人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


ノアベルト花売り妖精 アイシャに投票した。
ミズチ花売り妖精 アイシャに投票した。
スカリオーネ花売り妖精 アイシャに投票した。
オーウェン花売り妖精 アイシャに投票した。
エドゥアルト花売り妖精 アイシャに投票した。
チェルシー花売り妖精 アイシャに投票した。
フランドル花売り妖精 アイシャに投票した。
エアハート花売り妖精 アイシャに投票した。
レイ花売り妖精 アイシャに投票した。
アイシャ花売り妖精 アイシャに投票した。
シュゼット花売り妖精 アイシャに投票した。

アイシャは村人の手により処刑された。

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
ノアベルトが無残な姿で発見された。

幽界の歪み
突如として空間が歪み、この世とあの世の境界が曖昧になってしまった! 今日に限り、生者も死者の声や姿をハッキリと捉える事が出来るだろう。

現在の生存者は、ミズチ、スカリオーネ、オーウェン、エドゥアルト、チェルシー、フランドル、エアハート、レイ、シュゼットの9名

酒場のマスター(村建て人)

『政府からの御布令』(本日の吊り先)
 ・フランドル


 今日も新たな名の書かれた紙を衛兵が貼って行った。
(#0) 2021/12/12(Sun) 21:01:39

【人】 仮面の役者 フランドル

 
「へえ」

かつん、金属製の踵を鳴らして掲示板の前に立つ。

「──よそ者は何処でも煙たがられるらしい。
 …ツケが回って来たかな、色々と。

 まあいいさ、観客がそういった筋書きをお望みとあらば。
 この三文役者は絞首台にだって上がるのさ」

芝居がかった調子は常よりもやや静かなもの。
けれどある種の死刑宣告を受けてなお、
役者騙りは役者を気取るらしい。

「とはいえ顔は勘弁して欲しいものだなぁ…」
(0) 2021/12/12(Sun) 21:24:23
フランドルは、前日連行された死霊術師の事を思い返した。顔はまずい。
(a0) 2021/12/12(Sun) 21:24:58

「……『大切な商売道具です、それで稼いだものを、どうぞ』
 なんて、お衛兵様に懇願して見ればいいんじゃない……?」

件の死霊術師が現れて、皮肉気に言い放った。
これと同じようになるとすれば、まさしく役者にとっては死活問題だ。

「……あなたが私と同じようにされるかなんて、知らないけど」

【人】 錆鉄御納戸 ミズチ

 どことなくぼんやりとしたままなことに変わりはないが、丸一日前よりかはずっと落ち着いた様子だ。掲示板の内容に目を通し、名前と人物を結び付ける。彼は確かに隠し事の気配は孕んでいたように思うが……。
(1) 2021/12/12(Sun) 21:31:50
ミズチは、そんなことを考えていたら、当人が現れていた。「……立派な姿勢だな」
(a1) 2021/12/12(Sun) 21:32:01

【見】 騎兵 リーゼロッテ

「そーゆーのってぇ、言うと他のトコがひどい目に遭わない?
 ゲヘヘ、てめーは顔はいいからなァ…みたいな〜」

縁起でもない事をあまり遠回しでもなく宣う。
政府は女性に飽いたか。とはいえ綺麗どころである。

「フランドルさんツケとかあるのぉ?
 よっぽどありそぉなヒト、他にいると思うけどなぁー。
 けど最初がチェスティーノさんだったの考えるとぉ、
 やっぱ……ネタ切れ?」

記憶に残らないだけで、顔見知り以外にもいかにも怪しい者は連行されているのかもしれない。
それでいて尻尾を掴めずにいると。
そうであれば目立つあたりを見せしめに捕らえるもアリか。
(@0) 2021/12/12(Sun) 21:35:24
ミズチは、なんとなしに周囲に視線を向けた。赤いリボンや黄色い花が椅子に置かれている。>>3:c7>>3:a37
(a2) 2021/12/12(Sun) 21:37:50

【人】 錆鉄御納戸 ミズチ

>>a2

「……」

 花は、アイシャが普段座る席にある。彼女のことだ、皆に向けての何かしらのメッセージだろう。花占いの花が浮かんだ。

 けど、リボンの方は? あれはアンゼリカのものだ。昨日ぼんやりとしていた自分はともかく、ノアベルトが気付かないわけもない。──いい予感はしなかった。
(2) 2021/12/12(Sun) 21:42:10
ミズチは、忘れ物の赤いリボンを拾った。
(a3) 2021/12/12(Sun) 21:42:50

「……」

「今回の御布令は。
我々にとってあまり良くない知らせです」

「根拠のないものだと良いのですが」

レイは、変な夢を見た気がする。
(a4) 2021/12/12(Sun) 21:48:58

【人】 仮面の役者 フランドル

 
「や、どう考えてもふんだくられるだけふんだくられて
 『約束はしていない』なんて言われるオチだろう、それは。
 どうせろくでもない目に遭わされるなら、
 せめて誰ぞの手くらいは噛んでやりたいものだなぁ」

与えられるかもわからないお慈悲を乞うよりも、
多少手傷を負ってでもやり返してやりたい質らしい。
政府の者に聞かれていれば自身の首を絞めそうな発言と共に
死霊術師の言に大仰に肩を竦めて見せた。

「まあ、"たまたま目に付いた"んだろう。
 嫌疑を掛けられる理由なんて、大抵はそんなものさ。
 しかしどうにもこの街の人間は
 人の顔を狙うのが好きらしいからなぁ…」

この役者、よくよく様子を見ていた者ならば
つい先日も顔に真新しい傷を拵えていたと知っているはず。
やっぱり顔は無事では済まないかも。
(3) 2021/12/12(Sun) 21:49:28
アイシャは、予定通りに尋問を受けました。
アイシャは「何も知っている事はないのです」と答えました。

その声色も態度も、普段と遜色なく。
理不尽な拘束にも、暴言にも、等しく同じ温度を返しました。

「私はお仕事をしていただけなのです。
 怪しい人も、お店には来なかったのです。

 いえ、庇ってなど。分かっていたら、ちゃんとお話ししているのです」

花売り妖精にとっては、この騒動が膨れ上がって暴動にならないのであれば それでよいのです。
自分への尋問が行われることで、終着への足掛かりになるのであれば。
アイシャは、それを甘んじて受けるつもりでいたのです。

【人】 残氷 の エアハート

 
「────」

男は椅子に座りながらも一切の表情が消え失せた顔で、
ただ貼られた紙にずっと視線をやっている。

               
もっと早く殺しておけばよかった。
(4) 2021/12/12(Sun) 22:16:37
だからアイシャは、真っ白なローブが捲りあげられて。
背中に生えている綺麗な羽に刃を当てられても
、ちっとも怖くなんてなかったのです。
しょうがない事なのです。

人間と妖精の合いの子は、妖精の何倍も大きい羽を持っているのですから、それを欲しがる人もいるだろうと知っていたのです。

嘘。我慢してるだけだ。
ヒペリカムの花言葉を思い出して、耐えていました。

堪えきれなかった痛みの中で、ちょっとだけおかしな夢を見ました。

酒場に戻ってきました。背面が赤く染まったローブの下の膨らみはなくなり、ぺとりと張り付いているよう。

今日はしばらく、個室から出てこないでしょう。

【人】 埃運び オーウェン


「……」

人間味の失せたようなツラの男を、横目で見て。
そして次に張り紙を見る。
つまらなさそうで、どうでもよさそうでいて、

だけどそれでも、心は揺れ動くもの。

「さて次は誰だろうな。
 俺か。それともお前か、あるいは他の誰かか。
 ああ面倒だ面倒だ……どうせこんなもん鬱憤溜まった政府の憂さ晴らしに違いねえってのに」

不平不満ばかり出てくる。威勢のいい罵言のひとつやふたつ、とっとと捻りだしたいのに出てこなかった。
(5) 2021/12/12(Sun) 22:26:36

―――聞こえた言葉に、ぴくりと眉を動かした。

「……」
何かがあったのか。何かが起きそうなのか。
それとも、そのような事も『当たり前』だと平然と語れる環境にいたのか。
ヘルは、知らない。

しませんよ


だからすぐに出たのは否定だ。

「構いません。私は貴方を信頼すると決めました。

私は貴方に望みをゆるせるようになって欲しいと願いました。
ならば私は、私も、貴方の行いをゆるします。
失敗なんていくらでもすればいい。誰だってするんですから、次は失敗しないように考えればいい。
どうすれば良いかわからないならば、私も一緒に考えましょう。

ヘルがガルムを見限る事は、ありません」

そう言い切るぐらいの情は、既にあるのだ。

【人】 仮面の役者 フランドル

 
馬鹿な事をしたよ、お前は


ぽつり、呟いたのは誰に対してか。
この場に居る誰かに宛てたものとも限らないけれど。
そして、それが誰かに拾われるとも限らない。

「──『不幸せなのは我々だけではないようだ。
 この世界という広大な劇場は、我々が演じている場面より
 もっと悲惨な見世物を見せてくれる。』」

「願わくば、カーテンコールは笑顔で迎えられるよう。
 哀れな役者は、次の場面に期待するとしよう」

長台詞の後に、かつん、金属製の踵を一つ鳴らして。
役者騙りは一度部屋へと戻って行った。
(6) 2021/12/12(Sun) 22:58:42
フランドルは、悲劇のままで終わるつもりは無い。
(a5) 2021/12/12(Sun) 23:03:41

大道芸人 チェルシー(匿名)は、メモを貼った。
2021/12/12(Sun) 23:16:57

 3日目時空のチェルシー様

「ぜひ仲良くなって頂きたいのです。
 結果を信じることで、よりよい日々が送れると自負しているのです。
 と、お花も言っていたのです。

 はいなのです、チェルシー様に愛された花はその恩返しを絶対にしてくれるのです。
 陽気なチェルシー様がもっともっと元気で明るい存在になって、
 きっと素敵な大スター間違いなし!なのです」

体いっぱいで感情を表現する貴女を見て、花売り妖精もにこにこです。

「む、これは造花なのですけれど……
 実はチェルシー様にぴったりな色をしてるなと思っていたのです。
 ぜひプレゼントさせてほしいのですよ」

造花に意味は宿らない。きっと悪いことは起こらないはずです。
オレンジ色のユリに可愛らしい赤のリボンをつけて、貴女に差し出すことでしょう。

【人】 百識眼 の シュゼット

「どこの誰が御上に告げ口するとも知れねぇ、オーウェンのの旦那も気ぃ付けなすって」

女はいつも通り此処にいる。いつも通りだ。
(7) 2021/12/12(Sun) 23:19:57

【人】 百識眼 の シュゼット

いつも通りの場所から、いつもと違う変化を感じ取る。

「ノアベルトの旦那、しくじりやがりましたかねぃ・・・」
 あぁ厭だ厭だ、こうも陰気クセェとまったく商売する気も起きゃしゃがらねぇ」
(8) 2021/12/12(Sun) 23:26:34
メモを貼った。

【人】 灯屋 レイ

灯屋の仕事は夕暮れ。
ソール太陽スコルに追い立てられて大地の向こうへ消える前。
夜闇がすっかり路地を飲み込んでしまうまでに灯りを点ける。
ゆらゆら揺れるカンテラの光が街灯に点っていく。

そうして戻り、御布令を視界に映した。

「―――」

何も言わず、酒場に入る。
今日は静かな端の方。カンテラの灯りに照らされながら静かに人々を眺めていた。
(9) 2021/12/12(Sun) 23:37:12

【置】 錆鉄御納戸 ミズチ

 ミズチは、夜に響く笛の音を聞いた。昨日にどうだったかは曖昧だが、確かチェスティーノが政府に連れられたらしい夜から同じ音を聞いているように思う。

 ミズチは>>3:L0で触れた通り、音に関して敏感な方だ。前日と違い、機能的には普段と変わらない程度に回復もしている。それなりに高度な隠蔽工作がなされていない限りは、その出所突き止めるだろう。
(L0) 2021/12/12(Sun) 23:55:25
公開: 2021/12/12(Sun) 23:50:00
錆鉄御納戸 ミズチは、メモを貼った。
(a6) 2021/12/12(Sun) 23:55:41

 3日目のミズチ様

その反応に、小首を傾げましたが。
そういえばおふたりはよく一緒におられるのです、と納得いった様子でした。
同じ結果の偶然とはいえ、お揃いのお花を渡すことが出来て少しばかり満足気です。

「とんでもないのです。
 ですけどローダンセは、小さくて可愛らしいお花なのです。
 そんなお花と同じ色で生まれて、幸せなのですよ」

「きっとお花も喜ぶのです。
 変わらぬことを、祈らせてほしいのですよ」

代金を受け取って、ぱちくりとしましたが。
チップのようなものだと分かれば、報酬袋の中に大事にしまい込みました。

大道芸人 チェルシー(匿名)は、メモを貼った。
2021/12/13(Mon) 1:23:43

【置】 錆鉄御納戸 ミズチ

>>L0 笛の音

「……」

 発生源と感じた場所には何もなかった。ミズチは己の探索能力を稚拙なものだとは思っていない。証拠を残さないために気を付けるべきことも心得ている。こうして現場に残ったものから得られたのは、相手の技術や意識が低いものでないという事実だった。

 わざわざ痕跡を断つのは、暴かれたくない何某かの理由を持っていることの証左だ。わかるのはそれだけで、その内容はミズチには見当付けられないが。

 音が聞こえてからでは、発見には至らないのだろう。見つけるのなら、こうした場所にアタリをつけておいてになるか。そんなことを考え、似た条件の場所をいくつか見繕うに一先ず調査は留めた。

 ──まさかそれが最近何人かが見て話題になっている妙竹林な夢の原因だとは欠片も思わなかった。タイミングがタイミングだからね、しかたないね。
(L1) 2021/12/13(Mon) 2:05:37
公開: 2021/12/13(Mon) 2:05:00
錆鉄御納戸 ミズチは、メモを貼った。
(a7) 2021/12/13(Mon) 2:07:32

 3日目のフランドル様

受け取ってもらえたのを確認すると、一度スカートの端を掴んでカーテシーの仕草。

「期待しているのです、それこそがきっと貴方の生き方だと思っているのですよ」

そして口上と共に差し出されたカランコエの花に、目を瞬かせます。
カランコエの花がもつ意味を思い返し、妖精はふわりと微笑みました。

「はい、幸福のお花―――ですね。
 ありがとうなのです。大事に、お部屋に飾っておくのですよ」

差し出した時と同じように、両手で花を受け取ります。

 3日目のレイ様

貴方の優しい手つきに、花売り妖精はまた笑います。
紫の色は、素敵な貴方によく似合うから。

「私は、レイ様を。
 そして、お花の声を信じているのです。だから、きっと大丈夫なのですよ」


「きっと、何事もない日常はいずれ戻ってくるのです。
 どんなことも、その日の為の必要経費なのですよ。

 帰ってきたらまた、皆さんにお花を売って。占いをするのです。
 もっともっと、素敵な事を届けたいのです」

だから、"大丈夫"。何度だって、アイシャはそう言うことでしょう。

まるで、そうあってほしいと願っているかのように。

「…………そうか」

結果を聞き、いつものように、静かにうなずく。
我々は人の隠れた力を表面上知ることができるだけだ。
何を思い、行動をしているかまでは知りえない。
ましてやその御布令の名を変える力だってなかった。

「……では、おれも伝えよう。
 おれにできることがあれば、命令を」

命令を待つような姿勢は相変わらずだ。


『当たり前』だ。
己が誰かの所有物である人生のほうが長い男にとっては。
道具は人が使わなければただの置物。
そして、役に立たなければ捨てられるものだ。

「……貴方は。おれの隣に立とうとする」

上ではない。そこに戸惑うのは『当たり前』を崩されるからか。はっきりと言い切られた言葉に反論するすべもない。

ガルムは常々、誰かの味方でいたいとは思うが
誰かが己の味方である必要はないと思っている。

けれど、今抱いた戸惑いの他に感情があるとするならば

『──貴方が、此方の味方ある必要はない。だが、そうであるのなら、それは』


あの時にも感じたそれは
悪い感情では決して、なかった。

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

「…………………………」

しばらく酒場から姿を消していたエドゥアルトが
次に現れたのは、まるで一悶着あったような、全身ボロボロになった状態だった。いつもどおり真顔のまま。
外套や服のあちこちに鳥の羽のようなものが刺さっていることから、狩りにでも出向いていたのだろう。

「飯」

片手にはエドゥアルトの身長の三分の二はある鶏にも鶴にも似た奇妙な鳥を携えて。捕まえてきたらしかった。
(10) 2021/12/13(Mon) 7:07:42
エドゥアルトは、鳥を持ったまま、掲示板に目を通した。特に何を言うこともない。
(a8) 2021/12/13(Mon) 7:13:07

エドゥアルトは、捕まえたはいいが、このあとどうするか具体的に考えていない。
(a9) 2021/12/13(Mon) 7:16:02

エドゥアルトは、端に座るレイを見ている。ジッ……
(a10) 2021/12/13(Mon) 7:16:42

【人】 仮面の役者 フランドル

>>+5 三日目 アイシャ

貴方が花を受け取ったなら、
こちらもカーテシーに応えるように恭しく一礼をして。

「……私の生き方、か。
 期待に応えられるよう努力はするが、さて…」

顔を上げて呟いたのは、何とも曖昧な言葉だったけれど。

貴方から受け取った花を確かに携えて、
そうしてその日は部屋へと戻って行ったはず。

──黄色のラナンキュラス。
それが持つ意味も、それそのものも。
"影"を名乗るこの役者には、少々眩しすぎるものだとしても。

今はまだ、私物の少ない役者騙りの部屋に。
この日、捨てられないものが一つ増えたんだろう。
それはきっと、確かな事。
(11) 2021/12/13(Mon) 9:58:01
 
「さて、随分遅くなってしまったが…
 この分ならホドも上手くやったと見て良いな」

「問題は、次だ。
 俺は未だ取り立てて吊るし上げるべき輩を見付けてはいない。
 身動きも…正直なところ、取りづらいな、これじゃ。

 だから任せきりにはなるが、
 あんた達が出ると言うなら任せる。
 とはいえ行けと言われれば従うまで。それくらいだ」

昔、もう十数年も前の話。
***としての暮らしを思い出すことで平静を保つ。

今響き渡る煩い心臓の音も、
目に滲む涙も、存在しないかのように。

ここでの話は見るに堪えない。
だから、昔の思い出に浸ることにする。


歳にして15。

幼い頃から
従者
としての人生を歩むようにしつけられた彼は、
幾つもの厳しい訓練を超え、一族の優等生となっていました。
しかし、影の中に潜む一族、彼らを敵視する存在もおり、
幼い芽は早めに摘むべしと、哀れ人さらいの餌食となってしまいました。


青年が薄く目を開くと、シャツとズボンだけという
心もとない格好で拘束されていた。
口は汚らしい布で封じられ、ブーツに包まれた足は柱に固定されていたが、
痛んだり折れても居ないのが幸いだった。


『お前の持っている秘術が邪魔なんだ、ここで消えるか配下になって貰おう』



青年を襲った男はもうどんな名前だったか忘れられてしまったが、
気持ち悪く髪を伸ばしていて、それに隠されていた片目に傷があり。
成人しきっていない子供を捉え、愉しそうに笑っているそのドブのような瞳はどろりと濁っていた。


(冗談じゃ無い、誰がこんな小物の言いなりになるか。
 そんなことになるのなら、死んだ方がマシだ)


青年は、はじめは意識が無い振りをしようとした。だが、相手も上手だった。

気づかれているなら、大人しくしててもいいことなんてない。
少しでも縛られている縄が緩まないかと体をひねってたりを試した。

しかし、この首の輪が有ると力が抜けてしまう。
ああ、腕一本ぐらい折れてもいい。
せめて何とか抜けること、あるいは立ち上がることさえできたら。
逃げられる、そう思ったときだった。


「ぎっ、あ”……ッ! うぁあああっ!!」

左の太ももに鋭く冷たい感覚、次いで我慢できない熱さが迸った。
噛み合わない歯の間から悲鳴が上がって、
声が途切れる前に次の熱が襲いかかってくる。

『いつまで意地をはっていられるか見物だな』


見えない人影から囁かれる言葉が頭に入ってくるこない。
ただ、この苦しみを感じないために必死で彼は意識を自ら切り取った。

(はやく、師の元に帰りたい。主人に会いたい)

この口を開かないために、死なないために、
そして――己を保つために。


片足の感覚が無い、片腕が捻られて歪んでいる。
背中がしびれて、どこの皮が残っているかも定かでは無い。
中身は無事だ、呼吸は出来る。
喉が詰まっている、泡のようで口の中が気持ち悪い。
何度打たれたか、腰が酷く重い。
このままじゃ走って逃げることも叶わない。


頬を、顎を、太ももを伝った体液も乾ききり、
文字通りに目に光が差し込まなくなった頃。

彼の耳元に、地から湧くような声がした。


それは、目の前に居た厭らしい男の影であったが。
それは、気まぐれな祝福という名の呪いであったが。

影は青年に話しかけた。

―――世界の影に、闇に潜む者にならないか。


(この状況から逃れることができるのなら。)

―――見合う対価は、お前自身。


(***の?)

―――髪でも、爪でも、渡した対価は二度と戻らない。


(それならば、***の命以外の全部をあげます。)


目に入る世界の半分、片方の瞳を奪われた青年は姿を溶かす。
彼を探す慌てる声に耳も傾けず、腕を外し、
おぼつかない足取りで外へと出ればまぶしい薄暗い朝日が迎えた。


ここまでは、見事な生還劇と言えたのではないでしょうか。

青年は影を操りさえは出来ないものの、
見えない姿で悪さをしながら生き延びることが出来ました。
彼を襲った男の姿が見えたことから、
封じ込める魔術があると知り、アクセサリー、衣類を試し、最終的に帽子に影をいれることで落ち着いたそうです。

さて、そんなノアベルト、と
掃除屋を名乗るようになった彼は。

その頃からうまく表情が作れなくなっていました。
辛いと嘘でも思えず、苦しげな表情も演技すらすることができません。

そんな男にとって尋問は、
後遺症もなく過ごしたかった環境に不都合であり、結果。
見るにも耐えない姿になるまで、―――というのは嘘であり。

そういう、ことにした
を流しました。


実際、オーウェンの部屋の前に、
いつかの予告通りの大量の血痕と、何故か猫じゃらし。


ノアベルトが借りていた酒場の一室の私物はなくなり、
どうしてか贈り物にしか見えない花の籠が置かれていたことから、

彼が大怪我を負い、
人前に出られない姿である噂が蔓延りました。


それは半分本当であり、半分偽りの噂でした。


男が尋問を免れたことも。
他の彼らと同じ拷問に合わなかったことも。
ほとんどの人物の耳には入らないことでしょう。

【人】 埃運び オーウェン



「……」
(12) 2021/12/13(Mon) 11:26:16
オーウェンは、ノアベルトの名を力一杯壁にぶつけようとしましたが、
(a11) 2021/12/13(Mon) 11:26:45

オーウェンは、猫じゃらしを見て、忌々しげに舌打ちをしました。
(a12) 2021/12/13(Mon) 11:26:58

スカリオーネは、仕事をしたようだった。路地裏から悲鳴が聞こえてくる。
(a13) 2021/12/13(Mon) 12:31:28

【人】 骸狩り スカリオーネ

「…………」

ぼろきれのような何かを引きずりながら、
男は酒場に現れた。
掲示板を見て、先に酒場に居た部下たちから
噂を聞き、懐刀の末を聞いた。

「そうか」

とそれだけ。いつもの通りに返して。
ふと、引き摺っていたぼろきれの……
気絶している男の死霊術師に今更気づいたように。

「……運び屋、オーウェンはいるか。
 こいつの首にかかった懸賞金の半分をやる。
 代わりに政府に突き出しておいてくれ」

その辺に男、〈人皮綴り〉を投げ捨て、
二階へと上がっていった。
ぼろきれになった男には魔女退治とまではいかないが、
小鬼退治よりは美味い懸賞金がかかっているだろう。
(13) 2021/12/13(Mon) 12:42:30
首輪を付け、傷と痣が目立つ体で酒場に駆け込んできたアンゼリカは、酒場の群衆のざわつきとどこからか聞こえてくる噂から、師匠の身によくないことがあったのではないかと予感する。彼に何があったかは、知る由もない。

「せ……せんせ……。ノアせんせ、どこ……。」

必死に辺りを見回すも、当然その姿はない。
よろよろとその場にへたり込み、誰にも聞こえないような声で呟く。

「やめて……。もうこれ以上、わたしの……
 大切な人を、傷付けないで……。」

スカリオーネは、オーウェンの部屋の前を見て立ち止まる。すぐに歩き出した。
(a14) 2021/12/13(Mon) 12:43:42

【人】 灯屋 レイ

>>10 エドゥアルト
酒場に入ってきた人物の悲惨な格好を見て、ぎょっとしたように目を丸くした。
次いで目に飛び込んできたのは1m以上ある鳥(らしきもの)。

「 ? 」


背景に星がいっぱい現れた気がします。きっと気の所為です。
とにかくすべてを理解しました。でもね、でかくないですか?
ちょっと、ちょっと待ってくださいね。確かにおいしいチキンを捕まえてくるとは言ってましたけどね。ちょーーーっと待ってくださいね……。
煙の魔女から『あれ早くどうにかしな』と言わんばかりの視線を浴びながら、エドゥアルトに近付く。

「…………
よくできました


花丸。予想外のデカさでしたが、えらい事に変わりはない。
嫌がられなければ頭を撫でましょう。爪先立ちしたら届くはず。
(14) 2021/12/13(Mon) 12:46:30
錆鉄御納戸 ミズチ(匿名)は、メモを貼った。
2021/12/13(Mon) 12:46:59

「わたし良い子にしてますから」、とお祈りをしている。その対象は神様ではないのだろう。

スカリオーネは、二階から降りてきた。
(a15) 2021/12/13(Mon) 12:58:06

【人】 灯屋 レイ


灯屋はそのまま、料理を届けに来た給仕のひとりに声を掛ける。

「すみません。あれが先日頼んだものです。捌いておいしい料理にしてください」
「はァ!?あんなでかいって聞いてないんですけど!?ってかアレ魔物じゃないですか!?うちゲテモノ料理屋じゃ」

「金貨1枚上乗せします」
「5枚」

「2枚」
「5枚」

「……3枚」
「しょうがないなー。ま、うちの大将珍しいモン好きですからね。任せてくださいよ!」


話はついた。
3人がかりで鶏のような鶴のようななにかは運ばれていっただろう。
(15) 2021/12/13(Mon) 12:58:59
レイは、エドゥアルトに向かって手招きした。「手当しますから、座ってください」
(a16) 2021/12/13(Mon) 13:00:05

【人】 骸狩り スカリオーネ

「…………」

いつもの席について、テーブルを指先で叩いている。
この男がこうしている時は大抵、考え事をしている時だ。

ややあってから首を振り、酒とツマミを注文した。
……頼んだものとは別に、見慣れない鳥のツマミが出る。
なにも言わずに口にした。

「……火鼠の舌をくれ」

辛味が足りないようだった。
(16) 2021/12/13(Mon) 13:13:58
スカリオーネは、合間に部下達から報告を聞いている。
(a17) 2021/12/13(Mon) 13:17:16

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

>>14 レイ

「     ? 」

煙の魔女からの視線も、貴方からの視線の意図も、絶妙に察することができない。怪我をしているせいかと結論付けた。
大きければ大きいほどお得だと思ってより大きいものを獲って来たまでのこと。

「……ああ。変な鳥だが、美味いと聞いた」

エドゥアルトはとっさに頭を垂れた。
撫でられている。相変わらず表情には出ないが
ゆれる尻尾がその感情を示していた。
(17) 2021/12/13(Mon) 14:05:02

【人】 埃運び オーウェン


>>13 スカリオーネ

「はいただいま。依頼ということなら問題なく。
 部屋の前を汚しやがったクソバカ掃除屋未満のせいで、
 一刻も早く婆さんに金叩きつけてやんなきゃならなくなったんでね、マジで助かる」

ミンチにされたくなきゃジッとしてろクズ野郎、
とひと蹴り入れながら担ぎ上げて。

「……こうしてる間にも、
 明日は来るもんだから……ままならねえな」

誰かが虐げられ、誰かが蜜を啜り。
街並みは変わらない顔を見せていることに、心底辟易した。
(18) 2021/12/13(Mon) 14:05:16
エドゥアルトは、レイに招かれるまま彼の前に座った。これくらい、放っておいてもすぐ治るが……。
(a18) 2021/12/13(Mon) 14:06:10

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>18
「……その軽口、"未満"を重用する者には
 聞かれない方がいいだろうな」

呟いて酒を流し込む。
この都市でままなる事などそれほど多くはない。
蟹の祭騒ぎもどこへやら、
酒場の喧騒もうわべを残して、
下には多くのものが渦巻いているのだろう。

「……騒がしい事だ」
(19) 2021/12/13(Mon) 14:54:18
スカリオーネは、テーブルを指先で叩いている。
(a19) 2021/12/13(Mon) 14:54:54

【置】 錆鉄御納戸 ミズチ

──死人に、口はある。

一般的に聞く手段を持つ者の方が少ないことは事実だ。あれは、あれは、、これは? 死者の言葉を過去の記憶と言うなれば尚のこと、小生は聞かなければならない、そうあれかしと、のぞまれた、命を受けた、……どちらだった、どちらでもなかった? ああ、そうだった。きちんと全うしなければならない。

死霊共のこれらの言葉は小生に向けられたものではない、いや、いや、それは、そう、そうだ。小生に死にぞこないだの死体のくせにだのという言葉は当てはまらない。生きている者への怨み言は小生のものではない。小生は、イヤサカの技師の作った絡繰人形だ。そちらに宛てられた言葉はただの事実だ。何の隠し立てもなく、後ろ暗いこともない。


──ああいや、小生は死体になりたいのだった。

正しく言うなれば、死体になれるようになりたい。死ぬということは、生きていないとできない。小生は生きていると認められたい。こうして死者に怨み言を向けられるということは、ミズチは生者であることの証左ではなかろうか。

欲しがっていたものを聞かない理由もない。聞きたくない言葉だったから聞かなかったことにするというのは無責任だ。小生は、聞いている、聞こえている。それに、託された。少なくとも小生はそう認識している事案がある。故に聞かないことは選択肢に挙がらない。可能な限り、可能な限り、聞かなければならない。


──大事にする言葉は、きちんと持っている。

小生は思考しない生ける屍にはなりたくない。そうなりたくないのなら、考え続けろと言われた。故に、小生は思考し続けなければならない。耳を塞いだこの状態が続くことは、期待を裏切ることに繋がる。


──それは、いやだ。
 
(L2) 2021/12/13(Mon) 15:06:37
公開: 2021/12/13(Mon) 15:05:00
ミズチは、声を聞くことを選択した。昨日、太陽がまだ空にあった頃のこと。
(a20) 2021/12/13(Mon) 15:06:46

【人】 灯屋 レイ

>>+6 3日目、アイシャ
唇を噛む。
それでもいつものように振舞う貴女に、どうにか……少しだけ歪な笑みを返した。

「……はい。私も信じています。
何事もない日常。より良き日々が訪れる事を。
貴女が戻ってきて笑顔で花を売り、言葉を届ける事を」

「心から願っています」

大丈夫。大丈夫。
貴女の繰り返した言葉をレイもまた、繰り返したでしょう。

そんな事、叶うはずもなかったのに。
(20) 2021/12/13(Mon) 21:30:16

「その方が見やすいし、声も聞きやすいでしょう」

貴方の当たり前に自身の当たり前を突きつけて崩している気もする。それはそれで良くない事でもあるのだろう。
けれど、やっぱり見限ったり切り捨てたりなんて事はできないだろうなと思うのだ。

「私は意外と寂しがり屋なものでして。
だから隣にいて頂けると、助かります」

視線を下ろした時に誰もいないと、寂しいじゃないですか。
命令のようにもお願いのようにもとれる言葉と共に、そんな言葉を零した。


「…………。寂しがり屋。そうか……」

ふ、と笑い声のような吐息。

「貴方が、そう望むのなら、いなければ、ならないな……」

となりに。やはりどこか居心地のわるさのような、戸惑いが
なくなったわけではないけれど。そう命令されてしまっては、従うほかない。

「……ヘルの望む『より良き日々』とはなんだろうか」

ふいに浮かんだ疑問を投げかける。

「もしこの街がきらいで、壊してしまいたいと、自分の良い日々だけを願う人が革命軍にいたとしたら、どう思う?」

貴方はそれでもあちら側の味方でいようと思うのだろうか。

【人】 灯屋 レイ

>>17 >>a18 エドゥアルト
爪先立ちせずとも届くようになった頭をよしよしと撫でる。
口や目以上にものを言う尻尾を微笑ましく感じた。
……ちょっとだけ触りたくなったが、それより至る所にできた傷が気になるので我慢する。

「ほう。見た目は驚きましたが……それは、とても楽しみです。

少しの傷が致命傷になる事だってあるでしょう?
ほら、まずは腕を出して。……服は繕うか、新調する必要がありそうですね」

どんな戦いをしたんですかと呟きながら治療薬と包帯を出し、順番に手当していく。
終わる頃にはできあがった料理が届き始めている頃だろう。
きっと二人分には多い量の肉だ。酒場にいる他の者にも振舞われていくのだろう。
(21) 2021/12/13(Mon) 23:09:48
「そうですとも」

大真面目に頷く。
―――投げられた質問に、緩んでいた口元が微かに歪んだ。

「飢えない事。寒さに震えない事。
病に怯えない事。太陽の下で歩める事。
……皆平等にとは言いません。けれど下層市民が、もう少しマシな生き方ができればいいと思うのです」

『──ある者は、この街への憎悪から。』

誰かの言葉を思い出す。この街はそんなにも憎まれていたか。

「私、この街は意外と嫌いではないのです。
だから、壊されるのは困りますね。自分にとっての良い日々というのも、きっと破壊した上で行われるものでしょう。

……革命軍全体がそう考えるようになったなら。
私はあちらの味方ではいられなくなるでしょう」

政府側にもなれず、革命軍側にもなれず。
そんな立場でやれる事なんて高が知れている。

「まぁ、足掻いてみますよ」

それでも黙って見ている事は、きっとできないだろうから。

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

>>21 レイ
「……あいつは……足がはやい……。
 ……突っ込んでこられると、銃で狙う暇が、ない……
 殴り合うしか、なくなる……」

また銃使いのくせに、肉弾戦をやったらしい。
服に刺さった羽をはらって、大人しく手当をされてはいるが、どこか居心地が悪そうだった。こんなに丁寧に手当てされたことなどあまりない。

「……服はあとでいい………。
 それより、食べるといい、そのために獲ったのだから」

できあがった料理が、運ばれてくる。
シンプルに、ローストされたもの。
(22) 2021/12/14(Tue) 1:43:10
「…………そうか。
 貴方は、この街が、きらいじゃない、と」

ガルムはこの街が好きかと言えば、わからなかったものだから、同意をすることはなかった。今日のメシも満足に選べないような男は、人の役に立ちたいのだって、それ以外の生き方を知らないから。

「おれも、下層市民が、誰かが、救われることはきっと喜ばしいことなのだろう」

「……けど、同時に、壊されようが、それで救われる誰かがいるなら、それでもいいと思っているおれは、どこか、おかしいのだろう」

政府側でもない、革命側でもない、うつろな存在。
番犬は、はじめてあなたとは明確に違う意見を言った。

残氷 の エアハートは、メモを貼った。
(a21) 2021/12/14(Tue) 4:50:46

フランドルは、貴方の剣だ。
(a22) 2021/12/14(Tue) 6:51:07

「……」

「検討は、ついてきましたが。
今日は
エアハート
を調べてきます」

/* 
先に占い先相談失礼します。そろそろフラグを圧し折りたいPLより

ミズチは、出されたシチューに疑問を持たなかった。それは支柱では?とツッコむ者はその場にいない。
(a23) 2021/12/14(Tue) 10:19:43

ミズチは、このシチューよりも、店売りのシチューの方が好みだった。それはそう。
(a24) 2021/12/14(Tue) 10:35:03

【見】 吟遊詩人 フェリックス

酒場に少し姿を見せなかった詩人は、
眠たげに瞼を半ば閉じながら、味気のない告知を読んでいる。

「我々は風評には気を使う生業なのだがなあ。……ま、奴さんなら拍になるやもしれん」
(@1) 2021/12/14(Tue) 11:10:06
スカリオーネは、政府発行の新聞を読んでいる。『人皮綴』の逮捕に関する記事が出ていた。
(a25) 2021/12/14(Tue) 11:42:17

ミズチは、チェスティーノに会った。
(a26) 2021/12/14(Tue) 11:49:59

【人】 灯屋 レイ

>>22 エドゥアルト
「……今度狩りに向かう時は声を掛けてください。
近付けないように手伝う事はできますから」

前に立つとは言えない紙装甲。それでもひとりよりはマシでしょう。たぶん。
どこか居心地の悪そうな様子は無視して手当を一通り終えた頃、料理は運ばれてきただろう。

「流石に仕事が早い。
冷めてしまう前にいただきましょう」

手を合わせていただきます。
味がどうだったかは、頬をゆるっゆるに緩めた顔が全てを物語っていた。
(23) 2021/12/14(Tue) 12:43:41

【見】 騎兵 リーゼロッテ

「詩人さん、まっさきにボコられそぉなのに無事だねぇ?
 知ってる情報吐け!みたいなのはしないんだねぇ。
 ロッテ政府くんの考えるコトよくわかんなぁ〜い」

カウンター席に腰掛け、つまらなそうに足を揺らす。

酒場に姿を現さない者もいれば、いかにも痛めつけられた様子の者もいる。同情はするし、誰が同じ目に遭えば良いとも思わないけれど、やり口は理解できなかった。
統治とはこのようなものでもそこそこ成り立つのか、と感心すらしなくもない。

「どんどんイキショーチンしてくし、なんかヒマぁ〜。
 カニさんでも狩りに行ってこようかなぁ?」
(@2) 2021/12/14(Tue) 13:16:17

【見】 吟遊詩人 フェリックス

「俺はま、役人の弱みを掴んでいるからして」

カカカ、と闊達に笑ってからリュートを小さく鳴らした。喜劇の音。

「俺も見物しに行くかなぁ。蟹狩り。英雄譚とはいかないが」
(@3) 2021/12/14(Tue) 13:23:48

【見】 騎兵 リーゼロッテ

「きゃー、やらし〜い♡
 上が腐ってるならショクムタイマンとかはイミないし、
 コジンテキな弱味ってヤツ?
マゾとか〜


この話題できゃっきゃとはしゃいでも衛兵に睨まれることがないのは、少女の物々しい実績によるのだろう。
結局そんなものだ。

「あ、来るぅ〜? ケガとかしないよーにねぇ♡
 シキを上げるお歌とかあったら歌ってほしいなぁー」

椅子を降りて隣の席を占有していたランスを担ぐ。
先日の新聞記事の切り抜きは更新されていた。一日で帰還できるであろう距離まで、ヒュージキャンサーは近づいているようだ。
(@4) 2021/12/14(Tue) 13:35:45
ミズチは、やはり見た通りのことしか分からなかった。どうなっているのだろう…( '-')
(a27) 2021/12/14(Tue) 14:14:51

【人】 大道芸人 チェルシー

「カニさん行くんですか〜?そういえばチェルちゃんも、カニさんについて気になってることがあるんですね〜……
 カニさんの脳みそがカニミソさんじゃないなら、本当のカニさんの脳みそは一体何なんでしょうか!?!?
 チェルちゃん、好奇心が爆発しそう!カニさんは可愛そうですが……リーゼちゃんに脳刺してみて欲しいですね、脳!」

ひょっこりと宿に顔を出している少女は、やんややんやと口を出す。
役人の話題には触れない。自分は狙われる側だとわかっているから。


「というわけでチェルちゃんも見に行きたいですね、見に!出来ることはと言えばフェリちゃんの曲に合わせた芸とか、囮とかですけれど!」
(24) 2021/12/14(Tue) 14:26:31

【見】 騎兵 リーゼロッテ

「脳みそ…会えばロッテのカンにピーンとくる…かも!?
 チェルちゃんのチテキコーキシン、尊重しちゃお♡
 囮は危ないからダメだよぉー、って言いたいトコだけどぉ。
 じっさい気を引いてもらったら助かっちゃうんだよねぇ」

慣れた様子で馬を借りる手配をしながら、指で自分の頬をつつく。
考え事をする時の癖。あまり見られない。考えないため。

「それじゃぁ、ヒマそーな人に声掛けて
 てきとーにパーティ組んどこーっと。
 もーちょっとしたらしゅっぱつ〜!
 ついて来る人はついて来ていーよぉ♡」

/*
システムが思いつかないので普通にサクサクめに戦闘ロールします。
#蟹討伐」とかタグをつけて合流等ご自由にどうぞ。
時間が時間なので5日目に跨ぐと思いますが、タグ付きの発言は4日目時空として扱っていただけると幸いです。
(@5) 2021/12/14(Tue) 14:50:17
村の更新日が延長されました。

「ああ……わかった。では、おれは
チェルシー
を探ろう」

さて、これもいつまでつづくのか、次は誰が連れていかれてしまうのか。せめてそれが、貴方ではないことを、祈る。

錆鉄御納戸 ミズチは、メモを貼った。
(a28) 2021/12/14(Tue) 16:57:35

錆鉄御納戸 ミズチは、メモを貼った。
(a29) 2021/12/14(Tue) 16:58:18

【人】 大道芸人 チェルシー

「わぁ〜いさすがリーゼちゃん度量がBIG!
 そこしびれあこがれついていくっ!

 チェルちゃんも一応冒険者ですからね〜!
 切った刺した張った張ったは不得意ですが……
 身体を使わねばならない時がありますとも!
 それに最近全身を輝かせる芸を習得しまして……」

そんな感じでカニパ(本人呼び)に付いていくのであった……
(25) 2021/12/14(Tue) 18:06:39
戻ってきた次の日のお昼ごろ、酒場に姿を見せました。

 
「ああ、問題ない。
 穏便に済んだ。報告する内容も特段ない。

 むしろ穏便じゃないのはお前の方だろう。
 下手にお前が動いても半端になってしまいだと思うが。
 上手くやれる相手を見つけていると言うなら別だ。

 野良猫、お前はどうだ。
 正直な所、俺は少々気分がすぐれない。
 それこそ穏便に終えたのを滅茶苦茶にしかねない。

 ……誰でも良いと言うなら動けるがな」

/*
噛みに悩む狼窓ですわ。私、凶狼なので仲間噛みもできますけど、噛む理由がまだ思いついてないので、何か提案あればそれも選択肢として使える、とお書きしておきますわ。担当者も悩みますわね。

「本音を言うと、吟遊詩人をいきたいんだけど……
 奴はコネで護られてるフシがあるからにゃあ。
 全く、好きに尋問もできないなんて。
 中間管理職はいっつも貧乏クジばかり引くにゃ。

 ……接点があるところからいくならミズチでいく。
 でも、それは積極的な理由じゃないにゃ。
 だから誰か浮かんだらそれでいい、にゃん」

「……この後の身の振り方は、考えなければな。
 ここから連鎖して、とかお話にもならない」

/*
こちらも似たようなもんです。一日延長して助かった……と思いつつ、暫定の相手は↑言っておきますね。

外れた手錠を壁に投げつけた。

「このような場所でも、故郷というものなので」

ロクな場所じゃないとわかりながら残り続け、愛想を尽かして出て行くのではなく変えていけたらと願った程度には。思うところがあったようだ。

「……いいえ。おかしくはありません。
皆救われるおとぎ話なんて、現実で起こりうる事はないんですから。
どちらにも救われる者がいて、どちらにも傷つく者がいるでしょう。
私が片方を選択したように、貴方はどちらでも構わないという選択を行っただけです。

……ガルムの意見が聞けて良かった。
私の選んだ道が誤っていても、貴方を巻き込まずに済みそうだ」

エアハートは、いくらなんでも酒場の男全員が非処女はないだろう……と、さすがに考えた。
(a30) 2021/12/14(Tue) 22:06:37

オーウェンは、何だか酒が不味くなった。部屋の前のクリーニングが済んでないからか。
(a31) 2021/12/14(Tue) 22:31:08

フランドルは、どつかれた所は地味に痛むし寒気はするし。
(a32) 2021/12/14(Tue) 22:50:53

ミズチは、何某かの意識を向けられたような気がしたが、その正体は分からずじまいになったのだった。
(a33) 2021/12/14(Tue) 23:47:30

スカリオーネは、新聞から興味を失ったので窓の外を見ている。
(a34) 2021/12/14(Tue) 23:59:00

レイは、チキンがおいしい。これチキンなんですかね?チキンみたいな味がするのできっとチキンです。
(a35) 2021/12/15(Wed) 0:02:50

フェリックスは、ノアベルトへと、不透明な笑みを向けた。
(t0) 2021/12/15(Wed) 0:09:04

チェルシーは、今日の風さん………………………騒がしいですね…………………………と言った。
(a36) 2021/12/15(Wed) 0:12:54

【見】 騎兵 リーゼロッテ

#蟹討伐

―《黄金の海》近辺―


ヨルムガンドは砂漠と海の境界に立つ。
豊かなる海を背に砂上船で砂漠を数刻泳げば、金色の岩肌を敷く《黄金の海》と呼ばれる地帯に辿り着く。
普段は体の大きい砂蜥蜴の類や気性の荒い大怪鳥などが闊歩し、隊商も冒険初心者も基本的には避けて通る場所である。

そのモンスター達が今はどこぞに身を潜めている。

“原因”は巨大な図体をゆっくりと――とはいえ、巨体ゆえの尺で決して油断できる速度ではないが――遠く海へと向かわせている。
砂色の発達した甲殻、ひと振りで塔でも崩しそうな鋏。
不意に見上げただけではそのフォルムの正体を掴めないだろう。

ひたすらに巨大な、蟹である。
それが、今ここには2体。
(@6) 2021/12/15(Wed) 0:22:01
ぼうっとお花を並べています。

【見】 騎兵 リーゼロッテ

#蟹討伐

腕に覚えのある冒険者達が砂上船を次々に降りて行く。
リーゼロッテもまた、地上に下ろされた馬に飛び乗った。

「ひゃー、でっかいねぇー!
 これはお鍋には入りきんないなぁー」

船上を振り返って暢気に手を振って、槍を構えて手綱を引く。

―――さて、蟹のほうはといえば。
渡りの時期で気が立っているらしく、向けられている敵意に応じんと早くも鋏を振り上げていた。

       
ン!!


落とされた鉄槌は地面を文字通り砕き、辺り一帯を揺らす。
流石にこれが直撃する者はいないようだったが、地割れに一人ばかり足を取られていた。

一瞥し、それがヒーラーでないことを確かめると馬を走らせる。
非常にざっくりしたものだったが、作戦は聞いていた。

「んー、やっぱ足辿って走るのはムリだねぇ」

あわよくば、と言われていた考えを捨てて足元へ。
(@7) 2021/12/15(Wed) 0:32:21
『人皮綴』が逮捕された事を知った。

【見】 騎兵 リーゼロッテ

#蟹討伐

魔法使いの詠唱が終わり、リーゼロッテが向かう足の1本に弾丸めいて雷撃が撃ち込まれた。
凄まじい音にも動揺しない“当たり”の馬をひと撫でして、

「いっくよぉ〜〜〜、
 ちゃんとひっくり返してねぇ〜〜」

ただ槍を振りかぶり、
脚の節めがけて突きを放った。

「あ」


流石の《脳刺し》にも規格外の巨体をなぎ倒す膂力は無い、
―――筈であった。

本人もそう思っていたから、はじけるように砕け、衝撃波で開いた穴から見える景色にぱちくり目を瞬いた。

「あちゃ〜、まぁいっか?身はぶじだよねぇ?」

柱をひとつ失った形になり、頭胸部がぐらりと傾いていく。
(@8) 2021/12/15(Wed) 0:50:48
リーゼロッテは、出発前に小瓶の中身を舐めて、にが〜い!と騒いでいた。
(t1) 2021/12/15(Wed) 0:55:16

「流石は〈骸狩り〉……仕事が早いのね」

同じ死霊術師である〈人皮綴〉が逮捕されたことに、にべもなく。
むしろ、あんな輩はそうなってくれて清々すると言わんばかりに。

「……何があなたをそうさせるんだか、ご苦労なことだわ」

【人】 灯屋 レイ

>>c6 アイシャ
「花を。ひとつ頂けますか」

ぼんやりとした様子の貴女に以前のように声をかけた。
これが貴女へ与えられる日常は、これぐらいだ。
(26) 2021/12/15(Wed) 1:01:38

【見】 騎兵 リーゼロッテ

#蟹討伐

砂塵を巻き上げ、裏返される前に地上に降りてきたあたまの正面へ馬を走らせるのを見て。
盾役が退いてもう1体の方へ向かい、
魔法使いは次の詠唱を切り替えて、
先ほど地割れに巻き込まれたひとりは慌てた。



      「えい♡」




蟹の『脳味噌』がどこにあるのか。
もちろんリーゼロッテだって知らなかった。
チェルシーは見ているだろうか。
振り抜かれたたった一人の少女の槍は、

目と口のあいだ、集まる神経節を一撃で破壊した。
(@9) 2021/12/15(Wed) 1:02:35
ミズチは、彼女に野菜や調味料を差し入れるのは余計な世話だろうか、と思い浮かべた。
(a37) 2021/12/15(Wed) 1:03:34

シュゼットは、「どのクチが言うんだかねぇ・・・」
(a38) 2021/12/15(Wed) 1:03:40

【人】 埃運び オーウェン

#蟹討伐

「バッカデカ。」

ストレートな感想が出てしまった。
ポーションもマジックアイテムも、
鞄に入るだけ持って来たが……足りるものなのか。

足りるかどうかじゃない、ド迫力のスケールが、
今まさに目の前にある。
それこそ詩とかで聞いた歩く大陸か何かだ。

すう───と息を吸って、ホイッスルを吹くと、
まるで怪鳥の鳴き声を思わせるような金切り音が、
《黄金の海》に響き渡る───!

「ッ〜〜っと。注意忘れた。まあいいか、大した音でもないしこんくらい。
 あんなんにできることといったらサポートだか、ら!」

地割れに巻き込まれる間一髪のところで鈍臭く飛び退き、
何処からともなく飛んできた大鷲に片腕を掴ませて、
冒険者達の群れから斜め横に逸れたほうへ行く。

「いやあいつ
バカどころか大馬鹿力過ぎるだろ。

 本当に必要かなあ他の有象無象……」
(27) 2021/12/15(Wed) 1:04:45
メモを貼った。

メモを貼った。

【人】 大道芸人 チェルシー

#蟹討伐

「………今日のカニさん………………
          騒がしいですね…………………」

今日のも昨日のも無いわけだが。
小娘は首を0度に曲げ、天を衝くと言わんばかりの"壁"を前に、ぽつりと呟いていた。

「お二人組なんて言ってましたっけ?
 複数人でご来場の際は言って欲しいですね〜!
 心臓が口からまろびでるかと思っちゃいましたよ〜!」

普段ならそのまま後ろにゴチーンと倒れては一回転する芸をしている所だったが、もはやそれを見る誰かもいないだろう。目線は皆が皆、前だ。

「流石にヤバいなあと思ったので、チェルちゃん見守ります!
 フレーッ、フレーッ、リーゼちゃんーーーっ!!!!」
(28) 2021/12/15(Wed) 1:10:49

【人】 大道芸人 チェルシー

大怪鳥程度なら相手が出来た。砂上船での露払いも担っていたかも知れない。
けれどこれは無理だろうと思って。一介の芸人風情なら、戦いを見守り、勝利の跡に芸を披露するぐらいでいいかと思って。
でも、


「あ、……」


鋏が振り上げられた時の、冒険者らの動作で、
”ああ、あの人はダメだな” ”避けられても、あれじゃ”
そう勘付いてしまって、気付いた時には、空に踊っていた。

誰も見ていない間に、溜め息だけ零す。ごく短い間のことだ。

(29) 2021/12/15(Wed) 1:12:08
 レイ様
貴方に声を掛けられて、少し遅れて反応を返します。
ふわり、と笑顔にはまだ疲れが残るものの 以前のように振舞おうと努めている様子です。

「あ……は、はいなのです。
 ごめんなさい、ぼーっとしてたのです。

 えっと、どのようなお花をお求めなのです?」

勿論、希望がなければお任せでも構わないようです。

【人】 大道芸人 チェルシー

「〜〜〜〜なんて言いましたがやっぱ我慢できません!
 チェルちゃんもやりま〜〜〜す!!!!!!!!!!」

倒れ込むように。
空を舞って、一回転。着地。駆ける。
馬はいらない。馬術は知らないし、速さが一番の取り柄だ。

音が響く。揺れで跳ねる。
駆けて、地割れにもつれた一人の元へ。
種も仕掛けもある速度。

「躓いちゃいましたか?人間誰しも躓くものですね〜!
 でも立ち上がるのが人間の資質なんで、すよっ、と……」

そしてチェルシーは、なけなしの力と器用さで手早く、
手早く……

「抜けませんね!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

抜けませんでした。
(30) 2021/12/15(Wed) 1:27:32

【人】 大道芸人 チェルシー

雷鳴の音が響く。あと近くですっげえ貫通音聞こえた気がする。ついでに早く抜け!って言われてる。

「お太りのお友達ですね〜!
 ちょっとダイエットとかしませんか?ダメですかっ?
 いやこれちょっとほんと……」

やっぱこんなこと、やるもんじゃないな、と思う。
今もすごい罵倒されてるし。小娘がふざけんな速くとか。


──でも。良かったことがあった。
力を込めて抜こうとする、その時に、見上げた光景で。目の前の人物が慌てている所で──
チェルシーは見た。一番の特等席で。
一際大きい破砕音と、良く知る声。


ああ、あれが──カニさんの脳みそなんだぁ……
チェルシーは、呆然とそう思った。
(31) 2021/12/15(Wed) 1:28:24

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>+13 ペトルーシャ
花売りがいるからだろう、煙はない。
不意に部屋に訪ねられでもしない限り、
子供に煙は浴びせない。
この男は一定のルールに則って動く。

「あれが愚かだっただけだ」

いつも通りに。興味を失ったように。
しかし、続く言葉に目を伏せる。

「……多くの者が何かを為すのには、目的がある。
 お前は何故死霊術を修めた?
 騎士が剣や槍を持って戦う理由はどうだ?
 政府の連中が今頃躍起になって炙り出しを始めたのは?
 理由は様々あれど、最終的に行きつく先……
 真理はひとつ――」

「――必要だったから。」


「それ以上の理由や説明など、要るまい」

二度、テーブルを指で叩いた。
(32) 2021/12/15(Wed) 1:31:00
 レイ【3日目時空】

「……ええ、舌は変わってないわ。今も」

旧知の仲には、ほんの少しだけでも皮肉気な態度もなりを潜める。
傷口に沁みるのだろう、注文された飲み物はゆっくりと口にする。

「……でしょうね。構わない、これは……少し零したくなっただけ。

 けれど、騒ぎが収まるまでなんて、待っていられないわ……」

 スカリオーネ

「必要だったから、ね……」

ふぅん、とその言葉の奥にあるものに想いを馳せながら、反芻する。
テーブルを指で叩く姿を一瞥してから、視線を宙に浮かせて。

「……教えたふたりは"はずれ"だったのかしら?」

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>+16 ペトルーシャ

「…………」

もう、2回。

「……少なくとも片方は。もう片方もじきにわかる。
 お前ほど利口な奴は存外少ないものだ。
 ……間抜けなら、そろそろ掛かるな」

言って、男は立ち上がる。それから、4歩。
出口に向けて歩いた時点で、窓の外が明るくなった。
一瞬後に、爆発音。幸い窓が壊れる事はなかった。

「行ってくる」

スイングドアが音を立てた。
(33) 2021/12/15(Wed) 2:15:01
スカリオーネは、下層区域に姿を消した。
(a39) 2021/12/15(Wed) 2:53:06

【人】 灯屋 レイ

>>+14 アイシャ
「いいんですよ。まだお疲れでしょう?
では、先日選んでいただいたラベンダーの花はまだありますか?香りも気に入ったので、もう少し欲しくなりました」

今日はその場で代金を支払うだろう。先日の分も合わせてしっかりと。
花を受け取ってもすぐには離れようとしなかった。

「……お腹が空いていたら、チキンはどうですか。
エドゥアルトが大きな鳥を獲ってきてくれたんです。
しっかり焼いたものもほろほろになるまで煮込んだものも、なんでもありますよ」

出てきたのはそんな言葉たち。
灯屋なりの気遣いのようだ。
(34) 2021/12/15(Wed) 3:04:55

【人】 灯屋 レイ

>>+15 ペトルーシャ【3日目】
「それはよかった。
後でこちらを舐めておくといい。口の中の傷によく効きます」

貴女の前にコロンと置かれたのは包み紙に入った飴が数個。傷に効く薬草が含まれているらしい。ちなみにミルク風味。

「いいえ。相棒がないと心細いのはよくわかります。
……あちらが押収したものをどう扱ってるかによっては、取れる手段もあります。なんとか探ってみますよ」
(35) 2021/12/15(Wed) 3:15:03

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

>>23 レイ
「……貴方の手を煩わせるわけには」

「…………………そもそも、おれが
 気づかれずに狙わなければ、いけなかった」

居場所がバレてしまう狙撃手など、格好の餌食だ。
人にものを頼む身分ではないと言わんばかりに首を横に振り。
料理を目の前にフードの下の耳ごと、頭を垂れた。尻尾も。

「……うまいか…………?」

頭を垂れたまま、見上げ、尋ねる。その表情が物語っていても、いや、物語っているからか、聞いてみたくなった。

エドゥアルトも、やがておもむろにチキンを掴み食べ始める。
相変わらず無表情だったが、やはり尻尾は正直だったろう。
(36) 2021/12/15(Wed) 5:14:08
 
「……随分、…いや…
 …俺は現状無理に動く理由は無い。
 後のことはあんた達に任せる事としよう。
 任せきりにはなるが、新参者らしいと言えばらしい有り様だ」

「言うまでもないが、向こうにあんた達の事は吐かないさ
 こっちに構わず為すべきを為すといい。
 口を噤んだところで、バレる時はバレるだろうがな…」

/*
たいへんおそくなりました。
わたくしグチャグチャお嬢様、襲撃先も襲撃もお二方にお任せ致しますわ。
正直延長が無ければ終末(オワ)ってましたわ。
ギリギリでいつも生きていましてよ…

ミズチは、一度酒場に戻った時に、彼らのやり取りを耳にした。>>36 少々思うことがあった。
(a40) 2021/12/15(Wed) 8:36:44

ミズチは、あまり酒場で姿が見られていない。昨日とはまた違った理由で。
(a41) 2021/12/15(Wed) 8:37:12

ミズチは、食事をとる頃にエドゥアルトの狩りの成果が残っているといいなと思った。杞憂で済みます。
(a42) 2021/12/15(Wed) 8:37:14

エドゥアルトは、狩りの成果がツマミに出るくらいには、余っていそうだから皆も食べるとよいと、思った。
(a43) 2021/12/15(Wed) 12:31:00

【人】 灯屋 レイ

>>36 エドゥアルト
「それぐらい構いはしませんよ。
気付かれずに狙えるようになるまで、手を借りるのだと思いなさい。
……そもそも、動けないような怪我をしていたらどうするつもりだったんですか」

貴方が構わなくても私が構うのですと。
頭をもう一度、ぽんぽんと軽く撫でただろう。

「もいひ…… むぐ 
……すごく、おいしいです。今まで食べた中で一番かもしれません。
ほら、貴方も食べましょう」

目を細めて左右に揺れる尻尾を見て、再びチキンを口に入れた。
(37) 2021/12/15(Wed) 12:55:03
その夕方に『いる』。たしかにそこにいて鈴の音を鳴らしている。だが姿を現さない。

姿を現したくない。

【置】 錆鉄御納戸 ミズチ

錆鉄御納戸
 

 錆鉄御納戸(さびてつおなんど)とは、緑みの暗く鈍い青色のことです。錆鉄は錆びた鉄のことでなく、「侘び寂び」に通じ、暗くくすんだという意味がこめられました。
 納戸色は江戸時代に流行した藍染めの一つで その色が納戸のうす暗い感じに似ているため、また納戸の入り口の垂れ幕に使われていた色からついた色名といわれています。


-「伝統色のいろは」錆鉄御納戸とは?のページより引用-

わび・さび
 

 わび・さび(侘《び》・寂《び》)は、日本の美意識の1つ。貧困と孤独のなかに心の充足をみいだそうとする意識。閑寂ななかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさをいう。一般的に、陰性、質素で静かなものを基調とする。
 本来は侘(わび)と寂(さび)は別の意味だが、現代ではひとまとめにして語られることが多い。人の世の儚なさ、無常であることを美しいと感じる美意識であり、悟りの概念に近い、日本文化の中心思想であると云われている。



 本来、侘とは厭うべき心身の状態を表すことばだったが、中世に近づくにつれて、いとうべき不十分なあり方に美が見出されるようになり、不足の美を表現する新しい美意識へと変化していった。



 本来は時間の経過によって劣化した様子を意味している。漢字の「寂」が当てられ、転じて「寂れる」というように人がいなくなって静かな状態も表すようになった。


-Wikipediaより引用-
(L3) 2021/12/15(Wed) 14:21:59
公開: 2021/12/15(Wed) 14:25:00
「そうか、……。だが、おれは、貴方の味方だ
 それは今も変わっていない。
 何が正しくて、何が誤っているかなど、わかりはしないが」

「──故郷、だから?」

よほど思い入れが強い場所なのか、と。

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

>>37 レイ

「……………………………」

エドゥアルトは、反論する言葉を持ち合わせていなかった。
手を借りると言うのも、もし動けないような怪我をした時のことも。どこか誤魔化すようにチキンを口に頬張る。

「そうか、よかった。……たしかに……うまい」

貴方の顔を見て、わずかに目を細める。
そうして、しばらくチキンの味に舌鼓を打つ時を過ごした。
(38) 2021/12/15(Wed) 16:04:08
エドゥアルトは、誰も姿の見えない場所を見つめている。
(a44) 2021/12/15(Wed) 16:17:18

「なんですか……」そのへんから声が聞こえる。

 
/*
時間が 時間が足りませんわ!!
暁月卿オーウェンお嬢様に噛みをお願いしてもよろしいかしら…!?

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

「…………ノアベルト?」

姿を現さない理由はエドゥアルトにはわからない──
何か彼の噂が流れていた記憶はかすかに覚えてはいるが。

「……いたのだな」

何か用があったわけではない、気配がしたから見ていただけのことだ。だからエドゥアルトは、特に何も聞くことはしなかった。
(39) 2021/12/15(Wed) 18:34:06
ノアベルトの声に顔を上げた。

レイは、ノアベルトの声がした辺りにチキンを置いた。元気がない時はおいしいものを食べた方がいいですよ。
(a45) 2021/12/15(Wed) 18:55:35

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

#蟹討伐

──これはエドゥアルトが蟹討伐の噂を聞き『黄金の海』へ出向いた頃の時。


馬を操り前線を走る者、地割れに足を取られる者
仲間を鼓舞する声、耳を劈く笛の音、迸る魔法の光。

蟹討伐に群がる冒険者から少し離れた砂上の
スコープ越しに、もう一体の巨大な蟹を狙う者がひとり。

……でかい。心中で呟きながら
前衛に気をとられている隙に得物のトリガーを引く
得た情報を頼りに、防御が疎かとなった足の根元を狙い撃つ。
やや砂埃が邪魔をするが、一発、二発と的確に当てていく。
エドゥアルトは"当てる"ことだけは得意だった。

他の冒険者の力も相まって、
ふいにぐらついた巨体ごと鋏が振りおろされる。
目のまえのものを倒すことだけに集中していた故か
それに気付くのに一歩、遅れてしまった。

「────」

声も出ぬ間に砂塵が舞い上がり、避けるべくとっさに転がった
エドゥアルトの姿が遠くの砂中に消えていった。
(40) 2021/12/15(Wed) 19:00:29

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

>>40

#蟹討伐

それからどのくらい時が経ったのかは定かではないが
盛り上がっていた砂の中から、のそりと這い出る男がひとり。
ずれたフードの隙間から獣の耳が飛び出し、ぶんぶんと頭を振って砂を吹き飛ばした。

「……生きてる……」

エドゥアルトは、はっと顔を上げ砂の中から
自身の得物を慌てて探し当てて大事そうに抱える。

「……」

ひとつ、安堵のような息を吐いた。
砂埃に目を眇めた先には、ひっくり返った巨大蟹が遠くにぼやけて見えた。多少は役に立てたのだろうか。
(41) 2021/12/15(Wed) 19:01:34
/*
構いませんわ。参りましてよ〜

オーウェンは、あえて何も触れない。
(a46) 2021/12/15(Wed) 19:13:12

 エドゥアルト

「……あ〜、エドゥアルトは目がいいですね〜……。
 敵にしたくもなりたくもありません。
 これでもモンスターにはほぼ見つからない奇襲100%の姿なんですよ」


気配がするから見ていただけだ、とすぐに判断すれば気が抜けたように机にへばりつく。
やってきたチキンの皿が手に当たり、おもむろに手を伸ばせば、握った手元からその肉が周りには見えなくなっていく。
あとから投げられたのはきれいにしゃぶり尽くされた骨だけだ。

カラン。
  
「ありがたいことに足と腕、その上首までつながっています。嬉しい温情ですね本当に……」


声が小さい。
見るからに、見えないが、元気がない。

 レイに銅貨を一枚投げた。「ありがとうございます……」

【置】 残影の フランドル

 
託すべきものは託した。
託されたものは、可能な限りを。
あとは時を待つだけだ。

自分のものも、誰かの為に在る自分も。
他人には、何一つとしてくれてやるつもりはない。
くれてやるのは、"哀れな役者"の道化芝居だけだ。

何があろうとも、他人に折られる事は許されていない。

だからフランドル・スキアーは折れる事ができない。
生かすも殺すも委ねる先は一人だけ。
己に立てた誓いがある限り、剣に寄る辺のある限り。
これまでも、そしてこれからも。
(L4) 2021/12/15(Wed) 20:44:15
公開: 2021/12/15(Wed) 20:50:00
レイは、明らかに低いテンションと囁くような声に眉を寄せ、シチューも置いておいた。暖まりますから。 >>c12
(a47) 2021/12/15(Wed) 20:51:49

ミズチは、エドゥアルトの成果の鳥さんをおいしくいただいた。後で感想とちょっとした話をしに行くつもりだ。
(a48) 2021/12/15(Wed) 20:57:27

 




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