145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】
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と、いうわけで……その……丁度ご本人から秘話が届きましたの!
前々からイシュカさんとトットが交流を持っているので、もしお二人がよろしければトットが噛みたいな……よければ……と思っていますわ。
いかがでしょう……?
「
はい、いましたよ〜
3年前です。
たった3年、されど3年です」
「だいすきな子がいました。それはもう〜
今もこの胸にしっかりと刻み付けられている子が」
「その子は、
病気が治らず卒業を境に私の前から姿を消しました」
始終真顔で、なんともないように。
卒業をしても病気がなおらなかったこと。
そのあとの生活が明るくならなかったこと。
幾つかがこもった紛れもない事実を告げた。
「あのときの私がちゃんと隣で寄り添えたら
今もあの子はここにいて、無事だったのかなぁ〜、なんて。
代わりにしているみたいですか?
……なにもしてあげられませんでしたからね〜。
学生の頃なんて勉強と、先生の言いつけを気にしてばっかで」
『好きじゃないから必要ない』
ここでの生活に愛だの恋だのを求めている余裕があれば、
また私も彼も変わったのかもしれなかったな。
「イシュカさん……?
ええ、と、ううん……いいのかな……」
トットの言に、どうなんだろうと首を傾げ
……それでももし良いのなら、
子どもを連れて行くよりもいいように思えた。
彼ら教育実習生は自分たちより大人だから、
大人の元に行っても大丈夫だろうと。
大人を連想する大きい人は居なくなった方が、うれしい。
悪いと分かりながらも、そう思ったりもするから。
「……トットくんがいいなら。
わたしが手伝うことあったら、手伝うから、
その時は、よんでね」
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構いませんことよ!
それではトットくんのみ襲撃設定をして他二人はパスを選択ということに致しましょう。
『イシュカさんですか。
私も良いと思います』
うん、とひとつ頷いた。
交流があるのなら連れて行くのもやりやすいだろう。
今回連れて行く相手は決まりだ。
『それでは、今回はトットくんに任せましょう。
よろしくお願いしますね』
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RPでも言いましたが一応、
トットくんから襲撃で問題ないです!こちらはパスしておきましてよ!
「代わりだったら……何かいけません、か……?」
それは心底意外そうな声で。
「……考えても、みてほしい……
万が一……僕が好きな人がいる、って言ってたら。
あなたは……後悔の無いように、と……
僕の背中を押す……そうしていたの、では……」
今の話を聞く限りでは、
多分そんな風に思うのではないか、と。
それだって、代わりにしてるのに違いはないのでは、と。
なんともなさそうな真顔を見る目は真剣だ。
「試してみれば……いい。アオツキさんが寄り添って……
僕が元気に……卒業できれば……
そこで初めて……分かるもの、も、あるだろう」
教師の言いつけをあまり守らない生徒は、
いつだって思いもよらぬことを言う。のかもしれない。
「あなたも、先生だけど、生徒に違い……なくて……
僕だって、人を気遣ったりは……上手くできないけど。
……苦しいのを和らげるくらいなら、
きっと……僕にもできるんじゃないか……って」
最後の方は、少し自信を失くしたか、
声量がどんどん尻すぼみになってしまったが。
「プライベートを持ち込むことは、生徒に真摯に向き合っているように思われないとマニュアルにありましたから……」
誰にでも優しく、平等に接しなさい。
特別扱いはいけません、恋愛沙汰も起こさぬように。
生徒たちの平穏を守って、規律正しく、
「言われてみれば、こんな話をしてしまう時点で失格だったみたいですね〜」
先生、アオツキにそんなことができると思っていたんですか。
実習生として、失格だ。
固執したらいけない、仕事で義務。
誠実ではない。生徒たちを昔の思い出と重ねるなんて。
それでも、ここでの生活に諦念を抱えることが正しいとはしたくなかった。
見つめ返す視線を僅かにそらした。
表情こそ変わらずとも、視線や僅かな動きは感情の表れだ。
「試して、ってそんなの〜……」
試さなくてもわかるに決まっているのに。
「君が完治して元気になれば、誰でも和らぎますよ。
私以外の先生も、生徒もです。
ずっと先ですから、きっと
――その頃には私は正規の先生になれる頃でしょうか」
そんな両方が叶う未来が、何処かに存在するとしたら。
どれほど嬉しいことだろう。
「結局。代わり云々のはなしですけど……、
過度な期待して欲しくないと言うのも今のうちです。
これは私の中で実習生として以上に、
個人の感情で完治を望んでいるのと同じです。
重く、辛く残り続ける呪いになっておかしくないもの。
……それを私は課させて、君は抱えないといけないんです。
私は、ずるい大人ですから。
これからも多くの生徒に期待と歓喜と絶望をするでしょう。
それでもこうして話し合った君たちには、
ちゃんと後悔をしないように、無理をしないで生きて欲しい。
それだけが望みです」
「うん」
「イシュカ、なら……だいじょぶ」
「おれがんばる!ちゃんとやるからね」
「じゃーなにかあったらクロノにたすけてーってする!
することにならないよーには、がんばる……」
口元に笑みこそ浮かべているものの、普段よりはぎこちない。
自分が一番信用している大人を差し出す。
あの人なら大丈夫。信用している。
きっと大丈夫。
だけど、だけど……。
「うまくやりまーす。ふふふ」
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ありがとうございます!!
では二番手、行かせていただきますわよ……。襲撃設定もいたしましたわ!
少しだけ、腑に落ちない様子で。
「あなた、は……」
「『何か』としてのマニュアルに従っていたいのか、
『何か』というマニュアルに囚われたくないのか、
どっち……なんだろうな、と……」
一見すると、実習生のあなたは基本奔放に見える。
何を考えているのか分からなくて傍若無人。
だけど。見えるけれど、芯のところで、
何かに縛られているように、肌の方で感じる。
思わず呟いたそれは正しくそれに対する疑問の表れ。
「……あなたが僕に期待して、
歓喜して、絶望して……
それが重荷になることは……ないと思う。
あるいは……
抱えきれないものを分かち合う……と、
アオツキさんは……言ってくれたから、そう」
うむむ、と何やら思案するように一呼吸おいて。
「何かあった時は、僕以上に……
あなたが……責任を、感じてくれるんでしょうね」
言葉面だけ受け取れば、ただ事実を並べたような。
だけど解釈のしようによっては、
『それで構わない』とでも言っているような。
曖昧な、眠たげな話し方ではあるけれど、
やはり確かな信頼と、小さな心配が籠った、
落ち着いた姿勢であなたと向き合っている。
「………」
普段より少しぎこちない笑みを見留めて。
ほんの少し心配げに眉を下げたけれど、すぐ戻る。
今はトットに任せよう。
『それではまた、明日のこの時間に』
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システム処理周りは大丈夫そうですわね。
2日目も張り切って参りましょうですわ!!
「ん!またあした!」
「あしたはだれになるのかな〜……」
「……クロノも!これからなんかあったら、おれてつだうから!」
「ラピスも!」
「おれ、なんでもやるから!よろしくね!」
……そう意気込んで、パタパタと駆けて教室をあとにした。
/*
オオ〜〜オオオ〜オオ噛みお知らせPL連絡送信済み返信待ちにございます〜〜〜〜震える 震える 震えていいですか!? 震えますね オオ……張り切って参りますぞ〜〜!!
「……うん、ありがとう、トットくん。
わたしも、なんでもやる……から……、
がんばって、……がんばろう、今日も、明日も」
応援の気持ちで、少し笑んでみるけれど
不安も罪悪感も晴れる訳では無い。
また明日と同じように言って、
クロノもまた教室を後にするのだった。
二人が出ていくのをひらひら、手を振って見送る。
残されたのは無音の教室と無言の生徒だけ。
がたがた、かたん。
椅子を一脚、教卓まで持ってきて黒板の前に置く。
背が足りない分の踏み台代わりだ。
いつも持ち運んでいる小さな黒板は、机の上でお留守番。
それに乗り上げて、チョークを握る。
普段使っている精々ノートくらいのサイズの黒板と比べたら、教室のこれは何倍も大きい。
目一杯使ったら、どれだけの量を書けるだろう。
それがちょっとわくわくして、口角が持ち上がる。
ここには仲間以外は誰も来ない。
大人だって。
誰にも何も言われず好きにできる。
「………」
かつ、かつ。
最初はゆっくり。書き味を確かめる。
軽やかに響く音を転がして。
「………」
かつかつかつ。
少しずつ速く。思考と筆記を同速に。
とうとうと文字が流れて。
───────────。
段々と速く。文字が思考を追い越していく。
流れるままに動くままに書きたいままに吐き出すままに書いて重ねて引いて塗って叩いて。
Water (H2O) is a polar inorganic compound that is at room temperature a tasteless and odorless liquid, which is nearly colorless apart from an inherent hint of blue. It is by far the most studied chemical compound and is described as the "universal solvent"and the "solvent of life". It is the most abundant substance on the surface of Earth and the only common substance to exist as a solid, liquid, and gas on Earth's surface. It is also the third most abundant molecule in the universe (behind molecular hydrogen and carbon monoxide).
Whisky or whiskey is a type of distilled alcoholic beverage made from fermented grain mash. Various grains (which may be malted) are used for different varieties, including barley, corn, rye, and wheat. Whisky is typically aged in wooden casks, which are often old sherry casks or may also be made of charred white oak.
「………………」
吐き出しきった後に残ったのは、緑が殆ど見えなくなった板。
椅子に乗っても手の届かない部分だけ、綺麗な面が顔を覗かせている。
長く息を吐く。
こうすると、頭の中に空白ができる。
一種の思考整理だった。
随分と磨り減ったチョークは新しいものに替えておき。
黒板消しを上からかけていけば、書くのに要した時間よりずっと早く黒板は元の姿を取り戻した。
椅子も元の位置に戻せばおしまい。
何食わぬ顔で、小さな身体は教室を後にした。
「あらあら〜……そうですね〜。
私は
どっちも
、です。先生には内緒ですよ」
「ここでは、マニュアルに従わないと先生になれません。
でも従順に聞いているだけでも目指す先生にはなれません」
「大人になるとずるいことばっかりおもいつきますから〜。
つまり望まず規律正しく見せています」
全てマニュアル通りに。
そうしなければ、長くここには居られない。
ギムナジウムの中で"悪い子"と判断されてしまえば、
先生になれそうなこの人生に傷がついてしまうかも知れない。
「私は、"病を治せる先生"になるために来たんです。
それを私だけじゃなくて、生徒達みんなが喜ぶように。
バレンタインくんの重荷にならないのならよかった〜。
君は私の大切な、
実習生として受け持ったはじめの生徒です。
幸せになってくれませんと、泣いちゃいますよ」
たとえ、この抱える病が治らなくとも。
「報酬がなければ、私だって心が病んでしまいますからね。
もっと笑顔が溢れる学園にしていきましょう〜」
無表情で見つめ返し、自分の口元をわざと指であげる。
夢の中のような、絵空事のような。
そんな甘い言葉を吐いて励ますのが、アオツキだった。
────どうしようもなく時間は進む。
誰なら、『神隠しの森に消えても帰って来られる』?
誰なら、『止めなければならない』?
自分のすべき事は────
「……不思議な、人だな。あなたは」
まるであなたこそがしがらみに縛られてるみたいに。
自分の荷を預ける、その方法は分からないし、
それに耐えうる相手だともまだ思えていないけれど。
「……セン、セイって、呼んでも……いい、ですか。
まだ早い……のだろうけど、気分だけ……」
そうであると望むなら、そう呼ぶべきかな、なんて。
同じ生徒であることには変わりないはずなのに。
「僕は、……あまり規律とか……気にしていないし。
やっぱり、手がかかる生徒だと思う……。
それでもいい、なら……頑張る……」
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