人狼物語 三日月国


33 【恋愛RP】Umbrella×School×Love!【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


カート11票
由乃1票
ユイ1票
赤羽 神一1票

処刑対象:カート、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:村人の勝利


天のお告げ(村建て人)

ハァアイ

灰解禁なんだぜぃ。

PLは灰にステイでたのムロツヨシィ
(#0) 2020/06/20(Sat) 0:07:35

【人】 テニス部 ちあ

(わわっ、赤羽先輩が隣に座ってる…!)

[いつもより近い距離に、ちあの鼓動は速くなる。]

(この時間がずっと続けば良いのにな…。)*
(0) 2020/06/20(Sat) 0:10:46

【人】 無表情 トオル

/*

ごめんなさい。ハンカチ返すまでやるつもりだったのに寝落ちてしまいました…。

そもそも全般的にやり方違ってた…?ごめん。
見よう見まねでやってたんだけど、しずくや要にも困惑させてしまってたんだね。申し訳ない…
(1) 2020/06/20(Sat) 5:49:21

【人】 自撮り ユイ

ギャア終わっとった😱
せっかく混ぜてもらったのに全然来られなくてごめんなさい💦

師匠とトオルしか絡めなかったけどゆきさんとすみれさんだった♡ありがとうございます😊

闇の帝王なぽさんじゃんwwwwwwもっと秘話しまくればよかった!

杏さんありがとうございました〜!
(2) 2020/06/20(Sat) 6:30:17
赤羽 神一は、おはようございます!
(a0) 2020/06/20(Sat) 6:51:57

【人】 無表情 トオル

申し訳なかったです。皆さんの一週間を無駄にしてしまった気持ちです。
RP村というジャンルであることを認識しておらず、どういう独自ルールで動いているのかも不勉強のままに入ったことが良くなかったと反省です。
(3) 2020/06/20(Sat) 7:38:04
矢川 誠壱は、トオルくん、中の人発言は「独」のタブでするといいよ!
(a1) 2020/06/20(Sat) 7:40:13

【人】 光学迷彩 もも

[『わたしは壁。』
学祭、夕虹と共に沈む。]

ふー…学祭お疲れっした。
タピオカ美味しかったんで満足っス。

[少し大きな独り言は誰もいない廊下に反響した。
プラスチックの容器に残った一滴に虹が映り、七色に反射する。わたしは、いつもの壁の前で小説片手にミルクティを啜っていた。
これを飲み終われば重い腰も上がるだろう。
先程までしていた後片付けの音はもうしない。この時間だ、部活でも無ければ殆どの生徒は帰ったのだろう。
まだ雨に当たった髪は乾いておらず頬に湿り気が伝う。それに、戻る途中運悪く水溜りを踏み抜いてしまったため今は裸足だ。靴下は背後の教室の窓に干してある。やはり雨の日は大人しくしているに限る。冷たい廊下に素足を浸しながら右足の親指で円を描き遊んだ。]

[今日を改めて振り返る。
赤羽先輩、如月さん…そして最後に通りかかった先輩。
いつもよりわたしを見ていた人は多かった。
この『光学迷彩(ステルス)もも』を見抜くとはお見事。でも、次に会う時が本試験だ。
もし、仮に、わたしを覚えてくれていたのなら…次は本当に友達になれるのかもしれない。]

[ズズー、っとミルクティの最後の一滴を飲み干して、同時に立ち上がる。親指を這わせた後の廊下は若干温かかった。カバンを持つ、そして、薄鼠色の壁と同化する様にその場から音も無く気える。『わたしは壁。』]

わたしが見えるんスか?

[ストローを咥えたまま、唇の端を少し釣り上げた。*]

〜 Fin 〜
(4) 2020/06/20(Sat) 8:02:38

【人】 教育実習生 青柳 慶

/* だから、そういうときは
「文化祭で恋に落ちるなんてこともあるだろう。
それで話し相手が欲しい!なんて思った時は
この喫茶店を使ってくれれば、適当でいいなら
相談でも乗るし、話を聞くだけでもできるだろう」
とか適当に書くねん。
(5) 2020/06/20(Sat) 12:19:37

【人】 教育実習生 青柳 慶

−叔母の家−

 [ 学校帰りに叔母の家へ寄った。
   重たいハードをリュックサックに入れて。

   今回の文化祭は、なにかと重かった。
   物理的重量だけではなく、
   心の中の気持ち的な話も含めて。

   
ピンポーン


   呼び鈴を鳴らせば、
   モニターホン越しに聞こえる
   可愛い鈴の音。
   扉を開けてくれた可愛い従姉妹を
   抱き上げてみた  ]
(6) 2020/06/20(Sat) 12:30:52

【人】 教育実習生 青柳 慶

  久しぶり、紗世。元気にしてた?

「元気にしてたよ!おにいちゃま!」

  はー……可愛い。
  そういえば、欲しがってたもの、持ってきた。

   「いらっしゃい。何やってんの?」

  可愛い紗世にゲーム機ゲットしてきた。

   「わー……また射的?」

  偶然ね。はい、長時間はしちゃいけないからな?

「……!!わぁ!約束する!」
(7) 2020/06/20(Sat) 12:31:25

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ 奥にいるらしい彼女の父親に向かって、
   彼女は重たい箱を持って走っていく。
   そんな彼女をみて、彼はハッとした。

   小さな花束を渡し忘れた。

   仕方ないので、目の前にいる叔母に
   プレゼントをしよう  ]

  はい、叔母さんにも。

    「後出しどうも。上がってく?」

  いや、いいよ。今日は帰る。

    「荒稼ぎはやめときなよ」

  はいはい。肝に銘じておきますよ。
  それじゃ、また母さんたちと遊びに来る。

 「慶くん!ハードもらってよかったのかい?」

  勿論。紗世のために頑張って的狙ったし。
(8) 2020/06/20(Sat) 12:32:13

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ 出ていく直前、叔父が奥から現れた。
   偏屈な叔母を嫁に従った変わった人。
   いや、いや…優しい人、が正しい。

   バーンと両手で射的をする素振りを
   彼に向かってやると、
   うっ、と打たれた人間を演じてくれた。
   こう言うノリの良さもあって、
   叔母と結婚したのだろうと
   彼は笑いながら思った  ]

 「唄さんの月命日、お参りには?」

  行きます。……ちょうど休みなんで。
  覚えててくれて、ありがとう叔父さん。

 「君が、最後にしたことが少し鮮明だったからね。
  それでなくても、彼女は僕の担当だったから
  きちんと覚えているよ」
(9) 2020/06/20(Sat) 12:32:42

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ そう。奇しくも、心臓マッサージと
   蘇生を試みてくれた医師というのは、
   目の前にいる叔父だった。
   それを知ったのは、高2の春。
   唄の付き添いで病院に行った時に、
   医師として対面することに。
   その時既に叔父は叔母と結婚して、
   紗世も授かってしばらく経ったくらい。
   故に、対面した時は2人揃って
   なんで?!なんて言ってたっけ  ]

  それじゃ、またね。

  「唄ちゃんによろしくって伝えといてね」

  はいはい。

 [ 帰路に立つ。
   後ろ髪を引かれて何年目かの自分と、
   向き合うための一歩を踏み出すために ]*
(10) 2020/06/20(Sat) 12:32:50

【人】 無表情 トオル

「す、すみません」

[紫陽花の絵に目を奪われていたトオルの後ろから聞こえてきた小さな声にハッとして振り返る。

彼女だ…

涙目になったしずくがトオルの方を見ている]


[トオルは、ズボンのポケットからハンカチを出して、彼女の方へ腕をのばした]


「これ…、今朝キミが落したのを見かけて拾ったんだ。

ごめん。返そうと思ったのに、ずっと持ったままで…。

探してたんだけど見つからなくて…。

あの…!

変なこと聞くかもしれないんだけど、

もしかして…しずくちゃん…?」*
(11) 2020/06/20(Sat) 17:09:56

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ 舞台袖で、動けないでいた。
食い入るようにして見たその光の下。
薄く脱色した彼の髪がキラキラひかる。
自分たちが先ほどステージに立ったときの様に
静寂が訪れることはない。
真後ろでも「あれ誰だ?」と聞こえた。
そっと後ろを向く。そこにいたボーカルが
こちらを見上げるから柔く微笑みを向け。]



   俺が、今一番いい音だと思ってる
   ピアニストだよ。


[ と伝えると「ほーぉ」とメンバー全員が
ハモるものだから笑ってしまった。

彼が首元のネクタイを緩めるのが
上がったグランドピアノの蓋の隙間から見えた。>>2:249
なんとなく、己も息を吸い込んだ。]

 
(12) 2020/06/20(Sat) 17:45:01

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ そしてはじまったのは「猫ふんじゃった」
ぱちくりと目を瞬かせ、そして
続いた初級ピアノの練習曲。
さらに髭の配管工がぴょこぴょこ跳ねれば、
おもわず「ふは、」と噴き出した。

全然、脈絡のない演奏。

きっと後ろにいるメンバーも面食らって
いるのだろうなと予測はつくけれど。

やっぱり、跳ねてる。

 ───君は、スポットライトの下が似合う。


なぞられる、ふたりのセッション。
何気なく選んだ曲が全て続けば

俺も、その隣に立てればいいのにな、
なんて思うだけならきっと許されるはずだ。

ざわついていた音が止む。
体育館に響く音は、教室で聞いた時より、
ずっとずっと、キラキラしていて。
ああ、天の川に似てるなと思った。]

 
(13) 2020/06/20(Sat) 17:45:45

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ 「上手いな」と小さくギターの裕也が呟く。
彼から目が逸らせないまま、うなずいた。

何にでも、どんな時間にでも終わりが来る。
その有限を懸命に生きるためにみんな
今を、今だけをみて走っていて。
己はそこに、うまく乗り切ろうともせず
自分勝手に否定して、ずっと逃げてきた。

一瞬の静寂。

拍手が聞こえるよりもはやく、
次の曲が、はじまる。これは───]



  「Goodbye Yellow Brick Road だ」



[ 誰かが小さく、呟いたのが聞こえた。]

 
(14) 2020/06/20(Sat) 17:46:10

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ 曲が変わる。
これは、知ってる。よく知ってるよ。]


  I am brave, I am bruised…




[ 小さな声で口ずさむ。
うん、いい曲だ。]

 
(15) 2020/06/20(Sat) 17:47:34

【人】 転校生 矢川 誠壱




    ───…


[ 唇を結ぶ。

半ば俯くようにしてその場を去った。
どうしてだろう。

それはうまく、今は、
まとまりそうになくて。
ただなんとなく、
泣いてしまいそうだったから。]*

 
(16) 2020/06/20(Sat) 17:47:59

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [ちあに申し出を受け入れてもらうと>>2:224
  赤羽は青い法被を翻し
  腕組みをして隣に座った。

  赤羽を真っ直ぐに見るちあは
  目をきらきらとさせながら
  和太鼓に感動したと言う。]


  
あ、ありがとう。



  [和太鼓の男達がいなくなった舞台は
  しんと静まりかえっていた。

  男が出てくる。
  ちあが紹介してくれた由乃という男。
  
  1人で歌い出したその姿に
  赤羽は共鳴するものがあり

  終わってもなお
  その声はなぜか心に残っていた。]
 
(17) 2020/06/20(Sat) 18:07:14

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  ―― 幕間 ――

  [ちあに話しかける。]

  そう言えば、聞いた話によると
  1-Bの出し物の景品に
  Switchがあったというのは本当か?

  資金力を感じるな。
  誰に渡ったか知らないが、
  それは選挙戦における実弾の匂いがする。

  ああ、実弾は賄賂のことだ。
  
  1-Bについては、要注意しておこう。*
  
(18) 2020/06/20(Sat) 18:12:39

【人】 テニス部 ちあ

[舞台終わりの由乃に声を掛けたかったが、由乃の姿は其処にはもう無かった。>>2:104

由乃くんの歌声、凄い良いですよね!

[隣の赤羽に、まるで自分のように得意げに声をかける。]

「Switchがあったというのは本当か?>>18

はい!そうですよ!
青柳先生がゲットしていきました!
そう言えば、何処から予算が出てるんだろう…?

[ふむ、と首を傾げるちあ。
クラスの話し合いには参加していたが、裏事情は知らないようだ。]*
(19) 2020/06/20(Sat) 18:23:09

【人】 美術部 雨蓮 しずく

[ しずくは目の前の…お兄ちゃんに似た青年から差し出されたハンカチを見て驚きを隠せなかった。なんの偶然だろう…。

それは、しずくが探していた大切なハンカチで…彼に似た少年が同じように渡してくれたハンカチで。

こんな偶然あるのでしょうか…としずくは思った。]

ドクッドクッ

(心臓が痛い。)

[ 淡い期待に胸が高なった。

しずくは、震える手でハンカチを受け取ると ]

「これ…、今朝キミが落したのを見かけて拾ったんだ。

ごめん。返そうと思ったのに、ずっと持ったままで…。

探してたんだけど見つからなくて…。

あの…!

変なこと聞くかもしれないんだけど、

もしかして…しずくちゃん…?」

(えっ?何で私の名前をしってるの…そんな、そんなきっと私の願望だよね…だって、そんな…)

[ しずくはハンカチをぎゅっと握りしめた。]
(20) 2020/06/20(Sat) 18:33:24

【人】 美術部 雨蓮 しずく

(もし違ったら…だけど、だけど…この文化祭で勇気を出すって決めたから…違ったっていい…」

「拾っていただき…あ、ありがとう…ございます。このハンカチは大切な人からもらった大切なお守りなんです…。

は、はい。私、雨蓮しずくと言います…。

違っていたらごめんなさい…

あ、あの…あなたは小さい頃、病院で会った…お兄ちゃん…ですか?」*
(21) 2020/06/20(Sat) 18:33:33
しずくは、入れるの忘れていました… >>11
(a2) 2020/06/20(Sat) 18:34:46

【人】 無表情 トオル

>>21
「拾っていただき…あ、ありがとう…ございます。このハンカチは大切な人からもらった大切なお守りなんです…。は、はい。私、雨蓮しずくと言います…。」


[ やはり彼女はあの時の少女だった。
彼女の口から【大切な人】という言葉が出てきて、トオルの胸の鼓動が急に高まった。]


「違っていたらごめんなさい…あ、あの…あなたは小さい頃、病院で会った…お兄ちゃん…ですか?」


「やっぱり…しずくちゃんだ…!よかった…。」


[トオルは安堵して思わず微笑んだ]


「僕のこと覚えてるの?10年くらい前のことだし、しずくちゃん、まだ小学1年か2年だった…よね」

「そのハンカチ、大切に持っててくれて凄く嬉しいよ。」*
(22) 2020/06/20(Sat) 19:11:18

【人】 教育実習生 青柳 慶

−駅前−

 [ 今日は、晴れている。
   文化祭明けの初めての休み。
   じめじめと蒸し暑くなってきている
   この季節に、彼の汗は我慢が利かない。

   約束の時間まで、あと10分くらい。
   文化祭で初めて会った生徒に渡した紙の中に
   場所と時間を書いておいた。
   もし、あと10分待って来なかったら、
   そのときはその時で、
   この小さな造花の花束と、
   飴玉のセットを持って彼女に会いに行こう ]


  あれからもう、2年近くか…

 [ 彼女の両親からは、新しい人生をと
   葬儀の後、笑顔で伝えられた。

   それが、彼女を幸せにするから、と。

   しかし、彼はすぐに立ち直ることができず、
   授業を聞くだけ聞いて、
   適度な成績を残して、
   アルバイトに行くだけ。

   慶の両親も、そんな彼に何も言わなかった ]
(23) 2020/06/20(Sat) 19:30:10

【人】 教育実習生 青柳 慶

「ねぇねぇ、おにいちゃん。どうしてないてるの?」

[ 日陰で約束の時間を待っていると、
  小さな女の子がハンカチを持って近づいてきた。
  彼は気づかないうちに泣いていたらしい。

  4歳くらいだろうか。
  紗世を抱き上げていた癖もあり、
  彼女のことを抱き上げると、

  よしよし

  と、頭を撫でられた  ]

今からね、お兄さん大好きな女の子に会うんだ。
でもね、神様が女の子のことを大好きで、
お兄さんから女の子を貰っていったんだ。

「かみさま、わるい?」

ううん。……悪くない。

「いたいのいたいの、とんでいけ!」

 [ 純粋な女の子というのは、
   なんと優しいのだろう   ]
(24) 2020/06/20(Sat) 19:31:49

【人】 教育実習生 青柳 慶

  
 [ 可愛い子を抱っこしたまま
   少し話をしていると、
   彼女の母親が焦ったようにとんできた。
   彼女は迷子だったらしく、
   まさか、知らない人に抱っこされているとは
   思っていなかったと、平謝り  ]

大丈夫ですよ。僕も、楽しんで話してたんで。
それじゃぁ、奏音ちゃんまたね。

 [ 平謝りの母親と対照的に、
   彼女の腕の中で笑顔に手を振る天使。
   その手の中には、彼の涙を拭いた
   木綿のハンカチがしっかりと握られて。

   さて、彼の待ち人はこの情景を見ていたのだろうか。
   そもそも、ここに来てくれるのだろうか ]*
(25) 2020/06/20(Sat) 19:32:01

【人】 美術部 雨蓮 しずく


「やっぱり…しずくちゃんだ…!よかった…。」 >>22

(や、やっぱり?!え…わ、私の幻聴なんかじゃ…ない…よね?)

[ しずくは、目の前の青年の微笑みが少年の笑顔と重なって見えた ]

「僕のこと覚えてるの?10年くらい前のことだし、しずくちゃん、まだ小学1年か2年だった…よね」

[ しずくは、驚きと喜びとでただただ無言で大きく頷くことしか出来なかった]

「そのハンカチ、大切に持っててくれて凄く嬉しいよ。」

[ しずくは、ハンカチを胸に抱きながら
また出会えた。そして、覚えていてくれた…と喜んだ。
溢れ出す感情の波にのみ込まれてしまわぬように、ゆっくりと深呼吸してから…]

「わ、わすれられるはずないよっ!あ、あの時…お兄ちゃんがハンカチをくれたのが嬉しくて…」

[ 今日は何年分の涙なのだろう。泣きすぎだ。分かっているのに、また目から雫が溢れるのを止められないでいた。
つっかえ、つっかえあの時の嬉しい気持ちと今までの事を話した]

「家族以外の人から…何かを貰ったことなくて…。はじめてだったから…っ」

[ 手に持ったハンカチではなく、制服の袖で涙を拭いながら ]

「本当に本当に嬉しくて…。あれから、お兄ちゃんに思い出してもらえるように絵を今まで以上に描いたんだよ? 綺麗っていってもらえたら…いいなってっ。」
(26) 2020/06/20(Sat) 20:12:07

【人】 美術部 雨蓮 しずく


[ 今日1日…いや、今までたくさん泣いた。
けど、こんなに嬉しくて泣いたことはあっただろうか?
しずくは、きっとないと思った。

だから、泣いたあと、自然と笑えた。]

「お兄ちゃん…ありがとう…お兄ちゃんにとっては、きっと小さな思い出かもしれないけど…わたしはっ、私にとって…大切な思い出だったからっ…だからありがとうっ!」*
(27) 2020/06/20(Sat) 20:17:02

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ スタッフが慌ただしく動くステージを
  じっと見つめていた。
  落ち着いていると思っていたけど、
  知らず知らずのうちに噛み締めていたらしい
  奥歯がみしりと軋んではっとする。


  自分が何を弾くかもはっきりしない頭なのに、
  ノイズのようにTwo winsの演奏がこびりついて。  ]


    『 I'm losing my mind life of intersection.
     Faith in my eyes with imperfection.
     Poker face played in a form flexing
     All limitations… 』



      “人生の交差点で自分を見失ってる
      信じたものは見えていても 不完全は付き纏う
      自分をごまかしては自分が曲がっていく
      もう限界なのかな”
(28) 2020/06/20(Sat) 21:08:04

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 
  
うん。
    知ってる。  ]



   『比べた 数が 痛みだす
    消えない弱さや傷さえも
    全ては僕を作り出す』



   
 Wおれの名前はW 



[ うん。
  わかってる。

  ほんとは、ずっと前から。


  
  
あぁ。
  なぁ、矢川。
  こんなの。
  ずりぃよなぁ。 ]*
(29) 2020/06/20(Sat) 21:11:50

【人】 ワンコ系絵描き 要

屋上

今日はいい天気だ。僕の……
なんて言うべきか分からないけれど、強いて言葉にするならば、大切な存在である
太陽が、輝いて、いた。

太陽に見守られながら、
この間の文化祭の感情を思い返す。

今思い出しても、その色は褪せず。

でも、
いつかは、
きっと
記憶から


なくなってしまうから



だから、僕は絵を描く。
忘れてしまわないように。
(30) 2020/06/20(Sat) 21:22:37

【人】 無表情 トオル

「わ、わすれられるはずないよっ!あ、あの時…お兄ちゃんがハンカチをくれたのが嬉しくて…家族以外の人から…何かを貰ったことなくて…。はじめてだったから…っ」

[ トオルは泣きじゃくりながら一生懸命に想いを伝えようとしてくれるしずくを見つめて、胸が熱くギュッと痛むのを感じた。こんな感覚は初めてだった。]

「本当に本当に嬉しくて…。あれから、お兄ちゃんに思い出してもらえるように絵を今まで以上に描いたんだよ? 綺麗っていってもらえたら…いいなってっ。お兄ちゃん…ありがとう…お兄ちゃんにとっては、きっと小さな思い出かもしれないけど…わたしはっ、私にとって…大切な思い出だったからっ…だからありがとうっ!

[ しずくが、自分と同じようにあの頃のことを大切に思っていてくれたことが、とても嬉しかった。
孤独だった自分の世界を変えて、誰かと共に過ごす時間の愛おしさを教えてくれたのは、あの時のしずくだった。


「俺こそありがとう、しずくちゃん。

…しずくちゃん、また俺と会ってくれる?

しずくちゃんの絵、もっと見せてくれないかな?」
(31) 2020/06/20(Sat) 22:35:37

【人】 無表情 トオル

[ 生まれて初めて言う言葉に、トオルは顔が熱くなった。

照れ隠しで上着のポケットに手を突っ込むと、カサっと何かに触れた。

そのまま引っ張り出すと、【タピオカ屋のチケット】だった。>>2:243 ]


「しずくちゃん、2-Cのタピオカ屋ってもう行った…よね?俺、まだなんだ。もし良かったら、一緒に行ってくれないかな。」*
(32) 2020/06/20(Sat) 22:43:42

【人】 ワンコ系絵描き 要

開幕の和太鼓。

LINEを見逃してしまったのは
申し訳なくて、参加出来ないのも、申し訳なかった、
けど。

ものすごい熱量で
初めを飾るのに相応しい。もの、だった

 http://get.secret.jp...

銀髪の髪の子が特に目についた
彼女と同じ、同じ色


彼女は文化祭、楽しめただろうか?
絵のモデルは見つかっただろうか?

そんな疑問がわき起こるが、

やっぱり僕からは
どうしても

あいにいけない


だからこの疑問は、一生、ささくれとして残るのだろう
きっと
(33) 2020/06/20(Sat) 22:57:53

【人】 ワンコ系絵描き 要

それから
矢川先輩のバンド。

観客と一体となって
みんながそれぞれの色を作っていって
光を目指しているような

ああ、やっぱり上手く言葉にできない
そのための絵、なんだけど

 http://get.secret.jp...

兎にも角にもすごくて、感動した

あの席に案内してくれて
ありがとう、先輩
(34) 2020/06/20(Sat) 23:02:51

【人】 美術部 雨蓮 しずく



「俺こそありがとう、しずくちゃん。

…しずくちゃん、また俺と会ってくれる?

しずくちゃんの絵、もっと見せてくれないかな?」 >>31

(ゆ、夢じゃないよ…ね?)

[ 何度も疑ってしまう、夢のような現実にしずくは嬉しくて…

目の前の青年が上着のポケットに手を突っ込むと、
【タピオカ屋のチケット】を取り出した ]

「しずくちゃん、2-Cのタピオカ屋ってもう行った…よね?俺、まだなんだ。もし良かったら、一緒に行ってくれないかな。」
>>32

[ しずくは、青年の誘いに涙をふいて笑顔で

「は、はいっ!あ、あの…タピオカの後に絵の、モデルになってもらえませんか?」

不安も寂しさも今日からお別れしよう。
もし、モデルの誘いにふられてしまっても…積極的に話しかけよう!
もし、モデルの誘いに答えてもらえたら…やっぱり積極的に話しかけよう!

今まで雨でしとしとしていたしずくの心は少しづつ回復していき…きっと今までの雨が嘘だったかのように晴れるだろう
晴れるといいな ]*
(35) 2020/06/20(Sat) 23:05:22

【人】 ワンコ系絵描き 要

それから、びっくりした
先輩の長い、…………タバコ休憩

キラキラ輝いていた。

先輩は1人で演奏していたんだけど、
でも不思議と、1人じゃないような気がして
なんでかはよく分からないんだけど

でも、そう、感じた。

http://get.secret.jp...

優しい先輩の
ありのままの姿が
浮かび上がってくるようで

凄かったな

ありがとう、先輩
(36) 2020/06/20(Sat) 23:07:35

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [ちあがこてん、と可愛らしく首を傾げる。>>19


  青柳先生……教育実習生か。
  タピオカ屋で騒ぐ法被の集団を思い出す。>>2:102
  教育実習生に投票権はない。


  だが……。]


  ああいう人望のある人は
  取り入れておきたいものだな。


  [赤羽は深く頷き、
  次のステージが慌ただしく準備されているのを
  見ていた。*]
  
(37) 2020/06/20(Sat) 23:32:21

【人】 無表情 トオル

「は、はいっ!」>>35

[ 彼女からの返事は、まさかのYESだった。信じられないほどに心臓の鼓動が早くなるのを感じた]

「あ、あの…タピオカの後に絵の、モデルになってもらえませんか?」

[ 彼女からの唐突なお願いに、一瞬ビックリしたが、反射的に声が出た]


「イイよ!」

[ 鼓動が早すぎるせいか、勢い余って声が裏返ってしまった。
いつかのあの日と同じだ。思わずしずくと目を合わせて、2人同時に噴き出した ]





[ しずくと一緒にタピオカ屋へ向かうトオルは、もはやこれまでの無表情などではなく、優しく微笑んでいた]*

(38) 2020/06/20(Sat) 23:37:35

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

 
  [体育館のざわつきが強くなった気がして
  赤羽は警戒したように辺りを見回した。
  >>2:168


  一瞬の静寂から始まった
  アカペラ。
  ドラム、ギター、ベースの音が重なり>>2:170
  会場が揺れた。>>2:171]


  
なんだ!?これは!


  
  [椅子から半分ずり落ちた赤羽は
  姿勢を正し
  気づくと前のめりになって
  ただ聴き入っていた。
  
  奏でられる音楽も、ステージに立つ彼らも
  ただ勇ましく
  熱い時間だった。]
  
(39) 2020/06/21(Sun) 1:08:04

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [その後に出てきたスーツの男。
  雨宮先輩だね、とちあを見た。

  ふと雨宮先輩と話してる時に
  顔を真っ赤にしてるちあを思い出して>>0:77
  赤羽は顔がほころんだ。

  いくつかの楽しげな曲を聴くと
  面白いなと話す。


  その後に続いた旋律は
  目を閉じて聴く。

  雨の中ゆっくりと流れるメロディは
  時に力強さを感じ
  とても美しかった。*]
  
(40) 2020/06/21(Sun) 1:33:17

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ 見にきてほしいとおもった。
それが自己満足だとわかっていて。
全英詞で、うまく伝わるかどうかは
わからなくても、彼に伝えたかった。

その左手がうまく動かなくたって、
君には君の音があって、
ごまかさないで、受け入れて、
本当は全部ひっくるめて愛してほしい

だって俺は言っただろ?
君の音が好きだって


そう、伝えたかっただけなのに、
わかってしまった。気づいてしまった。
それよりも弱い自分のことが、
自分が今まで逃げてきたことが、
───こわくて、目を逸らしてきたことが。]
 
(41) 2020/06/21(Sun) 6:38:30

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ 黙って歩いて出た体育館。
広いこの学園で、まだ道も覚えてないから
ここがどこなのかもわからないけれど、
一心不乱に歩いた。
だれもいない場所をさがして。

ようやく見つけた使われていない
教室の扉をひらいて、入る。

人の声が遠く、騒めいて聞こえた。

適当な椅子に座る。
負ったままのベースケースを、
そっと隣に下ろした。


だれの記憶にも残りたくないとおもってた。
褪せて消えていくだけの存在になって
それをただ眺めているだけになるなら
いっそはじめからなければいいと。

だけど、───本当はたぶんわかってた。]
 
(42) 2020/06/21(Sun) 6:39:03

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ 本当に記憶に残りたくないのなら
誰にも関わらなければいいし、
音楽なんてしなければいい。
一人で奏でるだけの日々を過ごせば
そこに記憶は存在しなくなる。
ただ、自分だけが覚えていられる。

それでも人に関わるのは
わざわざ音を共に奏でたいと思う
その時間が終わらなければいいと願う
いつかまた、もう一度と祈る
結局のところただ寂しかっただけだ。

見たくなかった、だけで。


本当は誰かの記憶に残りたい、

本当は─── ]

 
(43) 2020/06/21(Sun) 6:39:22

【人】 転校生 矢川 誠壱




   誰かの特別になりたかったんだな


 
(44) 2020/06/21(Sun) 6:39:41

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ はは、とちいさく笑いが漏れる。

己にとって、人との関係は
いつだってうすっぺらくて。
吹いたら飛んでいくようなものだった。

それは、己を守るためで、ただの意地。

だけど、 ───いまは、それが嫌だ。

彼らの記憶に残りたい。
矢川誠壱という人間がいて、
そこに確かに存在していたのだと
途切れない、関係が築きたい。

───いまさら、どうすれば上手くできるのか
ああ、おれは人間と接するのが、
きっと今日できた年下の友人よりも
ずっと下手なのかもしれないとおもった。
前髪をくしゃくしゃとかき混ぜる。]

 
(45) 2020/06/21(Sun) 6:40:03

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ 手を伸ばしたケースからベースを出して。
そのファスナーを開いた。
アンプに繋いでいないエレキベースは
本当に微かな音しか紡がないけれど。
膝の上において、構えて鳴らした。

かっこいいと、すごい、と言ってくれた
彼らに見合う自分で本当に今いられるのか
それはわからない。
かすかに響くGは、壁を伝わない。
ただそこにただ落ちるだけだ。

ひとりって、こんな感じだったっけ

そう、おもいながら
弾き始めるのは、セッションで演った曲。
聞こえないはずの兎が跳ねた。]*

 
(46) 2020/06/21(Sun) 6:40:28

【人】 生物部部長 クロユリ

>>24

暑くなりはじめた陽差しの中、紺色のワンピースを着たユウリは、約束の場所から少し離れたところに立ったまま、青柳を見つめていた。

渡された紙に書かれた時間の10分前、自分のほうが先に来るつもりだったのだけど、青柳はすでにそこにいた。本当は駆け寄りたい気持ちでいたけど、何かがユウリを押しとどめた。

ふと、青柳のもとへ小さな女の子が近づいた。
青柳は慣れた様子で女の子を抱き上げ言葉を交わしているようだ。
すると…

女の子のハンカチが青柳の目元をぬぐうように見えた。

先生…泣いてる

そう、恐らく青柳を見つけたときに微かに気づいていのだ。
手にしているのは花束。>>23
彼が何のためにここへ来たのかを。

ユウリはそのまま動けずに、女の子と青柳をじっと見つめていた]
(47) 2020/06/21(Sun) 9:31:20

【人】 生物部部長 クロユリ


そのままどのくらい立ち尽くしていたのかはわからない、ほんの数秒だったのかそれとももっと長い時間が経ったのか。

ユウリは手の中の紙を握りしめた。
この場所、この時間

そう、ユウリをここへ呼んでくれたのは彼だから。

大きく深呼吸。

自分の気持ちは決まっている。
だからここへ来たのだ。

ユウリは青柳がいる方へ近づいて行った
]*
(48) 2020/06/21(Sun) 9:50:44

【人】 ワンコ系絵描き 要

暗転。
照明係が明かりを消す。

それに気がついて、いてもたっても
いられなくなって。

僕は水筒をもって走り出した。
階段を駆け下りて、

舞台袖に戻ってくる先輩を
見つけた。
なんて、声をかけていいか、
分からなくて。

言いたいことは、沢山あったけど。
でも。
でも。

「長い、タバコ休憩、でしたね」

なんて言って笑って、
きっと喉が渇いているだろう、
そう思ってずっいっと水筒を差し出す*
(49) 2020/06/21(Sun) 10:10:42

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

   
 
   『   愛の歌は、悲しい歌。
       愛の歌は、苦しい歌。
       それでもまた、明日になれば
       愛せるかもしれない。  』



[ ステージで別の曲を弾いてるってのに、
  頭の中では教室で合わせたあの曲の、
  そんな歌詞を思い出していた。

  
  スポットライトはやっぱりちょっと眩しくて
  月みたいなそれを見上げたら、
  照明のある二階で落ちそうになってた須藤や、
  困ったような顔で笑う矢川の顔が浮かんで、
  あいつらと話がしてぇなぁ、なんて思った。 ]*
(50) 2020/06/21(Sun) 10:31:38

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ そうだな、おれは。
  ただの、拗ねてゴネてるガキだったな。
  どんなに星に願っても、
  叶わないことがあるなんて。 ]



     So goodbye yellow brick road
     Where the dogs of society howl
     You can’t plant me in your penthouse
     I’m going back to my plough
     Back to the howling, old owl in the woods
     Hunting the horny-back toad
     Oh, I’ve finally decided my future lies
     Beyond the yellow brick road

       だからさよなら、黄色いレンガ路
       豪華マンションの住人にはなれない
       自分の畑に戻るのさ
       トゲ付きカエルを捕まえている、
       年寄りフクロウが喚いている
、
       あの森へ戻るんだ
       決心したよ。僕の未来は
       黄色いレンガ路を
       外れたところに広がっているんだ
(51) 2020/06/21(Sun) 10:35:25

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ んなこともねぇよな。
  誰よりも自分が一番欲してる、って
  ほんとは、ずっとわかってた。


  そうだよ。
  おれの、なまえは。

  
My name is。



  これが、おれだよ。
  
   
This is Me。
  ]*
(52) 2020/06/21(Sun) 10:38:49

【人】 教育実習生 青柳 慶

−駅前−

 [ 女の子とのやりとりを見られていたとは
   つゆしらず。>>47
   腕時計を確認してみると、
   そろそろ約束の時間になるところ。
   休日ということもあり、
   人の行き交う駅前は、賑やかそのもの。

   彼女は来るのだろうかと、
   辺りを見回してみると、
   制服ではない、紺色のワンピースを着た
   彼女が近くまで来ていた。

   彼女の周りは、何故か涼しげに見え、
   何故か彼も、ふっと笑みが溢れ、
   彼女に向かって軽く手を振った  ]

    おはよう、玄森。*
(53) 2020/06/21(Sun) 12:00:44

【人】 生物部部長 クロユリ


>>53
 おはよう、玄森。

 おはようございます、青柳先生。

 目が合った途端駆け足になりそうだった自分をきゅっと止めて、ぺこりと挨拶をする。
 堅苦しすぎる…と自分でも思う。
 でも、とつぜん態度を変えたり、ましてや名前で呼ぶなんてことできない。

 でも、できない、けど。

 ふっと微笑んでくれた先生に、笑顔で応えた。

 やっぱり学校とはちょっと違う。
 
 ユウリは青柳の前に立ち、もう一度ぺこりと一礼すると。履いてきたスニーカーを指さした。

>>2:285
青柳に言われたように動きやすい服を考えた。とはいえ青柳と会うのに生物部の採集をするときのような恰好ではどうしても来れず、あまりひらひらしすぎないワンピースとスニーカーを選んだ。]

ちゃんとスニーカーですから大丈夫ですよ。*
(54) 2020/06/21(Sun) 13:49:05

【人】 テニス部 ちあ

[照明が消えて、ステージは闇に包まれた。>>2:168
続けて、チューニングが続く。
ちあは、期待の目で、闇に包まれたステージを見つめる。]


「叫べーーッッ!!!」
>>>2:171

[バンドのメンバーが叫ぶと、会場が一気に沸く。ちあは、会場の熱気で全身がぴりぴりとするのを感じた。]

「なんだ!?これは!」
>>39

[隣で赤羽が椅子から半分ずり落ちる。
そんな赤羽に笑いかけながら、ちあはリズムに乗り小さく両手を叩いた。

メンバーは、「Two wins」と名乗った。ちあの知る顔は居なかったが、忘れられないものになった。]
(55) 2020/06/21(Sun) 14:40:53

【人】 テニス部 ちあ

[次にステージに立ったのは、雨宮だった。
赤羽からも「雨宮先輩だね」と声を掛けられ、ちあは、興奮したようにうんうんと無言で何度も頷く。>>40

(雨宮先輩、ピアノ上手…!)

[繊細な音だった。ちあは目を瞑って、音に酔いしれていた。]

雨宮先輩凄かったですね!

[ステージから雨宮が姿を消すと、興奮したように赤羽に声を掛けた。]

もう文化祭、終わりですね…。
もっとこの時が続けばいいのに…。
あの…、赤羽先輩この後はどうされるんですか?*
(56) 2020/06/21(Sun) 14:41:51

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

 
  [ちあは真剣に舞台を見つめ

  時に、笑い、興奮し、

  表情をコロコロと変える。>>55


  小さな体を揺らしながら
  ステージを楽しんでいた。


  赤羽もそんなちあの隣で
  いつの間にか
  その音に聴き入っていた。]
  
(57) 2020/06/21(Sun) 16:25:30

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [ステージ後、慌ただしく片付けが行われる。

  この後は、雨が止んでいたら、
  外でキャンプファイヤーか。

  雨なら体育館でマイムマイムだろうか。

  多くの生徒はそこに行くだろう。


  ちあに予定を聞かれ>>56
  スマホを見る。

  和太鼓の舞台後に光明に頼んでいた
  タピオカは確保できたようだ。
  
  『抹茶ラテもゲット✌』

  ナイス。]

  これからもう一度
  タピオカ屋をやりたいと思ってる。
  
  ちあが良かったら、手伝ってくれないか?*
  
(58) 2020/06/21(Sun) 16:29:50

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  
ああああ!ちょっとその前に
2人で寄りたいところもあるのだが!*

  
(59) 2020/06/21(Sun) 16:34:08

【人】 テニス部 ちあ

「ちあが良かったら、手伝ってくれないか?>>58

[赤羽は、タピオカ屋を再びやると言う。]

はい!勿論お手伝いします!わたしで良ければ!

[ちあは、両手で小さくガッツポーズをし、張り切っている。]

「2人で寄りたいところもあるのだが!>>59

え?!
(二人きりで?!)
はい!分かりました!

[「2人で」という言葉に、少し顔を赤くする。]

(何処に行くんだろう…。)

[ちあは、ドキドキしながら考えたが、何処に行くのか追及はしなかった。]*
(60) 2020/06/21(Sun) 17:00:50

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [こちらの無理な申し出にも
  嫌な顔ひとつ答えてくれるちあに
  赤羽は感謝した。>>60


  体育館を後にし
  1階の廊下を奥まで進む。

  そこには複数のチラシが貼られていた。

  
  
『おいでよ ポムペッシュ学園祭』



  そう書かれたポスターには
  うさちゃんの絵。>>0:3
  ふむ、中々に可愛らしく描かれている。

  右上のテープがぺろんと剥がれたので
  赤羽はそれを、もう一度
  きっちりと貼った。]
  
(61) 2020/06/21(Sun) 17:07:00

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [その場所は静けさを増していた。

  きょろきょろと辺りを見渡す。
  壁をじっと見つめ、考え込む。
  床を這いつくばる。
  入念にチェック。


  誰もいないか……。
  アイスティが浮かび上がることもない。>>1:60


  背後の教室から紙と黒いマジックを拝借し
  法被にふんどし姿の赤羽は
  そのまま廊下に胡座をかき
  スラスラと書く。


  
『もも
 タピオカに抹茶ラテ登場
 夕頃、2-Cにて』



  書き殴られた文字。
  それをポスターの横に貼ると
  ちあも書く?と声をかけた。*]
  
(62) 2020/06/21(Sun) 17:10:47

【人】 テニス部 ちあ

[そこは、A棟校舎1階の一番奥。>>0:60

こんな場所があったんですね。
あまり来たことないかも。

あ、沢山ポスターが貼られてますね!
明日、1-Bのポスター剥がしに来なくっちゃ!

[赤羽がキョロキョロと何かを探している。
床に這いつくばってまでだ。>>62

??

(何を探してるんだろう…。)

[ちあは不思議に思いながら、赤羽の奇行を見つめる。
赤羽はその場に胡座をかき、紙に何かを書き出した。
ちあもちょこんとその場にしゃがんで、紙を覗く。]

もも!!
藤堂さんへのメッセージですね!
わ!抹茶ラテ登場なんですか?美味しそう!
でも、何でここに?

[「ちあも書く?>>62」と赤羽に問われ、疑問は持ちつつも素直に「はい!」とペンを受け取る。
どうやら、ここにメッセージを書けば、ももに伝わるらしいことは分かった。]
(63) 2020/06/21(Sun) 17:31:05

【人】 テニス部 ちあ

『藤堂さん
タピオカ屋、わたしも手伝うことになったよ!
藤堂さんとまた飲めたら嬉しいです♡(うさぎの絵)
ちあ』

[「よし!」と満足そうなちあ。
赤羽の達筆な文字の隣に、それは丸っこい字で書いてある。文末に、兎の顔を描いてみた。]

赤羽先輩、出来ました!*
(64) 2020/06/21(Sun) 17:31:54

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 舞台袖まで、たった数歩。
  なのに手だけじゃ飽き足りないのか、
  足まで震えて使い物にならなくて、
  その数歩が果てしなく遠く思えて。

  だけど無様な格好は見せたくない、
  その意地だけで背筋を伸ばしてなんとか歩いた。


  ステージが見えなくなると、壁に
  右手をついて一瞬目を閉じる。
  微かな風を感じて目を開けたら、スタッフや
  先生、役員の同級生たちが、いつもの俺を
  見るのとは違って、なんかあったかい目で
  手をそっと叩いてくれていた。

  また、頭をひとつ、小さく下げた。 ]
(65) 2020/06/21(Sun) 18:21:19

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 二階へ向かおうと思ったのに、
  何故か目の前に差し出される、水筒>>49。  ]


     (…おま、一人でここまできたのかよ。)


[ そんな言葉を飲み込んで。
  黙ってキンキンに冷えたお茶を口にした。
  あの時と同じように、熱くなった喉に
  冷たい液体はすげぇ心地よかった。


  タバコ休憩>>49、という声に
  ばかやめろって、中に先生いんだよ、
  と小さく呟いて。  ]


     ありがとな。


[ と、同じ高さにある友人の肩に腕を回した。 ]*
(66) 2020/06/21(Sun) 18:25:10

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [なんでここに?と首を傾げるちあ。>>63]


  お気に入りの場所らしい。

  まあ
  飲み過ぎたらお腹壊すかもしれないしな。

  会えなかったら
  また来よう。

  
  [人混みが苦手だと言ったももと>>1:81
  
  和太鼓へ行く去り際に見た
  美味しそうにタピオカを飲むももを>>2:50

  思い出していた。]
  
(67) 2020/06/21(Sun) 19:00:03

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [ちあのメッセージが書かれた紙を見て
  可愛いな、と言って、
  ポスターの隣に貼った。]


  行こっか。


  [タピオカ屋は2人かもしれないし、

  誰か来るかもしれない。

  どちらでも楽しいだろう。

  夕暮れの廊下を
  背中に祭と書かれた法被姿の2人は
  タピオカ屋に向かった。*]
  
(68) 2020/06/21(Sun) 19:03:04

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  今日会えなかったら、
  次は市販のタピオカ持参してみるか?

  [教室に向かう途中、
  赤羽はちあにそう言った。*]

  
(69) 2020/06/21(Sun) 19:10:40

【人】 テニス部 ちあ

[赤羽が言うには、ここはもものお気に入りの場所らしい。]

そうなんですね!
でも、今は居ないみたいですね…。

[ちあも、赤羽にならいキョロキョロと辺りを見回す。]

「今日会えなかったら、次は市販のタピオカ持参してみるか?>>69

そうですね!
その時は、わたしもバナナマフィン作って来ます!
三人で一緒に食べられたら、楽しいだろうなぁ!

[名案!と言うように、ポンっと、胸の位置で両手を叩く。
そしてちあと赤羽の二人は2-Cに向かった。]*
(70) 2020/06/21(Sun) 19:21:53

【人】 ワンコ系絵描き 要

渡した水筒を受け取り、ごきゅごきゅと飲む雨宮先輩>>66

「ばかやめろって、中に先生いんだよ」
その指摘に慌てて、周りをキョロキョロ見回すが、不振な目で見る人はおらず、ほっと一息つく。

タバコってそういえばダメなものだったんだっけ?
なんて思う僕は、ふりように染まってしまったのか、単に抜けているのか、
今後は気をつけないとな、と気を引き締める。

「ありがとう」
そう言って肩にかかる重さに。

なんだか、嬉しくって、くすぐったくなって。
思わず、口角が上がる。


「そ、そういえば、ピアノ、凄かったです!なんて言うか、その、えーっと、上手く言えないですけど!お疲れ様でした!」

黙っているのも、なんだか照れくさくて、でも、僕の本心を、先輩に告げる。

言ってみたものの、上手く言えなくて、
そんな陳腐な言葉しか出ない己が、ちょっと悔しくもあり、でも、
(71) 2020/06/21(Sun) 22:11:40

【人】 ワンコ系絵描き 要

「あ、絶対に絵、描きますから。雨宮先輩のピアノも、矢川先輩のライブも」

でも、言葉にできないなら描けばいい。
僕にはそれしか、出来ないから。
それが出来れば十分。

そしたらこの感動も、伝わるかな、なんて。
うん、絵を見せるのは少し、恥ずかしいけど。
伝えたかったから。
凄いのを見せてくれた二人には。

……ってあ、
「そういえば、矢川先輩いない、ですね?どこ行ったんでしょうか?」

彼にも凄い!って、伝えたかったんだけど……?
どうも、体育館の袖にはいないように思える……。

「雨宮先輩は、矢川先輩、どこいったか知ってます?」*
(72) 2020/06/21(Sun) 22:11:49

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 年下の友人の肩にもたれかかって、そいつの口から
  溢れるように出てくる言葉>>71を聞いていた。

  飾りたてるような言葉は無いけれど、その分
  気持ちは真っ直ぐに、心に刺さる。 
  何も言葉を返せずに、うん、と頷いた。 ]


      (…聞こえてた。
       お前の、拍手も。
       俺を、俺らを呼ぶ声も。 )


[ 俺や矢川のことを絵に書くという須藤>>72
  震える声を抑えて  ]
  
  
  かわいくかいてね♡


[ なんてふざけて。
  そうでもしないと、不覚にも泣いてしまいそうな
  自分に気付いてしまって、懸命に隠したつもり。  ]
(73) 2020/06/21(Sun) 22:32:30

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 矢川先輩、いないですね、という須藤の声と>>72
  俺の  ]


     なぁ須藤、矢川見なかった?


[ という声が重なった。

  舞台袖には、確かにTwo winsのメンバーが
  いたように見えたのだけど、
  いつもなら、黙っていたって目立つ、
  他より頭ひとつ飛び出したその長身が、
  見当たらないなと思って。 


  話したいことが、こぼれそうにたくさんある。
  あの時、俺にくれたサムズアップ>>2:283
  真っ先に礼が言いたかった。]*
(74) 2020/06/21(Sun) 22:40:35

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  
  バナナマフィン作れるのか。
  それはすごいな!!

  僕は握り飯くらいしかできない……。

  しらすおにぎりを持っていこう。

 
  [遠くで、マイムマイムが聞こえる。
  光明は僕の代わりに
  そちらに参加したようだ。


  天使をモチーフにしたタピオカ屋で
  >>1:258

  僕は残りのタピオカを茹でて
  彼女にドリンクを注ぐのをお願いする。

  僕は抹茶ラテを頼もう。

  彼女はミルクティ、イチゴミルク?
  抹茶ラテ?

  何を飲むだろうか。*]
  
(75) 2020/06/21(Sun) 23:53:57

【人】 テニス部 ちあ

やったー!しらすおにぎり凄い楽しみです!

[2-Cにて、タピオカ屋の特別開店が始まる。
赤羽から、茹でたタピオカが入ったカップを渡される。
ちあは、それにドリンクを注ぐ。
赤羽は抹茶ラテにすると言う。>>75

わたしも、新作の抹茶ラテかな!*
(76) 2020/06/22(Mon) 2:54:35

【人】 テニス部 ちあ

[先程、2-Cを手伝うので1-Bの片付けに参加出来ない旨と、謝罪をクラス委員長にLINEしたので、問題はないだろう。
法被は、まだ借りておくと伝えておいた。]

知ってる人、来るかなあ?

[ちあは、赤羽に問う訳ではなく、わくわくとしながら独り言のように言った。
そして、先程自分用に作った抹茶ラテを啜る。>>76

美味しい…!

[抹茶のほろ苦さとミルクのまろやかさがとてもマッチしている。]*
(77) 2020/06/22(Mon) 7:48:50

【人】 ワンコ系絵描き 要

「可愛く……可愛く……?」
その言葉に隠れているものは見えないふりをして。

それとは別に、リクエストされるのも初めてで少し嬉しくて、冗談とわかっていても、その言葉を叶えたい、という気持ちはある。
気持ちだけは。

でも可愛いって難しくない……?

「ま、まあ、やってみます?」

感性は人それぞれだし、まあ、最悪先輩が可愛いと思わなくても僕が可愛いと言い張ればなんとかなるだろう。
自称芸術家としては、断ることは出来なかった。

話題を変えた、
僕と
先輩と
同じタイミングで同じことを言っているのに気がつき。
なんだかおかしくなって、笑う。

「体育館、にはいないのかもしれないですね?」
何となくそんな気がして言ってみる
どこにいるのかは知らないけど*
(78) 2020/06/22(Mon) 12:22:01

【人】 教育実習生 青柳 慶

―墓場―

 [ 駅前で彼女に会えば、動きやすいスニーカーで
   来ていることを伝えられ、少し笑みがこぼれる。>>54
   確かに、動きやすい服装とは言っていたので、
   その配慮がありがたい。

   彼女の手を取って、彼は大切な人のもとへ向かう。
   はぐれるとは思っていないが、
   何かあった時のために。

   目の前に、綺麗に輝く墓石。
   名は“市川家先祖代々之墓”
   今日は、偶然にも唄の月命日  ]

    俺の彼女の……元、彼女か。
    今日は月命日でさ。

 [ 造花の花束と、飴玉のセット、
   そして元担任から預かった飲料を
   墓前に添える。
   たまに彼女が元担任に買ってもらっていた
   酸味のある飲料。
   甘酸っぱい、彼らの短い人生のようなもの  ]
(79) 2020/06/22(Mon) 13:46:07

【人】 教育実習生 青柳 慶

    唄、教育実習始まったよ。
    文化祭もいつも通り雨でさ、
    でも……みんな楽しそうだった。

 [ 玄森の反応は、どういうものだろうか。
   墓石にひとり語りかける変な人間と、
   思われているかもしれない。

   彼女の両親が、新しい人生を、といった
   あの時のことをふと思い出す  ]

    唄……忘れない。
    忘れないから、
    一歩踏み出してみようと思う。
    あの時の君みたいに、勇気をもって
    告白してくれた彼女と一緒に。

 [ とはいっても、まずは友達からだけど、
   などと笑いながら、玄森の手を握ってみる。
   彼女は、握り返してくれるのだろうか ]*
(80) 2020/06/22(Mon) 13:51:52

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 多分しばらくここにいたであろう須藤も、
  矢川の姿は見ていない、と言う>>78

  反対側の舞台袖には、確かにあいつ以外
  のメンバーが見えた>>12

  ライブが終わった後って、打ち上げー!とか、
  反省会↓とか、そんな感じでメンバー全員で
  わいわいするもんだと勝手に思っていたんだけど。


  寂しい、とも、残念、とも単純には言い切れない、
  不思議な気持ちが心をざわざわさせた。

  須藤の首に回した腕を、振り解かれなかったことに
  心の中で感謝しながらそっと、下ろす。
  不器用なあったかさを保ったままの自分の腕が
  スーツに触れれば、リハが終わったら
  一緒に行こうと言ったタピオカのチケットが、
  小さくカサリと音を立てた。  ]
(81) 2020/06/22(Mon) 14:46:13

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


     ちょっと探してくる。
     須藤、お前どうする?


[ 気の良い年下の友人の、しかし背負っているものの
  大きさを思い出して、そう尋ねる。

  舞台袖のここだってまだ周りには、
  結構な数の人がわらわらといるのだから、
  もしかしたら辛いのではないのか、とも思って。


  須藤が一緒に行くと言えば頷いて。
  そうでないのなら、ひとまず彼が
  落ち着ける場所まで、一緒に向かうだろう。 ] *
(82) 2020/06/22(Mon) 14:47:54

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 矢川の姿を探して、廊下を歩く。
  すれ違う学生の中にも目的のそいつは
  見当たらないから、自然と足は早くなり
  もはや小走りになった。


  人の少ない教室棟の廊下に来た時に見えた
  俺の少し前を歩く、法被姿のカップルの後姿。>>68

  くっそそこをどけろこのリア充め!と(あくまで心中で)
  吐き出そうとして、ふと。

  その背の高い、男の方の。
  法被の下は、なんというか
  ズボンを履いていないように見えて。>>2:178 

  思わず目を擦って凝視してしまった。]
(83) 2020/06/22(Mon) 15:09:09

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 頭の中が一瞬沸騰した。
  確かに、文化祭だ。
  ハメを外すことがあったって、構わない。と思う。
  しかしながらここは学校ですよ!!?お二人!!
  ちょっと乱れて過ぎてはいませんか!!!?


  …追いついて、いいのだろうか。


  いや俺は二人が何のあとだってどうでもいいのだ、
  そんなことより友人を探さねばと震える声で呟いて、
  そのカップルを追い抜こうと足を早める。  ]


     (あぁあ!??)


[ 赤羽じゃねぇか!!!!
  隣は多分あの、ちっこい子ウサギみたいな、ちあだ。

  ふるふる、と身体が小刻みに揺れる。
  まさか、あいつら…
  後ろから近づく俺には気づいていないようで、
  スピードを上げて。  ]
(84) 2020/06/22(Mon) 15:15:10

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

     

   赤羽ぇぇ!
   てめえ学校で!
   なにやってんだ!
   文春に売るぞ!
   せめて終わったあとは
   ちゃんと服を着ろ!!
   



[ と怒鳴りつけてやろうとして、

  
  
あ。 ]


     (こいつ、もしかして、あの和太鼓のあとの褌姿
     そのままだった、だけ…か…?)


[ …ふう、と深呼吸をして、
  焦りすぎた自分を恥じて、それを隠すように、  ]


     お、おう、赤羽、おつかれ!
     和太鼓、凄かったな!
     タピオカまだやってる??


[ と、不必要にデカい声でそう言った。  ]
(85) 2020/06/22(Mon) 15:34:18

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [ちあと廊下を歩きながら
  ももに何を持っていこうか話していると
  後ろから急に自分を呼ぶ声が……?? 


  
敵か!敵なのか!?



  焦って振り返る。>>85]


  あああ雨宮先輩

  
えええ!?
安心してください!!!
履いてますよ!?!?!?



  [雨宮先輩を落ち着けるよう
  肩を持って揺らした。

  なんなんだよこの先輩は……
  笑う。]

  
  ピアノの旋律、美しかったですよ。
  タピオカ屋はこれから
  抹茶ラテも追加で用意してやる所存っス。*
  
(86) 2020/06/22(Mon) 17:06:05

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 安心してください履いてますよ>>86と言いながら、
  俺の肩を掴んでガクガク揺さぶる赤羽の様子を
  見て取るに、どうやら堰き止めたと思っていた
  俺の心の叫び声は、漏れて溢れ出ていたようで。

  死ぬほどやらかしたと思って、俺のピアノの
  感想を伝えてくれる赤羽の顔もろくに見られずにいた。]


     あー、うん。
     聞いてくれたんだな、サンキュ。


[ なんとかそれだけを、俯いたまま呟いて。 ]


     そうだ赤羽。
     Two winsってバンドで、ベース弾いてた、
     背の高いやつ見なかったか。


[ ちあと、赤羽の顔を交互に見ながら、そう尋ねる。
  見た、と言われたなら、その方向へ走り出す。
  彼らも知らない、と言えば、少し肩を落として。
  どちらにしても、見つけたら一緒に
  タピオカいくんで、3個は置いといてくれよ、と
  予約を入れるのは忘れずに。  ]*
(87) 2020/06/22(Mon) 17:59:57

【人】 テニス部 ちあ

[赤羽と2-Cへの道のりを歩いていると、当然背後から大きな声が聞こえて>>85、ちあは、肩をビクッとさせる。
びっくりして振り向くと、そこには雨宮が居た。]

雨宮先輩!こんにちは!ピアノ凄かったです!

あっ、赤羽先輩はステージが終わった後、そのまま人を探してたので、着替える暇が無かったんです!
なので、そんなに怒らないであげてくださいね。

[ふふふと、雨宮に親しみを込めて笑う。
ちあは、雨宮の言った「終わった後」の意味をどうやら誤認しているようだった。]

ところで、何で文春なんですか?

[ちあは、文脈が分からず首をかしげる。]*
(88) 2020/06/22(Mon) 18:32:06

【人】 ワンコ系絵描き 要

軽くなった肩を少し残念に思いながらも、
流石に先輩に、馴れ馴れしく同じことをすることも出来ず、
自分でもなんとも言えない表情になるのがわかる。

かさり、という音がかすかに聞こえた気がした。
……虫?
もしなにかしらの虫がいるのならば、見つかって、運が悪いと殺されてしまうんだろうなあ。
それは可哀想にと、誠に身勝手ながらも人に見つからないように生きてくれ、なんて思う。

先輩は矢川先輩を探しに行くらしい。
どうする?と聞かれて反射的に
「僕も一緒に行きます!」
と答えていた。

口が、勝手に。
恥ずかしくなって。
それから、ずっと先輩に引っ付いてる事にも気がついて。
僕は金魚の糞かよ。先輩の迷惑になってる可能性も考えるべきだ。

先輩のことも考えずに、欲望に素直すぎる自分にちょっと嫌気が差した。

だから、
「あ、ずっと、引っ付いてて、迷惑、だったら言ってくださいね」
なんて付加える

もし、断られたら……。

人探し、というやるべきことがあって、それに必死になっているのなら、人混みはそんなに気にならないような気がするけれど、流石に、一人で探しに回るのはちょっと怖い。
から、理科室に戻って、後片付けでもしようかな*
(89) 2020/06/22(Mon) 18:46:36

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [教室の後方の調理スペース。

  後ろにもたれながら
  ちあと並んで
  抹茶ラテを飲む。>>77


  美味しいと言う、ちあを
  赤羽はじっと見つめていた。


  こちらに気づかれたら
  慌てて目を逸らしたかもしれない。

  ちあにもう1つ、コップを
  きっとそれは紙コップで

  それを渡して言った。]

  
  コップに耳を当ててくれないか?*
  
  
(90) 2020/06/22(Mon) 19:02:44

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [雨宮先輩に
  真面目に説明するちあを見て笑った。>>88

  雨宮先輩はステージで見たバンドのメンバーを
  探しているようだ。>>87

  知らないですね、と言うと
  少し目を伏せたように感じた。]


  タピオカ3個
  用意して待ってますよ。*
  
(91) 2020/06/22(Mon) 19:19:50

【人】 テニス部 ちあ

「コップに耳を当ててくれないか?>>90

[赤羽から、空の紙コップを渡される。]

わ!もしかして、糸電話ですか?

[ちあは、赤羽と始めて個人的なやりとりをした時を思い出し>>1:-5、無邪気にはしゃぐ。
そして、わくわくしながらそれを耳に当てた。]*
(92) 2020/06/22(Mon) 19:31:23

【人】 テニス部 ちあ

「これからも僕のそばにいてくれませんか?>>92

[うっかり、耳に当てた紙コップを落とそうとする。
思わぬ赤羽の真面目なトーンに感化され、ちあの鼓動も速くなる。

ちあは、ゆっくりとした動作で耳に当てた紙コップを外し、今度は自分の口に当てた。]
(93) 2020/06/22(Mon) 20:11:39

【人】 テニス部 ちあ

[ちあの目には涙が滲んでいた。
嬉しくて、暖かくて自然と出て来た涙だった。]*
(94) 2020/06/22(Mon) 20:13:33
村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [ちあの声は
  細い糸を伝って
  僕の耳に確かに届いた。>>-712

  ちあを見ると
  涙ぐんでるように見えて

  恥ずかしさを吹き飛ばすように
  白いはちまきをギュッと締めなおして言う。]


  
よし!
残りのタピオカも準備するか。

  
  
(95) 2020/06/22(Mon) 21:07:20

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  

 [僕は作る。僕の國を。

  

  そのためなら
  いかなる手段も厭わないだろう。


  だがしかし


  僕は

  ちあに

  そして関わってくれた全ての人に

  最大限の感謝を捧げる。]*


  
  ─Fin.─
(96) 2020/06/22(Mon) 21:23:26

【人】 テニス部 ちあ

「よし!残りのタピオカも準備するか。>>95

[赤羽の声を皮切りに、「まだやってるんだー?」と、まばらに生徒達が2-Cに訪れ、二人はタピオカの準備に取り掛かる。]

(もっと二人きりで居たかったけど、これからもっとたくさん話せるよね…。)

[ちあは、汗だくになりながらタピオカを湯がく赤羽を見て、幸せそうに微笑んだ。

ちあがファーストレディになるのは、また別のお話。]

〜fin〜*
(97) 2020/06/22(Mon) 21:49:19

【人】 ワンコ系絵描き 要

余裕が無いのか、早足になる先輩>>83に必死について行く。
僕も余裕がないもんだから、キョロキョロと周りを見渡すことは無い。探すのは先輩任せになってしまっているのが申し訳ないけれど……。

そしたら急に。
殺気、というか、怒気、というか、
とにかくなんかヤバそうな雰囲気を放ち出す先輩。
え、え、え?どうしたんだろ?

先輩の視界の先には法被を着た男女が歩いていた。

……男の方は、ああ、昔見た祭りとかでよくいる、褌に法被姿で、文化祭なのに、何故?と思ったのは一瞬。
思い出すのは先程見た太鼓を叩く男たちだ。
きっと目の前にいる男は、あの人たちの中の誰かなのだろう。
ハチマキもしているし。

でも先輩の怒る要素が見当たらない。
んー?なんだろ?お祭り男、嫌いなのかな?
んー?

そしたら知り合いらしく、名前を呼んで、
やっぱり怒っていた。
文春……?
文春……?

あー。
何となく察して、なんとも言えない気持ちになる。
先輩、それは流石に発想が突飛なのでは……?と思ったが口には出さない。そもそも僕は今まで人と関わってなかったのだから、突飛なのか、突飛では無いのか、的確に判断できる立ち位置ではない、と言う判断からだ。
(98) 2020/06/22(Mon) 22:41:03

【人】 ワンコ系絵描き 要

流石に先輩も気がついたのか、
ふう、と深呼吸をしている。

「お、おう、赤羽、おつかれ!和太鼓、凄かったな!タピオカまだやってる??」

お祭り男の名前は赤羽というらしい。
やはり、和太鼓の軍団の中の一人で、……赤羽?聞いたことあるような……?

あ、ああ、僕が未読無視した人だ……。
なんとなくきまずくなって、赤羽くんから目をそらす。

……、ま、まあ、先輩も焦ってて、気が、

……タピオカ?タピオカって言った?
この人がタピオカを……?
あの世間でめっちゃ流行ってて僕がすげー食べたかったけど食べられなかったあのタピオカを?このチャンス、逃したら食べられないよね……?タピオカやってるの?やってるの???

「ピアノの旋律、美しかったですよ。
  タピオカ屋はこれから
  抹茶ラテも追加で用意してやる所存っス。」

タピオカ屋はこれから
タピオカ屋はこれから

タピオカ屋はこれから
(99) 2020/06/22(Mon) 22:48:18

【人】 ワンコ系絵描き 要

やるらしい
タピオカ
タピオカ
タピオカ
やっと……食べられる……
タピオカ
愛しのタピオカよ……

ありがとう!赤羽くん!!!!!あんまり知らないけど
すごい感謝してる!!!ありがとう!!!ほんとにありがとう!!!

早く、矢川先輩探さないとな!!!!*
(100) 2020/06/22(Mon) 22:49:45

【人】 生物部部長 クロユリ


>>79
行こうかという言葉に頷いたとき、すっと手がさしだされた。

そういうことに疎いユウリは、その仕草に一瞬戸惑い、いいのかな?という表情を青柳に向けた。

ためらう彼女に気づかなかったのか、あるいは気づかないふりなのか、青柳は先ほど女の子を抱え上げた時のような自然さでユウリの手を取り歩き始める。それは、小さい子が道にはぐれないようにするためのような、どこか恋愛とは違う、そんなつなぎ方だった。

はた目には恋人同士のように見えただろう。

つながれたふたりの手。

彼のつながれていない反対の手には花束。

言葉を持たないふたりは、ゆっくりと彼の愛しい人が眠る場所へと向かっていった。
(101) 2020/06/23(Tue) 6:49:13

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ しとしと、雨が降り続く。

どうして、この時期にわざわざ
学校行事を持ってくるのだろうか。
それは単純に疑問だった。
その意味をまだ今は、きっと
理解できそうにない。

ぼんやり見つめた窓の外。
どこにも届かない音が床に落ちる。

スマートフォンが震えた。
メンバーからだろうということくらい
安易に想像がつくのだけれど。

どうして黙って出て行ってしまったのか
そう問われるとうまく言葉には
ならないのだろうと思う。]

 
(102) 2020/06/23(Tue) 18:38:53

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ あのステージに立って思った。
誰かの特別になりたかったんだなあ、と。

あのステージから見て思った。
その光の根源にいる人が
この音の渦の中溺れずに立っているはずで。

あのステージを見て思った。
その光を受けた人が
何故だかどうしても眩しくて。

泣いてしまいそうだったから。

踏み出してくれればいいと思った。
彼の描いた世界が好きだったから。
もっと、たくさん触れて欲しかった。
遠く、離れたところからではなく、
直接音に触れたその筆がなにを描くのだろうと。

踏み出してくれればいいと思った。
彼の奏でる音が好きだったから。
もっと、その音を聞かせて欲しかった。
揺れる音の波にきらめきを感じたかった。

そんなエゴに似たなにかが、
彼らを動かしたことが、たとえば
それが特別だというのならば。]

 
(103) 2020/06/23(Tue) 18:39:17

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ 特別になりたかった。
ただ、特別になるのは怖かった。
結局たぶん、臆病者なのだ。

彼らは踏み出したのに、
己はここに立ち止まったまま。
その先に進むのが怖かった。

だからひとり、こんなところで
立ち止まったまま、動けなくて。
あの熱気の中にあった音の粒をただ
無機質な床の上に落としていくだけ。

カタン、と小さく椅子が音を立てた。
ベースをそっと近くにあった机に置く。
そのまま足を窓際へと進める。

降り続く雨の音。目を閉じた。]

 
(104) 2020/06/23(Tue) 18:39:33

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ 彼にとっても>>1:-151

 彼にとっても>>2:118

 彼らにとっても>>2:166 ]



   ───後悔、か >>1:102


[ 息を短く吐いた。
唇を噛んで、離す。]

 
(105) 2020/06/23(Tue) 18:41:20

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ 窓際からそっと離れて、ベースをケースに入れた。

話さなければいけないことがある。きっと。

だから、ここから行かなきゃいけない。

彼らが自分で踏み出したみたいに、
自分もこの足で。

教室を出る。
ここがどこかはわからなかったけれど、
人の声のする方へと足を向けて。

途中、「イチくん」と呼んでくれる
声があった。やめてほしいと思っていた
その声が、少し照れ臭くて嬉しい。
そう素直に思えた。]

 
(106) 2020/06/23(Tue) 18:41:59

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ 見えた人影。
心臓が打った。
なんとなく、緊張する。
少しだけ背筋を伸ばして。

後ろからその背中に駆け寄ろう。

そして、とん、と手を肩に置いて。

ああ、うまく言葉になるだろうか。
変なやつだって思われるだろうな。]

 
(107) 2020/06/23(Tue) 18:43:03

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ まあそれでもいいさ。
だっておれは、特別になりたいんだ。

特別なW友達Wになりたいんだよ。]

 
(108) 2020/06/23(Tue) 18:43:25

【人】 転校生 矢川 誠壱





   ────なあ、 あのさ、



**
(109) 2020/06/23(Tue) 18:43:35

【人】 ワンコ系絵描き 要

僕はずっと、もうひとつの太陽を求めていた。
空に輝く太陽は、掴むには
あまりにも、遠すぎて。

だから、僕は。

ぼくは……。
(110) 2020/06/23(Tue) 19:14:39

【人】 ワンコ系絵描き 要

「綺麗な、太陽ね」
そんな声に、驚き、振り向くと、女性が、こちらを見ていた。
制服ではないところを見ると、ここの生徒ではなさそうだ。

「あなたは……?」
自分の予想外よりも、はるかに低くなった声に、少し戸惑う。
彼女も同じように思ったのか、ぶんぶんと両手を顔の前で動かし始めた。
「別に怪しいもの、って訳じゃないのよ。私はここのOBで、ちゃんと許可を取ってここにいるんだから」
そう胸を張る彼女は、少し子供っぽい。

なるほど。ここのOBならまあ、いても、おかしくない……かな?
うん。
とりあえず、絵を褒められた事にお礼をいい、また筆をとった。

「ってえ?もうちょっと、こう、なにか、ないの?」
「え?なにかって何ですか?」
「たとえば、こう……、気になること、とか?」

ん、んん?どうも彼女は僕と話がしたいらしい。何でかしらないけど。まあ、その気持ちは嬉しいから、きちんと向き合おう……かな?
僕が筆をおいて、彼女のほうを向くと、彼女はおお……!と期待のこもった声を上げた。

とはいえ、何を話せばいいのだろう……?あんまり人と話したことがないから話題が見つからない……。
そんな僕に一筋の光明が差す。

「えっと…………あ、好きな食べ物は何ですか?」
「幼稚園児か!!!」

彼女の反応速度はそれはもう素晴らしかった。芸人になれそうなくらいには。
けれども、何が悪かったのか、僕には検討がつかなかった。
確かに、こんな僕にでも友達は、いる。
(111) 2020/06/23(Tue) 19:15:29

【人】 ワンコ系絵描き 要

ただその友人たちは、どちらかと言うと積極的で、出会った当初、僕から話しかけた記憶は全くない。
ただ聞かれたことに答えて……。うん。そしたら、助けてもらって……。

さすがにある程度仲がよくなったら、僕から話しかけもするけども、その時は特に話題には困らないし、なあ。どうやら僕は、初対面の人間と話すことが苦手らしい。と今更ながらに気がつく。

僕の顔を見て何か思うことでもあったらしい。ノリノリで突っ込んでいた彼女ははあ。とため息をついた。

「まさか、そんなに私に興味がないなんて……」
「えっ……?」
まあ、確かに。
興味があるか、ないか、なら、どちらかと言うと、ない。けど……。
それを本人に直接言うのは憚れる。かといって嘘をつくのもなあ……。

「む。そんな図星、みたいな反応されると、さすがの私も傷つくんですけど……」
……ばれた。
うーん。前々から思ってたけど、やっぱり、僕って顔に出やすい?このままだと先輩たちにぎゃふん、と言わす機会が永遠に訪れないような気がするぞ……。
一応、彼女に謝っておきながら、自分の頬を抓ってみる。
……いたい。
この顔のせいで僕は……。そんな恨みを乗せた指先は、存外力がこもっていたらしく、かなり、痛い。
……これで、懲りてくれるといいのだけど、僕の……表情筋。

彼女はそんな僕を見て、奇異に思ったのか、
「えっ!何してるの!」
と慌てふためく。

「いえ、なんでもないですよ」
ととっさに笑顔になってみせれば、彼女は一瞬の沈黙の後、ぷっと吹き出した。

「なにそれ。意味分かんない」
かと思えば、次は、拗ねたような、怒ったような、声を出す。
(112) 2020/06/23(Tue) 19:15:47

【人】 ワンコ系絵描き 要

なかなか感情が豊かな人だ。僕も人のことは言えないけど。

「あなたって、私と話す気、あんまりないよね?」
「え?いや、そんなことは……」
「だってなんか、すごい心閉ざしてる感、あるもの」

え、えぇ……。そりゃ、初対面の相手だし、心は、開かない、でしょ、普通……。
え……?えぇ……。

人付き合いを殆どしてこなかった、この僕でも分かる。
この人、距離感可笑しくない?

なんだか、厄介な気がして、チラッと油絵を見た。
今から片付けて、絵持って、扉をあけ、階段を下りる……。
なんて逃げる算段を立ててみたが、無理がある。成功しそうもない。

僕がそんなことを思ってるなんて、露とも気がつかなそうな彼女はこう公言した。

「仕方ないわね!この私が、貴方の心を開いてあげる!」*
(113) 2020/06/23(Tue) 19:16:03

【人】 生物部部長 クロユリ

[墓所の入り口で、どちらからともなくふたりは手を離した。

青柳はユウリの方を見ることはなく、ゆっくりと奥へ進んでいく。

ユウリの瞼に、先ほどの女の子のハンカチが浮かんだ。

青柳の気持ちはたぶん、ユウリにはおそらく計り知れない。

大切な人が失われた。
それでもまだ生きていかなければならない。

自分では、たぶん計り知れない。

それでも、ユウリは青柳の背中についていった。
もし自分がそばにいることを彼がゆるしてくれるのなら、なにもできないけどそばにいたい、そう思ったから。

>>79
きれいに整えられた墓石の前に座ると、まるでその人であるかのようにそっと石を撫で、青柳は花束と飴玉と飲み物を供えた。
亡き人と語る彼の横には並ぶことができず、少し離れた斜め後ろにユウリはそっとしゃがみこみ、彼と同じようにそっと手を合わせた。
(114) 2020/06/23(Tue) 21:15:12

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 俺の下衆い頭の中とは作りが違うのだと思う。
  赤羽の隣で、ちあはきょとんとして、
  澄んだ瞳で、純粋な疑問を投げつけてくる。>>88

  つーか冷静に考えてみたって、
  
ふんどしに法被姿の男
の隣で、
  こんな天真爛漫に笑ってられるの
  凄いってか、なんつーか…


  天使かよ。


  ははは…と乾いた笑いでごまかすことになった。
  多分情けない顔をしていたと思う。 ]
(115) 2020/06/23(Tue) 22:09:19

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ そんな天使…じゃない、ちあも、ステージを
  見てくれていたようで、賛辞の言葉をくれる。>>88
  その笑顔は弾けるようで、まっすぐな瞳が眩しかった。

  隣では須藤が、こちらはこちらで同じような
  きらきらした瞳で赤羽を見つめている。>>100
  
  タピオカがそんなに楽しみだとは知らなかったけど、
  こっちのその姿は天使というよりは、やっぱり
  なんだかゴールデンレトリバーみたいだなと思った。 ]
(116) 2020/06/23(Tue) 22:12:01

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 矢川の姿は見ていない、>>91と赤羽は言う。
  少し肩を落として、すぐにまた歩き出す。

  タピオカの予約はできた。

  相変わらずあまったるい飲み物なんだろう。
  
  それでも今日、こいつらと一緒に飲むそれは、
  一人で飲んだ時とはきっと。
  全然違う味がすんだろな、と思った。 ]**
(117) 2020/06/23(Tue) 22:14:04

【人】 生物部部長 クロユリ

>>80
青柳は墓前で、母校での実習のことや文化祭のことを語り掛ける。
生徒たちの様子や変わらない恩師たち、体育館での圧巻のライブのこと、時に微笑みながら、あたかも愛しい人が目の前にいるように楽し気に。

ユウリは手を合わせ黙祷し、彼の言葉を聞いていた。

    ……忘れない。
    忘れないから、
    一歩踏み出してみようと思う。
    あの時の君みたいに、勇気をもって
    告白してくれた彼女と一緒に。

その言葉に思わず目を見開いた。
のと同時に、合わせていた手を握られる。

青柳の瞳は、まっすぐにユウリを見つめていた。
(118) 2020/06/23(Tue) 22:18:06

【人】 生物部部長 クロユリ

海の深さをもつ、ユウリが大好きなその瞳。

ユウリはほんの一瞬だけ逡巡した、それは彼の大切な人の墓前で、彼からそんな言葉を聞くなんて思っていなかったから。

    とはいっても、まずは友達からだけど

茶化すような響きはかえってその奥の気持ちを照らすようだった。
確かな意思をもった彼の手の力強さに、ユウリはそっとその手を握り返すと、その僅かなためらいを受け止めるように、彼のもう片方の手が添えられ彼女の手を包んだ。

そばにいたい。
ユウリはもう何度目かわからないその気持ちを、もう一度胸でつぶやいた。
そばにいたい。
大切な人をずっと忘れず、大切なままに思う彼のそばで。

ユウリは幼い頃に大好きだったカエデの樹を思った。
どんなときもただそばにいてくれた大切な存在。

できることなら、彼にとってそんな樹のようなひとになりたい。

ユウリは今度こそ、彼の手をしっかりと握り返した。*
(119) 2020/06/23(Tue) 22:19:11

【人】 生物部部長 クロユリ

/*
>>-850
雨宮先輩ことゆきさん!
そうですよねーー!!
中の人的にはもう2、3度先生と……w

そして今回初めてRP村に参加させていただき、ありがとうございました。文化祭、とても楽しかったです。

村建てしてくださった杏さん。
お声かけいただいたゆきさん。
そしてご一緒していただいた皆様。
本当に有難うございました! ぺこり!!

というわけで、せっかく延長していただいたので、時間軸をうろうろさせて頂きたいと思います。
タイムマシーン!!(←世代
(120) 2020/06/23(Tue) 22:40:37

【人】 転校生 矢川 誠壱

 ──まだもうすこし先のもしも──

[ くああ、と大きなあくびをこぼした。

相変わらず寝坊癖は治らない。
スマートフォンの着信は2件。
一件は祐樹で一件は裕也だった。

Two winsは「終わらない」と宣言した
祐樹の言葉通り、文化祭の後もライブハウスで
何度か演奏をし、そのたびに盛況を呼んだ。
ただ、相変わらず曲は書けないと跳ね除ける
ツインズにはデビューだとかそういう話は
くることもなく。大学生になってすでに
2年と少しが経った現在もゆるゆると
コピーバンドとして活動を続けている。]

 
(121) 2020/06/23(Tue) 23:01:18

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ 祐樹の声は人の耳を引くし、
見目麗しい双子に人気が出ないわけもなく
着実にファンを増やしていっている。
ちなみに、以前のベース担当はというと、
己にその枠をわたして、県外の大学を受験し
あっという間にこのバンドを去っていった。
相変わらず仲はいいし、あのころよりも
ずっと自分とも交流はあるけれど
もう一度バンドをする気はないらしい。
というわけで、間違いなく、矢川誠壱は
Two winsのベース担当なのである。

メッセージがきているのを開くと、
こちらもまた祐樹からだった。


 W次のライブ決まった

  再来週の金曜の夜だけど
      予定大丈夫そう?W


なるほど、おそらく電話もその件だろう。]

 
(122) 2020/06/23(Tue) 23:01:52

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ 父の転勤は相変わらずだけれど、
もう一緒に転々とするような歳でもない。
学園から二駅離れたところにある
大学にそのまま進学して、現在21歳。
一人暮らしは気ままなものだ。

もちろん仕送りに足すためにバイトも
しているし、それなりに忙しくはあるが
バーでのバイトは、楽しかった。

恋愛云々に関しては今もからきし。
というか、正しくは好きな人がいる。
…否、好きな人になった、のだ。

バーカウンター越しに誘われることも、
大学の同期やライブ終わりに
声をかけられることもある。
だがなぜだろう。
微塵のときめきも感じないのだ。

ある一人の人間を除いては。

だから、つい1ヶ月ほど前。
高校時代からの年下の友人に話した。
どうやら俺はあいつの事が好きらしい、と。
そのときどんな顔をしてたっけ。
あまりにあっけらかんと話したから、
もしかしたら面食らっていたのかもしれない。]
 
(123) 2020/06/23(Tue) 23:03:51

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ ───同性で、友達だった。


いや、そうだな。

友達なんだけど、特別な人だった。


自覚したのはわりと最近の話だが
それに納得すれば話は早かった。
今までの感情にも整理がつくのだ。

同性を、ましてや友人を好きになるなんて、
もっと悩むべき事なのかもしれないし、
もっと思い詰めるべき事なのかも
しれないのだけれど。

そんな気持ちは微塵もない。
ただ、はっきりしているのは、
間違いなく自分は彼のことが好きで、
自分にはそれを伝える術があって
受け入れてもらえるかどうかはさておき
今のままでは嫌だということだった。]

 
(124) 2020/06/23(Tue) 23:04:35

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ 約束していた場所へ向かう前、
先に喫煙所へ寄るとそこには
案の定彼の姿があった。

自覚すれば、その笑顔も、
声も、髪の長さも、指の動きも
伏せられたまぶた、光に当たると
薄く茶色だとわかる瞳の色
くわえたたばこがほんの少し恨めしい程
なにもかもが愛おしく思えるのだから
人間不思議なものだ。

喫煙所の窓越しに手を振る。
目があって、撓む。
こちらに気づいたのがわかった。]

 
(125) 2020/06/23(Tue) 23:04:58

【人】 転校生 矢川 誠壱






[   ───ああ、うん 好きだな。]


(126) 2020/06/23(Tue) 23:05:34

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ それからそっとその扉を開いて、
中へと足を踏み入れる。
この匂いにも随分慣れた。
自分は相変わらず吸わないけれど。

ジジ、と小さく燻る灰の音がした。]



   今日晩飯どっか食いにいく?


[ 形の良い唇が開く。
答えにうんうんと頷いて。
片手にスマートフォンをとった。
返信をしておかなければ、再来週の金曜日。
ついでにバイトに休みの申請を
連絡しておかなければ。

ふと上げた目線の先にあった、
柔らかな髪が、揺れる。
晒された白い首筋に光が当たった。]
 
(127) 2020/06/23(Tue) 23:06:00

【人】 転校生 矢川 誠壱




    そういえば、俺さ、
    雨宮のこと好きなんだよね


 
(128) 2020/06/23(Tue) 23:06:25

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ 口から、当たり前のように吐いて出た。
遠くでテニスサークルが打つ
ボールの小気味良い音が響いている。
ロマンチックさのかけらもない。

スマートフォンの画面をタップして、
「りょーかい」と祐樹に返信した。]



    あ、あと次のライブ再来週の
    金曜だけどこれたりする?

    要にも連絡しとくけど
    たぶん体調次第だろうし。


[ そう続けて。
またスマートフォンが震えた。
祐樹からだ。「ちょっときて」と
書かれているからこれはたぶん
曲のことで裕也と揉めたんだな、と頷いて。]

 
(129) 2020/06/23(Tue) 23:07:01

【人】 転校生 矢川 誠壱




    あ、ごめん、ちょっといくわ



[ そういって壁につけていた背を離して、
ポケットにスマホを押し込んだ。
出て行く直前「あ」と小さく落とし、
立ち止まる。いけないいけない。
さすがにさっきの言葉を
なかったことにするつもりはないのだ。

彼の唇にあるタバコをとって。
それに口をつけるか一瞬迷って、
かわりにその唇に自らのそれを当てよう。
かすかなリップ音とともに離せば、
高校の時、文化祭の日に理科室で吸った
タバコの煙たい苦味が思い出された。

あのときは返したそれを、
目の前の灰皿に押し付けて。]

 
(130) 2020/06/23(Tue) 23:07:21

【人】 転校生 矢川 誠壱





    ───さっきの、考えといて



[ と首を倒して笑い、その場を去ろうか。

一度や二度断られたくらいでは
諦めるつもりは毛頭ない。

きっとゆっくりしていては
あっという間に掻っ攫われてしまうから。

彼にとってのW特別な人Wに
今度はまたあのときとは
別の意味でなりたいと願うのは
きっと悪いことなんかじゃないから。

バンドメンバーのもとへ向かう途中。
足取りはなんとなく軽い。
キスをした。だがその唇の柔らかさより
その直後の顔を思い出しては
なんだか笑えてしまった。]*

 
(131) 2020/06/23(Tue) 23:08:09

【人】 生物部部長 クロユリ

[お化け屋敷で着ていた重い振袖を脱ぐと、想像以上の解放感に思わず、んーっと伸びをする。
昼だというのに暗い中に連れていかれていたハムスケは、急な明るさに戸惑うようにがさがさとおがくずの中にもぐりこむ。

ポスターセッションの後、生物部に連れて帰ってあげればよかった。

迂闊にもゲージにハムスケを入れたまま教室棟に行ってしまい、みんなに押されるようにお化け役を引き受けてしまったため、ハムスケには申し訳ないことをした。

そんなことを考えながら、ユウリはもう一度旧校舎の理科棟に戻っていった。

>>2:115
いちどは準備中で(ユウリ解釈)開いていなかった喫茶店に、もう一度どうしても行ってみたかったのだ。*
(132) 2020/06/23(Tue) 23:09:23

【人】 ワンコ系絵描き 要

この文化祭。
僕にとっては昨年と同じように、
何も得るものもなく、誰とも関わらずに、終わっていくんだろう。そんな風に思ってた。

でも、違った。

今なら、描きたいものが、やっと、かける気がする。
今まで描きたかったけど、描けなかった、ものが。

あの二人と出会って、吐き出して、受け止めてもらって、連れて行かれて、それで、
たくさんの人を、初めて、いや、久しぶりに見た。
見て、感じた。

きっと今まで僕が怖がってきたものは、
怖かったものは、
そんなに大したものなんかじゃなくて
すぐには無理かもしれないけれど、あの得体の知れない不気味な集団だって、一人一人、確かに輝ける光なんだって、人と関わって、初めて分かったから。
だから。

だから。
僕もいつか、前に進めるといいな。
あの二人と一緒なら、いつかきっと、出来るような気がするから。
(133) 2020/06/24(Wed) 17:15:08

【人】 ワンコ系絵描き 要


「ああ」

「今年の文化祭は、いい天気、だったな」


 http://get.secret.jp...



〜完〜
(134) 2020/06/24(Wed) 17:17:37

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

  
どうしてこうなった
  


[ 何度考えてみたってつながらない。
  俺の歴史を振り返ってみてもどこが分岐点なのか
  わからない。
  いや確かにあの頃のことを思い出してはいた。
  それはそうなんだけど。  ]
(135) 2020/06/24(Wed) 17:39:57

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 学園を卒業してしまえば、6月は雨の多いただの月。
  おまけに祝日もない。

  それでもこの季節がそんなに嫌いではないのは、
  やっぱり卒業して数年経った今でも、
  あの文化祭が俺の中で大切な思い出になっている
  からだと思う。 ]
(136) 2020/06/24(Wed) 17:40:39

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 改心(?)するまでの二年間、サボりにサボった
  おかげで当たり前のように第一志望の大学には
  見事に落ちて。

  それでもそこは神様仏様お父様お母様。
  皆のサポート
忖度
のおかげで
  今なんとか大学生やれてます。
  ありがとうさすが俺の家族。


  ピアノにようやく真剣に向かい合った結果
  ちょっと負担がかかり過ぎた左手は
  さらにやばくなって去年一回手術した。
  今回の理学療法士の子も可愛かった。
  あの病院はいい病院だ。 ]
(137) 2020/06/24(Wed) 17:42:45

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 髪はあの頃より少し長くなって、相変わらず脱色済み。
  別に黒でもいいんだけどなんとなくこっちのが
  自分らしい。気がする。

  頭皮を酷使するとあとで泣きを見ますよ、
  と忠告してきた年下の友人にはひとつ軽めの
  グーパンを腹に喰らわせておいた。

  タバコはやめてない。
  禁煙という無駄な行為も何度目かの挫折で
  考えるのをやめた。
  なのに意外なことに背は2センチ伸びた。

  身長を聞かれた時に自信を持って180センチ、
  と言えるようになったのは誇らしいものだ。
  そんなことを言えばいつだってあいつは、
  そうかなぁ変わらないと思うけど、と
  俺を軽く見下ろしては笑う。 ]
(138) 2020/06/24(Wed) 17:45:20

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 今でもTwo winsでベースを弾いてるあいつを通じて、
  バンドのメンバーとも言葉を交わすようになった。
  今時珍しいくらいに全員いい奴らで、
  ライブは都合がつけば必ず行くようにしてる。

  ライブ中メンバーを呼ぶ女の声には、ずいぶん
  『イチくん!』という声も増えていて、
  まぁ多少は面白くない気も、しないでもない。

  で、確かにそんな当の本人には特定の女は
  いないようで、もったいねぇなぁ、なんて
  皆でいつも話しては、笑ってた。

  
  
その時あいつはどんな顔をしてたっけ? ]
(139) 2020/06/24(Wed) 17:50:04

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ かく言う俺のほうも、恋愛は今のところ特になし。
  まじで忙しいってのも事実だし、それより男友達と
  わいわいやるのが今すげぇ楽しいっていう俺は
  今頃青春をやり直してんのだと思う。思ってる。


  あー、文化祭のあと、委員長に
  『俺と付き合って』って告白したら

  『あんたのことは手のかかる弟みたいにしか見えない』っ  
  て言われて、おまけに

  『ついでに私矢川くんのこと好きなの』

  て爆弾投げつけられて、あいつらをやけ酒に付き合わせた  俺の話は今関係ある?ないか。 ]
(140) 2020/06/24(Wed) 17:54:22

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ そんな感じでまぁ、何度振り返っても、
  順風満帆とまでは言えないけど、それなりに楽しい、
  ごくありふれた人生を送ってきた、と思ってる。


  …なのになんで俺はいま、こんな狭い喫煙所の床に
  ヘナヘナと座り込んでいるんだろう。 ]*
(141) 2020/06/24(Wed) 17:56:40

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  ―― 文化祭の終わり タピオカ屋 ――

  
  [昼間のように
  多くの人が来ることはない。

  赤羽は腕組みをして
  ちあに話しかけていた。]


  ちあが、ももに花かんむりを被せただろ。
  あの時の2人は可愛いかったなあ。


  [うむ、と深く頷く。

  
ズズー。


  素早く振り返る。]
  
(142) 2020/06/24(Wed) 18:06:46

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  
  
わ、わ、わ、わわわわわ!?

  タピオカが浮いてる!?
  ななななんだ!?


  [
はぁはぁはぁ。


  乱れた息を整える。

  ふぅ。

  
いや、僕はもう驚くまい。



  タピオカ抹茶ラテが
  黒板に描かれた天使の羽に重なる。

  来てくれたんだな、と心の中で呟いた。]
  
(143) 2020/06/24(Wed) 18:10:23

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [程なくしてトオルがやって来た。

  優しく微笑んでいる。>>38
  最初に会った時とは別人か?
  男らしい顔をしてたトオルも>>2:222
  今のトオルも。
  表情豊かなやつだな。


  一緒に居るのは……。
  あれは僕が人探しに奔走してた時に
  列から離れて行った彼女か。>>2:4
  すまなかった。
  高速タピオカ製造男の僕は
  それどころではなかった。

  晴れやかな顔をしているので
  良しとする。>>35


  注文を聞いて
  近くのカップを取ろうとして
  手を止めた。

  そこには
  カップが3つあって
  僕はそれを、またきちんと並べて
  そのままにした。* ]
  
(144) 2020/06/24(Wed) 18:16:03

【人】 テニス部 ちあ

[赤羽が、しみじみと呟く。>>142

藤堂さん綺麗だから、きっと似合うと思って!
それにお揃いだと何だか嬉しくなりませんか?

[ちあは、頭の花かんむりの位置を直し、得意げに話している。

すると、赤羽が突然、叫び出す。>>143
ちあも釣られて後ろを振り向くと、タピオカ抹茶ラテが浮いていた。]

あれ?!

[よく見ると、花かんむりも浮いている。]

(もしかして、藤堂さん…なのかな?藤堂さん、マジックも使えるのかな…?)

[ちあは、何か言いたげに赤羽を見たが、赤羽の何も追求しようとしない様子にならい、そっとしておくことにした。]

(藤堂さん、またお話しできるよね。)

[ちあは、黒板の前の天使に柔らかに微笑みかけた。]*
(145) 2020/06/24(Wed) 19:05:59

【人】 大学生 矢川 誠壱

 ──もしものもう少し先の話──


[ 雨が降ると思い出す。
短い期間ではあったけれど、通った母校は
自分にかけがえのないものをたくさん
たくさん、贈ってくれた。
それは、友達だったり、絆だったり、
思い出だったり、約束だったり
───今この手のなかにある、
愛おしい人だったり、するのだけれど。

「文化祭、そろそろだよな」と
呟くと隣にいる男はタバコをふかして
「そうだなあ」と返した。

あの頃は、どうしてこんな時期に
わざわざ文化祭をするのだろうかと
不思議に思っていたものだけれど
今となっては、なんとなくわかる。

これが大人になったからなのか、
はたまた時間が経ってただただ、
美談になっているだけなのかは
わからないのだけれど、
まあひとまず自分にとってあの日の
出来事は何もかもが特別だった。]

 
(146) 2020/06/24(Wed) 20:37:46

【人】 大学生 矢川 誠壱




  そういえば、文化祭の始まりの演目に
  伝統の和太鼓ってあったじゃん

  俺は伝統かどうかしらないけどさ、
  あの日、学園の男子生徒宛に
  送られてきたメッセージ、
  入って1ヶ月くらいだったし、
  俺のところにはさすがに届いてなくて
  それなのにわざわざ祐樹が転送してきてさ


[  あの日、理科室で話している途中。
鳴った着信は、そのメッセージだった。
自分はライブのこともあるし、
あまり目立ちたくはなかったから、
申し訳ないがスルーさせていただいたのだが]

 
(147) 2020/06/24(Wed) 20:38:06

【人】 大学生 矢川 誠壱




   智がさ、あのとき

  「俺ドラムだし和太鼓もやっとくべき?」
   とか急に言い出して、祐樹が
   爆笑しながらやってこいよって勧めてさ

   いや俺もまさか褌だと思わないから
  「いいじゃん」って普通に流したんだけど
   いやもうあのときのさ、智の
   すんげえ気合のはいりようと、
   迫力がさ、忘れらんないよな。

   今もたまにあのときの画像、
   持ってる子いるらしいし。


[ そんな話をしながら、スマートフォンを触る。

1本目のタバコを灰皿に押し付ける
その指の動きをじっとみて、
2本目を取ろうと、箱をトントン
叩いているのもまたじっとみて。]

 
(148) 2020/06/24(Wed) 20:39:02

【人】 大学生 矢川 誠壱

[ そっと箱を左手で押さえて、
触れるだけの口づけを贈った。

まつげの隙間から驚いた顔を
盗み見ては、ふ、と口元を緩め。
またもう一度重ねては、
開いてくれないだろうかと、
舌先でそっと閉じられた合わせをなぞった。

あの文化祭の日。
友人となったこの男は、
紆余曲折の末、現在恋人という関係に
落ち着いているわけなのだけれど。
不意打ちで仕掛けたキスのハードルは、
軽々と超えたというのに、それから先に
どうにもなかなか進まない。

進みたいとは思っているし、
進めようとは思っているのだけれど
なかなかどうして男同士ということもあってか
ガードが固いのは仕方がないのだろうか。

───己に、抱かれる気が全くないし、
むしろ抱く気しかないのも要因なのだとは
薄々感づいてはいるがそこは置いておこう。


離れた唇を、ぺろり、と舐める。
抗議の言葉は聞く気がない。

たぶん、もう一押しなのだ。]
(149) 2020/06/24(Wed) 20:39:35

【人】 大学生 矢川 誠壱



[ 恋人の指が今度こそ2本目のタバコに伸びる。
カチッカチッと響いたライターの音。
赤く灯った火が葉を燃やして煙を立てた。

そういえば、この間要と話したことを
ふと思い出す。あれもあの日のことだった。]



   そういやあの日さ、要に
   たばこの煙吹きかけたんだって?>>2:16
   こないだちょうどその話してた。

   あのときにさ、なんか、
   喫茶店やってよかったなあって
   思ったんだって>>2:21


[ それだけ聞けば変な話ではあるのだが。
なんとなく、わかる気がした。]

  
(150) 2020/06/24(Wed) 20:40:11

【人】 大学生 矢川 誠壱


[ あの日、年下の友人があそこで
喫茶店を開いていてくれたから。
自分たちはきっといまここにいるわけで。
あの時間が、あの場所がなければきっと
今は存在していなかったと思う。

そう考えると、理科室を使った、
小さな喫茶店が人生の転機になったと
言ったって過言ではないだろう。

あいつにはまたお礼を言わなきゃな、
なんてことを考えながら。]

 
(151) 2020/06/24(Wed) 20:40:40

【人】 大学生 矢川 誠壱




   ───ところでさ、たばこの煙、
   吹きかけるのって意味があるって
   知ってた?


 
(152) 2020/06/24(Wed) 20:41:01

【人】 大学生 矢川 誠壱


[ そういって首を傾げる。
そっと彼の手にあるタバコをとって、
あの日のように吸い込んだ。
今度は咽せたりしない。
肺までしっかり取り込まなければ
平気だということはここ数年で
学んだし、そもそもいまはこの香りが
別に嫌いではないのだ。

ふう、と恋人の顔に紫煙を吹きかける。

それから、軽い口づけを落として、
その指にタバコを返した。
また怒られるなら肩を竦めて笑うだろう。]



    知らないなら、調べてみて。

    ───意味がわかったらさ、
    今晩、飯行こうよ。



[ そんな誘いをかけて。
自分は一旦その場を去ろうか。
ひらひら手を振って、
なんでもないような顔をして。]
 
(153) 2020/06/24(Wed) 20:41:41

【人】 大学生 矢川 誠壱



[ ちなみにそのあと意味を知った
恋人から焦ったように連絡がくるなら、
男はからからと笑い声をあげるだろう。

どうしてもというなら待ってあげなくもない。
だって、まだまだ時間はある。
友人としてはそれなりに経った月日だが
恋人としては、まだまだ、短い
───否、これから、続いていくのだから。]

 
(154) 2020/06/24(Wed) 20:42:07

【人】 大学生 矢川 誠壱



[ 雨が降ると思い出す。
短い期間ではあったけれど、通った母校は
自分にかけがえのないものをたくさん
たくさん、贈ってくれた。

なぜあの時期にわざわざ雨の中、
文化祭をしたのか、なんて。
今となってはどうでもいいこと
なのかもしれないのだけれど。
大人になったいまだからこそ、
───振り返ることのできるいまだからこそ、
わかることもきっとある。

そうだな、もし自分が理由をつけるなら。]
 
(155) 2020/06/24(Wed) 20:42:28

【人】 大学生 矢川 誠壱



[ 雨が降るたびに思い出せるから?
雨が上がれば虹がかかるから?


いや、それよりも。]

 
(156) 2020/06/24(Wed) 20:42:57

【人】 大学生 矢川 誠壱




───雨は、降り注ぐ幸せに似てるから。


 
(157) 2020/06/24(Wed) 20:43:15

【人】 大学生 矢川 誠壱




[ そんなことをいったらあいつらには
「くさいこというなよ」と笑われるのかも
しれないけどさ、いいだろ。

だってきっと、あそこにはたくさんの
幸せがあったはずだと、思うんだ。]**

 
(158) 2020/06/24(Wed) 20:43:31

【人】 生物部部長 クロユリ


喫茶店アトリエ

さっき聞こえた誰何の声を思い出し、ちょっとびくびくしながらも、もういちどこの看板の前にやってきた。

教室の外からもコーヒーの香りがかすかにしていた。
そのいい香りで思い出した喉の渇きと、それと同じくらいの好奇心。
ずっとこの香りが気になって仕方なかった。

誰がやっているのだろう、アトリエというくらいだから美術部の人かな?でもそれだったらなんでこんな旧校舎の理科棟で。

そんなことを思いながら、そうっとドアを開ける。]

失礼…します…
(159) 2020/06/24(Wed) 21:33:24

【人】 生物部部長 クロユリ

[開けた先には
>>1:71
黒く塗られた机に、ガスバーナー、ビーカー

間違いなく見慣れた理科室だった。

そしてそこにいたのは、2年の須藤要さんだった。
あまり話したことはないけれど、そこにいたのが同級生だったことで、ユウリは少しほっとした。]

お邪魔しても、いいですか?
あ、ごめんなさい!ハムスター連れで!*
(160) 2020/06/24(Wed) 21:36:15

【人】 ワンコ系絵描き 要

ドアのスライドする音に、
ぱっと後ろを見る。

同じ制服を身にまとった女性がこちらをみて、おずおずと顔を覗かせた。

「失礼……します……」

どうも、声が、今朝、僕が追い払ってしまった?女性のものに瓜二つである。というか同じ人物なのでは……?
この時ばかりは顔が認識できないことで、声を聞き分けられる自分に感謝した。

とりあえず、謝りたい。

「あ、ああ、あの、今朝、もしかして覗いて下さった方ですかね?それならほんと、申し訳なかったです、驚かせたようで……」

そして、彼女はどうやらこの喫茶店のお客さんとして来たらしい。しかも小さな友達も一緒のようだ>>160

「あ、ごめんなさい!ハムスター連れで!」

その言い方が少し、ラーメン一丁!チャーシューを添えて!みたいな感じに聞こえてくすり、と笑ってしまった。

「勿論、歓迎しますよ。お飲み物は何になさいますか?」

三度目ともなると、台詞はスラスラと口から出てくる。もしかしたら自分は接客に向いているのかもしれない。

「あ、ハムスターも水、いりますかね?」
なんていって綺麗なシャーレに水を入れてみる*
(161) 2020/06/24(Wed) 21:50:49

【人】 生物部部長 クロユリ

[須藤はユウリのことは同級生と認識していないようだったが、ユウリもあまり人とたくさん話すほうではないので、全く気にしなかった。

>>161
そして、須藤のその柔和な物腰に、緊張していた気持ちがふっとやわらいだのを感じた。]

いいえ、こちらこそ、まだ準備中だったのにのぞいたりして、ごめんなさい。

[喫茶アトリエの穏やかな気配に、ユウリはようやく、ほっと気持ちを落ち着けることができた]
(162) 2020/06/24(Wed) 22:09:44

【人】 生物部部長 クロユリ

[勧められるままに椅子に腰掛ける。

ハムスケのケージは、テーブルの上に置くのは躊躇われ自分の膝に抱えることにした。

今はほとんど使われていない理科室の椅子に座って、須藤から「お飲み物は何になさいますか?」と微笑みながら訊かれ、「コーヒーを、お願いします」と答える。

なんだか、夢の中に出てきそうなシチュエーションだな、なんて思っていた。]
(163) 2020/06/24(Wed) 22:11:44

【人】 生物部部長 クロユリ

[すると、
>>161
「あ、ハムスターも水、いりますかね?」
と、須藤は綺麗なシャーレをそっとテーブルの上に置いた。

一瞬目を丸くするユウリ。

でも須藤は決して冗談ではないようだった。

夢の中みたい、という感想を打ち消すそのインパクトに、ユウリは思わず笑みがこぼれた。]

「ありがとうございます。いただきます。」

[膝の上に抱えていたケージから、ハムスケをそっと手で包むと、テーブルの上に置かれたシャーレの前に下した。
おがくずの中での眠りを遮られたことへの不服なのか、ハムスケはユウリの手の中でジュッ!!と抗議の声を上げた。

だが、シャーレの前でしばらくクンクンとハナを動かしたかと思うと、おもむろに中の水を飲もうとし…そのまま、シャーレの中に落ちた。]*
(164) 2020/06/24(Wed) 22:24:41

【人】 ワンコ系絵描き 要

どう考えてもこちらが悪かったのに、
ごめんなさい、と口にする彼女。
なんて、心根の良い子なのだろう……と思ったが、口にはしないでおく。こういうことは心に留めておくのが、きっといい。
なんだか、平行線になりそうな予感もするし。

彼女が席に着くのを確認すると、コーヒーが欲しいと言われ
とりあえず、ガスバーナーに火をつけ、水を火にかける。

「アイスかホットか、どちらが良いですか?」
まあこの気温だとアイスだろうな、と思いつつも一応聞いてみる。何せ僕自身がどんなに暑くても、ホットを頼む変な奴、だからなあ……。

水を入れたシャーレを置くと、彼女は礼を言って、ハムスターを外に放った。
鳴き声をあげる姿は怒っているようにも思うが……?
あ、水、飲む……?
……あっ。

ハムスターは水の中に落ちてしまった。
しまった。器の選択ミスだろうか……?ハムスターには詳しくない……から……あぁ……。
慌てて、そこから助け出そうと手を出すが、手を止め、引っ込める。
これ、触っていいのかな……?潰れたりしない……?
むう。
救いを求めるように、彼女の方を見る

きっと彼女には慌てている僕がさぞかし格好悪くうつってるんだろうな、なんて思いながら*
(165) 2020/06/24(Wed) 22:39:18

【人】 生物部部長 クロユリ

>>165
ハムスターは基本的には水浴びはしない(…らしい)
でも生物部という比較的過酷な環境に慣れているハムスケは、ぷんぷんと怒りながらもシャーレから抜け出すと、ブルブルっと体を震わせ水を弾き飛ばすと、ぐりぐりと毛づくろいを始めた。

須藤もおそらくびっくりしたのだろう。
ハムスケを助けてくれようと手を出し、手を止め、引っ込めた。
その逡巡が須藤の優しさを醸し出していた。

ユウリは、ぷんぷんと怒っているハムスケをよしよしと撫でると、須藤に「驚かせてごめんなさい」と謝り、ホットコーヒーをお願いした。

他にお客さんはいない。
ユウリは須藤ともう少し話をしてみたいな…と思った]*
(166) 2020/06/24(Wed) 22:55:51

【人】 教育実習生 青柳 慶

−いつかの未来の話−

 [ 教育実習が終わって、
   また新しい年を繰り返して、
   ついに彼は学生ではなくなった。

   新しい春。
   彼は新しい場所にいる。
   薔薇のアーケードにも似た桜並木。

   風が舞うたびに、桜の花びらが空を舞う。
   彼は、次の日から働き出す学校の下見を
   しに来ていた。
   広大な敷地は、歩くだけで運動になる。
   雇われたのは、中学校。
   それでも、併設の高校の方に足を運んでいた ]


  なぁじいちゃん。
  なんで俺とか紗世がこの学校に行くなら
  金出すって母さんたちに言ったんだ?


 [ 彼は、隣に並んで歩いてる祖父に声をかけた。
   そう。彼は、母校に籍を置くことになったのだ。

   彼の祖父は、ふぅ、っと息を吐いて、
   彼の質問に答え始める  ]
(167) 2020/06/24(Wed) 23:05:28

【人】 教育実習生 青柳 慶

「婆さんにはいうなよ?」

  うわ……

「実はな、ここの理事長が…
 このおいぼれの、憧れだったんじゃ」

  ……あ、そういう。
  でもじいちゃんの歳だと外国人珍しくね?

「彼女はな、フランスと日本のハーフだったからなぁ」

  めっちゃいじめられてそ……

「おいぼれと一緒にいてくれたからな、それはなかったぞ」

  はぁぁ?わぁ、もうじいちゃんマジぃ……

 [ つまりは、幼少期から一緒だったわけで。
   幼馴染み同士の話で、恋仲だったかどうかは
   このひょうきんなじじいからは
   察することが出来ない。
   
   それでも、彼の祖父は理事長と一緒に
   なるという運命には出会わず、
   今に至るというもの。
   しかし、不思議なことがもうひとつ ]
(168) 2020/06/24(Wed) 23:06:03

【人】 教育実習生 青柳 慶

  なんで、この学校のこと知ってたんだ?

「鼻が効くからな、お前さんと違って」

  あ、そう……。

 [ つまりはそういうこと。
   知り合いから、話が流れてきた。
   彼の祖父の交友関係の幅広さが、
   功を奏したという話。
   
   彼らは高校の校舎を眺めて、
   次の場所へと向かった  ]

  にしても、驚いた。
  大学建てるとか……

「コマーシャルが出来ておったぞ?」

  残念ながら忙しくて
  ちゃんとテレビ見てなかったんだよ…

「それで、娘さんはその学校に行くんじゃったか?」

  名前覚えてやれよ……

「はっはっはっ!覚えておるよ。
 …今のお前は、明るくて安心できそうだ」
(169) 2020/06/24(Wed) 23:06:56

【人】 ワンコ系絵描き 要

結論から言うと彼女はハムスターを助けようとしなかった。
その事に少し違和感を覚えながらも、もう一度、手を差し出そうとすると、その時には、ハムスターはシャーレから抜け出していた。

なんということだ。
こんな小さな体を持ちながらも、自力で助かるだけの力はある、とそういうこと?

彼女はよしよしとハムスターを撫でる。
自力で帰還した彼を褒めているのだろうか?

こんな小さな命でも、いや、小さかろうと、きっと、関係ない。彼らも僕達と同じように生きて、動いて、怒って、考えている。助け出そうとした己はそんな、彼?彼女?を軽んじていたように、思えて、なんとなく恥ずかしくなった。

いくら恥ずかしくても注文は聞き逃さない。
ホットで、と言った彼女は、僕と同じなのか、と、少し嬉しくなる。聞いてよかった。とも。

カップにフィルターと粉を設置しながら、
なんとなく、彼女から話してほしそうな雰囲気を感じて、言葉を紡ぐ。

「僕、二年の須藤要と言うんですが、貴方は?」*
(170) 2020/06/24(Wed) 23:08:14

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ 新しい校舎を見ながら、彼らは話し続ける。
   そして、特別待っているという訳ではないけれど、
   近くのベンチに腰を下ろして、
   時間をつぶす。
   とはいっても、
   理事長がどんな人なのか、という話が
   9割だったので、彼は話を聞くだけだった。

   少し経って、賑やかな声が聞こえる。
   新大学生たちが、学舎から出てきたのだ ]

   「先生!」

いい加減、それで呼ぶのはやめろって言ってるだろ?
仮にも明日から本当に
先生になるっていうやつなんですけど。

   「あっ……すみません……」

 [ ベンチに腰を下ろしていた彼らに、
   もとい彼に声をかけた1人の女性。
   黒髪に、薄桃色の襟付き七分袖ワンピース。
   大人っぽい見た目とは裏腹に、
   彼女の装いは少女のような軽やかなもの。
   彼女はワンピースを好むようで、
   出かける時も、よく着ている   ]
(171) 2020/06/24(Wed) 23:08:21

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ そして、そんな清楚な彼女を、
   祖父も気に入っているらしく、
   遊びに行けばゆうちゃんゆうちゃんと
   自分の孫のように可愛がっている  ]

「ゆうちゃん、今日も綺麗にしてるなぁ」

    「おじいさん!こんにちはっ!」

「うむうむ。元気でよろしい」

  新しい校舎どうだった?

    「ピカピカで、不思議でした!」

  不思議って何その返事。面白すぎ。

 [ 彼女の返事に笑いが出てしまい、
   彼女は少し慌てて訂正をかける。
   新鮮で、楽しみになった、と。

   彼女たちが最初の学年だから、
   彼女たちが築くことになる大学。
   その大学経営のために、
   流石にCMを打ち出した影響か、
   小中高の受験倍率が更に上がったらしい。
   当たり前ではあるが大学の方も、いい感じらしい。
   教授たちも百戦錬磨の人物たちを
   呼んだようで、話題になっている  ]
(172) 2020/06/24(Wed) 23:10:07

【人】 教育実習生 青柳 慶

  じゃぁ、今日はじいちゃんがどっかで
  俺の就職祝いと、玄森の入学祝いしてくれるっしょ。

「老いぼれから搾取とは…!」

 「おじいちゃまー!」

「この声は、……紗世!」

 [ 何故か、従姉妹の紗世が近くに来ていた。
   祖父に抱きついた彼女は、
   ふと、横を向いて慶の存在に気づく。
   彼女の表情は、
   どうしてるという顔をして、
   首を傾げているので、
   紗世の先生になるかも、と言ってみる。
   すると、彼女の表情は一気に明るくなった ]


 「……!!おにいちゃま、中等部なのね!」

  せーかい。

 「お隣の方、だぁれ?」

  ………………新しい彼女さん。

 「……!?やだやだやだ!おにいちゃま!」
(173) 2020/06/24(Wed) 23:11:07

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ やっぱり嫌々されてしまった。
   唄のときもこんな感じだったが、
   ブラコンは抜けないらしい。
   ありがたいけれど、
   紗世は成長して美人になってきている。
   つまり、男たちが黙ってはいない人間へと
   成長を遂げているということ。
   彼は少し悩んで、玄森を紹介するのは
   また今度にしようかな、と思った  ]

    「はじめまして、玄森優里です」

 「……はじめまして、櫻木紗世…です……」

  紗世?

 「おにいちゃま、ダメよ!
    今は、女の戦いなの!」

  あ、はい……

 [ 天然すぎやしないか、玄森。
   などと脳裏で考えながら、
   2人の様子を眺めておく。

   彼の新しい人生を
   
彼女
は、どう思っているのだろう。
   月命日には、出来る限り手を合わせに行っていた。
   馬鹿だなぁ、なんて思ってくれれば、
   彼も落ち着くというもの   ]
(174) 2020/06/24(Wed) 23:11:48

【人】 教育実習生 青柳 慶


 [ 彼の体を撫でていく新しい風に、
   
   
ありがとう


   の言葉をのせて  ]*
(175) 2020/06/24(Wed) 23:13:58

【人】 生物部部長 クロユリ

>>170
「玄森優里です。わたしも2年生です」

[同級生ということで、須藤が気まずい気持ちならないといいなと思いつつ、そう答えた。

奥の方から、微かにコーヒーのいい香りがしてきた。自分のために煎れてくれているのだと思うと、うれしくなった。]

「須藤さん、訊いてもいいですか?」

[もう聞いているけど、というツッコミを受けるところだが、幸いそこにツッコミ担当はいなかった]

「ハムスター、飼ってみませんか?」*
(176) 2020/06/24(Wed) 23:26:19

【人】 ワンコ系絵描き 要

……あー。そっか。二年生か。
それは彼女に悪いことをしたな、と思いながらも
沸騰したお湯をコーヒーの粉にかける。

ぶわっとコーヒーの香りが辺りに広まった。

そうすると彼女は唐突に
いや、唐突じゃないかもしれないけれど、質問を投げかけてきた。

「ハムスター、飼ってみませんか?」
と。

えっ?えぇ?
うーん。ハムスター。たしかに可愛いけれど。

「ええと?なぜ唐突に?飼ってはみたい、ですけど、うーん。そう、なんというか、ひとつの生命を育てられる、自信、はあんまりないです……ね?」

おしとやかな雰囲気だと思っていた彼女はなかなか、それだけではなかったようで、僕は少し戸惑った。

「えと、とりあえず、ホットのコーヒーです」*
(177) 2020/06/24(Wed) 23:34:09

【人】 生物部部長 クロユリ

[普段は物静かだが、ときどきとっぴな言動をとる、というのが生物部の部員たちのユウリへの人物評だった。

代々生物部の部室で飼われているハムスター、ハムスケはちょうどユウリが入部したときに生まれたこともあり、思い入れも強かった。

そんなハムスケの子どもが生まれたのがつい一か月前。
もちろん生物部で飼っていくつもりでいるが、ユウリは先ほどの須藤の逡巡とやさしさに、こういう人にハムスケの子どもたちを育てほしいな、という気持ちが芽生え、ついついそんな言葉をかけてしまった。
しかし須藤の答えは至極全うで、その答えに却ってユウリは彼の優しさを感じた。

須藤が出してくれたコーヒーの香りに、ユウリははっと我に返る。

「そうですよね、急にごめんなさい」

「えと、とりあえず、ホットのコーヒーです」

ハムスケがふっと近くにいた須藤に近づいていく。
ふんふんとにおいをかぐと、またそこに座り込み、ぐりぐりと毛づくろいを続ける。

そんなハムスケの様子に、2人は思わず顔を見合わせて微笑んでいた。

ユウリはまたいつか、須藤とハムスターの生態の凄さについて、もっと語りあえたら嬉しいな…と思った。*
(178) 2020/06/24(Wed) 23:55:11
 




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