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人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 羽井 有徒

── 早朝 ──

[羽井 有徒の朝は比較的早い。
新聞の朝刊が配達されるころに目を覚まし、まずシャワーを浴びる。
それからジャージに着替えて外へ出ると軽いストレッチ。

朝のジョギング。
それは三十路を迎え体力の衰えを感じてきてからの日課。
ここに来てからもそれは続けている。

ホテルをぐるりと周るコース。
無線のイヤホンを耳につけ、スマホからお気に入りの曲を流しながら。
未だ日差しのそれほど強くない頃合いは爽やかな空気の中で走ることができる。]


  ハッ、……、ハッ………


[体が温まってきたところでペースを上げる。
足によくなじんだシューズが地面を踏みつけ、そして蹴る。
走るということ、身体の機能を意識して走る。

淡々とストイックに。
一時間ほど走り込み、この男の朝はそれから始まる。]*
(10) 2020/07/26(Sun) 0:43:21
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a9) 2020/07/26(Sun) 0:44:51

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a10) 2020/07/26(Sun) 0:44:51

【人】 羽井 有徒

── 朝 ──

[ジョギングから戻ると、その足は大浴場へと向かう。
汗を流し温泉でリラックス。
サウナでまた汗をかいたら水風呂で一気に締める。

それから部屋に戻り朝食はルームサービスで済ませる。
新聞やサイトで最新のニュースをチェック。

これが朝のルーティーン。
ここに来てからは、そのあと遊技室へ行ってビリヤードやダーツなどしていたのだけど。
今日は少し違っていた。]
(19) 2020/07/26(Sun) 7:44:09

【人】 羽井 有徒

[向かったのは昨日の牧場だった。
目が覚めてまず最初に頭に浮かんだのは昨日のこと。
自分で思ったよりもどうやら乗馬というものが気に入ったらしい。]


  へえ、ライセンスなんてものがあるんだな。


[乗馬技能検定。
本気で趣味にするならこれを目標にするのもいいかもしれないと、スタッフの説明を聞きながら思う。
いずれ馬を走らせてみたいとも。]


  いっそ、ここの会員になってしまおうか。


[なんて、忙しい日常に戻ればこうしてここに来ることも中々できないというのに。だけど、その中でも時間を作るっていうのもまた面白いかもしれない。]
(20) 2020/07/26(Sun) 7:44:42

【人】 羽井 有徒

[それで、今日は昨日のコースとほぼ同じ。
ただし昨日と違って初めの練習を省くためトレッキングの時間が少し長めになる。

そういえば今日は彼女の姿はあっただろうか。
昨日とは違って午前から来てるのだし、二日連続でというのもそうあることではないだろう。

それはそれで、一人で乗馬を楽しむことにするだけだが。]*
(21) 2020/07/26(Sun) 7:45:37
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a14) 2020/07/26(Sun) 7:50:47

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a15) 2020/07/26(Sun) 7:56:27

【人】 羽井 有徒

── 乗馬クラブ ──


  へぇ、それは面白そうだ。
  でも、なかなか来れそうにないからな。


[興味を持ったついでに会員になってしまおうかとスタッフに話を聞いてみた。
入会金や月額を支払うことで毎回の乗馬料は安くなるらしい。
つまり、通えば通うほどお得。
この辺はどんな趣味でも同じで、道具やら何やらを一度揃えてしまえば、という話。]


  うーーん、どうするか。


[入会金だけで結構な値段だが、ただ本気で乗馬を趣味にするならそれほど高いとは言えないぐらい。]


  ちなみに馬を所有しようと思ったら?


[本気でやるなら、そう自分で馬を所有したい。
そう思うのは変なことじゃないはずと、尋ねてみれば返ってきた答えは余裕で国産車が買える値段だったし、いい馬になると高級車に匹敵するどころか軽く超えていく馬もいるらしい。]


  ハハ、それにさらに預託料もあるのか。


[───イメージ通り金のかかる趣味だ。]*
(72) 2020/07/26(Sun) 14:43:27

【人】 羽井 有徒

[装具を外して今日も相棒を務めてくれた白いギンザンのそばへ。
首筋を撫でてやると眠いのか頭を下に下げてしまう。]


  ノンビリ屋さんだな、お前は。


[人間をゆうに超え4、500キロはあるる体。
パワフルなのに、だけど性格はこんなにも大人しくて愛らしい。]


  とりあえず、会員の話はまた今度に。
  明日も乗りに来ようと思うので、もう少し考えます。


[そういうとちょっと残念そうなスタッフ。
期待させたかと思うとちょと悪い気もするが、まだ会員にならないと決めたわけでもなし。]


  ……明日も頼むぞ。


[すっかりリラックスしてるのかギンザンは前足を折ってしまう。
人が乗っているときでもそうしようとするから何度手綱を持っていかれたことか。
そんな”相棒”の背をポンポンと叩くとその場をあとにして、ホテルへと戻ることにした。]*
(76) 2020/07/26(Sun) 14:51:25

【人】 羽井 有徒

[ホテルへと戻るみちすがら、スマホで調べてみた。
揃えなければいけない装具、ヘルメットやグローブ、それとブーツあるいはチャップス。
あと馬を走らせるならプロテクターなんかも必要になってくるらしい。]


  おーおー、そこそこするな。


[軽いノリで始めようかなんて思ったが。
それでも、馬という生物に騎乗する、その感覚はほかのスポーツや自転車やバイク、自動車とは全然違うものだった。]


  生き物ってやつはすごいな。


[だからこそ、きっと馬との一体感が得られたなら、何にも代えがたいものに違いない。]*
(77) 2020/07/26(Sun) 14:58:18

【人】 羽井 有徒

[─── ちなみに。]


  ………6億?!


[馬主になろうと思ったらどれぐらい金がかかるのかと興味本位で調べてみれば、つい先日競走馬のセリ市で落札された最高金額が6億だった。
走るかどうかわからない、勝つかどうかもわからない、そもそも怪我や病気をしないなんてどこにも保証のないサラブレッドに6億。]


  どんな悪いことやったら、こんなに金を出せるんだろうな。


[金持ちの道楽というのは底が知れない。]**
(78) 2020/07/26(Sun) 15:02:25

【人】 羽井 有徒

── 乗馬場 ──

[スタッフとの雑談を済ませ、ホテルへ戻ろうとしたころ、受付にやってきた顔見知り。>>82
昨日、一緒になった市村 真由美と、初対面で人のことをガラが悪いなんて面と向かって言い放ったハナとかいう不躾な青年、否定はしないが。]


  ああ、かなり気に入ってね。
  そっちだって”また”だろ?


[そう言って笑った。
こっちが気に入ってまた来たっていうのなら、彼女だって同じこと。]


  今も会員になろうかどうかスタッフさんと話してたんだ。
  こういう趣味もいいかなって。


[真由美さんもどう?なんてスタッフにわかりやすく目配せしてみる。]*
(84) 2020/07/26(Sun) 15:16:16
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a34) 2020/07/26(Sun) 15:16:58

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a35) 2020/07/26(Sun) 15:17:18

【人】 羽井 有徒

[そんな雑談程度。
もう一言二言交わしたかもしれないが、さして時間もかからなかったと思う。
そうして真由美とハナとすれ違うように、入れ違うように牧場をあとにした。*
(85) 2020/07/26(Sun) 15:19:21

【人】 羽井 有徒

── ホテル ──

[さて、ホテルに戻ってきても特に用事も予定もないのだけど。
また遊技室でカモ相手に巻き上げようかと思案していれば目についたのは一人の女性。
興味を引いたのはその恰好だった。]


  失礼。
  何かお困り事でも?


[珍しい和装姿に、よく見れば髪が本物じゃない。
職業柄”こういう装い”は良く目にしている分、一目とは言わないが注意して見ればすぐにわかる。
なのだから興味を引くなというのが無理な話。
ただ、いきなりそれを指摘するような不躾な真似はしないけれど。]


  迷惑でなければ、手を貸そうか?


[さて、相手は何をしていたのか。
まさかまだ朝食中ということはないだろうけど。]*
(87) 2020/07/26(Sun) 15:30:16
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a36) 2020/07/26(Sun) 15:32:27

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a37) 2020/07/26(Sun) 15:48:39

【人】 羽井 有徒

── ホテル ──

[それはそれで>>107大丈夫じゃないようなって思いながらそっと背中に手を当てて、また急に倒れそうになったときに備える、必要はなかったのかもしれないけど。]

  ………

  ………

  ………食べたいの?


[すぐ近くには名産らしい豆腐が陳列されている。
さすがのリゾートホテルなのだろうか、ずいぶんとぼったくりと言いたいような値段がついているが。]


  違った?


[ネタバラしすると、着物姿を目で追っていたから何に驚いたのか一部始終を見ていたのだ。]*
(111) 2020/07/26(Sun) 17:44:55

【人】 羽井 有徒

── ホテル:豆腐屋? ──

[>>119男は皆、紳士という皮を被った獣ですよ、お嬢さん。]


  そ、違ったか。


[笑いを堪えても目が笑うし唇の端がプルプル震える。
続く言い訳に吹き出しそうになるのをさらに堪える必要に迫られた。
というか、どこぞのお嬢様だろうかと思いかけて、そう、その違和感に興味を覚えたのだと思い出す。]


  それじゃ俺は買おうかな。


[落とした巾着を拾って、はい、って彼女に渡す。
それから、名産品だという豆腐を買って、パッケージを半分に割ると片方を着物の女に差し出した。]


  はい、これ、貰ってくれる?
  二つも要らないから。


[丁度、真ん中で一丁ずつ二つに割れるパッケージがあってよかった。]*
(121) 2020/07/26(Sun) 18:32:47
― トークルーム:時見ユエ ―

『おはよーございます、真珠です。
 昨日はありがとうございました!

 薄氷さんも妹さんもオッケーですよ!
 薄氷さんとは昨日展望台で一緒に星を見てたんですよ〜
 ユエさんの知り合いの方だったんですね。

 日時はいつでも大丈夫なので、皆様の都合に合わせます。
 …あ、薄氷さんの連絡先は私は持っていないです…』*

― トークルーム:早乙女 真珠 ―

『おはようございます、こちらこそ長い時間付き合ってくれてありがとう。
 俺も薄氷さんとは知り合ったばかりだけど、真珠ちゃんも顔見知りなら良かったよ。
 了解、じゃあみんなに聞いておきます。
 薄氷さんの連絡先は知ってるから大丈夫だよ』

【人】 羽井 有徒

── ホテル:豆腐屋? ──

[確かに豆腐としては観光地相場としても高いが。
この面白い反応>>143>>144が見れただけでも十分な気がしてきた。
が、もうちょっとからかってみるかと悪戯心が擽られてしまう。]


  あ、そう。
  別にお返しとかいいんだけど。
  じゃ、これ、捨てとくわ。


[と、あっさりと差し出した豆腐を引っ込めた。]


  ところで。
  暇だったらお茶でも付き合わないか?


[ニンマリとした笑顔を向けて、あとついでに買ったばかりの豆腐も掲げて。]*
(163) 2020/07/26(Sun) 19:39:55

【人】 羽井 有徒

[まるで万華鏡のようにコロコロと表情を動かす女に笑いが止まらない。>>180]


  アッハハハ、面白い奴。
  あのな、男が”付き合え”って言ったら奢りなんだよ。


[世の中には男女平等を謳って割り勘にこだわる女や奢られることを極端に嫌われる女いるが。
もっと単純に誘った方が金を出す、それだけでいい。]


  なら、ここのシェフに頼んでみるか?
  イタリアン。
  
  それとも、自分で作ってみるか?ん?


[豆腐を2丁、手に乗せてもう一度差し出してみる。]*
(183) 2020/07/26(Sun) 20:37:34

【人】 羽井 有徒

── ホテル:豆腐屋? ──

[人がうろたえる様>>197は存外おもしろいもので。
ちょっと笑いすぎたかと思ったとたんに今度は驚く番だった。]


  ハハ………は?


[今までの言動から基本的に金銭に余裕のある方ではないと思っていた。
だが、今この女は自分で作ると言い出したのだろうか。
キッチン付きの部屋なんてスイートぐらいしかなさそうだけれど。

─── まさか、スイートなのか?

いや驚くところはそれだけじゃなくて。
それはつまり、見知らぬ男を部屋に招くということだけど。
と、一瞬間の逡巡の後、好奇心が勝った。]


  ……本当にそうなら、お願いしようか。


[さてどこまでこの女が本気で言っているのか。
試すように、そのまま豆腐の入った袋を女の手に渡した。]
(210) 2020/07/26(Sun) 21:40:53

【人】 羽井 有徒

[……さて。
そういうことになるなら、買い出しから荷物持ちを経て、今日のランチはご馳走にあずかることになるだろう。
もちろん、その場合の食材費はこっちで持つが。]*
(212) 2020/07/26(Sun) 21:41:18
 
   ……私、あの頃より大人でしょ?
 
 
[ジッと上目遣いに先生を見上げて
 んふ、としなをつくって微笑みかけた。
 むぎゅうと腕にしがみついて胸を押し付けたのは
 まあ。成長しましたよってことで。でも。]
 

『真珠ちゃん、こんにちは。

 もしお昼に予定が無ければ、一緒にフレンチのコースを食べませんか?
 1万円あれば、料理とワインが楽しめると思うけど……
 お高いので、無理にとは言いません。

 楽しんでますか?
 私は二日連続で乗馬体験したけど、楽しかったよ。
 また連絡します♡』


[ジェシーの写真を添えて。送信。*]

【人】 羽井 有徒

── 閑話休題 ──

[この如月町には、この街で唯一の知り合いが営む喫茶店がある。
6月を意味する店名のそこは、何の変哲もない料理のくせに、妙に美味いと評判だった。

メニューにあるのは【サンドイッチ】【ガーリックトースト】【ナポリタン】【オムライス(デミソース+100円)】【ビール】【コーラ】それと手書きで【インスタントコーヒー】の文字だけ。

もちろん、商売っ気のないこの店にやってくる客は決して多くない。]


  シン……なんだこのふざけたメニューは。


[なんて文句を言ったものだ。
でも、頼んだオムライス(一番手間が掛かるから嫌がらせで)とインスタントコーヒーは、妙に懐かしい味がした。
ずっと昔、まだシンと自分が右も左もわからない小僧だった頃の。
もちろん美味いか不味いかは───…]*
(230) 2020/07/26(Sun) 22:22:59

【人】 羽井 有徒

── スイートルーム ──

[結局、買い物をしてから女の部屋にやってきた。>>245>>246
別にやましいことがあるわけじゃし、さすがに分別はつくつもりだったが。]


  そういえば、名前聞いて無かったよな?
  俺は羽井(はねい)、都内で飲食店を経営してる。


[だからちょっとだけ小金持ち。
と言ってもスイートルームに泊まれるほど金が有り余ってるわけではないけど。
それで、女が名を名乗ったのなら『面白い名前だな』と感心しただろう。]


  あ、これここ置くぞ。


[それから買ってきた食材をキッチンに並べて、それからワインクーラーに氷を貯めて買ってきたワインを突っ込んだ。
イタリアンならワインでしょ、と。]



  手伝えることはあるか?


[ただ待っているのも手持無沙汰だと手伝いを申し出る。
断られたのなら、スイートルームの質のいいソファで大人しく待っているとしよう。]*
(253) 2020/07/26(Sun) 23:05:30


   .........そうだな。
   

[高校生にはない色気を帯びる姿と腕に伝わる膨らみは、彼女の言葉により説得力を与える。その内側にどれぐらい幼さを宿しているのかも俺にはみえないから。]

  
  っ、……は、

[ 短く呼吸繰り返して。
 ほんのり甘い吐息を零す。

 不慣れさは、伝わってしまったかもしれないけど
 弱音を聞いてもらったからか。
 見栄を張ることはしないで、たどたどしく。
 さらに唇を、深く重ねるのは、もう少し一緒にいたい。

 触れあっていたい、と思ってしまったから――…**]

― トークルーム:市村真由美 ―

『真由美さんっ!こんにちは(∩´∀`)∩

 うわー!フレンチのコース!!昨日言ってたやつですね!
 めちゃくちゃ楽しそう&おいしそうですね〜〜!
 でも、すみません〜〜(´;ω;`)
 午後からワイナリーに行こうって
 お約束をしてしまった方がいて…
 フレンチをゆっくり味わう時間を取るのが
 難しいかなって思うので、お昼は遠慮させて頂きます〜…

 その代わりにと言ってはなんですが、
 もし水着とかお持ちでしたら、明日プールに行きませんか?
 ひとり、イケメンも一緒かもしれないです。

 わぁ!乗馬!真由美さんすごい素敵ー!
 このお馬ちゃんに乗ったんですか??
 カワイイー♡
 私も昨夜は星を見たり、楽しんでます(*´ω`*)』

― トークルーム:時見ユエ ―

『ユエさんと話してると楽しくて!
 長い時間もあっという間だったよーほんと、ありがと!

 薄氷さんの連絡先もご存知なんですね!よかった!
 連絡役お任せしちゃって申し訳ないですが、
 宜しくお願い致します。

 あたしは今日の午後オッケーです!
 そうだ、もしお昼未だで、お暇なら軽く食べていきませんか?
 すきっ腹にアルコールは良くないって聞いたよ!』

[と、薄氷さんが忙しい(?)ことも知らず、送信。
 なんていうか、知らないので、ずらす理由が、なくて。]*

【人】 羽井 有徒

── スイートルーム ──


  有徒(ゆうと)だ。
  別に秘密にするような大した名前じゃない。


[からりと笑う。
秘密にしてもよかったかな、なんて。
この女を揶揄うのが癖になりそうだった。]


  どうだろうな。
  野球チームのオーナーが、
  野球上手いとは限らないだろ?


[確かに、美味いものは沢山知ってはいる。
だけど舌が肥えているかというとそれはまた別の話で、人の味覚ってのは子供の頃、つまり育ちが大きく影響するとも言われるし。]
(336) 2020/07/27(Mon) 7:06:26

【人】 羽井 有徒

 
 
  面白い名前だな。
  そのまま芸名か源氏名みたいだ。


[下の名前もそうだけど、まず雅楽って苗字が珍しい。]


  いいんだよ。
  イタリアンにワイン、こういうのは雰囲気だ。

  味噌汁、いいな。
  急に和っぽくなってきたけど。


[洗い物をしながら雅の様子を伺う。
素人は素人なのだろう、手慣れてはいるがプロのそれとは比べるべくもない。けど、それで料理が劣っているかは決まらない。
味付け、盛り合わせ、そして雰囲気、人間の舌は案外不安定だ。]
(337) 2020/07/27(Mon) 7:07:26

【人】 羽井 有徒

[でも、その顔に浮かぶのは玉のような汗。
雅は明らかに体調が悪い、それを押してこうして料理に励んでいる。
「ウィッグを外したら」「着物はキツくないか」掛けられる言葉は幾つもあるが、彼女がそれを隠す以上は、案じはしても止めはしない、踏み込みはしない。
それに、そうであることを悟られないことが、彼女にとって大事なこと、そういうこともあるのだから。]


  なんかの心理テストか?


[とぼけて言う。]


  ……答えは『半分だ』だな。


[“もう“でも“まだ“でもない。
ただ、半分である事実を認識する、それだけ。]
(338) 2020/07/27(Mon) 7:08:53

【人】 羽井 有徒

[出来上がった料理をテーブルに並べて、二人の食事会。
グラスに少しだけ注いだ薄い朱色のワイン。
ワインの作法も出来なくはないが、あまり気取り過ぎるような場面ではないだろう。

彼女が席につけばグラスを小さく掲げる。]


  ……いただきます。


[そう言って。]*
(339) 2020/07/27(Mon) 7:09:32
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a91) 2020/07/27(Mon) 7:11:59

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a95) 2020/07/27(Mon) 8:11:51

『お誘いありがとう。
 ワイナリーも楽しんで来て。

 そのイケメンはデートに誘ったつもりだと思うよ? 
 私も誰か連れて行って、雰囲気良くなったら外そうか?

 お昼ご飯は約束があるから、それ以外ならOKです。
 真珠ちゃんの水着姿、可愛いだろうな💕』


[まあ、真珠ちゃんの水着姿を見たい誘惑に負けました。]

【人】 羽井 有徒

── スイートルーム ──

[─── 好きじゃなきゃ……

その言葉に素直に頷くことはできなかった。
成功者になりたくて、飲食店、とは言っても夜の街のだが、そこから始めた。
今、ようやく表でも成功しつつあるが。それが好きだったかと言うと、決してそんなことはなかったと思う。]


  ………バレてたか。


[わざとらしく肩を竦める。でも、きっと自分はそのどちらの選択もしない、それには確信があったから。]
(367) 2020/07/27(Mon) 15:02:41

【人】 羽井 有徒

 

  ああ、美味い。
  味付けもよくあってる。


[上質な豆腐のコクと味、それに香り。
それとイタリアンの味付けがよくマッチしている。]


  この味噌汁も案外といい取り合わせだ。

  これなら店に出せるか。
  ……いや、まて、原価が……


[と、頭の中でソロバンを弾いてみた。]
(368) 2020/07/27(Mon) 15:03:07

【人】 羽井 有徒

[食事を終えて、空になった雅のグラスにワインを注ぐ。それほど量は多くない。]


  ご馳走さま。
  おかげで美味しいランチが食べられた。


[プロ顔負けと言えば少し大袈裟かもしれないけと、ホテルのレストランで味わう食事とはまた違う美味しさがこの食事にはあった。]


  うちの開発室に呼ぼうか?


[なんて、笑って冗談を言う。
家庭的なレストランをコンセプトに店を出してみるのもいいかもしれないと、そう考えながらワインのグラスを空にした。]*
(369) 2020/07/27(Mon) 15:03:40
― トークルーム:早乙女 真珠 ―

『そう言ってもらえると嬉しい。俺も真珠ちゃんと話すの楽しかったよ。

 昼飯いいな〜。2人にも聞いておくよ。
 何が食べたいとかある?』

[と返信しつつ、残念ながら薄氷さんの現状は知りようがないので、そのまま彼にも『ワイナリーの前に昼食ご一緒にどうですか?』なんて送るだろう。
ちえには傍らにいたならそのまま口頭で、離れていたなら同様のメッセージを。
もし今後薄氷さんのアルコール耐性を目にする機会があったなら、本人の自認に対して宇宙に浮かぶ猫の顔をするかもしれない。
]

― トークルーム:市村真由美 ―

『真由美さんも、フレンチコース楽しんでくださいねっ
 明日会ったときにでも感想とか教えてくださ〜い♡

 でっ、でで、デート!?
 いや、ないない!ないですよ、たぶん…
 でも、真由美さんが気になるなら、
 誰か他の人が一緒でもいいですよ
 真由美さんたちの方の雰囲気がよくなったら
 私たちが外しても良いですし!
 それと、真由美さんの水着姿のほうが絶対きれいですって!

 …じゃあ、明日午前中にプール集合お願いします♡』

[お風呂で見た裸身を、
 そりゃあ綺麗だと思ったんだから
 お姉さんの覚悟は思い浮かぶ余地もなくて。
 女同士の結託?をお姉さんとしていることに
 ちょっとわくわくしたりなんかしちゃって。
 明日、楽しみだなぁ。]

― トークルーム:時見ユエ ―

『ありがとうございます〜。
 特に希望とかはないんですけど、あんまり重くなくて、
 さくっと食べられるものがいいなーとは思ってます。

 いま、どちらにいらっしゃいますか?
 そちらに伺いますね…?』

[はふっ、とひと息吐いて。
 とりあえずはエレベーターホールへ向かって歩き出そう。

 返信の間隔から言って、
 ユエさんがまだスマホを見てる可能性は高いと思う。
 …隣にちえさんがいるかも、っていう事項は
 正直失念してたけど。]


  お仕事、大変だと思うから……
  折角のオフだし、麗央くんがのんびり、ゆっくり
  羽を伸ばせるといいなって。

  ひとりが退屈になったらいつでも声かけてね。

【人】 羽井 有徒

── スイートルーム ──


  舌って不思議なもので、
  どんなに高級料理を食べたって、
  ガキの頃に食べた鯖味噌定食が、
  一番美味かったりするんだよな。


[高級な料理が必ずしも好まれるとは限らない。
懐かしい味、普遍の味、手頃なインスタント食品や、ジャンクフードが喜ばれるときもある。]


  でも、これは本当に美味しかった。


[空になった皿に目線を落として、笑顔のままそう言った。]
(395) 2020/07/27(Mon) 17:44:13

【人】 羽井 有徒

 
 
  俺?俺はもう4日ぐらい。
  

[グラスをゆっくり回す。
仄かに立ち上るワインの香りが芳しい。]


  そうだな。
  ここに来て初めて乗馬ってのをやってみたが、
  あれはいい、ちょっと他にはないな。


[他にも、遊技室でのゲームやプールのこと、シアターもなかなか本格的であること。他にもレストランやビュッフェなども充実していて、どこも楽しめる、とそう伝えて。]
(396) 2020/07/27(Mon) 17:44:32

【人】 羽井 有徒

 

  あとは、葡萄畑とか。
  花畑なんかも綺麗だったな。

  あと、まだ俺も見てないけど、
  夜の沢は蛍が綺麗らしい。

  あとはそうだな。
  夜といえば展望室とか。


[静かにそこに居るだけでもきっと楽しめる。
そんな場所をお勧めしたが。]
(397) 2020/07/27(Mon) 17:45:13

【人】 羽井 有徒

 

  だけど───…


[ふと、思い浮かんだ言葉。

『感動を共有出来て、嬉しい。
 独り占めしちゃうには、もったいないもの。』

腑に落ちる。
この街で、かつての友と再会し、喜び、そして
妬んだもの
。]


  誰かと、一緒ならもっと、な。


[そう。
喜びや悲しみ、辛さや苦しさを共有しあえる人が隣にいたなら、どんなに素晴らしいことだろうか。]
(398) 2020/07/27(Mon) 17:46:31

【人】 羽井 有徒

 
 
  今、誰の顔を思い浮かべた?


[ニヤリと笑って雅の顔を見つめた。
もしも、彼女に思い浮かぶ人がいるなら、それは幸せなことだろう。
それが叶うかどうかは別にしても、きっと、それだけで。]
(399) 2020/07/27(Mon) 17:47:49

【人】 羽井 有徒



  ……それじゃ、俺はそろそろ。
  ありがとう美味しかった。


[揶揄うような笑みが柔らかな笑みへと変わり、すっと席を立った。特に引き留められなければこの部屋を去るつもりで。]*
(400) 2020/07/27(Mon) 17:48:07
── 真珠ちゃんへ ──

『気をつけなさい。男は狼なのよ♪

 朝プール了解です!
 誰も誘えずに一人で現れても許してね😋
 どっちがなんてナンセンス。
 2人とも可愛い&綺麗でいいじゃん♪

 明日楽しみにしてるね♡』


[さて、後で水着買いに行かなきゃ。**]

―メッセージ:ユエさんへ―
[ 若者たちが使っているハイカラなSNSではなくて、
 ショートメールを使っているのは、
 あのアプリの使い方がよく分からないから。
 
 ユエあたりに聞いたら、使い方を教えてくれるだろうか。]

 『お疲れ様です。薄氷です。
  昼食のお誘い、ありがとうございます。

  今、外にいるのですが、迷わなければ
  すぐに帰ってこれると思うんですが、
  土地勘がなくて、あまり自信がないので、
  昼食はまた次の機会にお願いします。

  お食事終わるころには、きっと辿り着いているはずなので
  その時は宜しくお願いしますね』

[ 方向音痴ではないよ。
 神保町では迷ったりしないし
――地元だからね
*]

不意に囁かれた気遣いに、心がぽかぽかした。真珠ちゃんは、親に真っ当に愛されている、いわゆる良いとこの子なんだなって羨ましく思う。

 家族の為に頑張って働いてくれている、お父さんやお母さんに感謝できる環境にいるのだろう。こういう娘なら、母親になったら良いお母さんになるのだろう。子供がいなくても幸せになるのだろう。]

うん、ありがとう。優しくしてくれて。

[打算のない優しさを向けられる。それを心地好く思えるうちは、まだ頑張ろう*]

【人】 羽井 有徒

── エレベータ ──


  さっきの質問……俺も教えてもらったんだよ。


[ゆっくりと扉が閉まる。>>420
経験、きっとそういう機会はいくらでもあった。
でも、それを貴重だとも、価値あることだとも思ってなかった。

何かを共有する、それだけで喜びになるなんてこと。
そういう振りはしても、そんな経験なんて無かった。
自分にとって女は、性欲を満たすためか、あるいは……ただの商品。]


  今更それを欲しがるか。


[─── お前のせいだぞ。
恋人の横で、幸せそうな柔らかな空気のお前が、今はどうしようもなく
妬ましい
。]*
(435) 2020/07/27(Mon) 20:13:19
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a112) 2020/07/27(Mon) 20:21:43

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a113) 2020/07/27(Mon) 20:21:43

【人】 羽井 有徒

── ??? ──

[どこか遠く、チャペルから聞こえてくる鐘の音。
無性に耳障りなその音が凪いでいた心をザワつかせる。
昨日もそうだった。
誰かと誰かがオープンカーで去っていく姿が癪に障った。

どうして?いいことじゃないか。
頭はそう思っていても、心のざわつきは収まらない。

なぜ人の幸せを憎む。
今まで手にしようとすらしなかったくせに。
そんなものは無駄だと、ずっとそう思ってきたくせに。

なぜ今になってそれを
妬む
。 ]*
(441) 2020/07/27(Mon) 20:32:08

【人】 羽井 有徒

[一度、手洗いに寄れば鏡に映った自身の顔が随分と陰を帯びていることに気が付いた。

グラサンを外してその場に置くと。
バシャバシャと水で顔を洗うが、冷たすぎないそれが今は物足りない。

クイクイと口角を動かして、それから目元を押さえて二度三度瞬きをする。
表情が柔らかくなっていく。
十秒もあれば、ほら元通りの青年実業家、少しガラの悪いだけの羽井 有徒のできあがり。

再びグラサンを掛けてトイレを後にする。]
(458) 2020/07/27(Mon) 21:16:51
 

 
そのドレス着ておめかしして
どんなことがあったか
結果報告、よろしくね?
 
 

[先輩には曇り空より青空が似合うなって、今度は心の底から微笑んで。]

【人】 羽井 有徒

── ホテル:外 ──

[人はそれを”ストイック”と言った。
違う、ただ決めたことを繰り返すことしかできなかっただけ。
休暇を取ってリゾートホテルに来ているというのにそういう癖は抜けてくれない。

朝のジョギングから始まり、それから遊技室でゲームに興じる。
ビリヤード、ダーツ、カード、多少の金を動かしながら他の名も知らない宿泊客と勝負する。

それから昼食を取り、街へと出る。
如月町、何かがある”はず”の街。
今はまだそれを見つけ出すことができていない。

そういう三日を過ごし、四日目で乗馬に出会い。
五日目の今日は午前に乗馬、そして今はただなんとなくハイキングコースを周っている。
違うのはそれぐらい。

そしてこの後は、またBARへ行き、一日の最後にプールで泳ぎ心地よい疲労の中で眠りにつく。
きっとそう、多少の違いがあっても、きっと変わらない。

バカンスだというのに、結局、毎日同じことを繰り返す。]*
(501) 2020/07/27(Mon) 22:11:53

[ちょうど逆光になって。
俺の視界から麗央の表情が消える。
 

【人】 羽井 有徒

── BAR ──

[如月町のリゾートホテル、アムシェル・モーゼスの一階にそれはある。
いまや随分とお気に入りの店となったBARだ。
宿泊初日から、陽が沈みかけるとここにきて一杯、あるいは二杯引っ掛けていく。

それから食事を済ませ、またここに戻ってくることもあった。

バーテンダーがいいとか、酒が美味いとかじゃない。
ただ、なんとなく、なんとなくここの雰囲気が気に入っていた。]


  ……で、結局、毎日来てるな。


[ただ、この街を離れてしまえば通うには遠すぎるか。
ショートグラスに注がれた、カンパリとウイスキーの赤味がかった色のカクテル、オールドパルを口へ運んだ。]*
(526) 2020/07/27(Mon) 23:00:28

【人】 羽井 有徒

 
 
 「誰かをお待ちですか?」


[おせっかいなバーテンダーの問いかけにゆっくりと首を横に振る。誰を待っているわけじゃない、待つ相手はいない、が。]


  いや、待ってはいるのか。


[どなたを?という問いかけが続いてフっと笑う。
そして、きっと要領を得ないであろうことを口にする。]


  ”運”、かな。


[きっとそう偶然でも、縁でもなく、ただ理由を持たせたくなる何か。]
(527) 2020/07/27(Mon) 23:01:12

【人】 羽井 有徒

 
 
  ……スレッジハンマーを。


[二杯目は決まってスレッジハンマー。
それもライムは絞ったものを使うから、ほとんどウォッカそのものでガツンとアルコールを効かせる。]*
(528) 2020/07/27(Mon) 23:01:37
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a133) 2020/07/27(Mon) 23:35:39

 
─そして─
 
[それは、日も落ちて
 夕方というよりは夜になってしまった頃。
 
薄氷さん
に届いたメールが一通。]
 
 
   『朝はありがとうございました。
    智詞さんにお時間あるなら
    蛍を観に行ってみませんか?

    会いたいです。

                詩桜』
 
 
[ほこほこ、ツヤツヤ。
 入浴後にバスローブ姿で悩みつつ、送信。]**
 

― 夜のこと:詩桜からのメール ―
[ 多少(?)の酔いも夜には、醒めて。
 そこで漸く、1通メールが来ていることに気づく。

 夕暮れは過ぎ、日が沈んだ夜間のこと。]

  『こちらこそ、朝はありがとうございました。
   色々とお世話になってしまいまして……

   蛍、良いですね。
   昨夜は、チェックインが遅かったので
   観に行かなかったんです。

   ぜひ、ご一緒させてください。
   ロビーで待っていますね。』

[ 素敵な誘いに、二つ返事を返した。
 向かう前に、鞄に先程のプレゼントを入れておこう。
 シャワーは浴びたし、酒は残っていない。

 朝の事を思い出すと、まだ少し照れくさいというか
 恥ずかしい想いもあるのだけど、
 それよりも、同じ一日の中でまた会えるのが楽しみだった*]

 
    『良かった。
     今からロビーに向かいます。


                詩桜』
 
[メールを打ち、ロビーに向かう。
 ああ今からもう頬が熱くて動悸がするけど

 緊張よりも嬉しさの方が勝っていた。]*
 

【人】 羽井 有徒

── BAR ──

[もしそれが運だというのなら、この街にはその運を齎す何かがあるのだろうか。
現れた真由美の申し出>>569に、快く頷いた。]


  どうぞ。
  ちょうど退屈していたところ。


[返答と共にバーテンダーが真由美におしぼりとメニューを渡す。]


  そ、一人寂しくね。


[早速そんな軽口を笑い返しながら。
というか、“今日は“というか“今日も“なのだけど。]


  そういう真由美さんも?


[聞き返したとほぼ同時にスッと頼んでいた酒が目の前に置かれた。]*
(583) 2020/07/28(Tue) 7:08:30
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a146) 2020/07/28(Tue) 7:17:43

【人】 羽井 有徒

── BAR ──

[少し意地悪な、でも小気味いい悪戯な返し。
その笑顔につられるように笑って。]


  両方かな。

  ─── 乾杯。


[一緒にグラスを掲げる。
触れ合わせることはせず、真由美を横目に見ながら、ゆっくりと口元に運べば、ウォッカの強い酒精が喉を灼く。

キール。ワイナリーを所有するこのホテルらしいカクテル。綺麗な赤が妙に艶っぽい。
それに─── ]
(586) 2020/07/28(Tue) 8:58:35

【人】 羽井 有徒

 

  俺もかなり気に入ってて、
  ここに来てから毎日通ってるよ。


[気に入ったらとことん。乗馬のことといい、自分のそういう気質がよく現れているのかもしれない。]


  入ろうかと悩んでるけど。
  どうしようか?


[ニコリと笑いかけながら、迷うようにというよりは尋ねるようにそう言って。]


  ってことは真由美さんは都内の人か。


[なんて、会話の端から人の情報を読み取るような真似をしてしまう。これも一種の癖か。]*
(587) 2020/07/28(Tue) 8:59:19
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a150) 2020/07/28(Tue) 18:00:54

【人】 羽井 有徒

── BAR ──


  ハハ、嬉しいことを言ってくれる。
  それなら、俺も寂しくはないな。


[にっこり笑う真由美の答え。
満足そうに笑うと、クっとグラスを傾けて透明なでも酒を喉に通す。]


  葡萄畑か、そのコースも良さそうだ。
  沢に沿ったコースとかほかにもいくつかあるみたいだし。

  また明日も行くかい?

[自分はといえばここに滞在しているうちは毎日でも乗りに行こうと思っていた。]
(624) 2020/07/28(Tue) 19:52:10

【人】 羽井 有徒

[都内かと聞いた問いへ濁した答えは特に気にすることもなく。
もともと詮索のつもりで聞いてわけでもなし。]


  いいところか。
  上階にあるプールなんかは夜にいくと結構いい。

  ああ、沢の蛍は綺麗らしいな。
  まだ、見てないけど。
  

[あとは、街に出れば結構大きなショッピングモールや大学なんかがあって、それから不思議な洋館や高台の神社、それに少し行けば海があるらしいこと。学生が多いのもあってかお洒落なカフェやお店が多いこと。
そういう、ここ数日で見聞きしたことを話したが。]


  でも……ただの街だな、俺にとっては。


[最後に小さく呟いた。
どこにでもある、少しにぎやかな街。
誰かがそう言うような特別な何かはどこにもない。
小首を傾げる真由美に、一瞬陰った顔をすぐに取り直し微笑んで見せた。]
(625) 2020/07/28(Tue) 19:53:01

【人】 羽井 有徒

[ふと、思い出したことがあった。]


  そういえば、明後日だったかな。
  たしか河川敷かどこかで花火大会があるらしい。


[この如月町主催の花火大会。
このホテルでも浴衣なんかの衣装の貸し出しがあるってことで、もしかして知ってるかもしれないけど。]


  あ、もう誰か一緒に行く人が決まってるとか?


[そうであれば「寂しくは無いわ」の言葉の意味も違ってくるか。]*
(626) 2020/07/28(Tue) 19:53:27

【人】 羽井 有徒

── BAR ──


  そ、予定があるっていうのは良いことだ。


[そう、自分みたいに決めたルーティーンを守るのとは違う。
”共有”する誰かと何かをするということ、それを喜ばしいと思えること。]


  それじゃ、明日はジェシーに乗ろうかな。


[残念そうに微笑む真由美に得意満面という笑みを見せる。
─── 悪いなギンザン、男は誰だって可愛い女の子のほうがいいんだよ。]
(645) 2020/07/28(Tue) 20:47:26

【人】 羽井 有徒

[で、唐突に、蛍を見に行こうと誘われた。>>635]


  お、おい。
  なんだ突然。


[それは拒むことを許さない笑顔。
マスターに会計を部屋につけるように告げて立ち上がる。
どうしたのだろうかと疑問、それを考える間も与えてくれない。]


  わかったわかった。


[そもそも別に見に行きたくないってことじゃない。
あまりにも突然すぎてどうしたのか思っただけで。]


  美人の誘いは断われないな。


[なんて。
中途半端に気取ってみたけれど、戸惑いと可笑しさで笑ってしまって、全然恰好なんか付かなかった。]
(646) 2020/07/28(Tue) 20:48:09

【人】 羽井 有徒

── 沢へ行く道 ──

[疎らな人影にはカップルの姿もある>>612道を、沢へ向かって二人並んで歩いていく。
もちろんどこぞのカップルみたいに手を繋いだりはしていない。>>627]


  そういえば。
  今夜はお洒落な恰好だな。
  ちょっと雰囲気が違う、うん、よく似合ってる。


[空色のワンピースにジャケット
そういえば今までは馬に乗りにいく真由美しか見たことがなかったからちょっと見違える。
20半ばと思っていたけど、今は幾分か大人っぽく見えるか。]
(649) 2020/07/28(Tue) 20:50:15

【人】 羽井 有徒

 
 
  なあ、真由美って普段なにしてるんだ?


[
『市村 真由美』その名前しか知らない、歳も、住んでる場所も。それは、ただの宿泊客同士だから当たり前のことだけど。]


  そういえば、そういう話してなかったな。
  
  ─── 自己紹介的なやつ。


[積もる話というわけではないけれど、ふと、気になって聞いてみた。]*
(652) 2020/07/28(Tue) 20:51:13

【人】 羽井 有徒

── 沢 ──

[その質問は失敗だったか。
ついさっきまでご機嫌だったのに、急に唇を尖らせて。

蛍を追って先をいく真由美の背中を見ながら、首筋を手でさすった。

「色眼鏡で見られるの。好きじゃないから。」

つまり、そういう仕事なのだろうか。
浮かぶのは自分の店のこと、夜の街で男たちの欲求を満たすための。もしかして真由美もそういう店で働いているのだろうか、と。]


  ……わかったわかった。


[手招く真由美に笑顔で答えて、でも足取りはそのまま。]
(683) 2020/07/28(Tue) 21:42:47

【人】 羽井 有徒

[それは美しい光景だった。
幻想的?神秘的?いいや、ただただ美しいという形容以外に何も必要ない。]


  ……………


[発する言葉もなく。
ただ目を細めてその光景に見入る。
明滅する蛍の光、それは街のネオンなんかよりもずっとずっと綺麗で。]


  星が降りてきたみたいだな。


[そんなこと、ガラにもなく口走っていた。]
(684) 2020/07/28(Tue) 21:43:33

【人】 羽井 有徒

[それから、真由美の言葉に目を丸くした。
意外だったから、真由美が保育士であることがではないけれど。
だから、思わず笑いだしてしまった。]


  プ……ハハハ


[─── ああ、馬鹿みたいだな。
そう、色眼鏡で見られることが好きじゃないといった真由美に自分は真っ先に夜の女であることを想像した。
偏見なんてものはどんな職業にもある。
保育士と聞けば「優しい」とか「母性的」というイメージ。
それを嫌っただけかもしれないのに、自分は自分の世界に持っている偏見を思い浮かべたのだから。]


  羽井 有徒(はねい ゆうと)
  32、職業は飲食経営。
  独身、恋人なし。


[すっと手を前にだすと指先に蛍が止まった。]*
(685) 2020/07/28(Tue) 21:46:07
[ 囁くように、歌うように、この言葉を紡ぐ。]

  
好きだよ
――…

[ 間近で覗きこめば、
 また、天の色は、夜明け色に――染まった。*]

【人】 羽井 有徒

── 蛍の沢 ──

[やっぱり怒られた、それはそうだ。
でも、顔は笑ったまま元に戻ることはなく。]


  ごめんごめん。
  別に真由美のことを笑ったわけじゃなくて。


[でも、今度はそのどこか子供っぽい怒り方に笑ってしまって。]


  モテそうだもんな……真由美先生。


[ちゃんと意味を理解してるってわかるように応える言葉。]
(701) 2020/07/28(Tue) 22:27:19

【人】 羽井 有徒

[指先に泊まった蛍が光を帯びて。
しばらくそのまま指先でその黄色の光を点けたり消したり、そうして指先に飽きたのか蛍は飛び去ってしまったけど。
でも、自分の視線は蛍ではなくて、それをじっと見ていた真由美に向けられていた。
だから、ベって舌を出して手を取る真由美に苦笑いのような照れ笑いのような笑みを向ける。]


  どうやら俺の部屋からも花火が見えるらしくて。
  ゆっくり眺めようかとおも思ってたんだが。


[でも、誰かと『感動を共有』できたら、きっとそのほうが楽しいのだろう。]


  真由美のそれは、……誰かと?


[返ってこなかった問いかけの答えをもう一度確かめながら。]


  もし誰かと二人でなら。
  ……花火を見に行くのもいいかもしれないな。


[と、今度は真由美ではなく、蛍を目で追いながらそう言った。]*
(702) 2020/07/28(Tue) 22:28:34
 
   
私は、大好き、です。

 
 
   ……これからよろしくお願いします。
   智詞さん。
 
 
[濡れた東雲は天の色を写す。
 夜明けの色と昼の色とが混じり合った。]*
 

 
  じゃ、私は――…

[ 自分の方が好き、というように大がつく。
 それがまた可愛らしくて、くすりと笑った。
 
 腰を抱いて、少し上げられた顎先に指を添えて
 そのまま、ゆっくりと正反対の色は、混じりあっていく*]

【人】 羽井 有徒

── 蛍の沢 ──

[寂しくありませんってそういう真由美の笑顔>>712にやっぱりこちらも笑顔になる。]


  ふーん、……そう、だよ。


[オウム返しのような言葉を口にしてしばらく蛍を眺めていたけど、不意に彼女のほうを向けば、こちらを見ていた真由美の目と目が合う。]


  じゃあ、俺と花火を見に行かないか?
  一人寂しく過ごそうとしてるこの男と。


[ニィっと笑って、真由美を見つめたまま。]


  あと、……キスしていいか?


[答えを待たずにゆっくりと顔を近づけていった。]*
(718) 2020/07/28(Tue) 22:56:51

【人】 羽井 有徒

── 蛍の沢 ──


  ……残念、いけると思ったのに。


[言葉通り残念そうに、でも予想通りって顔で笑う。]


  犬はいいな。
  でも寂しさが埋まって満足しちゃうと駄目らしい。


[何が駄目とは言わず。
なお、実はすでに犬を飼っていたりする。
今回の休暇は知り合いに預けてきているわけだけど。]
(736) 2020/07/28(Tue) 23:40:35

【人】 羽井 有徒

[目を細めてその光景を見ていた。
くるりと翻る真由美、その周りを蛍が飛んでいて、そう確かに。]


  ああ。
  ……綺麗だ、本当に。


[言葉では伝わらない。
だから、素直にそう言葉にした。
何が綺麗だったのか、その意味が彼女には伝わらなければいいと。]
(738) 2020/07/28(Tue) 23:42:04

【人】 羽井 有徒

[それほど離れた街じゃない。
でも、きっと、今のままだと多分……。
乗馬クラブへの入会を渋っている理由もまたそれ。
きっと、この街に二度と足を踏み入れることはないだろうという予感がある。]


  それは……良かった。
  俺もこの街は嫌いじゃない。


[決して嫌いじゃない。
良い休暇を過ごすことができているし。
でも、それでも素直にこの街を気に入ることができていない。]*
(739) 2020/07/28(Tue) 23:43:03
 




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