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【人】 ずっと幸せな夢の マオ「?」 「なんじゃ。またなにかのどっきりか? 時空が異常……?つまりどういうことじゃ? もっとわしにもわかるように教えてくりゃれ〜」 (2) 2024/03/31(Sun) 6:40:15 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「レグナ〜〜〜!!!!」 その姿をみつけると、謎の四次元空間を およいで突撃してきた。 「わしひとりかと思ったぞ。よかったのじゃ」 いつものレグナだと思っているゆえに 距離が近い。にゃんごろごろ。 (4) 2024/03/31(Sun) 13:20:00 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオここに呼ばれたマオは──── 当たり前で幸せな暮らしを送っていた。 ある時この世界が夢であると気づかされた。 レグナが皆の"目を覚ます為"に手を汚したことを知った。 しかし──それを全て忘れ、ずっとこの幸せな夢の中が 本当の世界であると信じ、ずっと暮らしていけると思っている。 (5) 2024/03/31(Sun) 13:26:00 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「……どうした?」 あなたの背中に手を回して、離れていかないように ぎゅう、とつかまって。 その表情を下から覗き込みながら首をかしげている。 まだ、いつものレグナではないと気づいていないが なんだか様子が変だとは思っているようで── ▽ (10) 2024/03/31(Sun) 14:48:19 |
マオは、レグナの頬に手を添えてするりと撫でた。 (a0) 2024/03/31(Sun) 14:50:02 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「なんじゃぁ…… せっかくマオ様の愛で元気にしてやろうと思うたのに……。 全く、レグナは恥ずかしがり屋じゃのう」 拗ねたように口を尖らせ、いつもの童貞仕草かの?とあきれた顔をする。 頬に触れた手をふいに降ろして、ひとまずちゅーをするのをやめた。 ▽ (15) 2024/03/31(Sun) 17:06:20 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオと見せかけて、勢いよく首の後ろに手を回し マオ様の不意打ちアタックちゅー攻撃 が繰り出される!避けないと、あなたの唇は奪われることになる──! (16) 2024/03/31(Sun) 17:09:02 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ今のマオは、何度もしているのだから今更といった心根 時空がどうとかなんて、関係ない。 まじめに聞いていなかったマオにはわからない。 ……レグナが教えてくれた愛情表現なのにと 少しだけ意地になって、強引に唇を奪った。 ▽ (19) 2024/03/31(Sun) 19:43:52 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「…………………………」 この身はあっさりと引き剥がされる 呆気に取られたように揺れる若草色があなたを写した。 マオだって、そこまでバカじゃない。 これは、はっきりさせるための行動。 でも、もう半分はほんのすこしの期待だった。 「しょうがねえなあ」って言ってくれるかなって マオの瞳から大粒の涙があふれて ぽろぽろ、ぽろぽろと静かに頬を伝っている。 まるで雨に当たった人形みたいに表情もなく しばらく立ち尽くしていた。 ▽ (22) 2024/04/01(Mon) 3:07:38 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「レ〜グ〜ナ〜の〜ば〜かぁ〜〜〜〜」 そしてマオは突然子供のように声をあげてわんわん泣き出した。 「レグナぁ〜〜〜レグナはわしのじゃのに〜〜 レグナはやっぱりマオ様がきらいなんじゃぁ〜〜〜 レグナはうそつきじゃぁ〜〜〜〜 おやつ勝手に食べたの怒ってるのか……? 勝手に夜中に布団に入るの嫌じゃったか……? わしが美しくてかわいすぎるせいか…………? もうわがまま言わないからぁ…… わしをかわいがれ〜〜あまやかせ〜〜〜〜〜 すてないでくりゃれ〜〜〜〜…」 「わ゛し゛の゛レ゛グ゛ナ゛を゛か゛え゛せ゛〜゛〜゛〜゛」 弱々ねこぱんちを何度もあなたのみぞおちにくり出している。 質問に答えるどころじゃなさそうだけれど この反応や先の行動から察せられるはずだ。 (24) 2024/04/01(Mon) 3:09:57 |
マオは、言ってることが無茶苦茶なことには気づいていない。 (a2) 2024/04/01(Mon) 3:26:53 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「あ゛あ〜〜〜嫌いじゃないって言い方わし嫌いじゃ〜〜〜嫌いじゃないならなんなのじゃぁ〜〜〜マオ様の愛をきょぜつしたくせに……」 完全なる駄々こねじじいと化している。 愛情表現をしたら拒絶されてしまった=すなわち嫌い とマオの脳内では勝手な式ができあがっているのだろう。 だれよりも心根に、嫌われ、捨てられることを恐れているマオには一大事だ。最近は特に敏感になっている。 一人の人間を愛してしまったがゆえに狂わされたあわれな人外。 ▽ (26) 2024/04/01(Mon) 14:43:51 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「……っ……うぅ……っく……」 頭を撫でられて、少しだけ冷静になったように喚くのをやめる。 濡れた若草色が訴えるようにあなたの瞳を見つめた。 ひく、としゃくりあげながら自分で涙をぬぐうおうとも どこまでもしずくが溢れ出てきて止まらない。 あなたの肩口に額を押し付けて、ゆびさきだけでひかえめに服を掴む。真っ赤になったみっともない顔を隠すように。 「取り乱したのじゃ。……わかってるのじゃ…… レグナは、あんな嘘つかないのじゃ…… マオ様のこといっぱい愛してくれたのじゃ」 「だからおまえはわしの知ってるレグナじゃないのじゃ。 ……どうしてしまったのじゃ? 記憶がないのか?」 今のあなたから見れば、物凄い事になっているのは確かだし。 マオのほうがどうかしてると思っても仕方がない。 さっきの時空がどうとかは話半分だったし。 けれど話を聞いていようがいまいが、この答えにたどり着いただろう。 質問をしながらも、首をいやいやと横に振ってなにも聞きたくないと拒否モード全開だ。むぎゅうと音がしそうなくらいしがみついている。 完全に落ち着くまでもう少しかかりそうだ。 (27) 2024/04/01(Mon) 14:45:47 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「レグナぁ…………背中も撫でてくりゃれ〜」 グズグズと涙やら鼻水やらでレグナの服を汚している。 「わかったけどわからないのじゃあ………… マオ様のこと好きじゃないレグナということか?」 自分中心でしかものを考えられないのであった。 じゃあ本物のわしのレグナはどこいったんじゃ? とキョロキョロしはじめて─── 「レグナをさがすのじゃ……」 ごしごしと涙をぬぐって。 とん、とあなたの胸を押して、離れていく。 (30) 2024/04/01(Mon) 22:35:36 |
マオは、ふわ、と謎空間に浮かんだ。 (a3) 2024/04/01(Mon) 22:36:58 |
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