【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 目を閉じ、息を吐くと。 周囲の音がすぅっと遠のいて。 自分がどこにいるのかも、忘れそうになるくらい。 思えば家を出てから、慌ただしい日々だった。 充実している、余計なことを考えずに済む。 そう考えれば利点だが、 当然、それだけではない。 ようやく訪れた休息。 音のない世界で、 自分一人だけしかいない。 そんな錯覚に、酔いしれる ───。 ] (452) 2020/07/25(Sat) 12:47:24 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……呼吸を、してたんだよ。 [ あたしと同じくらいか、少し上か。 ビニール袋を手にした青年に視線を合わせると。 最近忙しかったから、と小さく付け加え。 尻餅をついてしまった 気恥ずかしさを誤魔化すかのように、 にっと笑顔を向けた。 ]* (454) 2020/07/25(Sat) 12:49:09 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛えっ。 アイス、いいの? [ 夕飯はまだだから、それなりに空腹ではある。 いそいそと隣に座ると、ビニール袋を覗き込もうと。 取り出されたソーダアイスとバニラモナカ。 どちらも美味しそうだけど。 両方のフレーバーを楽しみたいから 二つ買ったんだろうな。 そう考えたあたしは、丸ごと一つ貰うのを 若干申し訳なく感じたから。 ] (472) 2020/07/25(Sat) 13:46:12 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛バニラモナカ、半分貰っていい? [ パキンと折れるから、 分け合うのに容易い方をねだる。 ソーダアイスも好きだけど、 こちらはわけっこするのは難しそうだから。 そっちは当たりが出たら棒を頂戴。 笑いながら、そんな無茶振りを。 ]* (473) 2020/07/25(Sat) 13:46:37 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛ねっ、気持ち良いでしょ。 [ あたしが誇ることではないけど。 時折吹く風の悪戯に髪を片手で押さえながら 得意げに笑う。 それから並んで、黙ってアイスを食べる。 当たりなんて出ないのは、百も承知だ。 それでも、隣から聞こえるしゃくしゃくと氷を食む音は 耳に涼しくて、少し得した気分。 ] ……サンドイッチは食べやすくていいよね? [ 片手で口に放り込めて野菜や肉も取れる。 社畜に優しい食事だ。 先程からたくさん食べ物をもらっているけど。 この人、あたしを犬か何かと思ってないだろうか。 そんな心の声を否定するには、 差し出されたクラブサンドは魅力的過ぎた。 ] (509) 2020/07/25(Sat) 15:07:53 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……えっと、さっきから貰ってばかりなのは なんだか心苦しいので? 代わりにバニラモナカをお渡しするね……? [ ちゃっかり半分頂戴した残りを、 パッケージごとすっと返却する。 正当な取引とは言い難かったに違いない。 ] あっ、すごい美味しい。 [ クラブサンドを一口齧る。 綺麗な焼き目がついたそれは、 まだほんのり温かく、香ばしくて。 肉の質も、野菜の瑞々しさも。 普段から食べ慣れているコンビニの品とは 一味も二味も違う。 ] (510) 2020/07/25(Sat) 15:08:20 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……綺麗だねー。 [ それから、顔を上げて 闇夜を舞う淡い輝きに目を細める。 都会の喧騒から離れた地で。 初めて会った人と、同じものを食べて 同じものを見ている。 抱いた感想まで同じかはわからないけど。 なんだか不思議で、くすぐったい感じ。 ]* (511) 2020/07/25(Sat) 15:09:48 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛えっ、本当だ! すごい。 [ アタリと聞けば、目を輝かせる。 周囲が暗くて見え難かったから 少し距離を詰めて、棒に書かれた文字を覗き込む。 やがて清められた代物を 本当に貰っていいのかと確認しながら受け取って。 ] 君、運がいいんだね。 [ たまに依頼されるコンサートのチケット確保には 毎回苦労してるから そう言うの当選しやすいタイプなら、羨ましい。 ] (537) 2020/07/25(Sat) 16:57:52 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛うん、じゃあフロント行ってくる。 ご馳走様でした。 誰かと御飯食べるの久しぶりだったから 美味しかったよ。 [ 日頃時間に追われている身だから、 誰かとゆっくり食事する機会はなかなか取れない。 彼女代行とかそう言った依頼の席ならば 時間だけは掛けられるけど。 あれは勤務中だしね。 ぱしゃん、水音を立てて、足を沢から引き抜くと。 提案通り、そのままホテルへ向かおうとして。 ] (538) 2020/07/25(Sat) 16:58:56 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛……あたし、二十歳なんだけど。 これ、当たりました!もう一本ください! って、フロントに持って行って大丈夫だと思う? 笑われないかな? [ 気になったことを、小声で確認する。 あとは、少し離れた場所まで歩いてから 振り返ると、当たり棒を持った手を掲げて 蛍と青年に向けて、じゃあね、と大きく振った。 ]** (539) 2020/07/25(Sat) 16:59:13 |
何でも屋 成瀬 瑛は、メモを貼った。 (a124) 2020/07/25(Sat) 17:06:00 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛あたしもだって、 仕事中はきちんとした格好するよー。 [ 自身の装いを見下ろせば、 確かにお洒落とは程遠い。 せめてもの抵抗の言葉を、 往生際悪く、口を尖らせながら吐く。 ] …………なるほど、 それはセーフに見せかけたアウトだね! [ 内心では大爆笑じゃん、そのホテルマン。 まあ、仕方ない。 無料でアイスが手に入るのだから。 必要な犠牲だと割り切ろうか。 ] (604) 2020/07/25(Sat) 21:41:27 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛…… っ、くしゅ [ ホテルの扉をくぐると同時に、小さくくしゃみをして。 沢で尻餅をついたことを思い出した。 昼間なら日差しが濡れた服を 乾かしてくれたかもしれないけど。 すっかり陽の沈んだ空に期待するのは酷だろう。 このまま浴場に向かうのもいいかもしれない。 ─── と、その前に。 ] (609) 2020/07/25(Sat) 21:55:20 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛あの、当たりが出たんだけど もう一本貰えますか? [ フロントに着くと、あたしは大真面目な顔で スタッフ問い合わせる。 ]* (610) 2020/07/25(Sat) 21:55:26 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛へ? お詫びにホテル内のデザートビュッフェのチケット? しかもペア?? [ いや、どう考えでも割に合ってない。 それに、気を遣ってくれたのかもしれないけど あたしはお一人様だしね! 辞退しようとしたはずなのに、 気付けばあたしの手には、質のいい紙が握らされて。 しかも濡れていることまで看破されたらしく ふわふわと手触りのいいタオルまで渡された。 ─── これが、プロ…っ ] (621) 2020/07/25(Sat) 22:26:35 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ 罪悪感? ……あるよ、もちろん! まずアイス買ったのあたしじゃないしね。 しかしスタッフの品のいい微笑みに、 あたしの反論は封じられてしまい。 ] ……あれがプロ意識…… あたしも、負けてられないね……仕事頑張ろう。 [ スタッフに見送られながら、 そんな謎の決意を新たにした。 ]* (622) 2020/07/25(Sat) 22:27:12 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ いかにも初回で死にそう! ワクワクしながらそんな感想を抱いた迷探偵レオは 意外と生き延びて。 そして最終回を見終えた日。 「 面白かったよ 」って伝えたかったけど。 あっ、そうか。向こうはアイドルだ。 手の届かない人だったね。 ……テレビのディスプレイに映る彼の姿に、 そんな当然のことを、改めて思い知ったんだっけ。 ]* (634) 2020/07/25(Sat) 22:49:11 |
【人】 何でも屋 成瀬 瑛[ さて、いい加減に濡れた身体を温める頃合いだね。 あたしは着替えと共に、大浴場へ向かう。 これまで時間と水道代を節約すべく、 シャワーばかりだったから 湯船に浸かるのなんて、何年ぶりだろう? ……そういえば、自慢ではないけれど、 以前、彼女の振りをして欲しいと依頼してきた男性に 「棒っきれみたいな身体の女はチェンジ」 そんな不名誉な評価を頂いたことがあった。 ] ……む、むむ… [ 胸はない方が動きやすい、けど。 女性的な魅力があった方が あたしの仕事は、やりやすいケースもある。 だから、少しは大きくならないかなって。 洗い場で腰掛けながら、鏡に映る自分の貧相な胸を ぐにぐにと両手で揉んでみて ────。 ] (643) 2020/07/25(Sat) 23:10:49 |
何でも屋 成瀬 瑛は、メモを貼った。 (a148) 2020/07/25(Sat) 23:18:31 |
【人】 成瀬 瑛[ あたしの視力はいい方だから。 揺れる水面越しでも、 彼女のスタイルの良さは見て取れた。 引っ込むところは引っ込んで、 出るところも出ている。 あれならチェンジなんてされないだろうな。 ] …………。 [ 何となく、自分の身体を隠すように。 肩まで深くお湯に浸かってから。 何食べたら大きくなるんだろう……? ] (660) 2020/07/25(Sat) 23:49:16 |
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