人狼物語 三日月国


199 【身内RP村】ラブ♡トライアングル(仮)

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


プロローグ

【人】 代役 古びた人形



  君は誰と恋をするっ?☆
 
 
(0) 2023/02/09(Thu) 23:53:33



到着:物理 理

【人】



   恋って、素晴らしいニャ
 
 
(1) 2023/02/10(Fri) 0:17:08
は、メモを貼った。
(a0) 2023/02/10(Fri) 0:24:38

村の設定が変更されました。

到着:   

到着: 

到着:  桧垣 やよい

【人】 桧垣 やよい

 


  [ 10年前、お父さんとお母さんが死んだ。 ]



 
(2) 2023/02/10(Fri) 14:40:37

【人】 桧垣 やよい

 


[ 無口で真面目だったお父さん
  やさしかったお母さん。
 
  当時のことはぼんやりとしか思い出せない。
  事故よりも前のことは、もっともっと思い出せない。

  だから、お父さんとお母さんのことも、
  はっきりと憶えているわけではないの。
  お父さんやお母さんが残した日記を読んで
  こんな人だったのかな、って思うだけ。

  とある夏の日。
 
  ザァァ、という雨の音と、
  だんだん暗くなる外の景色
  お気に入りのぬいぐるみを抱きしめて、
  女の子がひとり、両親の帰りを、待っていた。

  ずっと、ずっと、ずっと。
  ずっと、ずっと、ずっと 待っていたんだ。

 
………そんな、気がするんだ。
 ]

 
(3) 2023/02/10(Fri) 14:41:40

【人】 桧垣 やよい

 


  [ あの日から、私の生活は変わってしまった ]


 
(4) 2023/02/10(Fri) 14:42:24

【人】 桧垣 やよい

 


[ うさぎに猫、犬のぬいぐるみ。
  ベッドに並べられたいくつかのぬいぐるみが
  私の目覚めと眠りを見守っている。

  古びたぬいぐるみたち。
  どこに行くにも、一緒だった。

  もうすぐ10年。
  今年も、あの夏が来る。

  手近にあった ── というよりも、
  気づけばいつも、このぬいぐるみを抱きしめている

  小さく笑ってその子を撫でて
  もうすぐ夏だねえ、と独り言を言う。 ]

 
(5) 2023/02/10(Fri) 14:42:48

【人】 桧垣 やよい

 


[ 学校から帰って来て、制服のままで。
  暖かい日差しでついうっかり眠くなりそうだ
  だめだめ、このままだと、宿題が…

  早くやった方がいいってこと、
  分かってるのに、眠気には逆らえなくて。

  忘れないように、スマホに『宿題』とだけ打ち込んで
  そのままうとうと、目を閉じる。 ]

 
(6) 2023/02/10(Fri) 14:43:49

【人】 桧垣 やよい

 


[ いい夢、見れたらいいな。
  できれば転校生の彼が出てくるような夢 ──── ]**


 
(7) 2023/02/10(Fri) 14:44:04
桧垣 やよいは、メモを貼った。
(a1) 2023/02/10(Fri) 14:51:59

到着:哲学 愛智 哲弥

【人】   愛智 哲弥

 
 
 [ 一目惚れなんて 、         
   俺は絶対にしないと思っていたんだ ]

 
 
(8) 2023/02/10(Fri) 19:05:10

【人】   愛智 哲弥

 
 
  良く知りもしないのに、
  好きになんてなるか普通?

  ないない、俺は絶対ないね


[ 惚れっぽい友人の話を、
  そうして笑い飛ばしていたというのにな。]
 
(9) 2023/02/10(Fri) 19:05:14

【人】   愛智 哲弥

 
[ 高校2年の終わり、両親が離婚した。

  少しずつ冷えていく両親の関係に気づいてはいたし、
  離婚すると聞いた時は、
あぁやっとか。
と、
  子どもらしくない感想を抱いたくらいには、
  そのことに対して何も思っていなかった。

  中学2年の妹は、母のもとへ。
  そして、俺は父のもとへと。

  別れて引き取られた妹は、
  離れたくないと泣いていたのを、
 会えなくなるわけでもないのに
  どうしてそんなに悲しいのか。と、
  不思議に思いながらも、笑って慰めた。


  それから、タイミングがいいのか、悪いのか。
  父の転勤も決まり、高校3年の春という時期に
  俺は、転校をすることになった。]
 
(10) 2023/02/10(Fri) 19:05:17

【人】   愛智 哲弥

 
[ 昔から、俯瞰して物事を見てしまう。
  当事者だとしても、感情が強く揺れることがなくて
  よく笑って泣く妹と違って、
  俺は不気味だったのだろう。

  小さな頃、眉を寄せながら
  顔を覗く親の顔をよく見ていた。

  中学に上がる前には、そのことを理解して、
  年相応に笑ったり泣いたり、怒ったり、
  取り繕うことを学んだ。
だけど、そう。


  結局は、見様見真似だったから、
  友人たちとの別れも、
  それなりに仲は良かった筈だけど。

  そこまで悲しいと思わなかったのも、
  別れを惜しんで貰えなかったのも、
  きっとそんな俺の薄っぺらな感情を見抜かれて、
  そこまで深い関係を築けなかったからだろう。]
 
(11) 2023/02/10(Fri) 19:05:19

【人】   愛智 哲弥

 

[ ―― だから、どうせ。
  新しい学校に行っても同じだろうと思っていた。]


 
(12) 2023/02/10(Fri) 19:05:21

【人】   愛智 哲弥

 

[ 彼女に出逢うまでは。

  まだ、出逢ったばかりだというのに、
  君のことを、名前すら知らなかったのに、

  俺は、君に
をしてしまった―― ]      


 
(13) 2023/02/10(Fri) 19:05:23

【人】   愛智 哲弥

 
[ 君を想うと、胸を打つ鼓動が早くなる。
  君のことを、自然を視線で追ってしまう。

  君の傍を通ると、周囲の温度が
  数度上がった錯覚をする。

  化学的にありえないのに、
  論理的に証明もできない。


  そんな初めての感覚に、最初は戸惑うばかり。]
 
(14) 2023/02/10(Fri) 19:05:25

【人】   愛智 哲弥

 
[ 君に出逢ってから、俺は初めての経験ばかりだった。

  視線が合えば、思わず逸らしてしまって、
  それでも、また視線を向けて、
  照れを含んだ笑みを浮かべたり、

  君のことを知りたくて、
  自分から声をかけることもあったり。

  読んでいる本があれば、面白いか聞いて、
  宿題に悩んでいれば、何処で詰まったか聞いて、
 
  少しでも君の記憶に残れる存在になろうとした。]
 
(15) 2023/02/10(Fri) 19:05:27

【人】   愛智 哲弥

 
 
  よし、これでよし


[ 走らせていたペンを止めて、
  終わった宿題に満足そうに笑えば、

  明日、君に
  ―― 桧垣さんに会えるのを待ち遠しく思う。**]
 
(16) 2023/02/10(Fri) 19:05:28
  愛智 哲弥は、メモを貼った。
(a2) 2023/02/10(Fri) 19:31:45

村の設定が変更されました。

【人】 桧垣 やよい




  [ 夢を見ていた、そんな気がした ]


  
(17) 2023/02/11(Sat) 0:38:56

【人】 桧垣 やよい

 
 
 
[ ん ……

  両手をめいっぱい上へと伸ばす。
  窓から入る日差しは傾いていたけれど、
  髪の毛に残る熱がさっきまで
  この場所を照らしていたことを教えてくれる。

  何か夢を見ていたような気がするけれど、
  内容はよく思い出せいまま瞼をこすった。 


  制服のまま寝ちゃったんだ。
  えっと、今何時だっけ?


  時計を確認しようとスマホを持ち上げると、
  メモに残された「宿題」の文字に口が半開きになる。 ]
  
 
(18) 2023/02/11(Sat) 0:39:05

【人】 桧垣 やよい

 
 
  宿題、終わってなかった……
 
 
(19) 2023/02/11(Sat) 0:39:08

【人】 桧垣 やよい

 
 
 
[ 眠気には抗えなかった。
  分かっているけれど!分かっているけれど!
  1時間前の私に声を大にして言いたい。


  後回しは良くないよ!!って。

 
  文句を言ってもどうしようもないから、
  抱きしめていたぬいぐるみをベッドの定位置に戻し
  起き上がるとわたしは机へと向かった。 ]
 
  
(20) 2023/02/11(Sat) 0:40:16

【人】 桧垣 やよい

 
 

[ 今年になって始めた一人暮らし。

  古びたぬいぐるみに思い出の写真。
  友達や幼馴染からもらったもの。

  並べられた大切なものや好きなもの、
  それを見るたびに一人だけど一人じゃない気がする。
 
  他の友達みたいに、帰宅を迎えてくれる家族はいない。
  賑やかな食卓でご飯を食べることはできない。

  だけど、学校に行けば会える人たちがいる。

  それは私にとっての幸せのひとつだ。 ]

  
(21) 2023/02/11(Sat) 0:43:32

【人】 桧垣 やよい

  
 
 
  [ 明日はどんな1日になるかな ]

  
 
(22) 2023/02/11(Sat) 0:43:37

【人】 桧垣 やよい

 
 
 
[ そんなことを思いながらスマホを開いて、
  今日の出来事を取り留めなく、
  日記のように記していった。 ]**

 
  
(23) 2023/02/11(Sat) 0:43:44

【人】   愛智 哲弥

 
[ 参考書ばかりで隙間の多かった本棚は、
  今まで俺が興味を持たなかった
  ファッション雑誌などで、少しずつ埋まっていく。
 
  青色で統一された殺風景な部屋が、
  色付くように物が増えていくのが妙に嬉しくて。

  部屋をちらり、と見渡して、
  一人小さく笑っていた。

  宿題を終えて、止めたペンをくるり、と
  機嫌良さげに回してから、筆箱にしまえば、
  明日の授業の予定を確認して、荷物を整理する。

  そうしていれば、窓の外はすっかり暗くなっていた。
  そろそろ父が帰ってくるから、
  夕飯の準備をしなければいけない。]
 
(24) 2023/02/11(Sat) 9:43:16

【人】   愛智 哲弥

 
[ ぱたり、と静かに部屋をでて、
  足音を殺してキッチンへと向かう。

  小さなアパートだから、気を付けないと
  階下に足音が響いてしまうから、
  いつのまにか、こうして歩くようになった。

  冷蔵庫から食材を取り出して、手際よく調理していく。
  料理はべつに上手くはないけど、
  人間が生きていくには、食事は必要だから、
  作れる時はこうして作っていた。

  程なくして出来上がった炒飯とスープ。
  一人分をよそって自分だけで食べる。

  父の分も盛り付けておけば、ラップをかけて
  机の上へと置いていく。
 
  一緒に家に住んでいても、あまり顔を合わさない。
  顔を合わせても何を話せばいいのか
  お互い困ってしまうので、楽でいいのだけど。]
 
(25) 2023/02/11(Sat) 9:43:18

【人】   愛智 哲弥

 
[ そのうち、妹のように
  今日何があったか、なんて話せたらいい。

  そんなことを思うようにもなったのは、
  俺が彼女と出逢ったおかげなのだと思う。

  ほんのりと胸の奥に温かさを感じながら、
  今日という一日を終えた。]
 
(26) 2023/02/11(Sat) 9:43:20

【人】   愛智 哲弥

 
― 翌朝・学校にて ―

[ 人より少し早い時間に教室の扉を開く。
  誰かいれば、おはようと挨拶をしてから、
  自分の席に座った。

  疎らに登校してくる生徒たちを窓の外に眺めながら
  ぼんやりと過ごす朝の時間が結構好きで、
  頬杖をつきながら、転寝をしていた。

  特別な音が聞こえてくるまで――**]
 
(27) 2023/02/11(Sat) 9:43:22
  愛智 哲弥は、メモを貼った。
(a3) 2023/02/11(Sat) 9:45:17

【人】 桧垣 やよい

 

[ 一目惚れなんて、
  私、絶対にしないと思ってた

      だけどあなたを見た瞬間
      私は、あなたに
をしてしまった。 ]

 
(28) 2023/02/11(Sat) 12:49:17

【人】 桧垣 やよい

 


[ 気が付けばあなたのことを目で追っていて
  視線が合うと、逸らしてしまって。

  話しかけられたら心臓が飛び出るほど驚いて
  顔を真っ赤にしながら応えたりして。

  いつしか、私の、記憶の一番に残るような場所に
  あなたが存在していた>>15 ]


 
(29) 2023/02/11(Sat) 12:49:53

【人】 桧垣 やよい

 


[ 今の席は、あなたの席の斜め前。

  隣の席がよかったけれど、
  隣の席なんかに座っていたら、
  きっと。授業に集中できなくなるから
  たぶん。隣の席じゃなくてよかった。

  いつもほんの少し早いあなたの登校>>27
  扉を開けるとあなたが見えて、
  とくんとひとつ、心臓が跳ねる。

  寝ぐせ、ついてないかな
  空いてる手で髪の毛を整えながら
  席に向かって。

  あなたの横を通る時、
  もう一度だけ心臓が跳ねた。 ]

 
(30) 2023/02/11(Sat) 12:50:10

【人】 桧垣 やよい

 


[ もしもうたたねしているままなら
  おはようなんて声はかけないけれど

  もしも、もしもだよ。
  起きてこっちを振り向いたり、
  そんなことが奇跡的に起こるなら ]


  お、おはよう、
  愛智くん。


[ 声をかけるくらい、
  神様、私に時間を、くれますか。 ]**

 
(31) 2023/02/11(Sat) 12:50:28
桧垣 やよいは、メモを貼った。
(a4) 2023/02/11(Sat) 12:52:00

到着: 結城 朔也

【人】 結城 朔也

 

[ 大切なものは、いつだって、 ]


 
(32) 2023/02/11(Sat) 14:12:17

【人】 結城 朔也

 
[ 唯野市民なら一度はお世話になったことが
  あるかもしれない『結城病院』。
  その跡取り息子で、成績優秀、進路は医学部志望。
  誰にでも人当たりの良い優等生。

  ……なんて言ったら、
  みんなが僕を、すごいという目で見るだろうか。 ]
 
(33) 2023/02/11(Sat) 14:13:26

【人】 結城 朔也

 
[ そんな人間が、唯ひとりだけ接し方が違ったら、
  付き合ってる、なんて噂が流れても
  おかしくないんじゃないかな。 ]


  おはよう、やよい


[ 朝、登校の時に会うことがあれば、
  にこやかにそう声を掛ける。

  幼馴染である彼女と再会したのは、
  高校に入学した時のこと。
  離れていたとはいえ、幼い頃は
  それなりに仲が良かった……はずで。
  それに、彼女に起こったことを思えば、
  気にかけてしまうのは当然で。


  だから親しげに彼女を呼ぶのだって、
  何もおかしくはない。
  だって、幼馴染なんだから。 ]
 
(34) 2023/02/11(Sat) 14:15:03

【人】 結城 朔也

 

[ 僕にとっては、それだけではないけれど

  君とまた会えたこと、僕は本当に嬉しかったんだよ 
]

 
(35) 2023/02/11(Sat) 14:16:48

【人】 結城 朔也

 
[ 彼女を誘って、昔からあるカフェや、公園、
  ショッピングモールへ。
  懐かしいね、って思い出を辿ることもあった。
  君には、その記憶はないのかもしれないけど。


  そうだね、そんなところを見られたら、
  付き合ってる、なんて思われても
  仕方ないのかもしれない。 ]


  やよいは、幼馴染だよ


[  だけど、そう尋ねられても、返すのはいつもそれだけ。 ]
 
(36) 2023/02/11(Sat) 14:17:56

【人】 結城 朔也

 

[ それだけじゃ、ないのにね * ]


 
(37) 2023/02/11(Sat) 14:18:58
結城 朔也は、メモを貼った。
(a5) 2023/02/11(Sat) 14:20:37

【人】   愛智 哲弥

 
[ 温い日差しを頬に感じながら、
  ぼんやりと窓の向こうを見つめていた。

  半分、夢の中に入り込みながらも、
  耳だけはきちんと音を拾っていて、
  斜め前の席に近づく足音に顔を向ければ、>>30
  ばちり、と視線は交じり合う。

  とくり、と心臓が喜ぶのを感じながら、
  今日はいい朝だ。なんて心の中で呟いて]
 
 
  おはよう桧垣さん
  そういえば、宿題終わってる?

  今日の日付的に、桧垣さんあたりそうだよ


[ 日付から出席番号で
  あてるタイプの先生っているよね。

  ほんの少し悪戯っぽく笑うと、
  彼女の反応を伺った。]
 
(38) 2023/02/11(Sat) 15:00:53

【人】   愛智 哲弥

 
[ 君から挨拶をしてくれた日は、良い日。
  うっかり転寝していると、声をかけられない日もある。

  残念ではあるけど、そんな日も
  些細な気遣いを嬉しく思ってしまうのだから、
  恋というのは、面白いよね。**]
 
(39) 2023/02/11(Sat) 15:00:55

【人】 結城 朔也

 

[ だけど僕は、気付いてしまった ]


 
(40) 2023/02/11(Sat) 16:33:48

【人】 結城 朔也

 
[ ただそれだけ、の関係が、
  少しばかり変わったのは、高校三年生の春だった。

  ある日、やよいのクラスを訪ねていった。
  やよいは一人暮らしを始めた頃だったかな。
  僕の父もやよいのこと、気にかけているし、
  引っ越し祝いのクッキー缶を、渡しに行った時かな。
  僕に頼まなくても、って、思うんだけど。
 ]


  困ったことがあったら、相談に乗るから


[ 僕に言えるのはきっとそれくらい。
  ……僕に出来る一人暮らしの手伝いなんて、
  きっとひどく少ない。


  それでも、次はどこへ誘おうか、なんて考えていた。
  やよいが、楽しんでくれたら良いなって、思ってた。

  その場で誘うことはなかったけど。
  じゃあね、と、やよいのところから去ろうとして、 ]
 
(41) 2023/02/11(Sat) 16:34:36

【人】 結城 朔也

 
  ――――――、
 
(42) 2023/02/11(Sat) 16:35:07

【人】 結城 朔也

 
[ 振り返ったことに理由はなかった。
  けれど、去ろうとした別クラスの教室の中、
  僕から外されたやよいの視線が、
  ある方を向いてるのに気付いてしまった。

  ……そういえば同じ学年に転校生が来たと聞いた。
  こんな時期だけれど、と。
  その転校生の彼を見つめるやよいの視線が、 ]
 
(43) 2023/02/11(Sat) 16:35:49

【人】 結城 朔也

 
[ ああ、 ―― 彼女は、彼に
をしているのだ、と、

  気付いてしまった ]

 
(44) 2023/02/11(Sat) 16:37:08

【人】 結城 朔也

 
[ ……分かるよ、幼馴染だから。

  なんてね?


  じゃあ彼……愛智哲弥くんっていう名前
  だっていうのは知った。

  僕も気にしてしまうようになった愛智くんが、
  やよいに好意を寄せてるんだろうな、って解るのは、

  どうして? ]
 
(45) 2023/02/11(Sat) 16:38:03

【人】 結城 朔也

 

[ 僕も、やよいが
きだったから ]


 
(46) 2023/02/11(Sat) 16:40:00

【人】 結城 朔也

 
[ 欲しいものは、なんだって、

          ―― 手にしているように見える? ]



[ そう見えているなら、別に知らなくて良い

  そう、大切なものは、いつだって、 ―――― ]

 
(47) 2023/02/11(Sat) 16:42:02

【人】 結城 朔也

 

[ 僕には、どうすることも、できない ** ]


 
(48) 2023/02/11(Sat) 16:42:40

【人】   愛智 哲弥

 
[ 君のことを知るうちに、
  耳に入ってきた噂があった。

  別のクラスの彼女の幼馴染、結城朔也。
  彼と彼女が付き合っているという
だ。

  親し気に名前を呼ぶところも見たことがある>>34
  カフェや公園、ショッピングモールで、
  一緒にでかけているところを
  見たという声も聞いた。>>36

  聞いただけで、見てはいないから、
  確信があるわけではないけれど。]
 
(49) 2023/02/11(Sat) 19:10:22

【人】   愛智 哲弥


[ 耳にしたときに、ふつりと浮かんだ
  淀んだ仄暗い感情。

  ―― 嫉妬、羨望、


  これも初めて抱いた感情だ。]
 
(50) 2023/02/11(Sat) 19:10:23

【人】   愛智 哲弥

 
[ 彼は、幼馴染であると、
  そう答えているらしいけれど、
  直接、それを聞いたことはない。

  事実であると知るのがきっと怖いからだ。

  初めて芽吹いた感情の行き場を失うのが、
  摘まなければいけないものと知るのが、
  ―――― 怖いからだ。**]
 
(51) 2023/02/11(Sat) 19:10:26

【人】 桧垣 やよい

 
 
 
  おはよう、朔也くん。


[ 朝、登校の時。>>34
  にこやかな声に振り返ると同じトーン挨拶を返した。

  そのまま自然に横に並んで歩く。
  彼に憧れる女子の遠巻きな視線が刺さる。 ]


  昨日のカフェのクッキー、美味しかったね。


[ 放課後や休日、彼に誘われて出掛けることも
  数え切れないくらいに重ねてきた。

  私たちの関係について彼は「幼馴染だよ」って
  そう答えているのも知ってる。

  その上で、
 「高校生の幼馴染は普通二人で出掛けないよ!」
  と女子に問いただされた回数ももう分からない。 ]

 
(52) 2023/02/11(Sat) 20:02:07

【人】 桧垣 やよい

  
  
 
  [ 朔也くんのことは、好き。 ]


 
(53) 2023/02/11(Sat) 20:02:13

【人】 桧垣 やよい

  
 
 
  [ だけどこのわたしの気持ちが
になることは、ない。

 
         
───
 
だって
 
…………
 ]


 
(54) 2023/02/11(Sat) 20:02:19

【人】 桧垣 やよい

 

 

          [ …………………… ]

 

 
(55) 2023/02/11(Sat) 20:02:23

【人】 桧垣 やよい

 
 
[ かれこれ2年、こんな関係が続いてる。

  三年になった春にはご丁寧に引越し祝いの
  クッキーを持ってきてくれた。

  そのとき私にかけてくれた優しい言葉>>41
  ちゃんと忘れないようスマホにメモを残してる。 ]
 

  最近、暑くなってきたね。
  朔也くん夏バテしてない?


[ あの言葉に甘えていいのは、いつまでだろう。
  この先未来を描けないまま、
  今日もわたしは彼の隣で微笑んでいた。 ]**


 
(56) 2023/02/11(Sat) 20:02:29

【人】 桧垣 やよい

 

── 朝・愛智くん ──


[ 話しかけただけでもドキドキするのに
  目が合って、お返事が返ってきて。>>38
  今日の牡羊座の私の運勢は1位です!! ]


  えっ、
  あ、うん、宿題はやった… はず、


[ なぜか曖昧になりながら、えへへと笑って ]


 
(57) 2023/02/11(Sat) 20:14:08

【人】 桧垣 やよい

 


[ でもそっかぁ。
  宿題忘れてきちゃってたら、
  愛智くんに勉強教えてもらえたのかな、って
  だめだめ。そんな迷惑かけるようなこと。


  心に浮かんだどうでもいいうしろめたいこと、
  かき消すように、ちょっとだけ首を横に振る。 ]


  ……でももうすぐテストもあるね
  がんばらなきゃなあ。

  高校三年生の今が一番!
  成績は大事なんですよ〜って
  先生、耳にタコできるくらい言うんだもの


[ 愛智くんは勉強できるほう…だったよね(違ったかな)

  私は…… どうかな。
  少なくとも私は、テストが近づくにつれて
  やだな〜〜と思うくらいには、
  あんまり、勉強するのは、好きじゃなかったかも ]**

 
(58) 2023/02/11(Sat) 20:14:42

【人】   愛智 哲弥

 
[ 宿題を、やった……はず、と>>57
  曖昧に笑う顔に首を傾げながらも、
  彼女が笑うと、その場が明るくなったような
  そんな錯覚を覚えて、思わず笑みが深くなる。]
 
 
  …… はず?
  でも、やっているなら安心だね


[ やっていなかったら、教えようかなんて、
  そんな下心があったから、残念に思う気持ちも
  少しだけあるけれど、彼女にとっては、
  良いことのはずだから、

  揶揄うように、楽しそうに笑った声には、
  残念そうな色は浮かんでなかった筈。]
  
(59) 2023/02/11(Sat) 21:25:32

【人】   愛智 哲弥

 
 
  あぁ、そっかテストか……


[ 先生の耳にタコができるほど言われることに
  確かに、と笑い返しながら、
  悩むように、躊躇うように、
  少しだけ視線を泳がせてから、]
 
 
  まだ、その先生の出題傾向とか……
  そういうの分からなくて、

  桧垣さんよければなんだけど


[ そこまで言ってから、
  彼氏がいるかもしれない子に、
  こういう誘いをしてもいいのかと、
  ほんの一瞬、迷って口ごもる。

  それでも、確証もないし、
  できれば、ちゃんと誘いたいと、
  なんとか、自分を奮い立たせて]
 
(60) 2023/02/11(Sat) 21:25:34

【人】   愛智 哲弥

  
  …… 時間が合えば、
  放課後とか、昼休みとかで、
  一緒に勉強……する?


[ 勉強は、どちらかというとできる方。
  現代文や日本史とかは苦手だけれど、
  理科、化学、に数学あたりは得意だ。]
 
 
  あ、もちろん
  ほかに予定があるなら断っていいし、
  友だちを呼びたいとかあったら、
  言って……くれていいから……


[ 照れ隠しに、後ろ頭を掻いて、
  ふふと、こそばゆそうに笑った。**]
 
(61) 2023/02/11(Sat) 21:25:36

【人】 桧垣 やよい

 

── 愛智くんと ──


[ 曖昧に笑ったこと、
  首を傾げられちゃうなら、えへへと笑って ]


  ぼんやりしてることが多いから
  時々、宿題やったかどうか忘れちゃうんだ
  おばあちゃんになっちゃったかな


[ まだ18歳。おばあちゃんというには早いけど。
  でも大事なことは忘れないように、
  なんだって、スマホにメモできるから便利だね。
 
例えば幼馴染の言葉とか。>>56
 ]

 
(62) 2023/02/11(Sat) 22:07:48

【人】 桧垣 やよい

 


  え、いいの?


[ 目を輝かせてみせたのは、
  愛智くんが素敵な提案をしてくれたから>>61

  それでもその次の瞬間、
  ほんの少しだけ、躊躇する。
  放課後や休日、誘ってくる幼馴染のこと
  やっぱり。頭を過ぎっちゃったから。


  ─── でも、
  朔也くんのことは、好きだけど。
  私の気持ちが、
になることは、ない。

  だから迷ったとて、
  私の気持ちは、決まっている。 ]

 
(63) 2023/02/11(Sat) 22:08:13

【人】 桧垣 やよい

 


  ……うん、うれしい。

  予定ない日に、
  勉強、教えてくれるとうれしいな


[ 大好きな大好きな、愛智くん。
  まだ、哲弥くんなんて呼べないけれど、
  いつかこの関係が縮まったらいいな、……なんて。

  私はこの先未来を思い描いて、微笑んだ。 ]**

 
(64) 2023/02/11(Sat) 22:08:35

【人】   愛智 哲弥

 
 
  ふふ、そうなんだ?
  あ、でも俺も髪の毛洗ったっけ?って
  もう1回シャンプーしちゃうこともあるし


[ ぼんやりしちゃうことはあるよね。と、
  おばあちゃんになっちゃったと、笑う君に、
  同意するように言葉を重ねた。

  大事なものは、形にしておくこと
  そうしておこないと、人の記憶から、
  思い出も存在も、容易く消えてしまうことを、
  俺は、良く知っている。]
 
(65) 2023/02/11(Sat) 23:13:24

【人】   愛智 哲弥

 
[ だって、もう。
  顔を思い出せない友人がいる。

  だから、そう。
  君の記憶に残れるように、俺は努力していた。]

 
(66) 2023/02/11(Sat) 23:13:26

【人】   愛智 哲弥

 
 
  うん、いいよ


[ 嫌がられないだろうか。と、
  不安になりながら、返事を待っていれば、
  彼女の瞳が輝いたように見えて>>63

  とくん、とまた胸が高鳴った。
  そう思いたいだけかもしれない。
  俺の錯覚かもしれない。それでも嬉しくて。]
 
(67) 2023/02/11(Sat) 23:13:28

【人】   愛智 哲弥

 
 
  俺も嬉しいな

  じゃあ、また都合のあう時あったら教えてね
  学校でもいいし……


[ 連絡先交換する?と、
  ドキドキとしながら、一つ提案をしつつ、
  返事がどうであれ、約束を交わせたことに
  表情には出ていなかったけれど、心を躍らせて。

  君と過ごせる時間未来を思い描いて、微笑んだ。]
 
(68) 2023/02/11(Sat) 23:13:54

【人】   愛智 哲弥

 
 
  おっと、そろそろ予冷が鳴るね
  詳しい話は、またあとで


[ 教室前方の時計を指させば、
  ホームルームも時刻が迫っていることを告げる。

  正直、もう少し話をしていたかった。
  あと少し、ほんの少しでいい。

  顔を合わせて、言葉を交わせたら、と思う。
  でも、時間は有限で、時は勝手に止まってくれない。


  だから、名残惜しそうにしながら、
  それでも、またと言えることに密かに喜んで、
  浮足立った気持ちを抑えるように座り直した。**]
 
(69) 2023/02/11(Sat) 23:13:57

【人】   愛智 哲弥

 
[ 君をいつか
  幼馴染の彼のように
  やよい、と、名前で呼べる日が来たら

  そんな日が来たらいいと願いながら、
  今日もひとつ、君の新しい一面を知れたことに
  じわりと胸の奥に
を灯らせていた。**]
 
(70) 2023/02/11(Sat) 23:17:12

【人】 結城 朔也

 
[ やよいから、同じトーンで返される挨拶。>>52
  そんな光景も、僕らにとっては当たり前のものだ。
  『幼馴染だからと言って高校生の男女が』なんて、
  思う子がいるだろうことも、分かってるけれど。 ]


  うん、美味しかったね
  やよいはあれが気に入ったんだ、そっか
  ……誘って良かったな


[ だけど、かれこれ2年も続いている関係なんだから。
  幼馴染、ただそれだけ、って言っても
  おかしくないでしょう? ]
 
(71) 2023/02/12(Sun) 0:08:14

【人】 結城 朔也

 

[ だって彼女にとっては、
  ほんとに“それだけ”なんだろうから ]


 
(72) 2023/02/12(Sun) 0:08:50

【人】 結城 朔也

 
[ 僕にとっては、
デート
なのだと、
  それは彼女には、伝わらなくていい

  彼女の好きそうなものを考えて、
  行く場所を選んで、誘って、
  そんな時間は、僕にとっては、
  そわそわ落ち着かないけれど、大切なものだ。

  そのクッキー、昔、君にあげたことあったね。
  覚えてないかもしれないけど。
 ]

 
(73) 2023/02/12(Sun) 0:09:47

【人】 結城 朔也

 

  うん、大丈夫
  ……やよいは、いつも、優しいね

  僕は、やよいの方が心配だけど
  一人暮らしでも、しっかりご飯は食べて


[ 彼女はいつも、僕に優しい。>>56
  それは、昔も今も、変わっていない。
  そういうところが、僕は。


  仮にも医学部志望。
  体調管理は大丈夫、とは言わずに。
  唯、彼女の優しさを受け取る。
  ……最後のは、ちょっと口煩く聞こえてしまったかな?
  でも、心配なんだ、君のこと。 ]
 
(74) 2023/02/12(Sun) 0:10:40

【人】 結城 朔也

 
[ 幼い頃の別離は、
  僕にとってひどく苦しい思い出だった。

  だから今度は、今度こそは、
  いなくなってほしくない、って、思う。 ]

 
(75) 2023/02/12(Sun) 0:11:29

【人】 結城 朔也

 
[ だけど、幼馴染という関係に、
  甘えられるのは、いつまでなんだろう。

  僕らにこの先未来はないのかな。
  幼馴染、ただそれだけ、は、
  少しずつ変わり始めていた。>>41 ]
 
(76) 2023/02/12(Sun) 0:12:09

【人】 結城 朔也

 
[ ある朝。
  その日はやよいに会わなかった。
  ひとり、登校して、やよいのクラスの前を通りかかって。

  ……偶然、見てしまったんだよ。
  否……無意識に、やよいを探したのかもしれない。

  親しげに話す、彼と彼女の姿。>>64>>68 ]
 
(77) 2023/02/12(Sun) 0:13:02

【人】 結城 朔也

 
[ お似合いだね、と、素直に言えたら良かった?
  素直に、幼馴染の恋を応援出来たら、良かった?

  愛智くんの心の内なんて知ったら僕は、>>51
  背を押すことが出来た? ]
 
(78) 2023/02/12(Sun) 0:13:31

【人】 結城 朔也

 

――――――


 
(79) 2023/02/12(Sun) 0:14:16

【人】 結城 朔也

 
[ 自分のものではないクラスの前で立ち止まったのは一瞬。
  誰かに「おはよう」と声を掛けられたら、
  きっといつもの、優等生の顔をしている。 ]
 
(80) 2023/02/12(Sun) 0:14:36

【人】 結城 朔也

 

[ この感情は、なんて言い表せば良いのだろう * ]


 
(81) 2023/02/12(Sun) 0:15:15

【人】 結城 朔也

―― 高校生になった彼女と ――


[ 僕がやよいと再会したのは、
  高校に入学して直ぐの、雨の日だった。

  そう、入学式の日だったね。
  帰り道、降り出した雨に、傘を半分貸してくれた君。

  ……情けないことに、僕はその時道に迷っていた。
  まだ慣れない通学路に、
  財布まで落として途方にくれていた。 ]


  ……え
  やよい、ちゃん……?


[ そこに現れたのが君だった。
  すぐ分かったのは、おかしいかな?
  君は、僕のこと、分からなかったかもしれないね。 ]
 
(82) 2023/02/12(Sun) 0:47:18

【人】 結城 朔也

 
[ それでも彼女は傘に入れてくれて、
  あろうことか、財布も一緒に探してくれた。
  更には、スマホで道まで検索してくれて……
  ……待って。僕、スマホは落としてなかったね。
  それだけ焦っていたってことだったんだろうけど、
  カッコ悪いとこ、見せちゃったなあ。 ]


  ほんとにありがとう
  お礼はする、から……

  えっと、同じ学校だよね
  だからこれから学校でも……よろしく


[ 昔も今も変わらない優しさ。
  幼い頃の思い出が、色鮮やかに蘇る。

  幼い僕は、やよいのことが
きだった。
  そして今も――それは変わらないのだと、自覚した。 ]
 
(83) 2023/02/12(Sun) 0:48:22

【人】 結城 朔也

 
[ 後日、学校で、
  お礼に彼女に渡した花束みたいなキャンディと、
  それからテディベアの小さなぬいぐるみのキーホルダー。

  彼女に何を思わせたのかは分からないけど。

  僕にとっては、傘を分け合ったことさえ、
  相合傘のように思えるくらい、

  仕舞い込まれた彼女への想いは、大きくなっていて。 ]
 
(84) 2023/02/12(Sun) 0:49:06

【人】 結城 朔也

 
[ だからこそ、今度こそ、
  彼女が消えてしまう前に、繋ぎ止めようとした。


             僕は彼女に     した。 ]

 
(85) 2023/02/12(Sun) 0:50:11

【人】 結城 朔也

 
[ ……したん、だよ。


                  ……………… ]

 
(86) 2023/02/12(Sun) 0:50:56

【人】 結城 朔也

 
[ ああ、そうだね、

  羨ましいし、妬ましい。


  彼がそこにいることが。>>50

  ここで同じことを考える僕たちは、
  もしかしたら良い友達になれるかもしれないね?
 ]
 
(87) 2023/02/12(Sun) 0:52:59

【人】 結城 朔也

 

[ 諦めなれければいけないのは、―――― 
 ** ]


 
(88) 2023/02/12(Sun) 0:53:32
結城 朔也は、メモを貼った。
(a6) 2023/02/12(Sun) 0:55:34

桧垣 やよいは、メモを貼った。
(a7) 2023/02/12(Sun) 9:05:50

村の設定が変更されました。

【人】   愛智 哲弥

― ある日の廊下 ―

[ 大量のノートを抱えて、慎重な歩みで廊下を歩く。
  たまたま職員室前で教師に出くわしてしまって、

 『理科実験室に返却する課題ノートを運んで欲しい』

  と、頼まれてしまった。

  転校してきてからそれなりに経っているから、
  場所は覚えているけれど、頼む相手として、
  適当なんだろうかと思いながら、
  頼まれたのだから仕方がないと、
  目的の場所を目指す。

  確か、あの角を曲がって、二つ目が……

  ぼんやりとそんなことを考えながら
  曲がり角に差し掛かったせいか。

  近づく気配に気づけなくて、
  慎重に歩いていたせいで
  もしかしたら、相手も気づいてなかったのか。]
 
(89) 2023/02/12(Sun) 12:41:43

【人】   愛智 哲弥

 
 
  あっ……


[ とん、と軽くぶつかり合って、
  ばさばさとノートが床へと落ちた。]
 
(90) 2023/02/12(Sun) 12:41:45

【人】   愛智 哲弥

 
 
  ごめんなさ……あ、


[ 残ったノート抱えたまま、
  ぶつかった相手に謝罪しようと、視線を向けると
  そこにいたのが、結城 朔也で、
  思わず言葉が止まってしまった。**]
 
(91) 2023/02/12(Sun) 12:41:47
  愛智 哲弥は、メモを貼った。
(a8) 2023/02/12(Sun) 12:43:41

【人】 桧垣 やよい

 
 

── 朝・朔也くん ──


  うん、楽しかったな。昨日のお出掛け。


[ 美味しいクッキーを食べて、
  昨日はちょっと背伸びしてカフェラテを飲んでみた。
  クッキーはどこか懐かしい味がして、
  素朴な見た目の想像を超えて美味しく感じた。

  誘って良かった、って。
  その言葉が嬉しくて、だけど複雑で。
  なんて言ったらいいか分からない表情で笑った。

  だって、 ]



  
(92) 2023/02/12(Sun) 15:44:33

【人】 桧垣 やよい

  
  

  昨日と今日はね …………


  
(93) 2023/02/12(Sun) 15:44:37

【人】 桧垣 やよい

  
  

  ────── ううん、なんでもない。

 
   
(94) 2023/02/12(Sun) 15:44:44

【人】 桧垣 やよい




[ 両親が亡くなって、桧垣やよいはひとりぼっちだった。
  だけど今は、ひとりぼっちではない。


  その心を埋めるのは、誰なんだろう。


  桧垣やよいを好いていてくれることを知っていて、
  これじゃまるで彼を利用しているみたいだ。 ]


(95) 2023/02/12(Sun) 15:44:53

【人】 桧垣 やよい

  
 
 
  ありがとう。
  ご飯はちゃんと食べてるよ。
……たぶん。


  だけど最近ちょっと疲れ気味だから、
  気を付けて食べるようにするね。


[ いつも優しいのは彼の方だ。
  優しいのはわたしなんかじゃない。

  その優しさに甘えてここまできてしまった。

  校舎に入るとじゃあねと手を振って、
  それぞれの教室に別れる。 ]

 
 
(96) 2023/02/12(Sun) 15:45:26

【人】 桧垣 やよい

 
 

  ごめんね …………
  
 
[ 離れていく背中にそっとこぼす。


  本当はあの日、

  わたしは花束みたいなキャンディと、
  テディベアの小さなぬいぐるみのキーホルダーを
  受け取っちゃいけなかったの ] **

    
 
   
(97) 2023/02/12(Sun) 15:45:31

【人】   愛智 哲弥

― あれから、少しして ―

[ 桧垣さんとは、テスト勉強の約束をしてから
  勉強を教え合ったり、校内や外でも会うことが
  少しだけ増えていたかな。

  君の明るさ、優しさ。
  時折、寂しそうにみえる表情すら、
  俺にとっては愛しくて、時間を重ねる度に
  君への想いは強くなっていくばかりだった。

  一人暮らししているって本当?
  俺も同じようなものだけど。


  そんな話をすることもあっただろうし、
  理由を聞かれれば、両親が離婚したことや、
 
  父と二人であることとか、妹がいて、
  今でもよく連絡をくれることとか、
  何でもないことのように軽く話しただろうね。]
 
(98) 2023/02/12(Sun) 19:56:09

【人】   愛智 哲弥

 
 
[ ―― それから、
  君のことが知りたくて、]
 
 
(99) 2023/02/12(Sun) 19:56:12

【人】   愛智 哲弥

 
 
  得意料理とかある?
  俺は……炒飯とか、簡単やつ

  たまに揚げ物食べたくなるけど面倒で……


[ そんな他愛もない話をしたり、]
 
 
  一人暮らしってことは、全部一人でしょ
  大変だろうけど…… 無理はしないようにね
  
  一人だからこそ、楽できることは楽しなよ?
  ちなみにこういうずぼら術が……


[ 心配をしながら、笑って、
  君の役に立てたらとこっそり調べたことを教えたり、
  そんな風に距離を縮めようとしていた。

  でも、一人暮らしの理由については、
  君から話をしなければ、聞くことはしなかった。]
 
(100) 2023/02/12(Sun) 19:56:14

【人】   愛智 哲弥


[ 踏み込んだことを聞いて、
  君に嫌われるのが怖かったんだ。

  今までそんな風に思ったことはなかったのに、
  誰に嫌われても、好かれても気にしなかった。]

 
(101) 2023/02/12(Sun) 19:56:16

【人】   愛智 哲弥


 
[ 恋をすると、人は少し臆病になるのかもしれない。
  それでも、踏み出さなければ―― 何も変わらない]
 
 
(102) 2023/02/12(Sun) 19:56:18

【人】   愛智 哲弥

― 夏祭り数日前 ―

[ だから、俺は。
  もう少ししたら、夏祭りという日。
  宿題を一緒にやっていたか、登校日だったか。

  もしくは、連絡先を交換していれば、
  メールやメッセージで。]
 
 
  今度ある夏祭りなんだけど、
  もし他の人と約束したりしてなかったら、
  一緒に……行かない?


[ 頬がいつもより赤かったのは、
  きっと、夏の暑さだけではない。

  直接、会っていたのなら、もしかしたら
  緊張で声が震えているのに、
  気づかれてしまったかもしれない。


  君と一緒に過ごす初めての夏。
  勇気を振り絞って、君を祭りに誘った。

  返事を待って、その答えを聞くのが
  怖くて、でも少しだけ期待して―― 。**]
 
(103) 2023/02/12(Sun) 19:56:21
結城 朔也は、メモを貼った。
(a9) 2023/02/12(Sun) 20:58:38

【人】 桧垣 やよい

 


── あれから、少しして ──


[ 愛智くんとの他愛ない毎日は、
  とても、とても、幸せだった。

  勉強を教え合ったり、>>98
  校内や外でも逢うことが増えたり。

 そうなんだ、私、一人暮らしなんだよ
  だけど、今は、淋しくなんてないんだ


  強がりに見えちゃったかな。
  でも本当だよ。

  こうやって、私を気にかけてくれる人がいて
  私を勉強や遊びに連れ出してくれる人も居て ─── ]


 
(104) 2023/02/12(Sun) 22:49:37

【人】 桧垣 やよい

 


[ 得意料理、わたしはなんて答えただろう>>100
  料理はするけど、簡単なものしか作らないから
  …揚げ物も、おうちでは、しないかな。

 そのあとも、学校で逢えば、
 きっと今日見た簡単なレシピ!とか
 愛智くんは教えてくれるんだろうな。

 私はそれがたまらなく嬉しかったけど、
 だけど、………そうだね、

 ほんの少しだけ、困ったような顔もしてたと思う ]


 
(105) 2023/02/12(Sun) 22:50:03

【人】 桧垣 やよい

 


[ だけど夏祭り数日前、
  愛智くんからメールが届けば、
  きっと光よりも早く私はスマホを手に取って ]


  行きたい。
  絶対行く。


[ 考える間もなく、返事を返す。
  愛智くんとの夏祭り、絶対楽しいに決まってる。
  断る理由なんて、私には、なかった。

  スマホを手に持ったまま、
  私はベッドでごろごろと転がって
  うれしい、うれしい、と口に出す。

  頬が熱い。
  浴衣、持ってないな…
  そうだ、時間とか決めなくちゃ…

  目を閉じて、微睡む。
  この時がずっと続けばいい、そんな風に願いながら
  私は、そのまま、眠りに落ちた。 ]**

 
(106) 2023/02/12(Sun) 22:50:57
 




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