人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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/*
アッ かしこまりました!
メールと忘れ物でもしや?とは思いましたが…
それではN.N.は今回パスにセットしておきますね

別行動、あるいは今回は留守番役ということで

Alberoの行動についてはお任せします
あくまでN.N.のセットがパスという形で…
我々が一気に落ちることはなさそうですが念の為!

運営ちゃんにもパス連絡しておきます
樹木子と猫又に恐れているN.N.PLより…

 
「裏切者……」
「組織内での裏切者なんて考えたくないわね……
 最も、今の警察は裏切りどころか分裂状態だけど……」

公僕である以上、上が水は赤いと言えば赤くなるのだ。
新法案に反発している人は少なくはなくなくとも、
それに表から批判できる人はいないし、"いなくなる"。

「……ノッテに裏切者がいない事、私も祈ってるわ。
 どこでどんな利権が発生しているかわからないだけに、
 いないと言い切れないのが複雑だけれどね」

 
「……えっ?」

「……やだ、ペネロペ。
 わたしが幾らドジだからって、性別を間違えたりは……
 間違えたりは……
しない……
はず……」


またからかおうとして〜。くらいの軽い笑みを最初は浮かべていた物の、徐々にその表情が固くなって。

「…………
うそ


「俺のツラが良すぎて勘違いさせたのは悪いと思うが…」


傲慢。

「まあ夢を抱いたままでも結構だけどよ。
 そういう相談にはあんま期待すんなよって事。」

 
「夢、一瞬で儚く砕け散ったわよ……
 ううん、まだ夢の中ではあるんだけど」

「絶対女の子だと思ってたのになぁ…………」

完全に女性の先輩と思って慕う気満々だった女は、ショックのあまり机に顔を押し付けるように突っ伏した。暫くは起き上がってこない事だろう。

「じゃあどうして女の子に見える格好を?
 ……女の方が有利なこととか、やっぱりあるのかしら」


「まあ夢の中で夢が砕け散る事もあらあな」

テーブルに突っ伏す様子を見ながら適当言っている。カス。

「ん〜……まあ女の方が懐には入り込みやすいからな。
 弱そうだと思わせておいた方が得な事も多いし。
 女の方が入りやすい場所も多いし…」

夢のない話がどんどん出てくる。

/*なるほど…
であれば此方も今回はパスとしておきましょう。

此処で2人も捕まるのはヤバそうですし…
運営ちゃんにもその体で報告しておきます!

「諜報するには女の方が有利なのはよくわかったわ。
 いざとなれば、男の力で抵抗もできるし……
 ちょっと羨ましいかもしれないわね、ペネロペのそれ」

夢のない話に更に潰されて机に突っ伏していた顔がようやく上がる。

「……今、やっぱりペネロペの所、忙しい?
 よかったら様子を見るだけでもいいから、
 ちょっと、ある人をサポートして貰ったりは……」

ごにょごにょ。
自分でも、余りいい提案じゃないのは理解していたのだろう。
声が小さく潰れて行って、目線は逸らされる。

普通は多忙なら、誰かひとりじゃなく身内全体の利になるように動く筈だ。
それを夢で出会ったどこの馬の骨か知らない女の要望を聞いてくれることなんてまずないと思うけれど、言わずにはいられなかった。

「捕まらんで欲しい奴かあ……。
 俺の部下に一人可愛いやつがいてなあ、
 そいつは一人寂しいと泣くんで無事で居て欲しいね」

「それ以外はー、あんたぐらいだ」

それは偽りなく、心から。特に深い意味も無く告げられる。
どちらも女性であるが、そこに自分の所属している陣営は甘味されて居ない。

「こちとら周りは覚悟が決まった連中が多いんでな、心配はしてない。
 だが、協力している身からすればあんたみたいにやりたい事がある人間が志し半ばで折られるのは忍びないねえ」

「男なんてそんなもんだ」

心配しすぎた方が嫌な顔をされる。
まあ、捕まった情けない姿を見たいわけではない人間はいるが。


「ま、見た目に気を遣ったり上手くやらねえと
 ただひ弱なだけの男になるけどな」

自分は上手くやっている、そういった自負。
傲慢の裏返しは自分への自信にある。

「サポートするったってなあ。
 そりゃ下から上まで大忙しも大忙しだよ。
 相手と内容を聞かなきゃどうとも言えん
 あんたが実在する人間なのかもまだ怪しいところだしな」

髪をいじりながらそう答える。
この男の行動原理は結局のところは損得勘定だ。
それがひいてはこちらの利益になりそうなら、
今は誰か一人の為の利益だろうと飲む事はできる、が。

「普通のビールがごど……なら……」

「…………さ、三倍……!?」


ハワ……みたいな反応になってしまった、さすがに。
ビールは数回口にしたことがあるが、そのときでもアルコールだ……と感じ入っていたぐらいだ。
もしかして自分にカクテルは早かったのではなんて考えるのだけれど、それでも折角の機会なのだから飲みたいは飲みたい。
やるぞとごくり、一人生唾を飲み込んでから。

「へえ〜……菫なんだ。
 青いのってだめ?」

味の想像があんまりつかないなと思いつつ、色に関しては綺麗だと思うけどな、と。
続ける前に実際に届いたものだから。
自分の前に届いたお酒よりも、貴方の前に届いた美しさにまずぱっと目を輝かせた。

「きれ〜……えっ、いいの!?
 飲みたい飲みたい!」

そう言ってどこか前のめりに主張。
頼みを貴方が聞き届けてくれたのなら、一口目か、貴方が飲んだ後の二口目を貰ったことだろう。

その結果──

[1/2]

「──ぅ、ゎ」


ぴた、と固まっていた。
普段味わうことのない度数の高さが喉を焼いて少し咽かけそうにもなる。
けれど口中に広がるまろやかな甘味とすっきりとした酸味は飲みやすさを感じさせるもので。
味わった結果、真っ先に出てきた感想は。

「……お、大人、だ」

「これ、大人だよ……」

階段一歩登っちゃった感覚を形にしたかったのだが、謎語彙チョイスとなっている。

「え〜いっつもこういうの飲んでるの?かっけえなあ〜……」

[2/2]

名が出たことには率直に驚いて。大きく瞬いたミントブルー。
けれどその視線を少しずつ低く落としていく。

「覚悟、とかあ。」
「そーゆうの、よくわかりませんけどお…」

フォークを1度置く。
上手く言葉にできないけれど、妙な蟠りだけ溜まっている。

「自己満足とは、違うんです…よねえ?」
「自業自得だから、心配してない〜とか」
「……いやあ、ええとお」

結局、言い表せないままかぶりをふった。
ごめんなさいー、と一言置いたあと。

「母子家庭、だったんですう。」
「だからあんまり、」
「男の人の考えてる事はわからない…って、言いますかあ。」

「でも、そういうもの、なんですねえ…。」

「……ノッテなら、ヴィットーレがいると思うんだけど」
「勿論、本人が検挙されないのが一番なんだけど、
 彼、孤児院を持ってるでしょう。
 だからそことの関係性を何とか隠蔽しきれないかって」

「……勿論、ヴィットーレ自身でその辺りの処理は一人で終えるだろうけど、手助けしてくれる人がいれば私も安心だから……」

心苦しそうに、少し顔を困り顔のまま伝える。
ノッテの利益になるかというと、正直な所厳しいだろう。
ただ、自分の恩人が少しでも見つからないように、余裕ができるようにしてほしいだけ。ただの我儘だ。自覚しているからこそ、この表情である。


「…ヴィットーレちゃんか。
 まあ身内の事だ。引き受けんでもないが…」

ファミリーにとっての利益でなくとも、
身内の為ならばある程度は融通が利く。
結局のところ、この男にとっての最優先事項は身内だ。

「すぐにできるかまでは確約できん。
 何せこっちもこっちで尻尾を出さないように必死だからな。
 それでいいならウチの人員を幾らか回すくらいはできる」

「謝る必要はない、要するに格好つけだ。
 いい顔見せて好かれたいんだ女には」

完食まではしないでいぞと、置かれたフォークを見て一緒に紙袋に入れていたナプキンを差し出した。

「怪我をするのは他人のせいにしないで自分で背負う、なんて。
 色んな見栄のはり方があるんだよ、全部スマートに済ませてこそ一流だがなあ」

自分が出来ているとは言わないが。
あなたの男心を理解しない思考には肩をすくめて構わんと乾いた笑いを返した。

「まったく論理的でもなければ、情動的とも言わん。
 ……それにしても男手無しなら稼ぎは厳しかっただろうに。
 いい女に育ったなあ? 母親の手腕が最高だったのかもしれんな、親孝行は出来てるのか」

「……」

一瞬の沈黙。受け取ったナプキンで口元を拭う。

「お母さんは、亡くなりましたあ。」
「飲酒運転の車に、轢かれて。…でも」

「お母さんが生きてた頃から、支援してくれる人がいてくれたのでえ」
「…親孝行。親じゃ、ないですけどお。」
「その人に、してるつもり…ですう。」

できてるかはわかりませんけど、と。
茶化す素振りなく真面目な口調で言い切って。

「…ごちそおさまでしたあ。」
「ありがとおございます。用意してくれた人にも、お礼、言っといてくださあい。」

テオドロは、アリーチェに「用意ができたら呼べ」と連絡を入れた。
(a21) 2023/09/17(Sun) 12:47:16

「それだけでも十分すぎるくらいよ。
 彼の頼みなんかじゃなくて、私の勝手な我儘だから……」

「ありがとう。勿論、わかってる。
 ……自分と部下だけじゃなくて、孤児院との繋がりまで色々と隠そうとするのは普通よりきっと大変そうで……
 もし回せてもらえるならきっと助かるし、私も少しだけ安心できるから……」

丁寧に頭を下げた。

【人】 Chiavica テオドロ

「慌ただしいですねえ、街も。
 こうしてみると効果があるんだかないんだか」

警部補たるもの、たまの見回りも仕事の内。
そんなこんなで街を眺めていると普段と比べて、身を縮めてそそくさと歩く人間たちが多い気がする。

警察の目が怖いなら猶更堂々としているべきだというのに。
叩く気になれば埃やそれ以外がいくらでも出てきそうだ。

(こんなので手柄上げて、
 あの署長代理に取り入りたいわけでもないしな……)

自分にとっての価値と、誰かにとっての価値は、
いつだって違うものだとはわかっているが、にしたって。

今日も諸々の未然防止のために、
皮肉屋の警部補は程々に目を光らせている。

#街中
(74) 2023/09/17(Sun) 15:34:33
子どもの頃から、あまり思いを顔に出さない方だった。
だけど、笑おうと思えば笑うことだってできる子どもでもあった。

行ってらっしゃい、とか。
大丈夫だよ、とか。

そういう特技がこの日常に活きているんだと思う。
活きていたんだと、思う。

気付くとこの笑顔が本当なのか嘘なのか自分でもわからなくなっていて。
そのことに気付いたその日から、少しずつ、狂っていっていたんだろう。


「ま、要らん世話かもしれんしな」

「あんまり期待はしすぎんなよ。
 工作するにしてもこっちの足跡も残さないようにせにゃならん
 俺らまで捕まったら元も子もないからな。」

気休め程度に思っとけ、と念を押して。

「あんたこそ、自分の身の回りに気を付けておけよ。
 マフィアに好感があるならなおのことだ。
 揚げ足を取って告発しようって輩が居るかもわからん」

【人】 Chiavica テオドロ

「あなたは何をしている」

これは巡回に行っていない方の時間軸。
書類を纏めていたら良い匂いがすると出所を探ってみたら何故か隅の方で縮こまっているのが居るときた。

幼馴染もやっていた、今警察署内でブームが来ている挙動なのかもしれないな。漠然と脳内で茶化していた。

#警察署
(77) 2023/09/17(Sun) 16:51:29

【人】 Chiavica テオドロ


「挙句さらっと巻き込まれたし。
 昼の用意はあるんですが……」

それはそれとして内容物を見る。
中々美味しそうではないですか。この付近で言うとダニエラの言っていたベーカリーの物でしょうか?
案外挙動が素直な警部補は既に一つ手に取っている。

#警察署
(85) 2023/09/17(Sun) 18:09:49
「あ、はは……やっぱり逮捕されそうに見える?私。
 ……結構ミスばかりして迷惑かけているから、
 恨みを買ってないとは言い切れないわね、困ったわね」

「でも私がいなくなったら、ペネロペ。
 ここの景色を独り占めできるわよ?落ち着けるかも」

なんて冗談めかしていって。
わかっているとは言いつつも、まだ内心「自分が捕まる可能性」への実感は抱けていないようだった。
それが楽観視のしすぎだったと思わされる機会は果たして来るだろうか。


「ま、逆に無害だと判断されて目をつけられないかもな。
 実際どうなるかはなってみないとわからねえもんよ」

逮捕されそうに見えるか、にはそう返して。

「あんたが居なくなったら酒が出てこねえじゃん。
 こんな夢の中に一人で居てもつまんねえし」

さっさと起きて仕事してた方がマシだね、と
頬杖ついて口を尖らせそう続けた。

その驚きには静かな頷きを返した。
そうなのだ。酒の度数は馬鹿に出来ない。
この世には99度とかいう度数の酒もあるのだから。

「うん。青い酒って言うか、青い飲みもんはあんま」

それだけを言って、貴方が飲みたい事を主張すれば
黙って一口目を譲る。
グラスが傾けられて透き通った青紫が注がれていくのを
ロメオはじっと見守っていた。

「……アハ。大人だろ」
「ちなみに青い酒が駄目なのは薬混ぜられるからだぜ。
 睡眠薬とか水に溶けると青くなるようになってるから、
 万が一混ぜられても気づかないんだよ」

それからケロッと笑顔になって、
何故駄目なのかのネタ晴らしをした。
ちゃんと一口飲んでから告げる辺りに
少しばかりの悪戯心と悪意があるからこれは良くない。

「オレが悪い大人じゃなくてよかったな。フフ」
「良い酒だろ。オレは好き」

勿論そんな事するわけじゃないけれど。
貴方は敵じゃないのだし。

――躊躇。
しては、いけない。
ここまできたら。もう。

ううん。ここに来る前から。
あの人との関係に気付かれたかもしれない時点で


(……ごめんね)


それは、音にしてはならない言葉。
後ろ手に閉めた扉の奥で、ひとり、口を引き結ぶ。

そそそ……と貴方にグラスを戻しながらも。

「エッ」


ケロっと明かされたネタ晴らしにはそんな声が出た。
飲む前に言わなかったのはつまり、とほんのちょっぴりじっとりとした視線を向ける。

「も〜〜〜……揶揄ったな?
 ロメオさんが悪い大人だなんて思ってないけどさあ〜。」

それでもびっくりするのはびっくりするから唇を尖らせて。

「というかなんでそういうの知ってるの?
 もしかして常識……?」

オレが無知すぎるだけか……?と零しつつも自分のカクテルにも口をつけてみる。
口内に広がったのはお酒とは思えないほどの、甘さ。
やっぱり度数はきついのだけれど先程のよりは飲みやすい感じがして、「デザートみたい……」を呟いていた。

「無害……本当にそう思われればいいのだけれど。
 教会に迷惑だけはかけたくないから、
 せめて、捕まるなら……」

ひとりでじゃないと。
決意表明のように呟いてから、
あなたの答えには少し嬉しそうにはにかんで笑う。

「話し相手としては認めてくれてるみたいで、よかった。
 次に会ったときは、お望みのお酒を頼むわね」

なんて笑って、今宵の夢は仕舞いとなるだろう。

 


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