X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a66) 2022/12/17(Sat) 10:27:18 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 回想:“ふたり”への答え ── [ 再度、クリスタベルが祈祷室に訪れた。 丁度ゼロが去って間もない頃だったか 机には置き忘れていた彼の私物が残されたまま。 改めて話を聞くと、二人で一人とのこと>>5。 経典に記されている『恋人』は 男性、女性どちらでもある存在>>0:28 二人が溶け合ってひとつ、との説明も納得がいく。] 箱庭時代の『恋人』のように二人が一人、ということかな。 うん……多分わかった気がするよ。 神父様……、か。でも僕は神父じゃないよ。 成りたかったんだ……けどね。 [ 穏やかに語る笑顔が微かに曇った。 もし証持ちとして生まれていなければ 数年後には、神父になっていたのだろう。 無理やり塞いだ傷口が、少し膨らんだ気がした。 とはいえ、クリスタベルに悪意が見えないのは 理解出来るので、苦笑のみに留まったが。 そして、質問が投げられると] (328) 2022/12/17(Sat) 20:25:18 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ……なら、先に質問いいかな。 君達は今、幸せかい? 僕から見た君達は、幸せなように見えるんだ。 君達が幸せだと思っているなら、君達が正しいと思うよ。 命を授かりし生命は皆、幸せになる権利がある。 その幸せを得るために苦労も、努力もしたのだろう? そして、実際手にしたのだから。 [ 質問返しの後、回答には即答した。 そも男は神父でも無い上、カウンセラーでも無い。 ただの“聖職者ごっこ”でしか無いので 正解を答えることは義務では無い。 導く答えは常に、相手に安堵と心の平静を与える為のもの。 故に、二人を傷つけない、悲しませない解答を 言葉を選び、優しく投げていく。 もし回答が見当違いで、負の感情が見えたとすれば それは勿論全力で謝罪するだけのこと。 当時の男は、所詮未成年の青二才でしか無いのだから。] (329) 2022/12/17(Sat) 20:25:37 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ オレンジを添えたペパーミントティーを出し、 男も自分の分を飲みながら 今度はクリスタベルの過去話を拝聴する>>6。 荒れていた過去を聞くと驚き、可憐な顔を二度見する。] 僕が荒れてたことがもう伝わっていたのか……。 いや……恥ずかしい。 ゼロから聞いた? それともフォル? 言いくるめは大事だからね。 僕が話していることも、一種の言いくるめだから。 言い方や語り方次第で、印象はまるで違ってくるから。 誰もが印象が良い方の話を聞きたくなるからね。 ……ふふ。良かった。 君達仲が良さそうだから。 [ ゼロの話をするクリスタベルは、どこか嬉しそうに見えて 彼に出会えたことで、幸せを感じているのだろうと内心思う。] (330) 2022/12/17(Sat) 20:27:00 |
【人】 X『教皇』 カルクドラそうだ。実はこれ、ゼロの忘れ物なんだ。 近いうちに会う予定があるなら、届けてくれないかな。 [ 帰り際、机の上に置かれたままのゼロの私物を渡す。 当時の彼は割と頻繁に訪れていたので、 本人に直接渡しても良かったのだが。 会う理由も出来るのではないか、と思い。*] (331) 2022/12/17(Sat) 20:27:14 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ そして少し前。 神の帰還後、クリスタベルの姿は 早々にホールから消えてしまった。>>1:271 去っていく姿が一瞬見えただけだったが ]その横顔が、何処か辛そうに見えた気がして。 この状況、現場に居られなくなる理由も理解は出来ると。 ただ、見送ることしか出来ずにいた。 (332) 2022/12/17(Sat) 20:27:31 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ エーリクとシトラの時だってそうだ。 もしこの時、声を掛けることが出来ていれば。 少しくらいでも慰めに、心を軽くする言葉を 言えたかもしれないのに。 やはり、僕は誰も救えない。 ] (333) 2022/12/17(Sat) 20:27:56 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a83) 2022/12/17(Sat) 20:33:44 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ──現在:医務室── ううん、大きな声で叫んでくれて助かったよ。 急にこんなことが起きたから ショックや心労もあったのかもだね……。 [ 未だ目を醒まさないままのプロセラをから ヒナギクへと視線を戻す。 プロセラは男が館に来た時には既に居た先輩ではあるが 話す機会はあまり多くはなかったかもしれない。 僕の部屋でお茶でもどうぞ、と誘ったことはあったが 来てくれたことはあっただろうか。 一方、ヒナギクはプロセラが迎えに来たはずで 仲も良いのだろう。気が気でないのも理解できる。 先程、彼を運搬運ぶ時も>>354、線も細い彼女が 手伝ってくれたお陰で、無事運び終えることが出来た。] (400) 2022/12/17(Sat) 23:38:12 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 混沌、ざわめきが治まらぬままのホールから離れ 中継機やラジオが入っていない医務室は、 二人の話声しか聞こえない程に、静寂に包まれていた。 まるで、先程の混乱が嘘のようにも思えてくる。 もしかしたら、神が降臨したことも あの選択を告げたことも、全て夢なのかもしれない。 そのような一縷の希望を信じたくなった、時。] ……そうだね。 あの状況が続くなら、きっとすぐ……。 [ 夢であって欲しいと願っても、改めて現実へと返り咲く。 彼女の叫びで把握した、世界各地の天変地異。 何の罪も無いのに被害に遭った人々の叫び いとも容易く折れる樹、壁や岩すら飲み込む嵐。 まさに阿鼻叫喚、地獄絵図。 特定の人間達に幸せを用意する為、一方は蹂躙されていく。] (402) 2022/12/17(Sat) 23:39:23 |
【人】 X『教皇』 カルクドラヒナギクは、どう思ってる……? [ 柔和な表情は、きっと保てていただろう。 不安を煽らないよう。 声色も、優しく慰めるように。 とはいえ、自分の意見は後回しにして先に尋ねるのだから。 狡い男の考えることである。*] (403) 2022/12/17(Sat) 23:39:34 |
(a93) 2022/12/17(Sat) 23:45:51 |
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