闇谷 暁は、迷彩 リョウが心配。 (a19) 2021/11/16(Tue) 20:41:40 |
【人】 探偵 闇谷 暁「……おかえり」 続いて台所から顔を出す。 どこか気恥ずかしそうにうろうろと視線を彷徨わせてから お使い人の無事を認めれば、 ほっと普段通りの表情に戻った。 「ああ……………………………」 中身を共に確認すれば、 チキンだった。 次からはメモの精度も上げなくてはなるまい。 野菜やルーなんかも問題なく、これはお使い大成功と言って過言じゃない筈だ。 「ば」 そうして取り出されるバクラヴァ。 これが四人分で300円──は本来有り得ないが、 以前からスーパー内の隅に居た事は知っている。 そろそろ値引きをされるような時期ではあった。 「よく頑張ったな、 リョウのお陰で助かるよ。」 恋人と同じように家族の頭をひとつ撫でて お使い成功を祝福した。 「そろそろ作り始めるか。 ……鏡沼、中辛でも平気か?」 (39) 2021/11/17(Wed) 15:56:27 |
闇谷 暁は、迷彩 リョウの話へ楽しそうに耳を傾けている。 (a23) 2021/11/17(Wed) 16:03:48 |
【人】 探偵 闇谷 暁さて、台所へ再び戻る。チキンだ。 「鶏肉……」 肉と玉ねぎ、にんじんに続き、 棚からにんにく、トマト缶を引っ張り出す。カレールーを一欠片少なめに用意。 「ちょっと違うのを作ろうか。 じゃがいもが余るから、ポテトサラダとかも。」 そうして恋人と分担しながら、調理を進めるのだろう。 にんにくを微塵切りに、鶏肉と野菜を一口大に分け バターの香ばしい匂いを広げながら──玉ねぎはしっかりと飴色になるまで炒める。 鶏肉に火が通ればカレールーにトマト缶、牛乳を足して煮込んでいけば 家庭的なバターチキンカレーが出来上がっていく。 辛いものがダメだとしても、きっとこれなら大丈夫。 「豪華かって聞かれると、微妙なとこだな。 他にも作るか……いや既に量多いしな……。」 その合間でじゃがいもをレンジで蒸し、 マヨネーズ、玉ねぎやきゅうりなんかと混ぜ合わせる。 台所の空間、それから居間へ、ふわんと食欲を刺激する匂いが届いていく。 (40) 2021/11/17(Wed) 17:07:44 |
闇谷 暁は、こんな平和な時間が、これからも続いていけば良い。 (a24) 2021/11/17(Wed) 17:09:44 |
【人】 探偵 闇谷 暁そわそわと待ち切れない人。 手伝いつつも感心してくれる人。 それからもてなすべき、大切な客人。 「家族に出すものだからな。」 これくらいはやれるようになりたくて、と 少年の仕事部屋には料理本も詰まれている。 照れの中に、少し得意げな表情を見せた。 ……そうして調理を済ませて、家族へ配膳を任せれば お仏壇へ白米を供えて手を合わせる。 騒がしい日常になったものだ、と小さく微笑んだ。 なんやかんやで居間に全員が揃えば くるりと見渡し、両手を合わせる。 一人で住むには広すぎて 三人で住むにはちょうどよく 四人揃えば賑やかな一軒家に、 食事の挨拶が響くのだろう。 (45) 2021/11/18(Thu) 18:28:00 |
闇谷 暁は、「いただきます。」 (a28) 2021/11/18(Thu) 18:28:07 |
闇谷 暁は、迷彩 リョウの言葉に首を傾げた。 (a32) 2021/11/18(Thu) 19:22:14 |
闇谷 暁は、首を振る。「いや全く」 (a35) 2021/11/18(Thu) 19:27:10 |
【人】 探偵 闇谷 暁「口に合ったなら良かった。 こういうのは初めて作ったからな……。」 闇谷家は基本和食。 厨房に立つ二人共が慣れ親しんだ味だからだ。 実際にアレンジを加えるのは初めてだったが、 不味くないなら良かった。 ところであの鏡沼って奴、 めちゃめちゃ馴染んでるよな。 「食べたら風呂入れよ。 鏡沼の布団、後でリョウの部屋に敷くぞ。」 お喋りが好きな迷彩のことだ。 きっと夜通し話したいだろう、との配慮に ほんの少しの罪悪感を混ぜながら。 何を渡されるんだろうか……と 心当たりが全くない何かに思いを馳せるのだった。 (48) 2021/11/18(Thu) 19:39:59 |
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