【人】 子役 ヘイズ>>233 サダル 「…… …… …… …… …… …… ……」 子役はフリーズした。 「…………ふ」 「ふふふふっ あははははははは!」 そして破顔した。 さっきのはあからさまな演技過ぎただろうか? 「師匠ならそう言ってくれると思ってました!」 思ってましたけど……今すっごく胸がざわざわします。 なんででしょうね?"影"を好む体質のせい? いいや こんなことを言われるのは、はじめてだからだろう。 「ぼくのこと…そんなに気に入っちゃったんですか? カワイイですもんね、ぼく! ぼくも師匠のこと大好きです!ああでも、師匠は師匠でも今は本来の姿を取り戻した 師匠なんですよね?それなのに不思議です、実に」 あなたの両手を取る。楽し気に。 輪になって踊るように勝手にくるくると回る。 → (251) 2021/05/01(Sat) 22:06:05 |
【人】 子役 ヘイズ>>233 サダル 「ぼくだってまだサダルと一緒に舞台に上がりたいって 願い、かなえてませんでしたもんね! もう会えないとこまっちゃいますからね〜……。 嗚呼、でも、そんなこと言って期待させて 迎えにこなかったら呪いますよ?」 くすくすと笑う。冗談。いたずらっぽく。 電子の存在であろうと影だったらできるかも。 「……あ、そうだ。好きな色、あなたの色の星を 作れるようにがんばってみます! 次に会った時にそれを見せれるように。どうですか?」 夢を語るような弾んだ声。 もし、あなたがサダルという姿を失ってしまっても この力、その色は受け継ぐことができる。 それは"家族"であり、あなたの影である証のようなものだ。 (253) 2021/05/01(Sat) 22:07:24 |
【人】 子役 ヘイズ「……そうだ。ひとまず、紅茶でものみましょう!」 これはサダルから世界の真実を聞いた後だ。 正真正銘orionの住人である子役はスペース子役になりかける 脳内宇宙を押し切り、いつものように紅茶の準備をしていた。 前のように緊迫した会議よりは、いい雰囲気だ。 これはこれで刺激が足りない 悪くはなかった。 (255) 2021/05/01(Sat) 22:32:40 |
【人】 子役 ヘイズ>>264 ルヘナ ぱちり。あなたと目が合った。 それはほんの数日間の日課だったけれど まるで長い間そうしてきたように、自然な流れで ミルク入りの紅茶のティーカップをあなたの前に置いた。 「…どうぞ!」 子役はいつもどおりの笑みをにこっと浮かべて そうして、隣にすわった。 何か言わなければいけないことがある気がするが ひとまずは、淹れた紅茶を味わってから。いい香りだ。 「あの、ルヘナさん…… ルヘナさんはこれからどうするんですか?」 やがておずおずと切り出したのは、未来のことだった。 "シータの痕"事件もなかったことになり 真実が明かされた今、この日課もこれで最後だろう。 (284) 2021/05/02(Sun) 9:17:38 |
【人】 子役 ヘイズ>>274 >>275 サダル 「 あれ、ぼくも行けちゃうんですか? ……あはは!さすが自ら死の台本を作る師匠だけあります。 おもしろいこと言いますね!」 まさに今、あなたが言う物語をしっかりと記録した。 "やろうと思えば不可能ではない" そんな気がしてきた。ブラキウムにも勝てるくらい……それは言い過ぎか。 「育たない情緒はぼくのせいじゃないですもん」 こどもらしく、むっと頬を膨らませて見せた。 ぱちぱちと緑の瞳を瞬かせる。 空とはほど遠い地を這う影にも きれいな緑色の星は作れたりするだろうか。 「あの、サダルが届かないどこかへ 行ってしまうと知った時は"寂しさ"を覚えたかも。 だって、死の先でさえ着いて行けたんですから。 あなたを師匠に選んだのはぼくからですし。 ……これって情緒ではないですか?」 呆けた顔で首を傾げた。 尋常じゃないメンタルでも感情が無いわけではない。 それがデータで作られたものだとしても、だ。 → (345) 2021/05/03(Mon) 3:11:29 |
【人】 子役 ヘイズ>>274 >>275 サダル 演技以外にやりたいことや、好きな色 みんなと出会って変わったことをイメージする。 前にそう言われたように星を作れば、きっと── もしかしたら、 星くらいなら今できるのでは? 思いつき。次なんて言ったけど "この世界での"最後 だ。道具はいらない。やってみよう。指でくるりと宙に星を描く。 演技以外にやりたいこと。なんだろう。 何かを創作すること、かも。今までできなかったこと。 きらり。涙みたいな。ちいさなちいさな星がてのひらに収まる。 それは黒ではない、緑色? シアン? いいや、それはきっと──ヘイズの色だ。 見る人によって色を変えるような不思議な色。 師匠には、何色に見えただろうか? 「あげます」 まだ未熟みたいですけど。眉を下げてゆるりと笑う。 あなたの手にちいさな星を、握らせた。 「きっと呼びますよ。"ここのみんなが役者の台本" 見たいですから。そしてどこまでもついていきます!」 あなたの端末にだって、どこだって。 もしかしたら "自身が憧れる人そのもの" になってだって!「だから、待っててくださいね!」 (346) 2021/05/03(Mon) 3:26:17 |
【人】 子役 ヘイズ>>409 ルヘナ 「……ぼくも」 おかわりの紅茶を注ぐ。自分のぶんも。 「今のルヘナさんとお別れになると思うと ちょっとだけ寂しいです……」 やがてポットは空になる。 すこし悲し気な表情を見せるが ぽたりと紅茶のしずくが落ちるその 一瞬で、ぱっと笑顔に変わった。 「でも、これから出会うルヘナさんも楽しみです。 期待しててください。 ぼくはふつうの人間じゃあ、ありませんから 誰の、どんな影の中にでも潜り込んで見せます!」 データである限り限界はある。 それでも電子の海でも星がきらめく空でも どこへだって渡って見せよう。 そんな手段を師匠から与えられたのだから。 仮初の死の先を見た子役は知っている。 誰にも認識されず、声もとどかない。 ……そんなのはつまらないことを! 「だから、またお会いしましょうね」 (475) 2021/05/04(Tue) 13:23:30 |
【人】 子役 ヘイズ>>388 サダル 「え。 子離れ って、ぼくってサダルの子供みたいなポジションだったんですかあ?!」 せめて弟では?と子役はつぶやく。弟子だしな。 「もう情緒を一度覚えてしまえばこっちのモンです。 これから 天才子役が更に覚醒して進化 しますので──」子役は子役だ。演技はできてもみなのような別の姿はなかった。 けれどそれはありのままを知ってもらえたということだ。 悪くはない。そしてまた別の世界で会う機会も与えてもらった。 どんな形であろうと。なんという幸運だろうか。 子役は、あなたといた日々をたのしく過ごしたのだろう。 それは人ならざるものが憧れ、得た人らしい感情のかけらだ。 ヘイズの舞台はまだまだ続く。 「だから、またね、です!サダル」 元気よく手を振ってみる。きっとあなたが 帰っていくそのときも、そうやって見送るつもりだ。 しかしこの時点の子役は、現実のあなたが救急車案件であるとは知らない。もしかしたら最初にやることは救急車を呼ぶことかもしれないが── それまた別のお話だ。 (478) 2021/05/04(Tue) 14:23:18 |
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