【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ−回想・ゆきのや− [とある学校が休みの日、 おばあちゃんが風邪をひいていたので 代わりに店番をしていた。 祭りが近くなければ、普段はそんなに忙しいこともない。 しょっぱい景品しかない子ども向けの スピードくじを整理していると、 しばらくしてラフな格好をした男>>43が 暖簾をくぐってお店に入ってきた。] ……らっしゃい お菓子あるよ見てくかい? [俺なりの努力で無愛想とまではいかないが、 猫を被ったような大人しい声であまり見ぬ客を出迎えた。 金平糖の他に、団子やスルメ、ラムネなど 故郷ではよく見る駄菓子は一通りお店に並んでいるが 彼の目に留まるものはあっただろうか]** (45) 2020/05/11(Mon) 19:45:21 |
駄菓子屋の孫 ユキムラは、メモを貼った。 (a20) 2020/05/11(Mon) 19:47:51 |
駄菓子屋の孫 ユキムラは、メモを貼った。 (a44) 2020/05/12(Tue) 18:32:59 |
【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ−セリアと− [声をかけると、花売りのお姉さんは どれにする?と籠をこちらに見せてくれた。>>61 籠の中には可愛らしい花が入っているが、 俺はあいにくそんなに花には詳しくない。] オススメの花を、何本か。 [残念ながら、色と形くらいしか区別がつかなかったので お姉さんに全てを丸投げした。 「お菓子が好きなの?」 と首を傾げ尋ねるお姉さんの視線の先には、 金平糖のつまった小瓶>>39があった。 そういえばおばあちゃんから貰っていたやつだ。] あぁ。実家が駄菓子屋でな。 お客さんに渡す飾りに使う花を買いにきた。 ……これは花屋さんに渡すつもりだったやつだ [ほら、と表情を変えぬまま、 袋ごと小瓶をお姉さんに差し出した。] 甘いお菓子だ。 疲れたら食べるといい。* (132) 2020/05/12(Tue) 19:01:51 |
【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ−回想・クレソンと− [きょろきょろと周りを見ながら入ってきた男は 籠を手に取ると目を輝かせてお菓子を手に取っていく。>>48] ……こどもか? [きっとボソッと呟いた素直な感想は 相手には聞こえなかっただろう。 フレンドリーそうな男は、 いくらか籠に目ぼしいものを詰め込むと 「君は店員さん?」とこちらに話しかけてきた。] ……まあな。 普段は俺のおばあちゃんが店番だが、 今日はあいにく風邪で俺が店番だ。 [人と話すのはそんなに得意ではないが、 楽しそうにお菓子を選ぶ男に悪い気はしないと思いつつ。] (135) 2020/05/12(Tue) 19:18:49 |
【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ俺のオススメは「ゆきだんご」だな。 雪のように白い特製のきびだんごだ。 俺も小さい頃から食べさせてもらったお気に入りだ [おすすめを聞かれれば、少し考えて 金平糖の近くに、こっそりと積まれた 白いきびだんごを指差してみせた。] 試食もできるぞ。食べるか? [男が望むなら、裏にあるお皿から 一つきびだんごを爪楊枝にさして渡すだろう。]* (136) 2020/05/12(Tue) 19:21:50 |
駄菓子屋の孫 ユキムラは、メモを貼った。 (a49) 2020/05/12(Tue) 19:24:25 |
【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ−回想・ゆきのや− あ、いや、そんなつもりはなかったが…… [男は、おばあちゃんが風邪と聞くと 風邪にはプリンがいいと言い プリンを探しては籠の中に入れた。>>140 こいつ絶対いい奴だとその場で確信した。] (155) 2020/05/12(Tue) 20:40:26 |
【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ[男は差し出されたきびだんごを ぱくりとひと口で頬張った。>>141 うっとりとした表情で息を吐き、美味しいと二度呟く。 それを見てこちらも少し口元が緩んだ。] だろ? [男はそのまま積まれたきびだんごを そっと籠に入れた。 それを見て少し口元が緩んだ。] (156) 2020/05/12(Tue) 20:41:07 |
【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ[男が籠を机に置いたので、会計をする。 籠の中には、とても一人では食べきれないであろう お菓子がたくさん積まれている。] いやいや。またいつでもきてくれ。 で、お菓子の感想も聞かせてくれ。 [俺は、籠の中の全てのお菓子を確認すると ターンとイコールキーを押して電卓を男に見せた。] お買い上げは……500万ゴルドになります [真顔で言う。電卓には500と書かれている。 うちではこれが慣例となっているが お客さんによっては様々な反応が返ってくる。 冗談でしょと笑う人、腰を抜かす人、 そして急いで財布を確認する人。 (何故その人はマジメに払おうと思ったのか) 男に受け入れられたかどうかはさておき 家に帰るまでが遠足、店を出るまでが駄菓子屋である。] (157) 2020/05/12(Tue) 20:44:22 |
【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ[会計が終わると、男は袋から小さなプリンと 色とりどりの金平糖が詰まった瓶を取り出した。 プリンは風邪をひいているおばあちゃんに、 金平糖は俺にということらしい。] あ、ありがとう… [突然のサプライズに少し照れつつもお菓子を受け取り、 男に気づかれないようにこっそりと ゆきだんごを1箱サービスしておいた。 気に入ってくれたら常連になってほしいな、と 愉快で優しい男を見ながら思いつつ**] (158) 2020/05/12(Tue) 20:45:53 |
駄菓子屋の孫 ユキムラは、メモを貼った。 (a53) 2020/05/12(Tue) 20:54:22 |
(a54) 2020/05/12(Tue) 20:55:09 |
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