84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】
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| >>37「そうかい、いまどき書生君というわけだ。」 聞けば納得したが、端から名前を呼ぼうという気も無い風。 「いいやなに、俺の本拠は寺のようなものでね。」 ブレスレットを見て一度は肯う、今回に限れば己の推察通りに違いない。 祭の記録に遣われる者。 「ご存じかもしれないがこのような集落じゃあ血縁や財産、そして生死の記録はそこで出し引きされる。」 「俺はそこからの使いぱしりという奴だな、然程でもねえが神涙で多少の意見は適う身さ。」 「べつに年一祭の時にしか島に出やがらないつう訳ではない、どこぞの舞子と違ってな。」 僧職というには不躾な物言い、悟りを得たというには仄暗い瞳中。 肝が据わったように落ち着いているとするなら、お互いすこし似ているのかも知れない。 「己が何を見るも勝手だが、尻拭いまで『先生』に頼るなよ。」 「好奇のが勝るとつうなら俺も手伝いくらいはしてあげよう。」 (39) 2021/07/20(Tue) 17:53:11 |
「まぁ、やってる内に慣れるやろ。
祠行ったら分かる分もあるやろうしな。
……スマホなぁ、使えんけどまぁ、うちの店で
携帯の充電器ぐらいは扱っとるで。後で持ってこよか?」
戸隠の表では発言出来ない、というのが、
男に伝われば、必要ならば
メモ帳とペンの予備ぐらいも渡してくれるだろう。
「まぁ、都会の喧騒に疲れたら持ってこいやで。
毎年の祭りもいうて仕事無かったら気楽やしな。」
名物に関しては海の幸が美味いと島ならではの話。
恐らく割り当ての見返りにそのうち何か届くだろう。
「短所も言い換えれば長所やで。
俺にはその素直さあらへんからな。ええことや。
何の基準で選ばれてるかはわからんけどなぁ……。
まぁ、なるようになるて。」
「りょーかい。まぁ、なるようになるか。
滞在費も貰っちゃってるしな、それなりに村に貢献するよ。
ああ、ええと……」
彼は、教授から『おまじない』をかけてもらったということを語った。
人前で口を開かないかわり、魑魅魍魎を退けるのだという。
効果の程は定かではないが、
少なくとも人が多いところでは遵守するように教授に言い含められたのだとか。
あなたがメモ帳を都合してくれるのなら、喜んで受け取った。
「都会の喧騒ねぇ。……俺はなんだかんだ、街のことが好きだから。
まぁ、けど、たまにはいいな、やっぱり」
のんきにいいながら、ぐ、と大きく伸びをする。
「基準ねぇ……あ、ここってまだだれかくるのだっけ」
| >>38無口な男は、物陰で休んでいる。 しばらくたてば、また台の上で踊りだすだろう。 そうするのが自然であるかのように。 (40) 2021/07/20(Tue) 18:27:34 |
「なかなか摩訶不思議な事を信じとる教授はんやなぁ。
ええよ、後で長はんに請求しとけば
あるていは経費で落ちるやろうしな。」
無理でも通そう。それぐらいの弁は立たせよう。
そうでなければこんな子に"仕事"をさせるのだ。
流石にシラサワにとて、罪悪感ぐらいはある。
そうして筆談の為の予備のメモ帳とペン、
携帯型充電器をそのうち渡してくれることだろう。
いつ持ったことにしても良い。
「多分もう一人ないし二人は来るんやないかなぁ。
祠行くん揃ってからにするか、
もう今居るんで行くかは悩むとこやけど…。」
古民家特有の吊り下げの電灯を見上げてぼやいた。
| >>39自身の物珍しさに触れられれば、ふと小さく笑みを浮かべる。 島の者への礼を欠いている訳では無かったが、それでも 青年の仏頂面には、得も言われぬ昏さが見えるようでもあり。 「なるほど、それは御足労様です……。 であれば俺も島外の身として、祭り事が終わるまで 粗相などいたさぬよう心がけましょう」 わざとらしく言ってのけたその言葉は 果たして世辞か洒落か、それとも。 「ええ、痛み要ります。 ……沙華さん。 『先生』にも、ご迷惑をお掛けする訳には行きませんから。 ……まあ"何かあれば"、またいつか」 そうして再び、青年は短く名を呼んで、返事を成す。 物腰の静かさは、まるで語るべき言葉たちを 己が携える本に記し置いて来てしまったかのように ひどく端的で、しかし、秘めたる何かを思わせるものだった。 >>2>>27再び目を泳がせれば、今度は別の会話が目に映る。 人目を惹く鮮やかな色を持った知らぬ者と 紅化粧の引き立つ面立ちをした薬屋。 己の持つ本から垂れる、赤い栞紐のように。 花があしらわれた派手な髪留めと 黒く艶やかな三つ編みが、小さく揺れたように見えた。 (41) 2021/07/20(Tue) 18:48:12 |
| >>38「シキはんもか。」 シキのブレスレットが見えれば、男がそう口にする。 シキの名前を知っている辺り、 この男と会話をしたことがあるかもしれない。 島のよろず屋。日用品や食料を売っており、 この祭に本島からの飲食物を仕入れたとなれば、 本島にあった何かしらを求めて店に来たことがあるのかも。 「まぁ、"祭りを楽しんだら"ええよ。」 滅多に何かしら起きる訳やないしな。 たいていブレスレットなんてつけとるだけで終わる。 …終わると思いたいもんやなぁ。 (42) 2021/07/20(Tue) 18:48:29 |
「変な人なんだよ。ま、面白い人でもある……
助かる、ありがとう」
もろもろを受け取って、やはり素直に頭をさげる。
「ふたりかひとりか、か。
まぁ、せっかくだし、待っていてもいいんじゃないかい。
そんなに急がないのなら、だけど」
なんとはなしに同じよう、電灯を見上げる。
ちか、ちかと、一瞬それが瞬いて、眩しそうに目を細めた。
| >>42「ああ、シラサワさん。」 ぼんやりと向けていた視線が、万屋の表情と向き合った。 互いの名が交わされた刹那、ふと脳裏に記憶の端切れが浮かぶ。 "あの時"は確か、昼に喉を潤す宛を探し店を訪れた時だったか。 「あなたも参加していたのですね。 ええ、実は俺もそんな感じでして」 "それなら、暫くは別の宛を探さねばなりません" などど口にするまでも無く、青年は次の言葉を呟く。 「……はい、ありがとうございます。 そちらも善く過ごせますように」 この島の大人たちは、外様である自分に対して よくよく気を遣うような言葉を掛けてくれる。 なんともこそばゆい思いだが、無下にする気などは更々無かった。 (43) 2021/07/20(Tue) 19:05:08 |
「そのうち仕入れで本島行った時にでも逢うてみたいな。
その教授はん。知識も仕入のうちやさかい。」
そう言って笑う。笑うのだ。
この後にどんなことが待っていようと、男は笑う。
「まぁ急ぎでもあらへん。一応刻限は決まっとるけどな。
戸隠はんみたいに、内容知らんのやったら、
一緒に行った方が早いのもあるやろし…。」
目線を戻し、海のような青緑眼で戸隠を見る。
もう一人ないし二人が誰であれ、
島民だからとやる事を知っているかは分からないし、
島外民でも内容を知っているかもしれない。
それはまだ、この二人には分からないことだった。
| 「けけけ、深底を覗くもの深底に覗かれもせんというやつか。」 「嫌いじゃあない。」
そう呟きながらに書生、シキを見送っていただろう。 (44) 2021/07/20(Tue) 19:26:17 |
「言ってくれれば案内するよ。
知識ねぇ、俺はなんもかんも、踊りのことばっかりだ」
応じる様に笑う。
知らぬことは罪という。この島においては、どうだろうか。
「もうひとりも、島の外の人かもしれないしな。
シラサワさんに、説明で二度手間かけさせるのも悪いし……」
あなたの瞳を見て、その色を見て、
島を取り巻く海の事を思い出した。
電波も通じない、
船もしばらくはこない。
絶海の孤島、なんて、言ってしまうのは言い過ぎだろうか、と口の中だけで笑う。
時間は迫る。
まだ、祭りがどうなるか解らない。
「おおきに戸隠はん。
それにな、そんなに卑下せんでええ。
俺は舞下手やからな、代わりに口回してるんや。」
例えこの先に待っているのが地獄だろうとも。
どうか今だけは、平和に、平穏に。
この素直な青年の記憶の全てが夜に囚われてしまわぬように。
……はは、俺はとんだ偽善者やな?
「別に俺が二度手間なるんは構わへんよ。
構わへんけど、独りで
置いていくんよりは皆で行った方がええってだけや。」
何せ今年の自分の役割は道化。
実際に神託をするのは他のモノ。
出来得る限りの仕事はしよう。
けれども、自分に出来ることはこの口から音を紡ぐのみ。
それが吉と出るか凶と出るかすら、今は分からないのだ。
「万屋?呼んだ覚えは無いが…。」
定刻寸前となって音もなく現れ、不審げにそう呟いたのは沙華の姿だった。
どういうことだと言う前に、戸隠の存在にも気付く。
「やあ・・・。しまそとの舞手、己を呼んだのは俺で違いない、来てくれていてうれしいよ。」
| >>24>>25「なんじゃ、舞もあるのか。良いのぉ良いのぉ」 上機嫌で舞を眺め菓子を食らい酒を煽る。 「何?祭りは夜通し続くのではないのかの?」 飲んで歌って踊りあかすつもりでいたので面食らっている。 「そこの若いのは宿のものかえ?それならば一部屋借りようかの」 優しい島民のおかげで、一人祭会場にのこって野宿する未来は回避できそうだ。 (45) 2021/07/20(Tue) 20:13:14 |
| 「何もするなと言われると、それはそれで困るんだよなぁ」
夜が近付く頃には島民に追い立てられて仕事を離れ、浴衣に着替えて屋台を冷やかす。 どうにも落ち着かない手持無沙汰を元凶の腕輪を弄ってぼやいている。 (46) 2021/07/20(Tue) 20:13:32 |
| >>27「この島の者かの?ああ、楽しんでおるぞ。もっと粛々としてると思っていたんじゃがの、思った以上に賑わっていて妾好みじゃよ」 島人らしき(見た目は)若者に上機嫌で返す。 「毎年このように賑わっているのかの?どんな祭りか知らなんだからの、驚いておる」 話しながらも何杯目かわからない酒をぐいと酒を流し込む。 (47) 2021/07/20(Tue) 20:19:04 |
| 五十鈴はりんご飴を齧った後、呑気に神社の境内で昼寝をしていた。
「……はぁ……。 あの”右”なんも喋らないんでやんの。 クソ真面目に踊っちゃってまあ、つまんないな。 形が綺麗過ぎるんだよ、島のはもっと泥臭くやんなきゃ」
僕ならこうするけどね、とふわり一節舞った。 (48) 2021/07/20(Tue) 20:24:48 |
「それを言うなら、俺は踊り上手でも口下手だ。
何かしゃべるようなことは任せるよ」
シラサワの言葉に、少し肩をすくめて。
──入ってきた人物に、目を合わせる。
「あんた……失礼、あなたが俺を?
よばれりゃ、来るけれども」
知り合いかい、とシラサワを見る。
| 祭模様の藹々模様。 此処彼処と右往左往する群像を遠巻きに見守る学徒也。 手にした書物に名は無けど、綴りし心塵はさぞ愉快に成るであろうと確信していた。
「さて、如何なるお話に成る事か……」
学徒は喧騒を見守る方が好きと見えた。 蚊遣り火燻らせ、煙の彼方より刻が過ぎるのを静かに佇む。 (49) 2021/07/20(Tue) 20:27:39 |
| (a17) 2021/07/20(Tue) 20:31:28 |
| >>34>>36「恐縮です………。 はい。お待ちしておりますね」 二度目の言を呟きながら、書生と言葉を交わす沙華の隣で 大人しく頭を撫でられていた。 兄弟程度の年差である筈だが、親と子の様に感じられる。 或いは飼い犬と主の様にも。 「洋酒はあまり飲みませんが、これは美味しいです。 お言葉に甘えさせて頂きましょう。有難うございます」 喜んで、とシラサワの提案を受け入れた。 (50) 2021/07/20(Tue) 20:36:27 |
| >>45「民宿で奉公をしております。 お泊りの場所を探されていらっしゃれば、是非に」 丁寧に一礼をして、 アザミに宿までの道を書いたビラを手渡す。 (51) 2021/07/20(Tue) 20:37:58 |
| >>48通りすがりに見えた見事な舞に足を止め、邪魔にならないよう音を出さず拍手を送る。 「いやあ、良いものが見られた。散歩してみるものだな」 (52) 2021/07/20(Tue) 20:38:22 |
| (a18) 2021/07/20(Tue) 20:38:35 |
「…………。」
現れた顔見知り、
なんだったらつい先ほどまで喧々諤々していた相手。
いやはや運命の廻り合わせとはこのことか。
思わず言葉を紡ぐのを閉じてしまった。
「……いやぁ長はんに仕事や言われてな俺も。
まぁ、実際に仕事する訳やない。
あんたはんらの手伝いや言われたんや。」
ほーか最後の1人は沙華はんか。
こらまた奇怪な取り合わせになったなぁ…。
と、二人を見る。
「知り合いやな。まさか沙華はんとは思わなんだけどな。」
シラサワの意外そうな面持ちを見れば反って安堵したらしい。
機械的に要件を言い始める。
「そうだね、別段警戒はしなくていい、気付いたら終わっているだろうからな。」
「・・・さしずめ己が目付役と来たか、島長め考えたな。」
「全くいよいよ以って本当に不本意なことよな。」
「俺、は。」
「最早四の五のと言うまい。俺がこそ万魔の呼び手、当年の【皇狼】だよ。」
「今は、誰も何も聞くな。祠の前まで着いたら俺の役目をだけ終えさせてもらう。」
| 一息ついて、荷物をかつぐ。 さて、泊まる場所はどうしようなどと考えて。
民宿、という言葉が聞こえて、そちらに目をやった。 ついていけばわかるだろうか。 (53) 2021/07/20(Tue) 20:51:30 |
「はあなるほど、なんだか複雑なカンケイのようで」
とりあえず、訳知り顔のふたりに任せればいいだろうと。
気楽に構えて、荷物を担ぐ。
「【皇狼】?
聞いたことが無──ああ、おう、わかった」
今は聞くなと言われるなら、ふつりと口をつぐむ。
魔除けの加護とやらは、はたして本当に効果があるのやら。
わからないけれど、なんだか異様な雰囲気に、
呼吸すら控えめにしたくなった。
| 「…と、そろそろ夜が落ちるなぁ。」
顔を上げ、そんなことを呟くと、 シラサワは皆に別れを告げて歩き始める。
この男はおそらく自分の自宅兼店に居ることだろう。 (54) 2021/07/20(Tue) 20:54:27 |
所定の場、所定の時にて、息を吸う間もなく沙華は口上を述べ始める。
者共へ告ぐ、此処に神託の下知は下り給われん。
然るべき救いの為に誇りを持って任を全うすべし、今年こそ真に七つの印を刻み捧物となせい。
神狼の零せし涙を余すなく受け止めるが島の役目、枯れしまなこを新たな如水に満たすが御使の使命。
与えるは酒池肉林を惜しまず、取り上げては五臓六腑に至るまで簒奪せしめよ。
捧げ奉れやい!
「明日の晩また此処に集ってくれ・・・。使命は既に己らの内に刻まれている筈だ、他は別に俺の如何とすることじゃない。」
それだけを一挙に言い切ると、心なしか一層暗みを増したその双眼をすぼめ、
止めるでもなければ明日が来るまでその姿を見かけることはもうない。
この者とて例外ではなく皆、逃れられざる使命に従うのみだ。
そして祠の中に居る者。
それから起きたことは----
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