情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【人】 ヴィム[ 師弟であり、仲間であり、友でもある。 いつしか師を超えるほどの魔法使いへと 成長を遂げた愛弟子はといえば 新たな仲間達に恵まれ、魔法使いとして 名を馳せるほどの栄誉を手に入れていった。 どれだけ困難な依頼が舞い込もうとも この魔法使いがいるパーティならば 達成してくれる、そんな伝説さえ囁かれるほどに。] (223) 2022/05/21(Sat) 19:28:57 |
【人】 ヴィム愛弟子は言う。 「それでも僕は師匠とずっと一緒にいたい。」 、と。師は言う。 「お前はいつか自立しなければならない。」 、と。 (224) 2022/05/21(Sat) 19:31:05 |
【人】 ヴィム[ 師は愛弟子を認めなかったわけでは無い。 真相はむしろその逆であり 師は愛弟子の力を誰よりも理解していた。 故に師は愛弟子が己に依存することを懸念し 自立を促し続けていたのだった。 愛弟子が己へと向けている ]尊敬と淡い恋慕が入り交じるその感情に 師は気づいていたのだから。 (225) 2022/05/21(Sat) 19:32:10 |
【人】 ヴィム[ 夜までに戻ると告げたこの日。 青年が姿を現したこの国は 今も相変わらず盛況していた。 魔法を学ぶなら『メルヴェイユ』へ。 そんなキャッチコピーをかかげた魔法都市には この国を破滅の未来から救った英雄の石像が 掲げられ、今も守り神として祀られていた。 石造りの偶像を前に目を細めると、 過去を懐かしみ、噛み締めるよう、青年は呟く。] (229) 2022/05/21(Sat) 19:39:00 |
【人】 ヴィム[ 独り言と共に指先を石像へと向けて。 ついた汚れを丁寧に魔法で落としていく。 これが、青年の日課であった。 酒場の誰かには、ここまでなら 話すこともあっただろう。 裏を返せば、話していたのはここまでだ。 日課を終えれば、青年はその銅像の前から姿を消し 仲間達の待つW酒場Wへとその脚を向かわせる。] (231) 2022/05/21(Sat) 19:43:05 |
【人】 ヴィム[ 人はいつか死ぬ。 善人だろうと、悪人だろうと 英雄であろうと、大罪人であろうと。 分かりきっている事だ。 しかしながら、何故生きるかと問われれば 答えられる者は決して多くない。 初めからその答えを知っているものは この酒場に行き着いたりなどしないのだから。] (277) 2022/05/21(Sat) 23:25:52 |
【人】 ヴィム[ この世界にはW真理Wなんてものはない。 己が何を思い、答えとするのか。 つまりは自分がどう在りたいか。 W真理WはW心理Wに眠るもの。 それが青年の持つ死生観であった。] (279) 2022/05/21(Sat) 23:29:24 |
【人】 ヴィム[ メルヴェイユでは子供にある童話を 聞かせることが習わしとなっている。 才能豊かな魔法使いが悪の魔法使いを 打ち倒して英雄になる物語。 その童話は悪いことをすれば報いおこり 悪の魔法使いに魂を抜かれるという 脅迫じみた躾のために利用されていた。] (386) 2022/05/22(Sun) 15:41:47 |
【人】 ヴィム「悪の魔法使いWヴィムWは他国との戦争を 起こさせることでメルヴェイユを滅ぼし 国家転覆を乗っ取ろうと暗躍する。 しかし英雄WクロエWがそれに気づき 危険を顧みず、命懸けでヴィムを打ち倒す。 かくしてメルヴェイユは永遠の平和と 繁栄を手に入れることになったのだ。」 (387) 2022/05/22(Sun) 15:42:28 |
【人】 ヴィム[ 興味を持てば誰でも知れる話だろう。 WヴィムWは国家転覆を測った大罪人。 己の利欲のために国民を危険に晒した 血も涙もない魔法使いであったと。 当の本人は 「人の噂なんていつもデタラメだ。 生憎ゴーストなんでね。 血も涙も、とっくに捨ててきたよ。」 と呆れて笑っていたものだ。] (388) 2022/05/22(Sun) 15:43:16 |
【人】 ヴィム[ 日課の話をした時には 己の薄汚れた感情を丁寧に美しく装飾する ウーヴェに青年は思わず否定を入れてしまう。 だがそれが決して迷惑ではなかったことは しかと伝えたつもりだがどうだろうか。 そして付け加えるように言うだろう。 「もし興味があるなら、今度肴に話してあげよう。」 その今度がいつ実現したのか、果たして。]** (390) 2022/05/22(Sun) 15:44:22 |
【人】 ヴィム*** [ 話を聞きたければ自分の話もすべきだ。 そんな当たり前の等価交換をせずに 彼の話を聞こうなどというのも烏滸がましい。] ねぇ、ウーヴェ。 君は────── [ いつか聞こうと思っていたその答えを 青年は訪ねようと左足を一歩前へと進めると。] (391) 2022/05/22(Sun) 15:45:09 |
【人】 ヴィム[ 驚いた様子のウーヴェを横目に 青年が指先を振ると 落ちていた石ころたちが宙へと浮き始め 少女の目の前で文字を象ってゆく。 WAt night.W 声が聞こえるならばもう少しやりようがあるが 本来であれば生者と死人は相容れぬ存在。 これ以上の交信は現実的ではないのだろう。] (394) 2022/05/22(Sun) 15:50:37 |
【人】 ヴィム[ メッセージが届けば石ころがまた 床へと散り散りに転がっていくだろう。 少女の髪に棘のない 青いバラ がいつの間にか添えられていることに 気づこうとも、そうでなくとも。 いまはまだ、ここでおしまい。]** (395) 2022/05/22(Sun) 15:54:03 |
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新