【人】 緑山 美海>>98 お腹が周りが気になってきたので、一緒に散歩をする機会が増えつつある。 幸せ太りと言い訳しておこう、貴方の焼くパンが美味しすぎるのが悪いんだ。 「自然のおやつだね、楽しそう」 「私は学校まで電車通勤だったからな、おやつと言えば自販機のアイスくらい?」 でも、買い食いすると先生に怒られるんだよね、と苦笑した。 当たり前だけど育った過去は違う。だから、こういう違いを話しながら貴方のことを知る機会が好きなんだ。 ポケットに詰め込まれたお花を見ながら、紙コップに落書きでもしようかな。と考えたり。 似顔絵を描いたり、名前を書いたりすれば、手作りの花瓶の出来上がりだ。 まぁ、それも目的地に着いてからのお話。さくさくと、今は歩みを進めよう。 (103) 2023/03/01(Wed) 13:28:00 |
【人】 緑山 美海暫く歩いて、(>>99)視界に白くて大きなものが見えれば。 「ね、ね、宗太郎、あれじゃない?」 くいっくいっと繋いだ手を引っ張って、早く行こうと急かす。 今度は私が子供みたいにはしゃいで。 「お〜」と感嘆の声が被った。 「外はテントなのに、中はホテルみたいだね」 「過ごしやすそうだし、最高じゃん」 キャンプ初心者、雑誌や写真でしか見たことがないテントを見て瞳をきらきらと輝かせる。 この為に来た!といった感じだ。 ズボンのポケットからスマホを取り出せば、テントの写真を撮って。 『はい、ちーず』なんてスマホを向けて、貴方がポーズを取ってくれるなら写真が増えたみたい。* (104) 2023/03/01(Wed) 13:32:41 |
【人】 緑山 美海>>107 「真似してないよ、宗太郎が真似したんじゃん」 なんて子供っぽい馬鹿みたいなやり取りをして、くすくすと無邪気に笑う。 パシャリ、貴方の微笑んでる顔もしっかり撮れたようだ。 これも大切な思い出のひとつだね。 「宗太郎っていつもピースサインだよね」 「···え、私も一緒に?」 肩を抱き寄せられれば、傍に寄って。 貴方の真似をして控えめにピースマークを作れば、柔らかく微笑む。 「はい、ピース」 こういう写真が私のスマホのフォルダにたくさんある、どれも私のお気に入りなんだ。 写真はあまり得意じゃなかったけど、貴方と一緒に写るのは好きだよ。 (116) 2023/03/01(Wed) 16:30:24 |
【人】 緑山 美海ぱしゃぱしゃと、充分に写真撮影が終われば。 中のソファの座り心地を確かめたり、冷蔵庫を開けてみたり、またテントの外装を眺めに外に行ったり。 きらきらとした瞳は、さらに輝きを増していき。 「旅行の時に宿につくとわくわくするけどさ、今日は特別だね」 「テントの中ってこうなってるんだ、素敵」 大満足なお嫁さんはにこにこな笑みを浮かべる。 「宗太郎はキャンプとかよくしてたんだっけ、まずは荷物整理から始めた方がいいかな?」* (117) 2023/03/01(Wed) 16:31:35 |
【人】 緑山 美海「勿論、気に入ったに決まってんじゃん」 「ありがと、宗太郎」 言葉でも足りないならハグもしちゃおうかな、ぎゅってね。 「着火材か、暗くなる前に色々と済ませなきゃダメだよね」 「キャンプの夜は冷えるっていうし」 そして来た道を戻ろうと、管理室の方へと歩を進めた。 やはり道のりは長くて少々不便だが、たまにはこういうのんびりした時間も悪くない。 必要なものを揃えれば日が暮れるまでに焚き火でも始めようかな。* (146) 2023/03/01(Wed) 20:07:13 |
【人】 緑山 美海「焚き火でやるマシュマロとか憧れる。···とか呑気なことを言ってる場合じゃないよね」 焚き火はキャンプの生命線などと言われるものだ。 私だけならいいけど、隣にいる人に寒い思いをさせる訳にはいかない。 気合いをいれて準備のお手伝いを進めただろう。 「荷物の整理とか諸々は終わったよ。···そっちはどう?着火できそう?」 テントから少し離れた場所にペットボトルを片手に向かう、これは貴方への差し入れのスポーツドリンク。 火が上手くついたら自分も手袋をつけて、小さな薪を入れるのを手伝うつもり。* (171) 2023/03/01(Wed) 21:43:35 |
【人】 緑山 美海>>182 「火傷しないように気を付けてね?」 「私もやってみたかったし、危ないから交換しよ」 一度貴方の手の様子を確認して、そっと火種に近付けば小枝をくべていく。 小枝が、小さな薪に変わり、中くらいの薪に変わっていき。 大きくなった焚き火がゆらゆら、ゆらゆらと揺らめた。 「森の中ってやっぱり暗いんだね」 当たり前だけど、ここ街頭も家やビルの窓から零れる照明もない。 薄暗くなった景色の中、輝くのは焚き火の炎と星の光だけ。 「綺麗、ロマンチックでいいね」 「···そうだ。焼きマシュマロもいいけど、珈琲も飲む?」 鞄の中から、マシュマロと串、珈琲豆とヤカンの様なものを取り出した。 「さっき一緒に借りてきたの」 「『コーヒー粉をセットして直火にかけるだけ』とか何とか従業員の人が言ってた気がする」** (212) 2023/03/02(Thu) 7:28:22 |
【人】 緑山 美海>>215 「バカは風邪を引かない、でしょ?」 「はいはい、火傷するかもしれないお馬鹿さんは下がってください」 そう言って火の番を交代する。 自信があるのも慣れてるのもわかっているから、時々後ろを振り返って確認したりしたのだろう。 「···本当だ、星も綺麗に見えるね」 朱く揺らめく炎から目を離し空を見上げれば、白く輝く無数の星々が広がっていた。 「こういう空の写真とかってスマホじゃ上手に撮れないだよね」 「しっかり目に焼き付けて帰ろう」 暫く眺めれば、此方も珈琲の準備を。持参した珈琲豆を器具の中にいれてセット完了 あとは直火にかけるだけ、暫くすれば出来上がるだろう。 「珈琲は砂糖だけでいい?今日はミルクも入れる気分かな」* (221) 2023/03/02(Thu) 11:08:06 |
【人】 緑山 美海>>230 焚き火から少し距離を取り、貴方の傍の椅子に座る。 「胸がスッと、か」 一緒になって深呼吸。吸って、吐いて。 「何か空気が美味しい気がするかも、やっぱり自然っていいね」 「星空ってピント合わないよね、今度いいカメラ買おうかな」 「でも、夜景より、私たちには手ブレ補正がしっかりしてた方がいいかも」 せかせかと慌ただしく動く誰かさんもいることだし、綺麗な星空を眺めながらそんなことを話す。 星空を眺めている間に珈琲が出来上がったようで、それをキャンプ用のマグカップの入れれば、2人分の珈琲の完成です。 「ブラックの気分なんだ、珍しいね」 「私はいつもの。···舌、火傷しないでよ?」 ブラックの珈琲がふたつ、その片方を手渡した。 (240) 2023/03/02(Thu) 15:22:26 |
【人】 緑山 美海ふぅふぅ。 熱々の珈琲を充分に冷ましてから口を付ける。 「······美味しい、何か特別な感じがする」 いつもの珈琲も直火にかけると芳ばしさが違う気がする、焼けた薪の匂いがほのかに混じっているからだろうか。 「これ買おうかな」 次にキャンプに行く予定もないのに、そんなことを呟く馬鹿な女がいたそう。 淹れたて珈琲で身体を温めれば、お待ちかねの焼きマシュマロの時間。 「宗太郎、準備は終わってる?」 と貴方に微笑みを向ける。 新しい思い出は何ページ増えてもいいもんね、いっぱい楽しまなきゃね。* (241) 2023/03/02(Thu) 15:23:20 |
【人】 緑山 美海>>249 「買ってくれるの?···ふふっ、ありがと」 貴方の言うとおり、お家でキャンプ気分というのもいいね。 嬉しそうに微笑めば、マシュマロの1本串を受け取った。 「焦がさないように気を付けるんだっけ?」 串にさしたマシュマロを焚き火に直接当てないように気を付けながら、くるくるりと串を回す。 じっくり焼いて、こんがり狐色になれば。 「···もうすぐかな?」 はふはふ、しっかり冷ましてから。はむっと。 口に入れたマシュマロが、びよーんと伸びた。 「···美味しい、大きいマシュマロも買おうかな」 ここから帰ったら家に色々と増えているのかもしれない。* (262) 2023/03/02(Thu) 20:11:52 |
【人】 緑山 美海>>289 「···ふふっ、そっか」 笑っちゃいけないと思いながらも、真剣な顔が面白くて。 少しだけ笑いが零れてしまったかも。 >>290 「こら、叩かない叩かない」 「宗太郎だって私とお揃いのもの欲しがるじゃん、それと一緒だよ」 勢いで恥ずかしいことを言ってしまったかもしれない、照れ隠しに素っ気ない態度を取って。 「串なくても、マシュマロを食パンの上に乗っけてトーストしたり、珈琲に浮かべたりとか出来るかな、とか」 「···でも、こうやって焼くのも楽しいし、お願いしちゃおっかな」 鉄串は物によってはBBQ風の焼き肉も出来たりするのだろうか。 料理の幅が広がるかもしれない、受贈されるが楽しみだ。 (316) 2023/03/03(Fri) 10:00:09 |
【人】 緑山 美海>>291 「···そんな大袈裟な」 「ほら、宗太郎が美味しく食べてくれてスモアちゃんが喜んでるよー」 自分の分のスモアを作りながら、適当な返事をする。 上手に出来たら熱々のまま、頂きます。 ふっー。はふはふ、ぱくり。びよーん。 「ふふっ、何か食べてるだけで楽しいかも」 「マシュマロってこんな伸びるんだね、口や手を汚さないように気を付けなきゃな」 サクサクのクラッカーに柔らかなマシュマロがよく合ってる。 女ももくもくと食べ進めいく。 「もう、私はスモア屋さんじゃないよ?」 ひとつ、ふたつ、と作るうちに上達していったようで。 ドライフルーツ入りや、贅沢にマシュマロふたつ乗せ!など。様々なスモアが食べられたみたい。** (317) 2023/03/03(Fri) 10:00:42 |
【人】 緑山 美海>>325 隣でスモアを可愛がる 不審者 旦那に、ひんやりとした視線を向ける一幕があったそうだ。なにやってるんだろ、あのひと······。 「やっぱり出来立てはいいよね」 「それ、美海の作る奴が一番っていつも言ってるじゃん?···他に褒め言葉のレパートリー増やしておいてよね」 意地悪な言い方だけど良い気しかしないもので、次々にスモアのおかわりを作っていったのだろう。 貴方に褒められると『もっと頑張ろう、美味しいものを作ろう』って思えるんだ。 だから··· 「いつもいっぱい食べてくれてありがとうね、宗太郎」 軽くお腹が膨れれば昼間の疲れも相まってか、眠気が上がってくる。 「焚き火って暖かくて落ち着く、この薪が燃える匂いも結構好きかも」 ゆらゆらと揺らめく炎を眺めながら、そのうちこくりこくりと船を漕ぎだすのも時間の問題だろう* (350) 2023/03/03(Fri) 15:11:36 |
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