205 【身内】いちごの国の三月うさぎ
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
…… っ、
……
[粘液と共に直接握り込まれたら、今まで以上に。
ダイレクトに感じる刺激に、堪えきれず喘ぎが零れた。]
[自慰の時に、道具を使ったこともなくて。
いかにもいやらしいことをします、みたいに。
用意されていたローションを塗りつけられて、
初めて感じるぬるつきに戸惑いと焦りと、羞恥が入り交じる。]
……、
は
……っ、
まって、
ン、 っ……
ぅ、
[緩やかに扱き上げる手が動く度に、
ぬちゅ、ぐちゅ
と泡立つ水気を含んだ音。
そこに差し込むみたいに囁かれる声が、
酷く
煽情的
でくらくらする。
一気に熱を上げられていくみたいに育つ猛りを、
握り込まれて、咄嗟に肩に手を伸ばして縋り、
息を詰める。
今にも喉から溢れそうになる声を、押し殺して。
*]
ぁ、
[ いちごに掛けられた練乳が重力に従い、下へ流れ。
口へ含みきる前に垂れた練乳は
ぽた、とオフショルダーで剥き出しの胸元に落ちた。
鞄の中からティッシュを取り出し、拭い取る。
赤い舌先を少し覗かせ、えへ、と笑って ]
食べるの、ちょっと失敗しちゃいました
[ 見なかったことにしてください、なんて紡ぎ。 ]
[ 使用感については、折込済み。
ただ、どうもその感触を、君は知らなかったようで ]
気持ちいいね?
[ 零すはずではなかった、ような
甘い甘い声
は、ますます俺を調子づかせた
と言える。
ぬるぬるとした触感と、人の手の体温と
急き立てられるような快楽に、
はやく、おぼれてしまえばいい
と思う。 ]
すごい、興奮する、声。
もっと、聞きたいな。
ドキドキさせて
[ 縋られるように伸ばされた手
は、
好きなようにさせながら、鎖骨の下にも
赤を散らして、首筋を辿り、耳元近く、
ダメ押しのように、もう一言。 ]
一番気持ちいい顔、見せて。
那岐くん
[ 囁き入れて、輪郭をなぞるように、
耳に舌を這わせながら、すっかり硬くなって
脈打つ場所を、追い立てるように、扱いた。* ]
あ、
[同時に声が落ちる。
誓って言うが、狙った訳ではない。
そうではないのだが。]
…………ああもう。
[思わず天を仰いだ。
胸元に垂れた色といい量といい、違うものを想像してしまった自分は絶対に悪くない。]
[今まで女性を抱いていたときは、普通に。
性欲も、衝動もあったと自分では思っている。
やさしく抱いて欲しいというなら甘やかし、
逆に甘えるように胸に埋まる時もあった。
それでも、常に求める程欲深い方ではなかったように思う。
淡白過ぎると言われた経験も無くはない。
なのに、今は。
もっと深く溺れたいと思うほどに、熱を孕む。
自ら求めることも、求められることも同じくらいに。
相手だけを気持ちよくさせるだけじゃない。
自分だけが気持ちよくなるわけでもない。
同じ温度で、一緒にゆっくりと熱を上げる。
俺の身体に、溺れて欲しいと思うのは。
初めて芽生えた感情だから。
こんなところで覚えた欲深さが、少し擽ったい。]
[焦らされて身を捩った仕草に、落ちる笑い。
まだ余裕があるように見えて、少し悔しくなる。
触れられている箇所が多い分だけ、
こちらの分が悪いのは仕方のないことだけれど。
あなたの手で快楽を得ていくことも、
知っていてほしいから。
口角を上げる様を少し、睨むだけに留めておく。
言葉にできなかったのは、
まだ少し冷たい粘液が熱くなった下肢に
纏わりついて、彼の手が滑らかに滑るから。
余裕が無くなっていくのも、理由の一つなのだけど。]
……、 ンッ、 ……
[確認する声が羞恥を煽る。
でも、感じていることは知っていて欲しい。
だから、浅く、頷いた。その目尻が赤く染まっている。]
[扱き上げる手が何度も往復するのに、
肩に添えた手に、僅かに力が籠もってしまう。
縋るものがなければ、それこそ声が溢れてしまいそうで。]
は っ……、
ンぅ
[耳朶に吐息を吹き込まれたら、
ぞくぞくと背筋を快感が駆け抜けた。
興奮する。俺の身体で。
今まで女を抱いてきた人が、俺の声で。]
ぁ、 ……そ、こッ……
[水音と共に硬く芯を持っていく昂りの、
先端に指が擦れたら、頭を振って弱く抵抗を見せる。]
[よわい、なんて言ってしまえば
感じる場所を伝えてしまうようなものなのに。
そんな言葉をついてしまったことも気づかずに。
名前を呼ぶ声に籠もった息を吐いて、
増えていく彼の所有印が白い肌を染めていく。
耳朶に囁きを吹き込むだけじゃなくて。
舌先で耳殻を辿られ、食まれて、突付かれて。
耳と下肢と、弱い箇所を同時に責め立てられたら。]
……ぁ、ッ…… 、は、
[ふる、と身震いを起こして前兆のような訪れが襲う。
だめ、まだ。
堪えたいのに長い指が欲を煽っていく。
唇を噛んで、堪えて、堪らえようと腰を引いてしまう。]
[達しそうになる前に、肩に縋った手の一つを。
ゆっくりと下方へと下ろして。]
…… ね、 俺も、さわりたい
[他に意識を向けようとして、落ちていった手が辿るのは。
自身と同じものを持つ彼の腰よりも下。
彼も同じように熱を孕んでいるのか知りたかったのと、
一人だけ、追い立てられることに少し焦りを覚えたから。**]
[ 零してしまった笑い声に、満足げな顔に
睨まれたなら、機嫌を取るように、
顎先に、頬にキスをして ]
うれしくて
[ 呟いたらまた、目元に、こめかみのあたりに
キスを。
余裕があるように、見えているのだろうことは
察せたけれど、自分にも余裕なんてないことの
伝え方のほうは、下手だったようで。
ーーそうだね、自分ばかりと思っていたら
少し寂しい。一緒に、とベッドの上まできたのだから。 ]
可愛い、
――……ハ、 ァ
[ 縋る手に力が籠もる。
相手の耳に唇と舌が刺激を与えると
返る君の声もまた、自分の耳に近く。
擽ったさとまた別の高揚感と、
興奮とが入り混じった吐息も、
君の耳には届いただろう。 ]
ここだね、 うん、
[ 先端部分に指が擦れたときに、
聞こえてきた声が決定打、となったか
自分の熱も、相手に知られて構わないと
思ったこともあるのか、
相手の片足に跨るような形の体制から
僅かに密着度を上げるように体重を預けると、
自身の熱が、相手の脚の太ももあたりで
つっかえ、擦れた。 ]
[ 声色は、いいこ、いいこと
甘やかすように、優しく。
よわい、と教えてくれた先端部分への刺激も
指二本で、くるくるとやさしく。
熱を持つ耳には軽く歯を立てると、
腰が引いていくから ]
にげないで
[ と甘えるように、擦り寄って――。 ]
[ そんな風に言われたことは、あまりなかった。
――外面を好んで抱かれることを選び、
喜ぶような女性達は、
自分という外面と俳優という肩書に、
何をしてもらえたか、を
非常に気にする生き物だったから。
愛しさがなかったわけではないし、
触れたいと言われれば、どうぞ、と返していた。
――相手がそれで喜ぶなら、と。
それで満足していた頃のことなど、もう
思い出せない。 ]
……うん、触って
[ 耳元近く、さわりたい
と告げられた
言葉に、 ]
どこでも、触ってくれるなら 嬉しい
[ 初めて心から、思った言葉を返しながら
顔を上げて、熱を孕み、ギラついた瞳のまま
微笑むが、その表情はすぐに崩れることになる ]
――……ン、
[ 君の手が、熱の塊に触れると、
切なげに、眉間に皺が寄ってしまったので。* ]
| [ 大好きな彼氏と、大好きなものを 共有するのが楽しみという様子 >>0:38の 真白さん達に送るのは微笑ましいねという目線。 いつかの夜に今から告白しますと 宣言し、内緒にしてね、を実行して いてくれたいたなら、その後の花見会で 思うこともあっただろう。 驚いては居なかったのは 女性の持つ勘の鋭さか、 己があまりにもわかりやすかったせいか。 両方かもしれない。 兄妹のようなやり取りに割って入るような 事はしないけど、自分のことも、 親戚のお兄さん程度に思ってくれれば良いのだが。 ――彼女が母親との縁を絶った由縁も 再び会いにいき、自分の気持と正面から 向き合った事も、きっと知らないけれど。 それでも何かしら、兄の恋人、という立ち位置が 役に立てる日が来るなら、嬉しく思うだろう。 ] (12) 2023/03/22(Wed) 1:34:46 |
| なんて出来る男なんだ……神田くん >>0:42[ 那岐くんが大浴場に行くというなら 楽しんでおいで、と言うつもりでいた。 貸し切りや、部屋に対応している温泉が なければ、自分は深い時間にこっそり、とか 考えていたもので。 ――もしやそれを織り込み済みで予約を? と思い当たったので拝む勢いで、感謝しただろう。 心のどこかで、納得するような気持ちも少し。 そうだよね男三人はその気になれば、一緒に、 が出来ても、真白さんとは一緒に入れない。 せっかくなら恋人同士ゆっくりしたいのだろう ] (13) 2023/03/22(Wed) 1:35:39 |
| うん、時間気にしなくて良いのは すごく助かる [ 部屋でも >>1という言葉には軽く頷いた。 ――傷跡を、恥だとか、欠点だとか そういった気持は、もう持っては居ない。 やさしく触れてくれる手を知っているし その手ひとつで、十分に満たされているので。 とは言え、他の客を驚かせてしまう事には 憂いていたので、時間を気にせず 浸かれるなら、有り難く。 ] (14) 2023/03/22(Wed) 1:36:31 |
| [ 到着し、自然に二手に分かれると 小指が手の甲に触れる >>2 短く頷き、ビニールハウスへと向かうと そわそわとした君が、 ] ああ、聞いたことはある。 味の想像がつかないな。白い苺。 [ 白いいちご >>3と口にしたので 素直に想像がつかない、と返し ] そうだねぇ 姫って名前が 結構あるみたい……とちおとめとあまおう くらいしか知らないな。 [ そう続けた。なにせ料理の名前すら クイズ形式を取るような有様なので それ以外の品種も口にしたことはあるのだろうが 正直全く覚えがない。 ] (15) 2023/03/22(Wed) 1:36:59 |
| 紅ほっぺ それは可愛いね
[ 手招きに誘われて、いちご畑の中へ ]
那岐くんの好きなのは、あった?
[ 問いかけながら赤々としたいちごをひとつ 手に取った。* ] (16) 2023/03/22(Wed) 1:37:16 |
[拗ねるように睨んだ視線を受け止めて、
また彼が笑えば、あやすように落とされるキス。
笑った理由を諭すみたいに教えられて。
決まりの悪さに、]
何も、言ってない……
[少し決まりが悪くなって、そう返したけれど。
もう一度、目尻を落とされたなら、
そんな反応すら居た堪れなくなってしまう。
たったキス一つで簡単に機嫌も治ってしまうから、
恋とはかくも厄介で、苦しくて、愛おしい。
ああ、気づいたら。
――――こんなにも好きになって、
胸が苦しい。
]
[かわいいと囁く声と合わせて、擽る吐息。
間近で聞いたらその色香に逆上せそうになる。
嬲られる耳朶が熱を含み、赤く染まって。
微かに歯の痕が浮かぶ程。
確かめるみたいに繰り返される音と一緒に、
指先でノックされたら、びく、と腰が揺らめいた。]
……、 ンッ、ぅ
[その反応が返事を返すよりも如実だったろう。
伏した瞳が薄く水を張る。気持ちいい。
女性とは違う、少し骨ばった指は
勃ち上がったもの全体を包み込めるぐらい大きくて。
余すとこなく、弱い箇所を握られているみたいだ。
男が弱いと感じる場所を、知っているから、尚更。]
[時に奥歯を噛んで、堪えるように。
俯いて、乱れていく表情を隠すみたいに。
教えたばかりの弱点を丹念に指でなぞられて、
刺激を念入りに送り込まれたら先端から、
先走りが溢れて、ローションと混じり合う。
腰が、ずくんと重みを増して。
引けそうになった腰を抑え込むみたいに、
距離を縮められたら、逃げ場所を無くして。]
だ、
め…… ッ、
[甘い声が鼓膜を震わせて、熱を更に煽っていく。
一人じゃ、嫌だから。
そんな時に、押し付けられた太腿に彼の熱が触れる。]
[――――勃ってる。彼のものも。
身を以て体感させられて、息を呑んだ。
良かった、という安堵と。
自身で興奮していると分かれば仄かに羞恥も浮かぶ。
さっきは逃げも少し混ざっていたけれど。
触って、と。嬉しい、と。
いう声に顔を上げれば、熱を孕んだ瞳と視線が交わる。
下肢に落ちた手をゆっくりと昂りに伸ばして、触れる。
布越しじゃ熱は伝わらないけれど、
その硬さは確かめられるから。
指先で軽く押して、躊躇うみたいに一度、引いて。
それから、形を確かめるように下から辿って、包む込む。]
[ 決まりが悪そうに返される言葉に、
そういう所も、 ]
好きだよ ……ふふ、言いたくなって。
[ と伝えながら。君に関してだけは
欲張りを自覚しているから、蕩けた顔も、
見たくて。
指先にもつい力が入る。
大きく腰が揺れて、艶めかしい声が
届けば尚更、握り込む手にも熱が入って。
だめ、と溢れてきた吐息ごと、
食い尽くすように ]
だめ?
……いいよ、このまま
[ と囁きながら
ぬるりと先走りの感触がしたら、
更に手の動きは追い詰めるように、速く、熱く。 ]
[ それほど何か刺激を与えられているでもなく、
君の姿で、声で、乱れで、膨張しているそれが、
余裕なんてないのだと、言葉より饒舌に
伝えてくれただろうか。
指先で押されて、一度引いて。
包まれたなら、堪え性がない心と似たのか、 ]
………
ふ、
[ その先を強請るように、包まれた手の中で
また少し、質量を増していく。 ]
[ それからも少しの間、ちゅくちゅくと
口腔内で絡ませていた舌を、名残惜しそうに
引いた時には、手の中に、
熱い白濁が収まっていただろうか。 ]
……あんまりかわいく、キスして
とか言うから、イッちゃう顔、見逃しちゃったな
[ 呼吸が荒くなるようなら、落ち着くのを待ってから
擽るようなキスをして ]
今度は、見せてね
[ とねだるように、言いながら、
肘で体を支えながら、指で目尻を拭った。** ]
<xsmall></xsmall>[機嫌を取るような「好き」も。
言いたくなったと付け足して甘やかすから。
言い訳めいたさっきの言葉が更に格好悪くなる。
俺も、と返すには余裕もなく。
ぐちゅ、と芯を握り込む手が強くなって、
卑猥な水音がいやらしさを教えて。
意識が段々と下肢に集中していないと
堪えきれなくなるくらい追い詰められて。]
ぁ……
だ
、 ……ッ、 ン
[だめだって言ったのに、返ってきたのは
余計に先を促すような言葉と、刺激。
やばい。だめ。
ぐるぐると頭の中で否定の言葉が渦巻いて。]
[擦る手に煽られるみたいに、無意識に腰が揺れる。
もっと刺激がほしいみたいに、擦り付けて。
だめ、と言いながら結局、ねだってしまう。
どんどん膨らみが張り詰めて、今にも弾けそうに。
肩に置いたままの手が、きゅぅ、と縋る。
薄い水膜の中、助けを求めるみたいに見上げて。
俺も彼を気持ちよくさせたくて、
膨らみをやさしく撫でた後、ジ、とジッパーを下ろして
前を緩めて、下着の中へと手を忍び込ませていく。
しとり、と濡れた感触が指先に触れる。
彼も、感じてくれている。
そう思ったら、少しの高揚感。
微かに、口元が緩む。]
[その隙きを盗むみたいに、唇を塞がれた。
キスをねだったのは俺、だけど。
性急にも感じたそれに呼吸を奪われる。
指先に感じた猛りに刺激を与える暇も与えられずに、
首を傾けて、枕に沈んで。]
……ン、ぅッ ……
ふ
[声も吐息も攫うようなキス。
絡めあった舌先からも、下肢からも淫らな音がして。
――過敏になった耳を犯されて、もう。]
[解放された唇からあまくて、せつない、溜息が溢れる。
余韻が酷くて、彼の言葉も聞こえはするのに、
頭で理解するのに、少しの秒をもらった。
見たかったのか、と唇を噛む反面、
男ならそうだよな、と同意する自身も居て、
複雑な気持ちを覚えながら肩で息をしていたら、
もう一度、やわい唇が触れる。]
…………ばか、
……、景斗さんも、見せてくれるなら。
[俺の機嫌の取り方を知っている。
だから、照れ隠しにそんな悪態をつきつつも、
こちらからもおねだりを。
水膜を超えて散らした涙を払われたなら、
ふ、とようやく笑みを零して、何度でもキスを交わそう。*]
[ 上り詰めていく快楽に耐えるような表情と
押し殺す事も出来なくなってきたのか、
漏れる声が、こちらの衝動も追い立てていく。
だめと言われ、いいよと返す。
駄目じゃなさそうだね、と言葉で返すのは
意地悪に見えるような気がして、微笑むだけに
留めたのは正解だったと思う。
もっと、そう言えない代わりに、
体のほうが素直に、それを伝えてくれたものだから。
今にも吐精しそうに張り詰めた場所を握られて、
快楽と、羞恥とで溢れてきた涙で、
瞳を濡らしながら、見上げる表情。
その表情のまま、己の熱に触れようと
下半身に手を伸ばして来られると、
それだけで、喜ぶみたいにひく、と
反応してしまう熱が、恨めしい。まだもう少し
大人しくしておいて欲しかった。* ]
[ 顔を離すと、まだ余韻が辛いのか
吐精後特有の気怠いため息が漏れ、
とろりとしたまま、呼吸を整えていたか。 ]
夢中になっちゃって、ごめん
[ 見下ろしながら体を起こし、枕元のウェットティッシュ
を引き寄せ抜き取ると、掌に収まり切らずに
溢れた白濁と、ローションを優しく拭き取った。 ]
見たいの?いいよ
[ 可愛らしいおねだりに応えるようにキスをしてから
一度体を起こして。 ]
[ ちょっとした、興味本位であったことは否めない。
君以外の他人ならば死んでも御免被りたいが
好奇心に勝てず、といったところ。
手首からとろ、と伝ってくる液体に舌を這わせ
僅かな量を口に入れた。
ローションと混ざり、味まではよくわからないし
極少量ではあるが、興奮材料としては、
大きく効果を発揮したと言えるだろう。
それを目の前で見せられる相手が
どう思うかまでは、あまり考えていない。
残りはローションごとウェットティッシュで
拭き取って既にジッパーが降ろされて
引っかかるだけになっているジーンズを
立ち上がって、引き下ろした。* ]
[夢中になるくらい溺れてくれたのかと思えば、
じわりと頬に朱が滲んでいく。
嬉しくて、擽ったくて、恥ずかしい。
忙しない心の動きを悟られぬように。]
……平気。
[少しだけ強がるみたいにそう応えて。
事後処理を済ませようとする動きに、
こちらもずり上がるように、肘を立てて、
少し身を起こすように距離を取る。
見たいという要望にさらりと返されたら、
まるで恥ずかしがっていたこちらが馬鹿みたいに。
"視られる仕事"をしているから、というのも
あるかもしれないけれど、そんな抵抗なく言われたら。
ほんの少し、また、余裕の差を感じてしまって、
悔しいような。気も、ちょっと。]
[ウェットテュッシュで拭い取られていく、
自分の欲の名残を横目に見ていれば。
拭いきれない溢れを、不意に彼が舌で追いかけて、
舐め取って、口に運ぶから。]
……
ちょ
、っ
[ぶわ、と花開くみたい熱が顔に集まって。
慌てて制止するように声を発した。
多分、美味しいものではない。欲の塊。
口に入れてしまった後じゃ、
今更止めるのも遅いかもしれないけれど。
手首の浮いた血管に這う白濁を舐めあげる仕草に、
また煽られるみたいに熱が、灯る。]
……あぁ、……もう、
[くしゃりと自分の前髪を崩して照れを隠して。
参ったというみたいに弱く、頭を振る。
心を掻き乱される。
所作の一つ一つに。
ぱさりと布がまた落ちる音して。
彼の下半身も顕になれば、上半身よりも広く
赤く、斑に散った火傷の痕がはっきりと目に飛び込む。
照明は点けたまま。
ライトに照らされた赤い瑕痕。
真っ更な肌が綺麗というならば、
それはとても、同じ言葉を使えないかもしれないけれど。]
[小さく、息を呑んで。押し黙る。
――――そうして。
そっと、彼の身体に手を伸ばした。
トン、と彼の肩を押しやって、枕側と反対側に押して。
彼がシーツに尻もちをついたなら。
自身も身体を起こして、彼の膝の上に跨るように
身を乗り上げて、股で彼の腰を挟み込む。
乗り上げた分だけ、高くなる視線。
情欲に濡れた瞳で見下ろして。]
景斗さんが、まだ、イってない
[そうして、まだ硬く勃ち上がったままの
彼のものに再び、触れる。]
[一度達しただけじゃ、足りない。
もっと、感じたい。
感じてるところを、見たい。
彼より少し短い指で彼自身を握り込んで、
上下に擦りあげながら、熱の籠もった息を吐き出す。
腰を近づけた分、手を動かしている部分の近くで。
萎んだ自身のものが濡れたまま、息づいていて。]
…… 、ッ
[ず、と腰を更に一歩詰めるように距離を詰め、
膨張している彼のモノと自身のモノを直接触れ合わせ
直接、あなたの熱を感じようと。*]
[ 君の好きなところの一つに、
二人ときだけ見せる顔、がある。
さてこれはどちらなのか。
恥ずかしがり屋の恋人は、
表情や声を隠そうとするきらいがあるから。
平気、と言いながら身を起こした君が
ぶわ、と赤に染まるのを見て、
またぞく、と下肢が騒ぐ。
見られる仕事をしていた、それは
そう、だけどこの瞬間浮かべた表情は
職業病由縁のものであるはずもない。
慌てる声の主へ、流し目ひとつ。
くつくつと笑って、ベッドサイドの
冷蔵庫から、ミネラルウォーターを二つつかみ取り
一本をチェストの上に、一本は封を切り
口に含んだ、味はともかく喉に張り付く
粘液を流し込むために。 ]
[ 封を切った方も、チェストに置いて
服を脱いだ後、小さく息を呑むのが聞こえた
何を思っているかは、分からないが
少なくとも、青褪めて引いていくような
声色でなければ、それいい。 ]
――おっと、
[ 伸ばされた手に肩を押されて、
シーツに体が沈んでいく。
おや?と思ったときには、
君に見下されていただろう。 ]
……うわ、 なんて目で見てるの
出ちゃうかとおもった。
[ 情欲の籠もった視線が体に刺さるだけでも
興奮するのに、まだ、とか言いながら
触れるから ]
俺のことも駄目にしてくれるんでしょ?
君に触られたら、すぐ駄目になっちゃうよ
見てて、
[ 僅かな年の差があったところで、
ぶってるだけで、余裕なんてないんだ。
好きな人が、自分を悦ばせようとして
触ってくれるのだから、 ]
………ん、 きもちい、
[ 自分より少し短い、彼の手が
熱の塊を握り込んで、擦りながら
欲情しているみたいな目でこちらを見ている。
繊細な料理を作るその器用な手で、
与えられる快楽に、打ち震えてしまいそうで ]
俺の触りながら、興奮しちゃった?
すっごい、エロい……
ぁ、いい、……このままして、
[ 距離を詰めれば、僅かに触れ合う熱。
僅かに上体を起こし、短く息を吐きながら
触れ合う熱に片手を伸ばし ]
っ、……ん、 ぁ
[ 没頭するように、熱の籠もった息を、
声を、吐き出した。* ]
[ついぞ出た声に返された反応は、
やはり、余裕の残る視線を流されるだけに見えたから。
熱くなった頬を掌で覆うみたいにして顔を背けた。
飲むな、とは言わないけれど。
さすがに動揺は隠せなかったから。
愛液と確かに同じようなものかもしれないけれど。
自身の身体から吐き出したものを、含まれるのは。
あの日、心臓を食べられると思った、
デザートを口運んでいた時の感覚と少し似ている。
口を漱ぐのを横目に、少しホッとしたのは。
自身のものを残したままの彼と、
もう一度キスするのは、少し躊躇いがあったから。
それは、心の内だけ閉まっておくことにして。
]
[肩を押して、乗り上がった膝の上。
唐突にそんなことをすれば、驚かせてしまったかも。
体制を崩した彼が、意表を突かれた声を落とす。
いつもとは違う視線の角度。
見上げていた表情が、今は見下ろす位置にある。
情欲に濡れた瞳は透けていたらしい。
指摘する声に、薄く笑みを浮かべて。]
そんな顔させたのは、景斗さん、でしょう?
[長い前髪の上から額と、こめかみに、
ちゅ。と音を立てて、キスを贈る。
ベッドに入る前の言葉を引き合いに出されて、笑い。
見てて、と言われたなら手元に視線を落とした。]
[達したばかりでも、感情が昂ぶっているからか。
再び、擡げ始めている自身のモノ。
それ以上に張り詰めている彼の熱。]
……ン、
[彼の先端から溢れた汁気と自身で出したものと、
ローションの名残を借りて、くちゅりと音を立てる。
最も敏感になっている箇所を、重ね合われば。
また、気持ち良さに身体が小さく震えて、
その先の高揚感に、唇から熱を解けさせる。]
[感じている声を聞けば、握り込んだ手の動きを
少し早めようと、動きを変える。
二人分じゃ手が届ききれなくて、殆ど彼のモノばかり
擦り上げながら、足りない分は自ら。
腰を擦り付けるみたいに揺らして、快楽を得ていく。
は、と籠もった息を吐き出しながら、
煽るような声が、意地悪く囁くから。
それだけで、ぞく、と震えが走って。]
……ン、 ……興奮、した
………… ぁッ、
[従順に瞳を伏せて、こくんと小さく首を縦に揺らす。
こんな性に貪欲な自身が居たなんて、初めて知った。
支えのない腰が、手の動きとタイミングがズレて。
ずるんと、擦れ合う昂りから外れたら、
もう一度、繋ぎ合わせるみたいに腰を押し付けて。]
[高め合っていく気持ち悦さに酔い痴れていく。
このまま、という声に浅く頷いて。
手を緩めないまま。
自身の再び勃ち上がったモノと、彼のモノを
自身の手の上から彼の手が覆い被さって、
もっと、と煽られるみたいに手が往復する。
足りなかった箇所を、埋められるみたいに。
満たされたら、堪えきれずに、あえかな声を洩らして。]
ぅ…… ン、ッ……
[我慢出来ないみたいに額に額を擦り合せ、
くしゃりと重なった前髪が交わって、乱れる。
間近で響く色香のある声に、つられるみたいに。
我慢していた声が、喉元から突いていく。
段々と、快楽しか追えなくなっていく。
自身の姿態がどう映るかも余裕がないぐらい。*]
そうなの?
なら、嬉しいね
[ 押し倒される想定は、あまりして
いなかったから。素直に驚いた表情へ
贈られたキスを、擽ったいような気持ちで
受け取った。
見てて、と言えば視線はそこに、
固定されただろうか。
もう少し、その瞳で見ていて欲しい、
けれど。
待ちきれないとばかり、先走りに濡れる
そこは、触れ合う熱に酔い切っているようで。 ]
[ 擦り上げられるたびに、短く息を詰めて。
素直に、興奮した、と告げられたら、
ぎゅ、と眉間に皺を寄せて、 ]
俺も、
……うっ、……
[ 支えのない腰が、一度ずるりと
離れると、上体を起こして、
腰に手を回した。
先程よりも素直に漏れる声に、
抑えきれない興奮がそろそろ限界だと
音をあげて、 ]
も、……
イく……、 ん、ァ………
[ 微笑む余裕すらないまま、
熱を押し付けるようにして、吐精した。
びゅく、と吐き出すたびに、
切なげに眉根を寄せて、体を大きく
揺らしながら。
それでも、離れないでと言いたげに
腰に回した手はそのままにしていたから
振動は君にも伝わったことだろう。
同時、でなければ吐精後の緩んだ顔のまま
勢い良く飛び散った白濁を塗り付けるように
君の、を握り込んで、 ]
| [ 小声での囁き >>18には、微笑みで返しておいた。 自分たちの場合は普通の声量でも、構わない筈なのだが 声量を落とされることで余計に、色んな意味を 含む気がするのだが? わかりやすく動揺を悟らせはしないけれど、 一瞬ピタ、と動きが止まったのは否めない。 一緒に?いいけど絶対君ただではすまないけど いいの? ポーカーフェイスの裏でそのようなことを 考えているなど、二人には伝わるまい。 伝わってたまるか、なんぼ友人でも そういった生々しい話はしないに限る。 ――と、言うのに君は、しれっと、 手を重ねてくるのだから、 長い長い長いため息も出る、というものだ。 ] (22) 2023/03/22(Wed) 23:58:20 |
| パイナップル?それはまた不思議な。 摘み取りにあるのかな、白いいちご。
[ いつだか高級品だと聞いたことがあるような。 ――尤も品種にもよれば、価値にもよるのだろうし あるのかもしれない。
どれを摘もうか探している君の後ろ姿に ふわふわと花が咲いているような、幻覚が見える。
くらいには、楽しそうで良かった。
この時はまだ、年末年始のことについて 決めかねていたものだから、 合鍵を渡し、好きなときに部屋に来るように なったとしても、ゆっくり時間が取れることは あまりなく。 ] (23) 2023/03/22(Wed) 23:58:41 |
| [ ――それを考慮外にしたとしても、 デートスポットは限られているという事もあり、
だからこそ、神田くんには感謝したいと 思ってる。
便乗じゃなくても気軽に、 ただ、愛し合う、他人達と同じ目で 見てもらえる世界に、早く来て欲しい。 ] (24) 2023/03/22(Wed) 23:59:00 |
| 大きくて、甘いのだよね。 あれ?大きくないのもあるんだっけか [ 楽しげな君が、形の綺麗な苺を摘み取り ] え?いいの? [ どうぞ >>21と差し出してくる。 苺好きなのに、最初の一粒、くれるの と躊躇っていると、それは口元まで運ばれて 来てしまったので、あ、と口を開けて 苺を迎え入れた。 ] こんなに甘いの、苺のイメージ 変わっちゃうな。 [ 鼻から香りが抜けていく頃には、 俺もすっかり、苺好きになって居ただろうな。* ] (25) 2023/03/22(Wed) 23:59:19 |
[そうなの、なんて。本当に気づいていなかったのか。
自覚のなさに思わず、口が開いてしまった。
一人ならこんなに感じたりもしない。
単調な動きで溜まったものを吐き出して終わらせるだけ。
躊躇っていた羞恥を殺してまで見られる事も、
許してしまうのは貴方だからと気づいて欲しい。
……それには、こちらの言葉の足りなさもあるけれど。
割りと態度には出しているつもりなのに。
まだ片思いを続けているような素振りすら、
未だに見せたりもするものだから。
近いうちに彼の考えを改める必要がありそうだ、と
心内でひっそりと画策するのは、彼には秘密の話。
]
[素直に伝えた告白に、合わせるように彼からも一言。
息を詰める様子が、彼の余裕のなさを伝える。
淫らに揺らした腰が、滑ったら。
引き止めるみたいに腕が腰に回って。
大きな掌が脇腹を捕まえるから、
近づいた分だけ動きに制限も掛かってもどかしい。]
……ン、 出して
[限界を訴える声に、裏筋をなぞリあげる。
先端をぐり、と指の腹で押して煽り立てれば。
彼も俺を煽るみたいに、手の動きが早くなる。]
ッ、 ふ、……ぅッ、
[煽るつもりが煽られて、熱に侵されて。
どくどくとまた熱が中心に集まっていく。]
[低く、小さく、低い声が耳朶に響く。
少し、痛いと思うほど額を擦りつけ合って。
先に限界を訴えたのは彼の方だった。
熱い迸りが重なり合った手の内で弾ける。
彼の体温と同じ熱さが手を汚して、数度に分けて。
吐き出されていくのを掌で抑え込んで、受け止める。
彼が達する度に、動く身体が
膝の上に乗る自身の身体を揺らすから。
そんな些細な揺れすら腰を伝って、快感に変わる。]
…… ぁ、 ッ……
[ぐっと腰を引き寄せられて、達したばかりの
屹立がぐちゃりと卑猥な音を立てるぐらい密着すれば。]
[いくらかあった此方の余裕も剥がれていく。
ぬるさを保った粘液を塗りつけ、握り込まれる。
イったばかりの身体に、その刺激はあまりにも強烈で
緩んだ表情の奥に濡れた欲を魅せられたら、
心臓が、ドクン、と激しく波打つ。]
ぁ、……ッ、ぅ……、
……ッン、
だ、め……ッ、まだ、
[さっき見せたばかりなのに、もう筋を浮かべる程に、
張り詰めている自身が恥ずかしい。
こんなにも欲を感じたことはない。
吐き出したい気持ちと、羞恥がまた襲って。
弱く、首を揺らすのに。
ねだる声が、甘いから許してしまいそうになる。]
[長い指が逃さないというように包み込む。
先端の弱い部分を、親指で強く押し潰されて。]
……ァ、ッ ……
そこッ、
ンッ……、また、
[汚れた掌を拭う余裕もなく、
両腕で彼の背を抱き寄せたのは許して欲しい。
その隙きを与えてくれなかったのは貴方だから。
額を突き合わせたまま、また一際大きな波が来る。
吐息も、声も、表情も隠せないまま。
彼に縋って、ぶる、と身震いが走って、
堪えきれずに白濁がまた、彼の手を汚した。*]
[ 直接与えられる快楽とは別に、
視覚、聴覚から得る興奮でそうなってしまう。
自分に覚えがある事だとしても、
相手がそうとは限らない、から。
もしも触れ合うことを許してくれたら
目一杯、気持ちいいことだけ、
してあげたい なんて傲慢な考え方を
見透かされたような気がした。
――テレビを通して、何万人もの人が
己を見て、理想として、恋をしてくれていたとしても
ただ一人に、愛される覚悟に、持ち合わせが
なかったのかもしれない。
自分が相手を愛したいと思うのと、同じくらい
相手もそう、思ってくれていると。 ]
[ 信じたいから、今。
ここで触れ合っているのにね。 ]
[ 淫らに揺れる腰を、がしりと
抱きとめて、限界を訴えると、
弱いところがなぞりあげられて、ますます
呼吸が乱れていく。
声を拾った耳が熱くなる。
下肢に集中していく熱が、全身に回って
いくように、 ]
ぅ……あ、……ンンッ……
[ 溜まった熱が迸るように吐き出されて、
君の手を汚していく。
全て出し切った後、大きく息を吐いて
ねだるように、名前を口にする
まだ体内の温度を覚えている精液ごと
包んだ手に、イッたばかりの体への気遣いなど
なく、激しく上下に動かして。
情欲に濡れた声を受け止めながら、
射抜くように、跳ねる体を、上り詰める表情を
見届けた。 ]
[ 一番近くで、その願いは無事聞き届けられたのに
己はどこまで欲張りになるのか、少し
恐ろしい。
吐精されたそれを見て、諦めるような色を持った
ため息を零した。 ]
………すごい、良かった。
のに、
[ 互い達した後で、まだ敏感になったまま
そっと抱きしめれば、伝わってしまうだろう。
萎えるどころか、未だ硬さを保ったままで
いるということに。 ]
[ 若さで言えば、彼のほうが盛りと言えようが
自分の年齢とて、まだ衰えを感じるには
至らないところ。 ]
……今日はね、気持ちいいことだけ
しようって、言うつもりだった。
男同士でするってなると、
痛い思いさせたりしたりするかなって、
だから、抱くとか抱かれるとかまでは
しなくてもいいかなって、
だけど、
[ 背を撫でる手の優しさだって、真実なのに、 ]
今、どうしようもなく、君を抱きたいって
思ってしまって、
[ 君に
溺れたい
この体のほうが、言葉よりも
よほど素直かもしれない。
背を撫でる手を、するりと形の良い尻へ滑らせて ]
いいかな
[ 問うた。
粘液でぬるついているほうの手も
決して受け入れるための場所ではない、
そこへ、向かわせながら。* ]
[テレビの向こうで活躍する姿を見たのは、
その日の夜が初めてだったと言ってもいい。
MVで見た彼の姿が過去の彼に重なって、
ようやく同一人物だと理解したぐらいの知識。
それまでは耳で得られた彼が懐かしく話す声しか知らなかった。
俺が惹かれていったのは、液晶の向こうではなく、
優しく穏やかな声で月を想うような、
Hare悪戯めいたサービスを思いつくような、
大事そうに俺が作ったデザートを写真に収めるような
そんな、あなただったから。
触れたい、と、思う。
まだ知らないあなたを。
スクリーンの向こうに居るあなたも、全て。
――――欲しい。]
[彼の手をまた汚してしまうくらいに吐き出した欲。
擦り合わせた額が痛いぐらい、
擦り付けぐちゃぐちゃになった前髪がら絡み合う。
射精後のぼうっとした感覚を味わいながら、肩で息をして。
は、……と鼻先に熱を零す。
達した後なのは彼も同じ。
互いに上がった体温で肌が汗ばんでいる。
近いからこそ、紡がれる呼吸が少し荒いでいるのが分かる。
切なげに呼ばれた名前を、今更頭の中で反芻して。
甘えるみたいにまた前髪を擦り合わせたなら。
落とされる溜め息に気づいて、首を少し傾けた。
のに、と続く音。]
…………、……?
[柔らかく抱きしめられて、腰を引き寄せられたなら。
達したはずの彼のモノがまだ硬さを保持していることに、気づいて。
ぁ、と触れた瞬間、甘い声が零れた。]
[ゆっくりと彼の手が背を撫でる。
まるで落ち着かせるみたいに動くその手に、
身を委ねながら、紡がれる言葉に耳を傾けて。
男同士のSEXについて、考えていたことを知る。
気持ちいいこと、の次に口にした
痛いかもしれないこと。
その言葉に想像する先は予習済みの身には、容易くて。
つう、と優しく背を撫でていた手が滑り落ちていく。]
……ぁ、ッ、
[腰筋を辿り、やがて指が辿り着くのは。
男女では想定されていない場所。]
[抱きたい、というストレートな物言いと、
向けられる熱の篭った視線が情欲を孕んでいるのが分かる。
肩に添えた手に僅かに力が篭もる。
想定してない訳じゃなかった。
ネットで調べた知識、動画を見ることは躊躇ってしまったけれど。
その。
彼が俺を見詰める瞳の奥に何度か。
今日と同じような色を感じる事が、あった。]
[はく、と唇で酸素を取り込むみたいに喘がせて。
肩を掴む指先で彼の背を軽く撫ぜる。
口にすることを躊躇ってしまうけれど。
真摯に求められる思いに、応えたい気持ちはある、から。]
自分じゃ、……気持ち悦く、できなくて……
感じるか、分からない、けど、
[瞳を伏せて、彼を受け入れる為の準備を、していたと。
伝えたなら、それは。応と言ったことになるだろうか。
かぁ、とこれ以上ないくらい頬が熱くなって、羞恥が浮かぶ。今までで一番恥ずかしい。*]
[ 同じタイミングで落ちた声、ひとつ。
「ああもう」と言いながら天を仰ぐ仕草に
何を想起したか察して、猫のように口角を上げた。 ]
……なにか変なこと、考えました?
[ 背伸びして、それでも20cmの差が埋まらないなら
屈んでくださいと訴えるように服の裾を引いて。
そんな問いかけを囁いた、あと。 ]
……車の中でも、こっち、見てたでしょ。
今のうちに、教えておいてあげますね
──明日の分の着替え、ちゃんとタートルネックですよ。
[ 同僚とその恋人も連れ合いとはいえ、
お泊りは当然二人一室。
恋人との一泊二日のデートで、夜なにもなく寝るなんて
……付き合ったばかりの頃の私じゃないから
そんなことは多分ないと、思っているので。
期待して、二日目の服を選んだのだし。
]
[ 触れ合わせるような動きをしなくても、
触れ合う鼻先、唇、吐息もまた、
互いの熱を冷ますに至らないほど、熱いまま。
甘えるように額を押し付けて擦り寄せてくる
愛おしい存在に、胸がいっぱいになる。
快楽に追い詰められる顔も、
達する顔も、そして達した後の
くったりとした表情も、全部が全部、
愛おしくて、仕方がないのに ]
俺も、こんな風になる俺のこと
知らなかった。
[ 抱き締めたことで、ぴたりと重なり合う体は
鼓動の音すら誤魔化せない。
硬いままのそれに気づいたのか、
甘い声が耳を擽って、ふ、と笑う。 ]
[ このまま、くったりとした身体を
優しく撫でながら眠りたいと言えたなら
優しいだけの男で居られただろうか。
性にしても、愛にしても、
これほど欲深だとは、思わなかった。
次々と湧いて出てくる性欲を、
そんな風になったことはないから、
飼い慣らすように、堪えることすら
楽しいとすら思っていたのに。
腰から下へ伸びていく手に、声が上がれば
また。新しい自分を知った。 ]
[ そこまでは、想定していなかっただろうと
決めつけてしまっていたのは、やはり
愛する覚悟はあっても、愛される覚悟が
足りていなかった何よりの証だと思うし、
恋人になって欲しいと願った日があって
泊まりたいと提案された日があったと言うのに
それを何処か、
「自分に応えるため」に「そうしてくれたのだろう」
と、君の気持ちを、君が傾けてくれている心を、
これだけでいいからと おざなりにしていたのだ。
――好きと伝えることに、戸惑いがなくても
伝えられたものを上手に受け取ることが
出来ずに、遠慮されるなんて、
どれほど、切ないことだろう。 ]
………? え、
[ 君のほうが余程、どちらの覚悟も
決まっていたのだと思い知らされて、
目を丸くさせてしまった。
自分じゃ、……できなくて、
真っ赤になって、それを伝えてくれて
今度こそ、息ができないくらい、
胸が詰まった。 ]
[ 恋とはこんなにも、恐ろしく苦しく、
そして、泣きたいくらい胸が詰まるものだったのか。
臆病な俺は卑怯にも、
目の前のいとしいからだをきつく抱きしめて、
その涙を隠してしまうけれど、
どうか、責めないでほしい。
愛
を知るのは、はじめてなのだ。 ]
痛みは?
[ ぬるつく指を、こわごわとその場所に侵入させていく。
異物感は拭えないだろうが、それでも
優しく少しずつ。
おもったよりもすんなりと、指一本飲み込んで
いくので、ああ本当に自分で試していたのだと
知り、不謹慎にもその姿を思い描き、
密かに、興奮してしまいながら ]
……あったかい。
ゆっくり、抜き挿しするね
[ 中で指を少し曲げて、宣言通り、
ゆっくり、その動作を繰り返しながら、
気を散らせようと、胸の突起に歯を立てる。
二人分の体液が纏わり付いた指が
行き来すると、卑猥な水音が響いて。
気が逸ってしまうから。* ]
[ぐ、と言葉に詰まる。
この表情と言葉は「察している」やつだ。
随分と性に対しての勘が良くなったものだ。
ずっと手玉に取られている。]
準備の良い彼女を持って僕は幸せ者だよ。
[お預けの後、狼がどんな状態になるかを知っていて、
家に帰る前にそれを解禁してくれるのだから。
――夜は覚悟しておいてほしい。]
[合わさった肌を通して感じる鼓動。
その速さと、知らなかった、と呟く彼を
笑える余裕は自分にもなかった。
同じぐらい速い鼓動、興奮と胸の高鳴りが混ざって、
どうしようもないから、収め方を教えて欲しい。
吐き出されるように笑う息すら肌を擽るから、
彼の動き一つで、身体が敏感になっていくのが分かる。
じゃれ合いの延長だと思っていた撫でる手も、
気持ちを伝えるためのキスも、何もかも。
小さな快感を掬い上げていくみたいに、確かめられて。
――俺で、感じて。
そう言われるままに、身体が彼を
覚えていく。]
[恋人として、彼と向き合うと考えたあの日から。
今日に至るまでを考えていなかった訳じゃない。
それは、泊まりたいと口にした時も変わらず。
恋の延長線上に性愛があることは、
恋をした人間ならば、誰もが経験することだろう。
手を繋ぐだけ、隣に居るだけ。
それだけでも「幸せ」と呼べるのだろう。
だけど。
欲情を隠した瞳と視線を交えた時から。
彼が、四葉のチョコレートソースを口にした時から。
そんな予感は、していたし。
そのことに嫌悪どころか、心臓が跳ねたから。]
[抵抗がなかったわけじゃない。
彼との性交との拒否反応というよりも、
自身で、双丘の奥底に触れて解すという行為に。
躊躇って、踏み込めなくて。
何度か断念して。
滑りを助けるというローションすら買うことすら出来ず。
自身の唾液と吐き出したもので、触れた。
襲ってきたのは、異物感と苦しさ。
快感なんて、すぐに拾えるはずもなくて、
何度か、指を往復させても、慣れなくて。]
…………
は、
[達することも出来ないまま、指を引き抜いた。
自身の気持ち悦さを得ることよりも、
彼の欲に応えられるのか、という。
そちらの方が気になって、溜息を洩らしたのは。
まだ、彼にも知られていない。]
[それを、今、口にしたことで。
固まってしまった彼に、少し後悔を覚えながら、
朱に染まった顔を、背ける。
これじゃあ、俺のほうが欲しいって言ってるみたいだ。
あながち間違っては、居ないけど。
もしかして、そこまで考えていなかったんだろうか。
でも、さっきは「抱きたい」って言ったし。
ぐるぐると思考が困惑と動揺で揺らぐ。
やっぱり、不味かっただろうか。
先走りすぎてしまっただろうか。
どう言い訳しよう、なんて。
視線を泳がせながら、必死に脳をフル回転させていたら。
先に言葉を落としたのは、彼の方で。
口をついたものが謝罪の言葉であれば。]
……また、謝ってる。
[ふ、と苦笑を浮かべ、眉尻を下げて笑ってしまった。]
[きつく身体を引き寄せられて、隙間すらなくなるくらい。
感謝よりも謝罪の言葉を先に口にしてしまう。
そんな彼の脆さに、寄り添うように背を撫でて。
胸元に埋まった頭を緩く抱き込んだ。
胸元に濡れた感触がしたとしても、
気づかないふりをして、艶やかな髪に唇を落とす。]
言ったでしょう、触れて欲しいって。
たくさん、触って。
景斗さんの手で、全部。
[そんなわがままをまた口にして、目を細める。]
[臀部を辿った手が双丘の間に割入っていく。
粘液を伴った手が、ぬるりと双丘を撫でて、
その奥の蕾へと伸びていく。
最初は指先だけ、それからゆっくり一関節。]
……ッ、 ……
く、
ンっ
痛み、は、ない……けど、っ
[やっぱり最初に感じるのは異物感だけど。
自身で触れた時よりも、前触れがないせいか、
息を吐き出したタイミングを測って埋まっていく指を
戸惑いながらも受け入れていく。]
[彼の長い指が探るように中で蠢いて。
中の温度を伝えられたら、羞恥に埋まりたくなる。]
……、
言
わなくて、いい、からッ……
[少し慌てるみたいに、ツンと髪を一束引いて。
気を逸らさせたのに。
言葉通りに指がゆっくりと抜き差しされて、
いやでもその感覚を覚えさせられていく。
伏した瞳を、睫毛で覆い隠して、小さく震え。
胸の尖りを食まれたら、さっきは感じなかったはずの
甘い痺れが背を駆け抜けていく。]
……ぅ、
[思わず、びくと肩が跳ねて、
自分でも驚いたみたいに目を瞬かせ。
戸惑いの色を浮かべたまま、顔を見合わせて。*]
[ 求める、応える、それだけで
成立していた関係ではないのに。
気持ちを疑うような日々があったことへの
後悔と、そう感じさせてしまっていたであろうことへの
謝罪と、
それなのに、僅かな欲を感じ取って
受け入れるための場所ではないと知っていながら
準備をしてきてくれたことへの謝罪。
また、と言われれば、胸に埋まりながら、
今日もそうして謝ってばかりだった。
いつまでたっても、こちらの行動に、
思いに、付き合ってもらって ごめん
などと言っては居られない。
ほろり、一筋の涙が肌を滑っていく。
降ってくる言葉に、頷いて。
瞬き、五つ分の間、自分と同じように
早くなっている心音を、息遣いを聞いた。 ]
[ したい、さわって、脱がせて
今日だけでも、もう何度も、
求めてくれていた。
それに応えて、触れて。
体は正直に、求めて、応えて。
愛されるのも、愛するのも、
同じだけ覚えていたというのに。
情けないったらないな。
漸く顔を上げて、 ]
うん、全部。触らせて。
[ 愛しいわがままをくれる唇に、
噛みつくことしかできないなんて。 ]
よかった、もう少し進むよ
[ 痛みはなくとも、異物感が強いのだろう。
苦しげに、言葉を途切れさせるのを見て
力の抜けたタイミングでゆっくりと、押し入っていく。
――仕入れた知識によれば、
徐々に数日かけて開くことを勧められていたか。
感じられるようになる箇所はあるが、
乱暴に暴いて行為自体に恐怖を覚えて
しまわないように、だとかも。
その箇所とて、個体差に寄るため
すぐに探し当てることは敵わない。ので慎重に。 ]
ん、……
[ 言わなくていい、と余計な言葉を
咎めるように髪を一束引かれて、ついまた
謝罪を口にしてしまいそうだったので、
本音を口にすることで、それを封じようと ]
ここ、入ったらどうなるだろうって
考えちゃって。溶けそう。
[ してみたが、余計に煽るような事を
言っている自覚は、あまりない。
小さく震えながら、指を受け入れていくから
快感に変えることは難しくとも、
せめて少しでも気を散らせようと考えた末の行為に
びく、と肩を震わせて驚いたように
こちらを見られたので、 ]
ふふ、じゃ、
ン、 こっちに 集中して
[ 言って、もう一度ちゅく、と突起を含んで、吸う。
あったかい、と言った時は意地悪を言って
いるつもりはなかったけど、今度は少し
そういう色が滲んだかもしれないな。 ]
[ そのまま指はゆっくりを抜き挿しを繰り返し、
唇は覚えたばかりの快感を、忘れてしまわないように
反復するように、より覚えさせるように、
唇で、舌で、歯で、可愛がって。 ]
横になって?
[ 指一本に慣れてきたのを感じ取ったら、
一度指を抜いて、横になるよう促して、 ]
もう少し拡げるから、痛かったら
すぐ言って
[ 脚の間に身体を割り込ませて、
チェストの上からローションをたっぷり指に
塗りつけて、から再び中へと挿入し ]
――ン、
[ 空いた手で片足を立てるように持ち上げて、
膝の近くから、足の付根に向かって順に
触れるだけの口付けを贈る。
愛おしげな表情を浮かべたままで、
精を吐き出したばかりの、その場所にも。* ]
[わがままを受け入れる声が解ける。
応えと共に、送られるキスを笑いながら
両腕を絡めて受け止めて、
あまい、あまい唇を食んで、味わって。味わわれて。
そのまま身を委ねて、腰を支える手に落ち着いた。
肌の上からだけでなく、身体の内側まで。
触れられて、本当に触られていない場所がないくらい。
痛みがないと確かめたなら、
ぬぷ、と更に奥を探るように埋め込まれる指を、
無意識に締め付けて、押し返してしまう。]
……
は
、
[力まないように息を吐き出すことで精一杯なのに、
意識してしまえば余計身構えてしまうから、
その度に、指を締め付けて、息を吐いて。
ゆっくり、時間を掛けて受け入れていく。]
[たった一本だけでも感じる圧迫感のようなものに、
震えながら、でも確かに、苦しさだけじゃない。
ぞわりと、毛羽立たせるような感覚も少し。
言葉通り、少しずつ。
たまに様子を窺うみたいに動きが止まって、
息を吐くタイミングを見越して、また進んで。
ようやく、指一本が根本まで入るぐらい。
誰にも暴かれたことのない場所に触れられることと、
さっきから無自覚に煽るみたいなことを口にするから。
羞恥に頬が赤らむどころか、視界まで滲む。
なのに、また。
中の具合を確かめるようなことを言うから。]
…… なっ、 ……!
[思わず言葉を失うと同時に、
先程、自らの手で触れた大きさを思い出して、
ぶわりとまた頬に熱を散らした。]
[たった一言、それだけで。
ずくんと、有り得もしない身体の奥が疼く。
あ。
作り変えられている、と、分かる。
受け入れる体勢すら整っていなかった身体が。
彼の言葉一つで、指の動き一つで。
きゅう、と彼を求めるみたいに蕾が締まる。
じわりと、また水膜が目尻に溜まって。
彼の髪をくしゃりと掻き混ぜながら。]
[僅かな反応をしっかりと知覚した彼が、笑う。
こっちと言われて食まれた乳首は、既に赤くつんと。
まるで熟れたいちごみたいに、育って。]
ッ、 ぁッ、
ふ
、ンぅ、……
[女の子みたいな鼻がかった声が溢れて、首を揺らす。
そんな場所、感じたことなかったのに。
気持ちいい
と、身体が信号を訴える。
吸い上げられて、立ち上がった尖りに。
歯を立てられて、腰元から這い上がる快感に身悶える。
こんなの、知らない。
知らないのに、気持ちよくて、どうにかなりそうで。
]
[息も、少しずつ上がり始め、途切れて。
少し頭がぼうっとしてきたところで、
指を引き抜かれて、シーツに身体を横たわらせた。
さっきまで感じていた体温が離れてしまったことを、
名残惜しく感じて、腕は肩口に掛けていたけれど。
彼の身体が下肢に下がっていけば、
手が届かなくなって、切なくて目を細めて訴える。]
う、……ん、
[こく、と浅く首を揺らして頷いたら。
足を開かされて、股の間に彼の身体を挟み込む形になり。
手から溢れるぐらいのローションに、
小さく息を飲んで、思わず見つめてしまう。]
[先程より、少しひやりとした冷たさが。
長い指と共に押し入ってくる。
ぬめりがある分、よりスムーズにつぷりと音を立てて。
奥へと、差し込まれて。]
…… ンッ、 ぅ……
わっ
、
[指が埋まった場所を曝け出すみたいに、
足を持ち上げられてしまえば、驚いて上擦った声が漏れた。
愛でるみたいに、順番にいくつも。
膝から上がっていく唇に、ぞくぞくと肌が粟立って。
それ以上先、出したばかりの場所に顔を寄せられたら、
居た堪れなさに腕で赤くなった顔を隠して。]
そんな、とこッ……、
[暴かれてしまう。何もかも。本当に、全部。**]
[ 触れ合う場所から蕩けていくような感覚。
これもまた今まで味わったことのないもの。
触れても触れても、まだ足りない。
他の誰も触れたことのないであろう場所まで
明け渡されて、尚。
押し返され、締め付けられるそこは、
とても、狭い。
勃ち上がったそれを他人と比べたことは
ないけれど、とても今のままで収まるとは
思えないから、ゆっくり時間を掛けて。
怖くないように、痛くないように。
指一本埋めこんで、中で折り曲げ、
ゆるりとした速度で掻き出すように動かして。
そうしていると、触れれば分かる
他とは違う感触に気づくも、今はまだ
大きく刺激するようなことなく、撫でるようにして
往復させた。 ]
[ 痛みに耐えるような表情を浮かべていないか
伺いながら、進めていたつもりだったが、
言動のほうは、だいぶ気が緩んでいたようで ]
……ほんと可愛くて、参る
[ ぶわりと頬に赤みが差して、それとほぼ
同時くらいに、きゅう、と指が締め付けられる。
じわり、と目尻に涙を貯めながら。
入ることを想像して疼いた自分と、同じように
受け入れることを想像して、疼いたことは
想像に易かった。 ]
[ 元々そこが感じやすい方ではなかったのだろう。
ぷくりと育った赤い実を食むたび、舌で巻き込む度
引っ掻くように歯を立てる度、零れ落ちる嬌声に
自分でも慣れてないのか、身悶えて ]
は、……ッ
[ 震える姿に、こっちのほうが蕩かされそうになる。
自分の指が、舌が、感じるように、
教えてしまったのだと、思えば、
劣情を煽られて。
内壁をひらく指にも、それが滲んで、
掻き出す動きも少しずつ早まっていく。
自分にしか見せない姿、触れない場所。
言いしれない多幸感が、あとからあとから
襲ってきて、目眩がしそうだった。 ]
[ 横になってと言えば、
寂しいと言いたげに、目を細めて。
幸せの目眩が、愛しさの目眩へと変わる。
届かないと言いたげな手を一度はそのままに
したけれど、ローションのボトルを置いて、
片足を立てるようにしたあとで。 ]
……さすがに初めてだけど、痛くしないから
[ おいで、と言うように片手で誘い、
指を絡ませ、きゅ、と握って。 ]
[ どちらのものか、わからない体液に
僅かな抵抗があったとしても、
愛したい気持ちのほうが遥かに勝れば、
戸惑いはなかった。
ぺたりと体液に濡れたそこが、頬に触れる。
顔を横に倒し、根本の側からねろりと舌を這わせ
先端部分に、口付けを数度。
同時に、
――たぶん、この辺。
体内は目に見えないから
文字通り手探りで、いいところってやつを探りながら、
ぱか、と開いた口の中、先端部分を収めて
輪郭をなぞるように、ぐるりと舌で一周。
先程よりも濃い匂いは、ローションが混ざって
いないせいか、自分のが混ざっているせいか。
それでも興奮でクラクラしてくるのだから、
本当に参ってる。
異物感より、快楽が勝って欲しくて。
動機はそれでも、始めてしまえば、
ただ、愛おしむ行為に変わって。 ]
………ン、ふ、……んん、
[ 反応があればあるだけ、嬉しそうに咥え込んで。
指二本、違和感なく飲み込んでくれるくらい
蕾が解れた時には、それなりに芯を持っていただろうか。
それでも制止が掛かるまでは、慣れないなりに
じゅる、と水音を立てながら、やけに楽しげに
初めての愛おしむ行為を続けていたに違いない。* ]
[感じじる場所が変わっていく。
何でもなかった場所が嘘みたいに快感を拾う。
埋まった指が中を擦り、探る動きに変わって。]
…… ッ、ぅ……、…… ?
[一瞬掠めた場所に、ぞくん、と身体が震えた。
まだその正体を掴めずに、でも確実に。
彼の手が緊張を解いていく。
泣きつくみたいに髪を掻き混ぜて、くしゃりを顔を歪めた先。
嬉しそうに笑うあなたが居るから。
恥ずかしいような、ホッとしてしまうような。
溶けていい、と促す声に本当にぐずぐずに蕩けてしまいそうだ。]
……ンッ、 ぁ、……
[すっかりと色付いた胸の飾りを食む頭を見下ろして、
溢れる声が気持ちいい、を伝えてしまって恥ずかしい。
そんなところで感じるのか、と客観的に見ている自分と、
もっと、して欲しい、とねだりたくなる自分が居て。]
[身体の中でぐるりと指が円を描いたら、腰が思わず浮きそうになって、
その反動で胸を押し付けるみたいに逸らしてしまった。
ローションをたっぷりと含んだおかけで
指の動きが滑らかになって、動きが大胆になっていく。
その度にどんどん余裕を奪われていくから、困る。]
[胸を喘がせて、呼吸を紡いで。
伸ばされて手を取りたくて、そっと手を伸ばす。
安堵と困惑に入り交じった表情を晒して、
でもその中に確かにある、溺れていく感覚。]
ン、
[優しく宥めようとする声に安心して、
指に指を絡めて、きゅ、と握り合わせて、繋がって。
片手を恋人同士みたいに繋ぎ合わせる。
みたいじゃなくて。恋人そのもの、だから。
握り返される手の力強さの中に
確かな優しさが混じっているのが痛いぐらい分かる。]
[彼の頭が下方に下がって、下腹を彼の前髪が擽って。
顔が近づいた先、下生えと二人分の精液に塗れた
僅かに反応を見せているそれに、彼が舌を這わせる。
視覚から、直接的な刺激から、襲い来る目眩にくらくらして。
舌先の、口内の温かさに意識を持っていかれた、その時。]
ぅ、 あっ……!
[こり、と中の指がある場所をつついて、押し出されるみたいに腰がビクついて、声が跳ねた。
まるで電撃が駆け抜けていくような、痺れ。]
ァッ、……ぁッ、 まっ、
[分かる。指の些細な動きが、はっきりと。]
あッ、 嘘……
そこっ、 やッ
[咄嗟に口にしたのは信じられないという思いと、
抵抗しようとする音。
自身でも知らない刺激に、乱れて。
そこを押される度に、下腹部の辺りがじくじくする。
今まで自分でいくら触っても、
苦しいとだけしか思わなかったのに。
カッ、と一気に熱が集まるみたいに火が灯る。
それだけじゃなくて。
後ろへの刺激で少しヘタっていたはずのモノが、
口腔に含まれる熱さに反応して、
また首を擡げていき、血が集まっていく。
前と、後ろと同時に刺激されて。
あまりの刺激に腰を引いて、逃げ出したくなる。]
……ッ、ぁ、 ……一緒に、しな、 で ぁッ
[びく、とまた腰が跳ねる。やばい。
こんなことを覚えてしまったら、深みに嵌ってしまう。
墜ちていく怖さと、未知の刺激に困惑するのに、
唇から溢れるのは、あまい、声しか出なくて。
ぎゅ、と足の爪先に力を込めてシーツを引っ張り、堪らえようと。*]
[ 感触が違う場所、掠めるだけに留めたが
それでも、拾えるものはあるようで。
中にある指にはその震えも、硬直も
収縮も捉えることができるけど、
未知の快楽は、気持ちいいの前に、
怖い、から始まってしまいそうだから
――彼の場合は羞恥の色も濃いように
思えるし、
快楽に物を言わせて、無理やり押し入って
しまうことのないように、やさしく。 ]
[ 押し殺すように耐えて尚漏れる声も
だいぶぞくぞくとさせてくれたが、
恥ずかしそうに声がこぼれ落ちた後に
それを自覚するような仕草には、
堪らないものがある。
ひくり、快楽を逃がすように体がしなって
顔に押し付けられる、体に
滲む汗を舐め取るように、舌を滑らせた。
こちらはもう、とっくに蕩けきっているのだ
理性も、心も、思考も。
溶けずに残っているのは、君のことだけ。
だから溶けて良いとそう言った。
早く君にも、そうなって欲しいから。 ]
[ 手が取られ、指が絡み合う。
上がった息を整えるようにしながら、
零す吐息ごしに目を合わせると、
微笑みを贈り合って、繋がる手に
力が籠もる。
手を繋ぎ合わせたまま、体ごと下方へ
向かい、敏感な場所へ舌を唇を
這わせていると、ひときわ大きな声が
あがり、腰がびくり、と跳ねる。
それに一度、指を止めたのは、
痛みや苦しみからではないかと心配した故に。
止まっていたのは、五秒かそこら。
こり、ともう一度掠めた場所へ
指を滑らせると、また声が上がったか。 ]
ここ、 だね
[ 問うようではなく、覚えるように
呟いた。
初めて、でも快楽を拾えるよう、
努めてきたつもりでいたが、
少しだけ、自惚れてもいいのだろうか。
それが表情にも色濃く滲んだまま
唾液に塗れた口内に彼の熱を招き、
同時に、ゆるく繋がった手を握るようにして
あやすように、指先をとんとんと
相手の手に打ち付ける。 ]
[ あまい声が自身が立てる音より
大きく耳をくすぐり、満たしていく。
一緒に、しないで、
その声も聞こえていた。
声色に悲哀や苦痛が滲んでいたなら
すぐにでも身体を退けていただろう。
だけど、
あまい
声が、跳ねる腰が、
そうじゃないと教えてくれるから、
口腔内、もっと、ってねだるみたいに
硬さを取り戻しつつあるモノが愛おしいから。
言い訳をいくつも、抱えて行為を続けた。 ]
[ 決して小ぶりと言えない成人男性のそれを
喉の奥まで迎え入れる事は出来ずとも、
出来うる限り、受け入れて。
時々は弱い、と教えてくれた先端部分を
舐め回し、舌先で押し、吸い上げて。
きゅうきゅうと締め付けるのを感じ取れば
体内を蠢く指も何度も同じ場所を行き来させる。
やがて、程よく解れてきたなら、
名残惜しそうに、口腔内から熱の塊を解放し
勃ち上がったそれの裏筋に唇を滑らせ、
頂点に、短いリップ音を響かせて、
顔を上げた。 ]
だいぶ、柔らかくなってきたかな
[ とろとろの表情を目に入れたら
思わず、顔を近づけかけたが、気づいて
顔を引いた。
今まで自分の性器舐めてた唇と
キスしたいかと言われると、抵抗のある人も
いるだろうから。 ]
気持ち良いって声、聞こえて
めちゃくちゃ煽られた
[ 繋いだままの手を引き上げて
頬に当てれば、あたたかさに目を細めて。* ]
[微細な中のうねりをきっと彼の指は拾うだろう。
初めて覚える快楽に、涙を浮かばせて堪えようとしても。
時間を掛けて、丁寧に。
まるでコトコト煮込むスープみたいに。
料理されているみたいに。
薄く色づいた肌を舌が這って、汗を舐め取って。
味見されてるみたいだ、なんてぼうっとした頭で考える。
まな板の上。
あなたに作られて、食べられるのを待つみたいに。
身体も、心も、ゆっくりと溶かれされて。
――後は、理性を手放すだけ。
]
[跳ね上がった声と、身体に。
驚いたみたいに互いに目を見合せて、数秒。
確かめるみたいに、もう一度押されて。]
……ァッ、
く
ンッ ……!
[同じ場所に顕著に反応を見せてしまって。
ふる、と弱く訴えるように首を揺らして制止しようと。
なのに、しっかりと覚えたみたいに。
言葉にして聞かせて、薄く笑う姿。
表情の下に隠しきれない悦びが見えたような気がして、
堪らなく羞恥と快感が襲う。]
…ぁ、ッ ぁッ、 ……ンンッ、
[とん、と押される度にびくつく身体と跳ねる声。
指に連動するみたいに押し出されて。
自分の意思もままならなくて戸惑って、シーツを乱して。]
[確実に快感を拾うようになった中が、
指を悦ぶみたいにうねり、締め付けて、蕩けて。
自身の身体の変化に戸惑いを覚えながらも、
どんどん快感に飲まれていく。
きもちい、すき、たまらない、もっと。
だめ、やばい、さわらないで、くるいそう。
ぐるぐると頭の中で巡る言葉は、
口をつく頃にはあまい喘ぎに変わってしまう。
すっかり硬さを取り戻した昂りから、
溢れる先走りを舐め取られて、また身悶えて。
腰から下に力が入らなくなっていく。
かろうじて繋がったままの手を弱く、絡めて。
自身の身体を虐めている張本人に、縋ってしまう。
目尻に涙を溜めたまま、細く息を吐き出して、
きゅう、とを握り込んでしまえば、
それは逆効果だったかもしれないけれど。]
[何度も浮きそうになる腰を、捉えられて。
口腔の中、今にも弾けそうになるのを、
足の先まで力を篭めて、指先でシーツを摘んで堪える。
二本の指で丁寧に解された後孔からは、
ローションと濁った白濁が零れて、
まるで最初から受け入れる場所だったみたいに、
収縮を繰り返して、指を飲み込んでいる。
指が自在に中で拡げられる頃には、
もう身体中熱に侵されて、溶けて。
限界に近いところで、ようやく温もりが離れて、
彼の唾液に濡れそぼった屹立が、
てらてらと光っているのがいやらしい。]
……、 は、……っ、
は
……
[肩で呼吸をして、蕩けきった表情を晒して。
ぼうっとした意識の中で、見下ろす表情を見つめて。]
[報告する声も、うつろに耳に入ってくるのに、
脳に届くのも時間がかかって、わけも分からずに。
うん、と小さく頷いたけれど、理解はしていないまま。
擦り寄せられた頬に甘えるようにうっとりと目を細めて、
頬に頬を寄せるくらいは、出来ただろうか。
濡れた唇が動くのをぼんやりと眺めていれば、
ひく、と後孔が呼吸するみたいに蠢いて。
口にしていないはずだと思ったのに、
気持ちいいことが伝わっている。
気持ちいい、と感じられている、から。
]
[片手だけ繋り合った手。
手の甲に彼の頬の感触を受けて、きゅ、と胸が切なくなる。
新たな表情を見つける度に、堪らなくなって。
心を掻き乱されて。
心臓が跳ねて、落ち着かない。
作り変えられた身体は、彼を欲するみたいに疼いて。
もぞ、と開いた足を上に寄せる。
内腿で彼の腰を、すり、と挟んで。
繋いだ手、人差し指で彼の手の甲を撫でたなら。]
……も、ぅ……、 大丈夫、だから
[ぽそ、と恥じらうみたいに声を潜め。
背けた顔を戻して、彼を見上げて。]
[ 覚えた場所を確認するように触れると
顕著な反応が見られ、首を揺らすのが見える。
抗いようのない快楽はときに、
深く沈み込んでいくように、恐ろしく
感じることがあるという。
それほどまでの快楽はまだ、
味わったことがない故に、想像でしかないが。
――カウンターの中、後輩たちや
妹たちを纏めるように指示を出し、
憧れられるような目線をいくつも貰っている
自分自身も、格好いいと思うことがままある
彼が、今。
快楽に打ち震えて。涙で瞳を彩って、
艶めかしい声をあげていることで、
独占欲とか、そういうものが急速に
満たされていくと同時に、興奮を覚えて。 ]
[ 自分のする事なす事、すべて
感じてしまう身体に、己がしたのだと
思うと、たまらなくなる。
繋がったままの手から、弱い力を
感じれば、握り返して。
――そうして解放した後、
ぼうっとしている彼に僅か、
罪悪感が募る。
それまでしてきたことへ、ではなく
これからすることへの比重が多い。
うつろな意識のままなのだろう
うん、と頷きながら、頬を寄せ合って。 ]
――……うん、
[ 辛かったら、……そう続けようとして
やめてしまった。
こんなにくたくたにさせられて、
そこから更に、いじめるようなことを
強いるつもりでいるのだから、
優しい男の振りなどしたところで、
意味なんてありはしないだろう。
――想定していたよりは、ずっと
快感も得られていただろうけれど。
目線が絡み、囁くようにして紡がれた
言葉が、ぶわり、頬に熱を灯した。 ]
[ 猛る熱を抑えて、避妊具のパッケージを
乱暴に開いて、手早く装着し、 ]
……ッ、
[ 柔らかいそこへ、宛がうだけで、
心臓が壊れてしまいそうだった。
欲望のままに貫きたくなるのを
抑えるだけで、手一杯で。
やさしくしたいのに、できそうにない。 ]
力、抜いてて――……、
[ はじめに鋒が、やがて半分ほど埋め込むと、 ]
ふ、……ッ……う… キツ……
[ 浅く息を着きながら、表情を伺い見つつ
ゆっくりと、奥へと進み行く。
やがて全てを収め切ると、 ]
大丈夫、かな
入ったよ、全部、
[ 縋るように、ぴったりと体を合わせて。 ]
[ 慣れる、までは望まない。
こんな狭い場所に押し入って、
すぐに、慣れろという方が土台無理な話。
それでも、呼吸が整うくらいまでは、
動かずにただ、繋がって。 ]
……も、動くね、
[ ごめん、の言葉を奥深くまで飲み込んで、
君の両手を背に、爪を立てても構わないと
言い置いてから、緩やかに律動を開始させる。 ]
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