御相談役 徽子は、メモを貼った。 (a1) rein-joir 2021/04/22(Thu) 22:11:44 |
【人】 封じ手 鬼一 百継「継置。……継置兄や。 儂はまことに、お主に感謝しておるのだ。 お主が家族になってくれたことで、儂がどれだけ救われたか。 百鬼夜行、最早恐れるに足らず。 お主と、誘蛾、一葉、氐宿、徽子がいれば、儂は必ず千年破れぬ巨岩を地獄の蓋にお見舞いしよう。 9年前は、ここまで強くなれると思うておらんかった。 "泣き虫もも"は、懐かしかろう? 本当に、ゆめゆめ思わんかった。 すべて、お主がそこに居たからなのだよ。 儂は……儂は、幸せじゃ」 言葉では言い表せぬ、9年分の感謝。 徽子には折につけ言えるのだが、継置に対しては貯めに貯めてしもうたことだ。 [*] (1) TSO 2021/04/22(Thu) 22:15:32 |
【人】 封じ手 鬼一 百継>>2:55 サービスシーン 触手&暴力 === 触手 の使命、それは……むやみやたらと絡みつき、もどかしい思いをしている視聴者に、程よい 「♡えろ♡」 を提供すること……今宵、百継に 触 手が迫る……!ゴッ!! ……ゴッ ゴッゴッゴッゴ…… \ とろ〜 / \じゅわ〜/ くるっくるっくるっ --- とくと見よ! ここに、 意味なく襲ってきた触手 がある。それを鋭角な岩で賽子大に切ったならば 穀物粉・鶏卵を混ぜた生地とあわせ、 たこやき器 まるい穴が並んだ鉄板へ。百継の3刻くっきんぐ! 触手焼き なのだ!遠慮はいらぬ、召し上がれ! --- 「1ゾロサービスはこんなもんなのじゃ、続いて>>2:56へ向かうでの」 儂は「かめら」へ向けて「さむずあっぷ」した。 [おわり] (2) TSO 2021/04/22(Thu) 22:39:11 |
【人】 京職 一葉まあ……ここまでお膳立てして抜かれないのも困ってしまいますがね。 ■一葉の秘密 ・人間のふりをしている妖怪。 過去に百鬼夜行からはぐれた際に引き込まれた人間と入れ替わり、そのまま居着いている。 ・入れ替わっている事に罪悪感はあるが、あの狂った饗宴には二度と戻りたくない。 【目的:百鬼夜行を阻止する】 (3) Valkyrie 2021/04/22(Thu) 22:49:48 |
封じ手 鬼一 百継は、メモを貼った。 (a4) TSO 2021/04/22(Thu) 22:58:05 |
【人】 武官 継置■ドラマシーンA(1d) 氐宿 感情取得 市場は今日も賑わっていた。 百鬼夜行の先触れかあやかしがうろついているにもかかわらず、 平常と変わらないように見えるのは、 そのように人々が振舞っているからだろうか。 往来を歩いていくと、賑やかな通りとは少し離れた橋の上に、 見知った姿が見えた。 讃岐 氐宿と名乗る陰陽師とは、 年は継置とそう変わらないという。 春の陽気にあてられたのか。 折角だし声をかけて景気づけに酒でも飲み交わそうか、と 考えていた所で、ふと思い出す。 あの橋は確か、冥府と繋がっているとの噂のある、―― その姿がこちらを振り返り、 ――目が合った、気がした。 百継邸で見せる穏やかな姿とは別人のような、 どこか、寒々しい視線で。 (6) 青磁 2021/04/22(Thu) 23:24:10 |
陰陽師 讃岐 氐宿は、メモを貼った。 (a9) mile_hitugi 2021/04/23(Fri) 0:27:22 |
陰陽師 讃岐 氐宿は、メモを貼った。 (a10) mile_hitugi 2021/04/23(Fri) 0:29:10 |
【人】 封じ手 鬼一 百継慣れぬ酒を寝屋にしこたま運ばせ、独りで呑んだ。 儂は、酒を美味いと思うたことはなかった。 むしろ、周囲は何故こんなものを好むのか、ほとほと理解し難いと思っておった。 しかし、今宵、理解した。 ひとは、忘れたいから酒を飲むのだ。 耐えられぬから、飲むのだ。 もう戦えぬ、そう思うとき、飲むのだ。 酒に頭が浮かされる。 ぷかぷかする。 ――百継様、それ以上はお体に触ります。 くすくすと嗜める徽子の声が記憶から忍び寄る。 五月蠅い、煩い。 ぐいと杯を煽る。 儂が心を寄せた甘やかな存在は、総てうそ、赤子を騙す空言であった。 容易く懐柔された自分に、何よりも腹が立つ。 何が、仲間じゃ。 何が、強くなった、と。 何が、幸せだ。 勘違いに勘違いを重ねた砂上の楼閣の上で、儂は愚かに笑っておったのだ。 (9) TSO 2021/04/23(Fri) 0:30:40 |
【人】 封じ手 鬼一 百継儂は、何をしておったのだ。 人生を捧げ、尽力したつもりであった。 鬼一最後のひとりとして…… ぼたぼたと涙が落ちる。 これも酒のせいにしておけるとあらば、酒とはなんと便利なものか。 離れていく。かき消えていく。 やっと抱いたと思った、拙いながらに掴んだと感じた、9年間の重み。 親愛、友情、自信とやらが、いま、脆く儚く消えていく。 ……杯を重ねる。 酒とはまこと、便利なものだ。 ももしろよ 絶えなば絶えね つたわれば かいなき名こそ 恥としるらむ (百代継いだ名など、いっそここで絶えてしまえ。のちの世に"甲斐が無かった一族の名"として、恥をのこすくらいならば。) [**] (10) TSO 2021/04/23(Fri) 0:33:22 |
【人】 武官 継置=== 庭の土を踏んで百継の元へと歩いていく。 泣いていた幼子はいつの間に、9年前の自分と同じ年になり、 しかし、華奢な印象はそのままであった。 緊張しているような顔つきで告げられた話は ――― 感謝の言葉を嬉しそうに語る百継は どこか慢心と危うさを孕んでいるように見えて、 素直に喜ぶことができなかった。だから、……だから。 「……礼を言うのはまだ早い。 そういうのは、百鬼夜行を封印してから 改めて聞かせてもらうさ、……もも」 思わず、ぽふ、と百継の頭に手をやってしまってから、 さっと引っ込める。 流石に義理の父を撫でる所を見られると面倒だろう。 こんな所だけ気が回るようになってしまった事は、 成長の証か、それとも、ただの慣れか。 (12) 青磁 2021/04/23(Fri) 2:12:35 |
【人】 武官 継置力あるものには、それだけ大きな縁が寄せられる。 ――良いものも、悪いものも、問わず。 不意に、亡き父の言葉が思い出される。 百鬼夜行の力が強大すぎて、 封印は百継の手に余るのではないか。 そんな不安を抱くのだったが、 ――――――げに怖ろしきはひとの心というもので* (13) 青磁 2021/04/23(Fri) 2:16:39 |
【人】 京職 一葉■サービスシーン @:状況(2)1d6 A:解決(3)1d4 相手:百継 アイテム:(3)1d6 テラーダイス取得判定:(6)(2)2d6 (14) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 5:31:47 |
【人】 京職 一葉>>2:48 >>2:49 氐宿様返し 妖怪の気配を察することができる"体質"は都合が良い。 夜は何かとざわつく妖であるが、百鬼夜行迫る今宵は殊更に門跡地界隈に気配が多く集まっているようで。 「────……氐宿様」 訪れてみれば先客が居た。 柔和な物腰、闇にたなびく薄絹のように、どこか掴み処のない男。 これまであまり接することのなかった、"陰陽師"なる生業を持つその男は、目の前でいとも簡単に妖を散らせてみせた。 「共に、片付けましょうぞ」 腰の銀光をすらりと抜けば、意外気な表情と声が返ってきて、こちらの側こそ意外な顔になってしまった。 「私は警吏です。街を、民を守るのが私の役目」 ここで一人踵を返して帰るなどという無様な態を、己に許すわけにはいきませぬので。 そう告げれば、小さく笑う気配が伝わってきた。 (15) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 6:17:29 |
【人】 京職 一葉陰陽師との共闘などかつてしたことも無かったが、妖との対峙に、全く不都合は生じなかった。 それは私の技量ではなく、この男が私が動き良いように場を捌いていてくれた事に他ならない。 気配に聡く、状況判断に迷いが無い。 なるほど、百継様が頼りになされるのも尤もの事だと得心がいった。 「────奥に"人食い"の気配があります」 御解りになりますかと問えば、頷く気配より早くその両手が印を組み始めている。 即座に緊縛の術が妖の動きを封じ、そこに振り下ろす私の刀には、退魔の術の銀糸の煌めきが宿っていた。 [憧憬(+)取得] (16) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 6:18:08 |
京職 一葉は、メモを貼った。 (a12) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 6:23:32 |
京職 一葉は、メモを貼った。 (a13) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 6:24:45 |
【人】 京職 一葉日々、戦場や墓で屍肉を漁り、腐肉を啜る。 この都の郊外に居着いていた取るに足らない小物妖怪────それが元々のオレ、だ。 「そんなものより、こっちの方がずっと美味しいわよ?」 二十年ほど前のある日、犬の死骸に食い付いていたオレに、そう声をかけたヒトがいた。 白くふわふわした甘い何かを手渡され、その鈴のような声に驚き顔を上げれば、満開の桜の下、微笑む娘が居た。 「ご覧なさいな、綺麗な桜じゃない」 端から見ればほんの些細な、小さな出来事だったろう。 だが、死骸を探し、地だけを見て生きていたオレに、それは、世界を変える出来事だった。 * * * 「それまでは、ヒトとは、精々が"知恵のある餌"でしかありませんでした」 だが、ヒトには心があった。 花は美しく、"団子"なるものは屍肉より遥かに旨かった。 ────屍肉を啜るしかない己が、酷くさもしく、恥ずかしいものに思われた。 訥々と身の上を話す私を、百継様はどのような顔で受け止めていたのか。いや、最早、聞く耳すら持たれていなかったやもしれぬけど。 (18) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 8:12:11 |
【人】 京職 一葉その直ぐ後に訪れた百鬼夜行で、その娘を助けようと思った事。 街を駆け、娘を探すために、妖共に襲われていた民を"利用"した事。 あるいは助けることも出来たやもしれないその者の、"がわ"を。容貌を髪を声を、その態の諸々を奪い、己のものとした事。 「かの娘は、結局、見つけること叶いませんでした」 妖を見、言葉を交わす能のあった娘はきっと連れ去られたのだ。百鬼夜行に。 あの時から己は、人の世を妖から守りたいと願うようになった。 2つの世界が交わるから斯様な事になる。人は人の世に。妖は、妖の。 何よりの災厄、百鬼夜行は阻止すべきもの、と。 「私……は、百継様の憎しみの対象でございますか……?」 それも当然の事と思う。 「この一葉、百継様に一度たりとも嘘は申しておりませぬ」 言えなかった真実があっただけ。 ただ、その真実が、この方にとっては、最大の禁忌だった。ゆえに、ずっと言えずにいた。 香を吸いずきずきと脈打って痛む身体が限界を越え、身体がぐらりと傾いでいく。 「どうか。……どうか百鬼夜行を御封じ下さい。百継、さま」 望むのは、本当に、只それだけ。 それでも許せぬならどうぞ私を御討取りをと、私はゆっくり眼を閉じた。 [パス] (19) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 8:14:50 |
京職 一葉は、メモを貼った。 (a14) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 8:24:06 |
武官 継置は、メモを貼った。 (a15) 青磁 2021/04/23(Fri) 8:30:55 |
【見】 混沌 ファンドン吾はおるぞ。 ……居るのだぞ。 いやな、ドラマシーンなどは無言で見入ってしまうでのう。 表でも秘密が明かされ始めてよいところ哉。 かびこはやはりかびこ、とな じゃがそれをいうワカメもワカメのあやかし(違 人の世と妖の世の境など在って無きが如し。 境に住む鬼もはや現し世に溢れ出ようか。 クックククク…… (@0) てば(tevasaki) 2021/04/23(Fri) 12:10:39 |
【見】 混沌 ファンドン>>*84 徽子 応、張り合わんで良いと思うぞ。 尚、吾もうつくしと読めなんだこと、今更白状しておく。 (@1) てば(tevasaki) 2021/04/23(Fri) 12:34:23 |
【見】 混沌 ファンドン>>*83 継置 ワカメは古来より破壊力の大きい存在(ネタ)。 校庭で栽培されておったり、なんかムカつくやはりワカメ頭の学友とかの。 (@2) てば(tevasaki) 2021/04/23(Fri) 12:37:16 |
【人】 京職 一葉>>14 サービスシーン ■状況:全裸 ■解決:和歌 「「「あぶない!」」」 三者三様の悲鳴が響き、直後に派手な水音が、これまた3つ。 麗らかな春の日、私たちは鯉泳ぐ池の中で顔を見合わせ、げらげらと笑い出したのだった。 その日は確か、蹴鞠なるものをしたいという話になって。 未だ少年然とした継置様と、"幼い"という形容が未だ相応しい百継様と、私の3人で事に興じていた。 百継様の蹴る鞠は距離も方向も些か安定しなかったものの、継置様は器用にどの球も器用に受け止められるものだから、百継様もおおいに喜ばれていた。 そうして大きく青空に上げられた鞠が向かった先は池だった、という次第。 どう見ても池に落ちる角度で鞠を受け止めた継置様の袖を百継様がひっつかみ。 私は諸共落ちそうになる2人を引き留めようとはしたものの、力及ばず────大惨事。 邸内の徽子様から、急ぎ湯の支度をしますと呆れ顔つきの溜息混じりの声があった。 (23) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 14:59:42 |
【人】 京職 一葉湯殿の格子窓からは屋敷脇で咲き乱れる桜の木が良く見えた。 流石の百継豪邸、湯殿は私たち3人が使っても十二分の広さがある。 「ひさかたの 光のどけき春の日に」 高名な歌人の歌を中途まで諳んじたのは、百継様、継置様、さてどちらだったろう。 昼日中に花見をしながら湯浴みとは贅沢極まりない事でございますねと、御機嫌な私は檜の浴槽に頭を凭せかけながら調子はずれの節をつけつつ続きを詠んだ。 「つぐおきももつぐ 池に落ちけり…………、ぶはっ」 ちゃっかり己の名は組み込まなかった私に、2方向から盛大に湯飛沫が飛んでくる。 ずるいとかひどいとかへたくそとか、ぎゃあぎゃあと湯殿での騒ぎを再開した私たちに、また徽子様からの叱責が飛んできたのだった。* [テラーダイス取得] (24) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 15:00:22 |
【人】 封じ手 鬼一 百継これ見よがしに退魔の香を焚きしめた邸内にあって、一葉は姿勢を崩さなかった。 ――私…………は。屍肉を啜る妖です 知らん。 知りたくもない。 一葉は、儂がよくよく懇意にしていた京職の筆頭だ。 彼の正体を知った今も彼を此処に置くのは、ひとえに、他幾多の官人たちの混乱を避ける為。 百鬼夜行を前にして、突然一葉の任を解くには、彼は京職という組織の重要な筆頭になりすぎていた。 頑なに目を逸らす儂に、一葉は辛抱強く語りかけた。 儂がいっとう好む、あの低く穏やかな声の調べで。 一葉にはじめて出会った時に抱いた感想は、「京職らしくない男」だった。 よう口が回り、飄々と人を揶揄うこともあり、しかして不思議と憎まれぬ。 一方、付き合いを重ねる中で、その内にこの上なく"京職らしい"厳格さを秘めていることも知れた。 不思議な男。 儂は一葉に興味を引かれ、それが好意に変わるまで、そう時間はかからなかった。 一葉も、慈しみをもって儂を尊重し、成長を支えてくれた。 それが……。 (25) TSO 2021/04/23(Fri) 16:07:49 |
【人】 封じ手 鬼一 百継(何のつもりじゃ) 一葉が、人知れず立ち去ってくれることを期待していた。 徽子の件から、この更なる転落に、心は激しく乱れており、とても平静では居られない。 ひとたび一葉を視界に入れれば、頭は焼け、臓腑の底から黒い感情が湧き出ずる。 耳を塞いで大声で、今直ぐ消えろと喚きたてたい。 木の枝で心ゆくまで打ち据え、苦痛を与える為だけに獰猛に振舞いたい。 父は、母は、姉は。継置の、氐宿の家族も、都の民たちも、皆お前のせいで。 お前たちのせいで。 騙しておったな。裏切り者め。 もう沢山じゃ。 もう……。 (26) TSO 2021/04/23(Fri) 16:10:07 |
【人】 封じ手 鬼一 百継一葉が淡々と語るは、身の上に起こったことすべて。 かつての姿、不思議な娘との出会い、今の姿になったこと、百鬼夜行に対する考え。 言わずにおけば良いことまですべて、つまびらかに、丁寧に、儂の前に開いて見せた。 ――私……は、百継様の憎しみの対象でございますか……? 一葉。 美しきを愛で、花を歓ぶこの男が、自らの正体を醜いと称するとは、どれほどの恥辱を感じているのだろう。 ずっと、儂の傍に居って儂を守り、常に誠実であろうと心を砕いていた一葉にとって、秘密を抱えて過ごす日々は、息も詰まる心地であったに違いない。 儂があやかしへの憎しみを口にする度、身を焼かれるような思いがしていたのだろう。 知っておるよ、一葉。 そう、儂は知っておるのだ。 (27) TSO 2021/04/23(Fri) 16:12:52 |
【人】 封じ手 鬼一 百継狂おしい程の憤怒と、一葉への変わらぬ穏やかな想いで、身が引き裂かれそうだ。 本当に、本当に、如何とすれば良いのか皆目見当もつかぬ。 何故、今、儂に語りかける。儂は望んではおらん。その目的は何なのだ。 ――この一葉、百継様に一度たりとも嘘は申しておりませぬ 「言わぬことがあっただけ、と? そんな言葉遊びなぞ、聞きとうない」 かすれた声が出た。 一葉の「目的」が解ったから。 つまり、一葉は、今までと変わらず儂に誠実であり、決して嘘はつかぬ。 儂に不安や不信を与えぬ、その為の語りかけだった。 考えるより先に腑に落ちてしまい、しかし、やはり、素直にその手を取るには至らない。 ――沈黙が落ちた。 どのくらい、そうしていただろう。 不意に、一葉の身体がぐらりと傾いだ。 (28) TSO 2021/04/23(Fri) 16:15:41 |
【人】 封じ手 鬼一 百継(!?) 失念しておった。あやかしに対しては毒となる、協力な退魔の香。 一葉はその中でずっと背筋を伸ばし、語っておったのだ。 「一葉!」 此処は当然人払いをしており、彼を支えられる者は儂しかおらぬ。 自然と体が動いた。 駆け寄り、肩を抱き、そっと肘置きにもたれさせる。 香を消し、襖を開け放ち、風を入れる。 「一葉……あぁ、儂は」 「どうか……」 「もう喋るな、すぐ、休める場所へ」 「……どうか百鬼夜行を御封じ下さい。百継、さま」 「…………!」 心を激しく支配していた抵抗が、まっさら消えたかと言われると嘘になる。 相変らず、あやかしへの拒絶は根深い。 しかしもう、認めざるを得なかった。 儂には、これ以上一葉を苦しめること能わぬと。 儂は今でも、一葉を慕い、彼を信じたいと願っているということを。 「ああ。必ずや。 だから、一葉……どうか、傍で、儂の力になってくれ」 [**] (29) TSO 2021/04/23(Fri) 16:17:54 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾>>2:13>>2:14 感情取得 [微睡みは、泡沫に。 幾重に織らる雲模様。浮かぶは……] ………一葉殿? あれ、あれや。 まことに [裳着も未だかと、斯く称される程の、見目。 身丈に合わぬ琵琶抱えれば、ひとり。 掛けられれば、ふたり。 街の噂も、ええ、勿論存じ上げ。 口が在れば、言葉を、紡ぎましょう。 其の”おと”を、我が逃すわけ、無く。] あや、丁度 良い。 斯様、刻限が、……ひと、姿、視得る。 [見上げ、彼は誰刻と、模様差し。 詳らかにせぬ、まま。 菓子を好むことは、存じ上げ。なれば、馳走と。 歩き出したので、御座います。] [保護(+) 取得] (30) plmi 2021/04/23(Fri) 16:46:13 |
【人】 京職 一葉>>31 >>32 誘蛾様返し 油断、していた。 才に溢るるとはいえ、容貌は少女で。声はかそけき鈴の音のよう。 「────…………ぇ、」 傍らを歩く誘蛾様がひたりと足を留め、こちらを見上げ、「何者」かと問うて来た。 ざあ、と体温を奪う一陣の風が吹き、大通り特有の喧噪が瞬間、遠のいてゆく。 ────しまった。 肌がざわりと粟立つ気がした。 時は正に"逢魔が時"。 昼と夜とが混ざり合い、妖のものが最も人の世に近付きやすい頃合い。取り繕っていた諸々が剥がれ綻びかけているのを、私は肌で感じていた。 その顔を覆う飾り絹の向こうかじいとこちらを見つめる少女から、私は、目を逸らせることも他愛ない話で誤魔化すことも出来ず、 (35) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 17:29:57 |
【人】 京職 一葉それは、これまで誰にも告げずに居た事。 告げねばならぬと思いつつも、告げられずに居た事。 ────これは、あの方も直ぐ知る事になるな。 濃紫に染まる空を見上げ、腹の底が緊張で冷えていくのを感じつつ、さあ行きましょうと常の顔と態度に戻した私は、誘蛾様と共に再び歩き出したのだった。* [誘蛾様へ一葉の秘密譲渡] (37) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 17:31:29 |
【人】 封じ手 鬼一 百継■サービスシーン @:状況(3)1d6 A:解決(2)1d4 相手:氐宿 アイテム:(6)1d6 テラーダイス取得判定:(5)(4)2d6 (38) TSO 2021/04/23(Fri) 18:42:23 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾……けれど、 [まぼろしのように、鳴らして。 幾つも、転がして。 境界を、なぞるように。 視界を、薫らすように。] 窮屈、は ……… つまらぬ、もの。 [揺らめいた、蝋燭の灯。 風ひとつ、はらはらと 綴じ ] [信頼(+)取得] (40) plmi 2021/04/23(Fri) 18:51:35 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾ゆらぎ ゆらめき ひとのよ は あだに かたきに めぐりあひ さあさ、 さあさ こころのうちは こちら まこと、あまきは どの、みずか── [はらはら、 はらり 見詰るは、 さて、 ──だあれ? ] (42) plmi 2021/04/23(Fri) 18:52:08 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾■誘蛾の秘密 ・過去に百鬼夜行に出会し、命からがら生き延びた経験がある。 ・百鬼夜行こそ世界の真の姿だと思っている。 普段は衝動を隠しているが、あの饗宴をまた見られるのならば、何を犠牲にしても構わない。 目的【百鬼夜行を起こす】 (44) plmi 2021/04/23(Fri) 18:54:05 |
宮廷音楽家 誘蛾は、メモを貼った。 (a16) plmi 2021/04/23(Fri) 18:59:57 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾■サービスシーン @:状況(2)1d6 A:解決(1)1d4 相手:徽子 アイテム:(2)1d6 テラーダイス取得判定:(1)(1)2d6 (46) plmi 2021/04/23(Fri) 19:03:04 |
【人】 京職 一葉>>33 ■ドラマシーンA 絆取得 ■相手:徽子 ■場所:寺 ■成否判定:成功 徽子はあやかし。私もまた。 もう取り繕う必要なぞ、欠片も無かった。 百継邸から離れたところでと、しかし寺は寺であの香の匂いが厄介だ。 場を選び慎重に香の煙が届かない塀際に立つ私に、か弱きことと徽子は余裕げに嗤う。 「────何の為かと、聞くのも野暮だが」 私は知っている。 只々、その一時の快楽のため。 「お前は、何も思わぬのか。感じないのか?」 長年、百継様の傍に居て。 あの方の成長と苦悩と悲願を目の当たりにし続けて、それでも何も思わないのか。 私は知っている。 思わないのが、あやかしなのだ。 徽子からすれば、私の側こそ滑稽に見えるだろう。 人の姿となり、人と混じり、都をあやかしの被害から守るために奔走している私の側こそ。 (48) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 19:30:16 |
【人】 京職 一葉「オレにしてみれば、お前たちこそ憐れな存在だ」 人の世の美しさ、儚さ。 彼らは弱いからこそ信じ合い、愛し合い、守り合う。 あやかしには作り得ない、信頼という魂の鎖を紡ぐことができる。 私には何にも代え難い"宝"が出来た。 あれは、お前には到底手に入らぬものだろう?と小さく笑う。 「百鬼夜行の再来?好きにすればいい」 「でも百継様は、きっとお前を討ち倒す」 正直なところ、私と徽子では、妖怪としての格が違う。 例えるなら獅子と鼠のようなものだろう。 それでも。 (49) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 19:30:32 |
【人】 京職 一葉「オレが百継様を御守りする。継置様達もいらっしゃる」 口にすれば、それは叶わない未来ではないように思われた。 「オレはね徽子。お前が嫌いだったよ。ずっと昔から」 口にすれば、どこか清々しい気持ちになった。 お前みたいなのは、面と向かって「嫌い」と言われたことなどないだろう。 ザマーミロ。 「────だが。百継様を大過なく育ててくれた事は、感謝する」 幼き百継様を喰らわなかったのは、何かの狙いあってか、はたまた気紛れか。 そんなのは、知った事ではないけれど。 唐突に礼を述べたオレに、徽子はどんな顔をしたろうか。* [パス] (50) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 19:30:50 |
京職 一葉は、メモを貼った。 (a17) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 19:36:39 |
【人】 御相談役 徽子>>47 誘蛾との絆取得 [誘蛾様が、琵琶を調弦しているところに行き合いました。 音合わせというのは不思議なもので、どこか背が落ち着かないような微細な“ずれ”を、ひとつ、ふたつ、弾くうちに美しく揃えてしまいます。 完璧に整えられた、調和ある音色。 例えそれが、また狂う運命の儚いものであったとしても。 爪弾くことは、まさに“快”だと呼べるのでしょう] すこし、うつくしに付き合ってくださいな。 [永年の友のような気安さで、隣に陣取りました。 応えがあったかどうか、聞いているかどうかは、問うておりません。 うつくしの気が向いているのですから、話し続けるのは必然でした] 誘蛾、あなたは特別だわ。 このうつくしが認めるのですもの。あなたは本物よ。 [人の世に降り、長くを過ごしたあやかしに認められるのは、光栄なことよと笑います] (53) rein-joir 2021/04/23(Fri) 19:53:53 |
【人】 御相談役 徽子だから、うつくしは思うの。 あなたなら────届くかもしれない、って。 だって、あなたは言ったもの。窮屈だ、って。 [百鬼夜行は一夜だけ。 九年もの間、思い出だけを縁に生きるのは、あまりにわびしいもので。 せめて何か形にと、思い至るのは自然なことでした。 けれど・・・何度か人の芸術家を捕まえて、絵や音楽で形に留めさせてみようとしても、途中で狂ったり自死したりと散々でございました。 やはり、つまらない人の世の常識や作法から抜け出しきることのできない矮小な存在では、受け止めきれないのでしょう。 百鬼夜行の真の姿────この世を本能という原色で彩る、美しさを] (54) rein-joir 2021/04/23(Fri) 19:54:31 |
【人】 御相談役 徽子誘蛾。 うつくしはとても、期待しているわ。 [白い頬。輪郭を爪先で辿り、うっとりと笑みを浮かべます。 百鬼夜行がひとたび起きれば、大勢の犠牲が出る? 知ったことではありません。 もっともらしい顔で御堅い倫理を語り、協調という名の圧力に膝を折り、心の声から目を逸らしたところで同じこと。 すべてのしがらみから解放され、酔い謳う一夜に勝るものがありましょうか。 “それ”は、暴力的なまでの“快”なのですから] 人の世は、あまりに窮屈でつまらないものばかり。 もう我慢しなくていいの。 あなたのために、特等席を用意してあげる。 百鬼夜行のすべてを、みせてあげる。 [だから、ねぇ・・・その時が来たら。 薄布越しでは無く、その目でしかと、見届けましょうね*] [こちらからは〆] (55) rein-joir 2021/04/23(Fri) 19:55:05 |
【人】 御相談役 徽子[うつくしは静かに耳を傾けておりました。 言葉を失った等ではなく、そうした方が面白そうだったからです。 “嫌い”などという率直な言葉には、少し眉を動かしましたけれど、言葉を差し挟むことはせず。 うつくしがようよう口を開いたのは、沈黙が落ちてから少ししてのことでした] ・・・・・・。 ・・・あら、言いたいことは今ので全部かしら? [ゆるりと首を傾げたのは、純粋にそれが疑問だったから。 だって、遮ってしまっては面白くないですもの] 御存知? 何故、九年前の百鬼夜行が、あれほど盛大なものとなったのか。 [答えは簡単なこと。 百継の姉が、百鬼夜行に魅入られ、寝返ったのです。 火のない所に煙は立たぬ。 素養が無いものは惑わされないものでしょう。 実の姉が裏切ったとなれば・・・おのずと解は知れること] (58) rein-joir 2021/04/23(Fri) 20:26:31 |
【人】 御相談役 徽子先程・・・何も思わないかと、聞いていたかしら。 思っているわ。 あがいて、もがいて、くるしんで、かわいそう。 別に、百継自身にはなんの咎もないのにね。 [うつくしは知っています。誰より傍に居たのですから。 あの子が泣いていた夜を、眠れなかった夜を、恐怖に震えていた夜を] だから────今回はついでに、百継のことも浚ってあげるつもり。 だって百継は可愛いもの。 [当たり前のこととして、さらりと言います。 その為に生かしておいたのですから。 守る? 所詮小妖怪と、只人が何を言っているのでしょう。 幼い百継を守り育ててきたのは、うつくしです] (59) rein-joir 2021/04/23(Fri) 20:26:51 |
【人】 御相談役 徽子きっと、百鬼夜行に招かれたら・・・もっと可愛いところを見せてくれるわ。 [うふふ、と楽しそうに、笑いました*] (60) rein-joir 2021/04/23(Fri) 20:27:18 |
【人】 御相談役 徽子返し不要に仕立てるわ。 ■ドラマシーンA 感情取得 ■相手:氐宿 ■場 所:D門跡地 成否判定:(4)(1)2d6 感情:6) 憧憬/劣情vil (61) rein-joir 2021/04/23(Fri) 20:50:33 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾■サービスシーン @:状況(2)1d6 A:解決(4)1d4 相手:徽子 アイテム:(3)1d6 テラーダイス取得判定:(6)(5)2d6 (64) plmi 2021/04/23(Fri) 21:42:31 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新