サルガスは、両手にツルバキア以外の何も持っていません。 (a113) 2021/05/27(Thu) 12:56:47 |
サルガスは、落葉の上に押し倒されています。 (a119) 2021/05/27(Thu) 13:15:02 |
【人】 小さな サルガス>>2:152 深夜の森 メレフ 「できないよ。だって、ぼく、悪目立ちしてるでしょう。 みんなが、ぼくの仲間だっておもわれたら、みんな、ぼくみたいに……」 深い瞬きの合間に思い起こされるのは、無邪気な探検隊の様子。 いつもひとりで冒険しているルヴァの周りに、みんなが集まって。 カストルが応えてくれて、シェルタンやルヘナが小さいかれらを支えてくれて。 スピカが先頭を切って、イクリールがシトゥラを引っ張ってくれる。 ゆめみたいに楽しい世界。そこに自分が加わったら、どうなることだろう? 「ぼくが、ひとりきりでいることに。みんなを巻き込んじゃいけないから。 みんなを守りたいから。だから、ひとりでやらなきゃいけないの」 (171) 2021/05/27(Thu) 19:34:57 |
【人】 小さな サルガス>>2:174 >>2:175 >>2:176 深夜の森 「あれ……さんにんで、ぼくのこと捕まえに来たのかなって、おもった」 都合よくタイミングよく現れた姿を見て、三人で連れ立って森に入ったと思ったようだった。 ゆっくりと上体を起こして、それから無下にしてしまわないよう、ルヘナの手をとって。 立ち上がろうとして……うまく足に力が入らなくて。座ったまま、促すように手を引いた。 「ぼく、でも、いいわけできないよ。だから、うたがわしいことして、ごめんなさい。 いいんだ、さんにんとも。だって、知らないひとだったら、やっぱりつかまえてたでしょう」 ケープに寝間着、ベッドから起き出してきたような姿で。 少し声が震えるのを押さえるようにしながら、毅然として場をとりなそうとした。 (177) 2021/05/27(Thu) 20:01:52 |
【人】 小さな サルガス>>2:178 >>2:179 「シェルタン……だめだ、だめだよ、おねがい。 おねがいだから、ふたりは、みんなはともだちでいて」 くしゃりと幼い面立ちが歪む。自分が不和の種になったことを悔やんでいる。 大きな声に対して目に見えて怯えはしないまでも、ルヘナと繋いだ手は震えている。 「あのね、でも、なんにも見つからなかった。 干し場も、井戸も、厩舎も森も、ぜんぶさがしたけど、見つからなくて。 ぼく、……ヘイズのこと、それに、なにかおかしなことが起こってるなら。 ぼくも、やっぱり、探したい」 控えめなお願い事を口にして、小さな望みを打ち明けて。 ねだるようにすがるように引っ張ったのは、メレフの服の裾だった。 (182) 2021/05/27(Thu) 20:35:53 |
【人】 小さな サルガス>>2:185 >>2:187 >>2:188 >>2:189 >>2:191 深夜の森 「……あり、がとう、ごめんね……」 こぼれてしまわないような際の際で、潤んだ目がルヘナを見上げる。 恐れ、怯えですっかり冷たくなった手が、きゅうと指を掴む。 腰が抜けて力がうまく入らないながらも、背負いやすいように重心の移動は出来るだろう。 触れたところから、心臓の鼓動が伝わっていく。 「ぼく、ずっと、みんなといっしょがいいな。 それなのに、ぼく、みんなを不安にさせてばっかりだ。ごめんね、ごめんね。 ぼく、いっつも空回りして、先走ってばかりだね……」 思い出されるのは中庭での一幕。不用意な行動が引き起こした波紋。 今も、自分がふらふらと出歩かなければ、きっとこうはなっていなかった。 安穏を崩す嵐の中心が自分であることに、唇を噛み締めた。 もっと強ければ、しっかりしていれば、毅然としていれば、違っただろうか。 (192) 2021/05/27(Thu) 21:08:57 |
【人】 小さな サルガス>>2:193 >>2:194 深夜の森 「……そうかな。そんなこと、ないよ。でも、そうだね……」 自責や後悔、謙遜が足を引っ張りながらも、ゆっくりと言葉を聞き取って。 「ぼくも、おてつだいしたいな。 いま、みんなをとりかこんでる不安を、なんでもないよって証明できたなら。 またみんな、いつもみたいになかよく朝食をたべて、いられるかな。 そのために、ぼく、なにができるかな……」 泣きかけて瞼が腫れぼったくなったせいで、それと無理に起きたせいで。 声には少しのまどろみが混じっている。少なくとも、パニックは落ち着いたようだ。 小さくて軽い体は、そう年の変わらない子供にとってさえ軽々運べるものだ。 夜の森を抜ける間に、飛び出してしまいはしないだろう。 (199) 2021/05/27(Thu) 21:39:42 |
小さな サルガスは、メモを貼った。 (a155) 2021/05/27(Thu) 22:15:23 |
サルガスは、置き手紙を受け取ったようです。 (a167) 2021/05/27(Thu) 22:57:25 |
小さな サルガスは、メモを貼った。 (a173) 2021/05/27(Thu) 23:52:31 |
【人】 小さな サルガス 少し肌寒さを感じさせるような秋風が、ぱらぱらと本のページを捲る。 午後の学び舎が解散して、夕方に差し掛かってきた図書室は、人気はまばらだ。 もしかしたら、誰それの気紛れが重なって、無人に等しい状況かもしれない。 机に広げられたのはこのギムナジウムに関する本ばかり。 一見すれば、勉強熱心にも見えるような内容をノートに丁寧に書き写している。 けれど、いまは、書き手はおやすみ中のようだ。 書き取りをしていた体勢のままノートに突っ伏した頭を、髪を、涼しい風が揺らしていた。 (223) 2021/05/28(Fri) 2:02:02 |
【人】 小さな サルガス【森】 森のおばけ >>228 >>233 ルヴァ 森の中を駆けて、ひとりの姿を見つけてこっそりと。 本当は一人ではなくてそばにもうひとり、ふたり、もっと遠くにたくさんいるけれど。 そこまでは気が回らない。なぜかって、目の前がよく見えないのだ。 「……しずかに、ルヴァ、じゃなかった、そこのきみ」 木陰に体の半分を隠して、どこにいるかわからないようにして。 見つかっても困らないように、すっぽりと頭の先から足元までシーツを被って。 「こっちきちゃだめ! そこで聞いてて……あの、ぼく、ええと。 森のおばけです! ぼく、森にすんでる、おばけです! おばけは、最近ひとがいっぱいはいってきて、こまってます! まいごがでると、こまるので……それで、もんく言いにきました!」 シーツを被った小さいおばけが、小さい声で必死に叫んで訴えている。 (248) 2021/05/28(Fri) 11:10:56 |
【人】 小さな サルガス 【森】 森のおばけ >>252 ルヴァ 「あっ、じょ、成仏しないよ! おばけのおうちだもん! どっかいっちゃうのはかわいそうだよ……じゃなくて! なので、まいごがでないように……これ! 中庭と森の、ちずです!」 ささっと木の陰からでてきたシーツおばけは、ルヴァの足元に細く丸めた紙を投げた。 芯材代わりに筆記具を入れて、濡れないように油引きされた布でくるんで。 ノートを破ったような紙面には、仔細に渡って書き込みのされた地図が書き込まれている。 もし、途中で見つけたものが違っても、書き直して混乱しないように。 団を率いる彼の力になれるように。 「あ、でも! おばけのもちものなので、すごく古いかもしれません! あくまで、参考だとおもってね。めにみえるもののほうが新しくて、ただしいから。 あの、おともだちはやく見つかるといいですね!」 案外人目についてしまいそうな状況のせいか、焦って慌ただしくなりながらも。 そこまでなんとかまくしたてると、おばけは軽い足音を立てて、ぱたぱたと森を抜けていった。 すこし薬草めいた甘い花の香りが、森の匂いに薄っすらと混じって、すぐに消える。 (253) 2021/05/28(Fri) 15:15:47 |
サルガスは、お願いについて考えているようです。 (a201) 2021/05/28(Fri) 19:32:39 |
小さな心 サルガスは、メモを貼った。 (a205) 2021/05/28(Fri) 19:46:33 |
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新