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【置】 准教授 ジェレミー[オルグレン家は 稀代の術士の遺した言葉を信じ続け 興隆を収めてきた。 ”血族外との交わりを禁じよ ” 強い魔力を持つ同士の掛け合わせで 器の増大を図り 国の中枢を担う人材を輩出する。 他との婚姻は無論、ご法度だが 一族外との間に子を成せば 密かに処分されてしまうため、 血が薄まることも、権力が分散されることもない。 そうやって築いた栄華に酔っているのだ。] (L0) 2020/02/09(Sun) 12:31:06 公開: 2020/02/09(Sun) 12:30:00 |
【置】 准教授 ジェレミー[国の中枢をも手中に収めている彼らにも 畏れているモノがあるのだと 誓約を交わした ずっと後に知った。 たね 「遺伝子を残さない」 「全ての相続を放棄する」 「オルグレン一族には不干渉」 誓いを立てる替わりに 生きることを許されている自分が そう、なのだと。] (L1) 2020/02/09(Sun) 12:31:12 公開: 2020/02/09(Sun) 12:30:00 |
【置】 学生 樹里[実は恋人という間柄が存在したことはあった。 初めての恋人は中学三年の冬にできた。 受験する高校を聞かれて答えて、自分もそこを受けるから受かったら彼女になってとの申し出。 断る理由もなかったし、告白してくれた相手の手の震えに勇気を出してくれたことを感じたから受け入れた。 一緒に勉強を頑張り一緒に合格し、入学後に相手に好きな男ができて終わった。] "だって樹里ちゃん手も繋いでくれなかったじゃない、好きだって言ってくれなかったじゃない" [別れ話を切り出されて特に未練を感じなかったから引き留めずにいたら言い訳しながらキレられた時も確かにそうだなーなどと呑気に考えていた。 恭弥以外の友達には、お前本当に男か、据え膳食えよ、性欲ねえのか、などと揶揄されたけど特に怒りはわいてこなかった。 だって相手の手にも触りたいと思わなかったから。人に冷たい態度を取る気はなかったから冷たくしなかったら優しいと思われることはあったけど、優しくしたところで特に感情なんて結びつかなかったから。] (L2) 2020/02/09(Sun) 21:14:10 公開: 2020/02/09(Sun) 21:20:00 |
【置】 学生 樹里[決してそれはモテとは違うものであったと自分では思う程度の数回、高校時代に告白されたことがあった。ゲイ疑惑の男子生徒を馬鹿にせずニュートラルに接していたらゲイだと勘違いされて周りには奇異の目で見られ噂された男子からは告白されたこともあった。 特に嫌悪感はなかったから決まった相手がいないときは年齢性別問わず受け入れたが、相手が愛情を欲しがり不安に陥り自滅し、短期間で終わってばかりだった。] そんなこと言われてもなあ、自分から手を繋ぎたいって思ったことないんだもん。 [何度目かの恋の終わりに、相手の女子に好きな人となら手を繋ぎたいって思って実行して欲しかったと訴えられて呟いた言葉にハッとした。自分は誰の告白を受け入れても相手のことを好きになれたことがなかったと漸く気がついた。] ……ごめん、俺、生まれてから一回も誰かのこと好きになったことない。 誰のことも。…………たぶん、ない。もう少し気がつくの早かったら、傷つけるまえにお断りできてた。ごめんなさい。 [泣き崩れる相手を前にして項垂れる。好きって、一緒にいて楽しいって、思って欲しい、そんな相手からの望みに叶うような感情を持ったことがあっただろうかと考えれば、チラリと幼馴染の顔がよぎった。*] (L3) 2020/02/09(Sun) 21:14:46 公開: 2020/02/09(Sun) 21:20:00 |
【置】 新人捜査官 空閑[甘え方を知らない代わりに人肌を求めた。 優秀であれと言われるたびに抱えた思いを消すために。 周りが欲しいのはよくできた人形なんだと僕でなくてもいいのだと 他人に縋るのは怖かった弱みを見せるなと言われていたせいだ 抱いて、縋らせて、欲しがらせて だけど、そう、だけど その手を、その声を、欲しがったのは僕。 求められているという錯覚を欲しがっていた、僕。] (L4) 2020/02/09(Sun) 22:17:36 公開: 2020/02/09(Sun) 22:20:00 |
【人】 警部補 葛西― ・・・ ― おい、ロバート。 飯買ってきたぞ。 [そう、あれは張り込みの最中に、自分が彼に昼ご飯を買ってきていたところだったのだ。 ロバートのところにスマホもトランシーバーも置いて小銭だけをもって出かけ。 おにぎり1つと菓子パン3つ、タンタンメンを1つ持って歩いていて……] お前、どれ食べる? 総菜パンはカレーパンに、焼きそばパン買ったけど。 [コンビニの袋から物を取り出しロバートに見せて、そして……。 ああ、ひどく色々と曖昧だ*] (0) 2020/02/09(Sun) 22:54:57 |
【人】 巡査 ロバート[白昼夢、というやつだろうか。 気づいたときには自分は其処にいた。>>0 お決まりの双眼鏡を手にもって、あーだこーだと建物の中をのぞき込もうとする。その姿はどう見ても不審人物。本来なら通報されかねない、だが、自分はよを守るお巡りさんなのである。そして今は張り込み中。不審者じゃない。 断じて違う、その証拠にほら、先輩が来た。 ――センパイ?。そう僕の上司の もっと大切な、何かを ]あ、ありがとうゴザイマス。 カレーパン、欲しいデス [カレーは正義の証です。と訳のワカラナイ事を言いながら パンを取り出した彼から袋を受け取ろうとして、手と手が触れた。その瞬間、ばちっと頭の中で音がなった。一瞬触れるだけの手、でもそのぬくもりを知っている。――撫でられた事なんて、抱きしめられたことなんてない。 はずなのに、受け取ろうとしたカレーパンを地面に落とし。 一歩後ずさった。先輩にむける顔は真っ青で 震える手を思わず隠すようにして] (1) 2020/02/09(Sun) 23:14:38 |
【人】 巡査 ロバートす、すみません。センパイ…… [手を繋ぎたい、抱き着きたい。 撫でてほしい。おかしい、おかしな事ばかり思い浮かぶ。 彼の背を追いかけてばかりだった。憧れのひとだ、なのになぜか隣にたつことを目に見た。記憶にない『記憶』に唇を震わせて、呼吸を整えようとする。ダメだ、だめ。なんて浅ましい、僕はこのひとに憧れるだけじゃなく 不埒を描いていたのだろうか、顔を思わず反らし] (2) 2020/02/09(Sun) 23:17:38 |
【人】 巡査 ロバートえっと、はは…です。 ちょっと夢を、見たみたいデス [寝てもいないのに。 何故だか、寂しい。唇が寂しくて、お腹の奥が寂しくて懐に手をやれば、普段先輩の前では絶対吸わないたばこを取り出して、火をつけた。今の世の中、どこも禁煙だからということもあって滅多手を出さなかったものに。 唇をつけたのは、いいようのない寂しさを隠すため 揺れる瞳を伏せて、気づかれないように 煙を息として吐いた*] (3) 2020/02/09(Sun) 23:18:00 |
【人】 警部補 葛西[カレーパンを望んだ後輩……?にそれを渡そうとしたら、指が触れ合い、ロバートがそれを落とす>>1] おい、大丈夫か……? [ロバートの顔は真っ青だ。いや、きっと自分も同じように何かひきつった顔をしていたかもしれないのだけれど。 目の前の後輩が。なぜか淫らな吐息を吐いて自分を求めている様を連想して。 やべえな……俺、欲求不満かな。 でも。 単なる欲求不満なら、目の前にいる男の後輩に対しておかしくなるのではなく、空想でも妄想でもいいから、女の子を抱きたい、という風になるのは変だろう。 明らかに自分が求めているのは、この側にいすぎて匂いすら嗅ぎなれている存在なのだから] (4) 2020/02/09(Sun) 23:42:31 |
【人】 警部補 葛西 はは、しっかりしろな。 奴を見逃すなよ? [ロバートは、腹が減っているだろうに、買ってきたパンに手すら付けずに、なぜかタバコを取り出して吸い始めた。 ロバートがタバコを吸うのなんて初めて見たし、たばこを吸っているのすら知らなかった。 知らない後輩の一面。 オレハ ろばーとノ 他ノ顔ヲ知ッテイル…… ずくっと何か黒い感情に似たものが自分の中を揺り動かす。 知らないはずのロバートの顔が知っているようで、思いだせない] お前、タバコ吸ってたんだな。 体に悪いからやめたほうがいいぜ [それに、その、どこか寂しそうな顔は、お前に似合わない。 細く煙を吐くロバートをじっと見た。 早く食べないとタンタンメンが伸びてしまう。 そう思うけれど、ロバートが気になって食事ができない] (5) 2020/02/09(Sun) 23:43:09 |
【人】 警部補 葛西 男の咥えタバコは乳離れできてない証拠なんだぜ。 そんなに口寂しいなら、他ので埋めたほうが健康にいいんじゃないのか? 例えば……キス、するとか、さ。 [どこか気まずくて、なんとなく漂う重い空気を変えたくて。 ことさら軽い調子で言ってしまう。 自分の本音と、本心と] キスしてやろうか? [なーんて、仕事中だってな、と自分で笑うが、仕事中じゃなければいいのかと言われたら返事に詰まってしまいそうだ*] (6) 2020/02/09(Sun) 23:43:45 |
【人】 巡査 ロバート…すみません、しっかりシマス。 [気持ちを切り替えようとも、どこか寂しく。 唇は何かを求め、小さく何度と呼吸を乱した。それをごまかすために、指はたばこを持ち、口に咥えた。横顔を晒しながら、先輩の言葉に、胸を痛めた。やめた方がいいという言葉に、うんっと小さく頷いた。体に悪いというのは自分を思ってだろう。けど、どこかで抱きしめて奪ってほしいと思っていて。 じっと見つめられているとカレーパンを取れず] ……わかってはいるンデス もうほとんど、吸ってはいなかったんデスけど ―――え? [キス、その言葉に彼の方を見てしまう。 隠していた顔を晒けだす、唇を震わせて軽い調子で言う先輩の唇をみた。柔らかそうだ、そして甘く優しそう。体が震えた。キス、キスしたい、先輩はきっと重い雰囲気を紛らわすためにいっただけなのに。 掌はくしゃっと思わずたばこをつぶし] (8) 2020/02/10(Mon) 0:08:58 |
【人】 巡査 ロバート……仕事が、終わったら シテくれますか? [思わずと聞いてしまった。 笑う相手をみて、あっと気づく、なんてことを言ったんだと。先輩と後輩、ただそれだけの関係なのに。そんな事を言うなんてありえないはずだ。だがキスが欲しかった。頭を振って、それから彼をじっと見つめた。 潤む目を晒してはいけないと思うのに] (9) 2020/02/10(Mon) 0:10:04 |
【人】 女子大生 ミオン─ 回想:数年前のいつか ─ [ツラユキさんに彼女が出来たらしい。 教えてくれたのが澪でなくて良かった。 長年の付き合いの彼女から聞かされたなら、 反応から心を読まれてしまっていたかもしれない。 けれどきっちりショックで体調を壊した。 病院に行ったらインフルエンザだった。 彼に会わなくていい口実が出来た、良かった、と 布団に潜って一日泣いた。 全快してからツラユキさんと澪に会って、 別にあえて触れる事はなかったけれど、 話題に上がれば、「知ってた」という顔をした。 床に伏せっている間に澪がメールだか何だかで教えてくれたから、不自然ではなかっただろう。 態度も、ただの妹分としてのものからかけ離れていなかっただろう] (あーあ、早く別れれば良いのに。) [別れたら自分が告白して彼女になろうという気もないくせ、 最初はそんな事ばかり考えていた。子供だった。 でも実際そうなれば、 平気そうに見える彼の、心の内を心配した] (10) 2020/02/10(Mon) 23:03:00 |
【人】 女子大生 ミオン[ツラユキさんの彼女は自分とは全く違ったタイプで、 「そうだよね」と、冷ややかに己が笑う。 ……が。 髪が今の様に肩にもかからぬ長さだった頃、立て続けに付き合っていた女の子の髪が長かった。 別に彼の気を引く為じゃないと言い聞かせながら、伸ばしてみた。 けれど、 己の髪が長くなれば、今度は短い髪の女の子を選んでいた。 …髪の長さは関係なかった。 多分、それだけの話なのに。 惨めな気持ちになったのは、きっと月日と手間暇をかけて伸ばしたものだったからだろう。 「彼氏が髪が短い方が良いって言うんだよ〜」との友達の愚痴も、惚気にしか聞こえなかった。恋人として気にかけてもらえるだけいいじゃないか、なんて] (11) 2020/02/10(Mon) 23:03:07 |
【人】 女子大生 ミオン[それでも、] おねーさま、 今日澪は用事なんだって。 残念だけど、 二人でタピオカ飲んで帰ろー [彼は彼女さんとべったり、という訳ではなかっただろうから、こうやって二人で居られる時間も沢山あっただろう。 その時間がとても大好きで、楽しくて、 大切だったのも事実だから。 これでいい。 これがいい。と、 彼の前ではずっと幼馴染の妹分であり続けた。 今日も、妹分に笑いかけてくれる顔は、優しかった。*] (12) 2020/02/10(Mon) 23:03:21 |
【人】 警部補 葛西[聞こえたのは、センパイ“が”いい、という言葉。 それはどういう意味なのだろう。 自分を選んでくれたというのか。 それとも、慰める相手として選ぶなら、自分でよかったという意味だろうか。 分からず、でもそれを聞き直すこともできなくて、二人で無言を重ねるだけだ。 ロバートはいつもよく話すのに、今日はなぜか言葉がない。 それが気になりつつも、先ほどの約束もあるし……いや、約束は脇に置いておくにしても、どこか様子がおかしいのは事実だ。 だから、一人で放置しておくのはできない。 ……。 彼を一人にしておけなかったのは、なんだった? ああ、なぜか、混乱している] (13) 2020/02/10(Mon) 23:04:14 |
【人】 警部補 葛西[本部に報告をするのにさほど時間はかからない。 直帰でもよかったのではないかと思うほどの進捗のなさだったから。 しかし、ちょうどその仕事終わりに歩くのが、自分の頭を冷やすちょうどいい時間だったかもしれない。 手早く報告を済ませてタイムカードを押せば──。 自分たち二人は、職場の同僚であり、先輩後輩という関係ではなくなる] ……もう外は暗いな。 なんか食って帰るか? [帰る?どこに。 ロバートはどうせ独身寮だろう。 選択肢など1つしかなくなるが、自分の家に連れ込むにはまだ、“彼との関係は希薄なはずだ”。 建物から出た途端にロバートの腕を掴んで、夜の街へと歩いていく。 これなら、誰かに見られたとしても、またロバートが何か叱られるようなことをして、葛西に連行されているよと思われるくらいだろう。 ただ、触れ合う肌に、緊張しているのは自分だけだ。 手汗をかいているようなのは、暑いから] (14) 2020/02/10(Mon) 23:04:45 |
【人】 警部補 葛西……いや、飯は後にしてくれ。後で考えるから。 [腹が減っているなら、これでも食ってろと、ロバートを掴んでいないほうの手で胸ポケットから、いつも持ち歩いているフリスクを出すと彼に箱ごと渡す。 虫押さえになるかどうかは知らないが。 色々考えてはいたが、面倒になって自宅の方へと足を向けた。 独身では寮に住まなければならないが、近隣に持ち家がある場合はそれが免除になる。 親から家を相続していたため寮に住まずにはいたが、今はそれがラッキーだったようだ] 散らかってるけど、気にするな。 [いきなり先輩に家に連れ込まれて、気にしないもなにもないだろうな、と自分でツッコミを入れたくなったが。 さぁ、彼とどう話せばいいかわからない*] (15) 2020/02/10(Mon) 23:04:59 |
【人】 巡査 ロバート[呼吸すら怪しくなる気持ちの中。 仕事が終わってはっとした。外の暗さに顔をあげ、食べて帰るかという問いかけに、迷うような視線を向けたあと、はい、と頷いた。仕事が終われば、先輩と後輩の関係は終わってしまう。けど先輩からの食事のお誘いに、頷くのはおかしくないはずだ。手を無意識に胸の前で固く閉じても。 それに帰るとしたら、彼と同じ場所ではない。 先輩と同じ場所に自分はたてない。 後ろをついていくことしか] ……あ。 [震える手を引いた手のぬくもりに目を瞬いた。 暖かなぬくもりがじんわりと広がっていく。ドキドキと鼓動がなった。知らないはずなのに知っているそんな感覚に喉を震わせ、彼に連れられていく。怒られて、引っ張られることはよくあった。自分は彼にとっては手を焼く後輩。 自分にとっては憧れの先輩>>14 それ以上の何もない。 けど熱い、とてもとても熱くて] (17) 2020/02/10(Mon) 23:32:44 |
【人】 巡査 ロバート…センパイ?…はい。 [ごはんに行くのではないのか。 そう思いながらも、フリスクを受け取れば、それを口の中にいれた、たばこの味なんてとっくにとけていた。けど彼の唇の味を思い出して、切なくなった。胸の痛みは増すばかり、気づけば彼の家に連れてこられていた。 初めて入る先輩の家、きょろきょろと中を見渡し] いえ、えっと。…あの。 [おじゃまします。と言ってから入った家の中。 促されたらソファの上にちょこんっと座るだろう。借りてきた猫のようにおとなしく、興味深げに部屋の中を見ていた。この部屋に見覚えはない、けど彼と一緒に部屋の中にいる。そんな記憶がある気がして、もじもじと膝と膝を合わせ。それから、意を決したように彼を見た] (18) 2020/02/10(Mon) 23:33:01 |
【人】 巡査 ロバートあ、あの、センパイ 僕―――変 なんデス。 [変、その言葉が、胸の痛みを増す。 彼を直視できなくなりそうになりながら、手で胸を抑え伝える。] センパイを見ていると、胸が痛くって ……その、その (19) 2020/02/10(Mon) 23:33:14 |
【人】 巡査 ロバート(お腹がきゅんっとシマス) …… 抱きしめて、ハグ、したくなるンデス。 [一つ隠し事をしたまま。 伝える声は、悲痛に満ちていた。苦しくて悲しくて、もどかしい。そんな自分が浅ましいとばかり、胸を抑える手はスーツを乱し、憂う目は潤む。彼はどんな顔をしているだろうか。見たくない、けど、みていたい。 矛盾とともに見つめて] (20) 2020/02/10(Mon) 23:35:19 |
【人】 警部補 葛西[スリッパを出してロバートを中に招く。 二階建ての一軒家。二階がプライベートルームで一階がリビングとダイニングとキッチンがある。 両親がまだ生きていた頃からあるダイニングのソファーにロバートを座らせると自分はキッチンに行って、茶となにか茶菓子になりそうなものと冷蔵庫を漁るが、酒のつまみくらいしかないのが色気がない] どうぞ……。 どうした? [お茶のペットボトルをもってきて、ロバートの前に置いていたが、ロバートがなにかそわそわした素振りをしながら話しかけてきた] (22) 2020/02/10(Mon) 23:52:35 |
【人】 警部補 葛西変……? [胸を押さえながら話す後輩に、自分も彼の前のソファに座りながら、組んだ手の甲に顎をのせて考えるようなポーズをとる] そうだな……変だ。 [そういうと、おもむろに立ち上がる。潤んだ目が自分を見つめている。 不安そうに呟く彼を見返して、そしてぎゅっと抱きしめた] どうだ? ……ほら、おかしいよ。おかしいだろ? [そういうと、ロバートから体を離して、鼻がぶつかるかと思うくらいまで顔を寄せる。 先ほど渡したフリスクのせいか、彼からはタバコではなく爽やかなミントの匂いがした。 別にそういうつもりで渡したわけではなかったのだけれど] (23) 2020/02/10(Mon) 23:52:54 |
【人】 警部補 葛西 俺はそれだけじゃおさまらないのに。 お前はキスやハグだけでいいのか? [そんなのはずるいし、変だ。 ロバートをソファの背もたれに押し付けるようにして、彼の目に指先を突っ込む素振りをする。 そうすると人は反射で目を閉じるから、そのまま彼の目を片手で覆い隠して、唇を奪った。 先ほどの軽く触れるだけではなく、舌をからめ、もっと深くしていく大人のキスだ。 そして、あぁ、となにかに納得する。 間違いない、と。 欲しかったのは、これだ、と*] (24) 2020/02/10(Mon) 23:53:19 |
【人】 巡査 ロバート[先輩が用意してくれたペットボトルに手も付けず。 話すのは自分のことだ。前のソファに座る彼の仕草ひとつに胸は余計痛んだ。考えているのだと分かるポーズ>>22>>23でも、何を考えているんだろう。不安を見透かされたように立ち上がった彼が此方に近づいてきた。 ―――そして、ぬくもりに包まれる] ……センパイ……っ。 [抱きしめられたと理解すれば、頬は赤く染まった。 おかしい、変だ、やっぱり変だった。彼の腕の中が居心地よくて、そのまま甘えるように体を寄せたくなった。けど、彼の腕は離れてしまう。その瞬間の悲痛な顔は見れたものではなかっただろう。あっと哀しい息を漏らし、でも、すぐ寄せられた顔に声を呑んだ。近い、とても近い場所に彼の顔がある。 唇から吐く息はきっと熱く、後ろはソファの背でふさがれ 逃げることができない、いや逃げる気なんて元々] (25) 2020/02/11(Tue) 0:29:41 |
【人】 巡査 ロバート…変、僕変で、へっ、あ… [変だと言われ続け、胸が痛んだ。 やはりだめなんだという気持ち、だけど、予想外の言葉に違う意味での変なのだと知り、目を丸くした。そうする間に近づく指先、ぎゅっと目を瞑れば、それは見えなくなる。けど、―――かわり、瞼にぬくもりを感じ。 唇はふさがった、甘いが甘いだけじゃないキスだ] ……んっ、ぁ [舌を絡める熱に思わず、胸の元にあった手を零す。 そしてそのまま、彼を求めるように伸ばした。 ―――センパイ、センパイ。 胸の痛みは鈍い甘さを持ってしみていく。ぎゅっと抱きしめることが叶えば、そのまま此方からも舌を差し出して、絡めていった。大人のキスをしっている、これをしっていると夢中になれば、息ができなくなるまで 求め、銀色の糸を引き、離れる瞬間] (26) 2020/02/11(Tue) 0:29:56 |
【人】 木野 ツラユキ─ 数年前 ─ [告白されたから付き合った。 その直後に美音が体調を崩して、早速約束を反故にした。 美音が臥せっている間にデートなんかできるか。] <大丈夫?> <ほしいものがあったら持っていくよ> [SNSでメッセージを送りながら、おろおろとするばかり。 インフルエンザだとかで見舞うことも許されず、何度も家の前を往復しては、家の人にあきれ顔で帰された。 まあ、確かに。実家暮らしなのだから、看病は問題なく家の人がしているのだろうけれど。] 美音ちゃん大丈夫カシラ? 澪は何か聞いてないノ? A型? B型? コロナ? 今年のインフルエンザの致死率は!? コロナって何ヨ! [うろうろと落ち着きなく心配して、澪にまで呆れられて心が死んだ。] (29) 2020/02/11(Tue) 15:08:06 |
【人】 木野 ツラユキ[その後復活した美音に会うと、どこか目が腫れているように見えた。 今年のインフルエンザは目に来るのだろうか。] え? ああ、そうなのヨ〜。この前から…… [交際の話になれば、特に隠しもせず。 かといってとりたてて話せるような中身など無い。 美音のほうは知ってたという顔。澪も最初は面白がっていたが、何ら話題性のないつまらぬ交際に、すぐに飽きてしまった。 その頃には、交際相手にも飽きられていた。] 『優しいけどさ、なんかつまんないんだよね。 いいよ、わかった、しか言わないし。私が言わなきゃ会おうともしないし。』 [そうだろうなと内心同意した。 興味のない相手に冷たくする理由も、要求された以上の願いを叶える理由も見つからない。 用も無いのに会うのも、ただ飯を食べたというだけのルーティンをSNSで送り会う意味も。 別れを告げられれば、「幸せにできなくてごめんね」と、体裁だけは整えた。何も思わなかった。 それよりも、美音の目の腫れがいつ引くのかが気になっていた。] (30) 2020/02/11(Tue) 15:09:00 |
【人】 木野 ツラユキ美音ちゃん! あら、じゃあ今日は美音ちゃんを独り占めできるのネ♡ [ゴンチャ♪ ゴンチャ♪ と鼻歌を口ずさみながら、肩を並べて歩く。] それにしても、ずいぶん長くなったワネ〜。 伸ばし方もとっても上手ヨ! こんなに綺麗な艶を保つの、大変でしょう? [さらりと長い絹糸が、一歩ごとに踊る。 太陽の光を受けて、ますます美しく輝く髪は、本当に月が宿ったみたいだ。 髪の毛を撫でたい、梳きたいと思うのは、きっと可愛い妹分だから。 けれど自分はもう子供じゃないから、言葉で褒めるのが精いっぱい。 兄貴でも触れてはいけない。 大人が頭を許すのは、きっと恋人相手ぐらいのものだから……] (31) 2020/02/11(Tue) 15:09:36 |
【人】 木野 ツラユキ ネェ見て! この 「○ィズニープリンセスヘアアレンジ特集」! 美音ちゃんの今の長さなら、ラプン○ェル風のこれができるんじゃなぁ〜い!? オネエ様に練習させてよ! ほら〜お花も可愛いのいっぱいあるワヨ♡ キャッ! やっぱりい! 美音ちゃんお姫様みたぁ〜〜〜い♡ んもぅ! それ以上可愛さ極めてどうするっていうのヨッ! 可愛い可愛い、 か〜→わ〜↑い〜↑い〜→↑↑↑♡ [触り倒しました。]* (32) 2020/02/11(Tue) 15:12:47 |
【人】 学生 樹里[夢を見た。 赤ちゃんの頃からずっとずーっと一緒にいて、喧嘩もたくさんしたけど一番の仲良しで理解者でニコイチって言われるくらいいつも一緒にいる幼馴染と手を繋いだらそこから身体がゼリーみたいにぐにゃんって柔らかくなって溶け合って一つになっていて自分が夢の中にいるのだと気がついた] …………っは、 [二人の体が溶け合い熱さを感じ続ける中、彼と自分の唇が触れ合った瞬間全身が痙攣しドクリと脈打つ感覚。続けて頭が真っ白になって、] …………ん? [目が覚めた。やはり夢だったのかと小さく息を吐いたけれど、すぐに夢ではなかったのだと気がついた。確かに枕も布団もいつも寝ている自分のものだった、けれどその身は何も纏っていなかった。] きょーや。痛む? 帰らせてくれてありがと、痛かったんなら殴っていいから。 [人の気配を感じて彼の名を呼ぶ。姿はまだ確認できていなくても、いるような気がしていた。**] (33) 2020/02/11(Tue) 19:56:16 |
【置】 新人捜査官 空閑[薄らと意識が覚醒していく。 えっと……確か、変な部屋に閉じ込められて…… ―――しないと出られなくて…… さん、と さん? って] !? …… さん!? [がば、と起き上がって、隣を、見て そこに誰もいないことを確認した。] (L5) 2020/02/11(Tue) 21:04:09 公開: 2020/02/11(Tue) 21:05:00 |
【人】 新人捜査官 空閑―― 目覚めたらそこはいつもの部屋でした ―― あ……れ? [見回せばそこはいつもの自分の部屋。 さっきまで違う場所にいた、はず…… いや、そもそも僕は今「誰」の名を呼んだ? 妙に生々しいはずなのに、どうにもうまく思い出せなくて。] 夢にしては生々しいんだよなぁ…… って、今何時だろ…… [時計を見ると帰宅してからそう時間は経っていない。 見ると僕の格好は上着を脱いだだけで、つまり帰宅してすぐに「寝落ちた」ことになる。] 確かに忙しかったけど…… [ベッドで寝た記憶がない。 というか、妙に体が、主に腰が疲れている気がして 変に生々しい「誰かとセックスする夢」なんか見たからだとベッドを下りようとして] (34) 2020/02/11(Tue) 21:05:13 |
【人】 新人捜査官 空閑 はい?? [下着の中の違和感に顔をしかめ視線を落とした。 夢精 ってなんだよ、10代じゃあるまいし……それとも]溜まってんのかな……こんな夢見て…… [ため息をついて浴室に向かう。 帰宅してすぐに寝たってことはシャワーも浴びてないはずだし 夢とはいえ相手を思い出せないことがどうにもすっきりしないから] (35) 2020/02/11(Tue) 21:06:42 |
【人】 新人捜査官 空閑[汚れた下着はゴミ箱の中。 頭からシャワーを浴びて体を流して、背中に違和感があることに気づいて手を伸ばす。] ……え? [爪痕だ……だけど、ここ暫くこんなものが付くようなことをした覚えはない。 覚えはないはずだ……けど 夢の中で「誰か」が付けたのと同じ爪痕がそこにあった。] 夢……? [夢のはずなのに確かに「誰か」とそこにいたようで 言いようのない切なさを洗い流すようにシャワーを強くした。**] (36) 2020/02/11(Tue) 21:08:06 |
【人】 『弥勒組』若頭 弥勒八咫朗────バシャ [突如頭から浴びせられた冷水に、我に帰った。 なんだか、随分懐かしい夢を見た気がする。 夢は覚めたら忘れてしまう常に漏れず、当時は目覚めた直後にはもう詳細を覚えていなかったものだが。 乱暴に前髪を掴んだ手に、強引に上向かされた顔の正面の、汚い顔を見て現実に引き戻されたところで、今回は同じ夢の内容を割合はっきり覚えていた。 ただ一つ、相手の姿と名前を除いて。 ]ご挨拶だな。 三下は、客人のもてなし方も知らねぇのか? [歯を見せて嗤えば、一瞬だけ怯む気配。 次の瞬間には、殴られる。 椅子に括り付けられた身体では受け身も取れず、椅子諸共と吹っ飛ばされる羽目になるが、こんなモノは慣れた痛みだ。 それよりも、久しぶりに見た夢の方が気になる。 はっきりと思い出されたのは、胎内に焼き付けられた、快楽の記憶。 夢にしては、あまりにリアルな。 走馬灯でもあるまいし。 アレは、死にかけた人間が、記憶の中から生き延びる術を必死に探すためのものだから。 何もかもが、間違っている。 深い深いため息をついたら、イラついた気配がびくりと揺れた。 だからテメェは三下なんだ。] (37) 2020/02/11(Tue) 23:10:50 |
【人】 『弥勒組』若頭 弥勒八咫朗 親爺が危篤の時によォ… タイミングは、選べや! [選んだからこそのタイミングなのだろう、実際は。 ただ、ひたすらに俺の虫の居所が悪かっただけのこと。 憐れなのは三下の方だ、だが、慈悲はない。 俺は、年下に だけ は甘ぇんだ。ばらりと解け落ちた縄に驚く間も与えず、俺はコンクリートの床に手をついてそのまま鉄板の入った踵でそのまま三下の顎を蹴り上げた。 骨の砕ける感触は、なかなか慣れるモノではない。 人体の急所は正中線に寄っている、顎を蹴り抜かれた男からハジキを奪って破裂音を数度、同じ数の人体を積み上げ一息。 顎を砕かれた男にその切っ先を突きつけて、ニンマリ嗤ってやった。] (38) 2020/02/11(Tue) 23:11:11 |
【人】 『弥勒組』若頭 弥勒八咫朗 ほら、言えよ。 言やぁ撃たずにおいてやる。 親爺の酒に毒盛りやがったのは… ……どこの組のモンだ? [顎を砕かれた男は、涙目で首を横に振る。 本当に、知らないのかもしれない。 だがそれも、知ったことか。 破裂音の代わり、殴打の音が一つして、三下の体が横なぎにぶっ倒れた。 バタバタと、複数の足音が近づく気配がする。 バタン、と乱暴に開く扉に振り返り、俺は笑った。] 遅かったなぁ、テツ。 わりぃ、ちとやり過ぎた! [アニキ無事で何よりっす、オヤジも峠越えましたぜ、てかアンタまたですか、自分でどうにかしようとしねェでくださいよ、オレら形なしでしょ、もぅ、あとはいつも通りどうにかしときますんで、アニキはさっさとずらかってください、もうヤツらそこまで来てますよ。] (39) 2020/02/11(Tue) 23:11:37 |
【人】 『弥勒組』若頭 弥勒八咫朗 わりぃわりぃ、んじゃ後頼むわ。 [きっと、また俺の代わりに誰かが塀の内側へ行くことになる。 本当は俺が大人しくしておけばいいのだろうが、与えられた名が俺にそれを赦さない。 導き手たれと、太陽の化身、大鴉の名を親爺に貰ったあの日から。 小汚いガキだった俺が、路地裏で太陽に拾われた日から、俺はいつだって連なるヤツらを引っ張って飛び回る。 それが、俺、弥勒八咫朗の………] (40) 2020/02/11(Tue) 23:12:17 |
【人】 『弥勒組』若頭 弥勒八咫朗[人目を避けるように、襟を立てたコートとサングラスと目深に被った帽子に身を隠し、足早に抜けようとした路地の向こうに、駆け抜けた横顔が、一瞬だけ見えた。] (41) 2020/02/11(Tue) 23:12:46 |
【人】 木野 ツラユキ ── おまけ ── 美音ちゃん♡ 次はこれ着てみましょ♡ キャーッ! やっぱり壺装束も似→〜〜合↑〜〜うぅ〜〜〜→↑♡♡♡ 深淵のお姫様ヨ〜〜〜♡ 平安時代から抜け出してきたみたぁい! 可愛い可愛い恋人の可愛い可愛いおめかしが見られて幸せ♡♡♡ ねっねっこれ持ち帰っちゃいましょうヨ〜〜〜その可愛さをこの部屋だけにとどめておくなんて、美の神への冒涜だワ! [開いたカギを無視し、存分に満喫した。 ゼミは来週まで平気らしいので。] (44) 2020/02/11(Tue) 23:40:37 |
【人】 新人捜査官 空閑―― どこかで ―― [弥勒組の組長が倒れたとの一報が入ったのは、あの奇妙な夢のことも忘れかけた日のことだ。 弥勒組と敵対する組織にも動きがあり、毒を盛られた可能性が流れたなら 抗争が始まる前触れかと課内に緊張が走る。] 「空閑、行くぞ」 あ、はい! [行先はかねてより内偵を進めていた雑居ビルの一角。 そこに弥勒組の人間が乗り込んだらしいとの報を受けたのだ。 「今度こそ下っ端じゃなく大物がかかるといいが」なんて言葉に頷く。 だけど、なぜか、心の中では違うといいなんて言葉がよぎった。] (46) 2020/02/11(Tue) 23:41:32 |
【人】 新人捜査官 空閑[路地を駆ける。 その向こうに、足早に通り抜けようとする姿が見えて一瞬だけ ほんの一瞬だけ目があった気がして、視線が揺れる 足が、止まる……覚えている、仕事じゃなく、 どこかで ] (47) 2020/02/11(Tue) 23:42:34 |
【人】 新人捜査官 空閑 「おい、空閑!何してんだ!」 [声を掛けられハッとしてまた走る。 あれは夢だし、きっと人違いだ。 弥勒組の若頭と僕に、接点はないはずなのだから。**] (48) 2020/02/11(Tue) 23:44:20 |
【人】 ?? ミオン― ??? ― [踏みしめる白い地に足を止めたのは、 春にも夏にも秋にも気に掛けないそれを見付けたから。 ああ、まだ知らない世界が沢山ある。 あの人がいなくなってから初めて迎えた冬は、 真白いばかりではなく] (49) 2020/02/11(Tue) 23:58:28 |
【人】 ?? ミオン雪ふれば 冬ごもりせる 草も木も 春にしられぬ 花ぞ咲きける [この時はきっと、あの人は私に降る優しい雪だった。 睫毛にふわりと乗って、笑った気がした。**] (50) 2020/02/11(Tue) 23:58:34 |
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