
]
(……全部、俺のせいなのに)
[ 急に高まった性欲が恥ずかしいのだろうとわかっていて
彼のせいではないそれを、全て口にさせて。
堪らない気持ちになって、
光希の胸に当てていた手を熱い頬に添え
軽く上を向かせると、
その蕩けた顔をもっと見せてほしいと視線を重ねた。 ]
──よく言えました。
[ 鼻先を触れ合わせ、お利口な唇にキスをする。
舌先で歯を突付くと、光希の舌を絡め取っては
深く貪るように口付けを交わした。 ]
[ 邪魔な衣服を取り去るように、
掌を光希の体に沿わせて衣服を剥ぎ取っていく。
ズボンも下着ごと下ろしてしまえば、
脈を打って濡れた性器が弾かれるように外へと顔を出した。
俺も上衣だけ脱いで床に落とし、光希の体に覆いかぶさる。
窓から僅かに差し込む薄暗い朝日が、
桃色に色づく光希の肌をうっすらと照らしていた。 ]
…これからは、シたくなったら
いつでも起こしてくれていいからね。
まぁ……
光希のオナニーの役に立つなら、
いくらでも俺の体使ってくれてもかまわないけど…。
[ 上を向く性器を握り、掌で敏感な先端を転がすように
くるくると円を書くように撫でる。
こんな風に悪戯を繰り返していれば、
いずれ本当に光希からシてくれるんじゃないかって。
そんな欲を懐きながら、彼の体を開発してしまおう。 ]
ねえ光希、
さっきの……今もう一回シてみせてよ。
[ そうしてサイドテーブルからローションを取り出すと、
中身を温めてとろりと光希の性器に垂らした。
そのまま竿を握るように掌を丸め、
ねっとりと上下に光希の竿を扱く。 ]
コッチは、俺が可愛がってあげるから…。
乳首、自分で弄ってみせてくれる?
[ さっきはよく見えなかったから、
ぜひ俺の前でまた可愛らしい自慰を見せてくれないかと
楽しそうに微笑みながら、
光希の手を取り自分の胸に当てさせた。** ]
ん、……っ♡
[小声になりながらも欲求を告げれば
ご褒美と言わんばかりのキスが振って来る。
舌が絡めとられ、口内が侵され
深く貪る口付けに腰がぞくぞくと熱くなって、
物欲しそうにゆらゆらと揺れた。
邪魔な衣類がはぎ取られ、
さっきから窮屈そうにしていた性器が
ぶるん、と勢いよく跳ねて下着から顔を出す。
ぎしりとベッドの軋む音がして元親が上に覆いかぶさって来た。]
………っっ、そん、な…… ぁ、はぁぁ……っ♡
[そうは言われてもやっぱり
自分の欲求の為だけに元親を起こすことに
抵抗はぬぐえないだろうけれど。
元親の手で優しく触られて
続く言葉は甘い吐息の中に溶けた。]
あ……っ はぁぁ〜〜〜ん……♡
んぁぁぁ……♡♡
[やっぱり元親の手の方がずっとずっと気持ちいい。
ローションを纏った掌でにちゃにちゃと柔く扱かれて
性器が悦ぶようにビクンと跳ね。
待ちきれずにうずうずと腰を揺らした。
そんな中で元親が手を取り、
胸に当てて自慰を要求してきて。]
………え、ええ〜……
[起きていると分かっている相手の目の前でやるのは
何だかやはり気恥ずかしい。
どうやら素直に快感に浸らせてくれる気はないらしいと
むう……とジト目で焦れったそうに元親を見たけれど、
それよりも差し迫る性欲にすぐに負けた。]
んぁ、……ふ、……っ♡ んん……♡
はぁぁ……♡ んぁ……♡
[おずおずと控えめに硬い胸粒を握り
指腹に擦りつけるようにこりこりと弄る。
時折きゅっと強めに摘まめばびくりと腰が跳ねた。]
(ん、ぁぁ…… はぁぁ……もとちかの、目の前で……っ
ちくび、いじって…きもちよく、なっちゃってる…♡♡)
[彼の視線が妙に興奮を煽って、
動きは次第に遠慮のないものへ。
もう片方の手も乳首を触り、
こちらは先端をぴんと弾くようにしながら
夢中で快感を味わっていただろう。**]
[ 待ち焦がれた刺激をもっと早く与えて欲しい、と
素直に跳ねる性器を掌で扱きながら。
光希が自分自身の手で胸を弄る所が見たくて、
眼の前での自慰を求めてみせる。
戸惑いと羞恥を顕にした光希が
ジトっとした目で俺を見つめてくるけれど
そんな顔をしても全く効かないのだから仕方ない。
どうやら俺は、光希を焦らすのが何よりも好きらしいから。
さほど間は開かず、根負けした光希が自分の旨を弄り始める。
初めてしまえばあとは流れていくだけで、
抵抗感のあった仕草はすぐに無くなり
徐々に乳首を弄るのに夢中になっていく。]
……ふふ…。
[ 目の下で繰り広げられる淫靡な光景に、
うっとりと目を細めた。 ]
普段一人でする時、
いつもそうやって乳首触ってるの?
いやらしくて可愛いね、光希…。
[ 知らぬ間に薬を塗り込めたからこそ
今こうして胸で自慰をしているけれど、
普段からしているのだろうか。と頭に過り訪ねてみる。
夢中で快感を貪る光希の性器をぐちゅぐちゅと扱きながら、
次第にその片足をぐいっと広げるように持ち上げた。
ローションと先走りが混ざった粘液を、
蕾の方に伸ばしてぬるぬると塗り拡げる。
まだ苛めてから一日と経っていないソコに、
つぷ…と指を差し入れた。]
…、……
寝起きだからかな……。
いつもよりあったかい気がする…。
[ ゆっくりと腸壁に触れながら指を根本まで入れると、
纏わりつく肉が普段よりも熱い気がして。
そこには薬は用いてないから、あるとすれば時間か
もしくは催淫作用のせいかもしれない。 ]
…ねえ光希、今日は胸を弄ってもらうだけだけどさ…
今度、イくまで全部見せてよ。
普段どうやってオナニーしてるのか。
[ それこそ、薬の作用もない状態で。
彼がどこをどんな風に弄って達するのか、
彼の事を知るためにも純粋に見てみたいし…
なにより、それを録画でもさせてもらえば
楽しいアイテムになりそうな気もして。
ニコニコしながら告げたなら、
光希はどんな顔をしただろう。 ]
…ね?
[ 孔に入れる指を増やし、
内側でぷっくりと弄って欲しそうにしている前立腺を
くるくると優しく撫でながら首を傾げた。 ]
[ 光希の中に入る準備をするように、
孔の入り口を指で割りながらじんわりと広げていく。
内壁の奥までローションを流し込み、
前立腺を指で柔らかく撫でては
揉むようにくりくりと押し込んで。]
……今日もいっぱい可愛がらせてね、光希。
[ 下肢をローション塗れにしながら、
性器の方も手を緩めずに扱いていく。
鈴口から熱い汁が漏れたなら、いいこいいこと撫でるように
亀頭全体を掌でぬぷぬぷと撫でた。** ]
んっ、はぁぁ……っ♡
や、言わな、いでぇ……んんっ
[普段自慰する時も胸を触ることはある―――けれど、
今はどうしてか普段よりも感じる気がして。
触れば触るほど、胸からじくじくと甘い悦楽が広がっていく。
もっとそれを味わいたくて指を止められずにいれば
前を扱いていた元親が後ろに指を這わせた。]
ぁん……っ!
[ローションの滑りを借りてぬぷ…と指が差し込まれる。
彼に抱かれてからさほど時間の経っていない体は
柔らかく異物を受け入れ、きゅうきゅうと纏わりついていた。
与えられる快感に息を荒くし、ぶるりと腰を震わせる。]
ん、はぁっ♡ ……ぁぁっ…
やっ、やだっ、よ…!そんなの、
恥ずかし…… んんっ…♡
[自慰が見たい、なんて
にこにこと要求して来る元親に
顔を赤くしていやいやと首を横に振る。
その間に元親が優しく前立腺を撫でて
その瞬間にぞわっと堪らない快感が駆け抜けた。]
ぁあぁあっ♡や、やだっ♡ってばぁ……っ♡♡
ふぁぁん……!あぁぁ♡そこぉぉ……っ♡
[そこには薬は塗られていない、にも拘らず
発情のせいか普段よりも気持ちよく感じて。
触ってほしかった性感をようやく愛でて貰えて
甘ったるい声を響かせながら身を捩じらせ悶える。]
ふぁぁぁ♡んぁぁぁ……♡もと、ちかぁ……っ♡
んん……っ あぁん……!もとちか、……はぁあっ…!♡
きもち、い……っ もっとぉ…♡♡
[前から後ろから快楽を与えられ
じんわりと煮詰めるように体の芯が蕩けていく。
彼の手で愛して貰うことしか考えられなくなって、
熱っぽくぐずるように名を呼びながら、
こくこくと首を縦に振る。]
い、いっぱい、かわい、がってぇぇ……♡♡
もとちか、もとちかぁ♡
だいすきぃぃ……っ♡♡ぁあん…!
[張りつめた性器を撫でられればびくびくと跳ね
油断すればすぐに気を遣ってしまいそうになる。
潤んだ瞳で元親を見あげ、
はしたなく腰を揺らしてねだった。**]
[ 光希の体内を撫でながら、自慰を見せてほしいと強請る。
快諾はないだろうとは思っていたが、
真っ赤になって嫌だと首を振る光希に
余計堪らない気持ちになって。
甘い声を上げ続ける光希の内壁を
指でぬぷぬぷと押し撫でながら楽しそうに笑った。 ]
(…そんな可愛い顔で恥ずかしがってたら逆効果だ…って
このまま気づかないといいな…。)
[ 恥ずかしいから見られたくない。
そんな行為だからこそ見せて欲しくなってしまうのに。
もっとトロトロに理性を溶かして、
気持ちいいことしか考えられないようにした時か──
もしくは、彼が何をシてもいいと思えるくらいに
何かを我慢してる時に、またお願いしてみようか。 ]
[ 腸壁は指に纏わりつき、
さらなる刺激を欲するように俺の指に媚びる。
光希が痛みでなく快感だけを拾えるように
中を丁寧に掻き回して広げたなら、
にゅぷ…っと指を引き抜いた。
快感から逃げる先として
俺の名を繰り返し呼ぶ光希が愛おしい。 ]
…俺も、光希のことが大好き。
この世で一番、何よりも。
[ ゆらゆらと揺れる光希の腰は、
先程の中の感触も相まって俺の熱を高ぶらせる。
常備してあるゴムを慣れた手付きで装着すると、
ゆっくりと光希と抱き合うようにその背を抱き起こした。 ]
[ 光希の足を俺の腰に回させて、
正面から抱き合いながら俺の膝の上に光希が乗る形。
光希の蕾に俺の性器を充てがい、
抱き起こしながらじわじわと彼の孔を性器で割り開いた。
光希自身の体重で、
腹側をぞりぞりと擦りながら挿入が深まっていく。
体をしっかり起こし終わった頃には、
光希の腹にはずっぽりと奥まで性器が満たされていた。 ]
す…っご、深く入る…
[ トン、と腰を下から突き上げると、
自然に光希の腰が俺の腰の上に落ちる。
亀頭が光希の腹を抉るように穿たれ、
ばちゅっ♡と濡れた音を響かせた。 ]
[ 光希の膝の裏に腕を回し、
そのまま大きく足を開かせるようにして掌を腰に回す。
腰を浮かせて逃げたくても逃げられないように足を浮かせ、
光希の体を下から突き上げた。
ベッドのスプリングがギシギシと音を立て、
強く突き上げればその分
次に突き入れるときの挿入が深くなる。
正面から抱いているせいで、
腹側で膨らむ前立腺を突き上げる度に竿で擦り
引き抜く時にはコリコリと亀頭が刺激した。
ビクビクと中で膨らむ陰茎は、
光希の中が収縮する度に雫を零し ]
……はぁ……ッ
………っこうき……
[ 愛おしくて、何度だって名を呼びたくなる。
可愛くて苛めたくて、世界一愛を注ぎたい俺の恋人。
彼の体を全身で味わいたくて、
手で掴んだ彼の腰をぐりぐりと揺らしながら
眼の前の唇にキスをした。** ]
[元親の企みなど知る由もなく。
思考は快楽の中に溶けていく。
ぬぷ……と湿った音と共に指が引き抜かれて
元親が自分の顔を見つめた。]
……う、ん…… ぼく…も、
もとちか、だいすき……♡
[はあ……と熱い息を吐いて
上ずった声で言葉を返す。
ゆっくりと体を抱き起され、
ゴムを装着した元親の性器が
ぴたりと尻に沿うように宛がわれる。
孔がぐっと押し広げられ、肉を割って
熱杭が自重でずぷずぷと中に埋め込まれていく。]
ふぁぁぁぁぁん……っっ♡♡♡
[ぞりぞりと亀頭で
腹側を擦られる感触にたまらなくなって
きゅううう、と強く性器を締め付ける。
やがて根本までをぐっぽり嵌め込まれて
抱き合うような体勢で元親と向かい合った。]
あっ♡ぁあっ♡ぁぁぁぁん♡ふ、深いぃぃ♡♡
も、もとちかぁ♡♡もとちかのが、ぜんぶ、
ぜんぶ、あたっちゃう、ぅんんっ♡♡
[ぱちゅ、と軽く突き上げられただけで
じんと響き渡るような快楽が奥を叩く。
足をがっちり固定され、
ゴリゴリと前立腺を責め立てられて。
逃げ場のない快感に身を捩じらせ、
その癖体は元親から離れたくないと言いたげに
ぎゅうっと背に腕を回して縋っていた。]
あっ♡おっ♡ん゛ぉぉん♡♡♡
も、もと♡♡ちか♡♡ぁ すきぃぃ……っ
はぁっ♡はぁあっぁぁん♡♡ぁぁぁあっ♡♡♡
………んっ、 ふ、……っっぅぅ♡♡
[きもちいい。きもちいい。きもちいい。
ぐりぐりと奥を可愛がられると
頭の中が多幸感で蕩けそうで。
夢中になってキスに応え、
合間に甘い声で啼き続ける。]
だ、め……っ♡もとちか、……あ、あぁぁ♡
きもち、よくて……ッ♡♡
も、出ちゃう、あ、ぁぁ、 すぐ、イッちゃうぅ……っ!!
[散々焦らされて張りつめきった性器は
もう限界だと言いたげに
たらたらと涎を垂らしながら揺れている。
きうきう後ろを締め付けながら腰を揺らし
否応なくこみ上げてくる絶頂の波を訴えていた。**]
[ 光希の体と深く繋がりながら、
求め合うように向かい合う。
腸壁できゅうきゅうを俺の性器を締め付ける光希の中は、
全身で俺に抱かれるのを悦んでくれているように思えた。
たっぷりとローションが塗り込められた内壁は、
襞のひとつひとつが幹に纏わりつき射精感を煽ってくる。
幾度抱いても飽きることは無く、
むしろその快感を知ってしまったからこそ、
幾度でも犯したくなる光希の体。
気持ちが良くて頭がおかしくなりそうで、
夢中になって下から光希の腰を穿った。 ]
はー…ッ はぁ…ッ
ふふ、かわい……
すっごい声…
[ 最奥を刺激しながら腰を押し付けキスを強請る。
彼の声から漏れる可愛い声が獣じみた音に変われば、
陶然と瞳を細めた。 ]
[ 少し下に目線を落とせば、腰の揺れに合わせるように
光希の性器が雫を零しながら揺れている。
ぷるぷると揺れるそれすらも俺の欲情を煽って、
触れられない事に切なくなった。
寝ている時から薬を塗り弄られて発情しきった光希の体は、
深い結合に既に限界を迎えそうで。
きゅんきゅんと締め付けてくる中も、
光希がイきそうなときの合図だとわかるから
優しく笑って頷いた。 ]
…っ、ん…そっか…、
俺も…光希のエロい姿見てたし、
それに……、今も…
光希の中が気持ち良すぎて…イきそ…
[ だから、一緒にイこうか。
そんな風に囁くと、光希の腰に添える手に力を込めた。 ]
[ ふわりと彼の体を浮かすと、
どちゅっ!と一気に根本までを突き入れる。
長い性器の先端から根本までが一瞬で熱い粘膜に包まれて、
光希の腹の中が俺の性器の形に膨らむのがわかった。
前立腺を突き上げ、射精に向けて
ごりゅごりゅと彼の最奥を突き上げて犯す。
声も、顔も、表情も、体も、体の中も
光希の全てが愛しくて、
今こうして光希と抱き合えている幸福に身を焦がしながら
ぐ……ッ、と奥歯を噛む。
既に蕩けきった体内に俺の形を刻みながら、
張り詰めた性器の先端がぶわりと膨らんだ。 ]
──……
……ッ!!!
[ ビクン、と光希の中に埋めた性器が跳ねる。
一拍遅れて、光希の絶頂に合わせるようにして
彼の腸壁に精液を叩きつけた。 ]
[
はーー…ッはーー……ッ
と深く荒い息を吐きながら、
バクバクと鳴る心音をどこか遠くで聞く。
光希の腰を掴む手は、
ぴったりと腰を密着させたまま彼の腰を押さえつけていて。
光希の快感の逃げ場を奪ったまま、
射精の強い快感と恍惚に身を委ねていた。 ]
…………、はぁ……
[ ドクドクと続いていた射精が終わると、
光希の足をゆっくりと下ろし
腕を光希の背中に回す。
繋がったままぴったりと
上体を合わせるように抱きしめると、
多幸感に包まれながら光希の頬や耳にキスをした。** ]
[一緒にイこう、と告げられた途端
元親の突き上げが激しくなる。
ごちゅごちゅと奥深くを叩かれ
彼の性器の形に臓腑が歪み
思考が彼一色に染まっていく。]
あ゛っ♡♡んぁぁ゛っっ♡んん゛ん゛っっ♡♡
もと、ちかぁ♡ もとちかっ♡♡ぁ、ぁぁあ♡♡
イ、くぅ、……っっ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!♡♡♡
[ぎゅううと彼に抱き着いて背に爪を立て
上ずった声で必死に名を呼んだ。
一番奥を何度か突かれたのを機に
ぶわわっと体の芯から熱いものがこみ上げて来て。
どろりと溢れ出るような射精と共に
きゅうううう、と中を強く締め付けながら
強い絶頂の波にがくがくと体を震わせていた。]
……… ぁ、 はあっ ……っっっ〜〜〜〜♡♡♡
[暫く白まる感覚の中で言葉を発せず、
元親に抱き着いて凭れ掛かったまま。
ドクドクと早い心音と燃えるように熱い体、
互いの荒い息だけを感じていた。]
ふ……ぁ、 ……うぅ………♡ んん……♡
[絶頂の激しさが過ぎ去れば、
後にはどろりと甘たるい怠さが襲ってくる。
元親も共に果てたことに気づいたのはこの段になってからだ。]
[啄むようなキスを落とす彼に
すりすりと頬を摺り寄せて
は―――……と深く息を吐き
ふにゃ、とだらしなく口元を緩めた。]
もとちかぁ………♡♡すきぃぃ……♡♡
[何となく、波が過ぎてもまだこうしていたくて。
自分からも頬や唇に淡いキスを落とし、
体温を味わいながら甘えていた。**]
[ 光希の体ががくがくと大きく震え、
幾度も俺の性器を締め上げる。
声にならない叫びを聞きながら、
光希を抱いて強い絶頂の波に揺蕩った。
激しい心音が重なり合い、
甘い余韻を味わいながら光希の頬に口づける。
応えるように頬を擦り寄せられれば、
胸に湧き上がる幸福感を噛み締めて小さく笑った。 ]
…あんま可愛い顔しないで
どーすんの、まだ続けたくなったら。
[ ふにゃふにゃと気が抜けたように笑う光希が
自分も幸せいっぱいだ、というような顔をするから。
光希のキスに応えながら、背中に腕を回したまま
今度は俺の方に重心がかかるよう、
シーツの上に光希ごとふわりと横になった。 ]
[ まだ入れたままの性器は抜くこともなく、
光希の中に鎮座させたまま。
光希の暖かな体温に包まれていたくて、
ただ自分の上に光希を乗せて
ゆったりとその体を抱きしめる。
じんわりと熱い体と特有の気怠さが、
心地の良い充足感を与えてくれていた。 ]
光希の体、暖かくて気持ちいい……。
[ 擦り寄せ合う体温が、甘えた声が心地良い。
何度したかもわからなくなる程、
ただ互いへの愛情表現として
触れるだけのキスを繰り返した。 ]
[ 光希の頭をふわふわと撫でていれば、
いつのまにか先程より登ってきた朝日が
カーテンの隙間から俺たちを照らす。
朝の清々しい空気の中、
ここだけは湿った甘い空気で満ちていて。
そのギャップがおかしくて、
クスクスと光希を抱いたまま笑う。 ]
はぁ…幸せ……。
ねえ光希。この後どーしたい?
このまま二度寝する?
[ このまま、というのは
彼の中に挿入したまま、という意味合いで。
腰を軽く撫でれば、その意図はきっと伝わっただろう。 ]
それともシャワー浴びに行くか……
もしくはまだもう少し、
ベッドの上でイチャイチャしようか。
どーせ、今日はまだ始まったばっかだし。
[ それは別に、性的なものでなくったって。
休日に恋人と肌を寄せ合うだけの時間は、
いくらあったって幸せなのだから。
光希となら、どんな風に過ごしていたって。
光希の背をゆったりと撫でながら、
朝日に照らされた可愛い恋人の顔を
嬉しそうに瞳に映して微笑んだ。** ]
[元親がごろりと体を傾け、
二人で抱き合ったまま
ベッドの上に横になる。
じゃれ合うようなキスを交わし
互いの体温を心地よく思っているうち
いつの間にか外は明るくなっていて。
爽やかな朝の陽ざしと
密室に充満する情事の後な空気が
何だかちぐはぐに思えて少しおかしかった。
そうしていると元親がしみじみと
幸せをかみしめたように問うてきて。
ゆるゆると腹を撫でる彼に、
このままって…、と少し頬を染め。]
……そんなの、僕の方がその気になっちゃうんだけど。
[どこまでが冗談なのやら。
くすくす笑う元親を
少しむくれたように見つめる。
一緒にシャワーを浴びるでも、
ベッドでイチャイチャするでも、
愛しい恋人と過ごす時間はきっととても幸せだろう。
――でもね。
即効性の媚薬に侵されたからだは、
一度精を放った程度ではまだ熱を持っているわけで。
]
ねえ、元親。
[元親の足に自分のそれを絡め、
少し気恥ずかしそうに―――
けれどとろんと目を細めて。
首を傾げて誘ってみようか。
そう、今日はまだ始まったばかりだからね。**]
[ 繋がったまま寝る、だなんて
粘膜同士の接触をしたまま目を閉じたところで
お互いの体への意識が高まるだけ。
そんな事わかっていて提案したものは、
むくれた顔で応えられ
返事の内容の可愛らしさに、クックッと喉の奥で笑う。
──その気になってくれてもいいのに。 ]
(…でもまぁ、朝から無理させるわけにも…
一回シャワー浴びてもいいか。
もっとこうして触れ合っていたいけど…)
[ 昨日から相当好き勝手させてもらっているし、
光希の体も労らなければ。
と、コレ以上の無体は避けようと思う心もあったのに。 ]
…ん?
[ 起きなきゃいけないかな、などと考えていた俺の足に
光希の足がするりと伸びる。
どうした?と不思議そうに光希を見れば、
頬を仄かに染め、
とろんと誘うように目を細める光希の瞳と視線が絡んだ。]
[ そっと秘事のように囁かれた誘い文句。
男を誘うように傾げられた首。
少しの羞恥と期待が交じる、蠱惑的な表情。
見事なまでに一直線に、心の中心が貫かれた。 ]
[ まだ挿入したままだった柔らかな性器が、
光希の中でムクムクと硬さを取り戻す。
誰よりも愛している恋人に、
こんなにも可愛く誘われて
その気にならない男なんてどこにも居ないだろう。
はぁー…、と降参したように髪を掻き上げると、
光希の頬に手を添えて薄めた瞼をそっと撫でる。 ]
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