188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
全て表示
[
『愚者』が死んだ日、僕が『悪魔』を殺していたら
]
[それが負の連鎖のはじまりにしかならないことは、わかる。
けれどもしも、そうもしもの話。
失うものがそれだけで済んだんじゃないか、間違っていたのは僕なのではないか、そんな疑念が、薄く薄く何枚も何枚も、重なって、重なって、もう、呼吸もできなくなっていて]
[思考が濁る。
これ以上誰も 失いたくなくて
誰が死ぬところも見たくなくて
なのに伸ばした手は届かなくて
悲鳴も怨嗟も 聞きたくなくて
眠れない日々に泣きたくなくて
]
[そう言って、首を掻き切った。
他愛無い、世間話のような時間だった。
ほんの一瞬。会話の延長線みたいに、隠したナイフが喉元に触れて、真横に引かれた。
ああ、ねえ、ごめんなさい『死神』。
誰が死ぬところも見たくない僕が、あなたにこんな瞬間を見せてしまうこと。
それでも、あなたの隣がよかった。
あなたに話を聞いてほしかった。
これは何も変えられなかった僕の、最期のエゴ]
[暑い日の木陰、時折吹く涼やかな風を受けながら飲んだ冷茶とよく冷えた果物。
寒い日の暖炉前、煌々と燃える火に温められながら飲んだ温かいスープと焼きたてのパン。]
あちっ!
「きゃっ、大丈夫?」
ふふ、焼きたてが好きだから焦っちゃった!
[たわいもない会話が楽しくて何を話しても心地よくて
心配事や悲しい話は二人で涙したり、互いの恋の話もした……かもしれません。
いつも何度繰り返してもかけがえのない時間だったのです。
それが、いつのまにか。]
(どうしてこんなことになったの?)
「女教皇様、ご決断を」
「女教皇様、どうかご決断を」
(どうしてわたくしなの?)
[人々が口々に迫ってくる。
わかっている、決断の時をこれ以上遅らせられないと。
嗚呼そんなに責め立てないで。
わかっている、わかっている。
わたくしが隠者の狂いを正せないのならば、
隠者がわたくしの声にも耳を貸してくださらなくなってしまったなら。
わたくしたちは。
わたくしは。]*
[ 『死神』は、私に『愛』について尋ねました。]
『愛』について?
ふふ……貴方も、そのようなことを
考えるようになったのですね。
私も嬉しいです。
大丈夫。難しく考えなくても良いのですよ。
愛とは、誰もが持っている感情です。
人を、物を、世界を。
そのもの全てを慈しみ、大切にしたいと思う心。
たとえば、庭に咲く花をいとしく思えば
それは、花を『愛している』のです。
もっと身近な喩えとなりますと
私は汚れ無く、優しく、美しい心の持ち主である
貴方のことを『愛しています』。
人でも、物でも、何でも。
大切に思えば、そこに愛が宿るのです。』
[ 教皇は、純粋で汚れ無き存在の『死神』を愛していました。
質問があれば何でも答え、望みは何でも叶えました。]
── 『教皇』の記録(紛失部分抜粋) ──
[ 『教皇』は、仲間達に慈愛を与える中
時折、思い詰めた表情を見せることがありました。
しかし、誰かが気にして尋ねたとしても
「大丈夫です。気にしないで下さい」と
悩みを明かすことはありませんでした。
『教皇』は授かった “贈り物” について悩んでいました。
何故、このように危険な、悪く言えば暴力的なものを
賜ったのだと、神に直接問うたこともありました。
神は「清き心を持つ『教皇』だからこそ渡した」と仰いました。
しかし、神では無い教皇は知っていたのです。
人間は完璧では無いことを。
誰もが皆、内に醜い心を秘めていることを。
教皇自身もまた“悪の性質”を備えていたことを。
]
[ 『教皇』は、普段の慈愛に満ちた姿が嘘のように、
時折、苛烈な一面を見せていました。
元から、敵や悪しき者には
容赦なく断罪を下す傾向がありましたが
それとは違う、命の尊重の度合いが変わっていたのです。
その一面が表立って見え始めたのは
『悪魔』が『愚者』を殺した時からです。
それがきっかけで『悪魔』と『吊るされた男』が
対立し始めました。
教皇は、吊るされた男のことも可愛がっており
彼が自ら命を絶ったと聞けば周囲は
「教皇は悪魔を酷く問い詰めるのではないか」と思われ
実際、この時は悲しみに暮れる『死神』の分も含め
『悪魔』と対立していました。]
[『死神』は教皇の近くに居ることが多かったので
事細かな変化に早く気付いたのかもしれません。
箱庭内の争いが過熱する中、既に幾つもの血が流れ
生命が消えてしまいました。
教皇の様子は、表向きは普段と変わらないままですが
実際は、目に見えて変わり始めていたのです。
混沌が加速し、既に大半の命が消えた頃
『死神』は、教皇と言い争うことが多くなり
教皇もまた、避けるどころか
対立を隠さないようになりました。]
[『教皇』と『月』は、親友同士だったとされ
教皇が、月の世話をする関係だったようです。
ある時、『教皇』が『月』と語り合っていた時。
思い詰めたような顔で、何かを決意したように話しました。]
あなたはもう、立派に成長しました。
その立派なあなたに、折り入ってお願いがあります。
……もし、この先
私が道を違えてしまった時は。
……私を、どうか。
……いいえ、何でもありません。
[ 何かを取り出そうとした仕草を見せましたが
結局、それが出てくることはありませんでした。]
[ 混乱が加速する中、友である『月』が
殺害されたと耳に入りました。
恐らく、この時が最後の分岐点でした。
友を失った『教皇』は、引き返せない道へと進みました。
何もかも既に破綻していました。
外面では通常通りに見せかけていましたが
それすら面倒になってきたのです。
全てが馬鹿らしく思えて仕方がなかったのです。
]
「ここまで来れば、全てを終わらせる方が
早いでしょう。」
[ 一秒でも早く、事態を収束させるため。
声を届けるより、制裁を下す方が早い。
苦しむ時を減らすことも、また温情ですから。]
[ 既に建前すらなっていない
混沌への火種を撒き散らします。
争いを加速させ、“均す”為の下準備を。]
[ そして、終結の為に混乱を加速させる方に舵を取りました。
かつては敵対していた悪魔と、手を組むようになりました。
既に気が触れていた隠者から、毒を拝借しました。
を を ました。
を ました。
]
[ そして、多くの死を見届けてきた
『死神』と対峙の時が訪れました。*]
| ―― 医務室 ―― [ >>213手を借りて体を起こす。 噛み砕くように説明してくれるその言葉を 聞いていたなんて遮ることはせず、 ぼくのために紡ぐ言葉を噛み締める様に聞いていた。 会いに行きたい人はいるかときみは問う。 ぼくにきみより深くかかわった相手などいないのに。 ぼくの世話をしていた職員は確かに存在するけれど 仕事として順に受け持っていただけの存在だ。 現にいまは投げ出している、その程度の縁だった。 けど、きみはぼくとはちがうでしょう? ] ヒナギクは……? いかなくて、いいの? [ のろのろと首を振ってから、問い返す。 別れを告げる為でなく、望みをかなえる為に。 会いに行きたいひとはいるんじゃないだろうか。 ぼくの知るきみはそんなひとだった。 誰かの為にがんばりすぎてしまうひと。 何時だって、誰かの為に輝いていた。 それが自分のしたい事だと云うみたいに ] (420) 2022/12/19(Mon) 22:20:05 |
| [ ぼくの答えは決まっていた。 きみの望むままに。 きっときみは世界を護りたいと答えるだろう。 けれどふと思う。 きみの望んだとおりに護られた世界は果たして きみにとって昨日までと変わらない輝かしい世界だろうか。 既に崩壊が始まり掛けた世界を知って生き延び 悪戯に怯えたその他大勢たちのあいだに すべて証持ちが集まった所為で 今も滅びに向かっていると広まったとしたら…? いつかの誰かみたいに 数の暴力に殺されるのは こんどはきみなんじゃないか、って。 ■■■■■がぼくらが望んだ通りに叶えるとは思えない けれど、もし叶ったら? 叶ってしまったら? 心優しい彼女が守ろうとしたものが 彼女に牙をむく残酷な現実は容易く想像できてしまって >>1:9『今度こそ』と■■が言ったのを聞いた。 やり直せば良いと思ってる■■■■は きっと彼女個人を救ったりしない。 ] (421) 2022/12/19(Mon) 22:21:44 |
| [ 選択には責任が伴う 喩え理不尽に突き付けられる二択でも。 それなのにその責任を彼女に委ねることは 決して彼女の為の優しさじゃない。
だから、きみの意思なんかしらない。 きみは他人にやさしすぎて すぐじぶんを蔑ろにしてしまうから。
きみに呼ばれた名前を頭の中で反芻して。 自分に誓ったことを思い出す。
きみが望んでも、望まなくとも ほかでもないぼく自身のために
きみを攫うときめたんだ。 閉じ込めてでも、きみに向けられる悪意から覆い隠すと。 たとえそれできみの笑顔が陰ってしまっても しんでしまうより、ずっといい。 ] (422) 2022/12/19(Mon) 22:23:04 |
|
いってきなよ。ぼくはへいきだから。
[ たくさん頑張って、足掻いて、 そして叶わないと良い。 そしたら諦めもつくでしょう?
絶望して嘆くきみのとなりで きみはできるだけのことはしたよって慰めるんだ。 それはとてもすてきなことのようにおもえた。
ああ、どうしよう。 こんな醜い感情、きみにだけは決してみせられない。* ]
(423) 2022/12/19(Mon) 22:23:27 |
[『正義』にとって、
『幸福』と『不幸』は常に等価であるべきものだった。
その概念を覆したのは、『運命の輪』の存在だった。
『運命の輪』の掌の上では、
『幸運』と『不運』が交互に訪れる。
そう、等価でない瞬間があっても良いのだ。
後で、必ず帳尻が合うから。
『正義』の手の中では、常に均衡を保たれる必要があった
『正』と『負』。
『正義』は『運命の輪』の在り方に、
救われた。]
僕が真面目だって言うならば、
君はおおらかって言うんじゃないかな。
僕が裁き手ならば、君は救いの手だ。
[『運命の輪』の言う通り、
二人は共に在ってバランスの取れる存在だった。
『正義』に与えられた贈り物は、
必要な時に情を殺して裁定を行える、
『運命の輪』と比べれば随分とつまらない
能力だった。
情というものは判断を大きく鈍らせるもので、
『正義』に与えられた役目を考えれば、
確かに必要なものではあったのだが。]
[『神様に一番愛されている』と
臆面もなく言ってのけられる『運命の輪』を、
『正義』は愛していた。
それは間違っても
欲の伴うような種類の愛ではなかったけれど、
実は案外
女々しいところのある『正義』からしてみれば、
愛さずにはいられない存在だったのだ。]
……ねぇ、『運命の輪』。
全然、大丈夫じゃなかったよ。
いや、違うか。
君が居てくれたら、君さえ居てくれたら。
僕もきっと、大丈夫だったんだ。
君が居ないなら、居なくなってしまったから。
僕は、もう—————、
[ 隠者との別離が決まり、女教皇の決断が情に流される前にと決行された後に、わたくしはひどい不安と後悔に襲われました。
まだ諦めるには早かったのではないか。
いや、隠者はわたくしの言葉も聞き入れられなくなっていたから決断の有無に関わらずわたくしたちはもう"おわり"だったのだ。
"おわりにしたのは、誰?"
胸をかきむしりたくなるほどの悪寒に震えながら頭に思い浮かんだのは、魔術師。]
(いつものように楽しく話せたら)
[思いながらもわかっておりました。
楽しく話せる権利などわたくしにはもうないことを。]
[隠者を失ったわたくしは己の後悔に苛まれて最悪の思考になってしまったのです。
わたくしが思いを寄せ、わたくしに思いを寄せてくれた方の思いを無碍にしてしまい距離を置かなければと思いました。
わたくしだけが幸せになるわけにはいかないなどと、独りよがりで身勝手なことを。]
| [ きみの笑顔の眩さがぼくのこころのなかの悪意を 焼き尽くしてくれたらいいのに。
望みは大体叶わない。
いつの間にか君に馴染んだ笑顔も 元気付けるみたいな明るい声も 握り締めてくれる手の温もりも
きみから与えられるなにもかもに きっと満たされ過ぎてしまった。
あとは、崩れるだけだ。 ほら、崩壊の音がする。 ] (458) 2022/12/19(Mon) 23:41:25 |
| [ どっちだっていい。 世界が続いても、滅んでも、 きみさえ無事ならそれで良い。 けれど世界が続く事は祈れなくて けれど世界が続かないことを望んでいると 絶対に誰にも知られる訳にはいかなくて 結局ふりだしにもどった。 今度は、どうでもいいからじゃなくて それしか選べないからこそ。 ] かくさなきゃ…… [ きみが戻って来て、どうするかと問われたら? ぼくはきっと『疑われた』と身構えてしまうだろう。 だってうしろめたいことをかんがえている。 ぼくは上手く 答えられるだろうか。 練習をしようと思った。 きみが教えてくれた歌を覚える時みたいに、繰り返し。 ] (459) 2022/12/19(Mon) 23:42:44 |
| [ きみが戻ってくるこの場所から逃げ出した。 すこしでもきみとの再会までの時間を稼ぐために。 どこへ?なんてわからないまま、歩き出す。
■■■■への返事なんか考えてなかった。 何も答えないつもりでいた。 何も答えられないから。
尋ねに来たならきっとそれからも逃げ出しただろう。
偽りしか答えられず 偽りすら吐きだせないのならば 何を問われようとも なにもかも不要な事で なにもかも意味が無かった。
言葉を殺して、ただ息をする。 強いられたのはそれだけだ。
選べと強要されても従う道理はなかった。 ひとめみてあれが■■■だと頭で理解できたけれど 心はずっと、その思考を否定していた。* ] (461) 2022/12/19(Mon) 23:43:51 |
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る