U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。 (a49) 2022/12/17(Sat) 0:58:38 |
【人】 U『女教皇』 キュリア--回想-- [ 彼と初めてお会いした時、不思議なことがあったのです。 ひとに初めて会った時には"はじめまして"と挨拶をする。 と、館を出る時に読み始めた"対人マナーを学ぶ書籍"には書いてありました。 ですから、彼にお会いした時も、出迎えてくださった館のスタッフの方に対して挨拶したように"はじめまして"と挨拶して名を名乗ろうとしていたのです。] ……、あ、の [彼と対峙した時になぜか涙が出そうになりました。 悲しかったわけではありません。 怖かったわけでもございません。 なぜかわからないのですが、 目頭が熱くなり身体がふわりと浮くような……自分で自分をコントロールできないと感じた初めての体感でございました。] …………こんにちは。 [どうにか言葉を声にできたのは、お昼の時間帯の挨拶だけでございました。 さらに不思議だったのは、名前を問いかける彼の声もまた震えているように聞こえました。>>0:487] キュリア。キュリア、です。 [名を名乗りましたが、わたくしの声もきっと震えていたでしょう。 叫び出したくなるほどの感情が頭の中を駆け巡りました。] (342) 2022/12/17(Sat) 21:14:26 |
【人】 U『女教皇』 キュリア[彼と初めてのおしゃべりをかわして部屋に入り、ふと思い立って言葉の辞書を開いてみました。 この言葉の辞書は小さい頃からわたくしのそばにある辞書なのですが、 なぜか昔から開くとそのページにわたくしの気持ちが書かれていることが多かったのです。] ……なつか、しい?けどわたくし………… [開いたページで一番最初に目を引いた言葉は"懐かしい"でございました。]** (343) 2022/12/17(Sat) 21:14:41 |
U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。 (a85) 2022/12/17(Sat) 21:18:45 |
【人】 U『女教皇』 キュリア「ぼくはここにいるみんなのこと、大切にしてるつもりだよ。」>>0:488 [彼は時折こうお話ししてくださいました。 確かに、彼はみんなに優しいと側から見ていてもわかります。 彼はわたくしにもとても優しく接してくださるのです。 そのたびにわたくしは新しい感情を知るのです。 優しい。 嬉しい。 頼りになる。 もっと話したい。 愛おしい。] (359) 2022/12/17(Sat) 22:08:10 |
【人】 U『女教皇』 キュリア[アリスの誕生日パーティー前には、アリスのために歌をうたう計画にも声をかけてくださったのです。 その時もまた、新しい気持ちを知りました。 感情に強弱があることを知ったのです。 二人の方からお誘いを受けたのならば歌いたいと思える気持ちよりも わたくしは歌をよくわからないという事実>>0:406の方がより強かったのです。 歌えないことを告げても尚、シンは優しく答えてくれました。] 「きっと聴くだけでも楽しいよ!」>>0:488 ……歌を聴くことは楽しいことなのね。 [みんなは知っていたのでしょう。わたくしは知りませんでした。 けれどアリスの誕生日パーティーで歌を聴き、心が音とリズムに合わせてふわふわと軽くなりました。 みんなの手の動きに合わせて両の掌を合わせます。ぺち、と小さな音が出ました。 周りの人たちを観察して、手の動きを合わせて真似してみます。] "ぱち、ぱちん、ばちっ、ぱち。" ……ふふ、楽しい! [楽しむシンやみんなの様子を見て、幾度かシンと目があい彼の笑顔を見ました。 知りました。 歌を歌うのは楽しいと。 わたくしはシンのことを心から愛おしく思っている。と。] (360) 2022/12/17(Sat) 22:08:48 |
【人】 U『女教皇』 キュリア(けれど、心のどこかから誰かが叫ぶのです。) (その正体不明の叫び声の主も内容も、わたくしにはわからないのです) (361) 2022/12/17(Sat) 22:10:28 |
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