【人】 騎士 ノア── 回想:若者と、__ ── [ 勇者に憧れる若者─── 良い響きだと思う。 響き、は 夢を見るのは好きだ。 僕自身、夢を見て、冒険者をやっているんだから それでも、 無謀な夢 はある 例えば勇者なんてのは、そのひとつ 努力では到達できない高みの上だ ] (288) 2022/05/22(Sun) 0:05:07 |
【人】 騎士 ノア[ …この人は 目立ちたいから強い敵と戦いたいのか 本当に憧れを追い求め戦うつもりなのか どちらなのだろう? 危ういことにはかわりない…か どんな答えだったにせよ 後々気がかりになるからと 承諾の返事をしたには違いない。 求められれば断らず Perl blueのもうひとつの特徴だ ] (290) 2022/05/22(Sun) 0:05:17 |
【人】 騎士 ノア[ …思われていた通り、 長く居るつもりはなかった。 良いメンバーに慣れてしまえば、 いずれ慢心を引き起こす 誰かに頼ることを覚えた人間は 最後の最後、頼れなくなった時に死ぬのだ 頭の中に響く警鐘は僕の道の師が鳴らしている物 ] (291) 2022/05/22(Sun) 0:05:21 |
【人】 騎士 ノア[ 冒険者の中でも幼い方という理由で 舐めた口を聞かれることは 名の知れた今でもあった それもあり平気かと問われれば 反射的に眉間に皺を寄せ。 ] 平気だよ、 っ、…後ろにいたお兄さん、だっけ。 [ 若干食い気味に平気だと返した辺りで 振り向いてその顔を見れば違うか、と気づき。 話しかけてきた人の隣…じゃなく、少し後ろに居た人>>140 後衛職だから 周りは見ている方だよ 珍しくどうでもいい…とか、気にしていないような 感情を漂わせていたのは覚えていた。 そんな人がわざわざ挑発しに来るわけもない と皺を解けば改めた顔で、 ] (292) 2022/05/22(Sun) 0:05:26 |
【人】 騎士 ノア大丈夫 [ 問いの真意から外れ、 くすりと笑う少年は まだ背の伸びきらない子ども。 目に見える強さばかりを追い求めて居たから いつか言われた「強さ」についても 首を傾げるばかりだったっけ。 ] (293) 2022/05/22(Sun) 0:05:29 |
【人】 騎士 ノア──…難しいこというんだね 実力以外の強さなんて、… …それがあるから、あの人とずっと一緒にいるの? [ 周りに仲間は見えなかった だから零れ落ちてしまった言葉に はっと口を塞ぐ。 利害と結果でしかパーティを組んだことがない 頼られることはあっても 逆のことを思わされるのははじめてだった …熱い人。 もし答えが返ってくる前だったなら なんでもない、と仕切り直してから ] (294) 2022/05/22(Sun) 0:05:34 |
【人】 騎士 ノア[ 空腹には手温いくらいの依頼が丁度いいよ 実力の片鱗くらいは見せられたんじゃない? 話はもう少し続きそうだ Perl blueは断らない それがご飯の誘いでも、ね ]** (296) 2022/05/22(Sun) 0:05:48 |
騎士 ノアは、メモを貼った。 (a30) 2022/05/22(Sun) 0:20:12 |
【人】 騎士 ノア── 過去:10年前 ── [ リーディス王国のPrincessヴィオラ 彼女が6歳の誕生日を迎えようとしていた頃の話。 リーディス王家にはいくつかの習わしがある。 その中の一つが、 W剣の選別W 国中から選ばれた特に能力の高い人間から 6歳の誕生日に王室の子自ら、 自身の剣となるものを選ぶものなのだが、… ] (310) 2022/05/22(Sun) 1:00:27 |
【人】 騎士 ノア[ ちなみに拒否権などは (当たり前だが) 無く、状況に引き摺られるように たかが18の魔法しか知らない男が W王女の近衛騎士W になった。 …現実に夢も何も無いとはこのことだ 13も歳下の女の子に 朝から晩まで付きっきり 無礼など働いてみれば 即座に首が飛びかねない どこに夢を見る暇があっただろう。 ] (312) 2022/05/22(Sun) 1:02:29 |
【人】 騎士 ノア[ ──…合間に挟み込まれる 特別得意でもない剣の練習も 心が参りそうになる原因だった。 どうして僕が、こんな───… 年端もいかない子どもに 人生を振り回されなきゃいけないんだ? …口が裂けてもこんなこと、言えやしないけど。 ] (313) 2022/05/22(Sun) 1:04:21 |
【人】 騎士 ノア …………────はぁ、…… [ ため息ばかりをついていた10年前 今にして思えばあの頃が一番、 幸せだったのかもしれない。 ]** (314) 2022/05/22(Sun) 1:05:28 |
【人】 騎士 ノア── 過去:霧の日 ── [ 冒険者時代の頃、噂話の一つとして 「霧の夜に開く酒場」の話は聞いたことがあった。 にしても街の中心からは少し遠い、 わざわざ見に行くほどの場所でもないと、 その時は興味も持たず。 ] ────あの世に連れていかれてしまうってさ [ 特に行かない理由となった致命的な言葉。 好き好んでそんな危険を求める意味はないと 城に囚われるまで町外れに行くことはなく ノア=ワーグナーとはそういう少年だった …のに 救いを求めるようにふらりと 出向いてしまったのが、ここ数年前。 ] (341) 2022/05/22(Sun) 11:55:56 |
【人】 騎士 ノア ……………───誰か、居ません、か [ 放っておいても消えてしまいそうな声で 呟くも反応はなかった、な 僕に聞こえなかっただけかもしれないけれど …まだ昼間だったからね ずる、と手が扉の上を滑り落ちて 両膝が地に着く。 静まっている空気を震わしたのは男の嗤い声。 ] (342) 2022/05/22(Sun) 11:56:02 |
【人】 騎士 ノア …っ、はは、…開いてないか そうだよな、…そんなの、 あの子にだって、… 許してもらえるはず無い [ ───…この日 開店の夜を待つことなく、 僕は求められる場所へと帰った。 今は それだけの思い出話。 ] (343) 2022/05/22(Sun) 11:56:07 |
【人】 騎士 ノア── ゲンザイ ── [ 灰色の罪を黒罪と決めるのは誰か 法か?倫理か? 違う。 頂点の許しだ 王が是と言えば是 王が否と言えば否 私は今も、白い名誉を背負っている そんなもの間違いだと分かっているのに ] (344) 2022/05/22(Sun) 11:56:11 |
【人】 騎士 ノア[ ──…重さも馴染んだ今頃になって、霧の夜か 道中 町に流れる噂を耳にして ふらり、苦い思いを浮かべる青年が一人。 ]** (345) 2022/05/22(Sun) 11:56:15 |
【人】 騎士 ノア── 過去:出会いを過ぎて ── 「 ノアは…ノアは、わたしのこと、嫌いですか…? 」 [ …仕えて6年程経った頃。 生き地獄のような毎日に 逃げ出してやろうかと思ったことは数知れないが 昔からの性格が災いして 求められるうちは実行にも移せず。 僕なりに私、として上手くやれていると 思っていたのに、子どもというのは恐ろしいもので。] (356) 2022/05/22(Sun) 13:14:25 |
【人】 騎士 ノア───…何故そんなことを聞くのですか。 「 はぐらかさないでください 」 [ 否と答えないということは、言わずもがなであるし── …言ったら首が飛ぶだろう 心の中でため息をつき "嫌いじゃないですよ"と答えを返したが 見透かされているように なんとも不服そうな顔を返された。 …何が不満なんだ 貴女の望むようになっただろう、 僕を殺して、私として…生きているじゃないか ] (357) 2022/05/22(Sun) 13:14:27 |
【人】 騎士 ノア[ 自分の近くにいる人間には好かれていたい。 …ただそれだけの事だと思っていたし この子は僕のことなど知りもしないのだから この後とんでもない言葉が続いてくるとは思わない。 思ってもない。 …それが致命傷になるとも。 ] (358) 2022/05/22(Sun) 13:14:30 |
【人】 騎士 ノア「 …わたしは、ノアが好きです 笑っていてほしいの 小さいとき、はじめてあなたを見ました 大きな大会に出ていたでしょう? それで、呼んでほしいとお父様にせがんだの あなただけ、わたしが選んだんです だから、………ごめんなさい わたしはいずれ、どこかへと嫁ぐでしょう その時には、 …わたしが嫌いなら 自由に生きてもらいたいと そう思ったのです… 」 (359) 2022/05/22(Sun) 13:14:35 |
【人】 騎士 ノア[ まるで王族らしからぬ言葉に加えて、 弱々しい言葉に 深く、下げられる頭。 床に落ちる一滴の雫。 誰かに見られたらと肝が冷えるより先に、 湧いてきたのは 怒り だった。目の前のこの子にじゃない 僕にだ 選ばなければならないのは王族の宿命 たかだか6歳の女の子が気に入った人間を見つけ あの人がいいとせがむことの何がおかしい 何が悪いんだ …僕だってこの頃は大人じゃなかっただろ この子に怒りを向けるのは、 八つ当たり以外の何者でもない …みっともないな こんなことを聞かされて どうやって嫌いになんてなれただろう 真っ直ぐに王族の運命を受け入れて 人のことまでも思えてしまう若き少女を ] (360) 2022/05/22(Sun) 13:14:38 |
【人】 騎士 ノア…顔を上げてくれないかな、 ──ヴィオラ [ 耳元に口を寄せ 彼女にしか聞こえないような小さな声で。 金糸のように光に当てられ 透き通る髪のホワイトブロンドに手を伸ばす。 丁寧に結われた先の髪留めを外せば 少女の腰元まではらりと髪が身体を流れた。 ] (361) 2022/05/22(Sun) 13:14:41 |
【人】 騎士 ノア私は貴女に忠誠を誓った お父上の前で、リーディスの神の下。 …僕は違う。 君が嫌いだった──嫌いでいるつもりだった。 今は、なれそうにないんだ …誓いを直そう 貴女が生を全うする為の 剣 となりて貴女の生涯の 魔法士 になると。 (362) 2022/05/22(Sun) 13:14:44 |
【人】 騎士 ノア[ 髪と──まだ何も飾られる手の指先へ。 口付けの後、光の影に隠れて くすりと小さく笑みを漏らす。 夢を失ったあの日以来の、 人生の 宝物 を見つけたような心地だった ]** (363) 2022/05/22(Sun) 13:14:47 |
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