103 【身内RP】森奥の工房【R18】
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| (5) 2021/10/24(Sun) 0:48:22 |
| [笛の様な歌声が森に木霊する。 均された一本道 >>1を、塊が移動していた。 先頭は一頭の馬。 牛、羊、山羊が続き、 後方を囲むように馬が追い掛ける。 ────遊牧民だ。 高いピッチのクルニングは 馬を駆る男達による力強い歌唱。 旋律こそ哀愁に満ちたものだが 楽団の様な迫力があった。] (6) 2021/10/24(Sun) 0:48:55 |
| [目的の建物を見つけ、群れは進行を止める。]
……。
[少しバランスを崩しつつも……、 仲間が駆け寄ってくるより早く ブーツの靴底を地につけた。
翻ったチャパンの裾にあしらわれた 複雑で見事な文様の刺繍糸は 暁光を浴びてキラリと光る。] (7) 2021/10/24(Sun) 0:49:29 |
| (8) 2021/10/24(Sun) 0:49:38 |
| [老若の男衆と数多の家畜を従え 森中に響く声を張るのは 若き族長其の人。
チャパンの片袖は、空洞であった。*] (9) 2021/10/24(Sun) 0:50:27 |
| ……? [家主は直ぐには出てこなかった。 >>13>>14 我々の朝は早く、最初の乳搾りが終わる頃合いだが 早過ぎただろうか。それとも不在か。 だが、出直すのを考えるより先に扉が開き 眼鏡の御仁が姿を見せた。 >>15] (25) 2021/10/25(Mon) 10:56:15 |
| ああ、では失礼する [許可に感謝し、単独で建物へ入る。 付き添いたがる者もいたが、 手を軽くあげて断った。 動物と飼い主は似る。 >>2 家畜の中では自分がリーダーだとでも言いたげに 優然と待機する愛馬はさておき 思い思いに草を食みだした家畜達を 見ているものが必要だ。] (26) 2021/10/25(Mon) 10:56:28 |
| [郷に入っては郷に従う。 勧められた長椅子の中央にどっかりと腰を下ろし 茶を淹れてくれるという御仁に軽く頷いた。 >>16 建物は作業場と生活空間を兼ねているようだ。 家主を待つ間、客人として家の中を みだりに見るつもりはないが 部屋内の物の多さと視力の良さが噛み合えば 望まずとも情報は拾ってしまう。 雑然と置かれているのが惜しまれるほどの 精巧に作られた人間の部品たち。 御仁は聞いていた通りの腕前らしい。] (27) 2021/10/25(Mon) 10:56:40 |
| [良く日に焼けた指でカップを受け取り 熱い茶を豪快に飲み切った。 良い香りだ。それに芯から温まる。 対面に来た彼が名乗った。 >>18] 俺はアルマス族のツァカリ 少しあって、この通りの身体になった 納得してのことだったが 思っていたより不便だ 俺は弓の扱いが上手い 鹿を狩らせたら右に出るものは居なかった [再び名乗り、自負と共に現状を簡単に説明すると 彼との間に卓があればそこにカップを置き なければ彼にカップを返してから 腰に下げていた革袋を自らに残された左手の指先で外した。] (28) 2021/10/25(Mon) 10:57:42 |
| [ガチガチと中で音の鳴るそれを差し出す。 筋肉がコブのように盛り上がった片腕で 難なく持ち上げるが、見た目よりずっと重い。]
代金として受け取ってくれ 足りなければ、連れてきた家畜もつけよう
[袋の中身は魔法石の原石。 里が有する鉱山で採れるものだ。 それも類を見ないほど純度が高い。
街に持って行けば一等地に 城が建てられる額の金に替えて貰える。 魔術社会においてはそれ程貴重なものだ。
魔術道具の核に使われたり これだけでも役に立つらしいが 自然の中に生きる自分達は 通貨代わりに少し掘っているだけ。] (29) 2021/10/25(Mon) 11:07:23 |
| 里の皆に最高の鹿鍋を食わせてやりたい 俺を世界一の弓使いに戻してくれないか?* (30) 2021/10/25(Mon) 11:10:49 |
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