魔具職人 メレフは、メモを貼った。 (a4) 2021/12/06(Mon) 21:19:48 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a5) 2021/12/06(Mon) 21:22:47 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a6) 2021/12/06(Mon) 21:25:59 |
【人】 半淫魔 メレフ―裏街 「人形屋」― 頼もう。 [店の扉を二度、三度とノックする。 聞くところによると、この店は錬金術用の素材を買い取ってくれるという。 今の自分にしてみれば、実に都合がいい。] ――…頼もう。 [もう一度、扉をノックして、それからゆっくりと中へと踏み入った。 眼に入るのは、薄暗い店内と、人形のように表情の薄い少女。 彼女が、この店の主であろうか。] (11) 2021/12/06(Mon) 22:12:59 |
【人】 半淫魔 メレフさて――。 [顎に手をあて、考える。 「この少女とは面識があったかどうか」、と。 何しろ、飯代だの酒代だの、金が入り用になればそこらの店を訪ねては、手持ちの素材を二束三文で売り払っている。 その一つ一つの詳細など、すぐには思い出せない。 店主らしき少女が自分を知っていてくれれば話は早いのだが、さてどうだったろうか。*] (12) 2021/12/06(Mon) 22:13:34 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a8) 2021/12/06(Mon) 22:17:27 |
【人】 半淫魔 メレフ―いつかの日 街はずれの工房で、ラヴァンドラと― ――…そりゃあ、きっと御伽噺の女の子は、幸せの為に必死で頑張ったんだろうさ。 [依頼主からの問いかけに、作業を止めることなく応える。 彼女の身体のサイズに合わせて、魔術でローブを縫い上げていく。 その日の依頼は、彼女が身にまとうローブを新調する事。 依頼料は、「ゲイザーのパイ屋」でランチをご馳走になる事。 幸い、馴染みの取引先の魔術工房が近くにあったので、利用させてもらった。] (15) 2021/12/06(Mon) 23:21:52 |
【人】 半淫魔 メレフ君が何を望んで、自分の種族を厭い、人間になろうとするのかはわからない。 「なぜ?」と、問い詰める資格もない。 けれど、君が今の自分を受け入れられたらいいと、そう思うけどね。 [彼女の事など、露ほども知らない。 それでも、「人間だった自分」を無くしてしまった己には、酷く贅沢な悩みに聴こえる。] (16) 2021/12/06(Mon) 23:22:31 |
【人】 半淫魔 メレフ[そうこうしているうちにローブを一通り縫い終わり、彼女へと差し出す。] 元のローブのベースに、カーバンクルの毛を混ぜ込んでおいた。 君の魔力を補助し、敵対する魔術から君を防御してくれる。 [縫い終わったローブを投げ渡して、出来上がりを確認させる。 もちろん、そこらの店に負ける気は毛頭ない仕上がりだ。 勝負になるとしたら、王都の最高ブランドぐらいだろう。] さて、今度はこっちが要求する番だ。 エオスでは、品を手に入れるには代価が必要なんだろう? 君にも相応の代価を払ってもらわないとな。 [彼女の様子など気にも留めず、さっさと「ゲイザーのパイ屋」へと歩みを進める。 丹精込めて仕上げたのだ、こちらも遠慮なくご馳走になるとしよう。 ――そうして、テーブルが溢れるまで料理と酒を頼みこみ、酔っぱらって大騒ぎしたのは、また別のお話。**] (17) 2021/12/06(Mon) 23:23:47 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a9) 2021/12/06(Mon) 23:26:59 |
【人】 半淫魔 メレフ―裏街 「人形屋」― [記憶が少しずつ浮上してくる。 確かにこの街で取引する際、彼女と同じ顔を見かけた事がある。 ――…どれも、いい扱いとは言い難いけれど。 なるほど、ここが彼女たちの生産元らしい。] 売りに。 少しばかり、飯代のあてにしたくてね。 品揃えなら、そんじょそこらの店に負ける気はないよ。 [店内で適当な机を見繕って、荷物の中身を広げていく。 満月の夜、特定の場所でだけ咲く月見苔の華。 力のある吸血鬼が死ぬと残るとされる、強力な魔力の塊である紅血晶。 本体から取り外されても、未だに脈打つ千年ゴーレムの心臓。 どれも、相応の値がつく希少な品だ。] (18) 2021/12/07(Tue) 6:28:01 |
【人】 半淫魔 メレフ本当は、女性から精気が吸えれば一番なんだけど、己れ(おれ)はどうも下手でね、加減が出来ない。 代わりに、たらふく飯がいる。 高く買い取ってくれると助かる。 [精気に飢えて、目につく女性を片端から襲うような真似は避けたい。 かといって、腹が減るのは止めようもない。 せめてもの代替に、人間の食事をとることで穴埋めするが、本能には逆らえず、結果食事の量がとんでもない事になる。 さて、目の前の彼女がいい値で買い取ってくれれば、少なくとも今日の食事の心配はしなくて済むのだが。**] (19) 2021/12/07(Tue) 6:28:20 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a10) 2021/12/07(Tue) 6:29:40 |
【人】 半淫魔 メレフ ―― いつかの話 / ラヴァンドラと ―― 飲みすぎた…。 [頭がズキズキと痛む、平衡感覚が曖昧で、足取りがおぼつかない。 不意の事故から半淫魔になり、人間より頑強にはなったがこういったところは人間相応らしい。 おまけに、得意先に借りまで作ってしまった。 このままでは、なんとも座り心地が悪い。 しばらく頭を悩ませていたが、やがて旅支度を整えて宿を出る。 ひとつだけ、目的のものを思い描きながら。 そうして、数日後。 彼女の元には一通の手紙と、小さな包みが届いた事だろう。] (35) 2021/12/07(Tue) 17:42:25 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a13) 2021/12/07(Tue) 17:50:00 |
【人】 半淫魔 メレフ―裏街 「人形屋」― [店主の言葉と共に、奥から彼女と瓜二つの少女達が顔を出す。 この街で何度か目にしてきた、使い潰しの肉人形。 今までの彼女たちの姿が、頭の裏に蘇る。] いや、遠慮しとく。 他人がその子達をどう使うかは自由だけど、己れは「潰す」なんて、出来そうにない。 [すっぱりと断った。 もし、申し出を素直に受け取ることができる性格だったなら、今頃金策で右往左往もしていない。 けれど、理由はそれだけでない。 この場には、もっと美味しそうなものがある。] (38) 2021/12/07(Tue) 18:21:03 |
【人】 半淫魔 メレフ店長さんに精気を提供して貰うのは、ダメかい? [彼女であれば、人形より濃い精気が得られる。 軽い接触でも、腹を満たすことはできるだろう。 万が一、加減ができなくても「潰す」ことにはならない。 何より、彼女ほど完成されたホムンクルスを味わったことが無い。] 幸い、極端に空腹なわけでは無いから、今すぐでなくても構わない。 色々調べたい事もあるから、準備も必要だしね。 それで良ければ、こちらの品を差し出そう。 [彼女が指差す品を、彼女の目の前へと置いて、答えを待った。]** (39) 2021/12/07(Tue) 18:21:25 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a15) 2021/12/07(Tue) 18:22:38 |
【人】 半淫魔 メレフ―裏街 「人形屋」― 己れが、貴方を傷つけるような真似はしないさ。 [「現状では、ただ空腹を満たす為の関係でしかないのだから。」 そんな本心は、言葉の裏に隠した。 事実、彼女の精気がどんな味なのか、確かめたくて喉が渇くような心地がする。] 受け取りは…、己れの腹が減った時にでも、貴方の身体が空いた時にでも、ご自由に。 準備と言っても、ちょちょいと買い物する程度だし、調べたい事も貴方から直接聞けば事足りる。 それに、今回はあくまで一時空腹を凌げればいい。 そう考えているのだし。 [準備に必要なものを指折り数えて確認する。 あくまで、よりスムーズに彼女から精気を吸う為のものであって、彼女を責め立てるような真似をする気は毛頭ない。] (54) 2021/12/07(Tue) 22:08:50 |
【人】 半淫魔 メレフ契約なんて必要ないよ。 己れは流れの職人、気が向いたまま、望みのものを欲しがるだけさ。 [伸ばされた彼女の手に、紅血晶を握らせる。 彼女は信用していい相手だ。 契約を反故にする輩が、自ら契約書の話をしない。] さて、話も済んだ事だし。 己れはさっさと準備を済ませてくるよ。 [選ばれなかった二つの品を懐にしまい込んで、背を向けて店を出ようとする。 彼女から何か呼びかけでも無い限り、さっさと店を後にするだろう。**] (55) 2021/12/07(Tue) 22:09:39 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a18) 2021/12/07(Tue) 22:18:42 |
【人】 半淫魔 メレフー市場街ー 〜♪ [鼻唄まじりに、目的の物を探して歩く。 といっても、そこらを歩いていれば直ぐに見つかる程度の品物だけれど。 幻惑蝶の鱗粉、眠り草、美味い酒。 あとは、ホムンクルスが持つ能力、個体間の意識の共有について。 彼女が気に入れば、面白い結果が得られるかもしれない。 腹の具合はまだ少し余裕がある、途中面白そうな輩や顔見知りなどがいれば、声をかけてもいいだろう。] (68) 2021/12/08(Wed) 7:26:40 |
【人】 半淫魔 メレフ淫魔になるなんて、忌々しい事この上ないけど、こういう時は役得だね。 [常ならば、口にするのを憚る言葉も、淫魔だからと持ちかけられる。 それに、あの店主がどんな味なのか、早く味わいたくて仕方ない。 それを思うと自然と足は早くなり、うわついてしまうのだ。**] (69) 2021/12/08(Wed) 7:26:54 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a21) 2021/12/08(Wed) 7:28:54 |
【人】 半淫魔 メレフー市場街 ラヴァとー [胸元に軽い衝撃。 遠目に見知った姿が見えたから、特に避ける事もなくそのまま走りこんでくるに任せた。 数瞬、彼女の様子を見て、懐から道具を差し出す。 それは紐で結ばれた、二つ一組みの小さな鈴。 ただし、中に珠は入っておらず、音が鳴ることはない。] 静鳴の鈴。 魔力を込めて振れば、持ち主にしか聞こえない音がする。 音は心を落ち着けて、魔力の流れを整える。 [彼女の種族の事は聞いている。 今の彼女には、この鈴が役に立つだろう。] (80) 2021/12/08(Wed) 11:33:10 |
【人】 半淫魔 メレフ一つにつき、ゲイザーの店で特大ミートパイ一つね。 今回はワンセットだから、パイ二つ分。 [それはそれとして、代金はもらう。 ぶつかった相手が悪いと諦めてもらおう。 幸い、買い物は済ませてあるし、臨時収入も手に入った。 そろそろ、小腹が空いてくる頃合いだ。] ぶつかられた分は、どうやって返済して貰うかな。 兎族の尻尾って、丸っこくてふわふわって聞いたけど、もふもふさせて貰うってアリ? [彼女とは、あくまで魔道具の買い手と売り手としての間柄。 そういった関係は、まだ無かったと思う。 だから、噂の真相はまだわからない。 この機会に、確認させて貰うのもいいだろう。 彼女を揶揄いつつ、ゲイザーの店へと歩を進める。 道中、何もなければ店へと辿り着けるだろう。]** (81) 2021/12/08(Wed) 11:33:26 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a24) 2021/12/08(Wed) 11:35:33 |
【人】 半淫魔 メレフ ーいつかの日 向日葵にてー 銀とは、古くから魔術的な霊媒として用いられている。 高貴さや潔癖、特に魔を祓う力を持つとされ、吸血鬼や狼男などに効果的だ。 [ガラクタに溢れた店内で、店長を相手に蘊蓄を垂れ流す。 エオスで素材の調達に出た際、たまさか面白そうな店を見かけて立ち寄ったのだ。 職業柄、こういった知識はお手の物だ。] はるか東の地では、不老不死の薬としても重用された。 魂の入れ物として、不変、不滅の銀が信仰されたのだね。 [ツカツカと、店内を歩く。 自分の説が正しいなら、店の中にあるはずのものを目指して。] と、言うわけで。 君の銀の魔術も、そのうちのどれかを応用したものだと思われる。 [ひとつ、大きく手を打つ。 考察の考えをこれから述べるのだ。] (90) 2021/12/08(Wed) 13:09:12 |
【人】 半淫魔 メレフあっているかな、店長さん? [答えは告げたが、正解はどうであったろう。] と、そろそろ時間だ。 悪いけど、失礼する。 またエオスに寄った時にでも。 [一通りの用を済ませて、そそくさと店を後にする。 店長の様子には、特に構う事はしなかった。]** (91) 2021/12/08(Wed) 13:14:45 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a28) 2021/12/08(Wed) 13:15:28 |
【人】 半淫魔 メレフーいつかの日 向日葵にてー 残念、外したか。 結構自信あったんだけどな。 [去り際、背後から聞こえた不正解の声。 正解できなかったのは悔しいが、次にまた会う口実ができたと考えよう。 店の扉を押し開き、彼女に見送られるままその場を後にした。] (114) 2021/12/08(Wed) 17:15:43 |
【人】 半淫魔 メレフ[市場街を歩きながら、彼女の言葉を考える。 流動的で、自在に操る事ができる、銀色の物質。 例えば、吸血鬼などの種族は、血液を自在に操る者もいる。 けれど、血液は銀色ではない。 あるいは、そもそも彼女自体が流体生物である可能性。 自在に操れる事に不自然はないが、それは魔法ではない。 彼女の言葉とは合致しない。 はたまた、何者かに造られた生命体。 「銀の魔法」とやらが、何者かが彼女に与えた魔法なのだとしたら、彼女の言葉も、自在に操れる事にも説明がつく。 けれど、与える理由も、そのように彼女を造った理由もわからない。] ーー…これは、ずいぶん難問になりそうだ。 [さて、次に会う時はどんな答えを用意しようか。]** (115) 2021/12/08(Wed) 17:15:55 |
【人】 半淫魔 メレフーゲイザーのパイ屋への道中 ラヴァとー 飯代だけでいい、それ以上はよろしくない。 [店への道すがら、彼女からの問いかけに答えを返す。 彼女がどうこうではなく、互いの性質の問題なのだ。] 己れとラヴァは、種族的に相性が良すぎる。 長時間一緒にいると、何かのきっかけで己れが暴走する可能性がある。 それこそ、契約書に望む品と代価をきっちり書いておくぐらいの方が、己れが安心できる。 我を忘れて本物の淫魔みたいに、なんて笑えない。 [獲物の魔力、精気を取り込んで自らのものにする淫魔。 他者の魔力に敏感な彼女。 自分が彼女を傷つけてしまうかもしれない、そちらの方がよほど恐ろしい。] (118) 2021/12/08(Wed) 18:15:25 |
【人】 半淫魔 メレフーー…やっぱり、尻尾もふもふは遠慮しておこう。 [取り返しのつかない事態になった後で、後悔したくはない。 そうやって、親しい友人を無くしてきたし、居場所を無くしてきた。 今ではすっかり根無草、また同じことを繰り返すつもりはない。] (119) 2021/12/08(Wed) 18:15:54 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a31) 2021/12/08(Wed) 18:18:38 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a32) 2021/12/08(Wed) 18:19:43 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a33) 2021/12/08(Wed) 18:23:38 |
【人】 半淫魔 メレフーゲイザーのパイ屋 ラヴァ、フェレスとー [「優しい」と言われた時>>125、内心否定した。 別に、彼女に淫魔としての自分を出すことを躊躇したわけではない。 自分の欲に濡れた、忌々しい部分を彼女に向けたくはない、それだけだ。 彼女が望むならではあるが、淫魔として彼女の相手をすることを躊躇はしない。 そんな心の内を知ってか知らずか、彼女は「頼っても良い」と、言葉を重ねる>>126。] ――…言う相手と、友達は選んだ方がいいと思うけどねぇ。 兎が狼に食べられるような事態にならなければいいけど。 [耳を隠して、真の姿をローブで覆う彼女と、欲をむき出しにする姿を押し殺す自分。 似ているようで、スタンスは真逆だ。] (142) 2021/12/08(Wed) 22:04:57 |
【人】 半淫魔 メレフ[自分は、淫魔である事を肯定している。 ただ、コントロール出来ていないだけ。 それによって無くしてしまった「かつて自分がいた場所」を、心の隅で思い返しているだけ。 時と相手さえ選べば、存分に淫魔としての自分を曝け出す。 ――もっとも、そんな相手は滅多にいないが。] 礼はいい。 品を差し出して、対価を受け取った。 それ以上は、貰いすぎになる。 それより、そろそろ魔力の吸いすぎで影響が出てくるかもしれないから、一度ここで失礼する。 [あまり彼女を独り占めするのも、気が引ける。 ミートパイを受け取ると、その場に観光客とラヴァを残してくるりと背を向ける。 後の事は、二人に任せるとしよう。*] (143) 2021/12/08(Wed) 22:05:36 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a38) 2021/12/08(Wed) 22:07:34 |
【人】 半淫魔 メレフーいつかの日 真珠堂 テレベルムとー 驚いたな。 ここまで純度の高い物は、己れ(おれ)でもそうそう見ることが無い。 [たまさか立ち寄った店で、一際珍しい品を見つけた。 人魚の血と涙からなる妙薬、市場で卸せば非常に高額の値がつくだろう。 しかも、店主自ら精製し、他者の手が入っていないとなれば殊更だ。] (249) 2021/12/09(Thu) 13:38:49 |
【人】 半淫魔 メレフ[さてどうしたものか、これほどの品は是非とも欲しい。 けれど、手持ちの金は最低限の生活費、出費をする余裕もなく。 となれば、取れる手はひとつ。] なぁ、人魚さん。 己れは魔具を取り扱う職人なんだ。 何か欲しいものはあるかい? 品が思いつかなければ、どんなものが欲しいかでも良い。 [代わりに振るうのは、己の腕。 人魚の妙薬と交換ならば、最上級の品を仕立てて見せよう。] (250) 2021/12/09(Thu) 13:39:14 |
【人】 半淫魔 メレフ例えば、持ち主に著しい生命力と魔力をもたらす、「龍王の血輝石」。 甚大な魔力と引き換えとはいえ、死者の魂と交信する事のできる「冥府からの姿見」。 ーーそして、心に望んだあらゆるものを探し当て、どんな場所でも希望を示すと言う「黎明の方位針」。 [さて、この中に彼の望むものはあっただろうか。 もし、希望するものがあれば、彼の注文通りの品と、代わりに相応の数の「赤の真珠薬」とを受け取っただろう。]* * (251) 2021/12/09(Thu) 13:39:55 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a54) 2021/12/09(Thu) 13:40:55 |
【人】 半淫魔 メレフ ーいつかの日 真珠堂 テレベルムとー 商売相手の事はバラさない。 商売の流儀はわかってる。 [言いふらせば、彼がどうなるかはわかっている。 せっかくの上客になってくれそうな相手なのだ、みすみす無くすような真似は惜しい。] 黎明の方位針ね、任せてくれ。 ーー…探し人、見つかると良いな。 [細かい事は追求しない。 けれど、彼の願いぐらいは聴いてもいい。 この短い時間でも、その程度には彼のことを信用している。 そうして、後日。 彼の元には、一つの小さな包みと手紙が届けられた。] (289) 2021/12/09(Thu) 15:53:18 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a63) 2021/12/09(Thu) 15:53:48 |
【人】 半淫魔 メレフ「銀の魔法」と言うからには、なんらかの方法でその物質とやらを操っているはずだ。 そして、誰かに与えられた能力というわけでもない、貴方個人の技術だと思う。 けれど、その物質は金でも銀でもないという。 [さて、ここからが本題。 考察の結論を彼女に伝えよう。] (375) 2021/12/09(Thu) 21:38:42 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a76) 2021/12/09(Thu) 21:42:11 |
【人】 半淫魔 メレフ―酒場― [宿場の一角、夜も更けてきたというのに、ここは浮かれた観光客やら、気の早い住民達やらで賑わっている。 そんな中で、ひとりもくもくと道具の整備を進めている。 成型用の槌や、彫刻用の鑿。 それぞれ大小合わせて両手の指どころか、足の指を含めても足りない程。 わずかな錆も、微妙な欠けも研ぎ直し、新品のように輝かせる。 宿に部屋は取ってあるが、一人部屋の隅で大人しくというのはガラじゃない。 道具も人も、なるべく人の傍にいないとすぐに錆びて使えなくなるものだ。 そんな風に、喧騒の中で一人だけ場違いな男が、酒場に行けば目に入るだろう。*] (386) 2021/12/09(Thu) 22:02:44 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a78) 2021/12/09(Thu) 22:04:11 |
【人】 半淫魔 メレフ── 向日葵:イクリール ── ――…そう言えば、何を貰うかなんて考えてなかったな。 というより、何か貰おうと思ってなかった。 しいて言えば、満足感? [純粋に、ただ純粋に答えを知りたかった。 納得のいくところまで進みたかった。 ある意味、魔具を仕上げる時の気持ちに似ている。 自分の手中の作品が、一つの答えに至るまで突き詰め続ける。 例えその結果が、他者から見て不格好であったとしても。 そんな感覚。] (415) 2021/12/09(Thu) 22:38:59 |
【人】 半淫魔 メレフ少なくとも、己れは自分の出せる答えを出した。 結果がどうであれ、己れはそれで満足してる。 だから、望みのものなんて何も。 [「望む物と代価さえあればいい。」 エオスの考えとは真逆。 けれど、心からの本心だ。 それが、彼女の質問への答え。*] (416) 2021/12/09(Thu) 22:39:13 |
【人】 半淫魔 メレフ── 向日葵:イクリール ── 望むもの、ね。 難問だ。 [彼女からそうは言われても、答えに目途はつかず。 思いつくものと言えば、 ラヴァへ、耳を隠す為の新しい帽子。 人魚の上客に、猫避けの香。 どうにも自分の為に何か、とは思いつかない。 強いて言えば――…。] 店長さんに考えて貰うって、ありかい? [望んだのは「何を貰えるのかを楽しむ」、そんな望み。] (435) 2021/12/09(Thu) 23:15:02 |
【人】 半淫魔 メレフ…また、気が向いたら来るよ。 もしくは、何が欲しいか自分で気付いた時にでも。 [解答にはたどり着いた。 少なくとも一つ心残りは解決したのだ。 それだけ言って、店を去ろうとするけれど、彼女の答えはどうだろう。*] (436) 2021/12/09(Thu) 23:15:47 |
【人】 半淫魔 メレフ── 向日葵:イクリール ── 助かるよ、ありがとう。 [彼女の返答に、去り際に礼を返す。 これでまた、この店に来る理由が出来た。 今度は、彼女にも何か魔具を持って行こうか。 なんて、呑気な事を考えながら店を後にした。]** (443) 2021/12/09(Thu) 23:32:10 |
(a83) 2021/12/09(Thu) 23:33:30 |
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