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199 【身内RP村】ラブ♡トライアングル(仮)
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![](./img/xxxxclass/025.png) | ―― ある日の廊下で ―― わ、 と、…… [ 特に何があった訳ではない、なんてことない日。 ……強いていうなら、やよいを誘う次の約束のこと、 考えてた時。 曲がり角に差し掛かった際、 向こうから現れた影に気付けずに、 ぶつかってしまった。 >>90 走っていた訳でもないし、強い衝撃ではない。 >>91 しかし相手が持っていたらしいノートの山が、 雪崩れていく音がした。 ] (1) 2023/02/13(Mon) 0:14:03 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | あ、ごめんね、拾うよ…… ……え? [ まず視線が向いたのは無惨に床に散らばるノートで。 拾おうとしゃがみこんで、 ――相手の言葉が止まって初めて、 彼を見上げて、誰であったのか認識したんだ。 >>91 ] あ…… ……えっ、と、愛智くん、だよね やよいのクラスの [ 同じように言葉が止まる。 動きも止まって、彼を見つめていた。 けれどそれを誤魔化すように、 一瞬の沈黙の後、穏やかに言葉を続ける。 名前を知ってるの、変だった? やよいって名前を出したのは、 言い訳になるかもと思ったからだけど、 無意識に牽制、してたのかもしれない。 ] (2) 2023/02/13(Mon) 0:14:40 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ ノートを拾って、拾った分を僕が持って、 一緒に理科実験教室まで歩いたかもしれない。
君が名前を知らなさそうなら、僕も名乗るだろうね。 ]
愛智くんは、学校には慣れた?
[ そんな当たり障りのないことを尋ねる優等生仕草。
一緒にいたくない……訳じゃないんだ。 ただどうしたって、彼といると、 やよいのことが頭を過ぎっていく。 ] (3) 2023/02/13(Mon) 0:15:08 |
![](./img/xxxxclass/025_r.png) | [ ……本当なら、僕とやよいは ただの幼馴染なのだと言うべきなのかもしれない。 摘まなければいけないものではない、 >>0:51 ……摘めと言う権利なんて僕にはないのだと、 伝えるべきなのかもしれない。 だけど彼にだけは、 幼馴染であるだけなのだと、 絶対に言いたくなかった。 ] (4) 2023/02/13(Mon) 0:16:20 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | (5) 2023/02/13(Mon) 0:16:50 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | ……何か困ったら、やよいに聞くといいよ やよいは優しいからね [ 只……そう告げたのは、 僕に残った優しさなのかもしれない。 どうして僕は、二人を近付けようとしたんだろう。 尤も、逐一やよいの話を出す僕に対して、 彼がどう思ったかは分からないけれど。 言われなくてもそうしてる、大きなお世話? それも、当然だろうね * ] (6) 2023/02/13(Mon) 0:17:27 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ 僕がやよいを誘って、 翌日、君が楽しそうにしているのを聞いて。 >>0:92 そんな小さな幸せが、 僕にとっては何より嬉しいものだった。 「なんでもない」と誤魔化されることがあっても、 >>0:94 深く追及することはしない。 ……彼女にだって、言いたくないことぐらい、 あると思うから。 ] (7) 2023/02/13(Mon) 0:48:00 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ 本当は、踏み込んだことを聞いてみたいけど、 ……でも、ね、 ] (8) 2023/02/13(Mon) 0:48:36 |
![](./img/xxxxclass/025_p.png) | [ でも君が何を思おうと、 僕は、君のことが好きなんだ。 ……好き、なんだよ。 信じて、くれる? ] (9) 2023/02/13(Mon) 0:49:12 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | [ けれど思いが通じ合わないのなら、 それはいつか綻びてしまう関係なのかな ] (10) 2023/02/13(Mon) 0:49:41 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ 僕がやよいを誘うのは、みんなの前で、ではない。 二人きりの時とか、あるいは……秘密の連絡手段、とか? あったかも、しれないね。 ]
……やよいは、
[ 二人きり、出掛けた先。 対面に座る君に、問い掛けた。 ] (11) 2023/02/13(Mon) 0:52:30 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | 愛智くんのこと、好きなの? [ 僕が 告白 を重ねた君へ、と。 ] (12) 2023/02/13(Mon) 0:53:08 |
![](./img/xxxxclass/025_p.png) | [ そう、僕はやよいに 告白 していた 彼が現れるまでに、何度も、何度も。 ] (13) 2023/02/13(Mon) 0:54:04 |
![](./img/xxxxclass/025_r.png) | [ これはデートだよね、と、 自信を持って思っていることがあったのは。 誰も知らなくなっていいこと。 ] (14) 2023/02/13(Mon) 0:54:45 |
![](./img/xxxxclass/025.png) |
[ けれどもし、君から肯定が返ってくるのなら、
僕は……諦められるのだろうか * ]
(15) 2023/02/13(Mon) 0:55:41 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | (16) 2023/02/13(Mon) 1:05:46 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | (17) 2023/02/13(Mon) 1:07:17 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ だから、ね ] やよい 今度ある夏祭り、 一緒に、行こうよ [ それはきっと、愛智くんからのメッセージが 彼女に届いた後だっただろうね いつもの約束と同じように、 やよいを、誘った。 ……そうだね、彼に誘われてるかもしれない、と、 思った故の行動、だったかもしれないね。 ** ] (18) 2023/02/13(Mon) 1:08:05 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | ―― 数日前・結城家 ――
父さん
[ コンコン、と父さんの部屋をノックする。 手には、コーヒーカップの乗ったトレー。 返事はなかったけど、 偶に机で寝ていたりすることもあるから、 そのまま部屋に入った。 ]
……あれ? いない、のか
[ しかしそこに父さんの姿はなかった。 なんだ、寝てる訳じゃなかったんだ、って思いながら、 トレーを定位置に置いて、 ] (47) 2023/02/13(Mon) 20:35:25 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | わ、 と、…… [ 軽くだけれど、父さんの事務机にぶつかってしまって、 紙束が雪崩れていく音がした。 もしかしたらそれはわりとよくあることで、 だからこそ、愛智くんの時も、 ノートをすぐ拾おうとしたのかもしれない。 これは全部父さんの仕事のものだ。 だから――見るつもりはなかった。 見ては、いけなかったんだ。 ] (48) 2023/02/13(Mon) 20:35:45 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | (49) 2023/02/13(Mon) 20:36:51 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | [ 見てはいけない。 そう思うのに、紙を捲る手を止められない。
そこに書かれた名前が、よく知る名前、だったからだ。 ] (50) 2023/02/13(Mon) 20:37:19 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | (51) 2023/02/13(Mon) 20:37:44 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | ―― 現在・結城家 ―― ……ただいま [ 今日は……やよいが家に来る日、だった。 その時は、家に居ようと思ってたんだけど、 僕はうっかり、図書館で寝てしまっていたらしい。 もうやよいは帰ってしまっただろうか。父さんは―― そう考えていると、 やよいがそこにいた。 >>46 ] (52) 2023/02/13(Mon) 20:38:41 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ 一瞬見えた、疲れ果てたような顔。 顔色も少し悪いように見えるけど、 そう、君は、最近少し、体調が悪そうだった。 >>33 それを見る度、心配になる。 ……ここ数日の間に顔を合わせていたなら、 僕の心配は大きく顔に表れていたかもしれない。 ] やよ、い …… [ 笑顔を向けてくれる君は、 心配させまいとしているのだろうか。 その心が愛しいけれど、 堪らなく、痛々しい。 ――僕の目に映る笑顔は、いつものようでありながら、 やはりどこか、無理しているように映る。 ……それを見た僕の様子も、 きっと、いつも通りじゃない。 ] (53) 2023/02/13(Mon) 20:39:18 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | (54) 2023/02/13(Mon) 20:39:55 |
![](./img/xxxxclass/025.png) |
[ 君の手を取ることくらいは、 もし幼馴染であるだけであっても、許されるだろうか ]
(55) 2023/02/13(Mon) 20:40:31 |
![](./img/xxxxclass/025.png) |
やよい、
(56) 2023/02/13(Mon) 20:41:00 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | (57) 2023/02/13(Mon) 20:41:32 |
![](./img/xxxxclass/025.png) |
明日の夏祭り、楽しみだね
[ 言えたのは、それだけ。 ] (58) 2023/02/13(Mon) 20:42:25 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | (59) 2023/02/13(Mon) 20:42:58 |
| (a1) 2023/02/13(Mon) 20:47:01 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ 僕の手は安心するのだと、やよいは言った。 >>63 そうだったら、嬉しい。 僕が……君の不安を、少しでも和らげることが 出来ているなら。 握り返される感覚に、少し、 ……僕も、安心したんだ。 だけど君はだんだんと、 意識を保てなくなっているみたい、で、 ] (72) 2023/02/13(Mon) 22:54:30 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | あ……、 [ 無防備な、可愛らしい笑顔で告げられたそれは、 >>64>>65 小さな気付きをもたらすには充分だった。 ] (73) 2023/02/13(Mon) 22:54:47 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | ――――――…… [ 彼女が最後に見たのはきっと、 苦しそうな僕の顔、だろう。 そして君が崩れ落ちていきそうなら、抱きとめた。 * ] (74) 2023/02/13(Mon) 22:56:09 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | ―― 回想・愛智くん ―― ああ……結城朔也だよ やよいの幼馴染、なんだけど…… 転校生が来たって聞いたから [ 止まった言葉に、名前を名乗って。 >>22 言い訳に誤魔化しを重ねた。 実際、やよいから話を聞くより先に、 彼女の好きな人として 彼を認識していたから。 ] (75) 2023/02/13(Mon) 23:43:10 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ 一緒に実験室まで行く時の、何気ない会話。 けれどそこに帰ってきたやよいの名前に、 >>24 ……そうだね、僕は簡単に、揺らいでしまう。 本当に――彼と彼女は、仲が良いんだなと。 僕の知らないところで、会話を重ねているのだなと。 それから、] ……そうかな? 普通だと、思うけど [ わざわざやよいの名前を出す僕に対して 笑みを浮かべる姿。 更には、僕まで優しいって言うなんて。 それがどうも、余裕ぶって見えて、 ――少し、悔しい。 僕も君の心の内なんて分からないから、 ……きっと、悪い奴ではないんだろうな、と思った。 僕の前でも笑顔を見せる君に、 毒気を抜かれたって、いうのかな。 一人で意地を張る自分が、ちっぽけに見えた。 ] (76) 2023/02/13(Mon) 23:44:31 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ 僕はどこかで、敵わないなと思っているんだろう * ] (77) 2023/02/13(Mon) 23:45:40 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | ―― 数日前 ―― [ それから、 顔を合わせたら挨拶くらいはするようになった 僕らだけど。 ……彼の連絡先は知っていたかな。 いや、流石にそんな仲ではないかもしれない。 でも愛智くんがどこで勉強してるかぐらいは 知っていたかな? 教室か、図書室か、図書館か。 勉強してる彼に声を掛けたのが、 やよいの状況を知ったあとのこと。 ] 愛智くん ……ちょっといい、かな [ 彼を見つけて徐ろに声を掛ける。 その呼び掛けに答えてくれるようなら、 人のいない場所にでも行こうか。 ] (78) 2023/02/13(Mon) 23:46:37 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | ……うーん、そうだな 愛智くんは……夏祭り、誰と行くの? [ とりあえずひとつめに聞きたいこと。 やよいからあっさり、いいよと返事が来たから、 >>28 愛智くんは誘っていないのかと思っていたんだ。 ] (79) 2023/02/13(Mon) 23:47:27 |
![](./img/xxxxclass/025.png) |
愛智くんは……
やよいの、どこが好きなの?
[ そしてこれがふたつめ。 やよいのことが好きなの?とも聞かない。 どこを好きになったのか? と。 ] (80) 2023/02/13(Mon) 23:48:04 |
![](./img/xxxxclass/025_r.png) | [ ああ どうして、
そこにいるのは、僕じゃなくて君なんだろう ** ] (81) 2023/02/13(Mon) 23:49:51 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | ―― 回想・やよい ―― [ 唐突だったかな? うん、そうだね、唐突だったかも。 >>26 だけど僕は、ずっとそれが気になっていたんだ。 彼と彼女の距離が、縮まっているように見えるたび。 ] え? ……ふーん、そっか [ だけど、やよいの答えは、 肯定でも否定でもなかった。 >>27 安心した僕がいたけど、 ……痛みを感じた、僕もいた。 だけど、それ以上の答えを、望むことはない。 今、は。 ごめんね、デート中に他の男の子の名前を出すなんて、 野暮だったね。 ……なんて? ] (82) 2023/02/14(Tue) 0:09:50 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | え、そうなんだ? うん、じゃあ、約束 [ そうして僕と君は、 いつもと同じように、夏祭りに行く約束をした。 これは……デート? それとも、 ] (83) 2023/02/14(Tue) 0:10:28 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ もしも、 もしも僕が望んだら、君は、―――― ** ] (84) 2023/02/14(Tue) 0:12:48 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | あ…… [ しばらく君を、腕の中に抱き留めていた。 大切な、君を。 そうしたら君が目覚めたみたいで、 腕の中の君は、一瞬でいなくなってしまった。 >>86 ] (94) 2023/02/14(Tue) 1:48:19 |
![](./img/xxxxclass/025_p.png) | [ そう、僕らは 恋人同士 なんだから、 何も焦らなくても良いのに ] (95) 2023/02/14(Tue) 1:51:12 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | ……おはよう [ 心地良い重みのなくなったことを寂しく思いながらも、 目の前の君に静かに声を掛ける。 ] …………知ってる [ 体調が悪いこと、知ってるし、心配もしてた。 >>53 だから……何も、謝ることはないのに。 >>88 ……僕が君を見る目は、 ひどく辛そうにしている、かもしれない。 それは、がっかりしているように 見えるかもしれない、けど。 ] (96) 2023/02/14(Tue) 1:51:44 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | え………… [ ああ、 また 、だ。 君はどうして、そんなことを言うんだろう。 >>89 ] (97) 2023/02/14(Tue) 1:52:07 |
![](./img/xxxxclass/025_p.png) | (98) 2023/02/14(Tue) 1:53:57 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | [ がっかりしているように見えたならそれは、
父さんの話を聞いたのが彼女の方であったこと、だよ。 ] (99) 2023/02/14(Tue) 1:54:31 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | [ そして、辛く思っているのは、
――――――…… ] (100) 2023/02/14(Tue) 1:55:17 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ 君がスマホを確認して、何かを思ったのは分かった。 >>90 内容までは……知る必要はないだろうけど。 君が焦って立ち上がろうとして、 ふらついた、から。 >>93 ] (101) 2023/02/14(Tue) 1:55:45 |
![](./img/xxxxclass/025_p.png) |
[ 君を抱きしめようと、した 恋人なのだから、これくらい許されでもいい、だろうか ]
(102) 2023/02/14(Tue) 1:56:19 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ 僕はここにいる 君もここにいる
君がここにいることに、ひどく安堵する もしも、 もしも、いつかなんの前触れもなく、 君がいなくなってしまったら、僕は、 ] (103) 2023/02/14(Tue) 1:57:06 |
![](./img/xxxxclass/025_p.png) | (104) 2023/02/14(Tue) 1:58:05 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | (105) 2023/02/14(Tue) 1:58:32 |
![](./img/xxxxclass/025_r.png) | [ どうしても言えないのは、
僕が間違えたから
全てはそこにあって、
それが、僕の罪だ ] (106) 2023/02/14(Tue) 1:59:02 |
![](./img/xxxxclass/025.png) |
やよい、
(107) 2023/02/14(Tue) 1:59:24 |
![](./img/xxxxclass/025_p.png) |
好きだよ
(108) 2023/02/14(Tue) 1:59:49 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ この気持ちも、正しく伝わってくれないだろうか。 けれど今、僕に言えるのはそれだけ、だった。
叶うなら、もう少しだけこうして、 それから、父さんのところへ連れて行こうか。** ] (109) 2023/02/14(Tue) 2:00:14 |
| (a4) 2023/02/15(Wed) 5:19:48 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | ―― 愛智くんと ―― [ ひと気のない場所に連れ出した愛智くんは…… ちょっと警戒してるみたいだった。 >>121 唐突だったかな? うん、そうだね、唐突だったかも。 だけど、そう、人に聞かれたら、嫌だからね。 愛智くんに言いたいこと、聞きたいこと、 色々思い浮かぶんだけど、 まあまずは軽い質問から、と。 そんなひとつめの問いかけに対する答えは、 ……うん、言う必要はないだろうね。 友達と行くんだったら、僕には関係のない話だ。 そう強く言われてもまあ当然だ。 だけど―― ] (127) 2023/02/15(Wed) 12:00:51 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | え……? [ 君の返答を聞いた時、僕は不思議そうな顔をしただろう。 敵意とか、嫉妬とか、嫌悪とか、 そういうものでは、なくて。 それは僕もやよいと約束していたから、で。 ひとりに対してふたつの約束があることなんて ……今まで、なかったと思うんだけど。 胸が、ざわつく心地を覚えた。 ] ……そっか それなら、 いいんだけど [ だめだったか、と、 それに対して少しズレた返答をして、 >>122 勝手に納得する僕に、彼はどう思っただろうね。 ] (128) 2023/02/15(Wed) 12:01:26 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ 愛智くんは何か言っただろうか。 もしかしたら、彼が口を開く前に、 僕がふたつめの質問をしたかもしれない。 驚いたような愛智くんが固まって、 >>123 暫くの沈黙。 ] …………………………そう [ 一目惚れ、と彼は言った。 言ったね。そっか。 またひとり、勝手に納得する。 ] (129) 2023/02/15(Wed) 12:01:59 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | [ だけど、同時に、 その声と態度と仕草に、 彼が真っ直ぐに彼女を好きだということが、 分かってしまった。
はじまりは一目惚れ、だったのかもしれないけど、 「それだけじゃない」と、 恐らく、その言葉の方が大事なのだろう。 ] (130) 2023/02/15(Wed) 12:02:41 |
![](./img/xxxxclass/025_b.png) | [ どうしてそこにいるのは君、なんだろう。
……分かってる。僕が間違えてしまったからだ。 ] (131) 2023/02/15(Wed) 12:03:18 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | ……………… [ 彼から返る問い掛けには、 こちらも暫く沈黙した。 >>125 表情は、変わらないままで。 なんと答えるべきなのか、迷った。 彼女のことは好きだし、 付き合ってるのも間違いではない、けれど。 彼には、ただの幼馴染なだけなのだと言いたくない。 だけど……そんな幼稚な意地は置いても、 やよいは、恋人同士であると、ここで僕が言うことを、 望まないんじゃないだろうか。 ] (132) 2023/02/15(Wed) 12:04:07 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | …………そうだよ 僕は やよいが好きだ [ だから、事実だけを述べる。 ] ……ねえ、愛智くんは、―― [ 彼からは、さっきからずっと意味不明であろう僕の態度。 それを君が覗き込もうとするのなら、 >>126 ] (133) 2023/02/15(Wed) 12:05:06 |
![](./img/xxxxclass/025_r.png) |
―――― “どちら” が好きなの?
(134) 2023/02/15(Wed) 12:06:12 |
![](./img/xxxxclass/025_r.png) | (135) 2023/02/15(Wed) 12:07:06 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ きっと、なお意味不明だったであろう僕の言葉。 僕はもしかしたら、 意地悪そうな顔をしていたかもしれないね。 ]
夏祭り、やよいと行ったらいいよ
[ そこで、告白でもなんでも、するならすればいいし、 しないなら、その時はその時。 ]
でも、君が好きなのが“どちら”かなら…… 間違えちゃ、だめだよ
[ 僕みたいに、ね。 ] (136) 2023/02/15(Wed) 12:07:43 |
![](./img/xxxxclass/025_r.png) | [ 君には選ぶ権利がある ] [ 僕には選ぶ権利はない ] (137) 2023/02/15(Wed) 12:08:46 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | ……応援してるよ、愛智くん 僕は、 やよいに、幸せになってほしいからね [ 僕には、 彼女 だけの幸せを願えない ……だけど、彼女の幸せだけしか、 願うことができない日が来るのなら、 どうか、せめて、幸せであってほしい。 ] (138) 2023/02/15(Wed) 12:09:28 |
![](./img/xxxxclass/025.png) | [ その時そこにいるのは、僕じゃなくて、良いんだ ** ] (139) 2023/02/15(Wed) 12:10:28 |
| (a5) 2023/02/15(Wed) 12:13:43 |
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