23 【完全身内】Días preciosos【R18RP村】
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明日以降ならいつでも大丈夫なようにしておく
お兄ちゃん怪我しないように頑張ってね
[ 地下は案内ぐらいで余り入れては貰えないけど
いろんなことを知ってしまった側のお兄ちゃんは
暢気にその日暮らしなんて出来ないものね?
だから私はいつでも笑顔で迎えて
笑顔で帰りを待つのがお仕事です! ]*
[ どうせ差し障ると言われようと
己が目を向けているのは半吸血鬼の方
非常に強い力を宿した事には興味はあったが
研究者としても数あるハンターのデータよりも
希少個体の方が大事なのは言うまでもなく
普段ならば知ったこっちゃないと突っぱねるのだが
ある日から突然半吸血鬼の報告が増えた
それは、ようやく説教を聞いてくれたかと思っていた
送られてきた文章を見て、瞬きをひとつ ]
『そうですか』
[ 報告の増加は半吸血鬼に目をやるようになった事を意味し
能力の減衰は彼の能力の根本の減少を意味するならば
導き出される仮定
もうある程度答えに勘付いている?
この問いは確認といったところだろうか? ]
[ もしもそうならば
隠しても隠さずとも大差はない
YESかNOかが不確かでも
ある程度の根拠を持っての問いだ
向こうから地方の指定をされているのだから
過去の彼の半吸血鬼への態度も知っている
前なら興味どころか敵視していたはずの
彼の過去について問われたのも後押しした ]
『その通りです』
[ 簡潔に文字を打ち込み、もうひとつ ]
『彼は半吸血鬼としては特別で
普通の半吸血鬼よりも繊細です
そして、大事な情報も握っています
………どうか逃さぬよう 』
[ 教会所属であろうとも己の目的の全てが
機関の、教会の目的と一致しているわけではなくとも
逃してはならない。それは一致していた ]*
[ 説教が聞いたのではなかった。
この見習いは問題児でもあるぞ!気をつけろ!
無論のこと教会すべてを信じ切っているわけではない。
信を置くならば、と仮定して持ち上がる1人が彼だった。
簡潔な答は無関心か。それとも?
確かめたい
確かめたくない
知りたい
知りたくない
1ヶ月余りの葛藤を画面を見つめスライドする ]
[ ────…その文を
何度も何度も読み返す
それが意味するところは?
あの村は僕以外滅びた
僕の罪だけを残して ]
[ 長身の男が倒れかかったから
きちんと確認は出来なかった
だがあの編み方は
あの村特有のお守りで……
あんなにもぼろぼろなのはどうして?
くすんだ金属は銀ではなく────。
『彼は半吸血鬼としては特別』
その意味も薄い感情も知ろうとしなかった
もう一度…これ以上の返信を期待せずに打ち込む。 』
『 どんな風に特別なの? 』
[ 僕は何も知ろうとしなかった
八年前に教会に保護されてから
僕は僕で生きるのに必死で
生きる意味を探すのにの必死で…──── ]*
[ こんな風にしか生きられないと
そう告げる声がいつもの怒鳴り声よりずっと
耳に、頭にスッと入ってくる
喋りたくもないから黙れと言いたげに
早めに寝かせた宿の夜を思い出せば
その落差は自分でも驚いてしまいそうだ ]
………そう
[ 同情や慰めの言葉はかけない
かけられる程の優しさをコイツに対して
持ち合わせてない
進む道が一つしか見えない
言われた通りにしか生きられない
その意味と辛さぐらいは、知っている ]
相棒らしい事するなら
最初からしたらいいのに
……中途半端な優しさは困るだろ
[ 気まぐれなんて要らないと突っぱねる
何があって、何を想って
一体今何が起こっているのか知らないから
今日の出来事の全ては
突然態度が軟化した様にしか映らない
再び冷えた目を向けられるなら
偶然なんて知らなくていい、と
閉じた心は今日も開く事はない
柔いだ声と言葉
凍った感情が溶けた雫だとは彼すらも知らない
]
[ 聞くかは分からないけど、と言いたげに
だが話す事を止めたり嫌がる事はせず
淡々と、こちらはいつもの態度が出て
改まって話があるなどと切り出されるのは
それもまた経験がないこと ]
……勝手に話せば?
[ 街へ戻り、別行動と言われても
特にしたいこともない
抑制剤を飲む為に
何処かで飲み物を調達したい程度か
やる事を済ませて早めに先に戻ろうか?
先述の通り調子は狂いっぱなしだ
もしや自分が体調が悪くて幻覚でも見てるのかと
錯覚してしまうぐらいには
今日は、とても変な日だったのだ ]
[ 先の戦闘ではないけれど
そうやって別の事に気を取られていたからか
忍び寄るものには気付かなくて
今度は1人だから助けも入らない
夜の街を歩く人影が
誰にも知られないうちにひとつ、”消えた” ]*
[ もう一度送られて来ている
更に深い所まで聞かれている
ただの興味や好奇心ではないと確信した
本気であの半吸血鬼を見ようとしている
何かを見つけようとしているのか
一体何が彼を変えたのか?
少々気にはなったが己の研究には無関係だ
続く質問にも、また文字を打ち込む
今度聞かれた事はコルド的には隠す事ではない ]
『彼は生まれついての半吸血鬼ではなく
元々は、人間です
故に先天的半吸血鬼よりも
吸血鬼の一面の制御に長けておらず
感情面の躁鬱を引き金に
暴走したりする事があります
繊細というのはそういう事ですね』
[ 生態と扱い方を知らせれば
彼が聞いてくれるかは分からぬが知らぬよりはいいだろう
彼の暴走は互いに得しないだろうから ]*
[────恐らくこれが
今迄の積み重ねなのだろう
平素変わらぬ無機質な声
いつも通りならば反発した
半分でも吸血鬼が
僕のすべてを奪った同族の類が、と
返す声は持ち合わせていない
この1ヶ月に内からの疑念が膨れ上がり
徐々に軟化した態度が
顕著になりつつあるだけだ。 ]
[ 勝手に話せば?
───それを譲歩と取ってしまう。
この街にいる間借りている部屋で
時計の針だけいやに鮮明だった。
確信を得たくて”先生”に尋ねる。
『彼は生まれついての半吸血鬼ではなく
元々は、人間です』
遡るやり取りを照合すれば決め手となりえる。
話を、しても遅いかもしれない。
確かめずにはいられないのだ。 ]
────……なんで?
[ 帰って来ないのだろう
時計の短針は3周はしている。
ああ、結局 ぼくなんて… ]*
[ お兄ちゃんがやってることが正しいか?
世間的の評判はさておいて
私は間違ってないと思っているんだよ。
酒場を切り盛りしたり、
監査のひとを誤魔化したり、
お兄ちゃんは、お兄ちゃんの大義を貫いて
────離れているあいだに
何を知ったのかとか知らないけれど
今はお兄ちゃんの力になれるのが
嬉しかった。
もちろん間違ってることしたら
ぷって頬膨らませて叱ります! ]
| [ 周りの人の動きが少しおかしい? そう思った頃には遅く 「ちょっとこっちに来てね」 半吸血鬼だ。手を掴まれて、引かれて 驚きつつ怯えたところで相手は複数 中にはあの前の半吸血鬼の姿 >>3もあった あの人が居るだけでも太刀打ちなどできない それに前の…話をしよう、を思い出す 話の為に、呼び込まれているのか。ならば 抵抗は、できなかった。しなかった 連れられた先は見た目はごく普通の酒場 入る前、臨時休業の看板がチラと見えた気がして ここに入って大丈夫か?と狼狽えれば 誰かが優しく背中を押す声がした ……どうやら今宵のお客は自分だけ ] (9) 2020/02/29(Sat) 9:48:03 |
| ─ 酒場 ─ [ 知らない場所に連れ込まれた そんな時思い出すのは 世間からの風当たりや教会での半吸血鬼の扱い それに対してあの男も、他の者の対応も あまりに自分に優しすぎる気がする 詐欺か?それとも取って食われるか? 微かに体が震えた 戸惑って、怯えて、周りを見渡して警戒して 問いかけにも答えず縮こまり そんな中でコツンと目の前に置かれた牛乳 それからチーズ >>7と、話し相手には葡萄酒 こちらを出したのは人間の女性 赤の目に映る笑顔 相手が兄だからの優しさではない 初めてここに来た自分にも そして居る彼の仲間の半吸血鬼達にも 偽りのない楽しそうな顔を向けていて こちらと話している途中に 時折挟まれる兄妹間の軽い雑談が あまりに自分に馴染みがないぐらい穏やかだ ] (10) 2020/02/29(Sat) 9:48:47 |
| [ 牛乳に手を伸ばす 初めは恐る恐る、ちびちびと 何も仕込まれてないと知れば この空気も相まって警戒が緩んだ ]
私は…クラレンス 立場は見ての通り
[ 教団所属の証を持っているし 半吸血鬼の大抵は教会に囲われている 話し振りからしても隠す必要はない ]
(11) 2020/02/29(Sat) 9:50:49 |
|
血を…吸いたく、なくて 戦うことも、できなくて
薬さえあれば…って
[ 自分の話をした
内容は大して多くもないのに 話し終わるまでかなり時間はかかった それを誰も咎めることはしなかった
差し入れのプチフールにも手をつける 穏やかな桜色に身体に染みる甘い味 美味しいです、と簡潔ながら感想を一言 甘いものを食べたのはいつぶりか?しかも、差し入れ
もしも、本当に この人達といられて、薬もあるのなら ]
(12) 2020/02/29(Sat) 9:53:11 |
| (13) 2020/02/29(Sat) 9:54:33 |
| [ 向けられ続けた理不尽な敵意 その理由も覚えてはいた
吸血鬼に全て奪われて憎む相棒 その身の半分が同じ性質の 私の事も憎くて憎くて仕方なくて
自分は利用されているだけ。監視されているだけ 吸血鬼を殺せる力を持つ半吸血鬼という立場を
上から無理矢理組まされた様なものだ 少しは友好的な性格の相棒ならともかく、と 自分の性格の悪さは理解はしていた 向こうも私が居なくなって清々するに違いない ]
(14) 2020/02/29(Sat) 9:55:23 |
|
[ 私が逃げたらアイツは処分される?
…………………………………知ったことかよ ]*
(15) 2020/02/29(Sat) 9:56:56 |
[ まんじりともせずに朝を迎えた帰って来ない
渡した薬は────1日分
あれだけ吸血を拒否している男が
あれだけ戦うのを嫌悪している男が
帰って来ないとしたら? ]
『 彼は半吸血鬼としては特別で
普通の半吸血鬼よりも繊細です
そして、大事な情報も握っています 』
[ 端末でやり取りした文を見つめ返す
己が知らぬだけで他の者も知っていたら?
教会だとて一枚盾ではなく
上官であるシルビアや、研究員のコルドのやり方に
反発する声もあることは知っている。
”それ”らはすべて彼らには些末なことだったようだが
外界にも対抗勢力があるのも、知っている。
その為の監視。その為の────護衛。
(僕の価値など、教会にとってもないように)
]
おかげで探す理由が出来たぜ。先生
[ 届きもしない皮肉な感謝を
天邪鬼は嘯く ]
────…話も僕のことも、どうでも良かったんだな。
[ 追いかけないほうが良かったかもしれない
何しに来たと言われるのは目に見えている
それでも、結果がどうであれ
話が、したいと、告げたから
( ………お前だって僕に何も言わなかったじゃないか )
歩み寄ろうとしなかったのは
僕だけど、僕だけのせいかよ ]*
( 心配だって嘘ではないんだ
急にいなくなるならもっと前から出来ただろう )
『 相棒らしい事するなら
最初からしたらいいのに
……中途半端な優しさは困るだろ 』
────ああ、お前の言う通りだよ
だから話をするって言ったのに
…いなくなるなよ、バカ *
| [ 半吸血鬼の兄の方 威圧感?は相変わらずで凄そうなのに 自己紹介忘れて人間の妹に指摘されるだとか 会話中に飲んだ葡萄酒一杯で 酔っ払ったか眠そうにしている そこそこ大事な話の途中ではないのかと 言ってやりたくなったのは抑えた
かなり抜けている人だ だが、悪い人ではない。お人好し過ぎるぐらいに
人間の妹の方 こちらを気にかけてくれているのか 悪いことをしたら叱るだと言った妹は 相当なしっかり者らしい 酒場の仕込みをすると言って裏に回った辺り ここを仕切っているのも彼女だろう 半吸血鬼に偏見もなにもないのか 純粋なる笑顔を常に向けていて こちらも悪い人じゃあなさそうだ 少なくとも、騙したりなどは、しない ]
(21) 2020/02/29(Sat) 22:02:25 |
| ─ そして次の日
[ 半吸血鬼と話をしたりとしているうちに 時計の針はいくつ回ったか 居させてもらってもいいなら 彼らにそう、伝えて
空は白み始めて 夜は去り朝と呼ばれる時間に変わる
行くところが無いなら地下に、と 言われたこともありがたかった 気付いた時から教会所属の身 教会以外に自分の家と呼べる様なものはない
出された朝ごはんを食べながら 人間の妹の方とも言葉を交わした それから、他の半吸血鬼も来ていたら、そことも少し ] (22) 2020/02/29(Sat) 22:03:03 |
| [ ご飯を食べて休めばいい とりあえずそれだけでいい >>18 教会にずっと居て 訓練に学習にと追われ続ける日に比べたら あまりにもなにもなさすぎて 逆に落ち着かないぐらいだ ゆっくりゆっくり朝ごはんを食べる 一緒のテーブルで食べていた2人は 自分より早めに食べ終えて 妹は仕事に、兄はこちらを待っててくれる様だ 食べ終えて少し休んだら 地下で休もうと思う旨を伝えて 何もない時間を過ごしているうちに やたらと激しく扉を叩く音 >>16 ] (23) 2020/02/29(Sat) 22:03:26 |
| [ こんな時間に、一体誰? 酒場の開いていない朝の時間 常連さんかが訪ねてきたのだろうか 自分が探されてるなんて考えやしなくて ラトゥールと言う半吸血鬼は言った しばらく伏せて居なさい、と 言われた通りカウンターの下に隠れる 話している内容に聞き耳を立てながら ] (24) 2020/02/29(Sat) 22:03:59 |
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