【人】 武官 継置■ドラマシーンA(1d) 氐宿 感情取得 市場は今日も賑わっていた。 百鬼夜行の先触れかあやかしがうろついているにもかかわらず、 平常と変わらないように見えるのは、 そのように人々が振舞っているからだろうか。 往来を歩いていくと、賑やかな通りとは少し離れた橋の上に、 見知った姿が見えた。 讃岐 氐宿と名乗る陰陽師とは、 年は継置とそう変わらないという。 春の陽気にあてられたのか。 折角だし声をかけて景気づけに酒でも飲み交わそうか、と 考えていた所で、ふと思い出す。 あの橋は確か、冥府と繋がっているとの噂のある、―― その姿がこちらを振り返り、 ――目が合った、気がした。 百継邸で見せる穏やかな姿とは別人のような、 どこか、寒々しい視線で。 (6) 青磁 2021/04/22(Thu) 23:24:10 |
【人】 武官 継置=== 庭の土を踏んで百継の元へと歩いていく。 泣いていた幼子はいつの間に、9年前の自分と同じ年になり、 しかし、華奢な印象はそのままであった。 緊張しているような顔つきで告げられた話は ――― 感謝の言葉を嬉しそうに語る百継は どこか慢心と危うさを孕んでいるように見えて、 素直に喜ぶことができなかった。だから、……だから。 「……礼を言うのはまだ早い。 そういうのは、百鬼夜行を封印してから 改めて聞かせてもらうさ、……もも」 思わず、ぽふ、と百継の頭に手をやってしまってから、 さっと引っ込める。 流石に義理の父を撫でる所を見られると面倒だろう。 こんな所だけ気が回るようになってしまった事は、 成長の証か、それとも、ただの慣れか。 (12) 青磁 2021/04/23(Fri) 2:12:35 |
【人】 武官 継置力あるものには、それだけ大きな縁が寄せられる。 ――良いものも、悪いものも、問わず。 不意に、亡き父の言葉が思い出される。 百鬼夜行の力が強大すぎて、 封印は百継の手に余るのではないか。 そんな不安を抱くのだったが、 ――――――げに怖ろしきはひとの心というもので* (13) 青磁 2021/04/23(Fri) 2:16:39 |
武官 継置は、メモを貼った。 (a15) 青磁 2021/04/23(Fri) 8:30:55 |
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