7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】
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[ エレベーターもまた、人類の英知の一つ
あれだけ苦心して空を飛ぼうとしてた者たちが
箱一つで宇宙にも行こうとしてるのだから、
その向上心にはひたすら驚くばかり ]
おォ!シロさん見ろよ!
町全体が見れるぞ!
[ 子どものようにはしゃぐ大男一人
周りの視線がもしかしたらあったかも。だが
そんなの、普段見れないような絶景の前では
全然気にならない
透明な床を割れないのかと恐る恐る乗ってみたり
泊ってるホテルを探してみたり
シロさんのカメラで記念撮影も
自撮りに疎かったので困ってたら
スタッフのお姉さんが撮ってくれました ]
そうだなァ。月とは言わず
別の星にも行っちゃうんだろうなァ、人間は
[ 今のまま繁栄するなら、間違いなくそんな未来がある筈だ
――うっかり異星の何かを持ち帰り
抑止力案件を発生させないよう、祈るばかり
*]
[都市伝説、というものに関しては
とんとご縁のない私であるが
怪談話くらいは、知っている。雨月物語など
江戸末期にだって、怪談はあるのだ
とはいえ、魂が半分は同じとはいえ
彼が都市伝説やらに興味を持ち始めたと知ったなら
またげぇむか漫画やらで見たのだろうか
などと、私は考えるに違いない
――― 君がどんどん、興味を持つ様々なこと
成長しないといわれている英霊が、成長してゆく様は
まぶしく、美しい]
[日本人は宗教のごった煮でいいとこどりをしているような気がする
キリスト教のクリスマスやイースター、バレンタイン
ケルトのハロウィン
神道の、お正月
仏教の、お盆などなど。有名どころだけあげても
これでお祭りしちゃうんだから、すごい
特に、バレンタインは戦場に行く兵士と帰り待つ女性の
沢山の結婚式を取り仕切った神父さん(確か聖ばれんちぬす?だったか?)
その人をたたえるはずだったものなのに
何故か日本では女子がちょこれぇと私て告白することが流行している
そんなイベントになった。どういうことなの
因みに、私も流行にのっとって
クガネにちょこれぇとを渡そうとしたら何故かカレーができた
海軍カレー。シーフード味で美味いぞ。どうしてこうなった]
[そして蟹だが。なぜか私が蟹に寝取られるとか
考えている私の恋人に、真顔になるだろう
何が悲しくて。甲殻類に愛を囁かねばならんのか
(勿論別霊基のあれそれはしらない)
だから落ち着けクガネ。私が抱きたいのはお前だけだ
間違っても蟹に突っ込みたいとは思わないから
閑話休題]
[さて、ところ変わって東京スカイツリー
ぐんぐん急上昇していくエレベーター
そして到着した展望台に、はしゃぐ君(2mオーバー)
まさに、日本の景色を楽しむ外国人といった感じに
皆からはみられているのではないか
いやぁ、ほほえましいね]
そうさな。とても、雄大だ。
――――日ノ本は、諸外国より小さいと
言われて、いるが。こうしてみると、広い。
[この景色のはるか先には、私の故郷があるのだろう
はしゃぐ君をながめながら、故郷に一時だけ、心を飛ばして
後は君の楽しむ様子を見ていたり
スタッフのお姉さんに2人の写真を撮ってもらったので
後で秋間さんに現像してもらおうと思いました、まる
しかし、皇居(御所)は、私の時代は京都にあったが
維新後に、東京に移されたという
確かあの場所には、江戸城があったと思うが―――……
などと、考えていた]
別の星まで行ったなら、今度は
英霊に宇宙人が加わるかもしれないな。
[何かてけりり召喚とかあるかもしれないな。
おお、こわいこわい―――でも]
君と、宇宙で共に戦うというのも、
面白そうでは、あるような
[なんて、くすりと笑みつつ
君とともに景色を眺めて――― あっ]
ほぅ、ソフトくりぃむか。
[スカイツリーカフェで販売している甘味に
目を付けた、ようだ
そっと取り出すお財布。大丈夫
私が甘いものに目がないことはばれていないはずだ
クガネ、食べるか?と尋ねれば
序と食べても不自然ではない、完璧だ]
――― 少し休憩がてら、甘味でも食べるか?
[ここで食べてもいいし。少しばかり何処か喫茶店でも
散策しても、良いしと言いつつ
視線がちらっちらっと、るる〇の甘味特集のぺぇじへと*]
[ そういえば日ノ本には「KAIDAN」があった
怖い話は
ジャパニーズホラーコワイデスではあるが、
確かにこれを題材にする"まんが"はよくあるので
そのうち手を出すかもしれない
―― 影法師でありながら、地続きで成長する者
消滅しても、もしかしたら座の記録に残ってくれるかもしれない。
そうでなくとも、漸く得られたこの広い世界
その全てを見て、知ってみたくてたまらないんだ
]
[ バレンタインの成り立ちを聞いた時には思わず首を傾げただろう
とはいえ、甘いチョコが貰えるイベントならやぶさかでもない
――と、すっかりもらう前提だったオレは
「別に男女関係なく渡せるのだ」と知るのは
シロさんが何故かシーフードカレーを手渡してきた後だったか
暫く「orz」としてたオレだが、「ホワイトデー」という
挽回チャンスを見つけ、上手く利用しお返しできたのである。
――え?何をあげたかって?
シロさんの刀型ちょこだよ!
(とある武将が送ったらしいちょこのアイデアをお借りし、
(2)1d3日徹夜して作った一品です。
食べれるかは――お察しください)
]
[ 家政婦ならぬ「アルターエゴは見た」なんだよシロさん…
でも、思えばアレは特例中の特例だ
記憶を無くしたシロさんは不安がって心の拠り所にした訳だし
オレがちゃんと隣にいる今は、起こる筈もなく
――だから、シロさんに説き伏せられれば
彼を異常性愛者みたいに考えすぎていたオレは
猛烈に反省するのである。orz]
でも、その小さい国でも
沢山の英霊がいるし、活躍もしてんだろ?
なら凄いじゃねェか
[ オリンピック開催地にも選ばれるくらいだ
土地が小さいからといって、それは何の障害にもならないだろう
――それに、やっぱりシロさんが生まれた場所だからなァ、と ]
宇宙人の英霊かァ
うーん、仲良くなれっかなァ
[
大昔にやらかしやがったある異星の存在は
きっと余り知られていない。
ましてや色々と下級だった己は呑気に
友好を考えるのである
]
[ ――さて、この展望台には
かふぇなるものがあるらしい。
そこに売られてるそふとくりーむなるものは
様々な色で渦を巻いており、さらにはスカイツリーの描かれた
焼き菓子みたいなものもあるのだ
……当然、興味から食べたくなるもので ]
――!おう!
オレ、白い奴食べたい!
[ そんなタイミングでシロさんが提案してくれたのだ
シロさんすげェ!と彼の計画を知らない巨人さんは
やったー!とソフトクリームを食べにいくのである
なお、「甘味は別腹」ってやつだ!
まだまだほかのも行けるぞう! *]
[血やら何やらのスプラッタな
外国のホラーの方が私は恐ろしいと思う
だって、幽霊は心頭滅却すれば以下略だし
―――外国のホラーでは。恨みつらみより
ただ、快楽のためや本能で人を殺すものが多いから
己の中に、人斬りを、戦いを喜ぶもう1つの願いを
アンネによって暴かれたこともある己としては
そちらの方がより、怖く思うのだ
まぁ、でも君が怪談話を漫画で読もうとするなら
先ずは海猫やら蜩が鳴くなんとやらの漫画を
君に買うて贈ることであろう
成長する君を見守る、成長せぬ、私は
君が座にこれから記してゆく記録の中で
君にとってずっと、共に居たいと思える者であれるのだろうか
――それ以上に、君が幸せであって欲しい、喜びを覚えて欲しい
もう二度と、悲しいまま死なせたくないから
世界は、こんなにも美しいと
君にとって幸多い場所であると、思ってもらえたら
こんなにうれしいことはない
]
[さて、バレンタインについては
あまり神代の英霊やら、近代以前の日ノ本の英霊には
なじみはないものであろう
私もアンネやイングリッド……マスターに聞いて知った
想いをこっそり伝えるのに最適だというから
これは作らねば、と腕をまくった
その結果がこれだよ!……おかしいな
蕩けるチョコフォンデュにしようとしたのに
カレーと序にサラダも作っていたよ
君が美味しそうに食べてるからよかったんだけれど
隠し味にチョコ入ってるから、それで、まぁ、うん
尚、君の作成したのであろう
ホワイトデー(※これは日本にしかないそうだ)
の。お返しに関しては
勿体なさ過ぎて食べれずに今も、
こっそり秋間に頼んで真空パックの処理してもらって
机の引き出しの中に大事にしまってある
――味、食べてみれば良かったかな?
]
[残念ながら私には、その別霊基(ランサー)の
寄行の記憶はないから、ないから……!
それを知らない私は、
何故か蟹に焼きもちを焼いたり、寝取られを心配したり
カバディするクガネがとても奇妙に映ったものだった
えっ。もしかして君の自信のなさが
甲殻類をライバルとする位に低いものだったの!?と
内心であわてたことだろう。尚、勘違いと暫くは
気づかずに、それならば
体に教え込んで差し上げようと夕日の沈む前に
褥に引っ張り込んで朝まで寝かせなかった。そんな
未来もきっと、あるでしょう]
そう考えれば、そうだな。
……どれほど国土小さくとも
どんな時代でも、人々にとっての希望はある
それが、英霊に、なるのだから。
[君はやはり、前向きだと。目をゆるく、細めるのだ]
仲良くなれれば、良いとは、思うが。
無理なら、腕試しもできそうだから、
それはそれで、問題、あるまい。
[友好を考えはするものの、所詮私は維新志士
有効が結べないなら殺してしまえの
結局戦闘民族であった。
首、あるかな?
]
[ということで。少しばかり景色を楽しんだりした後は
私の興味はかふぇにくぎ付けだ!]
そふとくりぃむだな。あいわかった。
どうやらここの、そふとくりぃむは
牧場から産地直送新鮮な生乳を使って
更にすかいつりぃの絵が描いてあるクッキーまで
ついたものがあるらしいぞ。
[いつもはぽつぽつと、喋る私だが
ことさら、好きなものに関してはとても饒舌である
……この癖には未だ気づいてはいないのだが。それは兎も角
君も喜んで賛成してくれたところで
私も同じものを買って、1つは手渡す
眺め良い景色、そして口の中に広がる甘味
隣には愛する可愛い恋人
ここが天国かな?いや、空の上だった]
(でもなラッセル、お前だっていつか、あの舞台でプレーするかもしれない。そうなったら嬉しいし、絶対応援にも行く)
(お前にはその可能性がある。いつか壁にぶち当たるかもしれないけど、絶対諦めるなよ、ラッセル……)
[思わず口をつきかけたその言葉を、セスは慌てて飲み込んだ*]
[謝罪の重さが一切感じられない謝罪を受けつつ― 真剣に怒っているわけでもないので ―呆れたようなため息をこぼして、
………、少女の体躯が、ふらり、ゆらいだ]
[とっさに飛ばした手は、届いただろうか。
思わず、といった風に伸ばしかけた手は、
少女の言葉
で一度止まる。
悪魔は、―――そう、きっと。油断をした]
[耳に届くいつぞやのむかつく神様の声。
なあにが"困ります"、だ!と悪態つくにも
深々と刺さった槍がその言葉を吐くのを邪魔していて。
……血は吐かねども、存在は揺らめくもので]
悪魔に世界の成り立ちを説こうっていうのか、あんたは
・・・・
ずいぶんとお優しいこって!
困るとかなんとかいえば―――止まるとでも?
[透き通るような槍は、
未だ自身の体から抜かれてはいないだろう。
なればこそ、そのまま刺された槍を
ひっつかんでじわり―――炎をまとわりつかせる]
[燃やそう、という意識ではない。
その聖なる力とやらを侵してやろう、…そんな意識からだ。
もちろん、はじかれることもあるだろう。
――何せここは自分にとって異郷の地。いくら悪魔だとて"神様"に勝つのは難しいだろうから
はじかれたとしても、炎をまとわりつかせることはやめないが]
ああ、――だからむかつくんだ。この世界は
だからこそ、そう、だからこそ、
―――願いを、果たすにふさわしいと思うね。俺は
[ぐら、ぐら、……と。存在が揺らめき続ける。
突き刺された箇所から、
血のように炎が広がっていき、悪魔の体を徐々に焼いていく。
隠した仮面の奥で、無理やり口角をあげながら]
……残念ながら、
俺に"心なら返す"、…なんて考えはないんだよ。
奪うなら、―――全部、って決めてるんでね
[槍をひっつかみながらも、そういって。
侵食されてくれるかどうか、…我慢大会、ってか?*]
[キャプテンの言葉を聞いて、瞬きを数回
それから頷いて、グラウンドでバッティング練習をしている選手たちの様子を見つめた]
この国で1番、野球が上手い人達の集まり…
[実感も湧かなければ想像もつかない
1番上手いとはどの様なもので、どんなプレーをするのかが
軽々とバットを振り、ボールは高く舞い上がり
外野フェンス付近に居る選手は、拾い上げたボールを予想よりも遥か遠くまで投げている
…目に見えているこんな事は、きっとごく一部なのだろう]
[練習風景を見つめていると
時間が過ぎるのはあっという間で
いつの間にやらスタメン発表の時間になっていた
派手な演出と共にスクリーンに映し出される選手達の映像
迷子になりそうな程集まったファン達と
私、迷子になる歳じゃないですけどね!
盛り上がって楽器を鳴らす応援団の人達
ウグイス嬢が読み上げていく名前に、耳をすませた]
あ、キャプテン…
あれ、あれ見てください!
嘉勢さんも石河さんも出るって!
[見覚えのある名前が、並ぶ。
名前がひとりひとり挙げられているのだから、彼にも聴こえているだろうけれど
分かっていても抑えきれない、ラッセルにしては珍しい興奮の感情
いぇーい。なんて向かい合って
ハイタッチを要求してみたり]
[そして始まる試合開始
球団マスコット達が横でパフォーマンスをしながら
始球式で投げられたボールが、キャッチャーの手に収まると一気に拍手が起こる
今日の先発投手の嘉勢選手がマウンドに上がった
左腕から繰り出される記録以上に早く見えるストレートと、多彩な変化球がウリのピッチャーだそうだ
せっかくと買ったタオルを取り出して広げた]
…おー……おお!?
[4球目、鋭く飛んでセンターに抜けると思われた打球は姿を消していた
どこに行ったかと左右に首を傾けているうちに
ファーストにボールは送られていて
赤いランプがひとつ点灯した]
[あまりに早い出来事だったので
思わず隣の席に座るキャプテンの方を見て確認をしようとする]
今の…セカンドゴロ……?
[太陽光プリミティブシャインズのセカンド、石河選手
球界でも指折りの守備力と、なにより
誰も寄せ付けぬ足の速さをもつ選手
その足の速さが、守備範囲の広さにも繋がっているらしい
プロの技のひとつを、こんなに早く見られると思わずに
これから先の試合の応援に、より一層熱がはいった]*
[ぐらり、傾いだ身体の奥で
ああ、やっぱりまだ
いた≠フか
唐突に消えた、魔王殺しの聖剣
あれは、フリーレの体内に入っていた。
だけど。ほら。
何事もない振りをしていたかった。
まずい、意識が。
からだが乗っ取られる。
突き返す力もな
、気づけば意識は底深く
堕ちていく。
おちていく。
]
[深く背まで突き刺した槍に
いつもすぐに変わる無表情の顔を晒して
眉一つ動かさずに流し込む────”理力”
例えこれでフリーレが亡くなろうと
精霊王は、意に介さない。
悪魔を追い払うか消滅させれば上々だ。]
……・・・・・いいえ?
[透き通る槍が炎を纏う。
燃やす意志はなく、侵してくる”意識”
じわり。手に持つ部分から黒ずんでいく。
────
”神”
成るものといっても
少女の器に入りこんでいるが故に
その力のすべては発揮出来ない。
無論、憑依した少女から抜け出せば世界の災害となりえる。
どちらがより分が悪いかは
────恐らく悪魔のほうであろうが。
]
《 ……異界の悪魔
どちらにしろこの子はもう永くはない
それでも貴方は諦めぬというなら 》
[笑みひとつ零さずに、己の優位性を知って
────目蓋を閉じる。
この娘を救おうとするその隙を狙って
互いに反撥する力を娘の内から生じさせようとして ]
[すべての力が一瞬抜け落ちた。
悪魔にはその一瞬で充分な筈だ。
]
( ────…ぼくが
ぼくで無くなったと思ったら )
[そんなつもりで告げた訳でもないけれど。]
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