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【人】 和宮 玲……ぷ。 あはは……そういう事。 [私は笑う。 そして、もう一度飲むと、やはりしゅわしゅわが分かる。] 私、君と飲むのが楽しいんだ。 [ふふ、と笑う。 それが、この胸の高鳴りで。 私の感覚を取り戻す事に繋がったのだ。]* (69) 2020/08/17(Mon) 23:50:19 |
【人】 和宮 玲[シャンパンを飲み終えて 私は指を立てて言う。] 夜になったらバーを巡りましょう。 良いところを探しておくわ。 それとも、行きたいところとか、ある? [楽しそうに予定を話しだろう。 そうして、早朝の出会いを終えようと思う。 しゅわしゅわ。 私が知った新しい感覚を、胸の中に大事にしまいながら。]* (88) 2020/08/18(Tue) 11:05:12 |
【人】 和宮 玲──3ヶ月後── [美鶴荘には車で乗り付けて暎史くんを拾った。 近くの駅までバスやらタクシーやらで来る予定だったと思うけど私はサプライズということで迎えに来た。 青色に近いパステルカラーのTシャツに ベージュのワイドパンツとスニーカー。 動きやすさを重視したのはこれからいく先の事も考えて。] ──動物園でもいかない? [そんなことを口にしたのは 一度彼と動物の話でもしたから。 うさぎカフェでもいいかな、と思ってたけど>>1:253 今回私の家の近くに動物園があったので そっちにすることにした。 車を乗り回してる間 話したことは動物園の話でもなく 好きな映画の話でもしてた。 意外かもしれないが、私はホラー映画は好きだ。 娯楽は娯楽として楽しめる。 私が苦手なのは、たまに遭遇する『本物』だ。 日常の中でのホラーは、勘弁して頂きたい。 娯楽の恐怖は好きなのだけど。] (179) 2020/08/20(Thu) 15:05:46 |
【人】 和宮 玲[動物園に着いたときに どういう巡りで行くか軽く話して 結局順繰りに回りながら動物を見てた。 キリンもいる動物園なので私は はしゃぎながらその子の姿をフラッシュを焚かずに撮ったりする。大きい、可愛い。 途中のお土産コーナーに キリンの小さな陶器の置物があって 可愛いので買ってしまった。 我が家には複数体のそうした小さな置物があったりする。 お昼を食べようと入った場所は お店の中から動物の姿が遠くに見えたりするので その姿を見ながらお食事をした。 相変わらず味は殆ど分からなかったけど 時に笑ったり、話したりして食べていると 時折その匂いを感じた気がして、少し驚いた。 やっぱり何かが変わってる、のかしら。 [もう少し早く切り上げるつもりだったけれど 結局閉園間近まで残ってしまった。 一周してから、またもう一周したからだろうか。 寝ていたり、起きていたり、ご飯を食べていたり。 彼らは色んな姿を見せてくれる。 (180) 2020/08/20(Thu) 15:06:02 |
【人】 和宮 玲初心者にお勧めのお酒とかってあるの? [私は既にお酒をよく嗜む歳になっていたけど 20歳になって初めてお酒を飲みに来た時のように バーで飲むなら何がいいかを暎史くんに聞いてみた。 一つ、二つ。 お店をそれぐらい回って、お開きになる。 いつもならその程度で潰れるはずもないのに その日の私は、彼に指摘されて、漸く自分の顔が 真っ赤になっていたことに気付く。 足取りこそしっかりとしているが それなりに酔っているのだろう。 普段と比べるなら あまり飲んでいなかったはずなのに。] (185) 2020/08/20(Thu) 15:07:06 |
【人】 和宮 玲……楽しかった、暎史。 また、こうして遊びに行こうよ。 [へらりと笑って 私は自分の家に帰ろうとする。 そう遠くは無い。 彼も今から電車に乗れば、バスに乗って 美鶴荘まで帰れる筈だ。 見上げる夜の街の光が いつもよりも明るく見えた。 綺麗だな、って思って。] 暎史、まだ飲んでみる? …………終電逃しちゃうね。ごめんごめん。 [そうして呟いた言葉をナイナイして 私は家に向かって歩き始めた。]* (186) 2020/08/20(Thu) 15:07:17 |
【人】 和宮 玲[>>189そのバーでは暎史くんが バーテンダーさんの方を少し見ていたので 私もそちらを見てみる。 以前見せてもらった暎史くんの手つきと 似てる気もするし、どこか違う気もするけれど その違いははっきりとは分からない。 でもそれを見ている彼を見れたことが 私はバーを巡りに来て良かったと思う。 相手の興味を知りたい。 出来ればそれを共有したい。 出来なくても、それを楽しむ相手を尊重したい。 私はそう思うのだ。] ────。 [バーを出ると、入れ違いに女の子達とすれ違う。 一瞬だったけれど、多分双子だった。 背の高さはバラバラだったけど。 珍しいなと思いながら 彼女らもバーで飲みに来たのだろう。 視線を切って私は彼と腕を組みながら……は、少し危ないから手を繋いで歩いていた。] (190) 2020/08/20(Thu) 18:06:07 |
【人】 和宮 玲うん、帰ろう。 ……こんなに弱かったかなぁ。 [>>189彼の言葉の通り、酔っているのだろう。 私は手を離して、背中を向けて歩き出したけれど。 後ろから駆け寄った彼に腕を掴まれたのは予想外。 びっくりして、少し嬉しくて、目を丸くしていただろう。] ……飲むのでも、バーで飲むんだと思ってた。 [私はそう言ったけれど 酔い始めた私が外で飲めば、本当に酔い潰れた時に 暎史くんに迷惑をかけてしまうから 確かに家で飲むのが良いのだろう。 家は、キリンの置物などがあるが基本的に物が少ない。 うっかり怪我をしない為に、物も極力置いていないのだ。 同様に調理もしないので、飲み直すなら 色んなおつまみも買っておこう。 ……朝のご飯も、買っておこう。 終電で帰らせようとは、もう思っていないから。] (191) 2020/08/20(Thu) 18:06:29 |
【人】 和宮 玲 ……何が飲みたい、暎史? コンビニで、お酒買って帰ろう。 [私はそう言って、それから腕を組むことにした。 ゆっくり歩けば、大丈夫。 そんな言い訳をしながら。 買い物を済ませて、マンションに帰り。 彼を家に上げて。 ぱちり、とスイッチを入れると照明が光り 簡素な家の中が露わになる。 丸テーブルを出して。 ベッドの上に置いてあったクッションを持って これに座って良いよって。 ガラガラ、と音を立てて 買ってきたお酒を取り出して。 一本、二本……10本ぐらい? 缶のものから、瓶の物も。 買いすぎ、なんて言われたかも知らないけど 残せば良いのだし、買い直しというのが面倒だから。] (192) 2020/08/20(Thu) 18:11:26 |
【人】 和宮 玲[コップなんてのも無くて 紙コップになってしまうのは風情がなくてごめんなさい。 でも危なくないし、洗う手間も省けて良いの。 8ピースのチーズを出したり おつまみを用意して……これは暎史くんの好みを優先させよう。私はよく分からないし。 テーブルを挟んで…… なんてことはなく、隣に座って。 赤らんだ顔で、ぷしゅ、と缶を開けると。] かんぱーい。 ……付き合ってくれて、ありがとう。 [私がまだ飲み足りないと、彼も気付いたのか。 終電を流して付き合ってくれるのが 私は嬉しかった。]* (193) 2020/08/20(Thu) 18:11:39 |
【人】 和宮 玲──微睡の中 [4時か5時か。 それともまだ夜中だったか。 ぼんやりと瞳を開けると自分の部屋の天井が見える。 肘を立てて身体を起こすと、どうやらベッドの上に居て 布団から何まで被ってなくて >>196目が覚めた時にちょうど彼も起きたようで。 彼が目覚めたのを感じて起きたのか 私が起きたのを感じて彼が起きたのか。 いたた、なんて小さな声を拾った物で だから私はぼんやりとした頭で手を伸ばして。] ……ベッドで寝なよ。 [そうして再び目を閉じて。 ごろん、と横になると端の方に移動した。 そこまで大きくないベッドだから、 2人並ぶと、とても狭いだろう。 そもそも、この時の記憶を起きた時の私は覚えて居ないのだけど。]* (200) 2020/08/20(Thu) 21:52:43 |
【人】 和宮 玲─夜明け ……おやすみ、あきふみ… [>>201彼に軽く抱きつかれて 近づいた私は、彼の唇に無意識に唇を重ねた。 その日はよく眠れたのを覚えている。 お酒の力も、遊びの疲れもあっただろう。 それ以上に私は彼の腕の中が とても心地いいことに、いつか気付くだろう。 今は微睡の中。 夢に見たのは、あの宿のこと。 赤い宝石のようなお酒を頼み、喉に落とす。 ……起きた時に私は口に手を当てて目を丸くした。 服をぱっ、ぱっと確かめたけど おかしなところは無くて 別にそうなってても良かった、けど はぁ、と息をついて それからコンビニで買った朝ごはんを 2人で食べることだろう。 心地の良い休日だった。 また、彼と遊びたい、私はそう思った。]* (202) 2020/08/20(Thu) 23:00:32 |
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