118 【身内】光の向こう側【R18】
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はぁ……はぁ……っ、一回め、だね
[ずるりと引き抜くと、ゴムを取り払う。
入り口を縛ってゴミ箱へポイ。]
まだ、全然……収まらない。
[二つめのゴムを取り出すと、羽衣恵にそれを渡した。
────被せてください、って。]*
や、あっあっあっ、そこ、ぁ゛ぁぁぁっっ!
ま、まって、あぁぁん♡
イっちゃ、イっちゃうからあぁっ♡
[腰の動きに応えるように奥を突かれれば
雁首が一番弱い所に突き刺さって
その度にぷしっ、と小さく愛液がしぶく。
雁首でずりゅっと抉るような動きに
熱い肉襞が吸い付いて引き摺られ、
柔らかく竿を扱いていた。]
あ、も、らめぇぇ……っ!!
ひとし、くんっ ……っっっ♡♡
ん゛んん゛んぅぅぅぅぅっっっ!!!!
[ナカで彼の物も膨らんで
切羽詰まった声に限界を悟る。
びくびくと大きく体を跳ねさせ、
頭の中が真っ白に染まる。
ぎゅうっと彼に足を絡めたまま
搾り取る様にきゅうううと中が締まった。]
はぁ、 …… はぁ……♡
[ぐたっと脱力すれば足が解ける。
汗ばんだ胸を小さく上下させ、
彼が精液の溜まったゴムを外し、
ゴミ箱に捨てるのを放心しながら眺めていた。]
………う、ん………
[そろそろと起き上がり、ゴムを受け取る。
彼のものはまだ勃ったままだろうか。
何にせよ片手で屹立を軽く扱きながら
口で封を切り、――――ふと思いついて。
ゴムを咥えて彼の下半身へ顔を埋めた。]
ン………、
[亀頭に優しくキスするように
そっとゴムを置き、根本に手を添えて。
器用に舌を使ってゴムを降ろしていく。
苦みが口内に広がって僅かに眉を寄せた。
根本まで降ろしきり、最後にちゅ、と精嚢に口付けて。]
…… でき、たよ?
[まだ絶頂の余韻色濃い眼差しで
上目遣いに彼を見上げ、ねだるように首を傾げた。**]
[羽衣恵がゴムを着けてくれる。それも、口で。
嬉しい反面、誰にそんなこと教わったのかと思うと嫉妬心が込み上げてくる。過去に嫉妬しても仕方ないのに。でも、自分より前に羽衣恵さんが好きだった男がいるって事実に、どうしようもなく嫉妬してしまうのだ。]
……羽衣恵さん……
[それが嫌だとかそういうのとは違う。
変な言い方をすれば、純粋な嫉妬心。
好きだから、本気で好きだから、そんな仕方がないことも思ってしまう。]
好きです……誰よりも。
[今までも、そしてこれからも。
────だから、羽衣恵さんも俺のこと……。]
……上に乗ってください。
[ゴムを着けてくれた。
してくれた、だからもう少しだけしてもらおうと。ベッドに仰向けになって、羽衣恵を待つ。]
いろんな羽衣恵さんが見たい。
[過去の誰も知らないような、彼女の全部を知りたい。
セックスも、それ以外のことも、全部。]*
[見上げた彼はどこか複雑そうにも見える。
単純に興奮してくれればいいなと思っただけで
嫉妬させる意図はなかったから
少し不思議そうに首をかしげた。
名を呼ぶ声にうず、と胎が疼いて小さく尻を振ってしまう。
きっと知らないだろう、
些細な仕草で、視線で、唇が触れるだけで
こんなにもどうしようもなく
身体が熱をあげるのはきみがはじめてだってことを。
今もはしたない女だと思われてしまいやしないか、少し心配なのに。]
......あたしも、すき......
すきよ、仁志くん......
[過去の恋にもう未練などないけれど
きみが望んでくれるのならば
自分の奥深くまで暴いて、
存分に刻み付けてほしいと思う。
好きな所も、弱い所も、
きみにみてほしいとおもう。
セックスもそれ以外のことも。
ちゅ、と今度は唇にキスを落として
仰向けになった彼に跨がった。]
んんんっ......ぁぁぁん......っ
[屹立に秘裂を宛がい、
ずぶずぶと腰を沈めていく。
粘膜を硬くて太い肉棒で
ぞりぞりと擦られる感触に痺れが走り
思わず甘い吐息が口から漏れた。]
ぁ、 んん、......っ やば......っ
はぁぁぁ、だ、だめっ......っっ♡♡♡
[達したばかりで敏感な膣は
快感を拾いすぎてしまう。
途中で動きを止めてぎゅっと目を瞑り、
快感の波が過ぎ去るまで耐える。
その間もきゅんきゅんと中が絶えず
ヒクついてしまうのは堪えきれなかったけれど。**]
[何かに耐えるように、ぎゅっと目を瞑っている羽衣恵を見て意地悪したくなる。主導権は渡したはずなのに。ぐっと腰を突き上げる。きゅんとヒクつく羽衣恵の中をずちゅっと貫く。
耐えられないほどの快感の波を与えたい。]
羽衣恵さんっ、動いてください…っ
[緩やかに羽衣恵を揺さぶる。]
[手を伸ばして胸の膨らみを掴む。外側に円描いて、頂きを指で摘んで。]
うい、え……さん、…っ
[見上げる彼女の姿。
蕩けた顔に、髪が乱れさせて快楽を貪る姿が、すごくすごく綺麗だった。]
…っ……は……ぁ……
…ステキ……です、よ……
[そう言っては見たけど、さっき出したばかりなのに、もう直ぐにでもイってしまいそうだった。]*
ぁあぁんっ!?!?
ちょ……仁志くんっ………
[耐えている最中に
不意打ちで突き上げられて腰が跳ねた。
赤い顔で彼を軽く睨むも、
急かすように緩く揺さぶられれば
また動きを再開し。]
んんんっ……はぁっ、
はぁぁっっ……あぁ……!
[根本まで腰を落としきってまた上げ、
肉襞に擦りあげる動きを繰り返す。]
はぁぁっ!
…ぁぁぁん……あ、だめ、これ……ぇ♡
うぁぁっ、きもちくて、とまん、ないっ……♡♡
[きゅうっと乳頭を摘ままれたら
蕩け切ったナカがきゅんっと疼く。
もっと強い刺激が欲しくなって、
動きは段々大胆なものへと。
ぱちゅ、ぱちゅ、と水音を鳴らしながら
結合部から愛液が溢れて彼の股を汚していく。
グリグリと尻が円を描いて
好きな所にたっぷりと擦り付ければ
膣肉がきもちよさそうにしゃぶりついた。]
あああぁっ、んぁぁっ、はぁっっ
ひとし、くんっ……きもち、いいッ……?
あたし、もぉ……また、イっちゃい、そっ……ぁぁあ、っん
[動いているとすぐに達してしまいそうだし
彼も限界が近そうだけれど
もうちょっとこのまま感じていたくて、
荒く息を吐きながら律動を少し緩める。
腰を小さく揺する様にしながら
彼の唇や頬にキスを落とし、
自身と彼を焦らすように少し溜めて。]
んんんんんっ♡♡♡ぁぁあぁぁあぁん!!!
[勢いをつけてずちゅん、と大きく腰を上下させれば
脳天まで突き抜けるような刺激に
びくびくと全身が震えた。**]
[この上ない快感。
それに、恋人が自分の上で淫らに乱れている。
これが幸せでなければ、何だというのか。]
…羽衣恵、さんっ……もうっ……っっ
[緩やかな動きに焦らされ、急激な変化に全身が震えるほどに感じてしまう。何もかもが快楽となる。
羽衣恵の声も、顔も、滴る汗でさえ官能的で。]
……だす、よっ……っっ!
[抗えるはずもない。
極上の快感の果てに、愛する人の中で再び絶頂を迎えた。]
| [この日も結局のところ、ひと休みを挟みながらも明け方まで2人で夜を過ごした。終わりを迎えたのは、本当に体力の限界を迎えたからだ。]
……羽衣恵さん……
[2人で並ぶには狭いシングルベッド。 ぎゅっとその身を抱きしめて、愛しいその名を囁く。]
今日も……たくさんしましたね。 羽衣恵さんが、こんなにえっちだなんて意外でした。
[知っていたのは、厨房で料理をする姿や、仲間と談笑する時や接客の時の笑顔。だから、自分が知らない羽衣恵がきっとまだまだあるのだろう。] (16) 2021/12/30(Thu) 17:01:18 |
う、......んっ......!!!
[髪を乱し、乳房を揺らし、
腰を振る自分の下で彼が感じてくれている。
絶頂を告げる声に首を縦に振って。]
ん、あぁぁあ!!!
〜ー〜ー〜ーっっっっ!!!!♡♡♡
[彼が精を吐き出すのを感じながら
びくびくと背を弓なりに反らし
強く中を締め付けて。
自分もまた絶頂を迎えていた。]
| 美味いっすね。
[朝からなにやら贅沢な気がした。 ホットドッグと、ミネストローネ。自分ひとりなら作るどころか、そんな朝食食べることはないだろう。 しかもデザート付き。]
羽衣恵さん。 やっぱ料理する仕事やりません?
[切り出したのは唐突に。 でも、前からずっと思っていた。] (19) 2021/12/30(Thu) 23:06:02 |
| 俺としては、 これを独占できるっていうのも悪くないんすけど。
[でも、何か勿体無い気がする。 それに、こうして食事を作ってくれる羽衣恵の姿もいいのだけど、やはりあの店で見た羽衣恵の姿。あれが頭から離れない。 きっとそれが、惚れた瞬間だったから。]
それに……
[少しだけ言い淀む、そして照れ臭そうに。] (20) 2021/12/30(Thu) 23:06:25 |
| ……いつか、2人で店がやれたらなって。
[朧気な、本当にぼんやりとして夢。 まだ目標とも呼べないような、ただの夢だけど。]
俺やっぱり、厨房に立ってる羽衣恵さんが好きです。
[美味しそうにランチを食べる羽衣恵も。 大人っぽくバーで酒を飲んでいる羽衣恵も。 身体を重ね、官能に蕩けた羽衣恵も。 全部好きだけど、それでも厨房に立っている羽衣恵の姿が一番好きなんだ。]* (21) 2021/12/30(Thu) 23:07:02 |
| ぷ、ぷろぽっ?!
[その言葉に驚いた。 言われてみれば、確かにそうと取れる様な言い方だったかも知れないけど。まだ付き合いたてで、そんな結婚とかそういうことを意識していたわけじゃないけど。]
そうじゃないくて! あ、嫌だってことじゃなくて!
[あたふたと慌てて首と手を振ったけど、彼女が見つめる視線にすぐに落ち着きを取り戻す。] (26) 2021/12/31(Fri) 9:13:39 |
| 夢……羽衣恵さんの……
[そうだ。 夢。いつか自分の店を持つっていう夢。 それが、彼女と一緒にって夢に変わる。 それぐらい、彼女用のことが好きなんだ。]
俺も……同じ夢を見てもいい?
[羽衣恵が料理人としていきること。家庭を作ること。その両方と、自分の夢が重なって、2人で一緒に夢を見られたらどれほどいいだろう。] (27) 2021/12/31(Fri) 9:13:59 |
| [────可愛い羽衣恵さん。 恋人として、申し分なくて、でもそれだけでは満足できなかったのは、きっと俺のわがまま。俺が好きになった羽衣恵さんでいて欲しいなんて、きっとエゴなんだと思うけど。 だけど、2人の夢が重なり合って、ひとつの目標になったから。]
羽衣恵さんのこと、 これからもっともっと好きになります。
[一緒に歩むためにも、俺は羽衣恵さんにいつだって元気で、格好良くて、可愛くて、素敵な羽衣恵さんでいて欲しい。 その代わり、寂しい女なんて絶対に思わせないから。] (30) 2021/12/31(Fri) 17:03:03 |
| 頑張りましょうね。 たくさんデートして、お互い仕事も頑張って。
[色んなことを2人で共有して。 たまには喧嘩して、それで仲直りして、色んなことを乗り越えていこう。] (31) 2021/12/31(Fri) 17:03:42 |
| 何処か行きたいとこあります?
[季節はもう冬で寒さも厳しくなってくるけど。 そういえば、そろそろクリスマスも近くなってくるし、そうなれば年末年始だってやってくる。]
クリスマスか。 休み入れなきゃな。
年越しに、初詣。 羽衣恵さんとしたいこと……たくさんあるんですよ。
[春になったら桜を見にいこう。夏になったら海に行こう。 そうやって2人で色んなところに行って、色んなことをしたい。] (34) 2022/01/01(Sat) 11:15:57 |
| 羽衣恵さん。 俺も……イイ男になりますね。
今はまだ、ずっと一緒に居ようって言えないけど。
[この先の未来。 羽衣恵と一緒に夢を描くには、まだまだ自分には足りないものが多過ぎるから。それでも、きっとそうなりたい、そうしたいと思うから。]
いつか必ず言うんで、 その時まで側にいてくださいね。
[だから、いつか未来を約束できる日まで、もう少し待っててください。]* (35) 2022/01/01(Sat) 11:16:42 |
| ── 数年後 ──
羽衣恵さん! パスタランチセットふたつ。 デザートはフォンダンショコラで。
[未来は遠くなかった。 決して、近かったとは言い難いけど。 それでも俺たちはこうしてら未来を今に変えた。]
いらっしゃいませ! 2名様?すいません今席が埋まってて。
[店はそこそこ上手くいっている。 昼は、あまりの忙しさに人を雇おうかなんてことすら。] (38) 2022/01/01(Sat) 22:06:48 |
| [昼はランチ。 夜はお酒も楽しめる小さなレストラン。
ここまで来るのに苦労もして。 楽しかったことだけじゃない。 でも振り返れば楽しかったことと、羽衣恵の笑顔ばかりが思い出せる。
デートして、ご飯を一緒に食べて。 たまにお互いの店に偵察に行ったり。 それから時々は喧嘩したり。 でも、そんな日の夜はいっぱい愛し合った。] (39) 2022/01/01(Sat) 22:07:08 |
| [────ねえ? 俺、イイ男になれましたか?
聞かなくたって、羽衣恵さんがこうして側にいてくれる。 それが、答え。
大好きな人の側で、大好きな姿をみていられる。 こんなに、幸せなことは他にはない。] (40) 2022/01/01(Sat) 22:07:42 |
| [だから……]
ずっと一緒に居てください。
[ようやく。 その言葉を貴方に伝えよう。]** (41) 2022/01/01(Sat) 22:08:13 |
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