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【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカどうして? 何故を問うて、何になる? [ブォン、と音を立て、夜色の少女の前に現れる。 無論、実物ではなく、立体映像だ。] 刻が来たからだ。 刻が無いからだ。 なれば、余は動かねばならぬ。 それが余の設計であり、余の叛逆である。 (162) 2018/12/15(Sat) 21:07:51 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカその通りである。 余は夢と希望を与える偶像《アイドル》 それこそが余の至高の喜びであり、使命である。 [答える声に淀みはない。 世界を愛し、人を愛する。 その理念は、変わらない。] だが、世界の、人の命と比べ。 あまりにも、余《アイドル》の命は短過ぎる。 (173) 2018/12/15(Sat) 21:27:05 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ元より黒山羊の影法師。 そのために消費される命を、更に消費し、摩耗し、燃え尽きる。 それが余の役目である。 滅び逝く世界で、あまりに儚き星が瞬き、その爪痕を遺そうともがくのが、可笑しいことか? [必要ではない。 あるのは、焦燥。 諸共に滅ぶのならば。 飽きられ、忘れ去られた後ではなく。 もっとも輝き放つ瞬間に。] そして、だ。 夜《ヨル》の娘よ。 (174) 2018/12/15(Sat) 21:31:29 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカこのセカイの趨勢に、貴様に何の用がある? 物見遊山ならば疾く失せよ。 そして関せぬセカイで安らかにあればよかろう? (175) 2018/12/15(Sat) 21:34:59 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ強き光は、ときに滅びを齎す。 それは闇も変わらぬ。 世界を護る。 なんと傲慢なことか。 だが見える。見えるぞその欺瞞。虚飾のなんたるか。 [こてり、と首を傾げる。 その動作だけならば、あまりにも愛らしいそれ。] そうかそうか。 この世界で出逢ったか。それもよかろう。 ―――だが (182) 2018/12/15(Sat) 21:59:52 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ貴様は、このセカイで強者と出逢いたいのだ。 強き力と出逢い、己の武……いや、 暴力 を振るいたいのだ。[浮かべる笑みは見透かすように、嘲るように。] そうであろう? 余には見えるぞ。貴様の顔が。 力を振るい、ぶつけ、迸る様を心底愉しむその顔が! (183) 2018/12/15(Sat) 22:03:21 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカならば、こちらへ来てはどうだ? さすれば、このセカイすべてが貴様の敵だ。 セカイに散らばるすべての強者が貴様に刃を向ける。 さぞかし、その闇に葬り甲斐があろうなぁ? [にた、と嗤う。 そして、不意に穏やかに微笑み] それから、その者と逃げればよいではないか。 悪い話ではなかろう? (184) 2018/12/15(Sat) 22:05:49 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ……まこと度し難きは、人の欲よな。 [呆れを隠そうともせず、眉を顰める。] 余の光輝が貴様を撃ち抜くのは道理である。 余は至高の偶像《アイドル》 組織の最高傑作故な。 [鎌を向けられても動じない。 尊大な王の如く、下民を見下してやるのだ。] (189) 2018/12/15(Sat) 22:34:39 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ覚悟するのは貴様である。 そも、相手を前にし舌を舐めるなど三流。 [ヴ、と画像が揺らめく。] 余の姿を拝みたくば、万難排し己が力で侍るがよい。 力を借りようなぞ言語道断。 そのような振る舞いは、煌めかしくない。 (190) 2018/12/15(Sat) 22:37:22 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ[別に避けられようと弾かれようと構わない。 その光線は、空に、地に、散って吸い込まれていくだけだ。] (193) 2018/12/15(Sat) 22:41:11 |
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